JPH034572Y2 - - Google Patents

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JPH034572Y2
JPH034572Y2 JP15614685U JP15614685U JPH034572Y2 JP H034572 Y2 JPH034572 Y2 JP H034572Y2 JP 15614685 U JP15614685 U JP 15614685U JP 15614685 U JP15614685 U JP 15614685U JP H034572 Y2 JPH034572 Y2 JP H034572Y2
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JP
Japan
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pillar
center pillar
ring
seat belt
collapsible
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JP15614685U
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  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車室の上部が解放されるオープント
ツプ形式の自動車の車体構造に関し、詳しくは、
シートベルトの途中を支持するスルーリングの取
付構造の改良に関する。
(従来の技術) 従来より、オープントツプ形式の自動車とし
て、例えば英国公開特許出願第2086316号に開示
されるように、車体両側壁間に門形状の可倒ピラ
ーを起立した状態からその両脚端部を中心として
車体後方へ傾倒可能に設け、該可倒ピラー頂部と
フロントウインド頂部との間にルーフパネルを取
外し可能に掛け渡す一方、上記可倒ピラー後方の
車室上部を幌によつて覆い、かつ該幌を可倒ピラ
ーの車体後方への傾倒により車体後部の収納部に
折り畳んで収納し得るように構成したものは知ら
れている。
一方、自動車においては、通常、前部座席用シ
ートベルトの途中を支持するスルーリングは、前
部座席の後方に位置するセンタピラーの上部(車
体のルーフ部近傍)側面に取付けられており、ま
た、シートベルトを巻き取るリトラクタは上記セ
ンタピラーの下部(車体のフロアの近傍)側面に
取付けられている(実開昭58−79456号公報等参
照)。この場合、シートベルトの使用時には、リ
トラクタからセンタピラー側面に沿つて上方に引
き出されたシートベルトは、スルーリングを通し
て前方下向きに折り返されるので、該スルーリン
グで捩れたりすることはない。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上述のオープントツプ形式の自動車
では、センタピラーが可倒ピラーの下側で上下方
向に延びているだけであるため、その上部側面に
スルーリングを取付けた場合、シートベルトの使
用時には、リトラクタからセンタピラー側面に沿
つて上方に引き出されたシートベルトは、スルー
リングを通して前方上向きに折り返されるので、
該スルーリングで捩れを生じ、シートベルトの引
出し等がスムーズに行うことができなくなるとい
う問題があつた。
そこで、このような問題を解決するために、セ
ンタピラーの上部側面に水平面部を有する取付ブ
ラケツトを固定し、該取付ブラケツトの水平面部
上にスルーリングを取付けて、リトラクタから引
き出されたシートベルトが、スルーリングを通る
前の段階でセンタピラー側面に沿う状態から予め
前方に向いて延び、スルーリングでは捩れずに折
り返されるようにすることが考えられる。しか
し、この場合、取付ブラケツトという別個の部材
を必要とするので、その分コスト的に高くなると
ともに、組付作業が煩雑になるという不具合があ
る。
本考案はかかる諸点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、特に、上述の取付
ブラケツトの如き別個の部材を用いることなく、
スルーリングの取付構造を改良して、シートベル
トの捩れを防止せんとするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案の解決手段
は、車体両側壁間に起立した状態から車体後方へ
傾倒可能に設けられた門形状の可倒ピラーと、該
可倒ピラー後方の車室上部を覆いかつ可倒ピラー
の車体後方への傾倒により車体後部の収納部に折
り畳んで収納される幌とを備えたオープントツプ
形式の自動車において、次のような構成にしたも
のである。すなわち、上記可倒ピラーの脚部は、
その下側で上下方向に延びる閉断面状のセンタピ
ラーに支持されており、該センタピラーの上端は
水平面に形成され、該水平面にはシートベルトの
途中を支持するスルーリングが取付けられる構成
とする。
(作用) 上記の構成により、本考案では、センタピラー
上端に形成した水平面にスルーリングが取付けら
れていることによつて、別個の部材を要すること
がなく、センタピラー下部側面のリトラクタから
引き出されたシートベルトを、スルーリングを通
る前の段階でセンタピラー側面に沿う状態から予
め前方に向いて上方に延びるようにすることがで
き、スルーリングでシートベルトが捩れるのを防
止できることになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図および第2図は本考案の実施例に係るオ
ープントツプ形式の自動車を示し、1は車体、2
はフロントウインド、3はサイドドア、4はサイ
ドドア3の後部近傍に配設された門形状の可倒ピ
ラーであつて、該可倒ピラー4は、その左右両脚
部先端がそれぞれ支軸5,5を介して車体1側壁
に連結支持されていて、サイドドア3の後部近傍
で起立した状態から上記支軸5,5を中心として
車体後方へ傾倒可能に設けられている。
また、6は上記の起立状態にある可倒ピラー4
の頂部とフロントウインド2の頂部との間に脱着
可能に取付けられたルーフパネル、7は上記可倒
ピラー4後方の車室上部を覆う幌であつて、該幌
7は、その周縁部が可倒ピラー4および車体1の
収納部8周辺に固定されていて、車室上部を覆つ
て張られた位置(第1図に相当)と、可倒ピラー
4の車体後方への傾倒により該可倒ピラー4と共
に車体後部に形成された収納部8に折り畳んで収
納される位置(第2図に相当)とに位置付けられ
るように設けられている。
第3図は上記収納部8付近の車体構造(後部車
体構造)を示し、11は車体1のフロア部を構成
するフロアパネルであつて、該フロアパネル11
の後部側にはスペアタイヤ12を格納するタイヤ
格納室13が形成されている。該タイヤ格納室1
