JPH0349471A - 画像情報読取再生方法 - Google Patents

画像情報読取再生方法

Info

Publication number
JPH0349471A
JPH0349471A JP1185706A JP18570689A JPH0349471A JP H0349471 A JPH0349471 A JP H0349471A JP 1185706 A JP1185706 A JP 1185706A JP 18570689 A JP18570689 A JP 18570689A JP H0349471 A JPH0349471 A JP H0349471A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scanning
image information
stimulable phosphor
image
shading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1185706A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiko Goto
康彦 後藤
Kazuo Horikawa
堀川 一夫
Hiromi Ishikawa
弘美 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP1185706A priority Critical patent/JPH0349471A/ja
Publication of JPH0349471A publication Critical patent/JPH0349471A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、記録媒体から読み取った画像情報を感光材料
に再生記録する画像情報読取再生方法に関し、特に詳細
には、回転多面鏡を含む1つの光走査系を、記録媒体に
対する読取用光ビームの走査、および感光材料に対する
記録用光ビームの走査のために兼用するようにした画像
情報読取再生方法に関するものである。
(従来の技術) 従来より例えば特開昭64−533号公報に示されるよ
うに、 光ビームを光走査系により、画像情報が記録されている
記録媒体上において2次元的に走査させ、この光ビーム
の走査を受けた記録媒体の部分から生じる、上記画像情
報を担持する光を光電読取手段により読み取って画像信
号を得るとともに、この画像信号に基づいて変調された
光ビームを上記光走査系により感光材料上において2次
元的に走査させて、この感光材料に上記画像情報を再生
記録するようにした画像情報読取再生方法が公知となっ
ている。
上述のように読取用光ビームの走査と記録用光ビームの
走査に共通の光走査系を利用する画像情報読取再生方法
において、この光走査系は多くの場合、光ビームを主走
査する機械式光偏向器と、記録媒体あるいは感光材料を
光ビームの主走査方向に対して略直角な方向に搬送する
副走査手段とから構成される。そして上述の機械式光偏
向器としては、回転多面鏡(ポリゴンミラー)が用いら
れることが多い。この回転多面鏡を用いた場合には、例
えばガルバノメータミラーを用いた場合に比べて、偏向
速度を上げて読取りを高速で行なうことができるという
利点がある。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、回転多面鏡を用いた場合には、回転多面
鏡の各反射面毎に反射率がバラついて走査光ビームの強
度ムラが生じたり、回転軸に対する傾きや距離が異なっ
たり、あるいは回転多面鏡の周期的な回転速度ムラによ
り反射面毎に偏向速度が異なってしまうことがある。こ
のようにして光ビームの強度ムラや走査速度ムラが存在
すると、画像情報読取り時に光電読取手段から得られる
画像信号が変動することがある。このような各種ムラに
より光検出効率の部分的な低下(シエーディング)が生
じると、当然ながら、記録媒体に記録された画像情報を
正しく検出することが不可能となる。一方画像情報の再
生記録時には、上記光ビームの強度ムラや走査速度ムラ
により、再生画像において濃度ムラが生じ、再生画像の
画質が損なわれる。
そこで本発明は、上記画像情報読取り時の問題、および
再生記録時の問題をともに解決することができる画像情
報読取再生方法を提供することを目的とするものである
(課題を解決するための手段) 本発明の画像情報読取再生方法は、回転多面鏡を含む光
走査系を用いて前述のようにして画像情報の読取りと、
この読み取った画像情報の再生記録を行なう画像情報読
取再生方法において、画像情報が記録されている記録媒
体上を走査する光ビームの強度ムラ、走査速度ムラ等に
よるシェーディングの特性を回転多面鏡の反射面毎に記
憶手段に記憶させ、 上記シェーディングによる画像信号の変動を、上記記憶
手段に記憶された内容に基づいて各反射面毎に補正する
とともに、 変調された光ビームを感光材料上に走査させる際に、画
像情報読取り時に光電読取手段により得られた1走査ラ
イン毎の画像信号に基づいて、それぞれ複数ラインの走
査を行なうことを特徴とするものである。
(作  用) 上記のようにシェーディング特性を反射面毎に記憶して
おけば、記憶されたシエーディング特性は各反射面の反
射率、面位置、偏向速度等の状態が反映されたものにな
る。したがって、上記のように記憶されたシェーディン
グ特性に基づいて各反射面毎に固有の補正を行なえば、
反射面の状態のバラつきにかかわらず、シエーディング
を良好に補正することができる。なお、シェーディング
補正自体の具体的な方法については、最終的に得られる
画像信号を良好に補正することのできるものであれば、
公知の任意の方法を用いることができる。
一方画像情報の再生記録時に、画像情報読取りで得た1
走査ライン毎の画像信号に基づいて複数ラインの走査を
行なえば、l走査ライン毎の画像信号に基づいて1ライ
ンの走査を行なう場合と比べて、この走査ラインと直交
する方向(副走査方向)の走査密度を上げることができ
る。こうして走査密度を上げれば、再生画像における濃
度ムラが視認され難くなる。以下、この点について説明
する。m4図は、濃度が濃度差ΔDの範囲で正弦波状に
変化するパターンを人間が観察した場合に視認され得る
濃度差ΔDを、空間周波数毎に測定した結果の一例を示
している。図中の曲線aよりも上の領域は濃度差ΔDが
視認できる領域、曲線bよりも下の領域は濃度差ΔDが
視認できない領域を示し、曲線aとbの間の領域は個人
差や測定装置に応じて視認可能あるいは視認不可能とな
る領域である。図示されるように、空間周波数が約0.
