JPH0347171A - 4―イミダゾリン系化合物 - Google Patents

4―イミダゾリン系化合物

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JPH0347171A
JPH0347171A JP2110768A JP11076890A JPH0347171A JP H0347171 A JPH0347171 A JP H0347171A JP 2110768 A JP2110768 A JP 2110768A JP 11076890 A JP11076890 A JP 11076890A JP H0347171 A JPH0347171 A JP H0347171A
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alkyl group
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JP2110768A
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Yoshio Hayashi
林 良夫
Yasuhiro Morinaka
盛中 泰洋
Maki Shinoda
篠田 真樹
Hiroyoshi Nishi
西 廣吉
Kazutoshi Watanabe
渡邊 和俊
Nobuko Fukushima
福島 信子
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Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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    • C07D233/00Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, not condensed with other rings
    • C07D233/54Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, not condensed with other rings having two double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D233/66Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, not condensed with other rings having two double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D233/70One oxygen atom
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    • A61K31/33Heterocyclic compounds
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規な4−イミダシリン系化合物に関する。
更に詳細には、本発明は、活性酸素種による細胞障害を
抑制する作用や記憶障害を改善する作用を有する新規な
4−イミダシリン系化合物に関する。
〔従来の技術および発明が解決しようとする問題点〕
高度文明化社会と高齢化社会の進展に伴い、虚血性疾患
、例えば脳虚血障害、虚血性心疾患、虚血性腎障害等が
先進国における死亡率の上位を占めるようになってきて
いる。
これらの疾患の発症や進展に、活性酸素種、例えばスー
パーオキシドアニオンラジカル、ヒドロキシラジカル、
−重項酸素、過酸化脂質等が原因物質として大きな役割
を果していることが明らかになりつつある。そしてこれ
らの疾患は、虚血状態で起こるばかりか、虚血後に血流
を再潅流した際の再酸化状態によっても加速・促進され
ることが知られている。
また、最近活性酸素種は、上記疾患以外にも、例えば小
腸の虚血性障害、アテローム性動脈硬化症、肺酸素毒症
、好中球食作用異常等にかかわっていること〔脳神経、
土工、157〜163 (1989)]、更にはアルツ
ハイマー型痴呆症の病因にも関与している可能性がある
こと〔日本臨床。
1旦、1616 (1989);精神薬療基金研究年報
、土工、28 (1988))、また記憶障害等の精神
機能障害に対しては、活性酸素種が、中枢神経系におけ
る抑制性神経伝達物質であるγ−アミノ酪酸(GABA
)の取込みを抑制し、GABA受容体への結合を充進す
ることにより中枢神経系の正常な情報伝達を抑制して神
経細胞の機能を低下させること〔プレイン・リサーチ(
BrainResearch) 、  333. 11
1 (1985)  ;ジャーナル・オブ・ニューロケ
ミストリー(Journalof Neurochem
istry)、土工、1804 (1986)〕が報告
されている。
このほかにもヒドロキシラジカルや過酸化脂質等の活性
酸素種が関与していると考えられる疾患として、敗血症
、喘息、気管支炎、エンドトキシンショック、胃腸内潰
瘍、肝炎、膵炎、白肉症、炎症、関節炎、皮膚炎、臓器
移植障害等挙げられる(Y、Oyanagi、 SOD
 and active oxygen modula
tors−Pharmacology and cli
nical trial、 Nihon−Igakuk
an、 Tokyo、1989)。
従って、活性酸素種による細胞障害やGABAを介した
作用を抑制することができれば、細胞機能の低下や壊死
を防ぐことが可能となり、活性酸素種に基づく上記の諸
疾患を予防または治療することも可能となる。
そこで、従来からラジカル捕捉剤や脂質過酸化抑制剤等
の活性酸素種による細胞障害の抑制剤の提案が種々なさ
れている。
例えば活性酸素種による脂質過酸化を抑制する作用やラ
ジカル捕捉作用を有する化合物としては、ビタミンC1
ビタミンE1 で示されるイデベノン〔バイオケミカル・アンド・バイ
オフィジカル・リサーチ・コミュニケイションズ(Bi
ochemical and Biophysical
 ResearchCommunications)、
125. 1046 (1984);武田研究所報、王
土、30 (1985))。
NO□ で示されるニジフェノン〔ジャーナル・オン・ニューロ
ケミストリー(Jourual of Neuroch
emistry)。
主1,934 (1981))。
次式: で示されるCV−3611(ジャーナル・オン・メディ
シナルケミストリー(Journal of Medi
cinalChemistry)、  31 、 79
3 (1988) ) 。
く、ニジフェノンは中枢神経系の抑制作用が強い〔医薬
品研究、上旦、1 (1985))という欠点を有する
一方、4−イミダシリン−2−オン誘導体としては種々
のものが知られている。その中で本発明化合物に類似の
化合物としては、〔ジャーナル・オン・ヘテロサイクリ
ック・ケミストリー(Journal of Hete
rocyclic Chemistry)、上旦(5)
、983 (1979))に次式:で示されるE−20
01(ザ・ジャパニーズ・ジャーナル・オン・ファーマ
コロジー(The JapaneseJournal 
of Pharmacology)、土j5. Sup
