JPH0346556A - 変速歯車列の異常診断装置 - Google Patents

変速歯車列の異常診断装置

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JPH0346556A
JPH0346556A JP1183168A JP18316889A JPH0346556A JP H0346556 A JPH0346556 A JP H0346556A JP 1183168 A JP1183168 A JP 1183168A JP 18316889 A JP18316889 A JP 18316889A JP H0346556 A JPH0346556 A JP H0346556A
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large gear
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Shigeto Nishimoto
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は変速歯車列の異常診断装置に関する。
〈従来の技術〉 従来、変速歯車列の異常診断装置としては、変速歯車列
が発生ずる振動を、一方の歯車を駆動する駆動装置に設
けた振動センサにより検出し、この検出した振動が基準
値を越える兄児°債を示したとき、」二足歯車列に異′
(:すが乙りじたとl’、lI別づ゛るようにしたもの
がある。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、」1記従来の変速歯車列の異常診断装置
は、変速歯車列が発生ずる振動に基づいて歯車の異常を
判別するようにしているので、異常の判別に際して、歯
車の噛み合い時に生じる振動や駆動装置に生じる振動等
の外乱の影響を受(〕て、しばしば誤診をひき起こすと
いう問題があった。
そこで、この発明の目的は、正確に変速歯車列の異常を
診断することができ、しかも、変速歯車列をなす大歯車
と小歯車のいずれに異常が生じたかを判別することがで
きろ歯車の異′畠°診断装置を提供することにある。
く課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、この発明は、変速歯車列の一
方をなす小歯車あるいはこの小歯車に噛合する大歯車に
歯面の傷あるいは歯面内側の内部クラック等の異常があ
ると、この異常部分は、それが小歯車にある場合には、
相手歯車である大歯車と噛み合ったり、あるいは小歯車
の回転数に応じた周期的な応力が作用するたびにAEを
発生し、このAEの発生は小歯車の回転周波数となるこ
と、また、逆に、異常部分が大歯車にある場合には、相
手歯車である小歯車と噛み合ったり、あるいは大歯車の
回転数に応じた周期的な応力が作用するたびにAEを発
生し、このAEの発生は大歯車の回転周波数となること
、さらに、小歯車の異常部分が発生ずるAEおよび大歯
車の異常部分が発生ずるAEは、大歯車と小歯車との互
いの接触部分を介して、大歯車および小歯車の両者に伝
わることに着目してなされた。すなわち、この発明の変
速歯車列の異常診断装置は、変速歯車列の一方をなす小
歯車の軸受部に装着された第1AEセンサと、−1−記
小歯車に噛合1−ろ大歯1丁の軸受部に装着された第2
AEセンサと、上記第1AEセンサおよび第2AEセン
サからの夫々のAE倍信号包絡線検波する包絡線検波手
段と、」二足第1AEセンサおよび第2AEセンサの夫
々に対応するよう2つ設けられ、上記包絡線検波手段に
より包絡線検波されたAE倍信号うち」二足小歯車の回
転周波数酸分を通過させる第1バンドパスフィルターと
、上記第1AEセンサおよび第2AEセンサの夫々に対
応するよう2つ設けられ、上記包絡線検波手段により包
絡線検波されたAE倍信号うち上記大歯車の四転周波数
戚分を通過させる第2バンドパスフィルターと、上記2
つの第1バンドパスフィルターの各出力と基準値とを夫
々比較する2つの第1比較手段と、上記2つの第2バン