5本/■以上の領域(一般的な画像記録の場合、走査ラ
インのピッチは勿論この領域にある)においては、空間
周波数が高くなるほど視認できる濃度差ΔDの最小値が
大きくなる。つまり空間周波数が高いほど、より大きな
濃度差ΔDでなければ視認できないことになる。したが
って画像上の濃度ムラは、前述の複数回走査により走査
ラインピッチを小さくすれば(走査密度を上げれば)、
より目立ち難くなる。
(実 施 例) 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を詳細に説明
する。
第1図は本発明の方法により蓄積性蛍光体シートから放
射線画像情報を読み取り、この情報に基づいて放射線画
像を再生記録する装置の一例を示すものである。図示さ
れるようにこの装置は、蓄積性蛍光体シ一ト1を収納可
能な複数のカセッテ2を着脱自在に保持する蓄積性蛍光
体シート供給部IO、複数の蓄積性蛍光体シートを収納
可能な蓄積性蛍光体シート用マガジン3を着脱自在に保
持するマガジン保持部40、複数の感光性記録シ一ト4
を収納可能な記録シートマガジン5を着脱自在に保持す
る記録シート供給部60、前記蓄積性蛍光体シ一ト1に
蓄積記録された放射線画像情報を読み取るとともに、読
み取られた画像情報を前記記録シ一ト4に記録する光走
査部2G,この光走査部20において読取りが終了した
蓄積性蛍光体シ一ト1に残存する画像情報を消去する消
去部30、光走査部20において記録が終了した記録シ
一ト4を現像する自動現像機70、複数の蓄積性蛍光体
シートを収納可能なトレー6を着脱自在に保持するトレ
ー保持部80を備えている。また装置内にはカセッテ保
持部lOから取り出された蓄積性蛍光体シ一ト1を光走
査部20、消去部30にこの順に搬送した後、再びカセ
ッテ保持部lO内に搬入する第1の蓄積性蛍光体シート
搬送手段、マガジン保持部40から取り出された蓄積性
蛍光体シ一ト1を光走査部20、消去部30、およびト
レー保持部80にこの順に搬送する第2の蓄積性蛍光体
シート搬送手段、および記録シート供給部BOから取り
出された記録シ一ト4を光走査部20および自動現像機
70にこの順に搬送する記録シート搬送手段が設けられ
ている。なお、これら3つの搬送手段はその多くの部分
が互いに共通となっており、ここでは便宜上これらの搬
送手段を総称して「シート搬送手段50」と称する。
図示しない外部の撮影装置において、内部に収納した蓄
積性蛍光体シ一ト1に対して撮影の行なわれたカセッテ
2は、前記カセッテ保持部lOに装填される。このカセ
ッテ2は蓄積性蛍光体シ一ト1に放射線を照射して画像
情報の記録(撮影)を行なう際に蓄積性蛍光体シ一ト1
が外光により感光するのを防ぐために遮光性を有するも
のとされており、蓄積性蛍光体シ一ト1を収納するカセ
ッテ本体2aと開閉可能な蓋部2bからなる。この蓋部
2bは、カセッテ2がカセッテ保持部IO内に装填され
る際には閉じられているが、カセッテ保持部lO内にお
いて、内部の蓄積性蛍光体シート1が取り出される際に
は、エアサクションカップ等の開蓋手段1lが図示のよ
うに蓋部2bを開く。蓋部2bが開かれると、ユアサク
ションカップ等の蓄積性蛍光体シート取出し手段l2が
カセッテ2内に進入して蓄積性蛍光体シ一ト1を吸着し
、近傍の前記シート搬送手段50に送り込む。なお、蓄
積性蛍光体シ一ト1はカセッテ2内において、蓄積性蛍
光体層の形成された表側の面が下になるように保持され
ている。
上記のようにカセッテ2から取り出された蓄積性蛍光体
シ一ト1は、シート搬送手段50により矢印A!方向に
送られる。なお、シート搬送手段50中には図中実線で
示す位置と破線で示す位置をとりうる振分板5lが設け
られているが、この振分板5lはカセッテ2から蓄積性
蛍光体シ一ト1が取り出される際には図中実線で示す位
置にあって、蓄積性蛍光体シ一ト1が光走査部20の方
向に搬送されるのを許す。蓄積性蛍光体シ一ト1は、さ
らに矢印A,,A3方向に搬送されて前記光走査部20
内に搬入される。
光走査部20は、蓄積性蛍光体シ一ト1をレーザビーム
21で走査し、それにより該シ一ト1から発せられる輝
尽発光光を長尺フオトマルチプライヤ−22b等からな
る光電読取手段22で光電的に読み取って、可視像出力
用の電気的な画像信号を得る。
図中23はHe−Neレーザ等のレーザ光源、23A,
23Bはミラー、24は光偏向器としての回転多面鏡、
25は蓄積性蛍光体シ一ト1から発せられた輝尽発光光
