JPH0347102Y2 - - Google Patents

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JPH0347102Y2
JPH0347102Y2 JP1984154853U JP15485384U JPH0347102Y2 JP H0347102 Y2 JPH0347102 Y2 JP H0347102Y2 JP 1984154853 U JP1984154853 U JP 1984154853U JP 15485384 U JP15485384 U JP 15485384U JP H0347102 Y2 JPH0347102 Y2 JP H0347102Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 イ 産業上の利用分野 本案は、木材を用いて四辺を枠組したフレーム
を有する木製サツシに係るものである。
ロ 従来の技術と問題点 従来木材を用いて窓枠及びドア枠等の枠材を
組む場合、コーナー部分ではホゾやダボ等によ
る接合方法を用いていた。
ホゾやダボによる接合方法では十分な強度が
得られない。このため、窓やドア等開閉により
可能するものではそのコーナー部分にすきまが
生じたり、また、枠が垂れ下がつたりした。
上記のようなことがあるため、窓やドアの
気密性が低下し、すきまから冷風が侵入してき
たり、また、開閉が不可能になることもあつ
た。
ホゾやダボによる接合方法では胴つき面が密
着している。その胴つき面の木口からは毛細管
現象により容易に水分が吸収されるが、すきま
がないので吸収された水分はなかなか放湿され
ない。
このため、窓、ドア等の外装部材ではそれら
の接合部は最も腐朽が進みやすかつた。
ダボやホゾ等の接合技術は建具職人の熟練し
た技能によるところが多く、また、手作業の占
める比率が高い等、機械化も進み難く、生産性
は向上しないままである。
このようなことから、木製の窓、ドア等の建
具類は信頼性を失い、アルミサツシ、プラスチ
ツクサツシ等に市場を奪われていつた。
ダボやホゾ等の従来の技術では、障子を構成
する枠材の断面形状が複雑になれば、コーナー
部内隅の処理にはその断面形状に合わせて複雑
な加工が必要である。
B 考案の構成 イ 問題を解決しようとする手段 本願ではおおよそ下記の構成のものによつて上
述した問題を解決しようとするものである。すな
わち、 窓、ドア等のコーナー部の強度を上げるた
め、下記による接合方法を基本として窓を考案
した。
障子に組まれる各々の枠材は3層の薄い材料
により構成される。
コーナー部では一定の角度に配置された枠材
の各層部材がたがい違いになるように構成さ
れ、仮固定した枠材の2層の部材を相互に接着
し、さらに、別の1層を上記枠材に木ネジによ
り固定して障子を構成する。
3枚の各障子単体のうち、1枚の障子単体を
木ネジ等で固定する。
この場合にはコーナー重ね合せ部分は木ネジ
による接合を行なう。
図のように、堅框単体部材3A、上下框単体
部材4A,4A′等の部材を面取り加工して、
上下框単体部材4A,4A′の木口面を外気に
開放させている。
ロ 考案の実施例 実施例について図面を参照して説明する。
図中、1は窓枠、2Aは外開き障子部分で、第
1種障子単体となるべき第1障子単体2A′、第
2種障子単体となるべき第2障子単体2A″、第
1種障子単体となるべき第3障子単体2Aとか
ら構成されている。
2Bははめ殺し部分である。
3は竪框、3A,3B,3Cは堅框3を構成す
る堅框単体部材、4,4′は上下框、4A,4B,
4C,4A′,4B′,4C′はそれぞれ上下框4,
4′を構成する上下框単体部材である。
したがつて、竪框単体部材3A,3A′と上下
框単体部材4A,4A′で第1障子単体2A′が構
成され、竪框単体部材3B,3B′と上下框単体
部材4B,4B′で第2障子単体2A″が構成され、
竪框単体部材3C,3C′と上下框単体部材4C,
4C′で第3障子単体2Aが構成されていること
になる。
そして、これら第1障子単体2A′、第2障子
単体2A″、第3障子単体2Aのコーナー部分
はたがい違いになるよう構成されている。
この場合、上記第3障子単体の内法寸法は、上
記第1種障子単体の内法寸法と同じで、かつ、上
記第2種障子単体の内法寸法より小さく構成され
ている。
この結果、上記第3障子単体は室内側ガラス押
さえを兼ねることができる。
5は互いに接着接合された第2障子単体2
A″と第3障子単体2Aに対して第1障子単体
2A′を接合するための木ネジ及びかざりダボ、
6は外開き障子部分2Aとはめ殺し部分2Bを分
割する方立である。
障子部分2Aは竪框3、上下框4,4′により
構成されているが、そのコーナー部では竪框単体
部材3A、上框単体部材4B、下框単体部材4
B′が耐候性接着剤により強固に接合されている。
さらに、木ネジ、スクリユー釘も用いられてい
るので、障子の変形等に対しては十分安全な構造
となつている。
竪框単体部材3B、上下框単体部材4B,4
B′で構成される部分にガラスが設置されるが、
これら部材3B,4B,4B′の寸法を変更する
ことにより、断熱性能に優れたより厚い高断熱多
層化ガラスを用いることが容易である。