ドパスフィルターの各出力と基準値とを夫々比較する2
つの第2比較手段と、上記2つの第1比較手段の両者か
ら第1バンドパスフィルターからの出力が基準値を越え
たことを表す信号が出力されたときは小歯車に異常が生
じたと判別する一方、上記2つの第2比較手段の両者か
ら第2バンドパスフィルターからの出力が基準値を越え
たことを表ず信号が出力されたときは大歯車に異常が生
じたと判別する異常判別手段とを備えたことを特徴とし
ている。
く作用〉 変速歯車列の一方をなす小歯車あるいはこの小歯車に噛
合する大歯車に歯面の傷あるいは歯面内側の内部クラッ
ク等の異常があると、この異常部分は、それが小歯車に
ある場合に(ま、相手歯車である大歯車と噛み合ったり
、あるいは小歯車の回転数に応じた周期的な応力が作用
するたびにAEを発生し、このAEの発生は小歯車の回
転周波数となる。一方、異常部分が大歯車にある場合に
は、相手歯車である小歯車と噛み合ったり、あるいは大
歯車の回転数に応じた周期的な応力が作用するたびにA
Eを発生し、このAEの発生は大歯車の回転周波数とな
る。そして、小歯車にある異常部分が発生ずるAEまた
G上人歯車にある異常部分が発生するAEは、大歯車と
小歯車との互いの接触部分を介して、相手歯車である大
歯車側または小歯車側にも伝わり、したがって、変速歯
車列をなす大、小歯車のいずれの異常によって発生した
AEでも、小歯車の軸受部に装着した第1AEセンサお
よび大歯車の軸受部に装着した第2AEセンサより検出
される。互いに噛合しながら回転する上記小歯車および
大歯車の夫々の回転周波数の比は、小歯車の歯数と大歯
車の画数の逆比となり、したがって、小歯車の回転周波
数ど大歯車の回転周波数は異なる。
上記第1AEセンサおよび第2AEセンサより検出され
、次いで上記包絡線検波手段により包絡線検波された夫
々のAE倍信号、」二足第1AEセンサおよび第2AE
センサの夫々に対応するように2つ設けられた上記第1
バンドパスフィルターを通過する際に、そのうち」−2
小歯車の回転周波数成分のみが通過させられて、」二足
2つの第1比較−路に入力される。また、1.記包絡線
検波手段からのA E Ia ij +よ、」二足第1
AEセンサおよび第2 A Eセンサの夫々に対応4゛
る。1うに2つ設(jられた」二足第2バントパスフィ
ルターを通過する際に、そのうちの上記大歯車の回転周
波数成分のみが通過させられて、上記2つの第2比較回
路に入力される。」二足2つの第1比較手段は夫々、」
−2第1バンドパスフィルターの出力を基準値と比較し
、」−2第1バンドパスフィルターの出力が基準値を越
えたときにこのことを表す信号を出力する。
また、同様に、上記2つの第2比較手段は夫々、上記第
2バンドパスフィルターの出力が基準値を越えたときに
このことを示す信号を出力する。上記光’):f’判別
手段(よ、上記2つの第1比較手段の両者から第1バン
ドパスフィルターからの出力が基準値を越えたことを表
す信号が出力されたときは小歯車に異常が生じたと判別
する一方、上記2つの第2比較手段の両者から第2バン
ドパスフィルターからの出力が基準値を越えたことを表
す信号が出力されたときは大歯車に異猟′が生じたと判
別する。上記2つの第1比較手段および2つの第2比較
手段における比較基準としての上記基準値は、小歯車あ
るいは大歯車に異常が存在することによって発生するA
Eであるか否かを確実に判別できるようその大きさが予
め適宜な値に設定される。
小歯車に異常がある場合は、異常部分が歯車列の作動と
ともに発生するAEは、上記の如く、小歯車の回転周波
数を有する。したがって、第1A8 Eセンサおよび第2AEセンサより検出され、包絡線検
波手段により包絡線検波されたAE倍信号上記第1バン
ドパスフィルターを通過するが、第2バンドパスフィル
ターは通過しない。そして、上記第1バンドパスフィル
ターを通過したAE倍信号、異常により発生ずるもので
あるから、上記第1比較手段における比較基準としての
上記基準値を越える。したがって、上記2つの第1比較
