JPH0345711Y2 - - Google Patents

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JPH0345711Y2
JPH0345711Y2 JP1988152413U JP15241388U JPH0345711Y2 JP H0345711 Y2 JPH0345711 Y2 JP H0345711Y2 JP 1988152413 U JP1988152413 U JP 1988152413U JP 15241388 U JP15241388 U JP 15241388U JP H0345711 Y2 JPH0345711 Y2 JP H0345711Y2
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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、長期間寝たきりの病人などに起きる
血行障害などを原因とする床擦れを防止できる床
擦れ防止ベツドに関する。
〔従来の技術〕
近年、生活環境の向上にともない、寝具として
クツシヨン性および床擦れ防止性に優れたウオー
ターベツドが多用されるようになつてきた。
このようなウオーターベツドが、水の流動性あ
るいはスプリング効果に着目して開発された歴史
は古く、以来、材料の進歩あるいは製造方法の進
歩にともなつて意匠的にも機能的にも優れたもの
が数多く市場に登場するようになつたものの、重
量的には従来のウオーターベツド中には200〜300
Kgの多量の水が必要とされている。
なお、近年、看護用ベツドとして病人が食事な
どの際に無理なく上半身を起き上げることができ
るようにギヤジベツドと称されるベツドの頭部側
が上傾斜するものが一般使用されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、従来のウオーターベツドは、このよ
うに多量の水を収納させるため、このベツド内へ
の注排水操作に時間がかかつて面倒であるととも
に、前述したような大重量となるため、例えばベ
ツドの移動などに大変な労力が必要となり、また
ベツドの多少の傾向で水が低部位に移動して上部
での水の保存が困難となり、ウオーターベツド本
来の機能が損なわれてしまい、例えばギヤジベツ
ドに採用しても傾斜できないものである。
本考案は、このような従来技術を背景になされ
たもので、ベツドの軽量化ができ、また収納され
る水の注排水も不要な床擦れ防止ベツドを提供す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、緩衝材からなり、かつ表面がフレン
チパイルカバーで被覆されたベツド本体の上面の
少なくとも頭部側に、部分マツトからなるマツト
部材を載置させ、また該部分マツトは、少なくと
も緩衝材層と内部に含水ゲル状物を収納するゲル
状物質とを順次積層させ、かつこれらの緩衝材層
とゲル状物質を布カバーで被装させるとともに、
布カバーの下面に前記フレンチパイルカバーの表
面に形成されたパイル状の起伏物に係止可能な雄
型面フアスナーが取りつけられた構造を有し、ベ
ツド本体と部分マツトとが一体に係合されている
ことを特徴とする床擦れ防止ベツドを提供するも
のである。
〔作用〕
本考案では、まずゲル状物層内には収納容積に
対して水量比率が少ない含水ゲル状物を収納して
床擦れ防止ベツドを形成させ、そののちこのベツ
ド上に使用者が寝るとゲル状物層を主にマツト部
材およびベツド本体でこの使用者の体になじみ、
局部にかかる体圧を分散し、これにより床擦れを
防止させることができる。
また、ゲル状物層内には含水ゲル状物が収納さ
れているため、収納される水の注排水が不要とな
るとともに、この含水ゲル状物は小容量で応力分
散効果が得られるためベツドの軽量化ができ、例
えばこのものをギヤジベツドに採用した場合、ベ
ツドの頭部側を上傾斜させる際に水が低部位に移
動することなく低労力で容易にこれを行うことが
できる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照して具体的
に説明するが、本考案はこの実施例に限定される
ものではない。
なお、この実施例を述べるにあたつて、3枚の
マツト部材を有する床擦れ防止ベツドを例にと
る。
本考案の実施例の床擦れ防止ベツドは、第1図
および第2図に示すように、ウレタンフオーム
(緩衝材)Uからなるベツド本体10の上面10
aにマツト部材20を載置させたものである。
前記ウレタンフオームUは、ベツド本体10の
