JPH0349464Y2 - - Google Patents

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JPH0349464Y2
JPH0349464Y2 JP1984009115U JP911584U JPH0349464Y2 JP H0349464 Y2 JPH0349464 Y2 JP H0349464Y2 JP 1984009115 U JP1984009115 U JP 1984009115U JP 911584 U JP911584 U JP 911584U JP H0349464 Y2 JPH0349464 Y2 JP H0349464Y2
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power amplifier
amplifier circuit
input terminal
btl
variable resistor
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JP1984009115U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は4チヤンネル−2チヤンネルBTL
(Balnced transformer less)切替式ステレオ増
幅装置に利用できる2チヤンネル−1チヤンネル
BTL増幅装置に関する。
従来の4チヤンネル−2チヤンネル(4ch−
2chと記す)BTL切替式ステレオ増幅装置は、第
1図に示す如く構成されている。第1図において
は片側チヤンネル(2チヤンネル−1チヤンネル
BTL増幅装置)を示しており、トランジスタQ1
は位相反転回路を構成していて、トランジスタ
Q1のコレクタ出力およびエミツタ出力はそれぞ
れ結合コンデンサC1及びC2を通して可変抵抗器
VR1に供給し、さらに電力増幅器A1およびA2
供給していた。なお、第1図において1は信号入
力端子であり、2,3および4は出力端子であ
り、RL1〜RL3は負荷である。
信号入力端子1に供給された入力信号は、トラ
ンジスタQ1によつてトランジスタQ1のコレクタ
側からは逆相で出力され、トランジスタQ1のエ
ミツタからは正相で出力され、電力増幅器A1
よびA2に供給されて、増幅される。また可変抵
抗器VR1により可変される。車載ステレス装置等
においては可変抵抗器VR1はフエーダコントロー
ル用の可変抵抗器であり、電力増幅回路A1およ
びA2はそれぞれ正面および背面の電力増幅回路
となる。
なお、第1図で抵抗R5,R7および抵抗R5,R8
は電力増幅回路A1およびA2のそれぞれ負帰還抵
抗である。
第1図に示す増幅装置において、通常接続のと
きは電力増幅回路A1,A2の出力端子2〜4との
間、出力端子3〜4との間に負荷RL1,RL2をそ
れぞれ接続する。ここで負荷RL2の極性を逆にし
ているのは電力増幅回路A1の出力電圧位相と電
力増幅回路A2の出力電圧位相とは反転している
ので出力端子の位相を合せるためである。また
BTL接続のときは、負荷RL3を出力端子2〜3
に接続する。電力増幅回路A1の入力電圧と電力
増幅回路A2の入力電圧とは位相が逆相であるた
め、電力増幅回路A1,A2はBTL増幅回路となり
出力は前記の通常の接続時の4倍となる。
しかるに上記した従来の如き4ch−2chBTL切
替式ステレオ増幅装置において、BTL接続時に、
可変抵抗器VR1の摺動子が一方側へ移動されたと
きを考える(第1図において破線に示す如き位置
に移動させたときを考える)。電力増幅回路A2
非反転入力端子は可変抵抗器VR1の摺動子によつ
て接地されるため、入力信号がBTL増幅回路の
片側において零となる。しかし増幅回路の出力は
通常の出力を保とうとするので、BTL増幅回路
の平衡は崩れ、過負荷となる欠点があつた。
本考案は上記にかんがみなされたもので、上記
の欠点を解消して可変抵抗器の摺動子位置にかか
わらず、BTL増幅回路の平衡を崩すことなく、
電力増幅回路が過負荷にならないようにした4ch
−2chBTL切替式増幅装置を提供することを目的
とする。
以下、本考案を実施例により説明する。
第2図は本考案の一実施例を示すブロツク図で
ある。第2図において第1図に示した従来の増幅
装置の構成要素と同一の構成要素には同一の符号
を付してある。
本考案の一実施例においてはトランジスタQ1
および結合コンデンサC1,C2は除去して、入力
信号端子INに供給された入力信号を抵抗R3,R4
を介して可変抵抗器VR1の両端に供給し、可変抵