回路の両省から第1バンドパスフィルターからの出力が
基準値を越えたことを表す信号が出力される。
第2比較回路からは上記信号は出力されない。したがっ
て上記異常判別手段は、小歯車に異常が生じたと判別す
る。一方、大歯車に異常がある場合は、異常部分が歯車
列の作動とともに発生するAEは、上記の如く、大歯車
の回転周波数を有する。
したかりて、第1AEセンサお、及び第2AEセンサよ
り検出され、包絡線検波手段により包絡線検波されたA
E倍信号よ、逆に、第2バンドパスフィルターは通過す
るが、第1バンドパスフィルターは通過しない。そして
、上記第2バンドパスフィルターを通過したAE倍信号
異常により発生するものであるから、第2比較回路にお
ける比較基準としての上記基準値を越える。したがって
、上記2つの第2比較四路の両者から第1バンドパスフ
ィルターからの」ミカh%(べ1(値を此えたことを表
す信号が出力され、第1比較回路からは上記信号は出力
されない。したがって、」二足異常判別手段は、大歯車
に異常が生じたと判別する。もちろん、大歯車と小歯車
の両方に異常がある場合は、上記2つの第1比較回路の
両者および上記2つの第2比較回路の両者から上記信号
が出力され、したかって、」二足異常判別手段は大歯車
および小歯車の両者に異常が生じたと判別する。
このように、第1AEセンサおよび第2AEセンサより
検出されるAEに基づいて、上記第1AEセンサおよび
第2AEセンサより検出されるAE倍信号両者より、小
歯車の同転周波数を有し、基準値を越えるAE倍信号検
出されたときは、小歯車に異常が生じたと判別する一方
、上記第1AEセンサおよび第2AEセンサより検出さ
れるAE信号の両者より、大歯車歯車の回転周波数を有
し、基準値を越えるAE信号が検出されたときは、大歯
車に異常が生じたと判別するため、変速歯車列に異常が
あるか否かは確実に判別され、しかも大、小歯車いずれ
に異常が生じたかも確実に判別される。従来の上うに異
常の有無を誤診することはない。
〈実施例〉 以下、この発明を図示の実施例により詳細に説明する。
第1図はこの発明の変速歯車列の異常診断装置を示すブ
ロック図である。
第1図において、lは第1AEセンサ、2はアンプ、3
は包絡線検波回路、4は第1バンドパスフィルター、5
は第2バンドパスフィルターである。また、llは第2
AEセンサ、12はアンプ、13は包絡線検波回路、1
4は第1バンドパスフィルター、15は第2バンドパス
フィルターである。
また、6.7は夫々第1比較回路、8はAND回路、9
は排他OR回路、16.17は夫々第2比t 較回路、18はAND回路、19は排他OR回路である
。そして、上記AND回路8.18および排他OR回路
9,19により異常判別手段25は構成されている。
上記第1AEセンサ1および第2AEセンサllは、第
2図に示すように、互いに噛合する小歯車21と大歯車
22からなる変速歯車列20に異常があるか否かを診断
するために、小歯車21を支承する軸受部23および大
歯車22を支承する軸受部24に夫々装着しである。そ
して、上記第1AEセンサ1および第2AEセンサ2は
、上記小歯車21あるいは大歯車22にその歯面の傷あ
るいは内部クラック等の異常(図中p参照)があって、
変速歯車列20の作動と共に、異常部分がAEを発生す
れば、この異常部分が発生したAEを確実に検出する。
上記変速歯車列20をなす小歯車21および大歯車22
は夫々歯数Z+およびZ。
(Zl < Z7. Z + / Z p−n)を有し
ており、図示しない駆動装置により小歯車21が回転周
波数f、で回転駆動されると、大歯車22は回転周波数
r、で回9 転する(f、/f2= 1 /n)。また、上記第1バ
ンドパスフィルター4.14は上記小歯車21の回転周
波数fIの成分を通過させるものであり、上記第2バン
ドパスフィルター5,15は」二足大歯車22の回転周
波数f、の成分を通過させるものである。
なお、軸受部23とは軸受23aとこの軸受23aを支
持する図示しないケースとを含み、また、軸受部24と
は軸受24aとこの軸受24aを支持する図示しないケ
