JPH0345955Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0345955Y2
JPH0345955Y2 JP5587185U JP5587185U JPH0345955Y2 JP H0345955 Y2 JPH0345955 Y2 JP H0345955Y2 JP 5587185 U JP5587185 U JP 5587185U JP 5587185 U JP5587185 U JP 5587185U JP H0345955 Y2 JPH0345955 Y2 JP H0345955Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
susceptor
gas
vapor phase
phase growth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5587185U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61172169U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP5587185U priority Critical patent/JPH0345955Y2/ja
Publication of JPS61172169U publication Critical patent/JPS61172169U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0345955Y2 publication Critical patent/JPH0345955Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案はたとえば半導体製造用の気相成長装置
に用いられガスを供給するノズル装置に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
気相成長装置としては横型、縦型など各種のも
のが知られているが、縦型の装置は通常、ドーム
型のベルジヤとベース板とによつて気密化された
反応室を構成し、この反応室に円板状のサセプタ
とこれを加熱するためのRFワークコイルを配備
し、また、上記サセプタの中央には反応室の下部
側から配管されたガス供給用のノズルが固定的に
設けられている。
ところで、この装置によつてウエハに形成され
る気相成長膜に対し要求される条件としては、ウ
エハ内、ウエハ間での膜厚分布および抵抗率分布
が良好なことである。これは、ウエハが載置され
るサセプタ表面の均熱性およびガスの流量分布の
一様性によつて左右される。縦型の装置において
は、サセプタが回転可能であるため、ガスおよび
温度の円周方向での分布は容易に均一化でき、ま
た、サセプタの半径方向の分布に関しては温度分
布はRFワークコイルの高さ調整にて一様化が可
能であるが、ガス分布はノズルの穴(大きさ、数
量、高さ、配置)によつて決定される。
上記ノズルとしては通常、第4図および第5図
に示すように石英管1に10乃至30個の穴2……を
穿設したものが用いられている。
しかしながら、このノズルは母材が石英で、か
つ、穴2……の径がφ1〜φ3と小さいため、加工
時において穴2……のエツジ部に傷が付き易すく
ノズル間の再現性に大きな影響を与えるとともに
試行錯誤的に最適形状を見出すのに際しても穴2
……が多いということから、各穴2……から噴き
出るガス流の相互干渉が強く、穴2……の変更に
よる効果を推論し難いという欠点があつた。
〔考案の目的〕
本考案は上記事情に着目してなされたもので、
その目的とするところは、ノズルの穴の数を減ら
すことによつて構造を簡略化し各噴出口の影響力
を容易に推論でき、ノズル間の再現性に優れる気
相成長装置のノズル装置を提供しようとするもの
である。
〔考案の概要〕
本考案は上記目的を達成するため、ノズルの近
隣する複数個の噴出口を、噴出口からの反応ガス
が相互に干渉しないような間隔をとつて、その高
さ方向および周方向の位相をすべて異ならせるこ
とにより、膜厚および抵抗分布の均一化をはかり
易くすることができるようにしたものである。
〔考案の実施例〕
以下、本考案を第1図乃至第3図に示す一実施
例を参照して説明する。図中Aは図示しないドー
ム型のベルジヤとベース板とによつて気密化され
た反応室である。この反応室A内には、支持体と
しての回転可能なサセプタ11が設けられ、この
サセプタ11の中央部にはガス供給用のノズル1
2が固定的に設けられている。前記ノズル12の
周壁には第1乃至第3の噴出口13,14,15
が穿設されている。前記第1の噴出口13は上記
サセプタ11の上面からh1の高さ、第2の噴出口
14はh2の高さ、第3の噴出口15はh3の高さで
それぞれ配置され、その口径は従来のものに比較
して大とされている。また、上記第1乃至第3の
噴出口13,14,15は第2図に示すように周
方向の位相もそれぞれ異にされている。
また、上記サセプタ11の上面部には、被処理
材としてのウエハ16……が載置され、サセプタ
11の下方部にはサセプタ11を加熱するRFワ
ークコイル17が配設されている。
しかして、サセプタ11上のウエハ16に気相
成長させる場合には、図示しないガス供給管から
ノズル12にガスを送り、その第1乃至第3の噴
出口13,14,15からガスを噴出させる。上
記第1の噴出口13から噴出されたガスは、第2
図に符号13Pで示すようなパターンを描いてサ
セプタ11上に下降し、このガスにより形成され
るサセプタ半径方向の気相成長の膜厚分布は第3
図aに示すようにサセプタ11の外側に集中し、
第2の噴出口14から噴出されたガスは、サセプ
タ11上にパターン14Pを描き、このガスによ
り形成されるサセプタ半径方向の気相成長の膜厚
分布は第3図bに示すようにサセプタ11の内外
周の中間部に集中し、第3の噴出口15から噴出
されたガスは、パターン15Pを描き、このガス
により形成されるサセプタ半径方向の気相成長の
膜厚分布は第3図cに示すようにサセプタ11の
内周側に集中する。ところで、サセプタ11はノ
ズル12の囲りを回転するので、第1乃至第3の
噴出口13,14,15から噴出されるガスによ
り形成される気相成長の膜厚分布は第3図dに示
すように第3図a,b,cに示す各膜厚分布の和
となる。なお、上記第1乃至第3の噴出口13,
14,15から噴出されるガスの噴出速度を同じ
くするため、第1乃至第3の噴出口13,14,
15の口径はそれぞれ異なつて調整されている。
また、サセプタ11の半径方向の温度分布は
RFワークコイル17の高さ調整により、均一に
調整される。
上述したように、この実施例によれば、ノズル
12の各噴出口13,14,15の口径が比較的
大きいため、そのエツジ部の損傷の影響を小さく
するように加工することが容易となり、加工精度
のバラツキも小さく押えられ、そのためガスの噴
出はより正確にコントロールされる。また、ノズ
ル12の噴出口13,14,15は3個と少な
く、しかも、各噴出口13,14,15の高さ寸
法およびその周方向の位相をすべて異にするか
ら、各噴出口13,14,15から噴出されるガ
ス流の相互干渉がなく、このため、各噴出口1
3,14,15の調整を互いに他に関係なく行な
うことができ、膜厚や抵抗分布の調整が的確にな
される。
なお、上記一実施例においては、ノズル12の
噴出口13,14,15を3個としたが、これに
限られることなく、噴出口を2乃至8個の間で自
由に選択してもよく、噴出口の数を増した場合に
は、調整は複雑になるが、均一領域を拡大できる
利点がある。また、噴出口の数が多い場合は、す
べての噴出口の高さと位相を異ならせず、例えば
左右の半分の周面はそれぞれ同じ配列とし、この
半分の周面内においてそれぞれ高さと位相を異な
らせるようにしてもよい。
その他、本考案は要旨の範囲内で種々変形実施
できることは勿論である。
〔考案の効果〕 本考案は以上説明したように、ノズルの近隣す
る複数個の噴出口を、該噴出口からの反応ガスが
相互に干渉しないような間隔をとつて、その高さ
寸法およびその周方向の位相を異ならせたことか
ら、各噴出口から噴出されるガス流が相互干渉す
ることがなくなり、各噴出口の影響力を推論し易
く、再現性の優れたノズル形状を容易に得ること
ができるという効果を奏する。また、噴出口の数
は少なく、口径を大きくできるため、噴出口の加
工時に生じるそのエツジ部の損傷による影響が相
対的に小さく加工精度を向上でき、反応ガスの噴
出をより的確にコントロールでき、膜厚分布およ
び抵抗分布を容易に改善できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示すも
ので、第1図は気相成長装置のノズル装置を示す
正面図、第2図はその平面図、第3図a〜dはサ
セプタ半径方向の膜厚分布を示すグラフ図、第4
図は従来のノズルを示す平面図、第5図はその正
面図である。 11……サセプタ(支持体)、16……ウエハ
(被処理材)、12……ノズル、13,14,15
……噴出口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 支持体上に載置された被処理材に対しノズル
    周壁に穿設された複数個の噴出口から略平行に
    反応ガスを噴出させて気相成長させるものにお
    いて、前記ノズルの近隣する複数個の噴出口
    を、該噴出口からの反応ガスが相互に干渉しな
    いような間隔をとつて、その高さ寸法および周
    方向の位相を異ならせたことを特徴とする気相
    成長装置のノズル装置。 (2) ノズルの噴出口の数は2乃至8個であること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項記
    載の気相成長装置のノズル装置。
JP5587185U 1985-04-15 1985-04-15 Expired JPH0345955Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5587185U JPH0345955Y2 (ja) 1985-04-15 1985-04-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5587185U JPH0345955Y2 (ja) 1985-04-15 1985-04-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61172169U JPS61172169U (ja) 1986-10-25
JPH0345955Y2 true JPH0345955Y2 (ja) 1991-09-27