抗器VR1の摺動子と、抵抗R4と可変抵抗器VR1
との接続点を切替スイツチS1により選択的にアー
スするように構成してある。また、一方、電力増
幅回路A1の帰還抵抗R5と電力増幅回路A2の帰還
抵抗R6との接続点と、一端をアースした抵抗R9
の他端とはスイツチS1と連動して切替えられるス
イツチS2によつて選択的にアースするように構成
してある。
また、電力増幅回路A1の帰還電圧はコンデン
サC3を介して反転入力端に、電力増幅回路A2
帰還電圧はコンデンサC4を介して反転入力端に
供給してある。
以上の如く構成した本考案の一実施例における
作用を説明する。
まず通常接続のときはスイツチS1およびS2の可
動片は第2図において接点a側に切替えられる。
したがつて可変抵抗器VR1の摺動子はアースさ
れ、抵抗R5とR6との接続点もアースされる。
したがつて、信号入力端子INに供給された入
力信号は抵抗R3,R4を介して電力増幅回路A1
A2に供給され、増幅のうえ、出力端子2,3か
ら出力される。可変抵抗器VR1の摺動子の位置に
よつて電力増幅器回路A1,A2に供給される入力
信号が調整されて出力電圧が制御される。したが
つて可変抵抗器VR1の摺動子によつて電力増幅回
路A1,A2の出力電圧レベルが調整され、たとえ
ば車載ステレオ装置のとき、電力増幅回路A1
正面用、電力増幅回路A2を背面用とした場合に
可変抵抗器VR1はフエーダボリユームとなる。
つぎにBTL接続のときはスイツチS1およびS2
の可動片は第2図において接点b側に切替えられ
る。この状態における回路は第3図に示す如く書
き改めることができる。
信号入力端子INに供給された入力信号は電力
増幅回路A1の非反転入力端に供給され、増幅さ
れる。また、電力増幅回路A1の反転入力端子は
コンデンサC3、抵抗R5,R6、コンデンサC4を通
して電力増幅回路A2の反転入力端子に接続され
ている。
一方、電力増幅回路A1の反転入力端には非反
転入力端に供給された電圧と同レベル、同相の信
号が現われる。この信号は電力増幅回路A2の反
転入力端に供給される。しかるに電力増幅回路
A2はその非反転入力端はアースされており、逆
相増幅回路として働くことになる。また電力増幅
回路A1は同相増幅回路として働いている。そこ
で出力端子2,3間に負荷を接続すると、電力増
幅回路A1,A2はBTL動作を行なう。このとき可
変抵抗器VR1の摺動子はスイツチS1によつて開放
状態になつているため可変抵抗器VR1の摺動子位
置がどこにあつても、電力増幅回路A1,A2の直
流バランスが狂うことは無い。したがつてBTL
接続のときにおいて過負荷になるようなことも無
い。
なお、スイツチS2はBTL接続のとき抵抗R9
接触することになるが、基本的にはBTL回路に
おいては抵抗R9の必要はないが、電源投入時の
電源電圧の立上り時におけるノイズ防止として作
用する。
つぎに本考案の他の実施例について説明する。
第4図は本考案の他の実施例の構成を示す回路
図である。
本考案の他の実施例においては第2図に示した
本考案の一実施例において抵抗R7,R8およびR9
を除去し、抵抗R5の一端をアースし、電力増幅
回路A1の出力電圧を抵抗R10とR11とによつて分
圧するように構成してある。また、抵抗R10
R11との接続点の電圧、すなわち電力増幅回路A1
の出力電圧を分圧した分圧電圧は抵抗R6、コン
デンサC4を介して電力増幅回路A2の反転入力端
に、スイツチS2より選択的に供給し、スイツチS2
により前記分圧電圧が供給されないときは電力増
幅回路A2の反転入力端をコンデンサC4、抵抗R6
を介してアースするように構成してある。
上記の如く構成された本考案の他の実施例にお
いて、通常接続のときはスイツチS1により可変抵
抗器VR1の摺動子はアースされ、スイツチS2によ
つて電力増幅回路A2の反転入力端はコンデンサ
C4、抵抗R6を介してアースされる。したがつて
電力増幅回路A1およびA2はともに正相増幅回路
として働き、本考案の一実施例の場合と同様に作
用する。この場合、電力増幅回路A1,A2の出力
電圧レベルは可変抵抗器VR1の摺動子位置によつ
て調整できる。
つぎにBTL接続にするときはスイツチS1およ
びS2の可動片は接点b側に切替えられる。したが
つて可変抵抗器VR1の摺動子は開放された状態に
なり、同時に電力増幅回路A2の反転入力端には
電力増幅回路A1の出力電圧を抵抗R10とR11とで
分圧した分圧電圧が供給され、かつ電力増幅回路
A2の非反転入力端はスイツチS1によつてアース
される。したがつて電力増幅回路A2は逆相増幅
回路として作用し、かつ正相増幅回路として作用
