JPH0346599A - セル壁ポートからの物品の搬出入装置および搬出入方法 - Google Patents

セル壁ポートからの物品の搬出入装置および搬出入方法

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JPH0346599A
JPH0346599A JP18184089A JP18184089A JPH0346599A JP H0346599 A JPH0346599 A JP H0346599A JP 18184089 A JP18184089 A JP 18184089A JP 18184089 A JP18184089 A JP 18184089A JP H0346599 A JPH0346599 A JP H0346599A
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押味 一之
Ryuzo Yamazaki
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[+Ii朶」−の利用性’J’f ] この発明は、放射性物質を取扱うホットセルやクローブ
ボックス等(以ドこれらを総称してセルという)の内部
と清浄なセルの外部とを隔離するセル壁に設けられたポ
ートを介して、物品、特に重量物を搬出あるいは搬入す
るための装置に関するものである。 さらにこの発明は、上記の装置を使用して、セル壁ポー
トを介してセル内にある放+1−I性物品、特に重量物
をセル外へ搬出する方法、あるいはセル外にある重量物
をセル内に搬入する方法に関するものである。
【従来の技術】
放射性物質を取扱うセルの壁には、物品を搬出あるいは
搬入するためのポートか設けられており、マニプレータ
操作を行うにしろ、防護服を着た作業員が直接セル内に
入って作業するにしろ、セル壁ポートから搬出入する物
品は手で運べる重量の物品しか取扱うことができず、重
量物を搬出入する場合には、これを小さく切断あるいは
分解して取扱わなければならない。 また、セル内からセル壁ポートを通して放射性物品を搬
出する際には、作業員が放射性物品を持ち抱えて運び出
すことになり、作業員の放射線被ばくが多くなるという
問題がある。
【発明が解決しようとする課題】
そこでこの発明は、上述]、たような従来技術の問題点
を解決し、特に重量物ても切断や分Hをせずともそのま
まセル壁ポートを介して搬出入できる装置と方法を提供
することを目的としてなされたものである。 さらにこの発明は、放射線量が高く重量もあるセル内の
物品を、切断や分子41rをせずにそのまま、しかも安
全に低被ばくでセル壁ポートからセル外へ搬出すること
ができる装置と方法を提供することを目的としてなされ
たものである。
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するためのこの発明の搬出入装置は、
床と天井との間に立設されかつその長手軸の周りで回転
自在な支柱と;セル壁ポートから出入れできるように前
進後退自在に、かつ支柱に沿って昇降自在に支柱に取付
けられたブームと:ブームの先端に着脱1171:に取
付けられるワイヤーレンチと;ブーム先端部に取外し]
〕7[に吊下げられ、セル内に搬入またはセル内から搬
出する物品を内部に収納する蓋付遮蔽容器と;セル壁ポ
ートに一端が取付けられ、ブームの途中に設けた気密バ
ッグ取付部に他端が取付けられて、セル壁ポートの開口
を密封する筒状気密バッグと;からなることを特徴とす
るものである。 特に重量物を搬出入する場合には、上記した装置の支柱
先端に昇降自在な固定部材を取付けて、この固定部材を
用いて天井に支柱先端を押付は固定することが好ましい
。 また、この発明によるセル壁ポートからセル内の物品を
セル外に搬出する方法は、上記した装置を使用してなさ
れるものであって、遮蔽容器をセル外においてブーム先
