JPH0348484B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0348484B2 JPH0348484B2 JP17782781A JP17782781A JPH0348484B2 JP H0348484 B2 JPH0348484 B2 JP H0348484B2 JP 17782781 A JP17782781 A JP 17782781A JP 17782781 A JP17782781 A JP 17782781A JP H0348484 B2 JPH0348484 B2 JP H0348484B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output
- photoelectric conversion
- outputs
- image
- conversion element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 61
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 37
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 35
- 238000003491 array Methods 0.000 claims description 22
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 19
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 11
- 238000000034 method Methods 0.000 description 11
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 5
- 210000001747 pupil Anatomy 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000004069 differentiation Effects 0.000 description 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 description 1
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B7/00—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
- G02B7/28—Systems for automatic generation of focusing signals
- G02B7/36—Systems for automatic generation of focusing signals using image sharpness techniques, e.g. image processing techniques for generating autofocus signals
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Measurement Of Optical Distance (AREA)
- Focusing (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は焦点検出装置に係る。この装置は、結
像光学系の焦点面近傍における光像パターンの変
位の量と方向のいずれかまたは双方を光電的に量
子化して検出する。
像光学系の焦点面近傍における光像パターンの変
位の量と方向のいずれかまたは双方を光電的に量
子化して検出する。
この種の焦点検出装置は例えば基線長測距方式
がある。この方式では例えば、カメラにおいて撮
影レンズとは異なる2つの測距用光学系の結像面
近傍に2つの光電変換素子アレイを設け、両アレ
イ上に結像した被写体の光像のパターンの相対的
変位を検出し、その変位に基づいて被写体距離を
測定する。
がある。この方式では例えば、カメラにおいて撮
影レンズとは異なる2つの測距用光学系の結像面
近傍に2つの光電変換素子アレイを設け、両アレ
イ上に結像した被写体の光像のパターンの相対的
変位を検出し、その変位に基づいて被写体距離を
測定する。
また、別の焦点検出装置の例としてTTL方式
であり、この方式では撮影レンズの異なる瞳部分
を通過した光束による像を一対の光電変換素子ア
レイ上に結像させ、その両アレイ上の光像の相対
的変位によつて被写体距離を求める。この方法の
例としては、特開昭第51−87222号、特開昭54−
104859号、および米国特許第4185191号に開示の
ものがある。
であり、この方式では撮影レンズの異なる瞳部分
を通過した光束による像を一対の光電変換素子ア
レイ上に結像させ、その両アレイ上の光像の相対
的変位によつて被写体距離を求める。この方法の
例としては、特開昭第51−87222号、特開昭54−
104859号、および米国特許第4185191号に開示の
ものがある。
このような焦点検出装置において、光電変換素
子アレイの光電出力には、理想的に被写体輝度分
布による成分に、更にその他の誤差成分が混入す
る場合がある。この誤差成分は空間的にゆるやか
に変動するいわゆる低空間周波数成分等である。
従つて、光電変換素子アレイの光電出力をそのま
ま用いて像変位を検出すると、その検出精度は低
下する。
子アレイの光電出力には、理想的に被写体輝度分
布による成分に、更にその他の誤差成分が混入す
る場合がある。この誤差成分は空間的にゆるやか
に変動するいわゆる低空間周波数成分等である。
従つて、光電変換素子アレイの光電出力をそのま
ま用いて像変位を検出すると、その検出精度は低
下する。
