JPH0347880A - メンブレンフィルター用印刷インキ組成物 - Google Patents

メンブレンフィルター用印刷インキ組成物

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JPH0347880A
JPH0347880A JP1182525A JP18252589A JPH0347880A JP H0347880 A JPH0347880 A JP H0347880A JP 1182525 A JP1182525 A JP 1182525A JP 18252589 A JP18252589 A JP 18252589A JP H0347880 A JPH0347880 A JP H0347880A
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membrane
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reagent
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JP1182525A
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Nobuyuki Tsuji
辻 信之
Motohiro Oka
岡 素裕
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、メンブレンフィルター用印刷インキ組成物に
関するものであって、メンブレンフィルターの限外濾過
作用、核酸・タンパク質・薬物等の固定化作用又は核酸
・タンパク質・薬物等の固定化作用による二次的作用を
単用もしくは併用し、開発される薬物・免疫等の検査・
分析装置に利用される技術に関するものである。
したがって本発明は、疾病の診断・検査等の医学、分析
・検査等の生化学等の技術分野において特に重用される
ものである。
〔従来の技術〕
イムノアッセイ法としては、従来より、主として抗原−
抗体沈澱法及び標識試薬法の2つの方法が知られている
が、微量サンプルの高感度定量法としては後者の方法が
前者よりもすぐれている。
標識試薬法においては、抗原ないし抗体に付与する標識
として、アイソトープ、蛍光、酵素等が用いられるが、
アイソトープは取扱いに制約があり、健康上も問題があ
るので、酵素を用いる免疫分析法(エンザイム イムノ
アッセイ、EIA)が最近多用されている。
このEIAの1手法として、酵素の結合した免疫吸着剤
を用いるアッセイ (ELISA)が知られているが、
ELISA法においては、多数の希釈、反応、洗浄の各
操作が必須であり、B/F分離も必要であるので、操作
が煩雑であって熟練を要し、且つ分析に時間もかかる。
そこで、希釈操作や洗浄操作を必要とせず反応操作が短
時間ですむ改良E L I S A法の開発の必要性に
せまられ、固定化抗原と酵素標識抗体とを含む免疫反応
層、及び酵素標識抗体と反応して着色する物質を含む呈
色反応層、から成り必要に応じて支持部材層を有するシ
ート状の免疫検査装置が開発された(例えば米国特許筒
4 、446.232号明細書)。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来既知の免疫検査シートにおいて、呈色試薬層は次の
ようにして作成されている。先ず、必要な試薬類を一旦
水溶液にした後、この中に濾紙を含浸せしめ、これを取
り出して乾燥せしめた後、必要な形状、大きさに裁断す
る。これをメンブレン等基体上に固定するのであるが、
この固定化は、接着剤、接着性樹脂、接着テープ等を用
いて行われており、例えば、ラテックスセメントやニカ
ワ等が多用されている。
しかしながら、この方法では、水溶液であるために含浸
後の濾紙の乾燥に長時間を要し、また、接着によって固
定化を行うためにそれを乾燥、固定化する必要があり、
そのために、また、長時間を要するし、接着がはがれて
試薬含浸濾紙が剥離する場合も多層化じる。そしてまた
、濾紙を裁断使用するために、その大きさ、形状、厚さ
に自ら制限が存する。それにもまして、従来法では、基