plementum245P (198B))及び天然
物由来のジヒドロエルゴトキシン等が知られている。
しかしながら、ビタミンCやビタミンEは作用が不充分
であり、またイデベノン、ニジフェノン、CV−361
1及びE−2001は合成経路が長CIbCH。
で示される化合物が記載されている。
米国特許3,721.738号には、次式:で示される
化合物が記載されている。
また米国特許3,629,279号には抗炎症作用を有
する化合物として、次式: で示される化合物及びその抗血栓剤及び抗動脈硬化剤と
しての用途が記載されている。
DE3,504.677号には、抗血栓、抗動脈硬化、
脂質低下、抗炎症作用を有する化合物の合成中間体とし
て次式: で示される化合物の具体的な記載がある。
以上挙げた本発明化合物に類似した化合物いずれに関し
ても、活性酸素種による脂質過酸化抑制作用やラジカル
捕捉作用、更には記憶障害に対する改善作用に関する記
載は全くなく、後述の実施例にも示すように、脂質過酸
化抑制作用は非常に弱い。
さらに、EP−0,059,090号には、次式 で示される化合物及び抗リウマチ作用、抗炎症作用、鎮
痛作用、抗アレルギー作用、リポキシゲナーゼ抑制作用
、ラジカル捕捉作用についての記載があるが、当該特許
記載の化合物は、3.5−ジーtert−ブチルー4−
ヒドロキシフェニル基を有していることに特徴があり、
本発明化合物とは構造的に異なる。また、この特許には
脂質過酸化抑制作用及び記憶障害改善作用に関する記載
は全くない。
〔問題を解決するための手段〕
そこで本発明者等は、優れた脂質過酸化抑制作用を有す
る化合物を提供することを目的として鋭意研究を重ねた
結果、特定の4−イミダシリン−2−オン誘導体及び/
又はそのエノール型である2−ヒドロキシ−4−イミダ
ゾール誘導体、およびその薬学的に許容される塩類が強
力な脂質過酸化抑制作用等を有し、さらに低用量で記憶
障害に対する改善作用を有していることを見い出し、本
発明を完成するに至った。
即ち、本発明の要旨は、一般式(1)及び/又は一般式
(II) R′ 〔式中、RIは01〜C8のアルキル基、C3〜C8の
アルケニル基、C1〜C6のアルキニル基、C1〜C6
のシクロアルキル基または式 ロゲン原子、C1〜C3のアルキル基または01〜C3
のアルコキシ基を表わし、iは0〜3の整数を表わす。
)で表わされる基を表わし、R2及びR3は各々独立し
て水素原子、C5〜C2゜のアルキル基、03〜C2゜
のアルケニル基、03〜Ctaのアルキニル基、C1〜
C2゜のアルコキシ基、03〜Cよ。のアルケニルオキ
シ基、C8〜C2゜のアルキニルオキシ基、03〜C1
lのシクロアルキル基、C1〜C1゜のアルキルチオ基
、式 ロゲン原子、C8〜C3のアルキル基またはC8〜C3
のアルコキシ基を表わし、mは0〜3の整数を表わす。
)で表わされる基または式 子、ハロゲン原子、C8〜C1のアルキル基またはCI
〜C1のアルコキシ基を表わし、nは0〜3の整数を表
わす。)で表わされる基を表わす。但し、R2とR3は
同時に水素原子を表わさない。また、R4はCI”” 
Cbのアルキル基、C1〜C,のシクロアルキル基また
は式 0ゲン原子、CI” Csのアルキル基またはC8〜C
3のアルコキシ基を表わし、pは1〜3の整数を表わす
。)で表わされる基を表わす。〕で表わされる4−イミ
ダシリン系化合物及びその薬学的に許容し得る塩に存す
る。
以下本発明を説明するに、本発明の4−イミダシリン系
化合物は、前記一般式(I)で表わされる4−イミダシ
リン−2−オン誘導体、そのエノール型である前記一般
式(II)で表わされる2−ヒドロキシ−4−イミダゾ
ール誘導体及びそれらの薬学的に許容し得る塩である。
具体的には、R1はメチル基、エチル基、プロピル基、
ヘキシル基、オクチル基等のCI”’ Csのアルキル
基;プロペニル基、ブテニル基、ペンテニル基、オクテ
ニル基等のC!〜C8のアルケニル基:プロピニル基、
ブチニル基、ヘプテニル基、オクテニル基等のC1〜C
8のアルキニル基;シクロプロピル基、シクロペンチル
基、シクロヘキシル基、シクロオクチル基等の03〜C
8のシクロアルキル基;フェニル基;クロロフェニル基
、フルオロフェニル基等のハロゲン原子で置換されたフ
ェニル基;トリル基、クメニル基等のCl−C5のアル
キル基で置換されたフェニル基;メトキシフェニル基、
プロポキシフェニル基等のC1〜C1のアルコキシ基で
置換すしたフヱニル基;ベンジル基;クロロベンジル基
、ブロモベンジル基等のハロゲン原子で置換されたベン
ジル基;メチルベンジル基、プロピルベンジル基等のC
+〜C3のアルキル基で置換されたベンジル基;フェニ
ル基、プロポキシベンジル基等の01〜C3のアルコキ
シ基で置換されたベンジル基;フェネチル基;クロロフ
ェネチル基、ヨードフェネチル基等のハロゲン原子で置
換されたフェネチル基;メチルフェネチル基、プロピル
フェネチル基等のC5〜C1のアルキル基で置換された
フェネチル基;メトキシフェネチル基、プロポキシフェ
ネチル基等のC8〜C1のアルコキシ基で置換されたフ
ェネチル基;3−フェニルプロピル基;3−(クロロフ
ェニル)プロピル基、3−(フルオロフェニル)プロピ
ル基等のハロゲン原子でfaされた3−フェニルプロピ
ル基;3−(メチルフェニル)プロピル基、3−(プロ
ピルフェニル)プロピル基等のCl”Ctのアルキル基
で置換された3−フェニルプロピル基または3−(メト
キシフェニル)プロピル基、3−(プロポキシフェニル
)プロピル基等のC,−C,のアルコキシ基で置換され
た3−フェニルプロピル基を表わす。
R2及びR3は、それぞれ独立して水素原子;プロピル
基、ブチル基、ペンチル基、デシル基、オクタデシル基
、エイコシル基等のC1〜C2゜のアルキル基;プロペ
ニル基、ヘプテニル基、ウンデセニル基、ドデセニル基
、ヘプタデセニル基、エイコシル基等のC8〜C2゜の
アルケニル基;ブロピニル基、オクチニル基、テトラデ
シニル基、オクタデシニル基、エイコシニル基等のC1
〜C2゜のアルキニル基;プロポキシ基、ヘキシルオキ
シ基、トリデシルオキシ基、ヘキサデシルオキシ基、エ
イコシルオキシ基等のC5〜C2゜のアルコキシ基;プ
ロペニルオキシ基、ペンテニルオキシ基、ノネニルオキ
シ基、ヘキサデセニルオキシ基、エイコシニルオキシ基
等のC1〜C2゜のアルケニルオキシ基;プロピニルオ
キシ基、ヘキシルオキシ基、ペンタデシニルオキシ基、
ノナデシニルオキシ基、エイコシニルオキシ基等のC1
〜C2゜のアルキニルオキシ基;前記のR1の具体例と
して挙げたようなC3〜C,のシクロアルキル基;メチ
ルチオ基、エチルチオ基、ブチルチオ基、ヘプチルチオ
基、ノニルチオ基、デシルチオ基等のC1〜C16のア
ルキルチオ基;前記R1の具体例で例示したような、ハ
ロゲン原子、01〜C3のアルキル基または01〜C3
のアルコキシ基で置換されていてもよいフェニル基、ベ
ンジル基、フェネチル基または3−フェニルプロピル基
;フェノキシ基;クロロフェノキシ基、フルオロフェノ
キシ基等のハロゲン原子で置換されたフェノキシ基;メ
チルフェノキシ基、プロピルフェノキシ基等のC1〜C
1のアルキル基で置換されたフェノキシ基:メトキシフ
ェノキシ基、プロポキシフェノキシ基等のC3〜C5の
アルコキシ基で置換されたフェノキシ基;ベンジルオキ
シ基;クロロベンジルオキシ基、ブロモベンジルオキシ