この検出精度の低下を防止する方法として光電
変換素子アレイに含まれる各光電変換素子の隣接
する素子間の光電出力の差分を演算し、その差分
に基づいて像変位を検出する方法が考えられる。
この方法によると、前記の低空間周波数成分が除
去され或る程度は像変位検出の精度が上がる。
変換素子アレイに含まれる各光電変換素子の隣接
する素子間の光電出力の差分を演算し、その差分
に基づいて像変位を検出する方法が考えられる。
この方法によると、前記の低空間周波数成分が除
去され或る程度は像変位検出の精度が上がる。
しかしながら、この方法による光電出力の差分
にはまだ過渡的に変動する成分がむしろ強調され
た形で混入し、この差分による出力パターンは光
像の変位に対応してなめらかに変位しない。した
がつて、像変位について充分に高い検出精度を与
えることができないという問題が残る。
にはまだ過渡的に変動する成分がむしろ強調され
た形で混入し、この差分による出力パターンは光
像の変位に対応してなめらかに変位しない。した
がつて、像変位について充分に高い検出精度を与
えることができないという問題が残る。
本発明は、このような低空間周波数成分による
誤差を完全に除去し、更に光像の変位になめらか
に対応して変位する光電出力を与えそれによつて
高い精度の焦点検出装置を提供することを目的と
する。そのために本発明による焦点検出装置で
は、光電変換素子アレイにおいて一つ以上の光電
変換素子をはさんで隣接する2つの光電素子間の
出力の差分を演算し、その差分に基づいて像変位
を検出します。
誤差を完全に除去し、更に光像の変位になめらか
に対応して変位する光電出力を与えそれによつて
高い精度の焦点検出装置を提供することを目的と
する。そのために本発明による焦点検出装置で
は、光電変換素子アレイにおいて一つ以上の光電
変換素子をはさんで隣接する2つの光電素子間の
出力の差分を演算し、その差分に基づいて像変位
を検出します。
最初に、光電変換素子アレイの光電出力をその
まま用いた場合についての、低空間周波数成分に
よる影響について説明する。
まま用いた場合についての、低空間周波数成分に
よる影響について説明する。
第1図はカメラの測距装置に用いられる型の焦
点検出装置の概略を示す。
点検出装置の概略を示す。
フイールドレンズ1を通過した被写体光は瞳分
割され、集光レンズ2,3によつて第1次焦点面
上の空中像を光電変換素子アレイ4,5上に再結
像される。レンズ2,3は各々絞り6,7を備え
る。
割され、集光レンズ2,3によつて第1次焦点面
上の空中像を光電変換素子アレイ4,5上に再結
像される。レンズ2,3は各々絞り6,7を備え
る。
第1次焦点面近傍に設けられたフイールドレン
ズ1は前記絞り6,7が撮影レンズの瞳位置8に
共役になるように曲率をもたせている。このよう
な条件により撮影レンズの射出瞳が8近傍にある
場合には結像光束をケルことが全く無いので、両
アレイ4,5上の像は重なり合う。この両アレイ
4および5上に結像される両光像パターンを第2
図a,bで示す。この両パターン間の変位が検出
すべき像変位である。
ズ1は前記絞り6,7が撮影レンズの瞳位置8に
共役になるように曲率をもたせている。このよう
な条件により撮影レンズの射出瞳が8近傍にある
場合には結像光束をケルことが全く無いので、両
アレイ4,5上の像は重なり合う。この両アレイ
4および5上に結像される両光像パターンを第2
図a,bで示す。この両パターン間の変位が検出
すべき像変位である。
ところが、撮影レンズを交換することにより、
例えば射出瞳8の位置が9の位置に来ると、第1
図に示すように、光束によつてはその一部(斜線
部)がケラれるいわゆるケラレ効果のためにアレ
イ4上の強度はハ″側で低下し、アレイ5の上で
は反対側イ′の側の強度が低下する。このための
光電変換素子アレイ4,5の光電出力中には第2
図c,dで示す低空間周波数成分が混入し、その
結果光電変換素子アレイ4,5の光電出力は第2
図e,fに示すように、全く重ならない異なつた
パターンとなつてしまい、両パターン間の変位を
検出することは困難になる。
例えば射出瞳8の位置が9の位置に来ると、第1
図に示すように、光束によつてはその一部(斜線
部)がケラれるいわゆるケラレ効果のためにアレ
イ4上の強度はハ″側で低下し、アレイ5の上で
は反対側イ′の側の強度が低下する。このための
光電変換素子アレイ4,5の光電出力中には第2
図c,dで示す低空間周波数成分が混入し、その
結果光電変換素子アレイ4,5の光電出力は第2
図e,fに示すように、全く重ならない異なつた
パターンとなつてしまい、両パターン間の変位を
検出することは困難になる。
このようなケラレ効果等による低空間周波数成
分の影響について、以下に更に詳細に説明する。
分の影響について、以下に更に詳細に説明する。
第3図aは、光電変換素子アレイ4または5上
に結像した光像の強度分布を示す。もし、低空間
周波数成分が混入しなければ、第4図aに示すよ
うな均一に1のフイルタ効果が働き、第3図aに
示す結像パターンがそのまま、光電変換素子アレ
イ4において各光電変換素子a1〜aoから光電出力
f1〜foとして出力される。しかしながら、前記に
示したように、ケラレ効果等により、低空間周波
数成分が混入すると、第4図bのg(t)のよう
な不均一なフイルタが働き、その結果、一方のア
レイ4の光電出力パターンはf(t)×g1(t)と
なり、第3図bの実線で示すように変化する。
(点線は光像パターンの強度分布を示す。)。した
がつて、一方のアレイ4上の光電出力パターンは
他方のアレイ5上の光電出力パターン(不図示)
とは全く重ならなくなり、このため両者の相対的
変位を検出することが困難になる。
に結像した光像の強度分布を示す。もし、低空間
周波数成分が混入しなければ、第4図aに示すよ
うな均一に1のフイルタ効果が働き、第3図aに
示す結像パターンがそのまま、光電変換素子アレ
イ4において各光電変換素子a1〜aoから光電出力