端部に、!■%下げた後、気密バッグの一端をセル壁ポ
ートに、他端をブーム途中の気密バッグ取イ;1部にそ
れぞれ取付け;ブームを前進せしめて遮蔽容器をセル内
に搬入し;セル内に予め搬入しておいたワイヤーレンチ
をマニプレータ操作でブーム先端に取付け;ワイヤーレ
ンチを用いてマニプレータ操作によりセル内の物品を遮
蔽容器内に収納し;ブームを後退せしめて遮蔽容器をセ
ル外に搬出した後、気密バッグを溶封・切断してセル壁
ポート側に残された気密バッグ残部によりポート開−が
密封されるようにし;ブーム途中の気密バッグ取付部と
遮蔽容器との間の気密バッグをさらに溶封・切断して、
気密バッグ残部により密封された状態の遮蔽容器とする
;ことを特徴とするものである。 セル外の物品をセル壁ポートからセル内へ搬入する方法
においては、搬入物品を予め収納した遮蔽容器をセル外
においてブーム先端に吊下げ、この遮蔽容器をセル内に
搬入した後に遮蔽容器内の物品を取出してセル山所定箇
所に置く点を除いては、上記した搬出方法と実質的に同
じ操作で行うことができる。
【作 用] 支柱の同転運動、ブームの前進後退運動や昇降運動を人手によらず機械的に行えるから、かなりの重量物でもブーム先端部に吊下げて運搬することが可能となる。 また、ブーム途中の気密バッグ取付部とセル壁ポートとの間に気密バッグを配設することにより、ブームの作動峙でもセルの気密が維持され、さらには遮蔽容器をセル壁ポートから搬出する際にも、気密バッグを溶封・切断することによって、ポート開口の気密維持がなされる。 セル内においては、ブーム先端にワイヤーレンチを取付けて、このワイヤーレンチを用いて遮蔽容器蓋の開閉や遮蔽容器内への物品の収納・取出しをするようにしたから、ブームの昇降可能範囲を超えた遮蔽容器蓋や物品のセル内での運搬が可能となる。 さらに、支柱先端を天井に押付は固定することにより、重量物をブーム先端で吊下げても装置全体が倒れる心配がない。 【実施例】
以下に図面に示す実施例を挙げてこの発明を計連する。 第1図はこの発明の搬出入装置の実施例を示すものであ
り、装置のブーム5をセル壁51のポート52を介して
セル50内に前進させた状態を示している。 セル50が設置されている部屋の体向53に置かれたベ
ース1の上に、回転板2がベースに対して回転自在に載
置され、回転板2からは支柱3が立設されている。支柱
3はその基部で回転板2にボルト固定されており、回転
板2は送りねじ方式により約±30°の回転角で回転し
、回転操作レバー4により回転される。 支柱3内部にはブーム5を昇降せしめるために揚程50
0mm程度のスクリュウ−ジヤツキが装備されていて、
昇降操作レバー6によりスクリュウジヤツキを作動させ
、支柱3に取付けた複数本の昇降用ガイド7に沿ってブ
ーム5を昇降させることができる。 ブーム5は、支柱3に直接取イ・1けられたブーム支持
部8により水平方向に前進後退できるように支持されて
いる。このブーム支持部8は、0 フレームつと、このフレームに取付けられた複数組のガ
イド車輪、1個のピニオンおよび複数のスライドベアリ
ング(いずれも図示せず)とから構成されている。スラ
イドベアリングは支柱3に取付けた昇降用ガイド7と係
合して、ブーム支持部8が昇降用ガイド7に沿って昇降
できるようにされており、ピニオンはブーム5に設けら
れたラック(図示せず)と噛合って、ブーム5が支持部
8に対して前進後退できるようにされている。ブーム5
の前進後退は、前進後退操作レバー8aによりブーム支
持部8内の機構を操作することによってなされる。 ブームは基部5aと先端部5bとからなり、これらがフ
ランジ10によって互いに接続されている。フランジ1
0の外周面に溝加工を施して気密バッグ取付部■1を形
威し、筒状気密バッグ12の一端をこの取付部]1にO
リング1トめできるようにしである。気密バッグ12の
他端は、セル壁ポート52にOリング止めされていて、