基等のハロゲン原子で置換されたベンジルオキシ基フメ
チルベンジルオキシ基、プロピルベンジルオキシ基等の
C1〜C3のアルキル基で置換されたベンジルオキシ基
;メトキシベンジルオキシ基、プロポキシベンジルオキ
シ基等のC,−C,のアルコキシ基で置換されたベンジ
ルオキシ基;フェネチルオキシ基;クロロフェネチルオ
キシ基、ヨードフェネチルオキシ基等のハロゲン原子で
置換されたフヱネチルオキシ基;メチルフェネチルオキ
シ基、プロピルフェネチルオキシ基等のCI−Cxのア
ルキル基で置換されたフェネチルオキシ基;メトキシフ
ェネチルオキシ基、プロポキシフェネチルオキシ基等の
C1〜C1のアルコキシ基で置換されたフェネチルオキ
シ基;3−フェニルプロポキシ基;3−(クロロフェニ
ル)プロポキシ基、3−(フルオロフェニル)プロポキ
シ基等のハロゲン原子で置熾された3−フェニルプロポ
キシ基;3−(メチルフェニル)プロポキシ基、3−(
プロピルフェニル)プロポキシ基等のC,−C3のアル
キル基で置換された3−フェニルプロポキシ基または3
−(メトキシフェニル)プロポキシ基、3−(プロポキ
シフェニル)プロポキシ基等の01〜C3のアルコキシ
基で置換された3−フェニルプロポキシ基を表わすが、
R2とR3が同時に水素原子を表わすことはない。
またR4は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、ペンチル基、ヘキシル基等のC5〜Cbのアルキル
基;前記IIの具体例で例示したようなC1〜C8のシ
クロアルキル基または同じく前記R1の具体例で例示し
たような、ハロゲン原子、C8〜C1のアルキル基また
はC7〜C8のアルコキシ基で置換されていてもよいベ
ンジル基、フェネチル基または3−フェニルプロピル基
を表わす。
なお、本発明においては、以下の置換基が好ましい。即
ち、R1としては、メチル基、エチル基、プロピル基、
イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、5ec−ブ
チル基、t−ブチル基等の01〜C4のアルキル基;シ
クロペンチル基、シクロヘキシル基等のCs = Cb
のシクロアルキル基又はベンゼン環がハロゲン原子、C
3〜C1のアルキル基、C8〜C1のアルコキシ基等で
置換されていてもよいフェニル基、ベンジル基、フェネ
チル基若しくは3−フエニルブロビル基等のアラルキル
基が好ましい。
R8及びR3としては、R3が水素原子を表わし、Bt
が03〜C2゜のアルキル基;C1〜C1Oのアルコキ
シ基;C3〜C6のシクロアルキル基;メチルチオ基、
エチルチオ基、プロピルチオ基、ブチルチオ基、ペンチ
ルチオ基等のC3〜C5のアルキルチオ基;フェニル基
又はベンゼン環がハロゲン原子、C8〜C3のアルキル
基、C0〜C1のアルコキシ基等で置換されていてもよ
いフェノキシ基、ベンジルオキシ基、フェネチルオキシ
基、3−フェニルプロポキシ基等のフェノキシ基若しく
はアラルキルオキシ基を表わし、特にR2の置換位置が
バラ位のものが好ましい。
また、R4としては、R1と同様のC,−C4のアルキ
ル基;C%””Cbのシクロアルキル基又はベンゼン環
がハロゲン原子、C,−C3のアルキル基、C8〜C3
のアルコキシ基等で置換されていてもよいベンジル基、
フェネチル基若しくは3−フェニルプロピル基等のアラ
ルキル基が好ましい。
上記化合物の薬学的に許容し得る塩としては、ナトリウ
ム、カリウム等のアルカリ金属との塩;マグネシウム、
カルシウム等のアルカリ土類金属との塩が挙げられる。
かかる本発明の4−イミダシリン系化合物の具体例とし
ては、例えば下記表11表2及び表3に示すような化合
物が挙げられる。なお、表中のR2及びR3の置換基の
欄で各置換基の頭に付された記号「oJ rm」 「p
」はそれぞれFオルトJ、「メタ」および「バラ」を表
わすものであり、4−イミダシリン環に結合した置換フ
ェニル基における4−イミダシリン環に対する置換位置
を表わす。
本発明の4−イミダシリン−2−オン誘導体は種々の方
法により合成することができる。このうち置換フェニル
基を5位、R4を4位に有する下記(■)式で表わされ
る化合物は、次の合成経路により合成できる。
合成経路中のR1、Rz 、  Rs及びR4は前記(
I)式及び(II)式において定義したとおりであり、
二Bは塩基を表わし、Aは酸を表わす。
ルー1− Aでは、(IV)式で表わされるα−アミノ
ケトン誘導体の塩酸塩を塩基の存在下イソシアナートと
反応させ、(V)式で表わされるケトウレアを得る。こ
の際の反応溶媒としては(IV)式の原料及びイソシア
ナートと反応しない溶媒を使用できるが、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の炭化水素系溶媒;エーテル、イソ
プロピルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)、ジ
オキサン等のエーテル系溶媒;アセトン、メチルエチル
ケトン等のケトン系溶媒;酢酸メチル、酢酸エチル等の
エステル系溶媒が好ましい。反応温度は一20°C−溶
媒の沸点の間の温度で実施すればよく、特に0〜80°
Cで実施することが好ましい。用いる塩基としては、炭
酸カリウム、炭酸水素ナトリウム等の無機塩基;トリエ
チルアミン、ピリジン等の有機塩基が好ましい。こうし
て得られた(V)式のケトウレアを閉環反応に付す事に
より、(■)式で表わされる4−イミダシリン−2−オ
ン誘導体を合成できる。
この反応において酸の使用は必須ではないが、硫酸、リ
ン酸等の無機酸;トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸
、f)−)ルエンスルホン酸等の有機酸;塩化アルミニ
ウム、四塩化スズ等の無機ルイス酸を使用してもよい。
また反応溶媒の使用も必須ではないが、(V)式のケト
ウレア及び上記の酸と反応しない溶媒を用いてもよく、
たとえば前述の炭化水素系溶媒、エーテル系溶媒、ケト
ン系Wl 媒、クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロ
ロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒が好ましい。反
応温度は、0〜250℃が好ましい。
一方ルートBでは、(IV)式のα−アミノケトン誘導
体の塩酸塩を、炭酸ジエチル、クロロギ酸エチル、クロ
ロギ酸メチル等のアシル化剤を用いて、(Vl)式で表
わされるケトカルバメート誘導体を得る。この反応にお
いて、溶媒は前述の炭化水素系溶媒、エーテル系溶媒、
ハロゲン化炭化水素系溶媒が好ましく、反応温度はO〜
100″Cが好ましい。こうして得られた(Vl)式の
ケトカルバメート誘導体を1級アミンと反応させること
により、(■)式の4−イミダシリン−2−オン誘導体
を合成できる。この反応において、溶媒は用いなくても
よいが、前述の炭化水素系溶媒、エーテル系溶媒、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド系
溶媒を使用してもよい。
反応温度は0〜250°Cが好ましい。この反応におい
て、触媒として前述の酸または塩基を用いることが好ま
しい。
置換フェニル基を4位、R4を5位に有する(X)式で
表わされる化合物は、次の合成経路により合成できる。
