JPH0345892Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0345892Y2 JPH0345892Y2 JP1984032156U JP3215684U JPH0345892Y2 JP H0345892 Y2 JPH0345892 Y2 JP H0345892Y2 JP 1984032156 U JP1984032156 U JP 1984032156U JP 3215684 U JP3215684 U JP 3215684U JP H0345892 Y2 JPH0345892 Y2 JP H0345892Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plunger
- valve
- movable wall
- pressure chamber
- main body
- Prior art date
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Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T13/00—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
- B60T13/10—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
- B60T13/24—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being gaseous
- B60T13/46—Vacuum systems
- B60T13/52—Vacuum systems indirect, i.e. vacuum booster units
- B60T13/569—Vacuum systems indirect, i.e. vacuum booster units characterised by piston details, e.g. construction, mounting of diaphragm
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Systems And Boosters (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、車両等のブレーキあるいはクラツ
チ装置のマスタシリンダを作動させるのに要する
操作力を補助する気圧式倍力装置に関するもので
ある。
チ装置のマスタシリンダを作動させるのに要する
操作力を補助する気圧式倍力装置に関するもので
ある。
(従来の技術およびその問題点)
従来より、この種のものとして、第4図を参照
して示すように、内部空間を形成した本体6i
と、前記内部空間に移動自在に挿入され前方に低
圧室11i後方に高圧室12iを区画する可動壁
10iと、該可動壁10iの後方側に前記本体6
iを摺動自在に貫通して外部に突出する筒部91
iと、該筒部91iおよび前記可動壁10iを貫
通して設けた弁孔13iと、該弁孔13iに後方
から嵌合した入力部材18iと、該入力部材18
iの前方端に取り付けたプランジヤ17iと、該
プランジヤ17iの後方端に設けた第1弁座21
iと、前記弁孔13iの内壁に設けた第2弁座2
2iと、前記両弁座21i,22iに対向して前
記弁孔13i内に配設した弁部材23iと、前記
弁孔13iに前方側から嵌合した出力部材15i
と、該出力部材15iと前記プランジヤ17iと
の間に配置され前端側が出力部材15iに後端側
が前記可動壁10iおよびプランジヤ17iに
各々当接可能な力伝達部材16iとを備え、前記
可動壁10iに対する入力部材18iの相対的前
進に応じて、前記弁部材23iと両弁座21i,
22iとの関係を前記低圧室11iと高圧室12
iとの差圧を解消、保持、発生する位置に順次変
化させ、外部圧力源からの圧力を供給、排出する
ようにしたものが知られている。
して示すように、内部空間を形成した本体6i
と、前記内部空間に移動自在に挿入され前方に低
圧室11i後方に高圧室12iを区画する可動壁
10iと、該可動壁10iの後方側に前記本体6
iを摺動自在に貫通して外部に突出する筒部91
iと、該筒部91iおよび前記可動壁10iを貫
通して設けた弁孔13iと、該弁孔13iに後方
から嵌合した入力部材18iと、該入力部材18
iの前方端に取り付けたプランジヤ17iと、該
プランジヤ17iの後方端に設けた第1弁座21
iと、前記弁孔13iの内壁に設けた第2弁座2
2iと、前記両弁座21i,22iに対向して前
記弁孔13i内に配設した弁部材23iと、前記
弁孔13iに前方側から嵌合した出力部材15i
と、該出力部材15iと前記プランジヤ17iと
の間に配置され前端側が出力部材15iに後端側
が前記可動壁10iおよびプランジヤ17iに
各々当接可能な力伝達部材16iとを備え、前記
可動壁10iに対する入力部材18iの相対的前
進に応じて、前記弁部材23iと両弁座21i,
22iとの関係を前記低圧室11iと高圧室12
iとの差圧を解消、保持、発生する位置に順次変
化させ、外部圧力源からの圧力を供給、排出する
ようにしたものが知られている。
ところで、こうした倍力装置1iには、可動壁
10iを後方に付勢する予負荷ばね32iが前方
シエル4iと可動壁10iとの間に張設されてい
る。そのため、非作動時、可動壁10iはこの強