3はトランクルーム14に連通している一方、タ
イヤ格納室13の上部はカバー部材15により覆
われ、該カバー部材15上に収納部8が形成され
ている。また、16は車体1の側壁外面を構成す
るリヤフエンダ、17は車体1の側壁内面を構成
するクオータパネルであつて、該クオータパネル
17の下部には車体内側に膨出するタイヤハウス
18が形成されている。
そして、第4図ないし第6図にも示すように、
上記クオータパネル17の前部内面にはピラーイ
ンナパネル19が接合され、このピラーインナパ
ネル19とクオータパネル17とで上下方向に延
びる閉断面状のセンタピラー20が構成されてい
る。上記センタピラー20は、上記可倒ピラー4
の脚部下側に位置し、ピラーインナパネル19に
固定したブラケツト21に可倒ピラー4の脚部先
端の支軸5が取付けられていて、上記ブラケツト
21を介して可倒ピラー4を支持するようになつ
ている。
上記センタピラー20の上端はプレート22に
より水平面23に形成されており、上記プレート
22は、センタピラー20の構成部材たるピラー
インナパネル19およびクオータパネル17に接
合され、またクオータパネル17の車外側に位置
するリヤフエンダ16にも接合されている。そし
て、上記センタピラー20上端の水平面23上に
はシートベルト24の途中を支持するスルーリン
グ25が締付ボルト26により水平揺動可能に取
付けられており、また、センタピラー20の下部
内側面(ピラーインナパネル19)には上記シー
トベルト24を巻き取るリトラクタ27が取付け
られている。
尚、第5図中の28はセンタピラー20の外側
面(クオータパネル17)に接合されたピラーレ
インフオースメントであり、また、第6図中の2
9はセンタピラー20上端のスルーリング25取
付部を補強するためのアンカープレートである。
したがつて、上記実施例においては、センタピ
ラー20の上端を水平面23に形成し、該水平面
23上にシートベルト24の途中を支持するスル
ーリング25を取付けたことにより、シートベル
ト24の使用時、センタピラー20の下部内側面
に取付けたリトラクタ27から引き出されたシー
トベルト24は、第4図に示す如く上記スルーリ
ング25を通る前の段階でセンタピラー20の内
側面に沿う状態から予め前方に向いて上方に延び
るようになるので、スルーリング25において前
方上向きに折り返されても捩れを生じたりするこ
とはなく、シートベルト24の引出しおよび巻き
取りをスムーズに行うことができる。
しかも、上記スルーリング25を取付けるに当
つては、センタピラー20の上端自体を、その開
口を閉塞するプレート22により水平面23に形
成し、該水平面23上に取付けたものであり、水
平面部を有する別個の部材を必要としないので、
部品点数を少なくすることができ、コスト面およ
び組付作業性の面において容易に実施することが
できる。
尚、上記実施例では、センタピラー20の上端
に、水平面23を形成して開口を閉塞して水平面
23を形成するプレート22を別に設けたが、こ
のプレート22は、ピラーインナパネル19と一
体に形成するようにしてもよいのは勿論である。
(考案の効果) 以上の如く、本考案におけるオープントツプ形
式の自動車の車体構造によれば、可倒ピラーの脚
部を支持するセンタピラーの上端が水平面に形成
され、該水平面にシートベルトの途中を支持する
スルーリングが取付けられていることによつて、
センタピラー下部側面のリトラクタから引き出さ
れたシートベルトを、スルーリングを通る前の段
階でセンタピラー側面に沿う状態から予め前方に
向いて上方に延びるようにすることができるの
で、シートベルトがスルーリングで前方上向きに
折り返されても捩れを生じることはなく、シート
ベルトの引出しおよび巻き取りをスムーズに行う
ことができる。しかも、上記スルーリングを取付
けるための特別のブラケツト部材等を必要としな
いので、コスト面および組付作業性の面において
容易に実施することができ、実施上有効なもので
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図お
よび第2図はオープントツプ形式の自動車の斜視
図であつて、第1図は幌を張つた状態を示し、第
2図は幌を収納部に収納した状態を示す。第3図
は上記自動車の後部車体構造を示す斜視図、第4
図はセンタピラー付近の構造を示す斜視図、第5
図および第6図はそれぞれ第4図の−線およ
び−線における断面図である。 4…可倒ピラー、7…幌、8…収納部、20…
センタピラー、23…水平面、24…シートベル
ト、25…スルーリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体両側壁間に起立した状態から車体後方へ傾
    倒可能に設けられた門形状の可倒ピラーと、該可
    倒ピラー後方の車室上部を覆いかつ可倒ピラーの
    車体後方への傾倒により車体後部の収納部に折り
    畳んで収納される幌とを備えたオープントツプ形
    式の自動車において、上記可倒ピラーの脚部は、
    その下側で上下方向に延びる閉断面状のセンタピ
    ラーに支持されており、該センタピラーの上端は
    水平面に形成され、該水平面にはシートベルトの
    途中を支持するスルーリングが取付けられている
    ことを特徴とする自動車の車体構造。
JP15614685U 1985-10-11 1985-10-11 Expired JPH034572Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15614685U JPH034572Y2 (ja) 1985-10-11 1985-10-11

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15614685U JPH034572Y2 (ja) 1985-10-11 1985-10-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6262526U JPS6262526U (ja) 1987-04-18
JPH034572Y2 true JPH034572Y2 (ja) 1991-02-06

Family

ID=31077493

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JP15614685U Expired JPH034572Y2 (ja) 1985-10-11 1985-10-11

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JPS6262526U (ja) 1987-04-18

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