ースを含む。
第1AEセンサIが検出して出力するAE信号a、は、
アンプ2によって増幅された後、包絡線検波回路3によ
り包絡線検波され(AE信号a1.)、次いで、第1バ
ンドパスフィルター4により上記小歯車21の回転周波
数r、の成分のみが通過させられると共に、第2バンド
パスフィルター5に上り上記大歯車22の回転周波数r
、の成分のみが通過させられる。また、第2AEセンサ
11が検出して出力するAE信号a21も、同様に、ア
ンプ12によって増幅された後、包絡線検波回路13に
より包絡線検波され(AE信号a22)、次いで、第1
バンドパスフィルター14により上記小歯車21の回転
周波数「、の成分のみが通過させられると共に、第2バ
ンドパスフィルター15により上記大歯車22の回転周
波数r2の成分のみが通過させられる。そして、上記第
1バンドパスフィルター4゜14を通過することによっ
て小歯車21の回転周波数f1以外の周波数成分を取り
除かれたAE信号a13およびAE信号823は、第1
比較回路6.7に夫々入力される一方、上記第2バンド
パスフィルター5.15を通過することによって大歯車
22の回転周波数f、以外の周波数成分を取り除かれた
AE信号a14およびAE信号a24は、第2比較回路
16.17に夫々入力される。
第1比較回路6は第1バンドパスフィルター4を通過し
た信号ac3を基準値S1と比較し、信号a13が基準
値S1を越えたときに、このことを示す信号b1を出力
する。また、第1比較回路7は第1バンドパスフィルタ
ー14通過した信号a、3を基準値S、と比較し、信号
atsが基準値S2を越えたときに、このことを示ず信
号す、を出力する。また、第2比較回路16は第2バン
ドパスフィルター5を通過した信号a14を乱亭伯S3
と比較し、’IEc ’; a l 4が基準値S3を
越えたときに、このことを示ず信号c1を出力する。ま
た、第2比較回路17は第2バンドパスフィルター15
を通過した信号a、4を基準値S4と比較し、信号a2
4が基準値S4を越えたときに、このことを示ず信号C
7を出力する。
AND回路8は、第1比較回路6からの信号すと第1比
較回路7からの信号b2の論理和か成立したときに、こ
のことを示ず信号d、ずなわち小歯車の異常信号dを出
力する。一方、排他OR回路9は、信号す、と信号す、
の排他的論理和か成立したときに、このことを示す信号
g、すなわち小歯車を支承する軸受の異常信号を出力す
る。同様に、AND回路18は、第2比較回路I6から
の信号C1と第2比較回路17からの信号c2の論理和
か成立したときに、このことを示す信号e1すなわち大
歯車の異常信号eを出力する。また、排他OR回路19
は、信号c1と信号C7の排他的論理和か成立したとき
に、このことを示す信号h1すなわち大歯車を支承する
軸受の異常信号りを出力する。
上記構成において、上記2つの第1比較回路67および
2つの第2比較回路16.17における比較基準として
の上記基準値S、、S2.S3.S、は、小歯車21あ
るいは大歯車22に異常が存在することによって発生す
るAEであるか否かを確実に判別できるようにその大き
さが予め適宜な値に設定されている。
いま、小歯車21が有する歯数Z、の歯のうちのある歯
に歯面の傷あるいは内部クラック等の異常があるとする
。そして、この小歯車2Iは回転周波数f、で回転駆動
されて、上記大歯車22を回転周波数12で回転させて
いるとする。すると、上記異常部分はその位置する歯が
大歯車22と噛み合うたびにAEを発生し、したがって
、第1AEセンサlより検出されて、包絡線検波回路3
により包絡線検波されたAE信号a12と、上記第2A
Eセンサ11より検出されて、包絡線検波回路13によ
り包絡線検波されたAE信号a、tは、上記小歯車21
の回転周波数f、を有する。したがって、上記包絡線検
波回路3からのAE信号a12は、第1バンドパスフィ
ルター4,14を通過するが、第2バンドパスフィルタ
ー5,15は通過しない。
しかも、この場合、第1AEセンサ1および第2AEセ
