JPH0346959Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0346959Y2 JPH0346959Y2 JP1988034349U JP3434988U JPH0346959Y2 JP H0346959 Y2 JPH0346959 Y2 JP H0346959Y2 JP 1988034349 U JP1988034349 U JP 1988034349U JP 3434988 U JP3434988 U JP 3434988U JP H0346959 Y2 JPH0346959 Y2 JP H0346959Y2
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- mineral particles
- hard
- short fibers
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- resin
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- Expired
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Landscapes
- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本考案は、磨墨性に優れ、また成形が容易で安
価で提供でき、更に天然硯に近い外観と触観が得
られ、且つ高強度のプラスチツク製硯に関する。
価で提供でき、更に天然硯に近い外観と触観が得
られ、且つ高強度のプラスチツク製硯に関する。
（従来の技術）
従来のプラスチツク製硯には、単に合成樹脂
に砂の微粒子を混入した組成物により一体成形し
たもの（実願昭49−17324号）、熱可塑性樹脂に
ガラス繊維を混入した組成物を以て成形した墨磨
り部を硯本体に一体的に溶着したもの（特公昭49
−21614号）、合成樹脂に鉱物性硬質粉末を混合
した組成物により成形した墨磨り表面層を合成樹
脂製の硯本体に被着したもの（実開昭51−132036
号）、ガラス繊維を熱可塑性樹脂に混合した組
成物を以て成形した外体により合成樹脂製の芯材
を包蔵して二重構造としたもの（実開昭49−
132033号）、等大粒で墨より硬い鉱物粒と墨よ
り軟らかい鉱物粒をプラスチツクに均一に分布さ
せて成形しその墨磨り部の表面に砥ぎをかけてプ
ラスチツク被膜を削去したもの（特公昭42−
15123号）、合成樹脂に無機充填材を配合し更に
濡れ性を与えて墨磨り効果を高めるために有機繊
維粉末及び界面活性剤を配合したもの（特公昭52
−48537号）等が存在する。
に砂の微粒子を混入した組成物により一体成形し
たもの（実願昭49−17324号）、熱可塑性樹脂に
ガラス繊維を混入した組成物を以て成形した墨磨
り部を硯本体に一体的に溶着したもの（特公昭49
−21614号）、合成樹脂に鉱物性硬質粉末を混合
した組成物により成形した墨磨り表面層を合成樹
脂製の硯本体に被着したもの（実開昭51−132036
号）、ガラス繊維を熱可塑性樹脂に混合した組
成物を以て成形した外体により合成樹脂製の芯材
を包蔵して二重構造としたもの（実開昭49−
132033号）、等大粒で墨より硬い鉱物粒と墨よ
り軟らかい鉱物粒をプラスチツクに均一に分布さ
せて成形しその墨磨り部の表面に砥ぎをかけてプ
ラスチツク被膜を削去したもの（特公昭42−
15123号）、合成樹脂に無機充填材を配合し更に
濡れ性を与えて墨磨り効果を高めるために有機繊
維粉末及び界面活性剤を配合したもの（特公昭52
−48537号）等が存在する。
（考案が解決しようとする課題）
上記のの従来例は磨墨性と強度が不十分とい
う問題があり、また，及びの従来例は溶着
したり被着したり二重構造にする必要があるので
製造工程数が多くコスト高となる問題があり、ま
たの従来例もプラスチツク被膜を削去するため
に中砥ぎを要するので工程数が多いという問題が
ある。また上記の従来例には共通して、外観や触
感が天然硯とは大幅に異なるという不利もある。
さらに上記の従来例は配合物質が多くなつてや
はりコスト高となる問題がある。
う問題があり、また，及びの従来例は溶着
したり被着したり二重構造にする必要があるので
製造工程数が多くコスト高となる問題があり、ま
たの従来例もプラスチツク被膜を削去するため
に中砥ぎを要するので工程数が多いという問題が
ある。また上記の従来例には共通して、外観や触
感が天然硯とは大幅に異なるという不利もある。
さらに上記の従来例は配合物質が多くなつてや
はりコスト高となる問題がある。
そこで本考案は、磨墨性に優れ、十分な強度を
有し、製造工程数や配合成分が少なくて安価で提
供でき、さらに天然硯に近い外観や触感が得られ
る新規なプラスチツク製硯の提供を目的とする。
有し、製造工程数や配合成分が少なくて安価で提
供でき、さらに天然硯に近い外観や触感が得られ
