JPH0346938Y2 - - Google Patents

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JPH0346938Y2
JPH0346938Y2 JP1986171910U JP17191086U JPH0346938Y2 JP H0346938 Y2 JPH0346938 Y2 JP H0346938Y2 JP 1986171910 U JP1986171910 U JP 1986171910U JP 17191086 U JP17191086 U JP 17191086U JP H0346938 Y2 JPH0346938 Y2 JP H0346938Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、スライドフイルムの整理、保存に
際し、その傷損ならびにそこへの塵埃の付着を有
効に防止するスライドフイルムの整理保存装置に
関するものであり、とくには、スライドフイルム
を保持したフアイルシートの、プラスチツク袋に
対する出入れを極めて容易ならしめるとともに、
そのプラスチツク袋の、キヤビネツトの引出しそ
の他への懸吊を極めて容易ならしめるものであ
る。
(従来の技術) 従来のこの種の整理保存装置としては、たとえ
ば、出願人が先に、実公昭57−10863号、実公昭
57−18149号などに開示したものがあり、この整
理保存装置は、第6図に示すように、硬質シート
からなるフアイルシート5の側縁部に沿わせて設
けた複数個の図示しない突起に、断面形状がほぼ
C字状の条溝を有するプラスチツク製ハンギング
バー4を弾性掛合させるとともに、このハンギン
グバー4の両端部に設けた切欠部6を、キヤビネ
ツト1の引出し2に固定されたハンガーレール3
に掛止させることによつて、ハンギングバー4と
一体になつたフアイルシート5を懸垂支持するも
のである。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、このような従来の整理保存装置にあ
つては、キヤビネツトにフアイルシートを出し入
れする際に、または所望のフアイルシートを捜す
際に、スライドフイルムの乳剤定着面または表面
が、フアイルシートの側壁もしくはスライドフイ
ルム挟持片、または指その他の異物と接触して損
傷されたり汚損されたりするのを防止することが
できず、また、キヤビネツトにて保存している間
においても、塵埃がスライドフイルムに付着する
のを防止することができなかつた。
これに対し、出願人が先に実開昭61−35869号
として提案したスライドフイルムの整理保存装置
は、矩形シートに設けられて相互に整列する複数
の矩形窪み、各矩形窪みの底壁に設けた透光穴お
よび矩形シートの一辺に沿つて設けた複数の綴孔
を有するフアイルシートと、このフアイルシート
の表裏両面を覆う透光性プラスチツクフイルムと
からなり、このプラスチツクフイルムの、前記綴
孔と対応する辺部分に、少なくとも綴孔と実質的
にオーバラツプする部分から辺縁にかけてほぼU
字状に切除した切欠部と、少なくとも一個所で切
り残されてフアイルシートに外接するフアイルシ
ート抜止部とを設けたものであり、この装置で
は、フアイルシートを、それを覆うプラスチツク
フイルムとともにアルバム状に綴ることにより、
その合綴体の保存様式のいかんにかかわらず、フ
アイルシート、ひいては、そこに保持したスライ
ドフイルムを、傷、塵埃の付着などから保護する
ことができるも、この保存装置にては、キヤビネ
ツトの引出しその他にそれを懸吊支持する術がな
く、従つて、その保存装置を、この考案に係る用
途にそのまま適用することは実質的に不可能であ
る。
一方、実開昭50−112217号公報に開示されたハ
ンガーホルダーは、上縁に筒状部を形成した台板
と、軸の両端にハンガー部を一体に形成した、前
記筒状部に挿通されるハンガー部材とから成り、
前記筒状部の一方の端部内面又は外面に切欠けを
設け、且つ前記ハンガー部の上縁を軸のそれより
も僅か高く形成すると共に、その内端に前記筒状