を、光電読取手段の光ガイド22aに向けて反射させる
反射ミラーである。光ガイド22aは、輝尽発光光を全
反射させながらフォトマルチプライヤ−22bの受光面
に導く。この長尺フオトマルチプライヤ−22bは、シ
一ト1上のレーザビーム2lの主走査ラインに沿って延
びる細長い受光面を有するものである。このような長尺
フオトマルチプライヤ−22bについては、例えば特開
昭82−18688号公報に詳しい記載がなされている
。なお図中28はAOM等の光変調器であるが、レーザ
ビーム21が蓄積性蛍光体シ一ト1上を走査する際には
作動を停止する。
光走査部20に搬入された蓄積性蛍光体シ一ト1は蓄積
性蛍光体シート搬送手段50により矢印A4方向に搬送
され、それとともにこの搬送方向と略直角な方向に偏向
されたレーザビーム21によって走査(主走査)される
。それにより蓄積性蛍光体シ一ト1の全面がレーザビー
ム2lにより2次元的に走査され、走査箇所からは蓄積
記録情報に対応した輝尽発光光が発散する。この輝尽発
光光は、前記光ガイド22aを介して長尺フォトマルチ
ブライヤ−22bにより検出される。フォトマルチプラ
イヤ−22bにおいて輝尽発光光は電気信号に変換され
、得られた電気信号(読取画像信号)は画像情報処理部
27に送られて増幅処理および補正処理(これについて
は後に詳述する)を受ける。
上記のように光走査部20内において画像情報の読取り
の終了した蓄積性蛍光体シ一ト1は、シート搬送手段5
0により消去部30に向けて矢印A6+A丁方向に搬送
される。なお、光走査部20と消去部3Gとの間には振
分板52が設けられているが、蓄積性蛍光体シ一ト1が
搬送される際にはこの振分板52は図中実線で示す位置
にあって、蓄積性蛍光体シ一ト1を消去部30へ案内す
る。
消去部30は、上記読取り終了後の蓄積性蛍光体シ一ト
1に残存している放射線画像情報を消去する(蓄積性蛍
光体に残存している放射線エネルギーを放出させる)た
めのものである。すなわち、蓄積性蛍光体シ一ト1に蓄
積記録された放射線画像情報は、読取り後もその一部が
残存しており、該シ一ト1を再使用するためにこの残存
画像情報の消去が消去部30において行なわれる。本実
施例における消去部30には、蛍光灯,タングステンラ
ンプ,ナトリウムランプ.クセノンランプ,ヨウ素ラン
プ等の消去用光源3lが設けられ、蓄積性蛍光体シ一ト
1は矢印A8方向に搬送されつつこれらの消去用光源3
lによる光照射を受ける。それにより、蓄積性蛍光体シ
一ト1上の残存放射線エネルギーが放出される。なおこ
の消去部30における消去方法は公知のいかなるもので
あってもよく、加熱により、あるいは光照射と加熱を併
用して消去を行なうこともできる。
?去部30において消去処理がなされた蓄積性蛍光体シ
一ト1は、予め図中実線で示す位置に配されている振分
板53. 54に案内されて矢印A,,A一方向に搬送
された後、スイッチバックにより矢印A1,方向に逆送
される。上記振分板54は蓄積性蛍光体シ一ト1のスイ
ッチバックに先立ち、図中破線で示す位置に移動してお
り、蓄積性蛍光体シ一ト1はこの振分板54に案内され
てシート搬送手段50により矢印A1■〜A H 4方
向に搬送されてカセッテ保持部lOに送られる。この蓄
積性蛍光体シ一ト1がカセッテ保持部IOに搬入される
のに先立って前記振分板5lは図中破線で示す位置に移
動し、蓄積性蛍光体シ一ト1はこの振分板5!に案内さ
れて矢印A 1g方向に搬送され、カセッテ保持部10
内の空のカセッテ2に搬入される。このようにカセッテ
2内に収納された蓄積性蛍光体シ一ト1は、カセッテに
収納されたまま装置から取り出されて外部の撮影装置に
運ばれ、新たな撮影に供せられうる。
一方、カセッテ2から取り出された蓄積性蛍光体シ一ト
1が光走査部20から搬出されると、前記記録シート供
給部80内のマガジン5から吸着手段6lにより記録シ
一ト4が1枚取り出され、近傍のシート搬送手段50に
送り込まれる。シート搬送手段50は記録シ一ト4を受
け取って矢印B1,B2,B3方向に搬送し、光走査部
20に送る。記録シ一ト4は光走査部20内を矢印B,
方向に搬送され、その際該シ一ト4に、先に蓄積性蛍光
体シ一ト1から読み取られた画像情報の記録が行なわれ
る。
すなわち光走査部20において記録シ一ト4が搬送され
る際には、前述した画像情報処理回路27が出力する画
像信号(これらは前述の読取処理で得た読取画像信号に
対応している)に応じて光変調器2Bが駆動されるとと