い予負荷ばね32iによつて後方に付勢され、ダ
イヤフラム2iのリブ33iが後方シエル5iの
内側面に当たつている。そしてこの時、プランジ
ヤ17iおよび入力軸18iは弁ばね24iによ
つて後方に付勢されているため、従来一般には、
ポペツト弁部材23iは、内側の弁座21iに着
座している反面、図示の状態とは異なり、外側の
弁座22iからはかなり大きく離れて離座してい
た。そうしたポペツト弁部材23iと弁座22i
との離間量が、倍力装置1iにおける初期作動遊
びの主因となつていた。
10iを後方に付勢する予負荷ばね32iが前方
シエル4iと可動壁10iとの間に張設されてい
る。そのため、非作動時、可動壁10iはこの強
い予負荷ばね32iによつて後方に付勢され、ダ
イヤフラム2iのリブ33iが後方シエル5iの
内側面に当たつている。そしてこの時、プランジ
ヤ17iおよび入力軸18iは弁ばね24iによ
つて後方に付勢されているため、従来一般には、
ポペツト弁部材23iは、内側の弁座21iに着
座している反面、図示の状態とは異なり、外側の
弁座22iからはかなり大きく離れて離座してい
た。そうしたポペツト弁部材23iと弁座22i
との離間量が、倍力装置1iにおける初期作動遊
びの主因となつていた。
そこで、このような倍力装置1iにおける初期
作動遊びをゼロとするか、あるいは減少させるた
めには、非作動の状態において、ポペツト弁部材
23iを内外の両方の弁座21i,22iに着座
させるように移動させるようにするのが有効であ
る。それには、入力軸18iあるいはプランジヤ
17iを前記離間量が減少もしくはゼロとなるよ
うに可動壁10iに対して相対的に前進させれば
良い。
作動遊びをゼロとするか、あるいは減少させるた
めには、非作動の状態において、ポペツト弁部材
23iを内外の両方の弁座21i,22iに着座
させるように移動させるようにするのが有効であ
る。それには、入力軸18iあるいはプランジヤ
17iを前記離間量が減少もしくはゼロとなるよ
うに可動壁10iに対して相対的に前進させれば
良い。
この手段の一例として、第4図に関連する特公
昭58−45379号の公報が示す技術では、プランジ
ヤ17iの可動壁10iに対する移動範囲を規定
するために可動壁10iに設けた横方向(入力軸
18i等の軸線に対して直交する方向)の孔32
2に挿入したキー部材320を、可動壁10iが
非作動位置にあるとき、後方シエル5iに当接さ
せ、予負荷ばね32iの作用力で弁ばね24iの
戻り力に抗してプランジヤ17iを可動壁10i
に対して相対的に前進させるようにしている。
昭58−45379号の公報が示す技術では、プランジ
ヤ17iの可動壁10iに対する移動範囲を規定
するために可動壁10iに設けた横方向(入力軸
18i等の軸線に対して直交する方向)の孔32
2に挿入したキー部材320を、可動壁10iが
非作動位置にあるとき、後方シエル5iに当接さ
せ、予負荷ばね32iの作用力で弁ばね24iの
戻り力に抗してプランジヤ17iを可動壁10i
に対して相対的に前進させるようにしている。
ところが、こうしたものでは、キー部材320
の内方側端部320aがプランジヤ17iと係合
し外方側端部320bが後方シエル5iと当接す
るようにしているため、キー部材320が孔32
2内に倒れる現象が生じ、この倒れによりプラン
ジヤ17が内孔13内で倒れてしまいプランジヤ
17iの弁座21iとポペツト弁部材23iとが
部分的に離座してしまうという欠点がある。さら
にいうならば、従来の技術では、弁部材23iを
変位させる手段であるキー部材320が、前記プ
ランジヤ17iを横方向から軸方向に移動させる
ようにしているため、横方向から作用力を受ける
ことによりプランジヤ17iの倒れが生じたり、
あるいは、それを移動させることによりこじりが
生じたりするという問題、さらには、その移動時
に弁部材23iが弁座21iから部分的に離座す
ることにより圧力漏れが生じるといつた問題があ
る。
の内方側端部320aがプランジヤ17iと係合
し外方側端部320bが後方シエル5iと当接す
るようにしているため、キー部材320が孔32
2内に倒れる現象が生じ、この倒れによりプラン
ジヤ17が内孔13内で倒れてしまいプランジヤ
17iの弁座21iとポペツト弁部材23iとが
部分的に離座してしまうという欠点がある。さら
にいうならば、従来の技術では、弁部材23iを
変位させる手段であるキー部材320が、前記プ
ランジヤ17iを横方向から軸方向に移動させる
ようにしているため、横方向から作用力を受ける
ことによりプランジヤ17iの倒れが生じたり、
あるいは、それを移動させることによりこじりが
生じたりするという問題、さらには、その移動時
に弁部材23iが弁座21iから部分的に離座す
ることにより圧力漏れが生じるといつた問題があ
る。
(考案の開示)
この考案は、以上の点を考慮してなされたもの
であり、遊びを減少ないしはゼロにするに当た
り、プランジヤを正しく軸方向に移動できるよう
にした気圧式倍力装置を提供することを目的とす
るものである。そのため、この考案では、前記可
動壁を移動自在に貫通して非作動時に後方端が本
体に当接可能な軸部材と、該軸部材の前方端に設
けられ前記弁孔の前方端側に移動自在に嵌合する
筒状の作動部材とを設け、作動部材は、前記出力
部材が嵌合するとともに前記力伝達部材を収容す
る主体部と、この主体部の後方端に設けられ前記
プランジヤと係合可能な突部とを有し、前記軸部
材の前記可動壁に対する所定以上の相対的前進に
応じて前記プランジヤを前進させるようにしてい