体となるメンブレンだけでは充分でなくそのうえ更に検
体溶液を保持し展開層としての働きをする濾紙が余分に
必要である。
このように、従来法は乾燥工程に長時間を要し、量産化
に不適であり、呈色感度も低いという欠点を有している
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記欠点を一挙に解決するためになされたも
のである。
そのため、濾紙について、それに代る材料の選択、使用
する試薬類の選択、接着剤の検討等、広範囲に検討を行
ったけれども所期の目的を達成するには至らなかった。
そこで、発想の転換の必要性を認め、試薬含浸濾紙を使
用しないシステムの開発という全く新規な技術課題を設
定した。そしてこの課題を解決するための手段として、
試薬類をメンブレン上に直接印刷する印刷システムをは
じめて着想するに至ったのである。この印刷システムは
、免疫検査シートの技術分野においては全く使用された
ことのない全く新規なシステムである。
本発明は、この印刷システムを実現するためになされた
ものであって、それに使用するのに特に通したインキ組
成物を新たに開発する目的でなされたものである。その
ために各方面から鋭意検討、研究した結果、本発明は完
成されたものである。
すなわち、本発明は、高吸水性樹脂、吸着剤、呈色試薬
からなり、これにバインダー用樹脂及び溶剤を加えて使
用する点に重要なポイントを有するメンブレンフィルタ
ー用印刷インキ組成物及びその適用方法に関するもので
ある。
本発明においては、高吸水性樹脂がインキ組成物の内の
1つの成分として使用される。この高吸水性樹脂は、自
重の数倍以上もの多量の水を吸収保持しうるポリマーを
広く指し、例えば、澱粉・アクリル酸グラウト共重合体
系、イソブチレン・無水マレイン酸共重合体系、ポリア
クリル酸塩系、アクリル酸・ビニルアルコール共重合体
系等のポリマーが単用ないし複数併用される。樹脂の形
状としては特に制限はないけれども、粉末、特に微粉末
とするのがよ<400メツシユバスが好ましい。
これらの高吸水性樹脂としては、市販品が適宜使用でき
、その例としては次のようなものが挙げられるが、吸水
性の高いポリマーであればすべてのタイプのものが使用
される。使用量(配合量)としては、製品の使用目的に
応じて吸水能を調整し感度や呈色速度等を適応させるた
め自由に選択でき、格別の制限はないけれども、インキ
組成物100g当りIg〜30g程度が好ましい。
◇高吸水性樹脂(200メツシユパス)■澱粉・アクリ
ル酸グラフト共重合体系(三洋化成製)  吸水能  
 吸水速度(生理食塩水)(生理食塩水)MAX Oサンウェット IW−30055倍    4分 ○サンウェット IW−100070倍    4分 ■イソブチレン・無水マレイン酸共重合体系(クラレ製
)   吸水能   吸水速度(生理食塩水)(生理食
塩水)MAX OKIゲル 201に−F2   50倍    0.5分■ポリア
クリル酸塩系 (製鉄化学製)  吸水能   吸水速度(生理食塩水
)(生理食塩水)MAX Oアクアキープ 43      40倍    1.5分Oアクアキー
プ 10SH70倍    4分 (荒用化学製) ○アラソーブ    100倍    1分(花王製) Oボイズ 5A−2070倍 (住友化学製) ○スミカゲル N P −101070倍    5分■アクリル酸・
ビニルアルコール共重合体(住友化学製) Oスミカゲル S P −510 or       50倍    5分S P −52
0 高吸水性樹脂は、検体溶液の膜透過速度及び吸水量を増
加せしめるので、呈色試薬層の膜を挟んで対面に必要と
する展開層を省略可能とし、薄い印刷層にもかかわらず
呈色速度及び呈色感度が向上する。ま、た、高吸水性樹
脂は超親水性であるため溶剤を吸収することがなく、し
たがってインキが嵩だかになることが防止され印刷適性
が良く、これに加え、溶剤中に溶解又は懸濁している酵
素や試薬等を取り込む吸着剤の働きを妨げない。
本発明において用いられる吸着剤は、呈色試薬及び又は
蛋白系物質(酵素、抗原、ハプテン、抗体、蛋白質等)
を吸着する性質を有するものであれば、無機物、有機物