f1〜foとして出力される。しかしながら、前記に
示したように、ケラレ効果等により、低空間周波
数成分が混入すると、第4図bのg(t)のよう
な不均一なフイルタが働き、その結果、一方のア
レイ4の光電出力パターンはf(t)×g1(t)と
なり、第3図bの実線で示すように変化する。
(点線は光像パターンの強度分布を示す。)。した
がつて、一方のアレイ4上の光電出力パターンは
他方のアレイ5上の光電出力パターン(不図示)
とは全く重ならなくなり、このため両者の相対的
変位を検出することが困難になる。
第4図cは、検出光学系壁面の散乱その他の原
因により加算的に働らく誤差成分を示したもので
ある。このような成分が存在するとき、光電変換
素子アレイ4,5の光電出力は、第3図cの実線
で示すf(x)+g2(x)のようになる。このよう
な場合にも、誤差成分の大きさは、一般に両アレ
イ4,5について異なるので、両アレイ4,5の
光電出力パターンが非対称となり重ならなくな
り、両パターン間の相対的変位の検出が困難にな
る。
因により加算的に働らく誤差成分を示したもので
ある。このような成分が存在するとき、光電変換
素子アレイ4,5の光電出力は、第3図cの実線
で示すf(x)+g2(x)のようになる。このよう
な場合にも、誤差成分の大きさは、一般に両アレ
イ4,5について異なるので、両アレイ4,5の
光電出力パターンが非対称となり重ならなくな
り、両パターン間の相対的変位の検出が困難にな
る。
次に、このアレイ4,5の出力パターンから低
次空間周波数成分を除去するために、アレイ4,
5上において隣接する光電変換素子の出力差分を
用いる方法について説明し、併せて本発明に従つ
て、アレイ上で1つ以上の光電変換素子をはさん
で並置する光電変換素子間の出力差分を用いる方
法について比較して説明する。
次空間周波数成分を除去するために、アレイ4,
5上において隣接する光電変換素子の出力差分を
用いる方法について説明し、併せて本発明に従つ
て、アレイ上で1つ以上の光電変換素子をはさん
で並置する光電変換素子間の出力差分を用いる方
法について比較して説明する。
尚、以上において言及した“出力差分”とは、
通常の出力差分すなわち光電変換素子の光電出力
をそのまま用いて演算したその出力差のみを意味
するものではない。この“出力差分”は光電変換
素子出力を対数圧縮し、その対数圧縮出力間の差
分を演算した出力差をも意味する。
通常の出力差分すなわち光電変換素子の光電出力
をそのまま用いて演算したその出力差のみを意味
するものではない。この“出力差分”は光電変換
素子出力を対数圧縮し、その対数圧縮出力間の差
分を演算した出力差をも意味する。
後者の差分出力は、前者の差分出力との対照に
おいて、むしろ“出力比”と表現した方がより明
確に理解できると思われる。したがつて、以下に
おいて前者を単に“差分出力”、後者を“出力比”
と表現することとする。
おいて、むしろ“出力比”と表現した方がより明
確に理解できると思われる。したがつて、以下に
おいて前者を単に“差分出力”、後者を“出力比”
と表現することとする。
まず、ケラレ効果により、第4図bのように片
側が(1−Δ)、反対側が(1−Δ−δ)である
ような透過強度を有するフイルターがかかつた場
合を考える。
側が(1−Δ)、反対側が(1−Δ−δ)である
ような透過強度を有するフイルターがかかつた場
合を考える。
第3図の光電変換素子アレイ4のn番目の光電
変換素子の出力をfoとして、まず隣接差の演算を
行なわずにそのままの信号を利用する場合につい
て考える。誤差を含まない場合の信号(原信号)
をAoとするとAo=foであり、また第4図bのフ
イルター効果による誤差を含んだ信号をBoとす
れば、Bo=fo×{1−(Δ+n/Nδ)}である。従つ てこの場合のAoに対するBoの誤差の大きさは|
Δ+n/Nδ|である。次にP個隣りの光電変換素 子間の光電出力の比をとつて比較する場合を考え
ると、この場合の原信号はAP o=fo+P/fo、また
誤差を含む信号BP oは BP o=〔fo+P×{1−(Δ+n+P/Nδ)}〕/ 〔fo×{1−(Δ+n/Nδ)}〕fo+P/ fo×(1−δ/N・P)でありAP oに対するBP oの 誤差の大きさは|Pδ/N|である。このように両者 の場合に関してそれぞれ原信号と誤差を含む信号
の違いの程度を比べてみれば、一般にPの小さい
ところでは1>|Δ+n/Nδ|>|Pδ/N|なので
、 近接する出力(P=1,2,3)の比をとつた場
合には、誤差を含む信号BP oも原信号AP oにほとん
ど等しくなつている。すなわち、近接する光電変
換素子の出力の比をとることで、第4図b形の透
過強度フイルターがかかつた場合に対しては、或
る程度誤差を相殺できることがわかる。この例で
は、近接する光電変換素子の比をとるという一般
論を述べたが、後述の理由により隣接出力比より
1つおきの出力の比、2つおきの出力の比の方が
像の動きが滑らかなのでより適当である。
変換素子の出力をfoとして、まず隣接差の演算を
行なわずにそのままの信号を利用する場合につい
て考える。誤差を含まない場合の信号(原信号)
をAoとするとAo=foであり、また第4図bのフ
イルター効果による誤差を含んだ信号をBoとす
れば、Bo=fo×{1−(Δ+n/Nδ)}である。従つ てこの場合のAoに対するBoの誤差の大きさは|
Δ+n/Nδ|である。次にP個隣りの光電変換素 子間の光電出力の比をとつて比較する場合を考え
ると、この場合の原信号はAP o=fo+P/fo、また
誤差を含む信号BP oは BP o=〔fo+P×{1−(Δ+n+P/Nδ)}〕/ 〔fo×{1−(Δ+n/Nδ)}〕fo+P/ fo×(1−δ/N・P)でありAP oに対するBP oの 誤差の大きさは|Pδ/N|である。このように両者 の場合に関してそれぞれ原信号と誤差を含む信号
の違いの程度を比べてみれば、一般にPの小さい
ところでは1>|Δ+n/Nδ|>|Pδ/N|なので
