JPH034664Y2 - - Google Patents

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JPH034664Y2
JPH034664Y2 JP4790684U JP4790684U JPH034664Y2 JP H034664 Y2 JPH034664 Y2 JP H034664Y2 JP 4790684 U JP4790684 U JP 4790684U JP 4790684 U JP4790684 U JP 4790684U JP H034664 Y2 JPH034664 Y2 JP H034664Y2
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JP
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holes
panel
hollow
hole
panel body
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JP4790684U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、建築物の外壁等に用いられる建築用
パネルに関し、特に押出成形によつて成形され、
内部に木口間を貫通する複数の中空孔を有する無
機系物質よりなる押出パネルにおいてその生産
性、軽量化、施工性の向上対策に関する。
(従来技術) 一般に、この種の押出パネルにおいては、その
生産性は押出速度に左右され、この押出速度は組
成や押出成形機の能力が同一ならば型材の側面抵
抗が小さい方がよい。つまり、パネル木口におい
て中空孔の周縁長さが小さい程抵抗が小さく、押
出速度が速くなる。さりとて、中空孔の周縁長さ
を小さくすると中空面積が小さくなり、その分重
量(見掛け比重)が大となつて好ましくない。
そこで、第5図に示すようにパネル体a内部に
木口間を貫通する複数の中空孔b,b…を有する
建築用パネルにおいて、上記中空孔bを、同一の
周縁長さを持つ場合(つまり同一の押出生産性の
場合)に最大の中空面積となる円形孔とすると、
良好な生産性を確保しながら軽量化が図れる反
面、上記パネルを下地に釘打ちによつて固定する
際、図示の如く釘cが円形孔bの内壁とは直角に
当たらずに抵抗の小さい方向に折れ曲がつてしま
い、施工性が悪いとともに、接合強度にバラツキ
が生じるという問題がある。
これに対し、第6図に示すように、中空孔b′を
方形孔にすると、釘打ちの際に釘が方形孔b′の内
壁に直角に当たつて真直ぐに打込めるので、施工
性が良好となる。しかし、反面、円形孔bと同一
の周縁長さとした場合(同じ生産性とした場合)
に中空面積が円形孔bと較べて小さくなり(正方
形の場合にはπ/4)、その分軽量化が図れない
という問題がある。
(考案の目的) 本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、上記の如き押出パネルに
おける中空孔を円形孔と方形孔との組合せにして
それぞれの長所を活かすことにより、生産性の向
上および軽量化を図りながら、施工性および接合
強度の向上を図ることにある。
(考案の構成) 上記の目的を達成するため、本考案は、パネル
体内部に木口間を貫通する複数の中空孔が木口長
手方向に横列状に設けられた建築用パネルにおい
て、上記中空孔を、所定部位にのみ配された方形
孔と、その他の大半部位に配された円形孔とで構
成したものである。このことにより、中空孔のう
ち大半部位に配された円形孔により、その周縁長
さを小さくして押出成形時の押出速度つまり生産
性を高め、かつ中空面積を大きくして軽量にする
とともに、釘打ち箇所に対応する所定部位に配さ
れた方形孔により、パネルを釘等によつて下地に
固定する際に釘等が曲がることなくその固定を良
好に行い得るようにしたものである。
ここで、パネル体の上記方形孔に対応する表層
部に線、凹条溝、孔等に釘打ち位置を示す表示を
設けておけば、上記釘打ち作業を一層簡易に行う
ことができて好ましい。
(考案の効果) したがつて、本考案によれば、上記のような建
築用パネルにおいて、中空孔を、釘打ち箇所に対
応する所定部位では方形孔に、その他の大半部位
では円形孔にしたので、中空孔のうち大部分を占
める円形孔によつてパネルの生産性の向上および
軽量化を図ることができるとともに、釘打ち位置
に対応する方形孔によつて釘や木ネジ等を曲げる
ことなくパネルを固定でき、施工性および接合強
度の向上を図ることができるものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面に基づいて
説明する。
第1図は本考案の一実施例に係る建築用パネル
Aを示し、1はセメント板、石綿セメント板、ケ
イ酸カルシウム板、石綿セメントケイ酸カムシウ
ム板、その他石膏やパーライト等を主成分にした
もの等の無機系物質よりなるパネル体であつて、
該パネル体1の内部には木口2,2間を貫通する
中空孔3が多数個、木口長手方向に横一列状に形
成されており、押出成形によつて一体成形される
ものである。尚、4は上記パネル体1の両側端部
に設けられた合決り部である。
そして、上記中空孔3は、木口長手方向中央部