を問わずすべてのタイプのものが使用され、例えば次の
ようなものが挙げられる。使用形態としては、粉末状、
特に微粉末状とするのが良い。これらの吸着剤は1種類
のものを重用したり、数種類を併用したり、あるいは同
巨 −タイプのものを複数併用したりして使用する。
その使用量としては、格別の制限はないけれども、イン
キ組成物100g当り10g〜40g程度が好ましい。
吸着剤(微小担体;0.1〜100μmφ)、タンパク
質及び極性薬物を保持するもの ■無機多孔体 多孔質ガラス、シリカゲル、アルミナ、活性白土、石英
砂、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、ベントナイ
ト、カオリン、タルク、ヒドロキシアパタイト、リン酸
三カルシウム、酸化チタン、活性炭 ■極性基をもつ担体(アニオン、カオチンまたは双極イ
オン性) 陰イオン交換樹脂、陽イオン交換樹脂、マクロポーラス
型イオン交換樹脂、ハイブリッド型イオン交換樹脂、イ
オン交換繊維、キレート樹脂例 DEAE−セルロース
粉砕品、高速液体クロマトグラフィー用イオン交換樹脂 ■高分子凝集剤 非イオン性高分子凝集剤、ポリ陽イオン系高分子凝集剤
、ポリ陰イオン系高分子凝集剤、両性イオン系高分子凝
集剤 例 キトサン、ポリアミノアルキルメタクリレート(お
よびアクリルアミドとの共重合体)■高分子に被吸着物
質を化学的処理により固定化したもの 例 抗体固定化高分子、レクチン固定化高分子、抗原ま
たは抗原ハプテンを固定化した高分子(高分子としては
、セルロース、アガロース、デキストラン等が好適) ■分離用高分子担体(クロマトグラフィー用)合成高分
子系ゲル濾適用担体、多糖類系ゲル濾適用担体 例 高速液体クロマトグラフィー用保持体吸着剤として
は、上記した5つのタイプのほか、次のものも更に例示
される。
■共重合により形成されたラテックス等の微小プラスチ
ックを水溶性塩(リン酸塩、カルシウム塩、バリウム塩
等)で処理したもの。
■水不溶性酸化物(チタン酸塩、アルミナ等)を1 2 イオン交換(アニオン、カオチン)セルロースの微粉末
で処理したもの。
本発明においては、吸着剤を用いて溶剤中で蛋白質、薬
物等を吸着せしめる点を重要なポイントの1つとして有
するものである。この重要な技術を新たに採用すること
により、メンブレン上に印刷技術により呈色相を印刷マ
ウントして呈色反応層を短時間に形成できるだけでなく
、呈色速度及び呈色感度を向上せしめることができるよ
うになったのである。
本発明においては、溶液中で固定化するのであるから極
性基があれば良く、吸着剤はこの現象を有利に利用して
試薬や蛋白系物質を吸着するものである。以下、本発明
を、リン酸カルシウム塩に例示される不溶性多孔性微粉
末塩を吸着剤の代表に選んで説明するが、他のタイプの
吸着剤の場合もこれに準じる。
本発明によれば、溶剤中で吸着剤(不溶性多孔性微粉末
塩)に試薬を吸着させているので、製造工程でメンブレ
ンフィルター(呈色試薬層の基体をなす相であって、そ
の上に呈色相が印刷される)中への試薬の転移が抑制さ
れるので、膜内体に試薬等が移行して発色することがな
い。つまりバックグラウンドの呈色がないのである。ま
た、メンブレンフィルターが免疫反応相等としての働き
をも有する場合では、陰性時の膜の誤発色も防止できる
。また、試薬は不溶性多孔性微粉末塩中に吸着されてと
り込まれているので、光に当てても試薬が発色すること
がなく、呈色試薬層の耐光性が大11に向上する。そし
てまた、溶剤中で不溶性多孔性微粉塩に試薬を吸着せし
めているため、インキ内の試薬の分散にすぐれ、試薬が
インキ内に極めて均一に分布する。
インキ中の固形物質は微小であるのみでなく、溶剤を吸
収する性質は保持していないので、インキが嵩高になる
ことがなく、印刷適性にすぐれている。
しかも、膜透過した反応系にかかわり呈色反応を発起さ
せる物質酵素標識抗体抗原複合体等は、不溶性多孔性微
粉塩に捕捉・吸着されるので、呈3 4 色感度が大巾に上昇する(酵素の固定化作用)。
すなわち、呈色試薬層の表面上に形成された薄い呈色相
において、酵素標識抗体抗原複合体が該塩に集中して吸
着され(呈色試薬層中に広く分散しないで、表面付近に