部の端部上縁を係止する切込みを設けたものであ
ることから、このハンガーホルダーを、フアイル
シートの懸吊支持に適用することは可能である
も、このハンガーホルダーでは、台板を2つ折り
にして用いることにより、一の台板につき、二本
のハンガー部材を準備すること、および、それら
のそれぞれのハンガー部材を挿通するためのそれ
ぞれの筒状部を加工することが必要になる他、台
板に挟んだフアイルシートの、その台板の側方へ
の抜け出しを阻止することができない問題があつ
た。
この考案は、これらの問題を有利に解決するも
のであり、スライドフイルムの、とくにはキヤビ
ネツトの引出し内での保存に際し、懸吊姿勢で、
その表裏両面を、損傷および塵埃の付着から十分
有効に保護できることはもちろん、かかる保護
を、一本のハンギングバーと、一のハンギングバ
ー挿通部とで実現することができ、しかも、フア
イルシートの不測の抜け落ちのおそれを完全に防
止することができ、さらには、フアイルシート
の、プラスチツク袋への出し入れを極めて容易
に、かつ十分円滑ならしめることができるスライ
ドフイルムの整理保存装置を提供するものであ
る。
(問題を解決するための手段) この考案のスライドフイルムの整理保存装置
は、矩形シートに設けられて相互に整列する複数
のフイルム収納部を有するフアイルシートと、こ
のフアイルシートを収納してそのフアイルシート
の表裏両面を覆うプラスチツク袋とからなり、 このプラスチツク袋の開口部位置付近で、プラ
スチツク袋の表面部材もしくは裏面部材のいずれ
か一方の外表面側に、さや状をなす一のハンギン
グバー挿通部を設けるとともに、プラスチツク袋
の開口部分で、前記表面部材および裏面部材のそ
れぞれを若干の距離にわたつて否熱融着状態とし
たものである。
(作用) この整理保存装置では、プラスチツク袋の開口
部の付近にさや状のハンギングバー挿通部を設け
たことにより、そこにハンギングバーを挿通させ
れば、ハンギングバーおよびフアイルシートのそ
れぞれに特別の掛合手段を設けることなく、簡単
にキヤビネツトその他に懸吊して整理することが
でき、この整理保持状態においては、スライドフ
イルムはフアイルシートとともにプラスチツク袋
に収納されているため、フアイルシート、ひいて
はスライドフイルムの、そのプラスチツク袋から
の不測の抜け出しを確実に阻止し得ることはもち
ろん、スライドフイルムの表裏両面を、損傷およ
び汚損から極めて効果的に保護することができ
る。
またここで、プラスチツク袋を透光性のシート
とした場合には、プラスチツク袋に収納されたフ
アイルシートを取り出すことなく、フアイルシー
トのフイルム収納部に収納されるスライドフイル
ムを観察することができる。
ところで、この装置では、一のハンギングバー
挿通部に、一本のハンギングバーを差し込むこと
だけで、プラスチツク袋をフアイルシートととも
に、キヤビネツトの引出しその他に懸吊支持する
ことができるので、二本のハンギングバーおよび
二つのハングングバー挿通部を準備する従来のハ
ンガーホルダーに比し、準備工数およびコストを
有効に低減させることができ、かつ、上記懸吊支
持を極めて容易ならしめることができる。
しかもここでは、ハンギングバー挿通部を、プ
ラスチツク袋の表面部材もしくは裏面部材のいず
れか一方の外表面側に設けることにより、プラス
チツク袋に対するフアイルシートの抜き差しを、
ハンギングバー挿通部に何ら妨げられることな
く、円滑かつ容易に行うことができ、そしてさら
には、プラスチツク袋の開口部分で、表面部材お
よび裏面部材のそれぞれを若干の距離にわたつて
否熱融着状態とすることにより、袋の口開き量を
十分大ならしめて、そのプラスチツク袋へのフア
イルシートの差し込みをより一層容易にすること
ができる。
(実施例) 以下図面につきこの考案の実施例を説明する。
第1図はこの考案の一実施例を示す斜視図であ
り、図中10はフアイルシートを、20はプラス
チツク袋を夫々示す。
このフアイルシート10は、平面形状が矩形を
なすプラスチツクシート11に、フイルム収納部
の一例として、相互に整列する複数の矩形窪み1
