JPH0347756Y2 - - Google Patents

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JPH0347756Y2
JPH0347756Y2 JP1986048292U JP4829286U JPH0347756Y2 JP H0347756 Y2 JPH0347756 Y2 JP H0347756Y2 JP 1986048292 U JP1986048292 U JP 1986048292U JP 4829286 U JP4829286 U JP 4829286U JP H0347756 Y2 JPH0347756 Y2 JP H0347756Y2
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backing plate
welding
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backing
recess
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、金属の熔接の際に熔接部分の裏に当
てる、裏当て板に関するものである。
〔従来の技術〕
金属同士を接合する熔接には、MIG、TIG等
多数の種類があるが、これらの熔接の際に、熔接
部分の裏面には裏当てを貼着していた。たとえ
ば、第3図a,bに示すように裏当て板11を耐
熱テープ2によつて金属部材3,4の熔接部分の
うらに貼着しておき、熔接を行つた後、耐熱テー
プ2および裏当て板11を取り除けば、外観が美
しくまた強度の大きい熔接を行うことができた。
この裏当て板11は、熱膨張係数が小さく、耐
熱衝撃性の大きいコージライトより成り、ほぼ正
方形をした板で、熔接部分が長いときは、何枚も
並べるようにしていた。
〔従来技術の問題点〕
ところが、このような従来の裏当て板11は、
耐熱衝撃性の大きいコージライトからなつている
ものの、熔接速度や姿勢によつては、裏当て板1
1にひび割れが生じることがあつた。裏当て板1
1は1枚の板よりなつているため、少しでもひび
割れが生じると全体に広がり、遂には裏当て板1
1が分断されてしまうことがあつた。裏当て板1
1が割れて分断されると、熔接後裏当て板11を
取り除く際に手間がかかるだけでなく、外観を悪
くしてしまうという不都合があつた。また、割れ
にくいように裏当て板11の厚さを大きくする
と、耐熱テープ2による貼着が困難であつた。
さらに、コージライトの融点は約1500℃である
ため、これ以上の高温となる熔接を行うと、裏当
て板11が融けて、スラグと共に金属部材3,4
に融着してしまうことがあつた。裏当て板11が
金属部材3,4に融着すると、熔接後、取り除く
ことが困難で作業効率が悪くなるという不都合が
あつた。
また、第1図に示すように、セラミツクスから
なる板1a,板1bを接着してなる二層構造の裏
当て板1もあつたが、この場合でも熱が全体に伝
わりやすいため、ヒートシヨツクによる割れが全
面に発生しやすく、割れを防止する効果に乏しか
つた。
〔問題点を解決するための手段〕 上記に鑑みて、本考案は高融点セラミツクスを
板状に形成するとともに、多層構造または中空構
造として、熔接用裏当て板を構成したものであ
る。
〔実施例〕
以下、本考案に係る熔接用の裏当て板を図によ
つて説明する。
本発明実施例を第2図に示すように、裏当て板
10は高融点セラミツクスからなり貫通した中空
部10aを有したものである。この裏当て板10
は熔接部分の形状に応じた凹部10bを備えてお
り、中空部10aは、この凹部10bよりも広く
形成されている。この裏当て板10を用いて熔接
を行うと、凹部10bにひび割れが生じやすい
が、中空部10aが存在するため、ひび割れが厚
み全体に広がらず、裏当て板10が分断されにく
い。なお、第2図では裏当て板10を一体的に形
成したものを示したが、裏当て板10を多層構造
とし、かつ中空部を形成したものであつてもよ
い。
上記実施例において高融点セラミツクスとして
は、アルミナ(Al2O3融点2040℃)、マグネシア
(MgO融点2800℃)、ジルコニア化合物(融点
2710℃)等を用いればよい。一般にこれらの高融
点セラミツクスを裏当て板として用いた場合、割
れが生じやすくなるが、多層構造または中空構造
としてあることにより、裏当て板全体の分断を防
ぐことができる。
次に、第1図に示した比較例、および第2図に
示した本考案の裏当て板1,10をそれぞれアル
ミナにより試作した。第1図に示した二層構造の
裏当て板1は縦30mm、横30mm、厚さ4mmで、アル
ミナの板1a,1bをガラス接着して形成し、第
2図に示した中空構造の裏当て板10は縦30mm、
横30mm、厚さ4mmで貫通した中空部10aの幅は
10mm、厚さは1.3mmとした。さらに比較例として、
同じ大きさのコージライトよりなる従来の裏当て
板11を用意し、これら3種類の裏当て板1,1
0,11を用いて、それぞれ同一条件のもとに、
熔接を行つた。その結果、従来の裏当て板11は
約30%のものに割れや融着が発生してしまい、熔
接後の取り外しが困難であつた。また、二層構造
で中空部を形成しない比較例の裏当て板1は10%
程度の割れが発生したのに対し、中空構造とした
本考案の裏当て板10は1〜2%程度しか割れや
融着が発生せず、優れた結果を示した。
〔考案の効果〕
叙上のように、本考案によれば、高融点セラミ
ツクスを板状に形成するとともに、多層構造また
は中空構造として熔接用の裏当て板を形成したこ
とにより、高温の熔接を行つても融けることがな
く、また強い熱衝撃が加わつても裏当て板全体が
分断されにくいため確実な熔接ができ、熔接後の
取り除きも用意に行えるだけでなく、熔接部分の
外観を損なうこともないなど多くの特長を有した
熔接用裏当て板を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は比較例の熔接用裏当て板を示す斜視図
である。第2図は本考案に係る熔接用裏当て板を
示す斜視図である。第3図aは従来の熔接用裏当
て板の使用状態を示す平面図、第3図bは第3図
aにおける−線断面図である。 1,10,11……裏当て板、2……耐熱テー
プ、3,4……金属部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高融点セラミツクスからなる板状体の表面に、
    熔着金属を保持すべく直線方向に伸びる凹部を備
    えるとともに、この凹部と同方向に貫通し、かつ
    この凹部の幅よりも広い幅の中空部を形成したこ
    とを特徴とする熔接用裏当て板。
JP1986048292U 1986-03-31 1986-03-31 Expired JPH0347756Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986048292U JPH0347756Y2 (ja) 1986-03-31 1986-03-31

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JP1986048292U JPH0347756Y2 (ja) 1986-03-31 1986-03-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62159996U JPS62159996U (ja) 1987-10-12
JPH0347756Y2 true JPH0347756Y2 (ja) 1991-10-11

Family

ID=30869680

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JP1986048292U Expired JPH0347756Y2 (ja) 1986-03-31 1986-03-31

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JP (1) JPH0347756Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS505861U (ja) * 1973-05-14 1975-01-22

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS505861U (ja) * 1973-05-14 1975-01-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62159996U (ja) 1987-10-12

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