JPH01294724A - 熱硬化性ポリウレタンエラストマーあるいはその複合材からなるバンクセンサー及びその製造法 - Google Patents

熱硬化性ポリウレタンエラストマーあるいはその複合材からなるバンクセンサー及びその製造法

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JPH01294724A
JPH01294724A JP63126702A JP12670288A JPH01294724A JP H01294724 A JPH01294724 A JP H01294724A JP 63126702 A JP63126702 A JP 63126702A JP 12670288 A JP12670288 A JP 12670288A JP H01294724 A JPH01294724 A JP H01294724A
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JP
Japan
Prior art keywords
bank sensor
bank
glycol
prepolymer
polyurethane elastomer
Prior art date
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Pending
Application number
JP63126702A
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English (en)
Inventor
Masahiko Nakabayashi
中林 正彦
Yoshihiro Fumoto
麓 吉弘
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NAKABAYASHI FINE CHEM KK
Original Assignee
NAKABAYASHI FINE CHEM KK
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は熱硬化性ポリウレタンエラストマーあるいはそ
の複合材料からなるバンクセンサー及びその製造法に間
する。
従来の技術 バンクセンサーは、ライダーがコーナーを曲がるとき、
路面に押しあててバイラのバランスを取りライダーの傾
きを的確に判断することにより。
より速くコーナーを通過するために使用されているが、
この最も重要な点がバンクセンサーの摩耗の状態にある
従来、バンクセンサーの素材には皮革が利用され、一般
に革に近い感覚の摩耗が良いとされている。近年、革の
代わりに熱可塑性樹脂製のものも射出成形により製造、
販売されている。
発明が解決1.Iようとする問題点 皮革製のバンクセンサーの製造工程は、なめした革をバ
ンクセンサーの形状に切り、これを水に漫潰し柔らかく
したのちバンクセンサーの曲面に賦形し、−日程掛けて
乾燥、そしてニカワで積層接着し一定の厚みにしたのち
端面を整えるために削り取り付け布2と接着、この布と
マジックテープ3とを縫い合わせて作られる。
このように非常に手簡がかかり生産性が悪いことから、
コスト面に於いても高いものになる。
また、意匠性に於いても革を加工するという面から形状
4色調などに限界があり自由度が低い。
つまり2色々な意匠のオートバイが開発、販売され消費
者のし好も多様化される現在、それに対応したアクセサ
リ−として種々なる形状に応えるには皮革製では不十分
である。
皮革の代用として熱可塑性樹脂製のものが射出成形によ
り市販されている。しかし、これらは皮革とは異なり充
分満足し得るとは云えない。
実際の使用時にバンクセンサーは路面との摩擦により発
熱することから2本体1の素材が摩耗する前に溶融する
と路面との抵抗が異常に大きくなりライダーの膝が路面
に残される形になり、スムースな運転が続行出来なくな
る。
また9本体は路面との接触時の凹凸を吸収するよう弾性
体でなければ、それらの振動がライダーの膝に伝達され
負担となる。
比重の面に於いて、バンクセンサーは軽い程装着時の違
和感が少なく使用時に微妙な状況を読み取ることが出来
るが、今日まで革より軽量なるものは全く無かった。
従来のバンクセンサーの製造は、皮革あるいは熱可塑性
樹脂製共に2本体1と取り付け布2とは全て接着剤によ
