JPH0346708A

JPH0346708A - 医用単線式同軸ケーブル

Info

Publication number: JPH0346708A
Application number: JP18189589A
Authority: JP
Inventors: Akihiko Hanaoka; 明彦花岡; Makoto Tanpo; 反保　誠
Original assignee: Hitachi Medical Corp
Current assignee: Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Priority date: 1989-07-13
Filing date: 1989-07-13
Publication date: 1991-02-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、医用単線式同軸ケーブルに関し、特に、超音
波診断装置における超音波探触子の振動子と装置本体と
の電気信号を接続する超音波探触子ケーブルに関するも
のである。

〔従来技術〕

従来、超音波診断装置の超音波探触子の振動子と装置本
体との電気信号を接続する超音波探触子ケーブルの芯線
は、例えば、７本の０．０５ｎｗ＋＋φの軟銅線からな
る複線式芯線、あるいは７本の０゜０３■φの軟銅線か
らなる複線式芯線が使用さ九ている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、超音波探触子の振動子群が高密度の配列
である場合、信号線の配線が高密度となる。このような
場合、従来の超音波探触子ケーブルの芯線では、７本の
０．０５■φの軟銅線からなる複線式芯線、あるいは７
本の０．０３■φの軟銅線からなる複線式芯線であるた
め、第６図に示すように、振動子の電極２０に芯線２１
を半田付けする際に、複線式芯線２１がばらけてショー
トするという問題があった。また、複線式芯線２１を撚
る端末処理が必要であったため、スポット溶接等により
配線作業を機械化することが困難であった。

また、前記芯線を軟銅線である単一芯線にすると、芯線
の屈曲特性が悪く、かつ屈曲させた時に強度が弱いため
折れて断線する場合があるという問題があった。

本発明は、前記問題点を解決するためになされたもので
ある。

本発明の目的は、高密度な配線部分での芯線のショート
を防止することができる医用単線式同軸ケーブルを提供
することにある。

本発明の他の目的は、スポット溶接等により配線作業を
機械化することができる医用単線式同軸ケーブルを提供
することにある。

本発明の他の目的は、ケーブルの屈曲特性を良くした医
用単線式同軸ケーブルを提供することにある。

本発明の他の目的は、超音波探触子の振動子が高密度に
配列され、信号線の配線が高密度である超音波診断装置
を提供することにある。

本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであろ
う。

〔課題を解決するための手段〕

前記［１的を達成するために、本発明は、０．２５４０
〜０．０６４０Ｉ１１１φ程度の外径の銅合金からなる
単線式芯線に、可撓性の第１絶縁体層を被覆し、その第
１絶縁体層の周りに軟銅網線からなる外部導体を設け、
その外部導体の周りに可撓性の第２絶縁体層を被覆した
ことを特徴とする。

また、前記０．２４５０〜０．０６４０ｍφ程度の外径
の銅合金からなる芯線の代りに無酸素銅からなる単線式
芯線を用いたことを特徴とする。

また、前記単線式同軸ケーブルを、超音波探触子の振動
子と装置本体とを接続する信号線に適用した超音波診断
装置である。

〔作用〕

前述の手段によれば、０．２５４０〜０．０６４０ｎｙ
ｎφ程度の外径の銅合金又は無酸素銅からなる単線式芯
線にしたので、高密度な配線部分で芯線がばらけてショ
ートすることをなくすることができる。

また、芯線を撚る端末処理が省けるので、スポット溶接
等により配線作業を機械化することができる。

また、０．２５４０〜０．０６４０ｍφ程度の外径の銅
合金又は無酸素銅からなる単線式芯線にしたので、ケー
ブルの屈曲特性を軟銅線からなる複線式芯線と同等の屈
曲特性とすることができる。

また、前記単線式同軸ケーブルを、超音波探触子の振動
子と装置本体とを接続する信号線に適用したので、超音
波探触子の振動子が高密度に配列され、信号線の配線が
高密度である超音波診断装置を提供することができる。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面を用いて具体的に説明す
る。

