JPH0349522Y2 - - Google Patents

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JPH0349522Y2
JPH0349522Y2 JP1985182582U JP18258285U JPH0349522Y2 JP H0349522 Y2 JPH0349522 Y2 JP H0349522Y2 JP 1985182582 U JP1985182582 U JP 1985182582U JP 18258285 U JP18258285 U JP 18258285U JP H0349522 Y2 JPH0349522 Y2 JP H0349522Y2
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JP
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cuts
sole
outsole
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uneven
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JP1985182582U
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は厨房やメツキ工場等常に床が水や油等
で漏れた職場で用いる靴に於て、靴底の表底をス
ポンジ状の発泡体で形成して接地面に凹凸意匠を
形成すると共に、該表底の中底への貼着面から凹
凸意匠の凹面レベルにかけて多数本の切目加工を
施すことにより、靴の滑り止め効果の寿命を向上
させたものである。
〔従来の技術〕
従来より上記の職場に於ては普通のゴム長靴が
用いられており、滑りを防止するために靴底の裏
に凹凸意匠をつけて、これが床面の凹凸にひつか
かることで滑りを止めるようにしており、凹凸意
匠の形状や高さによつて滑り止め効果の耐久性の
向上を図つている。又平らなゴム底に数ミリ間隔
で切目を入れ、歩行時の靴底の弯曲で切目が開い
て現れ、切目の角が床の凹凸にひつかかつて滑り
にくくした靴がデツキシユーズと云う名称で一部
販売されている。
又靴が滑る原因が、床と靴底の間に液体膜が介
在するからであることに着眼して、液体膜を部分
的に押し破る目的で、靴底を柔らかい発泡体で形
成した靴が厨房用として販売されている。
この靴の靴底は、普通の合成樹脂EVAより極
めて柔らかい発泡体に凹凸意匠をつけた形に形成
されており、従つて底の硬い、床になじみ難い前
記の長靴やデツキシユーズより、水や油の存在す
る床面に対してはたしかに滑りにくい効果があ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記の柔らかいスポンジで形成した厨房用の靴
(商標名“ラブコツクシユーズ”)は、使用してい
る間に、凹凸意匠の凸部が柔らかいため極めて摩
耗しやすく、2〜6ケ月で凸部が無くなり、平ら
にすりへつて普通の長靴のすりへつたものよりも
滑り易くなつてしまう欠点がある。本考案はこの
欠点を補うべく改良したものである。
即ち底が摩耗して平らになつたスポンジ製の靴
の場合、濡れた床で思わぬ滑りを起こすことがあ
る。これは高速道路等で水の被膜がタイヤと道路
面の間に介在することによる滑り、所謂、“ハイ
ドロプレーン現象”で生ずるスリツプと似た作用
によるものと考えられている。
柔らかいスポンジ製の靴底の凸部は床と良くな
じみ、床の液体層を効果的に押しのけるために滑
りにくい。しかし凸部が摩耗で無くなり、靴底が
一様に平らになると、液体層は、この平面と床面
の間で押しのけられ、逃げ場のない液体は瞬間的
に液体膜を形成して滑面を構成し、滑りを生じ
る。ところで、普通のゴム長靴やデツキシユーズ
等は、その耐摩耗性を考えて靴底を硬くしてあ
り、摩耗で平らになつていても、上記のスポンジ
製靴底が摩耗した場合に生ずる瞬間的な滑りが生
じにくいのは、靴底の一部が床面の凸部に強くふ
れおり、全面的に平面と平面の接触とならず、
方々に隙間が存在するため、液体はこの部分に逃
れて液体膜が形成されないためと考えられる。
そこで本考案は発泡体で形成されるスポンジ製
の表底に、常に上記の液体膜が形成しないように
して何時までも滑りが生じないようにしたもので
ある。つまり新しい間は靴底の接地面の凹凸意匠
で滑りを止めることが出来るから、初期はそれで
滑りを防止し、この凹凸意匠が摩耗した後に切目
が現れて、この切目によつて滑りを防止し、切目
のない場合のように滑り易くなるのを防止して、
より長期に使用出来るようにしたものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は中底2の下面に貼着した表底3を、硬
度(日本ゴム協会・膨張ゴム物理試験法・SRIS
0101・Cタイプ)が25〜65の発泡体でつくり、上
記表底3の接地面3′に凹凸意匠4を形成すると
共に、表底3の中底2への貼着面3″から凹凸意
匠4の凹面レベル4′にかけて多数本の切目5を
設けた靴底1を有する靴である。
〔作 用〕
本考案は柔らかいスポンジ状の発泡体からなる
靴底の表底の接地面に、適宜の形状の凹凸意匠を
設け、さらに中底への貼着面側から多数の切目を
設けたため、前述の如く歩行に際して第1段階の
滑り防止のための凹凸意匠が摩耗した時点で切目
が表れ、床面との接触が総ての面で平面に接触す
ることがないようにして、前記の液体膜の形成を
防止して滑らないようにする。
〔実施例〕
本考案を図面について説明する。
第1図は、本考案に係る靴底の部分断面図であ
り、第2図は靴底に凹凸模様が存在している状態
での下面図であり、第3図は凹凸模様が摩耗し、
切目が表れた状態での下面図である。
第1図において、1は靴底で、中底2と、中底
2の下面に一体的に貼着した表底3とで構成す
る。表底3は、硬度(日本ゴム協会・膨張ゴム物
理試験法・SRIS 0101・Cタイプ)が25〜65の発