、 近接する出力(P=1,2,3)の比をとつた場
合には、誤差を含む信号BP oも原信号AP oにほとん
ど等しくなつている。すなわち、近接する光電変
換素子の出力の比をとることで、第4図b形の透
過強度フイルターがかかつた場合に対しては、或
る程度誤差を相殺できることがわかる。この例で
は、近接する光電変換素子の比をとるという一般
論を述べたが、後述の理由により隣接出力比より
1つおきの出力の比、2つおきの出力の比の方が
像の動きが滑らかなのでより適当である。
実際の焦点検出装置では、演算をそのまま実行
することは困難なので、対数化して引算を行なえ
ばよい。すなわち、 BP o=lo{fo+P×(1−Δ−n+P/Nδ)}− lo{fo×(1−Δ−n/Nδ)} lo{fo+P/fo×(1−Pδ/N)} 次に、第4図cのように、片側がΔ0、反対側
がΔ0+δ0なる誤差成分が、本来の信号(第1図
a)に加算されている場合を考える。この場合は
原信号Ao=foに対して誤差信号Bo=fo+(Δ0+n/N δ0) となり、P個隣りとの差を原信号とすれば、AP o
=fo+P−fo、それに対応する誤差信号はBP o=fo+P
+(Δ0+n+P/Nδ0)−fo−(Δ0+n/Nδ0)−
fo+1−fo +P.δ0/Nとなる。両者の場合に関してそれぞれ原 信号と誤差を含む信号を比べてみる。第5図aに
原信号Ao=foのパターンが、第5図bに隣接差出
力A1 o=fo+1−foのパターンが、第5図cに本発明
に従つて1つおきの差出力A2 o=fo+2−foのパター
ンが示されているが、この例の場合にはA1 oの信
号振幅は幾分少ないが、オーダー的にはAoもA1 o
もA2 oも大差がない。これに対してそれぞれ対応
する場合の誤差量はΔ0+n/Nδ0、1/Nδ0,2/
Nδ0で あり、(Ao,A1 o,A2 oの出力パターンの振幅)≫
Δ0+n/Nδ0≫1/Nδ0,2/Nδ0であり、この場
合にも 差出力に関して比べることによつて誤差成分をか
なり除去できることがわかる。
することは困難なので、対数化して引算を行なえ
ばよい。すなわち、 BP o=lo{fo+P×(1−Δ−n+P/Nδ)}− lo{fo×(1−Δ−n/Nδ)} lo{fo+P/fo×(1−Pδ/N)} 次に、第4図cのように、片側がΔ0、反対側
がΔ0+δ0なる誤差成分が、本来の信号(第1図
a)に加算されている場合を考える。この場合は
原信号Ao=foに対して誤差信号Bo=fo+(Δ0+n/N δ0) となり、P個隣りとの差を原信号とすれば、AP o
=fo+P−fo、それに対応する誤差信号はBP o=fo+P
+(Δ0+n+P/Nδ0)−fo−(Δ0+n/Nδ0)−
fo+1−fo +P.δ0/Nとなる。両者の場合に関してそれぞれ原 信号と誤差を含む信号を比べてみる。第5図aに
原信号Ao=foのパターンが、第5図bに隣接差出
力A1 o=fo+1−foのパターンが、第5図cに本発明
に従つて1つおきの差出力A2 o=fo+2−foのパター
ンが示されているが、この例の場合にはA1 oの信
号振幅は幾分少ないが、オーダー的にはAoもA1 o
もA2 oも大差がない。これに対してそれぞれ対応
する場合の誤差量はΔ0+n/Nδ0、1/Nδ0,2/
Nδ0で あり、(Ao,A1 o,A2 oの出力パターンの振幅)≫
Δ0+n/Nδ0≫1/Nδ0,2/Nδ0であり、この場
合にも 差出力に関して比べることによつて誤差成分をか
なり除去できることがわかる。
以上特殊な具体例を用いて説明を行なつたが、
一般に原信号に、低空間周波数成分の誤差が含ま
れる場合には、微分相当の演算(この例では、差
分または対数化後の差分)により低空間周波数成
分を除去することで誤差の小さい情報を得ること
が可能である。
一般に原信号に、低空間周波数成分の誤差が含ま
れる場合には、微分相当の演算(この例では、差
分または対数化後の差分)により低空間周波数成
分を除去することで誤差の小さい情報を得ること
が可能である。
ところが、この差分演算が低空間周波数成分除
去の手段として大いに有効であつても、前記のよ
うな隣接差分(場合によつては対数化後の隣接
差)をとることは、後に説明する理由により、あ
まり適切ではない。本発明では、一つ以上の光電
変換素子をはさんで並置した光電変換素子間の差
分出力をとることにより、低空間周波数成分を除
去して、より高い精度の像変位検出を行なう。
去の手段として大いに有効であつても、前記のよ
うな隣接差分(場合によつては対数化後の隣接
差)をとることは、後に説明する理由により、あ
まり適切ではない。本発明では、一つ以上の光電
変換素子をはさんで並置した光電変換素子間の差
分出力をとることにより、低空間周波数成分を除
去して、より高い精度の像変位検出を行なう。
焦点検出装置には、隣接する光電変換素子間の
差分演算はあまり適切ではなく、1つおきの光電
変換素子に関する差分(または対数化後の差分)
が適当であることの説明を第6図,第7図,第8
図,第9図を用いて行なう。第6図および第7図
は、光電変換素子幅dの光電変換素子アレイ4の
上に1/2dの周波数の強度分布を有するパターン
10が投影された場合を示している。第7図aの
11〜15は、このようなパターンが少しづつ光
電変換素子アレイ4に対して変位した場合を示し
ており、第7図bは各光電変換素子出力a1〜a5が
像パターンの移動11〜15に対応して変化する
様子を示している。また、第7図cは隣接出力差
bo=ao+1−ao、第7図dは1つおきの出力差co=
ao+2−aoの変化の様子を示したものである。これ
から判る通り、第7図b,cの場合には、この空
間周波数の像パターンの移動に対して光電出力お
よび隣接差分出力パターンは振幅を変えるだけ
で、それらの出力パターンの変位から結像パター
ンの変位を読みとることはできない。第7図dの
場合は出力が変化せず、従つてこの空間周波数成
分を完全に除去することができる。第8図aは少