本体となるもので、このベツド本体10にベツド
基台としての適度な弾性を与えることができる硬
度を有するものが使用されている。
なお、このベツド本体10の本体となるものの
素材としては、このウレタンフオームUに限定さ
せなくとも、例えばポリエチレンフオーム、ポリ
プレピレンフオーム、ポリスチレン、ポリ塩化ビ
ニルフオームなどの他の発泡合成樹脂、織布、不
織布、編布などの緩衝材として使用できる素材で
あればどのようなものでも使用できる。
また、このベツド本体10の形状は、全体が所
定厚みを有する平坦なマツト状体で、ウレタンフ
オームUからなり、かつこの上面10aの全周縁
部に一定高さに隆起する周縁部11が一体形成さ
れているが、必ずしもこの周縁部11は必要では
なく、単なる平坦なものやその他の形状のベツド
本体10であつてもかまわない。
さらに、この実施例のベツド本体10は、この
うな形状のウレタンフオームUに後述する雄型面
フアスナー30と掛止可能なパイル状の起伏物を
全表面に有するフレンチパイルカバー12を被せ
たものである。
前記マツト部材20は、このベツド本体10の
周縁部11内にほぼこの周縁部11と高さを揃え
て収納されたマツト状の部材で、またこの実施例
のマツト部材20は3枚の部分マツト21,2
2,23を並列配置させているが、そのほか任意
枚数の部分マツトからなるものでかまわない。
また、前記部分マツト21,22,23は、少
なくとも緩衝材層211,221,231と、内
部に第3図に示す含水ゲル状物Gを収納する第1
図および第2図に示すゲル状物層212,22
2,232とを順次積層させた構造を有するもの
で、これらを積層させることでいわゆるウオータ
ーベツドの底着き感を解消させ、クツシヨン性、
身体への密着性を増加させ、ゲル自体が持つ体圧
均等化を充分に引き出すことができる。
これらの緩衝材層211,221,231は、
部分マツト21,22,23の基台となるもの
で、この実施例では前記ベツド本体10に使用さ
れるウレタンフオームUと同様の素材が使用され
ているが、そのほかこのウレタンフオームUと同
様に他の例えばポリエチレンフオームなどの発泡
合成樹脂、織布、不織布、編布などの緩衝材とし
て使用できるものが使用できる。
なお、この実施例におけるこれらの緩衝材層2
11,221,231の厚みは、20mmに設定され
ている。
また、これらのゲル状物層212,222,2
32は、内部収納される第3図に示す含水ゲル状
物Gと、これを浸透させない高分子樹脂皮膜から
なるゲル状物収納袋Bとからなる。
この含水ゲル状物Gは、柔軟性、クツシヨン性
および応力散性に優れたもので、この含水ゲル状
物Gとしては、例えばウレタン樹脂含水ゲル状物
が使用でき、そのほか例えばポリビニルアルコー
ル系、ポリアクリル酸系、イソブチレン・無水マ
レイン酸系などの水溶性ポリマーを用いた含水ゲ
ルが使用できる。
これらのゲル状物収納袋Bの素材である高分子
樹脂皮膜としては、防湿、防水、保形のためにポ
リウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体などの合成樹脂フイ
ルムで作つた皮膜が好ましく、またこれらのゲル
状物収納袋Bは、第3図に示すように緩衝材層2
11,212,231側に配置される比較的厚め
で固くモジユラスの高い底面B1と、この底面B
1上に配置される比較的薄めで伸縮性に富んだモ
ジユラスの低い容器状の上面B2とからなるもの
である。
なお、この実施例におけるこれらのゲル状物層
212,222,232の具体的な製造は、これ
らの上面B2を図示しない成形枠中にセツトさ
せ、そののちこれらの内部に含水ゲル状物Gを注
入してゲル反応させることでこれらの上面B2と
一体化させる。
そののち、この含水ゲル状物Gのゲル反応の終
了後に、この上面B2の裏面に底面B1を当てが
い、これらの底面B1と上面B2とを接合させて
含水ゲル状物Gが密封されたゲル状物収納袋Bを
形成させるものである。なお、これらの底面B1
と上面B2との接合は、糊、高周波ウエルダーま
たは熱風などにより行うことができる。
このような構造をなすことで、内部収納される
含水ゲル状物Gの持つ衝撃吸収性および柔軟性を
損なうことなく、この含水ゲル状物Gを収納する
ゲル状物収納袋Bを製造させることができる。
なお、この実施例における第2図に示すこれら
のゲル状物層212,222,232の厚みは20
mmに設定されている。
また、これらの緩衝材層211,221,23
1およびゲル状物層212,222,232は、
それぞれを必要に応じて接着剤を使用して積層さ
せたのちに布カバー213,223,233で被