ンサ11上り検出されるAE信号allおよびAE信号
ax+は、上記異常の存在により発生するものであるた
め、基準値Sl、S3を越えるレベルを有する。したが
って、第1比較回路6.7の両者より信号す、および信
号b2がAND回路8に人力され、したがって、AND
回路8は小歯車の異常信号dを出力する。このとき、排
他OR回路9゜AND回路18および排他OR回路19
からは上記信号g、信号eまたは信号りは出力されない
。すなわち、異常診断手段25は小歯車21に異常有り
と判別する。換言すれば、小歯車のみに異常があると判
別する。
一方、逆に、大歯車22が有する歯数Z2の歯のうちの
ある歯に歯面の傷あるいは内部クラック等の異常がある
とする。すると、上記異常部分はその位置する歯が小歯
車21と噛み合うたびにAEを発生し、したがって、第
1AEセンサlより検出されて、包絡線検波回路3に上
り包絡線検波されたAE信号allと、上記第2AEセ
ンサ11より検出されて、包絡線検波回路13に上り包
絡線検波されたAE信号a22は、上記大歯車22の回
転周波数f2を有する。したがって、上記包絡線検波回
路3からのAE信号anは、第2バンドパスフィルター
5.15を通過するが、第1バンドパスフィルター4.
14は通過しない。しかも、AE信号allお上びAE
信号a、1は、上記異常の存在により発生するものであ
るため、基準値S2.84を越えるレベルを有する。し
たがって、第2比較回路16.17の両者より信号cI
および信号C3がAND回路18に入力され、したがっ
て、AND回路18は大歯車22の異常信号eを出力す
る。
このとき、排他OR回路9.AND回路8および排他O
R回路19は信号を出力しない。すなわち、異常診断手
段25は大歯車に異常が生じたと判別する。換言すれば
、大歯車のみに異常が生じたと判別する。なお、小歯車
21および大歯車22の両者に異常がある場合は、第1
比較回路6.7の両者から信号す、、b2がAND回路
8に入力されると共に、第2比較回路16.17の両名
から4r:’; ”J’ CC9がAND回路18に人
力され、したがって、AND回路8より小歯車の異常信
号dが、またAND回路18より大歯車の異常信号eが
出力される。
排他論理和は成立しないため、排他OR回路9および排
他OR回路19は信号を出力しない。すなわち、異常判
別手段25は、小歯車21と大歯車22の両者に異常が
あると判別する。
一方、小歯車21および大歯車22に異常(よむいが、
たとえば小歯車21の軸を支承する一方の軸受23aに
異常があるとする。すると、この軸受23aは、その作
動と共に、異常の存在に起因して、小歯車21の回転周
波数f、を有するAEを発生ずる。このAEは第1AE
センサ1および第2AEセンサ11により検出されて、
包絡線検波回路3,13により夫々包絡線検波される。
この包絡線検波回路3.13により包絡線検波されたA
E信号a12およびAE信号a22は第1バンドパス9 フィルター4.14を通過オろ。第2バントパスフィル
ター5.15は通過しない。しかし、この場合、第1バ
ンドパスフィルター4を通過した信号a13は、第1A
Eセンサ1と軸受23aの距離が所定の長さ以下である
ため、基準値S、越えるレベルを有するものの、第2図
に示すように、軸受23aから第2AEセンサ11まで
のAEの伝達経路は長いため、したがって、第1バンド
パスフィルター14からのAE信号a23はそのレベル
が基べlX4j“IS、以下に減衰してしまう。この)
こめ、ill比較回路6は信号し、を出力するが、第1
比較回路7は信号b2を出力しない。つまり、第1比較
回路6.7の出力の排他的論理和か成立し、したがって
、排他OR回路9は小歯車の軸受異常信号gを出力する
。他のAND回路8.18および排他On@路I9は上
述の信号を出力しない。ずなわち、異常判別手段25は
、小歯’Hを支承する軸受に異常があると判別する。逆
に、大歯車側の軸受に異’7+’+′かある場合は、排
他OR回路19より大歯車を支承する軸受の異常信号り
が出力される。