し周期の長い(空間周期長4d)像パターンが2
1〜25とその位置を変えた場合を示している。
第8図b,c,dはそれぞれアレイ4の光電出力
ao、隣接差分出力bo、1つおき差分出力coのパタ
ーンを示したものであり、良くみると判るよう
に、像変位21〜25に対応してao,bo,coの各
パターンも同一方向にその位相を変化させてお
り、逆にaoまたはboまたはcoの位相の変位を調べ
ることにより像の変位を知ることが可能である。
次に、第9図aの31〜35のような像パターン
(空間周期長が2dのものと4dのものとの合成
パターン)の変位の場合を調べてみると、光電出
力ao(第9図b)および隣接差分出力bo(第9図
c)は像変位に伴なう出力パターンの動きが滑ら
かでないが、(31〜33までほとんど動かず3
4〜35で急に変化する)、1つおきに並置した
光電変換素子の出力差の出力ao(第9図d)は位
相が比較的滑らかに移動しており、これから像パ
ターンの変位を比較的精度良く演算することが可
能である。このように出力パターンの動きが滑ら
かでなくなるのは、像の中に含まれる空間周波数
が1/2dよりも高い成分の存在によるのである。
第10図は光電変換素子の間隔がdの光電変換素
子アレイ4を示したものであり、素子の間隙が小
さい場合には、解像力を表わすMTFは素子の感
度分布により幾分異なるが、概略、第11図のご
とくなる。ここで空間周波数が1/2dより大きいと ころの情報(いわゆるナイキスト限界以上の周波
数に相当する)は、像の移動に伴なう出力の滑ら
かな移動を妨げる作用を持つている。ところで、
隣接差を計算することは第12図aの実線の示す
ような空間周波数に関する情報を主に抽出するこ
とに相当し1/2dの成分を多く含むので像の移動に 伴なう出力のなめらかな移動が妨げられる場合が
多い。一方、1つおきの差を計算する場合には第
12図bのように1/4dの空間周波数成分を中心に 抽出することに相当し、不都合な振舞いをする
1/2d以上の空間周波数成分の抽出効率が低いの で、結果として、この場合には像の移動に伴なう
出力パターンの比較的なめらかな移動が得られ
る。2つおきの差分を計算する場合には、第12
図cのように1/6dの空間周波数成分を主に抽出し ているので、この成分に関しては出力のなめらか
な移動が期待されるが、同時に1/2dの成分も或る 程度抽出しているので、この影響も少し受けるこ
とになる。即ち、第11図において、0近傍の空
間周波数成分では焦点検出の誤差が多くなり、ま
た0より大きく1/4d前後までの空間周波数成
分では像の移動に伴う出力パターンが滑らかに移
動するので焦点検出に適しており、また1/2d
前後及びそれ以上の空間周波数成分では像の移動
に伴う出力パターンが滑らかに移動せず、焦点検
出に不適当である。そして第12図aの隣接差分
を用いたものでは、1/2d前後及びそれ以上の
空間周波数成分を多く抽出するのに対して、第1
2図b,cでは0より大きく1/4d前後までの
空間周波数成分を多く抽出するように成つている
ことが分かり、同図aに比べて焦点検出に適した
ものとなつている。尚、3つおき以上の差分出力
でも同様に0より大きく1/4d前後までの空間
周波数成分を多く抽出するので、焦点検出に適し
ている。
差分演算はあまり適切ではなく、1つおきの光電
変換素子に関する差分(または対数化後の差分)
が適当であることの説明を第6図,第7図,第8
図,第9図を用いて行なう。第6図および第7図
は、光電変換素子幅dの光電変換素子アレイ4の
上に1/2dの周波数の強度分布を有するパターン
10が投影された場合を示している。第7図aの
11〜15は、このようなパターンが少しづつ光
電変換素子アレイ4に対して変位した場合を示し
ており、第7図bは各光電変換素子出力a1〜a5が
像パターンの移動11〜15に対応して変化する
様子を示している。また、第7図cは隣接出力差
bo=ao+1−ao、第7図dは1つおきの出力差co=
ao+2−aoの変化の様子を示したものである。これ
から判る通り、第7図b,cの場合には、この空
間周波数の像パターンの移動に対して光電出力お
よび隣接差分出力パターンは振幅を変えるだけ
で、それらの出力パターンの変位から結像パター
ンの変位を読みとることはできない。第7図dの
場合は出力が変化せず、従つてこの空間周波数成
分を完全に除去することができる。第8図aは少
し周期の長い(空間周期長4d)像パターンが2
1〜25とその位置を変えた場合を示している。
第8図b,c,dはそれぞれアレイ4の光電出力
ao、隣接差分出力bo、1つおき差分出力coのパタ
ーンを示したものであり、良くみると判るよう
に、像変位21〜25に対応してao,bo,coの各
パターンも同一方向にその位相を変化させてお
り、逆にaoまたはboまたはcoの位相の変位を調べ
ることにより像の変位を知ることが可能である。
次に、第9図aの31〜35のような像パターン
(空間周期長が2dのものと4dのものとの合成
パターン)の変位の場合を調べてみると、光電出
力ao(第9図b)および隣接差分出力bo(第9図
c)は像変位に伴なう出力パターンの動きが滑ら
かでないが、(31〜33までほとんど動かず3
4〜35で急に変化する)、1つおきに並置した
光電変換素子の出力差の出力ao(第9図d)は位
相が比較的滑らかに移動しており、これから像パ
ターンの変位を比較的精度良く演算することが可
能である。このように出力パターンの動きが滑ら
かでなくなるのは、像の中に含まれる空間周波数
が1/2dよりも高い成分の存在によるのである。
第10図は光電変換素子の間隔がdの光電変換素
子アレイ4を示したものであり、素子の間隙が小
さい場合には、解像力を表わすMTFは素子の感
度分布により幾分異なるが、概略、第11図のご
とくなる。ここで空間周波数が1/2dより大きいと ころの情報(いわゆるナイキスト限界以上の周波
数に相当する)は、像の移動に伴なう出力の滑ら