2が設けられており、また、この例では特に、こ
の矩形窪み12の底壁13に、スライドフイルム
の画像域と対応する寸法を有する透光穴14が設
けられている。そしてまた、このフアイルシート
10は、その各矩形窪み12の底壁13から切り
起こされてその対向側壁15,15から矩形窪み
12の内側へ突出する保持片16,16を有する
とともに、プラスチツクシート11の任意の一辺
に沿わせて設けた19個の綴穴17を有する。
なおここで、対向側壁15に設けられてそれに
沿つて延在する保持片16の一端は、矩形窪み1
2の一方の端壁に連続し、またその先端は、側壁
15の中央部を幾分越えた位置まで延在する。
また、この例のフアイルシート10は、保持片
16の前方側(図において右側)の二隅部におい
て、それらの隅部に沿つて底壁13から上方へ突
出するL字状突部18,18および、保持片16
の基部側(図において左側)で底壁13から上方
へ突出する−状突部19,19を有しており、こ
れらの突部18,19は矩形窪み12内に収納し
たマウント付スライドフイルムを確実に支持す
る。
なお、プラスチツクシートの矩形窪み12に透
光穴14を形成しない場合には、プラスチツクシ
ート11を透明若しくは乳白色とし、スライドフ
イルム25の少なくとも画像域を矩形窪み12の
底壁から幾分持上げて支持するために、スライド
フイルムの画像域より外側の、幾分広い領域にわ
たつて枕部を設けることが望ましい。
さらに、第1図において、プラスチツクフイル
ムの二側部をヒートシールしてなるプラスチツク
袋20は、その開口部20aからフアイルシート
10を差込むことにより、フアイルシート10
を、第2図に示すようにほぼ完全に収納すること
ができる寸法を有する。また、プラスチツク袋の
開口部20aから、プラスチツク袋20の表面部
材21もしくは裏面部材22のいずれか一方の面
部材、図では裏面部材22をフアイルシートの長
さ方向の寸法より長く延在させ、次にこの面部材
を開口部20aから下方外側へ折り返し、その端
辺をヒートシールすることによつて、さや状をな
す一のハンギングバー挿通部25を、プラスチツ
ク袋の外側に形成する。
ところで、このハンギングバー挿通部25のヒ
ートシール位置は、プラスチツク袋20を透明そ
の他の透光材料にて形成す場合には、そのプラス
チツク袋20にフアイルシート10を、第2図に
示すように収納した状態で、フアイルシート10
の最上段の画像域よりも上方位置とするのが好適
である。これはすなわち、透明もしくは透光材料
からなるプラスチツク袋20にフアイルシート1
0を収納した状態でスライドフイルムの画像を観
察する場合に、ハンギングバー挿通部25はもち
ろん、それのヒートシール部分を、フアイルシー
ト10に挟持されるスライドフイルムの画像域に
オーバーラツプさせないことによつて、スライド
フイルムの画像の常に鮮明なる観察を担保するた
めである。
なおここでハンギングバー挿通部25の形成様
式は、第3図Aに断面で示すように、開口部20
aから外側下方に面部材22を折り返すととも
に、その折り返し端部分をヒートシールして形成
したもの、第3図Bに示すように、開口部20a
の幾分上方まで面部材22を延在させた状態で、
それを外側に折り返すとともに、その折り返し端
部分をヒートシールして形成したもの、または、
第3図Cに示すように、袋本体とは別体のプラス
チツクフイルムを、開口部20aの付近でプラス
チツク袋20の裏面部材22に、その両端部分で
ヒートシールすることにより形成したものとする
ことができる。
なお、プラスチツク袋20を不透明材料にて形
成した場合には、そこへフアイルシートを収納し
た状態でスライドフイルムの画像を観察すること
は不可能であるので、ハンギングバー挿通部25
を、第3図Cに示すように、開口部20aの下方
の、スライドフイルムの画像域にオーバーラツプ
させて位置させても何ら不都合はない。他の視点
から見ると、ハンギングバー挿通部25を、キヤ
ビネツト等に吊るす際に、キヤビネツト等の深さ
によつて、種々の高さに位置させることができ
る。
さらにまた、ハンギングバー挿通部25は必ず