る。
であり、遊びを減少ないしはゼロにするに当た
り、プランジヤを正しく軸方向に移動できるよう
にした気圧式倍力装置を提供することを目的とす
るものである。そのため、この考案では、前記可
動壁を移動自在に貫通して非作動時に後方端が本
体に当接可能な軸部材と、該軸部材の前方端に設
けられ前記弁孔の前方端側に移動自在に嵌合する
筒状の作動部材とを設け、作動部材は、前記出力
部材が嵌合するとともに前記力伝達部材を収容す
る主体部と、この主体部の後方端に設けられ前記
プランジヤと係合可能な突部とを有し、前記軸部
材の前記可動壁に対する所定以上の相対的前進に
応じて前記プランジヤを前進させるようにしてい
る。
(実施例)
以下、添付の第1図〜第3図に示した一実施例
を説明することによつて、この考案の内容を明ら
かにする。
を説明することによつて、この考案の内容を明ら
かにする。
第1図はこの考案の一実施例である負圧式倍力
装置の全体構成を示す側断面図であり、第2図
は、第1図の矢印Aで示される部分の部分矢視図
であり、第3図は、第1図に示す力伝達のための
補助部材の詳細を示すもので、同図aは側断面
図、同図bは正面図である。なお、図の中で従来
のものとほぼ同一であるものは、簡略に説明す
る。この点、前に概略を説明した第4図の従来例
との関係では、同様な構成部分について、第4図
の中の符号中、iをとつた番号と同一の符号を用
いることによつて、相互の対応を容易に理解でき
るようにしている。また、前後方向は、第1図の
左右方向である。
装置の全体構成を示す側断面図であり、第2図
は、第1図の矢印Aで示される部分の部分矢視図
であり、第3図は、第1図に示す力伝達のための
補助部材の詳細を示すもので、同図aは側断面
図、同図bは正面図である。なお、図の中で従来
のものとほぼ同一であるものは、簡略に説明す
る。この点、前に概略を説明した第4図の従来例
との関係では、同様な構成部分について、第4図
の中の符号中、iをとつた番号と同一の符号を用
いることによつて、相互の対応を容易に理解でき
るようにしている。また、前後方向は、第1図の
左右方向である。
負圧式倍力装置1は、ダイヤフラム2の外周ビ
ード部3を挟み、前方シエル4と後方シエル5と
を結合した本体6を有する。この本体6は倍力装
置1のハウジングをなすものである。この本体6
内には、ダイヤフラム2の内周ビード部7を介し
てプレート部材8とハブ部材9とを結合して形成
した可動壁10が移動自在に配置されている。こ
の可動壁10はダイヤフラム2と相俟つて、本体
6の内部の前方側に低圧室11、後方側に高圧室
12を各々形成している。本体6は後方シエル5
を車体(図示せず)に図示しないボルト、ナツト
により固定して取り付けることによつて支持さ
れ、この本体6の前方側にマスタシリンダ(図示
せず)が同様に図示しないボルト、ナツトにより
固定されかつ密に取り付けられる。ハブ部材9は
全体として筒状であり、後方部分91は前方部分
92に比べて小径であり、その小径な後方部分9
1は後方シエル5の中央の孔34を貫通して外部
に突出している。
ード部3を挟み、前方シエル4と後方シエル5と
を結合した本体6を有する。この本体6は倍力装
置1のハウジングをなすものである。この本体6
内には、ダイヤフラム2の内周ビード部7を介し
てプレート部材8とハブ部材9とを結合して形成
した可動壁10が移動自在に配置されている。こ
の可動壁10はダイヤフラム2と相俟つて、本体
6の内部の前方側に低圧室11、後方側に高圧室
12を各々形成している。本体6は後方シエル5
を車体(図示せず)に図示しないボルト、ナツト
により固定して取り付けることによつて支持さ
れ、この本体6の前方側にマスタシリンダ(図示
せず)が同様に図示しないボルト、ナツトにより
固定されかつ密に取り付けられる。ハブ部材9は
全体として筒状であり、後方部分91は前方部分
92に比べて小径であり、その小径な後方部分9
1は後方シエル5の中央の孔34を貫通して外部
に突出している。
ハブ部材9の中心を貫く段付きの内孔13に
は、その前端部側に抜止め14を介して出力軸1
5が嵌合してあり、出力軸15の前端は、マスタ
シリンダのピストン後部の凹所底部に当接され
る。抜止め14は、その内方への弾性爪141に
よりハブ部材9の端部に圧入保持されている。出
力軸15の後方には、力伝達部材としてのラバー
デイスク16、プランジヤ17、さらにプランジ
ヤ17と揺動可能にかつ軸方向に抜止めを施して
結合した入力軸18が各々配設されている。プラ
ンジヤ17の後方端外周に設けた弁座21と、そ
の径方向外方側の段付き内孔13の段部に形成し
た弁座22とに各々着座可能に対向してポペツト
弁部材23が配設されている。このポペツト弁部
材23は、その後端部を段付き内孔13の後方側
の段部に係合しており、前方側部分230が可動
になつている。ポペツト弁部材23と入力軸18
との間には、入力軸18を後方側に付勢する円錐
ばね状の第1部分241と、ポペツト弁部材23
の前方側部分230を前方側に付勢する第2部分
242とを一体に作成した弁ばね24が張設され
ている。ポペツト弁部材23の前方側部分230
の外周は、ハブ部材9に設けた通路25によつて
常時負圧室11に連通し、さらに、図示しない配
管を通してエンジンのインテークマニホールド等
の負圧源に連絡される。他方、ポペツト弁部材2
3の内周側は、段付き内孔13の開口に配置した
フイルタ26を通して大気に常時連絡している。
また、ポペツト弁部材23の前方側でプランジヤ
17の外周は、ハブ部材9の通路27を通して常