かな移動を妨げる作用を持つている。ところで、
隣接差を計算することは第12図aの実線の示す
ような空間周波数に関する情報を主に抽出するこ
とに相当し1/2dの成分を多く含むので像の移動に 伴なう出力のなめらかな移動が妨げられる場合が
多い。一方、1つおきの差を計算する場合には第
12図bのように1/4dの空間周波数成分を中心に 抽出することに相当し、不都合な振舞いをする
1/2d以上の空間周波数成分の抽出効率が低いの で、結果として、この場合には像の移動に伴なう
出力パターンの比較的なめらかな移動が得られ
る。2つおきの差分を計算する場合には、第12
図cのように1/6dの空間周波数成分を主に抽出し ているので、この成分に関しては出力のなめらか
な移動が期待されるが、同時に1/2dの成分も或る 程度抽出しているので、この影響も少し受けるこ
とになる。即ち、第11図において、0近傍の空
間周波数成分では焦点検出の誤差が多くなり、ま
た0より大きく1/4d前後までの空間周波数成
分では像の移動に伴う出力パターンが滑らかに移
動するので焦点検出に適しており、また1/2d
前後及びそれ以上の空間周波数成分では像の移動
に伴う出力パターンが滑らかに移動せず、焦点検
出に不適当である。そして第12図aの隣接差分
を用いたものでは、1/2d前後及びそれ以上の
空間周波数成分を多く抽出するのに対して、第1
2図b,cでは0より大きく1/4d前後までの
空間周波数成分を多く抽出するように成つている
ことが分かり、同図aに比べて焦点検出に適した
ものとなつている。尚、3つおき以上の差分出力
でも同様に0より大きく1/4d前後までの空間
周波数成分を多く抽出するので、焦点検出に適し
ている。
以上のように、各光電素子アレイにおいて、光
電変換素子の1つおき以上の差分出力をとること
が好ましいと言える。また、1つおきの差分出力
では1/2dの空間周波数成分がほぼ0となるの
で最も好ましい。
電変換素子の1つおき以上の差分出力をとること
が好ましいと言える。また、1つおきの差分出力
では1/2dの空間周波数成分がほぼ0となるの
で最も好ましい。
次に、本発明の実施例について説明する。第1
3図はリアルタイム並列演算の場合であり、光電
変換素子アレイ4の出力はバツフアアンプb1〜bo
に導かれる。この場合、帰還回路c1〜coとしては
通常抵抗やダイオード(log変換するとき)等が
用いられる。バツフアアンプb1〜boの出力は、差
動回路d1〜doにより1つおきの光電変換素子出力
に関して差動演算が行なわれる。この後の像変位
検出のための演算法に関しては、第14図のよう
にフーリエ変換後の位相を比較してもよいし(特
開昭第54−104859号)、第15図のように相関演
算を行なつてもよい(特開昭第54−87222号)。
3図はリアルタイム並列演算の場合であり、光電
変換素子アレイ4の出力はバツフアアンプb1〜bo
に導かれる。この場合、帰還回路c1〜coとしては
通常抵抗やダイオード(log変換するとき)等が
用いられる。バツフアアンプb1〜boの出力は、差
動回路d1〜doにより1つおきの光電変換素子出力
に関して差動演算が行なわれる。この後の像変位
検出のための演算法に関しては、第14図のよう
にフーリエ変換後の位相を比較してもよいし(特
開昭第54−104859号)、第15図のように相関演
算を行なつてもよい(特開昭第54−87222号)。
光電変換素子アレイ4からの出力が時系列化し
て出てくる場合には第16図のごとく遅延回路5
5,56,57および差動回路58を用いて、1
つおいて前の出力との差動演算を行なえばよい。
そのような例を第17図,第19図に示す。第1
7図において、一定の蓄積時間の後に、光電変換
素子アレイ4,5の光電出力による電荷はシフト
パルスによりCCD転送部60に送られ、その電
荷は順次転送されて、CCD転送部の端に設けら
れた端子付転送部61に送られて、差動回路58
により1つおきの光電変換素子出力に関する差分
演算が行なわれ、その出力がA/D変換部63に
よつてデイジタル信号に変換され変位演算部64
に入力される。尚、演算部64は記憶素子を備
え、この記憶素子は最初に演算部64に送られて
きたアレイ5の光電出力による信号を一時記憶す
る。次に、アレイ4の光電出力による信号が演算
部64に送られこのアレイ4の信号と一時記憶さ
れたアレイ5の信号とについて両信号が演算処理
され、アレイ4および5上の光像間の変位が検出
される。端子付CCD転送部60の様子を第18
図に示す。このCCD転送部60は3相のクロツ
クで動作する。第17図5の光電素子アレイから
の出力a1〜aNおよび4の光電素子アレイからの出
力b1〜bNは順次端子付CCD転送部61にa1〜aNb1
〜bNの順に転送される。この端子付CCD転送部
は第18図のように位相φ1でP11,P21,P31,P41
のゲートが、また位相φ2でゲートP12,P22,P32
が、位相φ3でゲートP13,P23,P33が駆動されて
いる。1つおいた光電変換素子に関する情報電荷
を読み出すために、間に1段分の転送段(P21〜
P23)をあけて、P13とP33をフローテイングゲー
ト構成となし、この段に入つた電荷量に応じてバ
ツフアアンプ65,66のゲート電位をコントロ
ールする。バツフアアンプ65,66の出力電位
は差動アンプ58により差動演算され、CCDの
転送とともに、1つおきの差出力が差動アンプ5
8の出力に現われることになる。
て出てくる場合には第16図のごとく遅延回路5
5,56,57および差動回路58を用いて、1
つおいて前の出力との差動演算を行なえばよい。
そのような例を第17図,第19図に示す。第1
7図において、一定の蓄積時間の後に、光電変換
素子アレイ4,5の光電出力による電荷はシフト
パルスによりCCD転送部60に送られ、その電
荷は順次転送されて、CCD転送部の端に設けら
れた端子付転送部61に送られて、差動回路58
により1つおきの光電変換素子出力に関する差分
