JPH0381393B2 - - Google Patents

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JPH0381393B2
JPH0381393B2 JP59051887A JP5188784A JPH0381393B2 JP H0381393 B2 JPH0381393 B2 JP H0381393B2 JP 59051887 A JP59051887 A JP 59051887A JP 5188784 A JP5188784 A JP 5188784A JP H0381393 B2 JPH0381393 B2 JP H0381393B2
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JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
rubber
mixed
ball
crosslinked product
Prior art date
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Application number
JP59051887A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60194968A (ja
Inventor
Hiroaki Fujiwara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UCHAMA KOGYO KK
Original Assignee
UCHAMA KOGYO KK
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Publication date
Application filed by UCHAMA KOGYO KK filed Critical UCHAMA KOGYO KK
Priority to JP59051887A priority Critical patent/JPS60194968A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、適度の硬度と弾性を有し、打球した
ときに快音を発するとともに反発力と耐久性に富
むボールの芯体とその製造方法に関する。
従来硬式野球等のボールは、第1図に示すよう
に球芯体2を、コルク粗粒1を混入したスポンジ
体とすると共に、その表面にゴム層3を設け表面
に適当な被覆層を添装したボールや、あるいは第
2図のごとく硬質合成樹脂材よりなる芯体Aの周
囲に、半硬質包覆体Bを被覆し、この上に比較的
やわらかい糸等の薄層7を巻装し、その表面に被
覆層4を添装して構成されているボールなどがあ
る。
しかし、これら従来のボールでは、芯体の重量
調節が困難であり、かつ相当強い力で真芯を打た
ないと、快音を発せず、かつ復元力に欠けるとい
う欠点がある。特に硬式野球の場合、プロ野球の
選手がボールを打つた瞬間に、ボールは、その短
径が、通常の直径の約半分の長さの楕円球に変形
し、復元力が弱いと、ボールが完全に元の状態に
戻らずにひずみが残り、そのまま使用を続ける
と、イレギユラーバウンドが生じたりして、プレ
ーに支障を来たす欠点があつた。
これを解消すべく、第3図のごとく独立気泡よ
りなるゴム又は合成樹脂の発泡体の細片8とコル
ク粒9とを接着剤10により相互に接着してなる
ボールの芯体の表面に被覆層4を添装したボール
が提供されているが、得られたボールの芯体は、
接着剤を利用して細片8とコルク粒9とを一体に
するため、成型前のブレンドがめんどうでありブ
レンド後はすみやかに成型しなければならずかつ
重量、強度、硬度、反発力などのトータル的な関
係を生み出すのが、非常に難しい欠点があつた。
本発明はこれらの欠点を除去し、反発力、強
度、硬度、密度、重量などを自由にコントロール
出来しかも、成型が容易なボール芯体の製造方法
及びボール芯体を提供するものである。
本発明の図面に基づいて説明すると、第4図の
ごとく、ゴムまたは合成樹脂11とコルク粒12
を適当配合にて混合撹拌した後、該混合物を熱硬
化または常温硬化せしめて弾性体を一体に成型し
た混合架橋物C1を得た後、該混合架橋物C1を
適当な寸法を有する粒状に粉砕して弾性を有する
粉砕粒C2を得る。しかる後、第4図のごとく該
混合架橋物C1の粉砕粒C2とゴムまたは合成樹
脂13を混合撹拌したものを成型金型に入れ、球
状に熱硬化または常温硬化せしめて凝集して所望
のボール芯体Dを得る。この外皮に皮やゴム等の
所望の被覆層4を添装してボールを完成する。該
ボール芯体Dはゴムまたは合成樹脂11にコルク
粒12を介在せしめた混合架橋物の粉砕粒C2の
囲りにゴムまたは合成樹脂13を充填した状態に
凝集した球体であることを特長としている。
この時、ゴムまたは合成樹脂11とコルク粒1
2との混合架橋物C1となるゴムまたは合成樹脂
11が比較的硬質材料を使用し、かつ該混合架橋
物C1の粉砕粒C2を包覆して球状に凝集するゴ
ムまたは合成樹脂13が比較的硬質材料よりなる
よう成型することにより、本発明の目的をより有
効ならしめるものである。
すなわち、本発明の製造方法はボールの重量と
硬度を容易にコントロールするためのゴムまたは
合成樹脂11とコルク粒12との混合架橋物C1
を作ることは従来のコルク粒入りボール芯と同等
の技術で容易に得ることが出来ると共に、コルク
粒を均一に分散せしめることが可能で、ボールに
要求される材料の均一化を図れるものである。こ