時高圧室12に連絡している。
は、その前端部側に抜止め14を介して出力軸1
5が嵌合してあり、出力軸15の前端は、マスタ
シリンダのピストン後部の凹所底部に当接され
る。抜止め14は、その内方への弾性爪141に
よりハブ部材9の端部に圧入保持されている。出
力軸15の後方には、力伝達部材としてのラバー
デイスク16、プランジヤ17、さらにプランジ
ヤ17と揺動可能にかつ軸方向に抜止めを施して
結合した入力軸18が各々配設されている。プラ
ンジヤ17の後方端外周に設けた弁座21と、そ
の径方向外方側の段付き内孔13の段部に形成し
た弁座22とに各々着座可能に対向してポペツト
弁部材23が配設されている。このポペツト弁部
材23は、その後端部を段付き内孔13の後方側
の段部に係合しており、前方側部分230が可動
になつている。ポペツト弁部材23と入力軸18
との間には、入力軸18を後方側に付勢する円錐
ばね状の第1部分241と、ポペツト弁部材23
の前方側部分230を前方側に付勢する第2部分
242とを一体に作成した弁ばね24が張設され
ている。ポペツト弁部材23の前方側部分230
の外周は、ハブ部材9に設けた通路25によつて
常時負圧室11に連通し、さらに、図示しない配
管を通してエンジンのインテークマニホールド等
の負圧源に連絡される。他方、ポペツト弁部材2
3の内周側は、段付き内孔13の開口に配置した
フイルタ26を通して大気に常時連絡している。
また、ポペツト弁部材23の前方側でプランジヤ
17の外周は、ハブ部材9の通路27を通して常
時高圧室12に連絡している。
こうしたポペツト弁部材23、プランジヤ17
等々により弁装置Bが構成されている。弁装置B
は、ポペツト弁部材23が弁座21に着座し、か
つ、弁座22から離座している状態、換言する
と、低圧室11と高圧室12とを連通し、高圧室
12と大気との連通を遮断している状態が、高圧
室12と低圧室11との差圧を解消する差圧解消
位置であり、ポペツト弁部材23が弁座21およ
び弁座22に着座している状態、換言すると、高
圧室12と低圧室11との連絡並びに高圧室12
と大気との連絡がともに遮断されている状態が、
高圧室12と低圧室11との差圧を一定に保つ差
圧保持位置であり、ポペツト弁部材23が弁座2
1から離座し、かつ、弁座22に着座している状
態、換言すれば、低圧室11と高圧室12とが連
絡を遮断され、高圧室12と大気とが連絡してい
る状態が、差圧を発生する差圧発生位置となる。
特に、差圧発生位置および差圧解消位置では、こ
れらの位置になる範囲が、プランジヤ17の可動
壁10に対する移動範囲の両端側に各々設定され
ている。なお、入力軸18の後端は図示しないペ
ダルに揺動可能にピン結合されている。
等々により弁装置Bが構成されている。弁装置B
は、ポペツト弁部材23が弁座21に着座し、か
つ、弁座22から離座している状態、換言する
と、低圧室11と高圧室12とを連通し、高圧室
12と大気との連通を遮断している状態が、高圧
室12と低圧室11との差圧を解消する差圧解消
位置であり、ポペツト弁部材23が弁座21およ
び弁座22に着座している状態、換言すると、高
圧室12と低圧室11との連絡並びに高圧室12
と大気との連絡がともに遮断されている状態が、
高圧室12と低圧室11との差圧を一定に保つ差
圧保持位置であり、ポペツト弁部材23が弁座2
1から離座し、かつ、弁座22に着座している状
態、換言すれば、低圧室11と高圧室12とが連
絡を遮断され、高圧室12と大気とが連絡してい
る状態が、差圧を発生する差圧発生位置となる。
特に、差圧発生位置および差圧解消位置では、こ
れらの位置になる範囲が、プランジヤ17の可動
壁10に対する移動範囲の両端側に各々設定され
ている。なお、入力軸18の後端は図示しないペ
ダルに揺動可能にピン結合されている。
こうした弁装置Bを内部に収容したハブ部材9
は、前述のように筒部であるその後方部分91が
後方シエル5の孔34を貫いて外部に突出してい
る。後方シエル5の後部は前部よりも絞られてお
り、その絞り部分51の内側に孔34が形成され
ており、この孔34の内周面と後方部分91との
間は、可動壁10が移動できるように気密化され
ている。すなわち、後方部分91のほぼ全体を被
うようにブーツ41が配置されており、その後端
部42は後方部分91に嵌着した金具35のフラ
ンジ36に引つ掛かつて支持される一方、前端部
43はU字型の密封部材として絞り部分51と後
方部分91との間に挟まつて支持される。また、
ブーツ41の前端部43の抜止めおよびずれの防
止のため、後方シエル5の絞り部分51の後端は
内側に曲げられ、しかも、ブーツ41の前端部4
3の前面にはプラスチツク製の支持リング44お
よび弾性材料製の止めリング45が設けられてい
る。
は、前述のように筒部であるその後方部分91が
後方シエル5の孔34を貫いて外部に突出してい
る。後方シエル5の後部は前部よりも絞られてお
り、その絞り部分51の内側に孔34が形成され
ており、この孔34の内周面と後方部分91との
間は、可動壁10が移動できるように気密化され
ている。すなわち、後方部分91のほぼ全体を被
うようにブーツ41が配置されており、その後端
部42は後方部分91に嵌着した金具35のフラ
ンジ36に引つ掛かつて支持される一方、前端部
43はU字型の密封部材として絞り部分51と後
方部分91との間に挟まつて支持される。また、
ブーツ41の前端部43の抜止めおよびずれの防
止のため、後方シエル5の絞り部分51の後端は