演算が行なわれ、その出力がA/D変換部63に
よつてデイジタル信号に変換され変位演算部64
に入力される。尚、演算部64は記憶素子を備
え、この記憶素子は最初に演算部64に送られて
きたアレイ5の光電出力による信号を一時記憶す
る。次に、アレイ4の光電出力による信号が演算
部64に送られこのアレイ4の信号と一時記憶さ
れたアレイ5の信号とについて両信号が演算処理
され、アレイ4および5上の光像間の変位が検出
される。端子付CCD転送部60の様子を第18
図に示す。このCCD転送部60は3相のクロツ
クで動作する。第17図5の光電素子アレイから
の出力a1〜aNおよび4の光電素子アレイからの出
力b1〜bNは順次端子付CCD転送部61にa1〜aNb1
〜bNの順に転送される。この端子付CCD転送部
は第18図のように位相φ1でP11,P21,P31,P41
のゲートが、また位相φ2でゲートP12,P22,P32
が、位相φ3でゲートP13,P23,P33が駆動されて
いる。1つおいた光電変換素子に関する情報電荷
を読み出すために、間に1段分の転送段(P21〜
P23)をあけて、P13とP33をフローテイングゲー
ト構成となし、この段に入つた電荷量に応じてバ
ツフアアンプ65,66のゲート電位をコントロ
ールする。バツフアアンプ65,66の出力電位
は差動アンプ58により差動演算され、CCDの
転送とともに、1つおきの差出力が差動アンプ5
8の出力に現われることになる。
第19図はデジタル的に1つおきの差分の演算
を行なう場合であり、光電変換素子4,5からは
時系列化された光電出力が交互にA/D変換部6
3に転送される。例えば、8bitにA/D変換され
たアレイ4,5の光電出力による信号は、シフト
パルスにより8bitシフトレジスター70に転送さ
れ、A/D変換部63は次の信号のA/D変換を
開始する。シフトレジスター70からはLSBbit
から順次8bit信号が次段の8bitシフトレジスター
71に転送され、さらに、次の各8bitシフトレジ
スター72,73,74へと順次転送される。こ
の場合、2つのアレイ4,5からの出力を交互に
サンプルしているので、一方のアレイ4,5の1
つおきの光電変換素子出力は、シフトレジスター
70〜74で3data分間をおいて格納されている
ことになる。したがつて、シフトレジスター70
およびシフトレジスター74から順次LSBから
転送される信号を減算部75により差動演算を行
なうことにより、一方の光電変換素子アレイ4上
で1つ間をおいた光電変換素子に関する差出力を
両方のアレイ4,5に関して交互に得ることがで
きる。このようにして得られた1つおき差の出力
パターンは演算部64により、その変位の量と方
向の一方または双方が演算される。
を行なう場合であり、光電変換素子4,5からは
時系列化された光電出力が交互にA/D変換部6
3に転送される。例えば、8bitにA/D変換され
たアレイ4,5の光電出力による信号は、シフト
パルスにより8bitシフトレジスター70に転送さ
れ、A/D変換部63は次の信号のA/D変換を
開始する。シフトレジスター70からはLSBbit
から順次8bit信号が次段の8bitシフトレジスター
71に転送され、さらに、次の各8bitシフトレジ
スター72,73,74へと順次転送される。こ
の場合、2つのアレイ4,5からの出力を交互に
サンプルしているので、一方のアレイ4,5の1
つおきの光電変換素子出力は、シフトレジスター
70〜74で3data分間をおいて格納されている
ことになる。したがつて、シフトレジスター70
およびシフトレジスター74から順次LSBから
転送される信号を減算部75により差動演算を行
なうことにより、一方の光電変換素子アレイ4上
で1つ間をおいた光電変換素子に関する差出力を
両方のアレイ4,5に関して交互に得ることがで
きる。このようにして得られた1つおき差の出力
パターンは演算部64により、その変位の量と方
向の一方または双方が演算される。
以上のように、本発明の焦点検出装置による
と、滑らかな焦点検出出力が得られるので、検出
精度を著るしく向上させることができる。
と、滑らかな焦点検出出力が得られるので、検出
精度を著るしく向上させることができる。
第1図は、焦点検出装置を測距装置に応用した
場合の概略を説明する図、第2図は、第1図示の
装置の出力を示す図、第3図ないし第5図,第7
図ないし第9図,第11図および第12図は、像
変位検出の信号を示す図、第6図および第10図
は、光電変換素子アレイを示す図、第13図ない
し第19図は、本発明の実施例の像変位検出装置
を示す図である。 主要部分の符号の説明、結像光学系…1,2,
3、光電変換素子…4,5、光電変換素子…a1,
a2…aN、差分演算手段…61、変位検出手段…6
4、光電変換素子…a1,a2…ao、光電変換素子ア
レイ…4,5。
場合の概略を説明する図、第2図は、第1図示の
装置の出力を示す図、第3図ないし第5図,第7
図ないし第9図,第11図および第12図は、像
変位検出の信号を示す図、第6図および第10図
は、光電変換素子アレイを示す図、第13図ない
し第19図は、本発明の実施例の像変位検出装置
を示す図である。 主要部分の符号の説明、結像光学系…1,2,
3、光電変換素子…4,5、光電変換素子…a1,
a2…aN、差分演算手段…61、変位検出手段…6
4、光電変換素子…a1,a2…ao、光電変換素子ア
レイ…4,5。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 空間的に視差を有する2像を形成する光学手
段と、各々複数の受光素子を有し、前記2像をそ
れぞれ受光し光電変換する第一,第二光電変換素
子アレイとを備え、 前記第一,第二光電変換素子アレイの各光電変
換出力に関連する第一,第二の複数の画像出力に
基づいて前記2像の相対的ズレ量を求め、これに
基づいて焦点検出を行う焦点検出装置において、 前記2像のうち一方の像に関する前記第一の複