障子部分で部材4A,4A′,3Aは面取り加
工が施してある。このため、コーナー部では部材
4A,4A′の木口面が外気に開放されているの
で、降雨等により水分が吸収されても容易に外気
に放湿され、腐朽に対しては十分安全な状態が維
持される。
また、このような面取り加工を施しても、従来
のホゾ、ダボ等とは異なり、障子の強度を損うこ
とはない。
図のように大きく面取るため、部材を細く見せ
る効果がある。また、サツシに奥行のあるデザイ
ンができる等意匠面からの効果も大きい。なお、 各障子単体の枠組の仮固定にはステイプル、
ダボ速乾性接着剤等の簡易な固定方法を用いる
とよい。
各障子単体を相互に接着するときには木ネ
ジ、スクリユー釘等によりコーナー部を含む数
カ所を仮固定することもある。そして、これと
並行して、耐水性のレゾルシノール樹脂接着
剤、フエノール樹脂接着剤等を用いて、各障子
単体を接着することもできる。
外側に位置する障子単体(第5図の障子単体
2A′,2A″参照)の部材には意匠及び機能上
の問題から面取り等の加工を行なうことも可能
である。
仮固定された各障子単体を相互に積層接着す
る場合、プレスを用いずに木ネジにより各障子
単体を緊結し、その圧締圧のみで接着を行なう
ことも可能である。
C 考案の効果 本考案は、上述の通り構成されているので次に
記載する効果を奏する。
イ 本考案によれば、通常の複層化ガラス以上に
多層化されたより厚いガラスでも容易に用いる
ことができるので、従来のものに比べてより高
い断熱性能をもたせることが可能である。
ロ 薄い部材を積層して障子を構成しているの
で、ねじれ等木材特有の変形を抑制することが
できる。
ハ コーナー部ですきまができたり、障子が変形
したりすることはない。
ニ 部材3B,4B,4B′は内外から見えにく
い位置にあるので、フインガージヨイントによ
る縦継ぎ材、有節材等の部材を用いることがで
きる。
ホ コーナー部は腐朽しにくい。
ヘ 障子枠材に面取り加工が施されているので、
奥行が出て美しい。
ト 剛性、耐力とも従来のダボ、ホゾ等の接合方
法に比べて優れているため、従来のものより部
材寸法を小さくすることができる。
チ 本願のものは、3層ではあるが、2層は積層
接着で、1層は木ネジによる接合構造で、しか
も、枠組を構成すると同時にガラス押さえを兼
ねた構造に構成されているから、この木ネジに
よる接合を行なつた1層を容易に取り外しが可
能と言う効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案の実施例の正面図、第2図は開き
部分の斜視図、第3図はA−A線断面図、第4図
はB−B線断面図、第5図は外開き障子部分の分
解した斜視図である。 1……窓枠、2A……外開き障子部分、2
A′……第1障子単体、2A″……第2障子単体、
2A……第3障子単体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 下記の条件を有する第1種障子単体、第2種障
    子単体、第3種障子単体からなることを特徴とす
    る交差重ね合せ工法によるウツドサツシ。 イ 上記第1種障子単体と上記第3障子単体と
    は、堅框単体部材と上下框単体部材が正面方形
    に仮固定されていること。 ロ 上記第2種障子単体は堅框単体部材と上下框
    単体部材とが、上記第1種障子単体と上記第3
    障子単体とにおけるコーナー部とは、たがい違
    いになるよう仮固定されていること。 ハ 上記第1種障子単体と第2種障子単体は2層
    で交互に位置するよう相互に接着されており、
    さらに、第2種障子単体に第3種障子単体が木
    ネジにより接合されていること。 ニ 上記第3障子単体の内法寸法は、上記第1種
    障子単体の内法寸法と同じで、かつ、上記第2
    種障子単体の内法寸法より小さく構成されてい
    ること。
JP1984154853U 1984-10-12 1984-10-12 Expired JPH0347102Y2 (ja)

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JPS6169389U JPS6169389U (ja) 1986-05-12
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5922884B2 (ja) * 1976-11-30 1984-05-29 東洋電子株式会社 電気式台秤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5922884U (ja) * 1982-08-02 1984-02-13 松下電工株式会社 扉の「あ」組構造

Patent Citations (1)

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JPS5922884B2 (ja) * 1976-11-30 1984-05-29 東洋電子株式会社 電気式台秤

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