もに、フォトマルチブライヤー22bの作動が停止され
る。記録シ一ト4は、光変調器2Bにより変調された後
回転多面鏡24によって偏向された記録光であるレーザ
ビーム2lの走査を受け、それにより記録シ一ト4に、
前記蓄積性蛍光体シ一ト1に記録されていた画像情報が
写真潜像として再生記録される。
光走査部20において画像情報が再生記録された記録シ
一ト4は、シート搬送手段50により矢印B5+BS方
向に搬送されて自動現像機70に送られる。なおその際
、振分板S2は図中破線で示す位置に移動して、記録シ
一ト4を自動現像機70へと案内する。本装置は図示の
ようにカセッテ保持部10、マガジン保持部40、記録
シート供給部BO、光走査部20、消去部30およびシ
ート搬送手段50が同一筐体7内に収納されているとと
もに、自動現像機70はこの筐体の側方に一体的に接続
されている。この自動現像機70において、記録シ一ト
4は、現像ゾーン71,定着ゾーン72、水洗ゾーン7
3,乾燥ゾーン74に順に送られて現像処理が施され、
トレー75に収納される。
なお、本装置は前述のようにマガジン保持部40を備え
、マガジン3内に収納された蓄積性蛍光体シ一ト1に対
する読取処理も実行可能となっている。すなわち、マガ
ジン保持部40にはエアサクションカップ等のシート取
出し手段4lが設けられ、この取出し手段41により1
枚ずつマガジン3内から取り出された蓄積性蛍光体シ一
ト1は近傍のシート搬送手段50に送り込まれ、この蓄
積性蛍光体シ一ト1は矢印C1方向に搬送された後、前
述したカセッテ2から取り出された蓄積性蛍光体シート
と同様に矢印C2〜Cv方向に搬送されて読取部20,
および消去部30に送られ、読取り,消去が行なわれる
。蓄積性蛍光体シ一ト1はさらに矢印Ca,C,方向に
搬送された後矢印C鱒方向にスイッチバックされ、図中
破線で示す位置に移動した前記振分板53により案内さ
れて、トレー保持部80内のトレー6内に搬入される。
次に、本発明方法の特徴部分について説明する。
まず、蓄積性蛍光体シ一ト1からの放射線画像情報読取
り時のシエーディング補正について、第2図を参照して
説明する。
放射線画像情報読取りの際、長尺フォトマルチプライヤ
−22bの出力はログアンプ107において対数増幅さ
れた上で、読取画像信号Sとしてアナログ演算部10B
に送られる。読取画像信号Sはこのアナログ演算部10
gにおいて後述する補正処理を受け、次にA/D変換器
109でデジタル化される。デジタル化された読取画像
信号Sdは、一たんフレームメモリ110に記憶される
上記画像情報読取再生装置においては、レーザビーム2
lの強度ムラ、走査速度ムラおよび長尺フォトマルチブ
ライヤ−22bの主走査方向(X方向)の感度ムラ等に
起因するシエーディングが生じることがある。このよう
な各種ムラによるシェーディングが生じると、フォトマ
ルチブライヤ−22bの出力は、同じ蓄積エネルギー量
の画像部分に対してもビーム走査位置に応じて変わって
しまい、正確な画像情報の読取りが不可能となる。また
、光偏向器として回転多面鏡24が用いられているので
、その反射面毎に、反射率、回転軸に対する角度(いわ
ゆる面倒れ)、回転軸からの距離、あるいは回転速度に
対応する偏向速度にバラつきが生じるため、シエーディ
ングの状態はレーザビーム2lを偏向する反射面によっ
ても異なるようになる。
前述したような放射線画像情報の読取りを行なう前に、
蓄積性蛍光体シ一ト1には一様強度のX線等の放射線が
照射される。こうしていわゆるベタ露光がなされた蓄積
性蛍光体シ一ト1は、前記と同様に画像読取りにかけら
れる。この際レーザビーム21によって走査された蓄積
性蛍光体シ一ト1からは、一様強度の輝尽発光光が発散
され、この輝尽発光光が光ガイド22aを介してフォト
マルチブライヤ−22bによって検出される。このとき
のフォトマルチブライヤ−22bの出力は、通常の読取
り時と同様にしてログアンプ107によって増幅され、
参照出力信号Soとしてアナログ演算部108を通して
A/D変換器109においてデジタル化される。デジタ
ル化された参照出力信号Sdoは補正値演算回路112
に入力される。この補正値演算回路112おいて、上記
参照出力信号SdOの差(これは前記シェーディングに
よって生じるものであり、シエーディング特性を示して
いる)が、同一反射面により形成された走査ラインにお
ける各画素単位で求められる。
すなわち、第3図に示すように蓄積性蛍光体シ一ト1に