る新規なプラスチツク製硯の提供を目的とする。
（課題を解決するための手段）
上記目的を達成するために案出した本考案の硯
は、軟らかく且つ粒径の小さい鉱物粒子と硬く且
つ粒径の大きい鉱物粒子を前者が後者よりも多く
なる割合で熱硬化性樹脂に混合し、更に硬質な短
繊維を添加した組成物により、その硬質な短繊維
の向きが無秩序になるように全体を一体成形して
成るものである。
は、軟らかく且つ粒径の小さい鉱物粒子と硬く且
つ粒径の大きい鉱物粒子を前者が後者よりも多く
なる割合で熱硬化性樹脂に混合し、更に硬質な短
繊維を添加した組成物により、その硬質な短繊維
の向きが無秩序になるように全体を一体成形して
成るものである。
ここで熱硬化性樹脂に添加する鉱物粒子は天然
物でも合成物でもよく、また両者を混合してもよ
い。次に硬質な短繊維としてはガラス繊維や炭素
繊維等を使用でき、その長さは２〜10mm程度が望
ましい。その他カーボンブラツク等の着色材を添
加し、また必要に応じて硬化剤等を配合する。
物でも合成物でもよく、また両者を混合してもよ
い。次に硬質な短繊維としてはガラス繊維や炭素
繊維等を使用でき、その長さは２〜10mm程度が望
ましい。その他カーボンブラツク等の着色材を添
加し、また必要に応じて硬化剤等を配合する。
（実施例）
図は本考案の一実施例を示したもので、上面に
墨磨部１と墨溜部２を設け、また下面に墨溜部２
を設け、さらに下面後端部には滑り止め且つ安定
性を向上させるために弾性体３を装着した構造を
有して、弾性体３を除く全体を以下の組成によつ
て、その硬質な短繊維の軸線方向が墨を磨る方向
にのみ配向しないで無秩序な向きとなるように、
樹脂の圧入速度を適宜に小さくして、射出成形に
より一体成形して成るものである。
墨磨部１と墨溜部２を設け、また下面に墨溜部２
を設け、さらに下面後端部には滑り止め且つ安定
性を向上させるために弾性体３を装着した構造を
有して、弾性体３を除く全体を以下の組成によつ
て、その硬質な短繊維の軸線方向が墨を磨る方向
にのみ配向しないで無秩序な向きとなるように、
樹脂の圧入速度を適宜に小さくして、射出成形に
より一体成形して成るものである。
炭酸カルシウム 40〜50部
珪石粉 20〜25部
硬質な短繊維 ５〜７部
ポリエステル樹脂 20〜25部
着色材 １〜２部
硬化剤 ２〜３部
（作用及び効果）
本考案は叙上の通りであり、先ず粒度及び硬度
の異なる２種類の鉱物粒子と無秩序な向きの硬質
な短繊維を含むので磨墨性及び強度が極めて向上
する。次に磨墨によつて軟らかい鉱物粒子が削り
取られていくので絶えず硬い鉱物粒子と硬質な短
繊維が表面に現われて砥石による砥ぎだしが不要
である。そして軟らかく且つ粒径の小さい鉱物粒
子の配合量を硬く且つ粒径の大きい鉱物粒子の配
合量よりも多くしてあるので磨墨液に混じるのは
軟らかく且つ粒径の小さい鉱物粒子の摩滅分子が
大部分であり、磨墨液に種々の摩滅分子が混じら
れないので磨墨液に対する影響が少ない。また熱
硬化性樹脂を用いるので熱可塑性樹脂を主に用い
ている従来例に比べ成形性が良く、しかも天然硯
に近い外観や触感が得られる。さらに従来例のご
とく溶着や被着や二重構造にする必要がなく全体
が一体的に成形されるので工程数が減少し、また
鉱物粒子の粒径の差や配合量の差及び硬質な短繊
維の存在により表面が複雑な凹凸状で保水効果を
有し従来例のごとく濡れ性を向上させるために有
機繊維粉末や界面活性剤等を混合する必要がなく
配合成分が少なくてすむので全体的にコストダウ
ンとなる等の作用効果を奏する。
の異なる２種類の鉱物粒子と無秩序な向きの硬質
な短繊維を含むので磨墨性及び強度が極めて向上
する。次に磨墨によつて軟らかい鉱物粒子が削り
取られていくので絶えず硬い鉱物粒子と硬質な短
繊維が表面に現われて砥石による砥ぎだしが不要
である。そして軟らかく且つ粒径の小さい鉱物粒
子の配合量を硬く且つ粒径の大きい鉱物粒子の配
合量よりも多くしてあるので磨墨液に混じるのは
軟らかく且つ粒径の小さい鉱物粒子の摩滅分子が
大部分であり、磨墨液に種々の摩滅分子が混じら
れないので磨墨液に対する影響が少ない。また熱
硬化性樹脂を用いるので熱可塑性樹脂を主に用い
ている従来例に比べ成形性が良く、しかも天然硯
に近い外観や触感が得られる。さらに従来例のご
とく溶着や被着や二重構造にする必要がなく全体
が一体的に成形されるので工程数が減少し、また
鉱物粒子の粒径の差や配合量の差及び硬質な短繊
維の存在により表面が複雑な凹凸状で保水効果を
有し従来例のごとく濡れ性を向上させるために有
機繊維粉末や界面活性剤等を混合する必要がなく
配合成分が少なくてすむので全体的にコストダウ
ンとなる等の作用効果を奏する。
第１図は斜視図、第２図は中央部縦断面図、第
３図は表面部拡大断面図である。 １……墨磨部、２……墨溜部、３……弾性体、
４……硬度及び粒度の大きい鉱物粒子、５……硬
度及び粒度の小さい鉱物粒子、６……熱硬化性樹
脂、７…硬質な短繊維。
３図は表面部拡大断面図である。 １……墨磨部、２……墨溜部、３……弾性体、