位に配された断面正方形の一つの方形孔3aと、
その他の大半部位に配された断面円形の多数個
(図では10個)の円形孔3b,3b…とによつて
構成されている。
したがつて、上記建築用パネルAを施工する場
合、第2図に示すように、建築用パネルAを柱、
胴縁等の下地5に当接させ、中空孔3のうち方形
孔3aに対応するパネル体1表層部から釘6を打
込むことによつて固定する。そして、この固定さ
れた建築用パネルAに対し、相隣る建築用パネル
Aを合決り接合させながら固定することによつて
外壁等が構築される。
その際、上記釘6打ちは、中空孔3のうち方形
孔3aに対しなされるので、釘6が方形孔3aの
一辺内壁に直角に当つて曲がることなくスムーズ
に打込めるので、施工性が良好であるとともに、
各建築用パネルAをバラツキなく確実に固定で
き、その接合強度を均一に高めることができ、外
壁等の耐久性の向上を図ることができる。
また、上記建築用パネルAは、中空孔3のうち
円形孔3bが大部分を占めることになる。つま
り、円形孔3bは、中空孔の周縁長さが同一の場
合(すなわち押出生産性が同一の場合)に最大の
中空面積となり、例えば正方形孔に対しては4/
π倍となり、その分パネルAを軽量なものとする
ことができ、取扱い性を向上できる。また、同じ
重量つまり同じ中空面積の場合には周縁長さが最
小となつて、生産性を向上させることができ、よ
つて軽量化および生産性の向上を図ることができ
る。
尚、本考案は上記実施例に限定されるものでは
なく、その他種々の変形例をも包含するものであ
る。例えば、第3図に示すように、方形孔3a
を、木口長手方向両側寄りの2箇所に設けてもよ
く、また2箇所以上であつてもよい。また、この
方形孔3aは正方形に限らず、表裏面間で扁平な
長方形等であつてもよい。
さらに、第4図に示すように、パネル体1の方
形孔3aに対応する表層部に凹条溝7を設けて、
釘6打ちをスムーズに行い得るようにするととも
に、釘打ち位置を明示することにより、釘打ち作
業を一層簡便に行い得るようにしてもよい。この
場合、上記凹条溝7に代えて、孔等としてもよ
く、また単に線等で釘打ち位置を表示するだけで
あつてもよい。
また、本考案は、上記実施例の如き釘6打ちの
場合に限らず、木ネジやビス等によつて固定する
場合にも同様の作用効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の実施例を例示し、第
1図は一実施例におけるパネル木口面を見た平面
図、第2図は同施工状態の横断面図、第3図およ
び第4図はそれぞれ変形例を示す第1図相当図で
あり、第5図および第6図はそれぞれ比較例を示
す第1図相当図である。 1……パネル体、2……木口、3……中空孔、
3a……方形孔、3b……円形孔、7……凹条
溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) パネル体内部に木口間を貫通する複数の中空
    孔が木口長手方向に横列状に設けられた建築用
    パネルであつて、上記中空孔は、所定部位に配
    された方形孔と、その他の大半部位に配された
    円形孔とからなることを特徴とする建築用パネ
    ル。 (2) パネル体は、中空孔のうち方形孔に対応する
    表層部に線、凹条溝、孔等の釘打ち位置を示す
    表示が施されている実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の建築用パネル。
JP4790684U 1984-03-31 1984-03-31 建築用パネル Granted JPS60159136U (ja)

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JP4790684U JPS60159136U (ja) 1984-03-31 1984-03-31 建築用パネル

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JP4790684U JPS60159136U (ja) 1984-03-31 1984-03-31 建築用パネル

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JPS60159136U JPS60159136U (ja) 1985-10-23
JPH034664Y2 true JPH034664Y2 (ja) 1991-02-06

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JP4790684U Granted JPS60159136U (ja) 1984-03-31 1984-03-31 建築用パネル

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2502190B2 (ja) * 1990-11-22 1996-05-29 昭和電工建材株式会社 建築用板材の留付工法

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JPS60159136U (ja) 1985-10-23

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