(■) R1 (IX) 1 (X) 〔式中、R1、RZ 、  R3及びR4ば既に定義し
たとおりである。〕 即ち、(■)式で表わされるα−ブロモケトン誘導体と
、1級アミンとから合成できる(IX)式で表わされる
α−アミノケトン誘導体の塩酸塩をシアン酸カリウム等
のシアン酸塩と反応せさることにより、(X)式で表わ
される4−イミダシリン−2−オン誘導体を得ることが
できる。この反応における溶媒は、水又はメタノール、
エタノール等のアルコール系溶媒が好ましく、反応温度
は0°C〜溶媒の沸点の間で実施すればよいが、0〜8
0°Cが特に好ましい。
このようにして合成される本発明化合物は、公知の分離
、精製手段(例えばシリカゲルクロマトグラフィー、再
結晶等)により容易に単離することができる。
また、上記4−イミダシリン−2−オン誘導体は、容易
にケト−エノール変換する。本発明においては、ケト型
、エノール型のいずれであってもよい。
本発明化合物は、顕著な脂質過酸化抑制作用、ラジカル
捕捉作用および記憶障害改善作用を有する。即ち、後述
の実施例の記載からも明らかなように、本発明化合物は
、現在臨床上で記憶障害等の脳血管障害治療薬として用
いられているイデベノン、ジヒドロエルゴトキシンより
も、ラット脳ホモジネートを用いた試験官内実験で、よ
り強力な脂質過酸化抑制作用やラジカル捕捉作用を示し
、またマウスを用いた受動回避試験モデルにおいて、記
憶障害の改善作用を示し、しかも毒性が低い化合物であ
る。
かかる本発明化合物を臨床に応用するに際し、治療上有
効な成分の担体成分に対する割合は、1重量%から90
重量%の間で変動させうる。例えば本発明化合物は顆粒
剤、細粒剤、散剤、錠剤、硬カプセル剤、軟カプセル剤
、シロップ剤、乳剤、懸濁剤又は液剤等の剤形にして経
口投与してもよいし、注射剤として静脈内投与、筋肉内
投与又は皮下投与してもよい。また、坐剤として用いる
こともできる。また、注射用の粉末にして用時調製して
使用してもよい。経口、経腸、非経口に適した医薬用の
有機又は無機の、固体又は液体の担体若しくは希釈剤を
本発明薬剤を調製するために用いることができる。固形
製剤を製造する際に用いられる賦形剤としては、例えば
乳糖、蔗糖、デンプン、タルク、セルロース、デキスト
リン、カオリン、炭酸カルシウム等が用いられる。経口
投与のための液体製剤、即ち、乳剤、シロップ剤、懸濁
剤、液剤等は、−船釣に用いられる不活性な希釈剤、例
えば水又は植物油等を含む。この製剤は、不活性な希釈
剤以外に補助剤、例えば湿潤剤、懸濁補助剤、甘味剤、
芳香剤、着色剤又は保存剤等を含むことができる。液体
製剤にしてゼラチンのような吸収されうる物質のカプセ
ル中多こ含ませてもよい。非経口投与の製剤、即ち、注
射剤、坐剤等の製造に用いられる溶剤又は懸濁化剤とし
ては、例えば水、プロピレングリコール、ポリエチレン
グリコール、ベンジルアルコール、オレイン酸エチル、
レシチン等が挙げられる。また本発明化合物は、シクロ
デキストリンとの包接化合物を形成することによって、
またリポソームに組み込むことによっても用いることが
できる。坐剤に用いられる基剤としては、例えばカカオ
脂、乳化カカオ脂、ラウリン脂、ライテップゾール等が
挙げられる。製剤の調製方法は常法によればよい。
臨床投与量は、経口投与により用いられる場合には、成
人に対し本発明の化合物として、一般には、1日量0.
01〜1000mgであり、好ましくは0.01〜10
0mgであるが、年令、病態、症状により適宜増減する
ことが更に好ましい。前記1日量の本発明薬剤は、1日
に1回、又は適当な間隔をおいて1日に2若しくは3回
に分けて投与してもよいし、間欠投与してもよい。
また、注射剤として用いる場合には、成人に対し本発明
の化合物として、1同量0.001〜100mgを連続
投与又は間欠投与することが好ましい。
〔本発明の効果〕
本発明化合物は顕著な脂質過酸化抑制作用やラジカル捕
捉作用を有し、さらに記憶障害に対する改善作用を有し
ているため、諸種虚血性疾患もしくはそれに基づく諸種
疾患、即ち、脳梗塞、脳卒中等の脳血管障害、又はそれ
に基づく脳機能低下、血管性痴呆、加齢に伴う脳血管組
織病変等の諸種脳疾患;心筋梗塞、心不全等心筋虚血に
基づく諸種心臓の疾患;虚血性腎障害、虚血性消化器障
害、アテローム性動脈硬化症及び肺酸素毒性等のような
諸種末梢循環障害や炎症性変化のみならず多発梗塞性脳
動脈硬化症にもとづく痴呆及びアルツハイマー型痴呆を
含む神経変性疾患の予防又は治療剤として有用であると
考えられる。
〔発明の実施例〕
以下に、本発明を合成例、実施例及び試験例に基づいて
更に詳細に説明するが、これらは、本発明の範囲を何ら
制限するものではない。合成例及び実施例中の’m、 
 p、J、「IR,、rNMRJ及びrMS、の記号は
各々「融点」、[赤外吸収スペクトル」、「核磁気共鳴
スペクトルj及び「質量分析」を表わし、クロマトグラ
フィーによる分離の箇所に記載されている溶媒の割合は
体積比を示し、rlRJは特別の記載が無い場合はKB
rBr法で測定したものであり、rNMRJのカッコ内
の溶媒は測定溶媒を示している。
合成例1 4′−イソアミルオキシ−2−トリフルオロアセチルア
ミノプロピオフェノンの合成 4′−イソアミルオキシプロピオフェノン10゜0 g
 (45,5mmoffi)をクロロホルム100mA
に溶かし、ここに水冷下で臭素7.63g(47,7m
moj2)を滴下した。3時間攪拌し、臭素の色が消失
したのを確認した後、反応液を水にあけ、ジクロロメタ
ンで抽出を行った。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去して、粗ブロム
化生成物を得た。これを精製することなくアセトン10
0mj2に溶かし、ここにトリフルオロアセトアミド1
0.2g(90mmof)、無水炭酸カリウム12.4
g(90mmof)を加え、1.5時間加熱還流した。
冷却後、アセトンを留去し、ジクロロメタンで抽出した
抽出液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥して、粗生成物を得た。これをシリカゲルクロマト
グラフィーにて精製して、標記化合物4.44g(収率
29%)を得た。
NMR(CDCj2s )δ(ppm)  : 7.9
6 (d。
2H,9Hz)、6.98 (d、2H,9Hz)。
5.48 (t、IH,7Hz)、4.08 (t、2
H6,7)rz)、1.65〜1.95  (m、3H
)、1.52  (d、3H,7Hz)、0.98  
(d、6H,6゜5Hz) 合成例2 2−アミノ−4′−イソアミルオキシプロピオフェノン
塩酸塩の合成 前記の合成例1で得た4′−イソアミルオキシ2−トリ
フルオロアセチルアミノプロピオフェノン4.0 g 
(12,1++moj2)をエタノール50m1に溶解
し、ここに濃塩酸10m1を加え、4゜0時間加熱還流
した。エタノールを留去し、生成した結晶をろ別し、ク
ロロホルムにて洗浄することにより、標記化合物2.2
5g(収率69%)を得た。
NMR(DMSOda )  δ (ppm) : 8
.57 (s。
3H)、8.04 (d、2H,9Hz)、7.11(
d、2H,9Hz)、5.05 (q、IH,7Hz)
、4.13 (t、2H,7Hz)、1.80(hep
、LH,7Hz)、1.65 (q、2H。
7l−1z)、1.44 (d、3H,7Hz)、0.
