JPH0346253Y2 - - Google Patents

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JPH0346253Y2
JPH0346253Y2 JP1985144478U JP14447885U JPH0346253Y2 JP H0346253 Y2 JPH0346253 Y2 JP H0346253Y2 JP 1985144478 U JP1985144478 U JP 1985144478U JP 14447885 U JP14447885 U JP 14447885U JP H0346253 Y2 JPH0346253 Y2 JP H0346253Y2
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JP
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clip
locking
pin portion
pin
base
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JP1985144478U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、クリツプ等を用いて取付体をベー
ス体に装着する部材取付装置に関するものであ
る。
従来技術 一般に、この種の部材取付装置としては、第5
図ないし第8図に示すようなドア1のアームレス
ト2に使用されたものがある。このアームレスト
2は、ドア内壁3に取付けられたベース体として
のベース部材4とこのベース部材4上に載置され
た取付体してのパツド部材5とから構成されてい
る。このパツド部材5は、第6図のようにクツシ
ヨン部5aとこのクツシヨン部5aにインサート
された芯材5bとから構成されている。この芯材
5bには、下方に向かつて棒状のピン部5cが突
設され、このピン部5cに第7図に示すようなク
リツプ6が装着されている。詳しくは、このクリ
ツプ6は、略円筒状を呈し、上部にピン部5cに
食い込む係止片6aが切り起こされて形成される
と共に、ベース部材4の嵌合孔4a周縁部に係止
される係止バネ片6bが形成されている。
このようなベース部材4にパツド部材5を取付
けるには、まずパツド部材5のピン部5cをクリ
ツプ6に差し込む。すると、第8図のようにクリ
ツプ6の係止片6aの先端部がピン部5cに食い
込んで、このクリツプ6がピン部5cに装着され
る。その後、このクリツプ6をベース部材4の嵌
合孔4aに挿入する。挿入時には、クリツプ6の
係止バネ片6bが一旦縮径した後拡径し、この係
止バネ片6bがベース部材4の嵌合孔4a周縁部
に係止して、パツド部材5がベース部材4に取付
けられることとなる。
なお、この種のものとしては、実開昭56−
115020号公報または実開昭57−53109号公報に記
載されたようなものがある。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、このような従来のものにあつて
は、クリツプ6の係止片6aをパツド部材5のピ
ン部5cに食い込ませて、このクリツプ6をピン
部5cに装着するようにしているため、この食込
み量を大きく設定すると、クリツプ6は抜け難く
なるが、ピン部5cを挿入する際にこの係止片6
aにてピン部5cが多量に削られるようになるた
め、非常に挿入し難く、反対に食込み量を少なく
すると、挿入し易いが、クリツプ6が外れ易くな
つてしまう、という相反する問題があつた。
問題点を解決するための手段 この考案は、かかる問題点を解決するため、取
付体に突設された棒状のピン部が略円筒状のクリ
ツプに挿入されて、該クリツプが前記ピン部に係
止されて装着されると共に、該クリツプがベース
体に形成された嵌合孔に挿入されて、該クリツプ
に形成された係止バネ片が前記嵌合孔周縁部に係
止されることにより、前記ベース体に前記クリツ
プを介して前記取付体を装着するようにした部材
取付装置において、前記ピン部を、少なくとも先
端から基部まで断面が長円形状となるように形成
すると共に、該ピン部の基部の長軸方向の端部に
係止用段差部を形成する一方、前記クリツプの上
部に、内側に略直角に折曲されてピン部の短軸方
向の側面には当接しないで前記係止用段差部上に
当接係止する係止片を形成し、前記係止バネ片
を、該係止用段差部と係止片との係止状態で、前
記ピン部の短軸方向の側面に対向する位置に形成
した部材取付装置としたことを特徴としている。
作 用 かかる手段によると、取付体をベース体に装着
する場合には、まず、取付体のピン部にクリツプ
に装着する。この際には、クリツプが略円形であ
るのに対し、ここに挿入されるピン部は長円形状
であるため、クリツプの係止片がピン部に接触し
ないように挿入することが可能となる。従つて、
クリツプにピン部を挿入する場合、何の抵抗もな
く簡単に挿入されることとなる。その後、クリツ
プを所定量回転させると、このクリツプの係止片
がピン部の係止用段差部上に当接して係止され
る。この係止は、従来のような食い込みによるも
のと異なり、面接触によるものであるため、クリ
