JPH0347324Y2 - - Google Patents

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JPH0347324Y2
JPH0347324Y2 JP1987163767U JP16376787U JPH0347324Y2 JP H0347324 Y2 JPH0347324 Y2 JP H0347324Y2 JP 1987163767 U JP1987163767 U JP 1987163767U JP 16376787 U JP16376787 U JP 16376787U JP H0347324 Y2 JPH0347324 Y2 JP H0347324Y2
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capacitor
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Priority to SG101592A priority patent/SG101592G/en
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、複数個のコンデンサ素子を直・並
列に接続して所望の高電圧を分担させるように集
合させたコンデンサに関するものである。
〔従来の技術〕
コンデンサ素子は、周囲の絶縁体によつて覆つ
ていないと、耐電圧特性が低い。したがつて、こ
のようなコンデンサ素子を用いて高電圧のコンデ
ンサを得ようとした場合、多数のコンデンサ素子
を接続して高電圧を分担させる必要があり、コン
デンサが大型になると共にコスト高になる。
このため、従来から、第3図に示すように、外
装容器21内に複数個のコンデンサ素子22を
直・並列に接続して収容し、外装容器21内に
SF6ガス等の絶縁ガスを充填して、コンデンサ素
子22の耐電圧特性を向上させてコンデンサ素子
1個当たりの分担電圧を高め、これによつて集合
させるコンデンサ素子の数を少なくしたコンデン
サがある。
また、外装容器内に、複数個のコンデンサ素子
を収容し、このコンデンサ素子の集合体のまわり
を合成樹脂によつて一体にモールドした高耐圧の
コンデンサもある。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記のような複数個のコンデンサ素
子を集合させたコンデンサの場合、複数個のコン
デンサ素子は全て所望の耐電圧特性を確保してい
る必要がある。
即ち、複数個のコンデンサ素子のうちの一個で
も不良品があると、コンデンサ全体としての耐電
圧特性を確保し得ない。
したがつて、容器内に収容する複数個のコンデ
ンサ素子については、容器内に収容する前に、耐
電圧特性を検査してその良否を判定しておかなけ
ればならない。しかしながら、上記のような容器
収容形のコンデンサの場合、容器を取除くと、コ
ンデンサ素子のまわりの絶縁体を保持することが
できないので、容器を収容する前に、コンデンサ
素子の一個一個についてその良否を判定すること
ができない。したがつて、複数個のコンデンサ素
子を収容し、容器内に絶縁体を充填してコンデン
サを形成した後に、耐電圧特性を検査すると、所
望の耐電圧特性が得られず、コンデンサ全体が不
良になることがあり、材料ロスや無効工数が多く
なるという問題があつた。
特に、外装容器内に複数個のコンデンサ素子を
収容し、外装容器内のコンデンサ素子のまわりを
合成樹脂によつてモールドするタイプのコンデン
サの場合には、モールド過程において、コンデン
サ素子の端面にボイドが生じ易く、一つのコンデ
ンサ素子の中にコロナ放電を起し易い不良品が含
まれると、コンデンサ全体が不良となる。この場
合、他のコンデンサ素子が良品であつたとして
も、分離不能であるため、材料ロスや無効工数が
多くなるという問題はより大きい。
そこで、この考案は、コンデンサ素子を集合さ
せて容器内に収容する前に、コンデンサ素子一個
一個についてコロナ放電開始電圧等の電気特性を
検査することができるコンデンサを提供しようと
するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、上記の問題点を解決するために、
保形性を有する内装容器内にコンデンサ素子を収
容し、この内装容器の外周面にガラス繊維材を巻
付け、かつ内装容器内に絶縁ガスを充填すると共
に、内装容器のまわりを合成樹脂によつてモール
ドすることにより内装容器内にガスを密封せしめ
て容器収容形コンデンサ素子を形成し、外装容器
にこの容器収容形コンデンサ素子を複数個集合せ
しめて収容し、外装容器内に絶縁ガスを封入した
のである。
〔作用〕
上記構造によると、外装容器内に収容される複
数個のコンデンサ素子はそれぞれ内装容器に収容
されており、内装容器内には絶縁ガスが封入され
ているので、コンデンサ素子一個一個について外
装容器に収容する前に、耐電圧特性を検査してそ
の良否を判定しておくことができる。
〔実施例〕 以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
この考案のコンデンサは、基本的にはガス封入
形のコンデンサであり、第1図に示すように、金
属製の外装容器1内に複数個のコンデンサ素子2
を収容し、外装容器1内にSF6ガス、窒素ガス等
の絶縁ガスを封入した構造になつている。
上記外装容器1は、上面が開口された容器本体
1aと蓋体1bとからなり、蓋体1bは容器本体
1aに溶接等によつて接合されている。また、蓋