４……硬度及び粒度の大きい鉱物粒子、５……硬
度及び粒度の小さい鉱物粒子、６……熱硬化性樹
脂、７…硬質な短繊維。
Claims (1)
- 軟らかく且つ粒径の小さい鉱物粒子と硬く且つ
粒径の大きい鉱物粒子を前者が後者よりも多くな
る割合で熱硬化性樹脂に混合し、更に硬質な短繊
維を添加した組成物により、その硬質な短繊維の
向きが無秩序になるように全体を一体成形してな
る硯。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988034349U JPH0346959Y2 (ja) | 1988-03-15 | 1988-03-15 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988034349U JPH0346959Y2 (ja) | 1988-03-15 | 1988-03-15 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01138796U JPH01138796U (ja) | 1989-09-21 |
| JPH0346959Y2 true JPH0346959Y2 (ja) | 1991-10-04 |
Family
ID=31261060
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988034349U Expired JPH0346959Y2 (ja) | 1988-03-15 | 1988-03-15 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0346959Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011075924A1 (zh) * | 2009-12-25 | 2011-06-30 | 宁波海天北化科技有限公司 | 一种以石料为主的复合材料的注射成型方法及注射成型设备 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54159901A (en) * | 1978-06-09 | 1979-12-18 | Bridgestone Corp | Pneumatic tire for large motorcycle suitable for high speed driving |
| JPS5690703A (en) * | 1979-12-24 | 1981-07-23 | Bridgestone Corp | Air-filled tire used for two-wheeled vehicle and excellent in stability of operation |
| JPS60199703A (ja) * | 1984-03-26 | 1985-10-09 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ベルテツドバイアスタイヤ |
| JPS6185203A (ja) * | 1984-10-02 | 1986-04-30 | Bridgestone Corp | 二輪車用空気入りラジアルタイヤ |
-
1988
- 1988-03-15 JP JP1988034349U patent/JPH0346959Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54159901A (en) * | 1978-06-09 | 1979-12-18 | Bridgestone Corp | Pneumatic tire for large motorcycle suitable for high speed driving |
| JPS5690703A (en) * | 1979-12-24 | 1981-07-23 | Bridgestone Corp | Air-filled tire used for two-wheeled vehicle and excellent in stability of operation |
| JPS60199703A (ja) * | 1984-03-26 | 1985-10-09 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ベルテツドバイアスタイヤ |
| JPS6185203A (ja) * | 1984-10-02 | 1986-04-30 | Bridgestone Corp | 二輪車用空気入りラジアルタイヤ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01138796U (ja) | 1989-09-21 |
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