り一体化し製品とされていた。
このため接着するための作業に、本体1と取り付け布2
の見切り線に余分な接着剤が出ないように、あるいは不
必要な部分に接着剤が付かないように等非常に手簡が掛
かり、また接着性能の面に於いてもバラツキが生じ易く
信頼性に問題があった。
問題点を解決する手段 本発明者等は、バンクセンサーの材料として皮革のもつ
性能と同様あるいはそれ以上に発揮し。
生産性、意匠性の優れた組成及びその製造法について鋭
意研究を行った結果、熱硬化性ポリウレタンエラストマ
ーのプレポリマーの分子量を適宜選ぶことにより皮革の
バンクセンサーと極めて似ており、且つ熱可盟性樹脂の
粉末、無機充填材、カーボンあるいはガラス繊維等を添
加することによりバンクセンサーの重要な機能である摩
耗、弾性を微妙に調整することが出来ることを見出し本
発明に到達した。
更に、このバンクセンサーの成形時に熱硬化性ポリウレ
タンエラストマーのプレポリマーと硬化剤を混合したも
のをキャビティ6115に注型し、所定の位置に取り付
け布2をその上に置き一方の型コアー劉4を閉じること
により、樹脂を布に含浸させ、あるいは発泡させること
により布の細部まで浸透させることにより完全な接着が
得られることを見出し本発明に到った。
すなわち2本発明に用いられる熱硬化性ポリウレタンエ
ラストマー樹脂は2例えばトルエンジイソシアネートと
ポリエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリコ
ール、ポリオキシブチレングリコール、ポリテトラメチ
レングリコール等のポリエーテルグリコールとのプレポ
リマー、分子ff1600〜2000  イソシアネー
ト基含有j15〜15%のものが使用される。
硬化剤にはジアミン例えば4,4′−メチレンビス2−
クロールアニリン等が用いられる。
この硬化物は、バンクセンサーの素材として革の持って
いる特徴である摩耗状態において非常に似ており、その
状態もプレポリマーの分子量の大小により調整でき、更
にこの樹脂に熱可盟性樹脂の粉末を5〜50重量%添加
、混合することにより、またタルク、クレー、ベントナ
イト、シリカ、炭酸カルシユウム9石粉等無機充填材、
カーボン繊維、ガラス繊維、グラファイト等を5〜30
0重量%加えることにより摩耗状態を調整することが出
来る。
作用 熱硬化性ポリウレタンエラストマーのプレポリマーの分
子量が2000より大きなものは、架橋密度が低いため
硬化物が摩擦により溶融し粘着性が出て路面との抵抗が
大きくなり、ライダーのバランスを失うことになり、ま
た分子量が600以下では、硬度が高くなることから弾
性が低下し路面の凹凸撮動がそのままライダーの膝に伝
達されるため、これもまたスムースな運転操作の支障と
なる。
本発明の熱硬化性ポリウレタンエラストマーのプレポリ
マー分子11600〜2000のものを用いることによ
り、バンクセンサーに適した摩耗状態を得ることが出来
る。
比較例1 注型用ウレタンプレポリマーとしてトルエンジイソシア
ネートとポリオキシテトラメチレングリコールよりなる
平均分子量 2900〜3110イソシアネート基含有
量2.7〜2.9%の樹脂100gに対し硬化剤4,4
′−メチレンビス2−クロールアニリン8.0g 黒色
顔料カーボンブラック 0.2g 発泡剤として水 0
.5gを混合しバンクセンサーの容積の約70%分の量
を注型し発泡倍率1.4倍の成形品(本体1)を得た。
このものを、ウレタン系接着剤にて取り付け布2に貼り
付け更にこの布とマジックテープ3とを糸にて縫い合わ
せ、ライダーの膝の横に予めセットされたマジックテー
プと貼り合わせ装着し実際にコースを走りテストした。
結果 路面にこの成形品(本体l)を押し付けると摩擦熱で溶
融し、そのため路面との抵抗が太きくなリライダーの膝
に異常な力が加わってバランスを崩しスムースな運転操
作が不可能な状態に陥った比較例2 熱可堕性樹脂ポリスチレンを用いて射出成形により成形
し得られたバンクセンサー本体lを9合成ゴム系接着剤
にて取り付け布2と接着しこれを比較例1と同様の工程
で加工し実際にライダーが装着テストした。
結果 路面との接触時に、凹凸による小刻みな撮動がそのまま
ライダーに伝わり更に一定時閏接触が続くとポリスチレ
ンが溶融し路面との抵抗が大きくなり膝が路面と一緒に
残る形になり運転操作に支障をきたした。
