JPH0349466Y2 - - Google Patents

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JPH0349466Y2
JPH0349466Y2 JP1982159995U JP15999582U JPH0349466Y2 JP H0349466 Y2 JPH0349466 Y2 JP H0349466Y2 JP 1982159995 U JP1982159995 U JP 1982159995U JP 15999582 U JP15999582 U JP 15999582U JP H0349466 Y2 JPH0349466 Y2 JP H0349466Y2
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vibrator
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (a) 考案の技術分野 本考案は、各種電子機器に広く使用されている
水晶発振器の改良に関するものである。
(b) 従来技術と問題点 第1図は、従来のこの種水晶発振器の構成のカ
バーの一部を取り除いた斜視図、第2図は第1図
で使用される側面視凸形をなす支持台の斜視図を
示し、図において、1は金属製のパツケージ基
板、2はセラミツク基板、3は板状の水晶振動
子、4は水晶振動子3の両面(図は片面のみ示
す)に蒸着された励振電極、5は金属製凸形の支
持台、6は金属製のカバー、7はパツケージ基板
1を貫通するハーメチツク端子である。
第1図に示すように、パツケージ基板1に接着
材で接着固定されたセラミツク基板上の所定の位
置にパターン形成された金属層に支持台5を2乃
至3個半田付け固着(図は3個使用)し、この支
持台5の段部分上に水晶振動子を導電接着材で接
着または半田付けにより固定するとともに支持台
5を介して励振電極4の電気回路の接続を行つて
いる。
上記従来の構成は、支持台5をセラミツク基板
2上に半田付けする場合、円柱形の支持台の外径
よりもパターン形成した金属層の直径を十分大き
くしておいて、塗布した半田ペーストを加熱溶融
し支持台5の周囲に山裾のような斜面を形成させ
半田付けするのであるが、全体を小形化するため
に支持台5の高さが低くこのために半田が段部上
にまで這い上り、水晶振動子3の取り付け面が安
定状態に確保できないといつた問題があつた。
また、金属層の直径を大きくすることが要なた
めに半田の溶融中で支持台5の位置が移動し易
く、そのために正確な半田付け位置に定まらない
問題、さらには接着後の機械的歪応力が水晶振動
子3に作用し、周波数安定度に影響を与え信頼度
の低下を来たすなどの問題点があつた。
(c) 考案の目的 本考案は、上記従来の問題点を解決し、安定な
振動子搭載面の確保と、支持具の正確な位置決
め、特性に影響を及ぼすことのない水晶発振器を
得ることを目的とする。
(d) 考案の構成 上記目的は、本考案の構成要旨とする表裏両面
にそれぞれ励振電極を備える板状の水晶振動子が
少なくとも該電極端子位置において弾性導電材の
薄板からなる上下に水平方行平行な上部の振動子
搭載面と下部の基板搭載面とこの間に連なる垂直
面とを備えてなる支持金具の振動子搭載面上に導
電接着され、基板搭載面が基板面上に半田付固着
されてなる水晶発振器であつて、上記支持金具の
振動子搭載面は側面視基板搭載面の一部とコ形状
をなし、基板搭載面の主面は孔または切欠きの開
口でなる半田溜り部を有し、垂直面は幅が実質的
に狭小に形成された半田這い上り防止部を有して
なることを特徴とする水晶発振器を提供すること
により達成される。
(e) 考案の実施例 以下、本考案の水晶振動子を実施例により図面
を参照して詳細に説明する。
第4図は、本考案の一実施例であり、カバーの
一部を取り除いた状態の斜視図、第3図は第4図
で使用される支持金具を斜視図に示す。図におい
て、1は金属製のパツケージ基板、2はセラミツ
ク基板、3は板状の水晶振動子、4は水晶振動子
3の両面(図は片面のみ示す)に蒸着形成された
励振電極、50は支持金具、6は金属製のカバ
ー、7はパツケージ基板1を貫通するハーメチツ
ク端子である。
第4図に示す水晶発振器のパツケージは、セラ
ミツク基板2上の面に図示しない回路パターンと
ともに回路素子搭載用のランド、支持金具50取
着のためのランドが金属膜でパターン形成され、
各種回路素子とともに支持金具50が、上記金属