なお、実施例を説明するための全回において。

同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返し
の説明は省略する。

第１図は、本発明の医用中線式同軸ケーブルの一実施例
の概略構成を示す図、第２図は、第１図に示す医用単線式同軸ケーブルを適用
した超音波探触子の概略構成を示す図、第３図は、第２
図の０印で囲んだ部分の拡大図である。

本実施例の医用単線式同軸ケーブルは、第１図に示すよ
うに、　０．２５４０〜０．０６４０ｍφ［線号Ａ　Ｗ
　Ｇ（Ａｍａｒｉｅａｎ　Ｗｉｒｅ　Ｇａｕｇｅ）　３
０〜４２　］程度の外径の銅合金からなる単線式芯線４
に、可撓性の絶縁体からなる内部被覆層（第１絶縁体）
３を被覆し、その内部被覆層３の周り軟銅からなる網状
の外部導体２を設け、その網状の外部導体２の周りに可
撓性の絶縁体からなる外部被覆層（第２絶縁体）１を被
覆した同軸構造となっている。

前記０．２５４０〜０．０６４０１φ程度の外径の銅合
金からなるｍ線式芯線４の代りに！！酸素銅からなる単
線式芯線を用いてもよい、このように、＠記単線式芯線
の材質を無酸素鋼にすることによって、スポット溶接時
に芯線に酸水素炎を照射してボールを形成するが、この
ボール形成が銅合金線に比べて容易に形成することがで
きる。

前記銅合金線の成分は、銅（Ｃｕ）を９９．７重量％、
Ｓｎ、Ｚｎ、Ａｇ、Ｃｒを０．３重量％としたものであ
るまた。前記無酸素鋼（Ｃｕ）の純度は、９９．９９重量
％以上〜酸素（０２）　５ＰｐＨ以下である。

また、超音波探触子ヘッド部の構造は、第２図のように
、音響レンズ５、マツチング層６．振動子７．ダンパー
材８、フレキシブル基板９とから成り、各々の振動子７
は高密度な電極パターンの各電極と接続されている。

前記医用単線式同軸ケーブルの単線式芯線４は、第３図
に示すように、微小な振動子７の側面に設けられている
各々の電極１０に半田付けされて、前記各々の振動子７
と電気的に接続される。

そして、第４図に示すように、前記医用単線式同軸ケー
ブル１１は、超音波探触子ヘッド部１２と接続コネクタ
１３とを電気的に接続し、該接続コネクタ１３を超音波
診断装置本体に装着することにより、超音波探触子ヘッ
ド部１２の振動子７と超音波診断装置本体とが電気的に
接続される。

また、第５図は、前記実施例のフレキシブル基板９を用
いない超音波探触子ヘッドの場合の実施例を示す図であ
り、振動子フの側面に設けられた電極ＩＯに直接単線式
同軸ケーブル１１の単線式芯線４を半田付けするもので
ある。

以上の説明かられかるように、本実施例によれば、０．
２５４０”０．０６４０ｍｍφ程度の外径の銅合金又は
無酸素銅からなる単線式芯線４にしたので、高密度な配
線部分で芯線がばらけてショートするのを防止すること
ができる。これにより、医用単線式同軸ケーブル１１の
端末処理部分の信頼性を大幅に向上することができる。

また、芯線を撚る端末処理が省けるので、スポット溶接
等により配線作業を機械化することができる。これによ
り、特に配線数の多い場合など大幅に生産性を向上する
ことができる。

また、０．２５４０〜０．０６４０■φ程度の外径の銅
合金又は無酸素鋼からなる単線式芯線４にしたので、軟
銅線の複数式芯線と同等な屈曲特性が得られると共に十
分な強度を得ることができる。