固定化される)、そこで集中的に呈色するため、呈色感
度が大巾に上昇するのである。
また、メンブレンフィルター(例えばナイロン6製メン
ブレンフィルター)を帯電化処理したもの(タンパク質
・核酸の固定用メンブレンフィルター)は、不溶性多孔
性微粉末塩を静電相互作用により強固に且つ均一に固定
化するので、機械的強度の強い試薬層が形成される。
このように、吸着剤を溶剤中で使用することにより、印
刷時には膜自体に望ましくない発色が生じることは防止
する一方、呈色時には鮮明且つ強力に発色し、呈色感度
及び呈色速度が大巾に上昇するのである。
呈色試薬としては、標識として用いた酵素の作用により
生成した物質及び/又はそれから更に発生した物質によ
って発色する試薬であれば、EIA、ELISA等で常
用される呈色試薬が適宜広範囲に使用できる。
構成として酸化酵素を使用した場合には、基質の分解に
よって生成する過酸化水素をペルオキシダーゼによって
発生期の酸素を発生せしめ、この酸素が呈色試薬を酸化
して発色せしめるのであり、このタイプの呈色試薬とし
ては次のものが例示される。しかしながら、免疫分析で
従来用いられている呈色試薬が広範に使用できることは
いうまでもないことである。
すなわち、過酸化水素及び過酸化活性を有する物質の存
在下で呈色を示す染料前駆体には下記の物質が挙げられ
る。必要な場合、発色剤も含む。
(1)アニリンおよびその誘導体、オルト−トルイジン
、パラ−トルイジン等のモノアミン類(2)  オルト
−フェニレンジアミン、N、 N’ −ジメチル−パラ
−フェニレンジアミン、N、N”ジエチルフェニレンジ
アミン、ベンジジン、ジアニシジン等のジアミン類 5 6 (3)フェノールそれ自体、チモール、オル1−メタ−
およびパラ−クレゾール、α−ナフトール、β−ナフト
ール等のフェノール類 (4)カテコール、グアヤコール、オーシノール、ピロ
ガロール、P、P−ジヒドロキシジフェニルおよびフロ
ログルシノールのようなポリフェノール類 (5)サルチル酸、ピロカテキン酸、没食子酸のような
芳香族の酸 (6)  ロイコマラカイトグリーン及びロイコフェノ
ールツクレインのようなロイコ染料 (7)2.6−シクロロフエノールインドフエノールの
ような着色染料 (8)  エピネフリン、フラボン類、チロシン、ジヒ
ドロキシフェニルアラニンおよびトリプトファンの様な
種々の生物学的物質 (9)その他、グアヤゴム、グアヤコン酸、ヨウ化カリ
ウム、ヨウ化ナトリウムおよび他の水溶性ヨウ化物、な
らびにビリルビンのような物質並びに On)’  2. 2“−アジンジ(3−エチルベンゾ
チアゾリン−(6)−スルホン酸、3.3”、5.5”
テトラメチルヘンジジン、3.3′ −ジアミノヘンジ
ジン等。
呈色試薬には、上記した色素のほか、pr+バッファー
、結合剤、安定剤、抗酸化剤、増感剤、溶剤等常用され
る呈色関連物質が適量添加される。
上記した各成分は溶剤に溶解または懸濁させてインキと
なすのであるが、溶剤としては、水及び高極性溶剤を除
く溶剤であれば広く使用することができ、例えばアミル
アルコール、2−ブトキシェタノール等が有利に使用で
きる。溶剤の使用量はインキ組成物100g当り20g
〜60gが好適である。
このようにして調整したインキは、メンブレンフィルタ
ーからなる呈色層基体上に直接印刷して呈色相を形成せ
しめる。本発明によれば溶剤を用いて印刷しているため
、乾燥及び固定化が一連の工程により行うことができ、
しかも乾燥工程が短時間で済むので、迅速且つ大量に呈
色層を製造することができる。つまり、本発明によれば
呈色層7 8 薬層の製造が工業化、大規模化できるのである。
また、本発明は印刷技術によって呈色相ないし呈色試薬
層を形成するため、これらの形状、大きさ等を任意に選
択できるという利点も併せ得られる。
インキの印刷に当っては、通常用いられている印刷技術
が適宜使用でき、例えば、スクリーン印刷、手刷の簡易
型印刷、グラビア印刷、オフセット印刷、コーティング
その他が広く適用できる。
呈色試薬層の基体材料としては、常用されているものが
適宜利用することができる。その内、例えば、次のよう
な条件を有するメンブレンフィルターは有利に使用する
ことができる。