内側に曲げられ、しかも、ブーツ41の前端部4
3の前面にはプラスチツク製の支持リング44お
よび弾性材料製の止めリング45が設けられてい
る。
この考案では、プランジヤ17を可動壁10に
対して相対的に前進させるとき、プランジヤ17
を正しく軸方向に移動させることができるように
したものであり、このために、以下の様に構成し
たものである。
対して相対的に前進させるとき、プランジヤ17
を正しく軸方向に移動させることができるように
したものであり、このために、以下の様に構成し
たものである。
すなわち、倍力装置1には、従来のようなキー
部材に代えて、ハブ部材9の前方部分92の外周
側部分に設けた一対の軸方向に設けた孔60(作
図の都合により第1図では一方の図示を省略して
いる。)に移動自在に密封部材61を介して嵌合
した可動の一対のピン部材62と、このピン部材
62の低圧室11側端部に組み付けた作動部材7
0とを用いている。ピン部材62の高圧室12側
端部にはゴム製のキヤツプ63が取り付けてあ
り、これにより後方シエル5に当接するようにさ
れている。また、第2図をも参照して説明する
と、ピン部材62と作動部材70との結合は、作
動部材70の一対の腕部71に設けた弾性変形可
能な一対の爪部72を、ピン部材62に設けた溝
64に嵌着して結合してあり、これによりピン部
材62と作動部材70とは一体となつて移動でき
るようになつている。作動部材70の中央部分
は、内孔13の前端部に移動自在に嵌合する円筒
状の筒状部74とされており、その内部には、前
方側から後方側に順に出力軸15の大径部15
1、力伝達部材であるラバーデイスク16、そし
て第3図に詳細形状を示す力伝達のための補助部
材81が配置され、外周には、カツプ型の密封部
材65が配置され作動部材70のフランジ部75
により支持されている。
部材に代えて、ハブ部材9の前方部分92の外周
側部分に設けた一対の軸方向に設けた孔60(作
図の都合により第1図では一方の図示を省略して
いる。)に移動自在に密封部材61を介して嵌合
した可動の一対のピン部材62と、このピン部材
62の低圧室11側端部に組み付けた作動部材7
0とを用いている。ピン部材62の高圧室12側
端部にはゴム製のキヤツプ63が取り付けてあ
り、これにより後方シエル5に当接するようにさ
れている。また、第2図をも参照して説明する
と、ピン部材62と作動部材70との結合は、作
動部材70の一対の腕部71に設けた弾性変形可
能な一対の爪部72を、ピン部材62に設けた溝
64に嵌着して結合してあり、これによりピン部
材62と作動部材70とは一体となつて移動でき
るようになつている。作動部材70の中央部分
は、内孔13の前端部に移動自在に嵌合する円筒
状の筒状部74とされており、その内部には、前
方側から後方側に順に出力軸15の大径部15
1、力伝達部材であるラバーデイスク16、そし
て第3図に詳細形状を示す力伝達のための補助部
材81が配置され、外周には、カツプ型の密封部
材65が配置され作動部材70のフランジ部75
により支持されている。
第3図を参照すると、補助部材81は前方側に
円環部82を主体としてもち、これから後方側に
一対の円弧状の突出部83が突出形成されてい
る。
円環部82を主体としてもち、これから後方側に
一対の円弧状の突出部83が突出形成されてい
る。
第1図に戻つて説明すると、補助部材81の突
出部83は、内孔13の最も径が小さい小孔部1
31の前方側肩部に当接するようにされていると
ともに、その内孔にプランジヤ17の前端部がラ
バーデイスク16に当接可能に嵌合している。ま
た、一対の突出部83間から作動部材70の後端
に形成した一対の内向き突部73が内方に向かつ
て延び、この突部73は、180゜の間隔をもつて、
プランジヤ17の前端部近傍に取り付けたCリン
グ型のストツパ85に後方側から係合可能に位置
付けられている。したがつて、プランジヤ17
は、そのストツパ85を作動部材70の突部73
に係合することにより可動壁10に対する相対的
後退限位置を規定されることになる。また、プラ
ンジヤ17は、その中間部の大径部分171を小
孔部131の後方肩部に当接させることにより可
動壁10に対する相対的前進限位置を規定される
ことになる。
出部83は、内孔13の最も径が小さい小孔部1
31の前方側肩部に当接するようにされていると
ともに、その内孔にプランジヤ17の前端部がラ
バーデイスク16に当接可能に嵌合している。ま
た、一対の突出部83間から作動部材70の後端
に形成した一対の内向き突部73が内方に向かつ
て延び、この突部73は、180゜の間隔をもつて、
プランジヤ17の前端部近傍に取り付けたCリン
グ型のストツパ85に後方側から係合可能に位置
付けられている。したがつて、プランジヤ17
は、そのストツパ85を作動部材70の突部73
に係合することにより可動壁10に対する相対的
後退限位置を規定されることになる。また、プラ
ンジヤ17は、その中間部の大径部分171を小
孔部131の後方肩部に当接させることにより可
動壁10に対する相対的前進限位置を規定される
ことになる。
このようなピン部材62および作動部材70
は、図示の非作動位置で、弁座22とポペツト弁
部材23との間がゼロとなるようにプランジヤ1
7を可動壁10に対して相対的に前進できるよう
に寸方付けられている。
は、図示の非作動位置で、弁座22とポペツト弁
部材23との間がゼロとなるようにプランジヤ1
7を可動壁10に対して相対的に前進できるよう
に寸方付けられている。
さて、この考案による倍力装置1においては、
