JPH03465Y2 - - Google Patents

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JPH03465Y2
JPH03465Y2 JP14578686U JP14578686U JPH03465Y2 JP H03465 Y2 JPH03465 Y2 JP H03465Y2 JP 14578686 U JP14578686 U JP 14578686U JP 14578686 U JP14578686 U JP 14578686U JP H03465 Y2 JPH03465 Y2 JP H03465Y2
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locking
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は建設工事用立坑に取付けて使用する組
立梯子の改良に関する。
「従来の技術」 従来、推進工法、深礎工法、その他の工法にお
いて土中に掘削した立坑内に取付けた補強用のラ
イナープレートに、昇降用の組立梯子を取付けて
作業員の出入りに使用している。
この種の組立梯子は、作業員の安全の為の梯子
の周囲に保護枠を取付けると共に、誤つて転落し
た際の作業員の安全確保のため、一定長さの梯子
の間に踊場を設けて梯子を左右に位置を変えて連
結していた。
「考案が解決しようとする課題」 従来の組立梯子は、以下のような問題点を有し
ていた。
作業員の転落防止のため梯子50には、リン
グ53及びバンド54を固定して形成した保護
カバー51を取付けてあるため、不使用時の収
納や運搬の際に嵩張つて不便であつた。
踊場部55に連結する梯子50には、下部側
面に設けた開口部52aの開口方向が予め定ま
つていて、リング53及びバンド54を組合せ
て左または右方向の開口付カバー52を製作す
るには多数の部材を必要として不経済であつ
た。
梯子50に保護カバー51や開口付カバー5
2や踊場部55等を装着して立坑の側壁に取付
けるには、ライナープレート28の連結鍔29
に設けた連結孔30に取付けるが、ライナープ
レートは直線板、円弧板、一部湾曲板のように
用途によつて形状が異なり、各連結孔の間隔が
異なる。そのため、ライナープレートに梯子を
取付けることができない場合には溶接していた
が、立坑内での作業は足場が悪く非常に危険で
あつた。
本考案は、ライナープレートの連結鍔に設けた
連結孔に取付片を用いて簡単に梯子体を取付け、
さらに該梯子体の背面に受筒、外側面に係止筒を
設けたことにより、リング状の保護枠と、踊場
と、連結保護枠を組立自在に取付けられるように
することを目的とするものである。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本考案の立坑用組
立梯子においては、一対の平行な側板の間に、一
定間隔毎に横杆を取付け、側板の両外側面には一
定間隔毎に係止筒を上下方向に固着すると共に、
側板の上下両端には他の側板を連結するための連
結孔を形成し、且つ、側板の背面には一定間隔毎
に受筒を上下方向に取付けた梯子体と、梯子体の
正面側に位置させて前記係止筒に両端の差込片を
着脱可能に差し込んで内部に通路を形成するため
のリング状の保護枠と、梯子体の下部に位置させ
て両端に設けたストツパを有した差込部を前記係
止筒に差し込んで形成する踊場と、一方の梯子体
の下部と他方の梯子体の上部を平行に位置し、且
つ、踊場の上方には一方の梯子体の係止筒及び他
方の梯子体の係止筒に着脱可能に差し込んで取付
けるリング状の連結保護枠と、全体がL字形で一
端に孔を設け、他端を上方に折曲げて前記受筒に
掛止させる掛止部を有した取付片とからなるもの
である。
「作用」 ライナープレートの連結鍔に設けた連結孔にボ
ルトで取付ける取付片は、該ボルトを中心に回動
できるため、連結孔間の間隔が多少相違していて
も該取付片を回動させることにより梯子体の背面
に取付けた受筒に係止できる。また、梯子体の側
面には夫々係止筒を設けてあるためリング状の保
護枠や踊場や連結保護枠を任意の係止筒に取付け
ることができる。
「実施例」 本考案の実施例を図面により説明すると、第2
図において、梯子体1は一対の平行な側板2の間
に一定間隔毎に滑止を有した横杆2aを連結し、
側板2の外側面には夫々一定間隔毎に係止筒3を
固着してある。側板2の上下両端には、他の梯子
体を連結するための連結孔4を設けると共に、側
板2の背面側には一定間隔毎に受筒5を取付け
る。
第12図において、6は梯子体1の側板2を直
線状に連結する場合に使用する連結板で、夫々ボ
ルト7aを挿通する挿通孔7を複数設けてある。
第3図において、8は全体をリング状に形成し
た保護枠で、両端を下方に直角に折曲げて差込片
9を形成する。
第4図において、11は中央に直線部12を有
し、両側に夫々湾曲部13を設けて前記保護枠8
の約2倍の長さを有してリング状に形成した連結
保護枠で、両端を下方に直角に折曲げて差込片9
aを設ける。
第5図において、14は全体をリング状に形成
したパイプの上面に床板15を固着して形成した
踊場で、該パイプの両端を下方に直角に折曲げて
やや長い差込部17を形成し、この差込部17の
基部にストツパ16を設けてある。
第1図において、梯子体1に複数取付けた保護
枠8と、梯子体1の下部に取付ける踊場14と、
平行に位置させた一方の梯子体1及び他方の梯子
体1′の正面側にリング状の連結保護枠11を取
付け、且つ、前記保護枠8と連結保護枠11と踊
場14とを補強する為にチエーン18を上下方向
に複数本取付ける。
第7図において、ライナープレート28に梯子
体1を取付ける取付片19は、全体がL字形をし
ていて一端に孔20を形成し、他端を上方に折曲
げて掛止部21を設けてある。
第10図において、H形鋼31の立上部32′
に梯子体1を取付けるための第2の取付片23
は、一端に下向きのU字形をした嵌合部24を設
け、他端を上方に折曲げて掛止部25を形成し、
該掛止部に受筒5を嵌合して取付ける。
次に、実施例の作用について説明すると、土中
に掘削した立坑26は、、断面が蛇腹状に形成し