このように、異常判別手段25は、小歯車21の軸受部
23に装着した第1AEセンサlより検出されるAE信
号allおよび大歯車22の軸受部24に装着した第2
AEセンサIIより検出されるAE信号a21に基づい
て、この第1AEセンサlより検出されるAE信号a、
と第2AEセンサ11より検出されるAE信号a2+の
両者が小歯車21の回転周波数r、の成分を含み、かつ
、この両者の回転周波数r、の成分のレベルが共に基準
値SあるいはS2を辿えたとき、つより、2つの第1比
較回路6,7の両者より信号b1および信号1)、が出
力されたときは、小歯車21に異常があると判別する。
つまり、小歯車の異常信号dを出力する。
一方、第1比較回路6と第1比較回路7のいずれか一方
より信号す、あるいは信号す、が出力されたときには、
小歯車を支承する軸受の異常と判別する。
つまり信号gを出力する。また、第1AEセンサ1より
検出されるAE信号allと第2AEセンサ11より検
出されるAI3信号a2+の両者か大歯車22の回転周
波数f2の成分を含み、かつ、この両者の回転周波数f
2の成分のレベルが共に基準値S3あるいはS4を越え
たとき、つまり、第2比較回路16.17の両者より信
号C1および信号C7が出力されたときは、大歯車22
に異常が生じたと判別する。つまり大歯車の異常信号e
を出力する。
また、第2比較回路16と第2比較回路17のいずれか
一方より信号c1あるいは信号C7が出力されたときは
、大歯車を支承する軸受の異常と判別する。つまり信号
gを出力ずろ。
このように、この変速歯車列の異常診断装置に上れば、
変速歯車列の異常を正確に判別することができ、しかも
、異常がある場合において異常がある歯車を特定するこ
とができる。また、変速歯車列の異常診断に加えて、軸
受の異常を診断することができ、小歯車を支承する軸受
の異常か、あるいは大歯車を支承する軸受の異常か、も
しくは双方の軸受に異常があるか等を正確に判別するこ
とができる。従来のように誤診することはない。
そして、振動に基づいて変速歯車列の異常をすると、異
常がかなりおおきなものでないと、異常があると判別で
きなかったが、AEに基づいて異常の診断を行うため、
微小な異常であっても、見逃すことなく確実に異常有り
と診断することができる。
」二足実施例では、異常判別手段を、AND回路8.1
8と排他OR回路9.19で構成したが、異常判別手段
は上記実施例のものに限らず、たとえば変速歯車列の異
常診断だ(」で足りる場合は、」二足実施例の異常判別
手段25j:り排他OR回路919を除いたものであっ
ても上い。また、上記AND回路8.18から出力され
る信号d、eおよび排他OR回路9.19から出力され
る信号g、信号1]を表示装置に入力して、この表示装
置により、変速歯車列およびそれを支承する軸受の診断
結果を視覚的に認識できるようにしてもよいのはもちろ
んである。
〈発明の効果〉 以上より明らかなように、この発明の変速歯車列の異常
診断装置は、変速歯車列の一方をなす小歯車の軸受部に
装着された第1AEセンサおよび3 上記小歯車に噛合する大歯車の軸受部に装着された第2
AEセンサより検出されるAEに基づいて、異常診断手
段により、上記第1AEセンサおよび第2AEセンサよ
り検出されろ夫々のAE倍信号両者より、」二足小歯車
の回転周波数を有し、かつ、基準値を越えるAE倍信号
検出されたときは、小歯車に異常有りと判別する一方、
第1AEセンサおよび第2AEセンサより検出されるA
E倍信号両者より、上記大歯車の回転周波数を有し、か
つ基準値を越えるAE倍信号検出されたときは、大歯車
に異常有りと判別する。したがって、この発明の変速歯
車列の異常診断装置によれば、変速歯車列の異常を正確
に診断することができ、しかも、異常がある場合におけ
る異常がある歯車を特定することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の変速歯車列の異常診断装置の一実施
例を示すブロック図、第2図は第1AEセンサおよび第