実施例1 注型用ウレタンプレポリマーとしてトルエンジイソシア
ネートとポリオキシテトラメチレングリコールよりなる
平均分子j1930〜990 イソシアネート基含有f
f18.5〜9.0%の樹脂100gに対し硬化剤4,
4′−メチレンビス2−クロールアニリン 25g  
黒色顔料 0.2g水0.5gを混合しバンクセンサー
の型に注型し成形品(本体l)を得た。これを比較例1
と同様の工程で加工し実走テストした。
結果 路面の凹凸による撮動も材料自身の弾性と発泡による効
果で吸収され、大きな違和感がなくまた適度な摩耗によ
り膝が路面に残されることもなくコーナリング時のバイ
ツの傾斜角度を的確に知りバランスを取ることが出来た
実施例2 実施例1と同様の配合で、バンクセンサーの型キャビテ
ィl!15に樹脂を注型しその上に通気性のある布(取
り付け布2)を乗せ型コアー側4を閉じ加熱硬化させた
。 得られたものは、布の織り目のすみずみまで樹脂が
入りバンクセンサー本体lと布2とを剥離しようとして
も布が破れるほど強固なものであった。
発明の効果 本発明によるバンクセンサーは、路面の凹凸を吸収し且
つ滑らかな摩耗状態をつくることによりライダーがより
高速でコーナーを曲がることが出来る。また路面の状態
により色々な摩耗状態のものを製造することができ革よ
り製造工程が簡便であることからコストの安い、意匠性
に富んだものを供給することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図はバンクセンサーの構成図を、第2図は本発明に
よりバンクセンサーを製造する型断面図を示す。 図中、l:バンクセンサー本体 2:取り付け布 3:
マジックテープ 4:型コアー側 5:型キヤビテイ側 以  上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、熱硬化性ポリウレタンエラストマーの組成として、
    トルエンジイソシアネートとポリテトラメチレングリコ
    ール、ポリエチレングリコール、ポリオキシプロピレン
    グリコール、ポリオキシブチレングリコール等のポリエ
    ーテルグリコールとからなる分子量600〜2000、
    イソシアネート基含有量5〜15%のプレポリマーと硬
    化剤4,4′−メチレンビス2−クロールアニリンより
    なるバンクセンサー。 2、粉末状の熱可塑性樹脂例えばポリエチレン、ポリプ
    ロピレン、ポリスチレン、アクリロニトリル−ブタジエ
    ン−スチレンコポリマー、ポリエチレンテレフタレート
    、ナイロン、ポリカーボネート等を5〜50重量%混合
    した特許請求範囲第1項記載のバンクセンサー。 3、タルク、クレー、炭酸カルシユウム、ベントナイト
    、シリカ、石粉等無機充填材あるいはカーボン繊維、ガ
    ラス繊維を5〜300重量%添加、混合した特許請求範
    囲第1項記載のバンクセンサー。 4、1.1〜3倍発泡させたものからなる特許請求範囲
    第1項、第2項及び第3項記載のバンクセンサー。 5、成形すると同時に取り付け布と接着一体化する特許
    請求の範囲第1項、第2項、第3項及び第4項記載のバ
    ンクセンサーの製造法。
JP63126702A 1988-05-23 1988-05-23 熱硬化性ポリウレタンエラストマーあるいはその複合材からなるバンクセンサー及びその製造法 Pending JPH01294724A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2391868A (en) * 2002-08-06 2004-02-18 Jin-Long Wu Polyethylene terephthalate/ polycarbonate mixture as replacement for polyformaldehyde polymers
WO2004063088A1 (en) * 2003-01-11 2004-07-29 Jtl Co., Ltd. Visco-elastic memory foam with functions of anti-bacteria, deodorization and far infrared rays emission
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