本発明において用いられるメンブレンフィルターは、ポ
アサイズが0.01〜10μmφで、100°Cの熱風
で縮みにくく、アルコール系溶剤に安定でかつ印刷基剤
としての機械的強度があるものならば、セルロース系、
ビニル系、芳香族系を問わずすべてのタイプのものが使
用され、装置構成の内容により選択でき、例えば次のよ
うなものが挙げられる。
◇ 装置構成でメンブレンフィルター自体は、限外濾過
作用のみを受は持つ場合 タンパク質や薬物の吸着が少なく、親水性の膜が好まし
い。
例 ナイロン6メンブレンフィルター、ナイロン6−6
メンプレンフイルター、再生セルロースメンブレンフィ
ルター、ポリエーテルサルホンメンブレンフィルター、
セルロースアセテートメンブレンフィルター等 ◇ 装置構成でメンブレンフィルターは、核酸・タンハ
ク質の固定用メンブレンフィルターヲ用い、膜中に抗原
、抗体又は抗原抗体複合体のいずれかを固定し、免疫反
応相とてしての作用を主に受は持つ場合 例 (1)化学処理によりアミン基グループを有しプラスチ
ャージのナイロン6又は66製メンブレンフイルター (2)  ニトロセルロースメンブレンフィルター(3
)  イオン交換セルロースメンブレンフィルタ9 0 、CM−セルロースメンブレンフィルターDEAE−セ
ルロースメンブレンフィルター等 (4)疎水性メンブレンフィルター ポリビニリデンジフルオライド(PVDF)製メンブレ
ンフィルター、ポリテトラフルオロエチレン(P T 
F E)製メンブレンフィルター等 このようにして作成した呈色試薬層は、常法にしたがい
、透明基材上にマウントしまたは透明基材を用いること
なく、その上に上記した多孔性メンブレン、極性を有す
る多孔性膜に抗原、抗体等を固定化した免疫反応層をマ
ウントして、免疫検査シートを作成するのである。
免疫反応層と呈色試薬層とは重層しており、その上面か
ら試料を適用するようにしてもよいし、同じく重層して
おくが呈色試薬層の外表面は防水コートしておき、この
検査シート全体を検体試料内に浸漬するようにしてもよ
い。また、免疫反応層と呈色試薬層とを基材上に並置す
ることも可能である。
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1 次に示す各成分を混合機内で混合して、呈色試薬インキ
100gを調製した。
03.3”、5.5’−テトラメチルベンジジン1.2
007ミルアルコール/PEG2,000    10
.00(32/8) (−八) ○アミルアルコール          10.000
グルコースオキシダーゼ(1000/mg)   0.
820バツフアー(スラリー)        13.
32クエン酸/クエン酸三ナトリウム/ アミルアルコール(30/1201504) (W/籾
)○アスコルビルステアレート溶液   2.00アス
コルビルステアレート/アミル アルコール(0,20→10.0) Oレオドール5P−LIO(花王製)      2.
000エマールTO(花王製)(固形化物)    1
.33(ラウリル硫酸トリエタノールアミン)Oバイン
ダー用樹脂         20.001 2 ポリビニルピロリドン/エレンジス Bχ−1(積木化学製)/アミルアルコール(50,4
/9.0/282.6) (−八)○リン酸三カルシウ
ム (不溶性多孔性微粉末塩) ○スミカゲル5P−510(高吸水性樹脂)20.00 20.00 〈呈色試薬インキ組成〉 例2 インキ100g中 03.3’、 5.5’−テトラメチルベンジジン1.
300アミルアルコール/PEG2,000    1
2.60(32/8) Oアミルアルコール          8.5002
.2°−メチレンビス−(6−tert −2,50ブ
チル−p−クレゾール)溶液 (1,0→10.アミルアルコール中)○エマールTD
 (固形化物’)        2.50(ラウリル
硫酸トリエタノールアミン)Oバッファー(スラリー’
)        12.00クエン酸/クエン酸三ナ
トリウム/ アミルアルコール(30/1201504) (W/賀
)Oグルコースオキシダーゼ(100U/mg)   
0.820バインダー用樹脂         20.