94(d、6H,7Hz) 実施例1 1−シクロへキシル−5−(4’ −イソアミルオキシ
フェニル)−4−メチル−4−イミダシリン−2−オン
(化合物番号94)の合成前記の合成例2で得た2−ア
ミノ−4′−イソアミルオキシプロピオフェノン塩酸塩
、543mg(2,0mmol)を水冷下でアセトン2
0m1!、に懸濁させ、ここにシクロヘキシルイソシア
ナート275mg (2,2mmof )を加えた。次
いでトリエチルアミン1.11mj2 (8,0mmo
f)を加え、徐々に室温まで昇温しつつ、3時間攪拌し
た。この後、トリフルオロ酢酸2mlを加え、さらに1
時間攪拌し、減圧下で溶媒を留去した。クロロホルムで
抽出し、飽和炭酸水素ナトリウム水で洗浄した後、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下で留去する
ことにより、粗生成物を得た。これをシリカゲルクロマ
トグラフィーにより精製して、標記化合物520mg(
収率76%)を得た。
m、p、: 198〜200°C IR(cm−’)  : 1675,1520. 13
75゜1250、 118O NMR(CDCl2. )δ (ppm )  : 9
.11  (s。
IH)、7.14  (d、2H,8,71(z)、6
.93(d、2H,8,7Hz)、4.03  (t、
2H,6゜7 Hz ) 、  3.4〜3.6  (
m、  I H) 、  2.0〜2.3(m、2H)
、1.93  (s、3H)、1.87  (hep、
IH,6,5Hz)、1.4〜1.8  (m、8H)
1.0〜1.3  (m、  2H) 、  0.99
  (d、  6H,6゜5Hz) 実施例1と同様の方法により、表1に記載の化合物番号
3〜33.54〜61.78〜80.87.95〜12
1.125〜130及び138〜142の化合物を合成
した。
実施例2 5− (4’ −n−ブチルフェニル)−1,4ジメチ
ル−4−イミダシリン−2−オン(化合物番号2)の合
成 2−アミノ−4′−n−ブチルプロピオフェノン塩酸塩
5.36 g (22,2mmoI!、)を水冷下でア
セトン180mfに懸濁させ、ここにメチルイソシアナ
ート1.61 g (28,2mmol2)を加えた。
次いでトリエチルアミン4.49 g (44,5mm
of)を加え、同温度で40分間攪拌した。この後、ト
リフルオロ酢酸16mff1を加え、室温で5時間攪拌
し、減圧下溶媒を留去した。ジクロロメタンで抽出を行
い、水及び飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。溶媒を留去して粗生成物を得、これをカ
ラムクロマトグラフィー(クロロホルム/エタノール=
50/1)及び再結晶(ヘキサン−酢酸エチル)により
精製して、標記化合物3.85g(収率71%)を得た
m、p、: 180〜1 Bo、5°CIR(cm−’
): 1680,1520,1440゜1390.75
O NMR(CDCl23 )  δ (ppm )  :
 7.28 (d。
2H,8Hz)、7.16 (d、2H,8Hz)。
3.22 (s、3H)、2.66 (t、2H,8H
z)。
2.10 (s、  3H) 、  1.6〜1.8 
(m、  2H) 。
1.3〜1.5 (m、  2H) 、 0.95 (
t、 、3H,7Hz) MS  (m/e):244  (M”)、201. 
144.116 実施例3 1−ベンジル−5−(4’ −n−ブチルフェニル)−
4−メチル−4−イミダシリン−2−オン(化合物番号
137)の合成 2−アミノ−4′−n−ブチルプロピオフェノン塩酸塩
4.41 g (18,3mmoりを水冷下アセトン1
80m!!、に懸濁させ、ここにベンジルイソシアナー
ト3.03 g (22,8mmof)を加えた。
次いでトリエチルアミン3.83 g (37,9mm
ol2)を加え、同温度で50分間攪拌した。この後ト
リフルオロ酢酸12m2を加え、室温で一夜攪拌した。
減圧下で溶媒を留去し、ジクロロメタンで抽出し、水及
び飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。溶媒を留去して粗生成物を得、これをカラムクロ
マトグラフィー(クロロホルム/エタノール=δO/1
)及び再結晶(酢酸エチル)により精製して、標記化合
物4.76g(収率81%)を得た。
m、p、:155.5〜156°C IR(cm−’):1675,1520,1415゜1
400.136O NMR(CDCj2.)  δ (ppm )  : 
7. O〜7.3(m、9H)、4.79 (s、2H
)、2.61 (t。
2H,8Hz)、2.04 (s、3H)、1.5〜1
゜8 (m、  2H) 、  1.2〜1.5 (m
、  2H) 、 0.94 (t、3H,7Hz) 実施例4 5−(4’−シクロへキシルフェニル)−1−イソプロ
ピル−4−メチル−4−イミダシリン−2−オン(化合
物番号77)の合成 2−アミノ−4′−シクロへキシルプロピオフェノン塩
酸塩477mg (1,78mmof)を水冷下でアセ
トン30m1に懸濁させ、ここにイソプロビルイソシア
ナー) 19 Bmg (2,33mmof)を加えた
。次いでトリエチルアミン533mg(5,28mmo
f)を加え、同温度で1時間攪拌した。この後トリフル
オロ酢酸2mfを加え、室温にて2日間攪拌した。減圧
下で溶媒を留去し、ジクロロメタンで抽出し、水及び飽
和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した
。溶媒を留去して粗生成物を得、これをカラムクロマト
グラフィー(クロロホルム/エタノール−50/1)及
び再結晶(エタノール−クロロホルム)により精製して
、標記化合物351mg(収率66%)を得た。
m、p、:274°C IR(cm−’):1680,1520,1450゜1
410.13B0,1360,1330,1200.1
155 NMRCCDCl3 )  δ (ppm )  : 
9.39 (s。
IH)、7.29 (d、2H,9Hz)、7.15(
d、2H,9Hz)、3.9〜4.1 (m、LH)。
2.4〜2.6 (m、  2H) 、  1.96 
(s、  3H) 。
1.7〜2.2 (m、  6H) 、  1.41 
(d、  6H,7Hz)、1.2〜1.6 (m、2
H)実施例5 1−シクロへキシル−5−(,4−ビフェニル)−4−
メチル−4−イミダシリン−2−オン(化金物番号93
)の合成 2−アミノ−4′−フェニルプロピオフェノン塩酸塩5
77mg (2,21mmoI!、)を水冷下でアセト
ン30m1.に懸濁させ、ここにシクロヘキシルイソシ
アナート334mg (2,67mmof )を加えた
。次いでトリエチルアミン608mg (6,02mg
)を加え、同温度で45分間攪拌した。この後トリフル
オロ酢酸2m1.を加え、室温にて一夜攪拌した。減圧
下で溶媒を留去し、ジクロロメタンで抽出し、水及び飽
和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した
。溶媒を留去して粗生成物を得、これを再結晶(エタノ
ール−クロロホルム)により精製して、標記化合物62
9mg(収率86%)を得た。
m、p、:248°C IR(C1l+−’):1670.1485,1450
1405.1365 N M R(CD Cl s )  δ (ppm )
  : 9.41 (s。
IH) 、 7.2〜7.7 (m、  9H) 、 
3.4〜3.7(m、  I H) 、 2.1〜2.