Family

ID=30578952

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5587185U Expired JPH0345955Y2 (ja) 1985-04-15 1985-04-15

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0345955Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61172169U (ja) 1986-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106906453B (zh) 喷头组件
TWI532876B (zh) 基板處理裝置及基板處理方法
KR100435119B1 (ko) 매엽식처리장치
US8845806B2 (en) Shower plate having different aperture dimensions and/or distributions
US6960887B2 (en) Method and apparatus for tuning a plasma reactor chamber
JPH0371624A (ja) 化学的蒸着装置
JPH04115531A (ja) 化学気相成長装置
JPH02101169A (ja) 円板形工作物を気相加工するための装置
JP2000294538A (ja) 真空処理装置
JP2021505766A (ja) 遠隔プラズマ膜蒸着を可能にするためにラジカルおよび前駆体ガスを下流チャンバに供給するための改良された孔パターンを備える統合シャワーヘッド
TWI795692B (zh) 晶圓溫度控制器、晶圓溫度控制系統、晶圓溫度控制方法、電腦可讀取記錄媒體和等離子體處理裝置
JP2003309075A (ja) 半導体製造装置および半導体装置の製造方法
JPH0345955Y2 (ja)
JPH0227715A (ja) 気相成長装置用加熱ステージ
KR20120096026A (ko) 기상 성장 장치
CN210560739U (zh) 化学气相沉积气体供应系统及设备
TW202141666A (zh) 具有局部化的流動控制的面板
JPS6281019A (ja) 縦形気相化学生成装置
JPH0530350Y2 (ja)
KR20000038764A (ko) 반도체 웨이퍼의 박막증착용 가스주입장치
US20230307228A1 (en) Pixelated showerhead for rf sensitive processes
KR20240021516A (ko) 피딩블록 및 이를 포함하는 기판 처리 장치
JPH0433330A (ja) 気相成長装置
JPS62261119A (ja) 気相成長方法及びその装置
JPH03126695A (ja) 縦型エピタキシャル膜生成装置