体1bには、コンデンサ素子2のリード線3が接
続されるブツシング4が取付けられている。
上記コンデンサ素子2としては、例えば誘電層
と電極層を交互に渦巻状に積層したものを使用す
ることがてきる。
次に、この考案のコンデンサにおいては、外装
容器1内に収容される各コンデンサ素子2をそれ
ぞれ次のように密封している。
即ち、各コンデンサ素子2は、それぞれコンデ
ンサ素子2の外形寸法より少し大きな内形寸法を
有する内装容器5に収容されている。この内装容
器5内には、SF6ガス、窒素ガス等の絶縁ガスが
充填され、さらに内装容器5の外周面にはガラス
繊維材10が巻付けられ、その外側はエポキシ樹
脂等の合成樹脂によつてモールドされている。符
号6はこのモールド層を示している。
上記内装容器5は、保形性有し、上面が開口さ
れた合成樹脂製の容器本体5aと、この容器本体
5aの上面に嵌合する合成樹脂製の蓋体5bとか
らなり、容器本体5aの底面及び蓋体5bにはコ
ンデンサ素子2のリード線3を挿通するリード線
挿通孔7が形成されている。
上記容器本体5aと蓋体5bとの嵌合面に形成
される〓間8及びリード線とリード線挿通孔7と
の間に形成される〓間9は、それぞれ内装容器5
内に絶縁ガスを充填する際には外部から内装容器
5内に絶縁ガスが流入し、一方、内装容器5の外
側を合成樹脂によつてモールドする際には高粘土
の合成樹脂が内装容器5内に侵入しない程度の大
きさに設定されている。
上記内装容器5にコンデンサ素子2を収容した
後、内装容器5内に絶縁ガスを充填し、内装容器
5のまわりを合成樹脂によつてモールドする手段
としては、次のような方法がある。
まず、コンデンサ素子2を内装容器5の容器本
体5a内に収容した後、蓋体5bを被せる。この
際、リード線3をリード線挿通孔7から内装容器
5の外方に引出しておく。
次いで、コンデンサ素子2を収容した内装容器
5の外周面にガラス繊維材10を巻付け、この
後、この内装容器5の外形寸法よりも少し大きな
内形寸法を有する金型内に収容した後、金型内を
真空脱気する。この後、金型内にSF6、窒素ガス
等の絶縁ガスを流入させる。次に、金型と内装容
器5の間に高粘土の合成樹脂、例えばエポキシ樹
脂を注入し、この合成樹脂が硬化した後に、離型
を行う。
このようにして、内装容器5の外側が合成樹脂
によつてモールドされ、内装容器5の容器本体5
aと蓋体5bとの間に形成される〓間8及びリー
ド線3とリード線挿通孔7との間に形成される間
〓9がそれぞれモールドされた合成樹脂によつて
密封され、内装容器5内に絶縁ガスが封入された
状態になる。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば、集合させる
前の一個一個のコンデンサ素子に対してコロナ放
電開始電圧などの動作試験ができるためコンデン
サ素子の良否の選別が可能であり、そのため製造
における無効工数の削減に結びつく効果がある。
また、外装容器が気密漏れを起こしても、各コ
ンデンサ素子の気密性が内装容器によつて保持さ
れる。これにより、コンデンサ素子の絶縁特性が
低下しないと共に、外装容器内に湿気等が侵入し
てもコンデンサ素子が保護されるので、コンデン
サの信頼性が一段と向上し、寿命が極めて長くな
るという効果がある。
さらに、内装容器から絶縁ガスが何らかの原因
で仮に濡れたとしても、外装容器内に充填した絶
縁ガスにより内装容器内部の絶縁ガスの圧力が低
下しない。このことによつて、コンデンサ素子の
コロナ放電開始電圧が低下しないものとなる。ま
た、何らかの原因で仮に内装容器に気密漏れが生
じても、外装容器が外部から湿気等の侵入を阻止
する。このことによつて、コンデンサ素子の劣化
が防止されるという効果もある。
また、この考案のコンデンサは、各コンデンサ
素子を収容する内装容器の外周面にガラス繊維を
巻付け、さらにそのまわりを合成樹脂によつてモ
ールドしているため、内装容器の外周面が繊維強
化プラスチツクと同様の状態となり、内装容器の
強度が極めて高い。また、内装容器の気密性は外
側のモールド樹脂によつて向上する。したがつ
て、この考案によれば、使用中におけるコンデン
サ素子の温度上昇によつて内装容器内の絶縁ガス
が膨張し内部圧力が増加しても、内装容器の変形
を防止できると共に気密性を保持できるので、コ
ンデンサ素子の金属溶射電極部分が保護され、電
気的接続の信頼性が向上し、寿命が極めて長くな
るという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るコンデンサの一実施例
を示す断面図、第2図は第1図の部分拡大断面
図、第3図は従来のガス封入形コンデンサの断面
図である。 1……外装容器、2……コンデンサ素子、5…
…内装容器、6……モールド層、10……ガラス
繊維。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 保形性を有する内装容器内にコンデンサ素子を
    収容し、この内装容器の外周面にガラス繊維材を
    巻付け、かつ内装容器内に絶縁ガスを充填すると
    共に、内装容器のまわりを合成樹脂によつてモー
    ルドすることにより内装容器内に絶縁ガスを密封
    せしめて容器収容形コンデンサ素子を形成し、外
    装容器にこの容器収容形コンデンサ素子を複数個
    集合させて収容し、外装容器内に絶縁ガスを封入
    したことを特徴とするコンデンサ。
JP1987163767U 1987-10-23 1987-10-27 Expired JPH0347324Y2 (ja)