ツプはピン部から非常に抜け難くなる。しかる
後、このクリツプをベース体の嵌合孔に挿入して
係止バネ片を嵌合孔周縁部に係止させて、取付体
をベース体に装着する。この場合、係止バネ片
を、係止用段差部と係止片との係止状態で、ピン
部の短軸方向の側面に対向する位置に形成するこ
とにより、クリツプをベース体の嵌合孔に挿入す
る場合、係止バネ片はピン部の短軸方向の側面ま
で撓むことが可能である。従つて、この短軸方向
の側面とクリツプ内面と間が係止バネ片の逃げ部
となり、嵌合孔の径とクリツプの径とが略同一で
あるような場合でも、係止バネ片がその逃げ部ま
で撓むことにより、クリツプが容易に挿入される
こととなる。
実施例 以下、この考案を実施例に基づいて説明する。
第1図ないし第4図はこの考案の部材取付装置
をドアアームレストに適用した場合の一実施例を
示す図である。
まず構成を説明すると、このアームレスト11
は、ベース体としてのベース部材12とこのベー
ス部材12に取付けられる取付体としてのパツド
部材13から構成されている。
このパツド部材13は、クツシヨン部13aに
芯材13bがインサートされて形成されている。
この芯材13bには、下方に向かつて突出するピ
ン部13cが一体成形されている。そして、この
ピン部13cにクリツプ14が装着されると共
に、このクリツプ14が前記ベース部材12の上
面部12aに形成された嵌合孔12bに係止され
ることにより、パツド部材13がベース部材12
に装着されている。
具体的には、上記芯材13bのピン部13c
は、主に第1図に示すように、断面が長円形状を
呈しており、このピン部13cの基部の長軸方向
の端部には、係止用段差部13dが形成されてい
る。
一方、クリツプ14は、前記ピン部13cが挿
入され得る大きさの略円筒状の本体14aを有
し、この本体14aには上下方向に沿つてスリツ
ト14bが形成されると共に、この本体14aの
上部に、前記ピン部13cの係止用段差部13d
に係止する係止片14cが形成されている。この
係止片14cは、本体14aから切り起こされて
本体14a内方に向かつて略直角に折曲され、前
記係止用段差部13dの平面部13e上に面接触
するようになつている。また、このクリツプ14
には、ベース部材12の嵌合孔12bに係止され
る一対の係止バネ片14dが、係止用段差部13
dと係止片14cとの係止状態で、ピン部13c
の短軸方向の側面に対向する位置で、本体14a
外側に向かつて切り起こされて形成されている。
この係止バネ片14dはバネ性を有し、上部には
前記ベース部材12の嵌合孔12b周縁部に係止
する折曲部14eが形成されている。
次にかかる構成よりなる部材取付装置の作用に
ついて説明する。
ベース部材12とパツド部材13とが分離した
状態から、まず、パツト部材13のピン部13c
にクリツプ14を装着する。この際、ピン部13
cをクリツプ14に挿入するのであるが、第4図
のようにピン部13cにクリツプ14の係止片1
4cが当らないように、断面が長円形状のピン部
13cを挿入する。換言すると、クリツプ14の
本体14aは、円筒状であるのに対し、この中に
挿入されるピン部13cは、長円形状であるた
め、このピン部13cの挿入角度を調整すること
により、クリツプ14の係止片14cがピン部1
3cに当らないように挿入することが可能とな
る。このようにするとクリツプ14にピン部13
eを挿入する場合、係止片14cがピン部13c
に接触しないため、何の抵抗もなく簡単に挿入さ
れる。その後、クリツプ14を矢印方向に略90゜
回転させる。すると、クリツプ14の係止片14
cがピン部13cの係止段差部13dの平面部1
3e上に面接触してクリツプ14がピン部13c
に装着されることとなる。このように係止片14
cを係止段差部13dの平面部13e上に面接触
させて係止させると、従来の食い込ませて係止す
るものと異なり、クリツプ14が非常に外れ難く
なる。
しかる後、このクリツプ14をベース部材12
の嵌合孔12bに挿入して行くと、この挿入に伴
つて一対の係止バネ片14dが縮径方向に弾性変
形する。この際、係止バネ片14dがピン部13
cの短軸方向の側面に対向する位置に形成されて
いるため、この係止バネ片14dはピン部13c
の短軸方向の側面まで撓むことが可能である。従
つて、その短軸方向の側面とクリツプ14内面と
の間が係止バネ片14dの逃げ部となり、嵌合孔
12bの径とクリツプ14の径とが略同一である
ような場合でも、係止バネ片14dがその逃げ部
まで撓むことにより、クリツプ14が容易に挿入
されることとなる。そして、嵌合孔12b周縁部
に係止バネ片14dの折曲部14eが差し掛かつ
た時点で、この係止バネ片14dは、自己のバネ
力にて拡径方向に広がつてこの折曲部14eが嵌
合孔12b周縁部に係止することとなる。
これでパツド部材13がベース部材12に装着
されてアームレスト11が組立られ、このアーム
レスト11がドアトリム15に沿つて配設される
こととなる。
なお、上記実施例では、この考案の部材取付装
置をアームレスト11に適用して説明したが、こ
れに限定されるものでなく、他の部材の取付にも