装させており、またこれらの布カバー213,2
23,233の下面すなわちベツド本体10側の
面には、前記フレンチパイルカバー12の表面に
形成されたパイル状の起伏物に掛止可能な雄型面
フアスナー30が取り付けられ、これらの各雄型
面フアスナー30とフレンチパイルカバー12と
を掛止させることで、それぞれの部分マツト2
1,22,23をベツド本体10に取り付けてい
る。
さらに、この実施例におけるこれらの部分マツ
ト21,22,23の重量はそれぞれ約12Kgで、
ベツド全体分で約36Kgとなつており、従来品の場
合の約100〜200Kgに比較してはるかに軽量になつ
ている。
次に、この実施例の床擦れ防止ベツドの使用に
あたつては、このベツド上に使用者が寝るとゲル
状物層212,222,232を主にマツト部材
20およびベツド本体10でこの使用者の体にな
じみ、局部にかかる体圧を分散し、これにより床
擦れを防止させることができる。
また、これらのゲル状物層212,222,2
32内には各々含水ゲル状物Gが収納されている
ため、収納される水の注排水が不要となるととも
に、この含水ゲル状物Gは容積に対して水量の比
率が少ないためベツドの軽量化ができ、このため
例えばこのものをギヤジベツドに採用した場合、
ベツドの頭部側を上傾斜させる際に水が低部位に
移動せず形状保存ができ、かつ低労力で容易にこ
れを行うことができる。
以上説明してきたように、本考案の実施例の床
擦れ防止ベツドは、部分マツト21,22,23
は、少なくとも緩衝材層211,221,231
と、内部に含水ゲル状物Gを収納するゲル状物層
212,222,232とを順次積層させた構造
を有するもので、これらを積層させることでいわ
ゆるウオーターベツドの底着き感を解消させ、ク
ツシヨン性、身体への密着性を増加させ、ゲル自
体が持つ体圧均等化を充分に引き出すことがで
き、従つてベツドの軽量化ができ、また収納され
る水の注排水が不要となり、しかも例えばこのも
のをギヤジベツドに採用した場合、ベツドの頭部
側を上傾斜させる際に低部位への水の移動を防ぐ
ことができ、しかも低労力で容易にこれを行うこ
とができる。
以上、本考案の実施例を説明したが、本考案は
これに限定されるものではなく、要旨を逸脱しな
い範囲での設計変更などがあつても本考案に含ま
れる。
例えば、実施例では、3枚のマツト部材を有す
る床擦れ防止ベツドを例にとつたが、これに限定
させなくとも、そのほか適宜枚数のマツト部材か
らなるものでもよい。
また、本考案のマツト部材を例えばギヤジベツ
ドに採用させたような場合、少なくとも立ち上げ
られる頭部側のマツト部材を本考案のものにな
し、かつその他を従来のウオーターベツド用のマ
ツトとなせば、同様にこのギヤジベツドの操作が
容易になり、かつ効果は多少減少するもののベツ
ドの軽量化などの本考案の効果をも得られるもの
である。
〔考案の効果〕
本考案は、このようなものであるため、ベツド
の軽量化ができるという効果が得られ、また収納
される水の注排水も不要となるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の床擦れ防止ベツドの
全体斜視図、第2図は第1図の−拡大断面
図、第3図はこの実施例に使用されるゲル状物層
の部分拡大断面図である。 U:ウレタンフオーム、G:含水ゲル状物、1
0:ベツド本体、10a:上面、20:マツト部
材、21,22,23:部分マツト、211,2
21,231:緩衝材層、212,222,23
2:ゲル状物層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 緩衝材からなり、かつ表面がフレンチパイルカ
    バーで被覆されたベツド本体の上面の少なくとも
    頭部側に、部分マツトからなるマツト部材を載置
    させ、また該部分マツトは、少なくとも緩衝材層
    と内部に含水ゲル状物を収納するゲル状物質とを
    順次積層させ、かつこれらの緩衝材層とゲル状物
    質を布カバーで被装させるとともに、布カバーの
    下面に前記フレンチパイルカバーの表面に形成さ
    れたパイル状の起伏物に係止可能な雄型面フアス
    ナーが取りつけられた構造を有し、ベツド本体と
    部分マツトとが一体に係合されていることを特徴
    とする床擦れ防止ベツド。
JP1988152413U 1988-11-25 1988-11-25 Expired JPH0345711Y2 (ja)

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