ピン部材62と作動部材70とが相俟つてもつス
トツパ機能によつてプランジヤ17の後退限を少
し前進させることになり、それによつて非作動
時、ポペツト弁部材23は内外の両弁座21,2
2に共に着座するようになる。このことは、倍力
装置1自体における作動遊びが解消することを意
味する。
ピン部材62と作動部材70とが相俟つてもつス
トツパ機能によつてプランジヤ17の後退限を少
し前進させることになり、それによつて非作動
時、ポペツト弁部材23は内外の両弁座21,2
2に共に着座するようになる。このことは、倍力
装置1自体における作動遊びが解消することを意
味する。
そこで、図示しないペダルの踏込みにより入力
軸18を前進すれば、弁装置Bは直ちに差圧発生
位置に切り換わる。すると、可動壁10は差圧に
より予負荷ばね32の力に抗して前進し、出力軸
15は、ラバーデイスク16および補助部材81
を介して可動壁10の移動力と、ラバーデイスク
16およびプランジヤ17を介して入力軸18の
移動力(入力)を受け、両移動力の和である押圧
力により、図示しないマスタシリンダのピストン
を前進させ圧力を発生させる。そして、入力軸1
8の移動力(入力)と、ラバーデイスク16から
プランジヤ17に作用する反力とが釣り合うと、
弁装置Bは差圧保持位置に切り換わり、マスタシ
リンダにおける発生圧力が一定になる。
軸18を前進すれば、弁装置Bは直ちに差圧発生
位置に切り換わる。すると、可動壁10は差圧に
より予負荷ばね32の力に抗して前進し、出力軸
15は、ラバーデイスク16および補助部材81
を介して可動壁10の移動力と、ラバーデイスク
16およびプランジヤ17を介して入力軸18の
移動力(入力)を受け、両移動力の和である押圧
力により、図示しないマスタシリンダのピストン
を前進させ圧力を発生させる。そして、入力軸1
8の移動力(入力)と、ラバーデイスク16から
プランジヤ17に作用する反力とが釣り合うと、
弁装置Bは差圧保持位置に切り換わり、マスタシ
リンダにおける発生圧力が一定になる。
この間、ピン部材62と作動部材70とは、比
較的自由な状態になつているが、それらに作用す
る外力、すなわち、ピン部材62に作用する差圧
により前方へ向かつての付勢力を受け、さらに
は、作動中に生ずるラバーデイスク16の圧縮に
よつて作動部材70とラバーデイスク16との摩
擦接合力が増加し、これにより、作動部材70が
ラバーデイスク16と一体となつて移動しようと
するが、倍力装置1の作動に対して不具合は生じ
ない。
較的自由な状態になつているが、それらに作用す
る外力、すなわち、ピン部材62に作用する差圧
により前方へ向かつての付勢力を受け、さらに
は、作動中に生ずるラバーデイスク16の圧縮に
よつて作動部材70とラバーデイスク16との摩
擦接合力が増加し、これにより、作動部材70が
ラバーデイスク16と一体となつて移動しようと
するが、倍力装置1の作動に対して不具合は生じ
ない。
他方、その後ペダルの踏込みをやめると、入力
軸18が弁ばね24の力によつて後方に戻され
る。この後方への移動力は、プランジヤ17を後
退させてストツパ85と作動部材70の突部73
とを係合させるとともに作動部材70とピン部材
62とを後退させるように作用する。このとき、
ピン部材62と作動部材70は、プランジヤ17
の後退に応じて突部73が小孔部131の前方肩
部に当接するまで後退し、プランジヤ17は、ス
トツパ85、突部73を介して小孔部131の前
方肩部に当接する最大後退位置まで後退し、弁装
置Bを差圧解消位置へ切り換える。この切換え状
態は、低圧室11と高圧室12とが連通して差圧
が解消されることにより可動壁10が予負荷ばね
32の作用力で後方に移動し後方シエル5に当接
する直前まで接続される。したがつて、高圧室1
2の大気は充分に低圧室11側に移動し、さらに
は、外部圧力源である負圧源に充分に吸引され
る。その結果、両室11,12はほぼ同圧かつ充
分な真空圧となる。
軸18が弁ばね24の力によつて後方に戻され
る。この後方への移動力は、プランジヤ17を後
退させてストツパ85と作動部材70の突部73
とを係合させるとともに作動部材70とピン部材
62とを後退させるように作用する。このとき、
ピン部材62と作動部材70は、プランジヤ17
の後退に応じて突部73が小孔部131の前方肩
部に当接するまで後退し、プランジヤ17は、ス
トツパ85、突部73を介して小孔部131の前
方肩部に当接する最大後退位置まで後退し、弁装
置Bを差圧解消位置へ切り換える。この切換え状
態は、低圧室11と高圧室12とが連通して差圧
が解消されることにより可動壁10が予負荷ばね
32の作用力で後方に移動し後方シエル5に当接
する直前まで接続される。したがつて、高圧室1
2の大気は充分に低圧室11側に移動し、さらに
は、外部圧力源である負圧源に充分に吸引され
る。その結果、両室11,12はほぼ同圧かつ充
分な真空圧となる。
可動壁10が後方シエル5に当接する直前ピン
部材62の後端のキヤツプ63が後方シエル5に
当接し、可動壁10との一体的な後退をやめる。
この後可動壁10は後方シエル5に当接するまで
後退する。この後退によつてプランジヤ17自体
は作動部材70に係合して後退を停止しているこ
とと相俟つて、ポペツト弁部材23と弁座22と
の間の距離が減少してゆき、遂にはポペツト弁部
材23が両弁座21,22に着座する図示の状態
となるのである。
部材62の後端のキヤツプ63が後方シエル5に
当接し、可動壁10との一体的な後退をやめる。