は、主走査方向Xに沿ってX1 + x2TX3+ ・
・・・・・XJのJ列の画素が並んでおり、また前述し
た回転多面鏡24は6つの反身・1面24aを有してい
るので、副走査方向Yに沿って形成されるm個の画素は
、偏向を行なった反射面に応じてその列が6n+1,6
n+2.6n+3.6n+4.6n+5,6n+6 (
nは0および正の整数)である6つのグループに分けら
れる。補正値演算回路112は、例えばまず第1のグル
ープ6n+1について、そのX方向の各列X1 * X
2 + x,l ・・・・・・XJの参照出力信号Sd
.の平均値を求め、これらの平均値をそれぞれ代表信号
値R1 r R2 *R3+・・・・・・RJとする。
そして演算回路112はX方向の1〜J列の各グループ
すべての代表信号値Rl ,”l − R3 r ””
”RJの平均値R.と、各代表信号値Rl,R2,R3
,・・・・・・R,の差である補正値Ul * u2+
 U3 − ・・・・・・U,を求め、これらの値をメ
モリ113に記憶させる。同様にして他のグループ6n
+2〜6n+6についてもX方向の各列1〜Jに対応し
た補正値が求められ、それぞれメモリ113に記憶され
る。したがってメモリ113には、6種類の主走査方向
についての補正値が記憶されることになる。
蓄積性蛍光体シ一ト1に蓄積記録された放射線画像情報
を読み取る際には、メモリ113から6種類の補正値U
1,U2,U3,・・・・・・U,が順番に読み出され
、蓄積性蛍光体シ一ト1から読み取られた画像信号の補
正が行なわれる。すなわち、レーザビーム2lの主走査
開始位置の光路上には、走査開始検出器115が設けら
れており、画像情報の読取りが開始されると該走査開始
検出器115は、レーザビーム2lを検出する毎にクロ
ック発生器11Bに信号を送り、該信号によりクロック
発生器11Bからはパルス信号が上記メモリ113に向
けて出力される。回転多面鏡24は走査開始時にレーザ
ビーム21を反射する反射面24aが予め決められてお
り、メモリttaからはパルス信号が入力されるのと同
時に上記反射面24a毎に補正値tr, l U2 *
U3,・・・・・・UJが出力される。このとき、メモ
リ113にはレーザビーム2lの主走査と同期した同期
信号Tが入力され、主走査方向の第n列の画素が読み取
られるときに、その第n列に関する補正値Unが出力さ
れるようになっている。これらの補正値はD/A変換器
114においてアナログ化された後、読取画像信号Sと
ともに、補正信号Scとしてアナログ演算部108に送
られる。上記読取画像信号Sはシエーディングの影響を
受けたものとなっているが、この画像信号Sに補正信号
Scが加えられることにより、シエーディングによる画
像信号Sの変動を補正して画像情報を正確に読み取るこ
とができる。そして、レーザビーム21を偏向する偏向
面24aが変わる毎に、メモリl13からは偏向面に対
応した補正値が順次出力される。
なお上述した実施例においては、補正値を求めるために
フォトマルチブライヤ−22bに受光させる参照光とし
て、X線等の放射線によりべ夕露光した蓄積性蛍光体シ
一ト1から発せられた輝尽発光光を利用しているが、補
正値を求めるための参照先はこれに限られるものではな
い。例えば蓄積性蛍光体シ一ト1と同サイズに形成した
、可視光エネルギーを蓄積可能な蓄積性蛍光体シートに
可視光を一様に照射し、次いでこの蓄積性蛍光体シート
にレーザビーム2tを照射し、そのとき該蓄積性蛍光体
シートから発せられる輝尽発光光を参照光として利用す
ることもできる。この場合には、前記消去用光源3lを
可視光一様照射のために利用することができる。
また上記のような参照光を用いなくても、メモリ113
に記憶させておく補正値を求めることが可能である。す
なわち、回転多面鏡24の各反射面24aの上述した各
種ムラ特性や、フォトマルチプライヤ−22bの感度ム
ラ特性等がそれぞれ予め求められているような場合には
、各特性に応じて上記補正値を決定することができる。
しかし上記実施例におけるように補正値演算回路112
を設けておけば、画像情報読取装置が実動されるように
なってから適宜補正値を求めることが可能であるから、
前記シェーディング特性の経時変化にも対応できて好ま
しい。
さらに上述した補正値によるシエーディング補正は、最
終的に読取画像信号Sをシエーディングの影響のないも
のにすることができれば、具体的にはどのようにして行