しもそれを幅方向全体にわたつて延在させる必要
はなく、例えば、第4図A,Bに示すように、プ
ラスチツク袋20の幅方向における中央部分また
は側端部分にのみハンギングバー挿通部25を設
けることができる。
つまり、ハンギングバー挿通部25は、ハンギ
ングバー30をもつて、フアイルシート10およ
びプラスチツク袋20を支持するに十分な幅方向
長さがあればよい。なお、図示例ではプラスチツ
ク袋20の裏面部材22にハンギングバー挿通部
25を設けたが、それに代えて表面部材21に、
上述したところと同様にしてハンギングバー挿通
部を設けることもできる。
以上のように形成してなるハンギングバー挿通
部25に、第2図に示すように、硬質プラスチツ
ク材料よりなり、両端部分に掛合凹部を有する簡
単な構造のハンギングバー30を挿通させて、プ
ラスチツク袋20をキヤビネツトの引出しのレー
ルもしくはその側壁に懸吊することにより、プラ
スチツク袋20に収納したフアイルシート10、
ひいては、そこに保持したスライドフイルムを効
率的に整理保存することができる。
なお、ここでは、プラスチツク袋の開口部分
で、表裏の両面部材21,22を若干の距離にわ
たつて否熱融着状態とすることによつて、ハンギ
ングバー挿通部25を設けた裏面部材22とは反
対の表面部材21に自由端部分26を設け、プラ
スチツク袋20へのフアイルシート10の収納に
際し、その自由端部分26を摘んで袋を口開きさ
せることにより、袋の口開き量を大ならしめて、
そのプラスチツク袋20へのフアイルシート10
の差込みを、十分容易ならしめるとともに、円滑
ならしめる。
ところで、プラスチツク袋20に対する、フア
イルシート10の抜き差し、とくには抜き出しに
当たつては、この考案に係るハンギングバー挿通
部25は、面部材の外表面側に形成されているこ
とから、その挿通部25および、挿通部25の形
成に寄与するヒートシール部のいずれも、フアイ
ルシート10のその抜き差しの妨げとなることは
なく、これがため、フアイルシート10の抜き差
しを、より一層容易に、かつ円滑に行うことがで
きる。
ここにおいて、プラスチツク袋20の、表面部
材21を透明材料とし、また裏面部材22を乳白
材料とした場合には、それらの材料から成る面部
材21,22はいずれも、フアイルシート10の
矩形窪み12内に収納したスライドフイルムを、
損傷、汚損その他から有効に保護することができ
る他、乳白材料よりなる裏面部材22をもつて、
フアイルシート10から表面部材21に透過する
光を拡散させることにより、透明材料よりなる表
面部材21を経たフイルム画像の予視点検を極め
て容易ならしめることができる。なお、プラスチ
ツク袋20は、その表面および裏面の両部材をと
もに透明材料、乳白材料または不透明材料にて形
成することができ、この場合にもスライドフイル
ムの保護は十分に行うことができる。
また、このプラスチツク袋20は、そこへ挿入
されたフアイルシート10の綴穴17と対応する
辺部分に第1,2図に示すように、綴穴17と実
質的にオーバーラツプする部分からその辺縁にか
けてほぼU字状に切除した、いいかえれば、プラ
スチツク袋20の底部をU字状に切取つた切欠部
23a、または、第5図に示すように、各綴穴1
7と実質的にオーバーラツプして、各綴孔17と
同程度、もしくは、それより幾分大きい寸法を有
する孔23bを有しており、これらの各切欠部2
3aまたは穴23bは、プラスチツク袋20を被
せたフアイルシート10を例えば止め金具によつ
てアルバム状に綴じるに際し、止め金具の爪部
の、綴穴17への入り込みを担保する。ここで、
切欠部23aを設けた場合には、各切欠部23a
に隣接して位置してフアイルシート10に外接す
るフアイルシート抜止部24によつてフアイルシ
ートの抜け出しが防止さ、また、孔23bを設け
た場合は、袋の辺縁部分の、フアイルシート10
の外接により、それの抜け出しが防止される。
このように構成してなるスライドフイルムの整
理保存装置によれば、フアイルシート10の矩形
窪み12内に、第1図に示すように収納したマウ
ント付きのスライドフイルム25は、窪み底壁1