この後可動壁10は後方シエル5に当接するまで
後退する。この後退によつてプランジヤ17自体
は作動部材70に係合して後退を停止しているこ
とと相俟つて、ポペツト弁部材23と弁座22と
の間の距離が減少してゆき、遂にはポペツト弁部
材23が両弁座21,22に着座する図示の状態
となるのである。
こうした一連の作動において、プランジヤ17
を移動させる際、ピン部材62が軸方向に移動
し、さらには、作動部材70の筒状部74が内孔
13に沿つて軸方向に移動するため、プランジヤ
17を内孔13内で倒すようなことがなく、弁装
置Bで不要に開弁することなどの欠点が解消され
ていることは明らかであろう。
を移動させる際、ピン部材62が軸方向に移動
し、さらには、作動部材70の筒状部74が内孔
13に沿つて軸方向に移動するため、プランジヤ
17を内孔13内で倒すようなことがなく、弁装
置Bで不要に開弁することなどの欠点が解消され
ていることは明らかであろう。
以上この考案を実施例に基づき具体的に説明し
たが、この考案は前記実施例に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可
能であることはいうまでもない。変更例を例示す
れば、次のとおりである。
たが、この考案は前記実施例に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可
能であることはいうまでもない。変更例を例示す
れば、次のとおりである。
(1) ピン部材62は、一対すなわち2個使用して
いるが1個だけでもよい。この場合、作動部材
70の筒状部74の案内との組合せで充分な効
果を期待できる。勿論、3個以上使用してもよ
いことは明らかであるが、構造簡略化の面では
2個以下が好ましい。
いるが1個だけでもよい。この場合、作動部材
70の筒状部74の案内との組合せで充分な効
果を期待できる。勿論、3個以上使用してもよ
いことは明らかであるが、構造簡略化の面では
2個以下が好ましい。
(2) プランジヤ17と作動部材70との係合は、
2個の突部73により行なつているが、3個
(120゜間隔)、4個(90゜間隔)でもよく、それ
以上でもよい。ただし、個数が少ないときには
等間隔に設けておけば好ましく、また、少なく
とも突部には充分な強度を持たせておく必要が
あることは勿論である。
2個の突部73により行なつているが、3個
(120゜間隔)、4個(90゜間隔)でもよく、それ
以上でもよい。ただし、個数が少ないときには
等間隔に設けておけば好ましく、また、少なく
とも突部には充分な強度を持たせておく必要が
あることは勿論である。
(3) ハブ部材9の小孔部131は、その前後の肩
部に各部材が繰り返し当接することになるの
で、強度補強用として金属製の保護リング等を
配置してもよい。
部に各部材が繰り返し当接することになるの
で、強度補強用として金属製の保護リング等を
配置してもよい。
(考案の効果)
以上のように、この考案によれば、可動壁10
を貫く軸部材62、および軸部材62に連結した
筒状の作動部材70を含む、新たな作動遊びを減
少する手段を備えているので、プランジヤ17を
正しく軸方向に移動させることができるという優
れた効果を得ることができる。
を貫く軸部材62、および軸部材62に連結した
筒状の作動部材70を含む、新たな作動遊びを減
少する手段を備えているので、プランジヤ17を
正しく軸方向に移動させることができるという優
れた効果を得ることができる。
第1図は、この考案の一実施例である倍力装置
の全体構成を示す側断面図、第2図は、第1図の
矢印Aで示される部分の矢視図、第3図は、第1
図の補助部材の詳細を示す図で、同図aは側断面
図、同図bは正面図、そして、第4図は、従来例
を示す側断面図である。 1……負圧式倍力装置、6……本体、10……
可動壁、13……内孔(弁孔)、15……出力軸
(出力部材)、16……ラバーデイスク(力伝達部
材)、17……プランジヤ、18……入力軸(入
力部材)、62……ピン部材(軸部材)、70……
作動部材、73……突部、74……筒状部(主体
部)。
の全体構成を示す側断面図、第2図は、第1図の
矢印Aで示される部分の矢視図、第3図は、第1
図の補助部材の詳細を示す図で、同図aは側断面
図、同図bは正面図、そして、第4図は、従来例
を示す側断面図である。 1……負圧式倍力装置、6……本体、10……
可動壁、13……内孔(弁孔)、15……出力軸
(出力部材)、16……ラバーデイスク(力伝達部
材)、17……プランジヤ、18……入力軸(入
力部材)、62……ピン部材(軸部材)、70……
作動部材、73……突部、74……筒状部(主体
部)。
Claims (1)
- 内部空間を形成した本体と、前記内部空間に移
動自在に挿入され前方に低圧室後方に高圧室を区
画する可動壁と、該可動壁の後方側に前記本体を
摺動自在に貫通して外部に突出する筒部と、該筒
部および前記可動壁を貫通して設けた弁孔と、該
弁孔に後方から嵌合した入力部材と、該入力部材
の前方端に取り付けたプランジヤと、該プランジ
ヤの後方端に設けた第1弁座と、前記弁孔の内壁
に設けた第2弁座と、前記両弁座に対向して前記
弁孔内に配設した弁部材と、前記弁孔に前方側か
ら嵌合した出力部材と、該出力部材と前記プラン
ジヤとの間に配置され前端側が出力部材に後端側
が前記可動壁およびプランジヤに各々当接可能な
力伝達部材とを備え、前記可動壁に対する入力部
材の相対的前進に応じて、前記弁部材と両弁座と
の関係を、前記低圧室と高圧室との差圧を解消、