適用できることは勿論である。また、この実施例
のピン部13cは、全長に渡つて断面が長円形状
に形成されているが、これに限らず、少なくとも
係止用段差部まで形成すれば良い。
考案の効果 以上説明してきたように、この考案によれば、
取付体に突設されたピン部を少なくとも先端から
基部まで断面が長円形状となるように形成すると
共に、このピン部の上部に係止用段差部を形成す
る一方、クリツプに前記係止用段差部上に当接し
て係止する係止片を略直角に折曲して形成したた
め、ピン部をクリツプに挿入する場合には、何の
抵抗もなく挿入できて、クリツプをピン部に簡単
に装着できると共に、装着状態では係止片が係止
用段差部に係止されるため、クリツプはピン部か
ら容易に外れなくなる。また、係止バネ片を、係
止用段差部と係止片との係止状態で、ピン部の短
軸方向の側面に対向する位置に形成することによ
り、クリツプをベース体の嵌合孔に挿入する場
合、係止バネ片がクリツプ内面とピン部の短軸方
向の側面との間の逃げ部に撓むことにより、容易
に挿入することができる、という実用上有益な効
果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの考案の部材取付装置
の一実施例を示す図で、第1図はクリツプとピン
部を示す分解斜視図、第2図は第6図に相当する
断面図、第3図は第2図の−線に沿う断面
図、第4図はクリツプにピン部を差し込んだ状態
を示す斜視図、第5図ないし第8図は従来例を示
す図で、第5図は自動車用ドアの斜視図、第6図
は第5図の−線に沿う断面図、第7図はクリ
ツプの斜視図、第8図はクリツプとピン部の装着
状態を示す断面図である。 12……ベース部材(ベース体)、13……パ
ツド部材(取付体)、13c……ピン部、13d
……係止用段差部、14……クリツプ、14c…
…係止片、14d……係止バネ片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 取付体に突設された棒状のピン部が略円筒状の
    クリツプに挿入されて、該クリツプが前記ピン部
    に係止されて装着されると共に、該クリツプがベ
    ース体に形成された嵌合孔に挿入されて、該クリ
    ツプに形成された係止バネ片が前記嵌合孔周縁部
    に係止されることにより、前記ベース体に前記ク
    リツプを介して前記取付体を装着するようにした
    部材取付装置において、 前記ピン部を、少なくとも先端から基部まで断
    面が長円形状となるように形成すると共に、該ピ
    ン部の基部の長軸方向の端部に係止用段差部を形
    成する一方、前記クリツプの上部に、内側に略直
    角に折曲されてピン部の短軸方向の側面には当接
    しないで前記係止用段差部上に当接係止する係止
    片を形成し、前記係止バネ片を、該係止用段差部
    と係止片との係止状態で、前記ピン部の短軸方向
    の側面に対向する位置に形成したことを特徴とす
    る部材取付装置。
JP1985144478U 1985-09-21 1985-09-21 Expired JPH0346253Y2 (ja)

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JP1985144478U JPH0346253Y2 (ja) 1985-09-21 1985-09-21

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JP1985144478U JPH0346253Y2 (ja) 1985-09-21 1985-09-21

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Publication Number Publication Date
JPS6254312U JPS6254312U (ja) 1987-04-04
JPH0346253Y2 true JPH0346253Y2 (ja) 1991-09-30

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5842665U (ja) * 1981-09-16 1983-03-22 富士光機株式会社 デジタルセオドライトの回転方向指示装置
JPS6029771U (ja) * 1983-08-06 1985-02-28 トヨタ自動車株式会社 車両の後輪操舵装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5842665U (ja) * 1981-09-16 1983-03-22 富士光機株式会社 デジタルセオドライトの回転方向指示装置
JPS6029771U (ja) * 1983-08-06 1985-02-28 トヨタ自動車株式会社 車両の後輪操舵装置

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JPS6254312U (ja) 1987-04-04

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