膜上に塗布されたクリーム半田上に配置されて、
一括加熱によつて全体がそれぞれの位置に半田付
けされる。洗滌後支持金具50上に水晶振動子3
の電極4の端子部が導電接着材により接着載置さ
れて回路接続され、回路の調整動作試験が行われ
る。良品についてはハーメチツク端子7を設けた
パツケージ基板1上に上記セラミツク基板2を接
着材で接着固定し、回路と端子をワイヤ接続して
カバー6を被せ、周囲をプロジエクシヨン溶接し
て内部を気密に封止して完成する。
以下、さらに詳細に支持金具50とその実装に
ついて第3図aで説明する。第3図aを参照する
と、洋白または燐青銅等の弾性導電材の厚さ約50
〜80μm程度の薄板が打ち抜かれ、プレス加工に
より一体形成される。その形状は側面視で上下に
水平方向に平行な上部の振動子搭載面51と、下
部の基板搭載面52と、これらの間に連なる垂直
面53と、垂直面53の上部に振動子搭載面51
よりも中央部分が延びた振動子位置決め突片54
とを備えている。
そうして、振動子搭載面51は、側面視で基板
搭載面の主面52の中央が垂直面53の反対側へ
延びており、この延長搭載面55と垂直面53と
でコ形をなしている。この延長搭載面55は主面
52と同一面であつて、セラミツク基板2(第4
図)上への搭載半田付け時に振動子搭載面51の
重量で主面52の後端が浮き上がるのを防止する
ために必要な部分である。
主面52の中央部は後端部から垂直面53に至
る間に切欠き56を有している。セラミツク基板
2面上への搭載実装は、セラミツク基板2上に主
面52と延長搭載面55および切欠き56を含む
範囲の形状にほぼ一致する金属層を凸形に回路パ
ターンとともに接続形成する。この凸形パターン
上にクリーム半田を均一に塗布して基板搭載面5
2,55を合せて載置し、セラミツク基板2諸共
に加熱して半田を十分な状態に溶融すると、主面
52と延長搭載面55の下面はきわめて薄い半田
層を介してセラミツク基板2上の金層導体層に密
接して半田付けされる。この時余分の溶融半田は
周囲のセラミツク面上に流出することなく切欠き
56部分に集まつて溜まり、盛り上つて主面52
の上面に一部が流れ出すとともに、溶融半田の濡
れ性と表面張力によつて垂直面53を這い上る。
溶融半田はセラミツク面上に流出しないのはセラ
ミツク自体に半田濡れ性を持たないためであり、
溶融半田の表面張力によつて基板搭載面52はセ
ラミツク基板2の凸形金属導体層に一致され、位
置ずれすることなく正確に位置が定まる。
垂直面53は左右から半円形の切込み57が設
けられて実質的に狭小に形成されている。この狭
小部により上述の溶融半田が、この部分でそれ以
上這い上るのを阻止し防止するので、振動子搭載
面51に溶融半田が至ることが無くなる。この狭
小部でなる這い上り防止部を形成したことにより
垂直面53のばね定数が低下し、弾性変形し易く
なり撓み量を大きく得ることができるので後で実
装される水晶振動子3に機械的歪応力が加わるの
を無くする2次的効果もある。
しかしながら実際には全体を小形化するために
垂直面の高さが低い。このために溶融半田が這い
上るのを防止することを主目的としているので、
柔軟性はあまり期待されないものである。
以上のようにして、周波数安定度の高い高信頼
度な水晶発振器を得ることができた。
第3図bは第2の実施例に用いられる支持金具
50bであつて、垂直面53の両側から矩形の切
込み57bを設けて狭小部を形成したものであ
り、上述の第1の実施例と全く同様の作用、効果
を示す。
第3図cは第3の実施例に用いられる支持金具
50cであつて、垂直面53の中央部に円孔57
cを設けて狭小部を形成したものであり、上述の
第1の実施例と全く同様の作用、効果を示す。
第5図は第4、第5の実施例に用いられる支持
金具50を示す。第5図dは第4の実施例に用い
られる支持金具50dであり、振動子搭載面51
dは基板搭載面の主面52と同方向に折曲形成さ
れており、側面視で基板搭載面52の一部とでコ
形状をなしている。この実施例では、基板搭載面
52は第1の実施例と異なり切欠きでなく円孔5
6dが形成され、延長搭載面55は必要としな
い。従つてセラミツク基板3の搭載金属層は凸形
でなく四角形でよいものとなる。半田付け実装に
ついては第1の実施例で述べたのと同一である
が、余分な溶融半田は円孔56dに集まつて溜ま
り孔周囲の基板搭載面52上に盛り上がる。垂直
面53の円孔57cについては第3の実施例のも
のと同じである。
第5図bは第5の実施例に用いられる支持金具