5 (m、  2H) 、  2.02(s、  3H
)、  1.4〜2.0  (m、  6H)、  1
.0〜1.4  (m、  2H) 実施例6 ■−シクロへキシル−4−メチル−5−(4’−フエノ
キシフエニル)−4−イミダシリン−2−オン(化合物
番号123)の合成 2−アミノ−4′−フェノキシプロピオフェノン塩酸塩
459mg (1,65mmof)を水冷下でアセトン
30m1に懸濁させ、ここにシクロヘキシルイソシアナ
ー)27Bmg(2,22mmoj2)を加えた。次い
でトリエチルアミン476mg (4,71mmo i
、 )を加え、同温度で50分間攪拌した。この後トリ
フルオロ酢酸1.5 m lを加え、室温にて3日間攪
拌した。減圧下で溶媒を留去し、ジクロロメタンで抽出
し、水及び飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。溶媒を留去して粗生成物を得、これをカ
ラムクロマトグラフィー(クロロホルム/エタノール=
50/1)及び再結晶(酢酸エチル)により精製して、
標記化合物520mg(収率90%)を得た。
m、p、:198°C IR(cm−リ :1670,1585,1510゜1
490、 1365. 1240. 116ONMR(
CDCf、)  δ (ppm )  : 9.73 
 (s。
LH) 、  7.0〜7.4  (m、  9H) 
、  3.17  (s。
3H)、2.08  (s、3H) 実施例7 5−(4’−ベンジルオキシフェニル)−1−シクロへ
キシル−4−メチル−4−イミダシリン−2−オン(化
合物番号124)の合成2−アミノ−4′−ベンジルオ
キシプロピオフェノン塩酸塩349mg (1,20m
mol )を水冷下でアセトン30m1に懸濁させ、こ
こにシクロヘキシルイソシアナート204mg (1,
62mmof )を加えた。次いでトリエチルアミン3
77mg(3゜73mmoIl)を加え、同温度で1時
間攪拌した。
この後トリフルオロ酢酸2mlを加え、室温にて6日間
攪拌した。減圧下で溶媒を留去し、ジクロロメタンで抽
出し、水及び飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。溶媒を留去して粗生成物を得、これを
カラムクロマトグラフィー(クロロホルム/エタノール
=50/1)及び再結晶(エタノール−クロロホルム)
によす精製して、標記化合物240mg(収率55%)
を得た。
m、p、  :262°C IR(Cm−’):1670,1510,1450.1
375.1280,1240.1175NMR(CD(
1,)  δ (ppm )  : 7.62 (s。
IH) 、 7.2〜7.5 (m、  5H) 、 
7.16 (d。
2H,9Hz)、7.02 (d、2H,9Hz)。
5.11 (s、  2H) 、 3.4〜3.6 (
m、  IH)。
2.0〜2.3 (m、  2H) 、  1.91 
(s、  3H) 。
1.5〜1.8 (m、  6H) 、  1.0〜1
.3 (m、  2H)実施例日 1−シクロへキシル−5−(4’ −デシルオキシフェ
ニル)−4−メチル−4−イミダシリン−2−オン(化
合物番号122)の合成 2−アミノ−4′−デシルオキシプロピオフェノン塩酸
塩500mg (1,46mmol2 )を氷冷下でア
セトン30mJ2に懸濁させ、ここにシクロヘキシルイ
ソシアナート201mg (1,61mmof!、)を
加えた。次いでトリエチルアミン590mg (5,8
4mmof)を加え、同温度で1時間攪拌した。この後
トリフルオロ酢酸2mlを加え、室温にて一夜攪拌した
。減圧下で溶媒を留去し、エーテルで抽出し、水及び飽
和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した
。溶媒を留去して粗生成物を得、これをカラムクロマト
グラフィー(クロロホルム/エタノール=50/1)に
より精製して、標記化合物235mg(収率39%)を
得た。
m、P、:137〜138°C IR(CIl!−’):1670.1520,1375
゜12B5,1250.118O NMR(CD(1,)δ(ppm) : 7.18 (
d。
2H,9Hz)、6.95 (d、2H,9Hz)。
3.96 (t、2H,7Hz)、3.13 (s。
3H)、 2.05 Cs、  3H) 、  1.8
1 (quintet。
2H,7Hz)、1.2〜1.6 (m、14H)、0
゜88 (t、3H,7Hz) 合成例3 4′−n−へキシル−2−N−メトキシカルボニルアミ
ノプロピオフェノンの合成 2−アミノ−4′−n−へキシルプロピオフェノン塩酸
塩815mg (3,02mmof2 )を水冷下でア
セトン10mlに懸濁させ、ここにクロロギ酸メチル0
.55mj2 (7,25mmof)を加えた。次いで
トリエチルアミン0.84mj2 (6,04mmof
)を加えて室温まで昇温し、3時間攪拌した。アセトン
を留去し水を加えて、エーテルで抽出を行った。無水硫
酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で溶媒を留去して、標
記粗生成化合物858mgを得た。
実施例9 ■、4−ジメチルー5−(4’−n−ヘキシルフェニル
)−4−イミダシリン−2−オン(化合物番号1)の合
成 前記の合成例3で得た4’ −n−へキシル−2−N−
メトキシカルボニルアミノプロピオフェノン858mg
及びメチルアミン塩酸塩992mg(14,7mmof
)とをジメチルホルムアミド2m!!、に溶かし、17
0°Cにて10時間攪拌した。この後、水を加えて酢酸
エチルで抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減
圧下で溶媒留去して得た粗生成物をシリカゲルクロマト
グラフィーにて精製して、標記化合物45mg(収率6
%)を得た。
m、  p、  : 122〜123’CIR(cm−
1):1680,1517,1440゜39O NMR(CDCf3 )  δ(ppm) : 7.2
7 (d。
2H,8Hz)、7.17 (d、2H,8Hz)。
3.16 (s、3H)、2.64 (t、2H,8H
z)。
2.08 (s、  3H) 、  1.6〜1.8 
(m、  2H) 。
1.2〜1.5 (m、  6H) 、 0.8〜1.