たライナープレート28で防護壁を形成しながら
下方に掘削する。このライナープレート28に梯
子体1を取付けるには、第7図に示す如くライナ
ープレート28の上下端部に設けた連結鍔29に
一定間隔毎に設けてある連結孔30と、取付片1
9の孔20を合致させてボルト32で取付け、側
板2の背面に設けた受筒5を該連結片の掛止部2
1に嵌合させて取付ける(第11図)。
ライナープレートの連結鍔29に取付けた取付
片19は、第8図に矢印で示す如くボルト32を
支点にして掛止部21を回動できるため、ライナ
ープレート28の連結孔30の位置が直板又は湾
曲板によつてずれていても、取付片19を回動さ
せて両掛止部21間の距離を調整し、梯子体1の
受筒5に掛止させることができる(第9図)。
第3,11図において、保護枠8の両端に設け
た差込片9を側板2の係止筒3に夫々掛止させる
と、梯子体1の正面側には一定間隔に位置した保
護枠8によりリング状の通路35が形成される。
第1,13,14図において、踊場14を形成
する場合、梯子体1の係止筒3に踊場14の両差
込部17を嵌合して固定し、例えば第14図に示
すように梯子体1の左側に平行に位置した梯子体
1′の係止筒3aに保護枠8の両端に存する差込
片9を差し込む。この際、踊場14の差込部17
は、保護枠8の差込片9より長く且つ基部にスト
ツパ16を設けてあるため、保護枠8の高さより
踊場14の高さを若干高めて嵌合させるので、隣
接する保護枠の上面に掛止することができる。
第13図において、踊場14の上方に位置する
2本の連結保護枠11の両端に存した差込片9a
は、梯子体1,1′の側面に存する係止筒3,3
aに差し込み、踊場14上の作業員が安全に連結
保護枠11内において梯子体1から1′に移動で
きるよにうしてある。
さらに、所定の長さに組立てた梯子体1には、
保護枠8と連結保護枠11と踊場14を夫々取付
け、且つ、夫々チエーン18で補強する。このよ
うに梯子体を交互に踊場14で連結したことによ
り、万が一作業員が転落しても踊場で停止するの
で安全である。
「考案の効果」 本考案は以下のような効果を有している。
梯子体の外側面に取付けた係止筒には両端に
差込片を有したリング状の保護枠と、両端に差
込片を有すると共に底板を取付けた踊場と、平
行する梯子体の正面側で踊場上を保護する連結
保護枠を夫々着脱可能に取付けるので、持ち運
びや収納に際して嵩張ることがなく、取扱が便
利である。
梯子体の背面側に取付けた受筒を係止する取
付片は、ライナープレートの連結鍔に設けた連
結孔にボルトで取付けるため、該ボルトを中心
に回動でき、掛止部の位置を一定範囲内で自由
に調整することができる。
踊場は前記係止筒に取付けるため、梯子体の
下部に限らず、梯子体の任意の位置に踊場を設
けることができる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の使用状態を示す斜視図、第2
図は梯子体の斜視図、第3図は保護枠の斜視図、
第4図は連結保護枠の斜視図、第5図は踊場の斜
視図、第6図はチエーンの取付状態を示す断面
図、第7図は取付片の取付状態を示す斜視図、第
8図は同平面図、第9図は梯子体に保護枠を取付
けた状態の横断面図、第10図は第2取付片の取
付状態を示す斜視図、第11図は梯子体の取付状
態を示す縦断面図、第12図は側板の連結状態を
示す各斜視図、第13図は踊場及び連結保護枠の
取付状態を示す斜視図、第14図は第13図A−
A線断面図、第15図は従来の組立梯子の使用状
態を示す斜視図、第16図は従来の保護カバーの
正面図、第17図は従来の開口付カバーの正面図
である。 1,1′……梯子体、2……側板、3……係止
片、4……連結孔、5……受筒、8……保護枠、
9,9a……差込片、11……連結保護枠、14
……踊場、16……ストツパ、17……差込部、
19……取付片、20……孔、21……掛止片、
35……通路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一対の平行な側板の間に、一定間隔毎に横杆を
    取付け、側板の両外側面には一定間隔毎に係止筒
    を上下方向に固着すると共に、側板の上下両端に
    は他の側板を連結するための連結孔を形成し、且
    つ、側板の背面には一定間隔毎に受筒を上下方向
    に取付けた梯子体と、 梯子体の正面側に位置させて前記係止筒に両端
    の差込片を着脱可能に差し込んで内部に通路を形
    成するためのリング状の保護枠と、 梯子体の下部に位置させて両端に設けたストツ
    パを有した差込部を前記係止筒に差し込んで形成
    する踊場と、 一方の梯子体の下部と他方の梯子体の上部を平
    行に位置し、且つ、踊場の上方には一方の梯子体
    の係止筒及び他方の梯子体の係止筒に着脱可能に
    差し込んで取付けるリング状の連結保護枠と、 全体がL字形で一端に孔を設け、他端を上方に
    折曲げて前記受筒に掛止させる掛止部を有した取
    付片とからなる立坑用組立梯子。
JP14578686U 1986-09-25 1986-09-25 Expired JPH03465Y2 (ja)

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JPS6356790U JPS6356790U (ja) 1988-04-15
JPH03465Y2 true JPH03465Y2 (ja) 1991-01-09

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ID=31057644

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008133596A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Jfe Metal Products & Engineering Inc 立坑用足場及び立坑用足場の組立・撤去方法

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