50eであり、第5図aと同じであるが振動子搭
載面51dの先端が上方に延長されて振動子位置
決め突片54を備えており、第4の実施例と同様
の作用、効果を示す。
(f) 考案の効果 以上、詳細に説明したように、本考案によれば
格別な支持金具を水晶振動子の固定支持用とした
ことにより、従来の問題点を解消した水晶発振器
を得ることができ、製造性の良好かつ高信頼度な
著るしい実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の水晶発振器であつてカバーの一
部を取り除いた状態の斜視図、第2図は第1図に
用いられる支持台の斜視図、第3図a,b,cは
それぞれ本考案の第1、第2、第3の実施例に用
いられる支持金具の斜視図、第4図は本考案の第
1の実施例のカバーを一部取り除いた状態の斜視
図、第5図a,bは本考案の第4、第5の実施例
に用いられる支持金具の斜視図を示す。なお、全
図を通じて同一符号は同一対象部分を示す。 図中、1はパツケージ基板、2はセラミツク基
板、3は水晶振動子、4は励振電極、5は支持
台、6はカバー、7はハーメチツク端子、50,
50d〜eは支振金具、51,51dは振動子搭
載面、52は基板搭載主面、53は垂直面、5
4,54eは振動子位置決め突片、55は延長搭
載面、56は切欠き、57は半円形切込み、57
bは矩形の切込み、57cは円孔、である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表裏両面にそれぞれ励振電極を備える板状の水
    晶振動子が少なくとも該電極端子位置において弾
    性導電材の薄板からなる上下に水平方向平行な上
    部の振動子搭載面と下部の基板搭載面とこの間に
    連なる垂直面とを備えてなる支持金具の振動子搭
    載面上に導電接着され、基板搭載面が基板面上に
    半田付固着されてなる水晶発振器であつて、上記
    支持金具の振動子搭載面は側面視基板搭載面の一
    部とコ形状をなし、基板搭載面の主面は孔または
    切欠きの開口でなる半田溜り部を有し、垂直面は
    幅が実質的に狭小に形成された半田這い上り防止
    部を有してなることを特徴とする水晶発振器。
JP15999582U 1982-10-22 1982-10-22 水晶発振器 Granted JPS5963528U (ja)

Priority Applications (1)

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JP15999582U JPS5963528U (ja) 1982-10-22 1982-10-22 水晶発振器

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JP15999582U JPS5963528U (ja) 1982-10-22 1982-10-22 水晶発振器

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Publication Number Publication Date
JPS5963528U JPS5963528U (ja) 1984-04-26
JPH0349466Y2 true JPH0349466Y2 (ja) 1991-10-22

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ID=30352039

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JP15999582U Granted JPS5963528U (ja) 1982-10-22 1982-10-22 水晶発振器

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5357777U (ja) * 1976-10-20 1978-05-17
JPS5389131U (ja) * 1976-12-21 1978-07-21
JPS5580914U (ja) * 1978-11-28 1980-06-04

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5963528U (ja) 1984-04-26

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