また、単線式芯線４にすることにより、複線式芯線に比
べてケーブルの電気抵抗値を低くすることができ、超音
波送受波信号を高効率で伝送することができる。

また、前記医用単線式同軸ケーブル１１を、超音波探触
子ヘッド部１２の振動子７と超音波診断装置本体とを接
続する信号線に適用したので、超音波探触子ヘッド部１
２の振動子７が高密度に配列され、信号線の配線が高密
度で信頼性の高い超音波診断装置を提供することができ
る。

以上、本発明を実施例にもとずき具体的に説明したが、
本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲・において種々変更可能であるこ
とは言うまでもない。

例えば１本発明の医用単線式同軸ケーブルは。

前記超音波診断装置以外の医用装置にも利用できること
は勿論である。

〔発明の効果〕

以上、説明したように１本発明によｔば、医用単線式同
軸ケーブルの芯線を０．２５４０〜０．０６４０ｎ＋ａ
φ程度の外径の銅合金又は無酸素鋼からなる単線式芯線
にしたことにより、高密度な配線部分で芯線がばらけて
ショートするのを防止することができるので、医用単線
式同軸ケーブルの端末処理部分の信頼性を大幅に向上す
ることができる。

また、芯線を撚る端末処理が省けるため、スポット溶接
等により配線作業を機械化することができるので、特に
、配線数の多い場合など大幅に生産性を向上することが
できる。

また、医用単線式同軸ケーブルの芯線を０．２５４０〜
０．０６４０−φ程度の外径の銅合金又は無酸素銅から
なる単線式芯線にしたので、軟銅線の複線式芯線と同等
な屈曲特性が得られると共に十分な強度を得ることがで
きる。

また、前記単線式同軸ケーブルを、超音波探触子ヘッド
部の振動子と超音波診断装置本体とを接続する信号線に
適用したので、超音波探触子ヘッド部の振動子が高密度
に配列され、信号線の配線が高密度で信頼性の高い超音
波診断装置を提供することができる。

また、前記芯線の材質を無酸素銅にすることによって、
スポット溶接時に芯線に酸水素炎を照射してボールを形
成するが、このボール形成が銅合金線に比べて容易に形
成することができろ。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の医用単線式同軸ケーブルの一実施例
の概略構成を示す図、第２図は、第１図に示す医用単線式同軸ケーブルを適用
した超音波探触子ヘッド部の概略構成を示す図、第３図は、第２図のＯ印で囲んだ部分の拡大図、第４図
は、第１図に示す単線式同軸ケーブルを用いて超音波探
触子ヘッド部と超音波診断装置本体とを電気的に接続し
た状態を示す図。第５図は、振動子側面電極と単線式同軸ケーブルとを接
続する実施例の概略構成を示す図、第６図は、従来の複
線式同軸ケーブルの問題点を説明するための図である。図中、１・・・外部被覆層、２・・・外部導体、３・・
・内部被覆層、４・・・単線式芯線、５・・・音響レン
ズ、６・・・マツチング層、７・・・振動子、８・・・
ダンパー材５９・・・フレキシブル基板、１０・・・電
極、１１・・・医用単線式同軸ケーブル、１２・・・超
音波探触子ヘッド部、１３・・・接続コネクタ。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）０．２５４０〜０．０６４０ｍｍφ程度の外径の
銅合金からなる単線式芯線に、可撓性の第１絶縁体層を
被覆し、その第１絶縁体層の周りに軟銅網線からなる外
部導体を設け、その外部導体の周りに可撓性の第２絶縁
体層を被覆したことを特徴とする医用単線式同軸ケーブ
ル。
（２）請求項第１項の０．２５４０〜０．０６４０ｍｍ
φ程度の外径の銅合金からなる単線式芯線の代りに無酸
素銅からなる単線式芯線を用いたことを特徴とする医用
単線式同軸ケーブル。
（３）請求項第１項又は第２項に記載の単線式同軸ケー
ブルを、超音波探触子の振動子と装置本体とを接続する
信号線に適用したことを特徴とする超音波診断装置。