数の画像出力に基づいて、1つ以上の画像出力を
間に挟んだ2つの画像出力間の差分あるいは比を
順次求め、複数の該差分出力あるいは比出力から
成る第一画像データを出力し、また前記2像のう
ち他方の像に関する前記第二の複数の画像出力に
基づいて、前記1つ以上の画像出力を間に挟んだ
2つの画像出力間の差分あるいは比を順次求め、
複数の該差分出力あるいは該比出力からなる第二
画像データを出力する演算手段を有し、 前記第一画像データと前記第二画像データとか
ら前記2像の相対ゾレ量を求め、これに基づいて
焦点検出を行うことを特徴とする焦点検出装置。 2 前記複数の画像出力は、前記複数の光電素子
からの光電出力、あるいは前記光電出力に加工を
加えた加工出力であることを特徴とする特許請求
の範囲第1項記載の焦点検出装置。 3 特許請求の範囲第1項に記載の像変位検出装
置において、 前記光電変換手段は、それぞれ前記焦点面近傍
の異なつた位置にある第1の光電変換素子アレイ
および第2の光電変換素子アレイを含み、 前記差分演算手段は前記第1の光電変換素子ア
レイから第1差分出力を前記第2の光電変換素子
アレイから第2差分出力を得、 前記変位検出手段は、前記第1差分出力と前記
第2差分出力とに基づき第1および第2の光電変
換素子アレイ上に結像した像間の相対的変位の量
と方向との少なくとも一方を検出することを特徴
とする像変位検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17782781A JPS5880607A (ja) | 1981-11-07 | 1981-11-07 | 焦点検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17782781A JPS5880607A (ja) | 1981-11-07 | 1981-11-07 | 焦点検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5880607A JPS5880607A (ja) | 1983-05-14 |
JPH0348484B2 true JPH0348484B2 (ja) | 1991-07-24 |
Family
ID=16037793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17782781A Granted JPS5880607A (ja) | 1981-11-07 | 1981-11-07 | 焦点検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5880607A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0750241B2 (ja) * | 1984-01-19 | 1995-05-31 | 株式会社ニコン | 焦点検出装置 |
-
1981
- 1981-11-07 JP JP17782781A patent/JPS5880607A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5880607A (ja) | 1983-05-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN102082914B (zh) | 图像处理装置及图像处理方法 | |
Howell et al. | Statistical error analysis in CCD time-resolved photometry with applications to variable stars and quasars | |
Burns | Slanted-edge MTF for digital camera and scanner analysis | |
EP0488723B1 (en) | Movement vector detection apparatus | |
JP2002112099A (ja) | 画像修復装置および画像修復方法 | |
US6542189B1 (en) | Frequency compensated multiple sampling method for a video digital camera | |
US4561747A (en) | Auto-focusing method | |
US4602153A (en) | Focus detection apparatus for a camera | |
JPH0328691B2 (ja) | ||
JPH04313949A (ja) | 高ダイナミックレンジ撮像装置 | |
JPS587984A (ja) | 信号蓄積型光電変換素子の信号蓄積時間制御方式 | |
JPH0477289B2 (ja) | ||
JPH0348484B2 (ja) | ||
JPH0554042B2 (ja) | ||
JPWO2018096841A1 (ja) | 撮像装置および撮像方法 | |
JP3642666B2 (ja) | 測光システム | |
CN113341168A (zh) | 基于接触式图像传感器的测速方法、设备及系统 | |
JPH1123261A (ja) | 測距装置 | |
JP2001004367A (ja) | 測距演算装置 | |
JP2601651B2 (ja) | 測距装置 | |
JPS5861436A (ja) | 投影型mtf測定装置の受光素子 | |
JPH0411003B2 (ja) | ||
JPH02263103A (ja) | 光像検出装置 | |
JP3264488B2 (ja) | 像処理法および像処理装置 | |
US4577223A (en) | Synthetic d.c. restoration of a.c. coupled signals |