0 (m、  3H)合成例4 4′−n−ブチル−2−シクロヘキシルアミノプロピオ
フェノン塩酸塩の合成 2−ブロモ−4′−n−ブチルプロピオフェノン271
3mg (10,I n+a+ojlり及びシクロヘキ
シルアミン3999B (40,3mmol2)をテト
ラヒドロフラン40mfに溶解した。次いで反応液を2
.5時間加熱還流した。減圧下で溶媒を留去し、10%
塩酸を加えた。生じた沈澱をエーテルで洗浄し、減圧下
で乾燥することにより、標記化合物177mg(収率5
4%)を得た。
N M R(CD CIt、:l )δ(ppm) :
 7.90 (d。
2H8Hz)、7.36 (d、2H,8Hz)。
4.9〜5.1 (m、  I H) 、 2.9〜3
.2 (m、  L H) 。
2.70 (t、2H,8Hz)、2.0〜2.3 (
m。
2H)、1.90 (d、3H,7Hz)、1.5〜2
゜0 (m、  8H) 、  1.0〜1.4 (m
、  4H) 、  0.94 (t、3H,7Hz) 実施例10 4−(4’−n−ブチルフェニル)−1−シクロヘキシ
ル−5−メチル−4−イミダシリン−2−オン(化合物
番号205)の合成 前記の合成例4で得た4′−〇−ブチルー2−シクロヘ
キシルアミノプロピオフェノン塩酸塩1768mg (
5,5mmof )を水30mfに懸濁させ、ここにシ
アン酸カリウム914mg’(11,3mmolの水溶
液(10mjlりを加えた。溶液を窒素下で1時間加熱
還流し、濃塩酸2m/!を加え、さらに1時間加熱還流
した。ジクロロメタンで抽出し、10%塩酸で洗浄後、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧上溶媒留去し、
酢酸エチルより再結晶することにより、標記化合物15
5mg’(収率9%)を得た。
m、p、:236°C IR(cm−’):1670,1520,1450゜1
410.1385.1365 N M R(CD CIt s )δ(ppm)ニア、
64 (s。
L H) 、  7.2〜7.3 (m、  4 H)
 、  3.8〜4.0(m、IH)、2.62 (t
、2H,8Hz)、2゜23 (s、3H)、2.1〜
2.3 (m、2H)、1゜7〜2.0 (m、6H)
、1.5〜1.7 (m、2H)。
1.2〜1.5 (m、  4H) 、  0.93 
(t、  3H,7Hz) 実施例11 5−(4’−シクロへキシルフェニル)−1゜4−ジメ
チル−2−ヒドロキシイミダゾールナトリウム塩(化合
物番号217)の合成 5− (4’−シクロへキシルフェニル)−1゜4−ジ
メチル−4−イミダシリン−2−オン54(1+g (
2,0mmof )をジオキサン30m1に溶解し、こ
こに水酸化ナトリウム80mg (2,0mmolの水
1m1.溶液を加えて、1.5時間室温で攪拌した。そ
の後生成した結晶をろ別し、標記化合物280Il1g
(収率48%)を得た。
m、p、:>300°C IR(ell−’):1603.1550,1515゜
14・40.1385.1310 実施例12 脂質過酸化抑制作用 (a)脳ホモジエネートの作製 ウィスター(Wistar)系雄性ラットを用い、以下
の操作手順に従って脳ホモジエネートを作製した。ベン
トパルビタールナトリウム45mg/kgの腹腔内投与
で麻酔下に開胸し、左心室からポリエチレンチューブを
大動脈内に挿入し固定した。次いで、このチューブを介
して氷冷した50mMリン酸塩緩衝生理食塩水(pH7
,4)  (以下rPBSJという。)で脳潅流を行い
、全脳を摘出した。小脳を除去後、大脳の湿重量を測定
し、その9倍量のPBSを加え、氷水中においてテフロ
ンホモジエナイザーで破砕し均質化した。この脳ホモジ
エネートを4°Cにおいて220 Or、p、m、で1
0分間遠心分離後、上清部0.3 m lを共栓付遮光
試験管に分取し、薬物評価用脳ホモジエネートとした。
(b)被験薬の評価 (a)で調製した脳ホモジエネートにP B 30゜6
mf及び被験薬のエタノール溶液10μ!(0,3〜1
00μ門の公比3での最1p:濃度)を添加し、37℃
の温浴中で30分間加温した。次いで、35%過塩素酸
水溶液200μ!を添加後、4°Cにおいて260 O
r、p、m。
で10分間遠心分離し、上清を得た。また、ブランク測
定用として被験薬のエタノール溶液10μlの代りにエ
タノール10μlを添加しくブランク)、同様に操作し
た。
(c)過酸化脂質の定量 (b)で得た上清部0.1 m fに8.1%ドデシル
硫酸ナトリウム水溶液0.2 m l、20%酢酸緩衝
液(pH3,5) 1.5mjl!、 0.67%2−
チオバルビッール酸水溶液1.5 m l及び蒸留水0
、7 m lを加えて混和した。次いで、この混液を沸
騰水浴中で60分間加熱後、氷水で急速に冷却し、蒸留
水1.0 m !!、及びピリジン−ブタノール混液(
1: 15) 5.0mj2を加え、約30秒間振盪後
、3000r、p、m、で10分間遠心分離し、その上
清部を過酸化脂質測定用試料とした。なお、リボパーオ
キシド−テスト試薬(Lipoperoxide−te
st) (和光純薬■製、1,1,3.3−テトラエト
キシプロパン5nmof/mf含有)0.1mzを(b
)で得た脳ホモジエネートの代りに添加し、標準液とし
た。
過酸化脂質は蛍光分光光度計(■日立製作所製204型
)を用い、励起波長515nm、蛍光波長550nmで
測定し、次式に従って過酸化脂質量(TBA(直)を求
めた。
表4 脂質過酸化抑制作用 (その1) F:標準液の蛍光強度 f:被験薬の蛍光強度 次いで、(b)のブランクのTBA値に対する被験薬各
濃度の抑制率を求め、最小二乗法に従ってIC,。値を
算出した。結果を表4に示す。
なお表4に対照として既知の脂質過酸化抑制作用を有す
るイデベノン及びジヒドロエルゴトキシン、更に一般式
(1)においてRzがp−メトキシ基でR3が水素原子
である化合物A及び一般式(I)においてR2及びR3
が同時に水素原子である化合物Bの測定結果を併記した
表4 脂質過酸化抑制作用 (その2) 表4 脂質過酸化抑制作用 (その4) 表4 脂質過酸化抑制作用 (その3) 表4 脂質過酸化抑制作用 (その5) 表4 脂質過酸化抑制作用 (その6) 表4の結果から明らかなように、本発明化合物の脂質過
酸化抑制作用が対照化合物に比較して優れていることが
分る。
実施例13 α、α−ジフェニルーβ−ピクリルヒドラジル(DPP
H)ラジカルの捕捉作用 DPPH100μ列を含むエタノール溶液3mlに、終
濃度が100μ台となるようにエタノールに溶かした被