3が透光穴14を有しない場合は、突部18,1
9と保持片16との間に挟持されることになり、
そのマウント部は底壁13から上方へ離間されて
維持されるので、フイルム裏面はフアイルシート
の裏側の異物に対し、窪み底壁13をもつてより
有効に保護されることになる。
また、フアイルシート10に被せたプラスチツ
ク袋20は、窪み底壁13が、透光穴14を有す
る場合には、スライドフイルム25の表裏両面
を、そして、その透光穴14を有しない場合に
は、スライドフイルム25の表面を、それぞれ、
損傷および汚損から直接的に保護する。さらに、
プラスチツク袋20の開口20aの付近に設けら
れたハンギングバー挿通部25は、その端部がヒ
ートシールされてさや状となつているため、そこ
にハンギングバー30を挿通させて、キヤビネツ
トの引出しその他のレールもしくは側壁にハンギ
ングバーを掛止することにより、スライドフイル
ムを縦姿勢で効率的に整理保存することができ、
ゴミも付着し難い。
なおここで、プラスチツク袋の裏面部材22を
乳白材料とし、フアイルシート10に透光穴14
を設けた場合には、裏面部材22を透過した光が
拡散光線となるため、スライドフイルムの画像の
予視点検を極めて容易ならしめることができる。
ところで同様の効果は、例えば、裏面部材22を
乳白材料とし表面部材21を透明材料としたプラ
スチツク袋20と、透光穴14を有しない透明の
フアイルシートとの組合せ、または、表面および
裏面部材21,22がともに透明材料よりなるプ
ラスチツク袋と、透光穴14を有しない乳白色の
フアイルシートとの組合せによつても得ることが
できる。
しかも、この装置では、プラスチツク袋20の
表面部材21もしくは裏面部材22のいずれか一
方に、一のハンギングバー挿通部25だけを設け
ていることから、一のプラスチツク袋20に対し
て複数の挿通部およびハンギングバーを準備する
ことが不要になり、これがため、その準備のため
の作業工数およびコストを有効に低減することが
できるとともに、一の挿通部25に一本のハンギ
ングバー30を通すだけの簡単な操作で、そのプ
ラスチツク袋20を、フアイルシート10ととも
に懸吊支持することが可能となる。加えて、プラ
スチツク袋20は、少なくともその両側部にヒー
トシート部を有することから、フアイルシート1
0の、その袋20からの不測の抜け出しを十分に
防止することができる。
またこの装置では、表裏のいずれかの面部材の
外表面側に挿通部25を形成していることから、
プラスチツク袋20に対するフアイルシート10
の抜き差し、とくには抜き出しが、その挿通部2
5、および、挿通部25の形成のためのヒートシ
ート部によつて妨げられるおそれは全くなく、そ
れ故に、フアイルシート10のその抜き差しを、
十分容易に、かつ円滑ならしめることができる。
そしてさらにこの装置では、プラスチツク袋2
0の開口部分で、表面部材および裏面部材のそれ
ぞれを若干の距離にわたつて否熱融着状態とする
ことにより、袋20の口開きを容易ならしめるこ
とができる他、その口開き量を十分大ならしめ
て、プラスチツク袋へのフアイルシートの差し込
みを、より一層容易に、そして円滑ならしてるこ
とができる。
以上この考案を図示例に基づいて説明したが、
フアイルシートの綴穴を図示以外の辺に沿つて形
成することもでき、またプラスチツク袋の切欠部
およびフアイルシート抜止部を、開口部と隣接す
るいずれか一方の側辺に沿わせて設けることもで
きる。
また図示例ではプラスチツクシートの成形体と
しているフアイルシートを、厚紙の貼り合せ構
体、プラスチツクシート積層体その他によつて構
成することもでき、図示例のフイルム保持片の突
設位置、形状などを、それ本来の機能を十分に発
揮し得る限りにおいて、所要に応じて種々に変更
することもできる。
さらに、プラスチツク袋によつて、整理保存中
のスライドフイルムの位置を確実に特定し得る場
合には、フイルム保持片を省くこともまた可能で
ある。
(考案の効果) したがつてこの考案によれば、フアイルシート
と、このフアイルシートの表面および裏面を覆う
プラスチツク袋と、このプラスチツク袋に形成し