の混合架橋物C1を適当な径を有する(使用され
る球種、たとえば硬式野球やソフトボール用のボ
ールなどの目的により弾性、反発性、強度等をコ
ントロールする必要性から、その径の大きさを選
択する)粉砕粒C2にしたものを、ゴムまたは合
成樹脂13の中に均一に分散せしめ、粉砕粒C2
の囲りにゴムまたは合成樹脂13を充填し、各粉
砕粒C2の間隙を埋める様になして球状に凝集す
ることにより、各材料が容易にかつ確実に均一な
状態で球体に成型される。この方法は接着剤を使
用しないので混合作業が容易で、混合後の作業時
間がラフで良く、かつ粉砕粒C2など粉砕、混
合、撹拌などの一連の作業の連続化が可能で、作
業性が大巾に向上する。
さらに本発明の重要な作用効果は、反発力(弾
性)、強度、硬度、密度、重量などを自由にコン
トロール出来る点にある。すなわち、コルク粒1
2の増減によりボールの重量を調節し、コルク粒
12との混合架橋物C1を形成するゴムまたは合
成樹脂11で適度の硬度を有し、ボールを打撃し
た際の快音を生じせしめると共に、粉砕粒C2を
凝集するゴムまたは合成樹脂13が適度の反発
力、弾性を保持せしめると共に、粉砕粒C2を強
固に抱持被覆せしめ、長期に安定した耐久性を保
持する働きを有する。
このとき、まずコルク粒12とゴムまたは合成
樹脂11の割合いと硬度を所望のものを選択し、
これに所望の弾性を有するゴムまたは合成樹脂1
3を選択して適量づつ混合撹拌すれば良く、所望
のものが容易に得られるすぐれた構成を有してい
る。これをより確実にするためには、前述のごと
くコルク粒12との混合架橋物C1となるゴムま
たは合成樹脂11が比較的硬質の材料のものを用
い、かつ混合架橋物C1の粉砕粒C2を包覆して
球状に凝集するゴムまたは合成樹脂13が比較的
軟質のものを用いることにより、前述の反発力、
弾性、強度、硬度、密度、重量さらには使用感な
どを総合的に求める際、均一で安定的に簡単かつ
確実に得ることが出来る。ただし使用する球によ
つてはこれの逆でも一向に差し支えなく、特に限
定はしない。
また、混合架橋物C1を形成するゴムまたは合
成樹脂11に合成ゴムを使用した場合、本発明の
製造方法では、該混合架橋物C1の粉砕粒C2を
ゴムまたは合成樹脂13と共に球体に凝集される
際、加熱されるので該合成ゴムは再加硫され、強
度、反発力、硬度が向上される効果も有してい
る。
この様に、本発明では簡単な方法で硬実に反発
力、弾性、強度、硬度、密度、重量などを自由に
コントロールして、所望のボール芯体を得ること
が出来、しかも長期使用に対しても変化がなく、
充分な耐久性を有するボール芯体を得る理想的な
ボール芯体とその製造方法を提供するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図及び第3図は従来のボール芯体
を使用したボールの断面図である。第4図は本発
明の混合架橋物の断面図である。第5図は本発明
のボール芯体を使用したボールの断面図である。 C1……混合架橋物、C2……粉砕粒、D……
被覆層、11……ゴムまたは合成樹脂、12……
コルク粒、13……ゴムまたは合成樹脂。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ゴムまたは合成樹脂とコルク粒とを熱硬化あ
    るいは常温硬化せしめて形成した混合架橋物を粉
    砕し、この粉砕粒をガムまたは合成樹脂を介し
    て、球状に凝集硬化してなることを特徴としたボ
    ールの芯体。 2 コルク粒との混合架橋物となるゴムまたは合
    成樹脂が比較的硬質材料よりなり、かつ混合架橋
    物の粉砕粒を包覆して球状に凝集するゴムまたは
    合成樹脂が比較的軟質材料よりなることを特徴と
    した特許請求の範囲第1項記載のボールの芯体。 3 ゴムまたは合成樹脂とコルク粒を混合撹拌
    後、熱硬化または常温硬化せしめて弾性体を一体
    に成形した混合架橋物を得た後、該混合架橋物を
    粉砕して弾性を有する粉砕粒を得、該粉砕粒とゴ
    ムまたは合成樹脂を混合撹拌して、これを成型型
    に入れ球状に熱硬化または常温硬化せしめて凝集
    して、所望のボール芯を得ることを特徴としたボ
    ールの芯体の製造方法。
JP59051887A 1984-03-16 1984-03-16 ボ−ルの芯体と製造方法 Granted JPS60194968A (ja)

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JP59051887A JPS60194968A (ja) 1984-03-16 1984-03-16 ボ−ルの芯体と製造方法

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JPS60194968A JPS60194968A (ja) 1985-10-03
JPH0381393B2 true JPH0381393B2 (ja) 1991-12-27

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JPS63212378A (ja) * 1987-02-27 1988-09-05 内山工業株式会社 ボ−ル芯
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JPS60194968A (ja) 1985-10-03

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