保持、発生する位置に順次変化させ、外部圧力源
からの圧力を供給、排出するようにした気圧式倍
力装置において、前記可動壁を移動自在に貫通し
て非作動時に後方端が前記本体に当接可能な軸部
材と、該軸部材の前方端に設けられ前記弁孔の前
方端側に移動自在に嵌合する筒状の作動部材とを
設け、該作動部材は、前記出力部材が嵌合すると
ともに前記力伝達部材を収容する主体部と、この
主体部の後方端に設けられ前記プランジヤと係合
可能な突部とを有し、前記軸部材の前記可動壁に
対する所定以上の相対的前進に応じて前記プラン
ジヤを前進させるようにした気圧式倍力装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984032156U JPS60158959U (ja) | 1984-03-05 | 1984-03-05 | 気圧式倍力装置 |
US06/706,927 US4583446A (en) | 1984-03-05 | 1985-02-28 | Pneumatic booster |
GB08505449A GB2155132B (en) | 1984-03-05 | 1985-03-04 | Pneumatic booster |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984032156U JPS60158959U (ja) | 1984-03-05 | 1984-03-05 | 気圧式倍力装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60158959U JPS60158959U (ja) | 1985-10-22 |
JPH0345892Y2 true JPH0345892Y2 (ja) | 1991-09-27 |
Family
ID=12351057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984032156U Granted JPS60158959U (ja) | 1984-03-05 | 1984-03-05 | 気圧式倍力装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4583446A (ja) |
JP (1) | JPS60158959U (ja) |
GB (1) | GB2155132B (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3249242D2 (en) * | 1982-03-18 | 1984-10-18 | Erwin Ganner | Dismountable assembly device for two assembly elements |
JPS62170365U (ja) * | 1986-04-18 | 1987-10-29 | ||
DE3904641A1 (de) * | 1989-02-16 | 1990-08-23 | Teves Gmbh Alfred | Unterdruck-bremskraftverstaerker |
DE3913536A1 (de) * | 1989-04-25 | 1990-10-31 | Teves Gmbh Alfred | Bremskraftverstaerker, insbesondere fuer kraftfahrzeuge |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5675062U (ja) * | 1979-11-14 | 1981-06-19 | ||
JPS56143158U (ja) * | 1980-03-28 | 1981-10-28 | ||
JPS56149248A (en) * | 1980-04-21 | 1981-11-19 | Jidosha Kiki Co Ltd | Valve mechanism controller for brake booster |
JPS57107945A (en) * | 1980-12-26 | 1982-07-05 | Jidosha Kiki Co Ltd | Valve mechanism controller of brake force magnifier |
JPS6233651Y2 (ja) * | 1981-03-30 | 1987-08-28 |
-
1984
- 1984-03-05 JP JP1984032156U patent/JPS60158959U/ja active Granted
-
1985
- 1985-02-28 US US06/706,927 patent/US4583446A/en not_active Expired - Fee Related
- 1985-03-04 GB GB08505449A patent/GB2155132B/en not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4583446A (en) | 1986-04-22 |
GB2155132A (en) | 1985-09-18 |
JPS60158959U (ja) | 1985-10-22 |
GB8505449D0 (en) | 1985-04-03 |
GB2155132B (en) | 1987-10-07 |
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