2AEセンサの配設の説明図である。 4 1・・・第1AEセンサ、3,13・・・包絡線検波回
路、4.14・・第1バンドパスフィルター515・・
・第2バンドパスフィルター6.7・・・第1比較回路
、16.17・・・第2比較回路、20 ・変速歯車列
、21・・・小山11.22・大歯車、23.24・・
・軸受部、25・・・異常判別手段、all’・・第1
AEセンサからのAE倍信号a2e’・・第2AEセン
サからのAE倍信号a I 2 + 821・・包絡線
検波されたAE倍信号a+3.a23・・・第1バンド
パスフィルターの出力、a++、a24・・・第2バン
ドパスフィルターの出力、b、、b、・・・第1バンド
パスフィルターからの出力が基準値をこえたことを表す
信号、 CI+02・・・第2バンドパスフィルターからの出力
が基準値を越えたことを表す信号、 d・・・小歯車の異常信号、  e・・・大歯車の異常
信号、f、・・小歯車の回転周波数、f2・・・大歯車
の回転周波数、S、、S、、S、、S、・・基準値。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)変速歯車列の一方をなす小歯車の軸受部に装着さ
    れた第1AEセンサと、 上記小歯車に噛合する大歯車の軸受部に装着された第2
    AEセンサと、 上記第1AEセンサおよび第2AEセンサからの夫々の
    AE信号を包絡線検波する包絡線検波手段と、 上記第1AEセンサおよび第2AEセンサの夫々に対応
    するよう2つ設けられ、上記包絡線検波手段により包絡
    線検波されたAE信号のうち上記小歯車の回転周波数成
    分を通過させる第1バンドパスフィルターと、 上記第1AEセンサおよび第2AEセンサの夫々に対応
    するよう2つ設けられ、上記包絡線検波手段により包絡
    線検波されたAE信号のうち上記大歯車の回転周波数成
    分を通過させる第2バンドパスフィルターと、 上記2つの第1バンドパスフィルターの各出力と基準値
    とを夫々比較する2つの第1比較手段と、上記2つの第
    2バンドパスフィルターの各出力と基準値とを夫々比較
    する2つの第2比較手段と、上記2つの第1比較手段の
    両者から第1バンドパスフィルターからの出力が基準値
    を越えたことを表す信号が出力されたときは小歯車に異
    常が生じたと判別する一方、上記2つの第2比較手段の
    両者から第2バンドパスフィルターからの出力が基準値
    を越えたことを表す信号が出力されたときは大歯車に異
    常が生じたと判別する異常判別手段とを備えたことを特
    徴とする変速歯車列の異常診断装置。
JP1183168A 1989-07-14 1989-07-14 変速歯車列の異常診断装置 Granted JPH0346556A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5831240A (en) * 1994-11-08 1998-11-03 Sansha Electric Manufacturing Company, Limited Power supply apparatus
JP2005091103A (ja) * 2003-09-16 2005-04-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 歯車診断方法及び歯車診断装置
JP2014010139A (ja) * 2012-07-03 2014-01-20 National Fisheries Univ 動的設備の状態監視システムとその方法とそのプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2014010139A (ja) * 2012-07-03 2014-01-20 National Fisheries Univ 動的設備の状態監視システムとその方法とそのプログラム

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