た一のさや状のハンギングバー挿通部とでスライ
ドフイルムの整理保存装置を構成することにより
フアイルシートのフイルム収納部内に収納したス
ライドフイルムを、そのプラスチツク袋にて、表
裏両面側から有効に保護して、スライドフイルム
の損傷、そこへの塵埃の付着などを効果的に防止
することができる。
また、ハンギングバー挿通部に一本のハンギン
グバーを挿通するだけで、フアイルシートを収納
したプラスチツク袋をキヤビネツトの引出しその
他に容易に、かつ効率的に懸吊支持することがで
き、しかもフアイルシートの不測の抜け出しを完
全に防止することができる。
ところで、この装置では、一の挿通部に一本の
ハンギングバーを通すだけでフアイルシートを懸
吊支持することができるので、複数の挿通部およ
び複数のハンギングバーを準備する場合に比し
て、装置の製造コストおよび、装置の使用のため
の作業工数を有効に低減することができる。
さらにここでは、プラスチツク袋の、表裏のい
ずれかの面部材の外表面側に挿通部を形成してい
ることから、フアイルシートのプラスチツク袋へ
の抜き差しを、十分容易に、かつ円滑ならしめる
ことができ、これらのことは、プラスチツク袋の
開口部分で、表面部材および裏面部材のそれぞれ
を、若干の距離にわたつて否熱融着状態として、
袋の口開き量を大ならしめることによつて一層顕
著なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す斜視図、第
2図は考案装置の使用状態を示す平面図、第3図
はハンギングバー挿通部の形成例を示す断面図、
第4図はハンギングバー挿通部の他の例を示す平
面図、第5図はプラスチツク袋の一辺にフアイル
シートの綴穴とオーバーラツプする孔を設けた例
を示す平面図、第6図は従来例を示す斜視図であ
る。 10……フアイルシート、11……プラスチツ
クシート、12……矩形窪み、13……底壁、1
4……透光穴、15……対向側壁、16……保持
片、17……綴穴、20……プラスチツク袋、2
1……表面部材、22……裏面部材、23a……
切欠部、23b……孔、24……フアイルシート
抜止部、25……ハンギングバー挿通部、26…
…自由端部分、30……ハンギングバー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 矩形シートに設けられて相互に整列する複数の
    フイルム収納部を有するフアイルシートと、この
    フアイルシートを収納してそのフアイルシートの
    表裏両面を覆うプラスチツク袋とからなり、 このプラスチツク袋の開口部の付近で、プラス
    チツク袋の表面部材もしくは裏面部材のいずれか
    一方の外表面側に、さや状をなす一のハンギング
    バー挿通部を設けるとともに、プラスチツク袋の
    開口部分で、前記表面部材および裏面部材のそれ
    ぞれを若干の距離にわたつて否熱融着状態として
    なることを特徴とするスライドフイルムの整理保
    存装置。
JP1986171910U 1986-11-11 1986-11-11 Expired JPH0346938Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986171910U JPH0346938Y2 (ja) 1986-11-11 1986-11-11

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986171910U JPH0346938Y2 (ja) 1986-11-11 1986-11-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6377782U JPS6377782U (ja) 1988-05-23
JPH0346938Y2 true JPH0346938Y2 (ja) 1991-10-04

Family

ID=31107974

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