これによってポート開口部を気密バッグ1 12で密封し、セル50内の気密を維持することができ
る。 ブーム先端部5bは、セル1ノ]に搬出穴される物品を
収納する蓋付遮蔽容器13を吊下げるためのフック14
を有すると共に、ワイヤーレンチ15を着脱自在に取f
=Jけられるようになっている。 支柱3先端には、支柱を天井54に抑(−1け固定する
ための固定部材16が取付けられる。この固定部月16
は、抑し板17をジヤツキ状のねじで卯付ける方式が採
用でき、特に重量物を搬出穴する際には、装置全体の転
倒を防ILするために必要となる。 次に、上記した装置を用いてセル内の放射性物品をセル
壁ポートを介してセル外へ搬出する方法を第2図を参照
して順を追って説明し、併せてこの装置の動作を説明す
る。 第2図(a):セル50外において、例えば鉛製の空の
蓋f1遮蔽容器13をブーム先端部5bの吊下げフック
に吊下げた後、例えばポリ塩化2 ビニル製の気密バッグ12をその上から被せてバッグ1
2の一端をブーム途中の気密バッグ取付部11にOリン
グ止めし、バッグ12の他端をセル壁ポート52にOリ
ング止めしてポート開口部を密封する。なお、この状態
では、古い気密バッグの残部12′がポート開口部を密
封しているが、新たな気密バッグ12をセットした後に
古い気密バッグ残部12′はセル内方へ引っ張って取り
除く。 第2図(h〉:この状態で装置の支柱3先端部の固定部
材16を上昇せしめて天井54に押付け、支柱3を天井
54と床53との間で固定した後、ブーム5を前進させ
て遮蔽容器13をセル内に搬入する。 第2図(C):セル内に予め搬入しておいたワイヤーレ
ンチ15をマニプレータ操作でブーム先端部5bに取付
ける。 第2図(d):ワイヤーレンチ15を用いてマニプレー
タ操作により遮蔽容器13の蓋13aを取り外す。  3 第2図(e〉:セル内で放射性汚染された物品55をワ
イヤーレンチ15で吊上げる。 第2図(「〉:吊上げた物品・55を遮蔽容器13内に
収納し、遮蔽容器に蓋をした後、ワイヤーレンチ15を
ブーム先端部5bから取り外す。 第2図(g):遮蔽容器13を再びブーム先端部5bに
吊下げて、ブーム5を後退せしめてセル外に搬出した後
、気密バッグ]2を12aの箇所で溶封し切離す。これ
によって、ポート52側に残された気密バッグ残部12
′によりポート開口が密封される。 第2図(h〉;搬出した遮蔽容器t3を仮置台56の上
に置き、ブーム途中の気密バッグ取付部11と遮蔽容器
との間の気密バッグ12をさらに12bの箇所で溶封・
切離し、気密バッグ残部12′により密封された状態の
遮蔽容器とする。 第2図(1〉:必要に応じて、ポリ塩化ビニル製の気密
バッグ12でさらに溶封し、その上を4 さらに密封して(二重溶封・−重密封)、保管場所へ移
し保管する。 以上の説明はセル内の物品をセル外に搬出する場合の説
明であるが、セル外の物品をセル内に搬入する場合には
、第2図(a)で、予め搬入する物品を遮蔽容器]3内
に収納しこれをブーム先端部5bに吊下げる。セル内に
搬入後、第2図(d)のようにして容器の蓋13aを開
けて内部の物品55を取出してセル内所定箇所に置き、
再び遮蔽容器13に蓋をして、空になった遮蔽容器を第
2図(g)のようにしてセル外に搬出すればよい。
【発明の効果】
この発明の装置を用いてセル内の放射性重量物を搬出し
た実験例を挙げて、この発明の詳細な説明する。 セル内で使用されて最大4.8R/hの表面線量をもつ
放射性汚染された研厚機4台(重量:6約50kg)を
、第1図に示したこの発明の搬出入装置を用いて搬出し
た。蓋付遮蔽容器は、5 鉛厚さ20mm、重量物250 kgのものを使用した
。 作業全体を通しての総被ばく量は0.66マンレムと非
常に少ない量で作業を完了した。 上述したところかられかるようにこの発明によれば、従
来できなかった重量物のセル壁ポートからの搬出穴を、