なっ゛Cもよく、上記実施例におけるように画像信号S
を直接変化さ゛せる代りに、シェーディングの状態に応
じてフォトマルチブライヤ−22bの感度を変化させた
り、レーザビーム21のパワーを変化させたりしてもよ
い。
次に、放射線画像再生記録の際に走査密度を上げる処理
について、同じく第2図を参照して説明する。この画像
記録に際して制御部200は、フレームメモリ110に
記憶されている画像信号Sdを読み出して、この画像信
号Sdに対応した変調制御信号Smを変調回路201に
送る。前記光変調器2Bはこの変調回路201により上
記信号Smに基づいて(つまり画像信号Sdに基づいて
)駆動される。また制御部200は、主走査制御信号S
vを偏向器駆動回路202に送って回転多面鏡24の駆
動を制御するが、画像記録時には画像読取り時に比べて
回転多面鏡24の回転速度を2倍に高める。それととも
に制御部200は、画像読取り時の1主走査ライン分の
画像信号Sdに対応する同一の変調制御信号Smを、相
前後する2つの主走査期間中にそれぞれ出力する。それ
により、回転多面鏡24の1つの反射面24aで反射偏
向されるレーザビーム2lと、その次の反射面24aで
反射偏向されるレーザビーム2lは、各主走査期間中に
おいて互いに同じように変調されることになる。したが
って記録シ一ト4には、互いに同じ画像情報からなる主
走査ラインが相隣接して2本ずつ記録されるようになる
第5図は上記のようにして記録シ一ト4に記録されるラ
インと、蓄積性蛍光体シ一ト1上の主走査ラインとの関
係を示している。先に述べた通り、回転多面11!24
の回転速度は画像読取り時と記録時とで1:2に設定さ
れているから、蓄積性蛍光体シ一ト1上における主走査
ラインのピッチPrに比べて記録シ一ト4上の主走査ラ
インのピッチPWは1/2となり、そして蓄積性蛍光体
シ一ト1上の第k番目の主走査ラインL (k)の画像
情報が、記録シ一ト4上の第2k番目の主走査ラインj
! (2k)および第(2k−1)番目の主走査ライン
J (2k−1)に同じように再生される。このように
して、画像再生に際して副走査方向の走査密度が高めら
れると、前述した通りの理由により、記録シ一ト4上に
おける濃度ムラが視認され難くなる。したがって、回転
多面l!24の各反射面24a間に反射率バラつき等が
存在しても、それによる再生画像の画質劣化を小さく抑
えることが可能となる。
以上説明した実施例においては、記録シ一ト4上の第2
k番目の主走査ライン1 (2k)と、第(2k−1)
番目の主走査ラインf (2k−1)とにおいて互いに
同じ画像情報を記録するようにしているが、一方の主走
査ラインについては補間データに基づいて画像記録を行
なうようにしてもよい。つまり第5図の例に即して説明
すれば、記録シ一ト4上の第(2k−1)番目の主走査
ラインJ (2k−1)については、蓄積性蛍光体シ一
ト1上の第k番目の主走査ラインL (k)についての
画像信号Sdに基づいて画像記録を行なう一方、記録シ
一ト4上の第2k番目の主走査ラインJ? (2k)に
ついては、上記主走査ラインL (k)についての画像
信号Sdとそれに隣接する主走査ラインL(k+1)に
ついての画像信号Sdとを、主走査方向の同じ画素位置
毎に平均して得た画像信号に基づいて画像記録を行なえ
ばよい。このようにする場合でも、画像記録時のライン
1 (2k)の走査は、言わば半分だけではあるが、主
走査ラインL (k)についての画像信号Sdに基づい
てなされるのであるから、この方法も本発明の方法に含
まれるものとする。
また上記実施例においては、画像記録時の走査密度を画
像読取り時の2倍にしているが、この走査密度倍率はそ
の他3倍、4倍等としても構わない。さらに上記実施例
においては、画像記録時の回転多面鏡24の回転速度を
画像読取り時のそれの2倍としているが、この回転多面
鏡24の回転速度は画像読取り時と記録時とで共通とし
ておき、画像記録時の副走査速度(記録シ一ト4の搬送
速度)を画像記録時の副走査速度(蓄積性蛍光体シ一ト
1の搬送速度)の1/2としても、同じ効果が得られる
。しかし、画像記録処理速度を考慮すれば、回転多面鏡
24の回転速度を上げる方がより好ましい。
さらに上記実施例においては、画像記録のためにレーザ
ビーム2lを光変調器2Bによって変調しているが、例
えば光源として半導体レーザ等が用いられる場合は、こ
の光源を直接変調してもよいことは勿論である。
また、光電読取手段としては、上述した長尺フォトマル