験薬を加え、経時的に吸光度(OD516.8nm)を
測定した。比較薬として同様に調製したビタミンC50
μ阿を用いた。この時のDPPHラジカル捕捉作用の1
20分後における作用強度を次式に従って算出した。
20分後における0D(516,8)の変化a:エタノ
ール30μ2のOD b:ビタミンC過剰量添加時のDPPHのOD C:被験薬のOD 使用した何れの被験薬も強いDPPHラジカル捕捉作用
を示した。結果を表5に示す。
表5 安定ラジカル(DPPH)を用いた ラジカル捕捉作用 実施例14 記憶障害改善作用 1群15匹のマウスを用い、5tep down型の明
暗弁別法による受動回避反応試験を行なった。用いた明
暗弁別装置は、黒色硬質塩化ビニール類の暗室(奥行3
0cmx幅30cmX高さ31cm)と、側室として透
明硬質塩化ビニール類の明室(奥行き15cmx幅10
cmx高さ21CI11)から構成されている。明室の
床面ば暗室グリッド面から2cm上に設置した5tep
 doivn型であり、画室間にギロチンドアを設けた
。このような装置を用い、薬物投与前に一馴化試行を行
なって明室から暗室に移動するまでの反応潜時を測定し
た。
次いで、生理食塩水に溶解したシクロへキシミド(シグ
マ社) 120mg/kgを皮下投与し、その30分後
に再びマウスを明室に入れ、暗室に移動直後にクリッド
通電(0,5mA、3秒間)を行なった(獲得試行)。
この獲得試行の24時間後に1%トラガント溶液に懸濁
した被験薬を経口投与し、動物を明室に入れた。その後
暗室に移動するまでの時間を測定した。対照群には1%
トラガント溶液のみを投与した。
効果の判定は、薬物投与後の明室から暗室に移動するま
での反応潜時が、対照群より統計的に有意に延長された
時、記憶障害改善作用有り(有効)と判断した。有効と
判断された各被験薬の最小量を最小有効量として表6に
示す。
表6 記憶障害改善作用 (その1) 表6 記憶障害改善作用 (その2) 表6 記憶障害改善作用 (その3) 試験例 急性毒性試験 5DIiaラツトに本発明の化合物を1%トラガント溶
液に懸濁させたものを経口投与し、7日間1察を行い死
亡数を調べた。そのLDs。の値を表7に示した。
表7 製剤例 (1)錠剤 下記成分を常法に従って混合し、 により打錠した。
化合物Nα1 結晶セルロース コーンスターチ 乳   糖 ステアリン酸マグネシウム (2)軟カプセル剤 下記成分を常法に従って混合し、 に充填した。
慣用の装置 0mg 1mg 3mg 5mg 1、3 mg 軟カプセル 化合物Nα1 オリーブ油 レシチン 5 6.5mg

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I )及び/又は一般式(II)▲数式、
    化学式、表等があります▼・・・( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(II) 〔式中、R^1はC_1〜C_3のアルキル基、C_3
    〜C_8のアルケニル基、C_3〜C_8のアルキニル
    基、C_3〜C_8のシクロアルキル基または式 ▲数式、化学式、表等があります▼(式中、X^1は水
    素原子、ハロゲン原子、C_1〜C_3のアルキル基ま
    たはC_1〜C_3のアルコキシ基を表わし、lは0〜
    3の整数を表わす。)で表わされる基を表わし、R^2
    及びR^3は各々独立して水素原子、C_3〜C_2_
    0のアルキル基、C_3〜C_2_0のアルケニル基、
    C_3〜C_2_0のアルキニル基、C_3〜C_2_
    0のアルコキシ基、C_3〜C_2_0のアルケニルオ
    キシ基、C_3〜C_2_0のアルキニルオキシ基、C
    _3〜C_8のシクロアルキル基、C_1〜C_1_0
    のアルキルチオ基、式 ▲数式、化学式、表等があります▼(式中、X^2は水
    素原子、ハロゲン原子、C_1〜C_3のアルキル基ま
    たはC_1〜C_3のアルコキシ基を表わし、mは0〜
    3の整数を表わす。)で表わされる基または式 ▲数式、化学式、表等があります▼(式中、X^3は水
    素原子、ハロゲン原子、C_1〜C_3のアルキル基ま
    たはC_1〜C_3のアルコキシ基を表わし、nは0〜
    3の整数を表わす。)で表わされる基を表わす、但し、
    R^2とR^3は同時に水素原子を表わさない。また、
    R^4はC_1〜C_6のアルキル基、C_3〜C_8
    のシクロアルキル基または式 ▲数式、化学式、表等があります▼(式中、X^4は水
    素原子、ハロゲン原子、C_1〜C_3のアルキル基ま
    たはC_1〜C_3のアルコキシ基を表わし、pは1〜
    3の整数を表わす。)で表わされる基を表わす。〕で表
    わされる4−イミダゾリン系化合物及びその薬学的に許
    容し得る塩。
  2. (2)R^1がC_1〜C_4のアルキル基、C_5〜
    C_6のシクロアルキル基または式 ▲数式、化学式、表等があります▼(式中、X^1は水
    素原子、ハロゲン原子、C_1〜C_3のアルキル基ま
    たはC_1〜C_3のアルコキシ基を表わし、lは0〜
    3の整数を表わす。)で表わされる基を表わし、R^2
    がC_3〜C_2_0のアルキル基、C_3〜C_2_
    0のアルコキシ基、C_5〜C_6のシクロアルキル基
    、C_1〜C_5のアルキルチオ基、フェニル基または
    式 ▲数式、化学式、表等があります▼(式中、X^3は水
    素原原子、ハロゲン原子、C_1〜C_3のアルキル基
    またはC_1〜C_3のアルコキシ基を表わし、nは0
    〜3の整数を表わす。)で表わされる基を表わし、R^
    3は水素原子を表わし、R^4はC_1〜C_4のアル
    キル基、C_5〜C_6のシクロアルキル基または式 ▲数式、化学式、表等があります▼(式中、X^4は水
    素原子、ハロゲン原子、C_1〜C_3のアルキル基ま
    たはC_1〜C_3のアルコキシ基を表わし、pは1〜
    3の整数を表わす。)で表わされる基を表わすことを特
    徴とする請求項1記載の化合物。
  3. (3)R^4の置換位置が4位であることを特徴とする
    請求項2記載の化合物。
  4. (4)R^2の置換位置がパラ位であることを特徴とす
    る請求項2又は3のいずれかに記載の化合物。
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