00ポリビニルピロリドン/エレツクス BX−1/アミルアルコール (50,4/9.0/282.6) (itl/kl)
Oリン酸三カルシウム (多孔性微粉末塩) ○ヒドロキシアパタイト (多孔性微粉末塩) OKIゲル201に−F 2 10.00 15.00 15.00 実施例3 アミノ基グループを有し、正電荷を有するナイロン製の
プロッティング用メンブレンフィルター〔「ゼークプロ
ーブメンブレン; 0.45μmφ」。
BIO−RAD社〕、(rNE讐ナイトライン(NY1
3N) ;0.453 4 pmφ」、[ナイトライン(NY14); 0.60μ
mφ」。
5chleicher & 5chue11社〕を用意
した。これは親水性メンブレンであってアミルアルコー
ル吸収能を有するものである。
このメンブレンフィルター上にスクリーン印刷機でスク
リーン版(テトロン120メツシユ、膜厚30IIm)
を用いて、実施例1又は2の呈色試薬インキを直接印刷
後、60°Cで10分間乾燥・固定化し、呈色相が上面
に印刷形成された呈色試薬層を得た。
〔発明の効果〕
本発明は、印刷技術を用いて免疫反応層上に呈色試薬層
を形成するという全く新規な技術を達成するためのイン
キ組成物を開発したものである。
本発明によれば、溶剤系の試薬インキを用いるため、乾
燥工程が従来法に比して短時間ですむだけでなく、呈色
速度及び呈色感度も向上し、しかも各種形状ないし構造
の免疫検査シートを作成できるという著効も奏される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、高吸水性樹脂と、呈色試薬等の極性試薬及び/又は
    蛋白系物質を吸着する吸着剤と、呈色試薬とから成るこ
    とを特徴とするメンブレンフィルター用印刷インキ組成
    物。 2、高吸水性樹脂、吸着剤及び呈色試薬から成り、該高
    吸水性樹脂は、澱粉・アクリル酸グラフト共重合体系、
    イソブチレン・無水マレイン酸共重合体系、ポリアクリ
    ル酸塩系及びアクリル酸・ビニルアルコール共重合体系
    から選択されるものである請求項1記載のメンブレンフ
    ィルター用印刷インキ組成物。 3、高吸水性樹脂、吸着剤及び呈色試薬から成り、該吸
    着剤が無機多孔体、極性基を有する担体、高分子凝集剤
    、高分子に被吸着物質を固定化したもの及びクロマトグ
    ラフィーにおいて用いられる分離用高分子担体から選択
    されるものである請求項1記載のメンブレンフィルター
    用印刷インキ組成物。 4、無機多孔体がリン酸三カルシウム、ハイドロキシア
    パタイト又は両混合物のいずれかであることを特徴とす
    る請求項3に記載のメンブレンフィルター用印刷インキ
    組成物。 5、請求項1〜4のいずれかの項記載のインキ組成物に
    バインダー用樹脂及び溶剤を加えた後、これをメンブレ
    ンフィルター上に直接印刷することを特徴とするインキ
    組成物の適用方法。 6、核酸・タンパク質の固定用メンブレンフィルターで
    あって、活性化ナイロンメンブレンフィルター、ニトロ
    セルロースメンブレンフィルター、イオン交換メンブレ
    ンフィルター、ポリビニリデンジフルオライド製メンブ
    レンフィルター又はポリテトラフルオロエチレン製等の
    疎水性メンブレンフィルターのいずれかであることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかの項記載のインキ組成
    物を適用するメンブレンフィルター。 7.メンブレンフィルターが、核酸・タンパク質の吸着
    が少ない親水性のメンブレンフィルターであることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかの項記載のインキ組成
    物を適用するメンブレンフィルター。
JP1182525A 1989-07-17 1989-07-17 メンブレンフィルター用印刷インキ組成物 Pending JPH0347880A (ja)

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JP1182525A Pending JPH0347880A (ja) 1989-07-17 1989-07-17 メンブレンフィルター用印刷インキ組成物

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JP (1) JPH0347880A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111055602A (zh) * 2019-12-31 2020-04-24 安徽省粤隆印刷科技有限公司 一种环保型低迁移量的印刷工艺

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CN111055602A (zh) * 2019-12-31 2020-04-24 安徽省粤隆印刷科技有限公司 一种环保型低迁移量的印刷工艺

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