チブライヤ−22bの他、従来より公知の大型の光ガイ
ドと小型のフォトマルチプライヤーを組み合わせてなる
もの(特開昭55−87970号等参照)や、ラインセ
ンサ等を用いることもできる。
さらに本発明の方法は、以上述べた蓄積性蛍光体シ一ト
1から発せられる輝尽発光光を読み取る装置のみならず
、記録媒体の光ビーム走査箇所から画像情報を担って生
じる反射光、透過光等を読み取るその他の画像情報読取
装置においても利用されうるちのである。
(発明の効果) 以上詳細に説明した通り本発明の画像情報読取再生方法
は、画像情報読取りに際してはシエーディングによる読
取画像信号の変動を回転多面鏡の反射面毎に補正するよ
うにし、さらに画像情報記録に際しては見かけ上の走査
密度を高めて、再生画像における濃度ムラが目立たない
ようにしたから、本方法によれば極めて高画質の画像を
再生可能となる。また本発明の方法によれば、上述のよ
うに再生画像の濃度ムラが目立ち難くなるので、回転多
面鏡の反射面毎の反射率バラつきや面倒れ等についての
許容条件を緩和することができ、よって比較的安価の回
転多面鏡を利用可能となって装置のコストダウンも達成
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施する画像情報読取再生装置
の一例を示す概略図、 第2図は第1図の装置の要部を示す概略図、第3図は本
発明方法におけるシエーディング補正を説明する説明図
、 第4図は本発明に係る画像濃度差の視認特性を示すグラ
フ、 第5図は本発明方法における画像記録時の光ビーム走査
を説明する説明図である。 1・・・蓄積性蛍光体シ一ト 4・・・感光性記録シ一
ト20・・・光走査部      2l・・・レーザビ
ーム22・・・光電読取手段    22a・・・光ガ
イド22b・・・長尺フォトマルチプライヤー23・・
・レーザ光源     24・・・回転多面鏡2B・・
・光変調器      27・・・画像情報処理部10
7・・・ログアンプ    108・・・アナログ演算
部109・・・A/D変換器   110・・・フレー
ムメモリ112・・・補正値演算回路  113・・・
メモリ114・・・D/A変換器   115・・・走
査開始検出器116・・・クロック発生器  200・
・・制御部201・・・変調回路     202・・
・偏向器駆動回路S・・・読取画像信号    So・
・・参照出力信号Sc・・・補正信号     Sv・
・・主走査制御信号Sm・・・変調制御信号 第 4 図 0.1 0.2 0.5 1,o 2.0 50 『0 宣間/il液数 c木/mm) 第 5 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  回転多面鏡を含む光走査系により光ビームを、画像情
    報が記録されている記録媒体上において2次元的に走査
    させ、 この光ビームの走査を受けた記録媒体の部分から生じる
    、前記画像情報を担持する光を光電読取手段により読み
    取って画像信号を得るとともに、この画像信号に基づい
    て変調された光ビームを前記光走査系により感光材料上
    において2次元的に走査させて、この感光材料に前記画
    像情報を再生記録する画像情報読取再生方法において、
    前記記録媒体上を走査する光ビームの強度ムラ、走査速
    度ムラ等によるシェーディングの特性を前記回転多面鏡
    の反射面毎に記憶手段に記憶させ、前記シェーディング
    による前記画像信号の変動を、前記記憶手段に記憶され
    た内容に基づいて各反射面毎に補正するとともに、 前記変調された光ビームを感光材料上に走査させる際に
    、前記光電読取手段により得られた1走査ライン毎の画
    像信号に基づいて、それぞれ複数ラインの走査を行なう
    ことを特徴とする画像情報読取再生方法。
JP1185706A 1989-07-18 1989-07-18 画像情報読取再生方法 Pending JPH0349471A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1185706A JPH0349471A (ja) 1989-07-18 1989-07-18 画像情報読取再生方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1185706A JPH0349471A (ja) 1989-07-18 1989-07-18 画像情報読取再生方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0349471A true JPH0349471A (ja) 1991-03-04