Priority Applications (13)

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JP1987163767U JPH0347324Y2 (ja) 1987-10-27 1987-10-27
GB8823781A GB2211663B (en) 1987-10-23 1988-10-11 Molded capacitor
US07/262,736 US4881149A (en) 1987-10-23 1988-10-12 Molded capacitor
DE3835484A DE3835484A1 (de) 1987-10-23 1988-10-18 Vergossener kondensator
KR1019880013661A KR910008073B1 (ko) 1987-10-23 1988-10-20 모울드콘덴서
BE8801215A BE1002865A3 (fr) 1987-10-23 1988-10-21 Condensateur enrobe.
FR888813793A FR2622345B1 (fr) 1987-10-23 1988-10-21 Condensateur moule
CH3956/88A CH677417A5 (ja) 1987-10-23 1988-10-24
GB9114581A GB2244377B (en) 1987-10-23 1991-07-05 Capacitors
SG1016/92A SG101692G (en) 1987-10-23 1992-10-07 Molded capacitor
SG101592A SG101592G (en) 1987-10-23 1992-10-07 Capacitors
HK458/93A HK45893A (en) 1987-10-23 1993-05-13 Capacitors
HK459/93A HK45993A (en) 1987-10-23 1993-05-13 Molded capacitor

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60915B2 (ja) * 1980-10-20 1985-01-10 住友ベークライト株式会社 化粧板

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60915B2 (ja) * 1980-10-20 1985-01-10 住友ベークライト株式会社 化粧板

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JPH0167723U (ja) 1989-05-01

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