泡体でつくり、接地面3′に凹凸意匠4を形成す
る。また、表底3の中底2への貼着面3″から接
地面3′の凹凸意匠4の凹面レベル4′にかけて多
数本の切目5を刻設する。切目5は斜線状、破線
状、または、曲線状でもよいが、前記の凹凸意匠
4に関係なく摩耗しやすい部位に滑り防止に効果
ある形に設けるのが望ましい。又スポンジ製靴底
はスポンジ自体が繰り返しかかる荷重によつて起
こるへたり現象を防ぐため、一般に少なくとも5
mm以上の厚さを必要とするが、切目5も靴底の強
度を害しない範囲に於て出来るだけ深く形成する
方がよい。
第2図に示す如く、表底3の接地面3′に凹凸
意匠4が存在している状態では、凹凸意匠4が滑
りを防いでおる。長時間の履用により、凹凸意匠
4が摩耗すると、第3図に示す如く、切目5が表
れる。切目5は、中底2の貼着面3″から接地面
3′の凹凸意匠4の凹面レベル4′にかけて切り込
むから凹凸意匠4の位置に関係なく自由な形で、
しかも滑り防止に効果ある方向に形成することが
可能である。但し、表底3を靴底1の中底2に貼
着する場合は、特に入念に貼着して部分的にもは
がれることのない様にする必要のあることは勿論
である。
〔考案の効果〕
本考案の如き凹凸意匠と切目を形成したスポン
ジ製の表底は、最初は接地面の凹凸意匠で、これ
が摩耗した後は、床上や路面上の押しのけられた
水や油等の流動体が、切目や、切目に副つて出来
る溝や、体重のかかり具合によつて出来る圧力差
から、その切目毎に段差が生じ易く、そのため切
目のないものに比して流体の膜が生じにくい。そ
の理由は各部で生じた流体のその各々が近くの切
目の中に押しのけられるため前記の思わぬ滑りを
生ずる恐れがないからである。その効果を比較す
るため相当長期に亘つて使用した表底の凹凸がな
くなつたスポンジ製の靴の、左足の表底のみに切
目を付けた靴底で濡れた床面を歩いたところ、左
足の方がはつきり歩き易く感じられ、切目の効果
を体で感じ撮ることが出来た。
尚、従来のスポンジ製靴底の靴では、靴底の凹
凸意匠が摩耗してなくなると、前記の床や路面に
流動体の膜を作る可能性ある場所での使用が不可
能になるので、この靴として甲皮の耐久性と同一
にならない欠点があつたものが、切目を設けるこ
とで長期に亘つて滑らない効果が保持され、前記
の欠点がカバーされると共に、何時までも不意に
生ずる滑りによる危険が回避出来て耐久性あるこ
の種の靴の需要に応ぜられ有利である。しかも本
考案の靴に於ては以上の理由に加えて表底の中底
への貼着面から接地面の凹凸模様の凹面レベルに
かけて切り目を切り込むから、凸部の存在に関係
なく切目の位置や深さが上記の如く自由に選択出
来て製作が楽であると共に、上記の理由により滑
らない靴としての寿命が長く保ち得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る靴底の部分断面図であ
り、第2図は靴底に凹凸模様が存在している状態
での下面図であり、第3図は凹凸模様が摩耗し、
切目が表れた状態での下面図である。 1……靴底、2……中底、3……表底、4……
凹凸意匠、5……切目。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中底の下面に貼着した表底を、硬度(日本ゴム
    協会・膨張ゴム物理試験法・SRIS 0101・Cタイ
    プ)が25〜65の発泡体でつくり、上記表底の接地
    面に凹凸意匠を形成すると共に、表底の中底への
    貼着面から凹凸意匠の凹面レベルにかけて多数本
    の切目を設けた靴底を有する靴。
JP1985182582U 1985-11-27 1985-11-27 Expired JPH0349522Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985182582U JPH0349522Y2 (ja) 1985-11-27 1985-11-27

Applications Claiming Priority (1)

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JP1985182582U JPH0349522Y2 (ja) 1985-11-27 1985-11-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6290503U JPS6290503U (ja) 1987-06-10
JPH0349522Y2 true JPH0349522Y2 (ja) 1991-10-23

Family

ID=31128515

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JP1985182582U Expired JPH0349522Y2 (ja) 1985-11-27 1985-11-27

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS477090U (ja) * 1971-02-19 1972-09-26
JPS5225313U (ja) * 1975-08-13 1977-02-22

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS581207Y2 (ja) * 1980-04-19 1983-01-10 株式会社アサヒコーポレーション 滑り止め靴底

Patent Citations (2)

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JPS477090U (ja) * 1971-02-19 1972-09-26
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JPS6290503U (ja) 1987-06-10

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