Family

ID=16175440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1185706A Pending JPH0349471A (ja) 1989-07-18 1989-07-18 画像情報読取再生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0349471A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5337076A (en) * 1991-04-19 1994-08-09 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method and apparatus for reproducing images including a multiple scanning operation

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5337076A (en) * 1991-04-19 1994-08-09 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method and apparatus for reproducing images including a multiple scanning operation

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1298415C (en) Radiation image read-out and reproducing apparatus
US4734783A (en) Shading elimination device for image read-out apparatus
US4985629A (en) Shading elmination method for an image read-out apparatus
US5488489A (en) Image read-out and reproducing apparatus
JPH01240070A (ja) 画像読取記録装置
JPH0522225B2 (ja)
JP2987647B2 (ja) 画像情報記録方法
JPH0349471A (ja) 画像情報読取再生方法
JPS61189763A (ja) 放射線画像情報読取方法
JPH03155267A (ja) 画像読取装置の感度ムラ補正方法
JPH03198039A (ja) 画像読取装置
US4897546A (en) Radiation image recording, read-out and reproducing apparatus
JPH03227168A (ja) ジッタ補正方法
JPH02237267A (ja) 画像記録装置における濃度ムラ補正方法
JPH08116435A (ja) 放射線画像読取りにおけるシェーディング補正方法
JPS63131134A (ja) 放射線画像情報記録読取装置
US4939366A (en) Radiation image recording and read-out apparatus, and radiation image recording, read-out and reproducing apparatus
JP3738851B2 (ja) 放射線画像読取りにおけるシェーディング補正方法
JP2002162701A (ja) 画像処理装置
EP0333977A2 (en) Radiation image recording and read-out apparatus
JPS63173461A (ja) 光走査記録における濃度補正方法
JPH03132155A (ja) 光ビーム走査装置の画像幅調整方法
JP2542195B2 (ja) 放射線画像情報記録再生システム
JPH09166556A (ja) X線画像記録再生装置のデータ補正方法及び装置
JPH08116437A (ja) 放射線画像読取りにおけるシェーディング補正方法