している電力増幅回路A1の出力電圧を分圧した
電圧を増幅することになる。したがつてBTL作
用が行なわれ、基本的に本考案の一実施例の場合
と同じ動作が行なわれることになる。
本考案の他の実施例においてもBTL接続のと
きには可変抵抗器VR1の摺動子は開放されている
ために、その位置によりBTL接続の増幅装置が
過負荷となるようなこともない。
以上説明した如く本考案によれば、2チヤンネ
ル(4チヤンネル)時に各々の出力は同相とする
ことができ、出力端子に負荷を逆相接続する等の
繁雑さはなくなり、かつBTL接続のときに各電
力増幅回路の出力レベルを調整する可変抵抗器の
摺動子は開放されるので、BTL接続のときにお
いて直流バランスが崩れることがなくなり、安定
に動作させることができ、また、1つのチヤンネ
ルにおける信号ライン系には切替スイツチが存在
しないことから、切替スイツチの経年変化によつ
て接触ノイズが発生したりすることがなく、ま
た、切替スイツチを必要としないことから、部品
数が減つて安価に製作できる等の効果を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の4ch−2chBTL切替式ステレオ
増幅装置のブロツク図、第2図は本考案の一実施
例の構成を示す回路図、第3図は本考案の一実施
例におけるBTL接続のときの接続図、第4図は
本考案の他の実施例の構成を示す回路図である。 IN……信号入力端子、VR1……可変抵抗器、
A1およびA2……電力増幅回路、S1およびS2……
スイツチ、RL1,RL2およびRL3……負荷。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2チヤンネル−1チヤンネルBTL切替式増幅
    装置において、LまたはRチヤンネルの入力信号
    が印加される1つの入力端子と、該入力端子より
    の入力信号が抵抗体の両端に供給される可変抵抗
    器と、前記入力信号がそれぞれ非反転入力端に供
    給される第1および第2の電力増幅回路と、前記
    可変抵抗器の摺動子と前記第2の電力増幅回路の
    非反転入力端とを選択的にアースする第1の切替
    スイツチと、該第1の切替スイツチと連動して切
    替わり、前記摺動子がアースされたときは、前記
    第2の電力増幅回路で非反転増幅作用をせしめ、
    かつ、前記第2の電力増幅回路の非反転入力端が
    アースされたときは、前記第1の電力増幅回路の
    出力電圧を前記第2の電力増幅回路の反転入力端
    に供給する第2の切替スイツチとを備えてなるこ
    とを特徴とする増幅装置。
JP911584U 1984-01-27 1984-01-27 増幅装置 Granted JPS60124128U (ja)

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JP911584U JPS60124128U (ja) 1984-01-27 1984-01-27 増幅装置

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JP911584U JPS60124128U (ja) 1984-01-27 1984-01-27 増幅装置

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JPS60124128U JPS60124128U (ja) 1985-08-21
JPH0349464Y2 true JPH0349464Y2 (ja) 1991-10-22

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5742216A (en) * 1980-08-27 1982-03-09 Hitachi Ltd Btl connection system for output amplifier

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5742216A (en) * 1980-08-27 1982-03-09 Hitachi Ltd Btl connection system for output amplifier

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JPS60124128U (ja) 1985-08-21

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