安全かつ低被ばくで行うことができ、重量物であっても
切断したり分角r(L。 たりして小さくする必要がなくなった。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の装置の1つの実施例を示す説明図、
第2図(a)〜(i)はこの発明の方法の各工程を順を
追って示す説明図である。 3・・・支柱、 5・・・ブーム、 5b・・・ブーム
先端部、 11・・・気密バッグ取付部、 12・・・
気密バッグ、 13・・・蓋付遮蔽容器、15・・・ワ
イヤーレンチ、  16・・・天井固定部材、  52
・・・セル壁ポート。  6

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、床と天井との間に立設されかつその長手軸の周りで
    回転自在な支柱と; セル壁ポートから出入れできるように前進後退自在に、
    かつ該支柱に沿って昇降自在に該支柱に取付けられたブ
    ームと; 該ブームの先端部に着脱自在に取付けられるワイヤーレ
    ンチと; 該ブーム先端部に取外し自在に吊下げられ、セル内に搬
    入またはセル内から搬出する物品を内部に収納する蓋付
    遮蔽容器と; セル壁ポートに一端が取付けられ、該ブームの途中に設
    けた気密バッグ取付部に他端が取付けられて、セル壁ポ
    ートの開口を密封する筒状気密バッグと; からなることを特徴とするセル壁ポートからの物品の搬
    出入装置。 2、前記支柱の先端に昇降自在に取り付けられ天井に支
    柱を押付け固定する固定部材をさらに有することを特徴
    とする請求項1記載の装置。 3、請求項1または2記載の装置を使用してセル壁ポー
    トから物品を搬出する方法であって、遮蔽容器をセル外
    においてブーム先端部に吊下げた後、気密バッグの一端
    をセル壁ポートに、他端をブーム途中の気密バッグ取付
    部にそれぞれ取付け; 該ブームを前進せしめて該遮蔽容器をセル内に搬入し; セル内に予め搬入しておいたワイヤーレンチをマニプレ
    ータ操作で該ブーム先端に取付け; 該ワイヤーレンチを用いてマニプレータ操作によりセル
    内の物品を該遮蔽容器内に収納し; 該ブームを後退せしめて該遮蔽容器をセル外に搬出した
    後、該気密バッグを溶封・切断してセル壁ポート側に残
    された気密バッグ残部によりポート開口が密封されるよ
    うにし; 該ブーム途中の気密バッグ取付部と該遮蔽容器との間の
    気密バッグをさらに溶封・切断して、気密バッグ残部に
    より密封された状態の遮蔽容器とする; ことを特徴とするセル壁ポートからの物品の搬出方法。 4、請求項1または2記載の装置を使用してセル壁ポー
    トから物品を搬入する方法であって、セル内に搬入する
    物品を収納した遮蔽容器をセル外においてブーム先端部
    に吊下げた後、気密バッグの一端をセル壁ポートに、他
    端をブーム途中の気密バッグ取付部にそれぞれ取付け; 該ブームを前進せしめて該遮蔽容器をセル内に搬入し; セル内に予め搬入しておいたワイヤーレンチをマニプレ
    ータ操作で該ブーム先端に取付け; 該ワイヤーレンチを用いてマニプレータ操作により該遮
    蔽容器内の物品を取出してセル内所定箇所に置き; 該ブームを後退せしめて空になった該遮蔽容器をセル外
    に搬出した後、該気密バッグを溶封・切断してセル壁ポ
    ート側に残された気密バッグ残部によりポート開口が密
    封されるようにし; 該ブーム途中の気密バッグ取付部と該遮蔽容器との間の
    気密バッグをさらに溶封・切断して、気密バッグ残部に
    より密封された状態の遮蔽容器とする; ことを特徴とするセル壁ポートからの物品の搬入方法。
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