JPH0345703Y2 - - Google Patents

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JPH0345703Y2
JPH0345703Y2 JP1986118461U JP11846186U JPH0345703Y2 JP H0345703 Y2 JPH0345703 Y2 JP H0345703Y2 JP 1986118461 U JP1986118461 U JP 1986118461U JP 11846186 U JP11846186 U JP 11846186U JP H0345703 Y2 JPH0345703 Y2 JP H0345703Y2
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JP
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water
urine
water absorption
diaper
absorbing
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JP1986118461U
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  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は放尿排便時、膨張可能な尿受入部をも
つ使い捨ておむつに係わり、更に詳しくは、放尿
された尿を吸水/保水する部分が、放尿された尿
を吸収した時のみ肌側と反対側の外部へ膨張する
ようにした使い捨ておむつに関する。
〈従来の技術〉 周知の通り、寝たきり老人等の放尿を吸収する
為のものとして紙おむつが広く用いられている。
従来、このような老人等の放尿を吸収する為のも
のとしては、特開昭59−25741号公報にて提案さ
れている「失禁プロテクタまたはおむつ」や、特
公昭61−20642号公報にて提案されている「つか
いすておむつ」等が知られている。
このような紙おむつの一般的な構成は、肌側に
接する透水性の不織布と、外側に位置する防水シ
ート地の間に吸水帯を配設した構成である。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記構造の紙おむつは長い実績を有し、幾つか
の良い点を有しているものであるが、次の問題点
も有している。
即ち放尿した尿を紙おむつの吸水帯より水平
方向に吸収、拡散せしめて吸水/保水することを
主機能としているので、放尿した尿が紙おむつの
広い面に広がり、着用者にとつては湿潤感が大き
く、不快である点は否定できない。
上記の点に関連し、水平方向の広がりによ
つて吸水/保水しようとするので、比較的吸水帯
を水平方向に大きく広げようとするので、紙おむ
つ全体の水平面的な面積が大きくならざるを得
ず、これが為に紙おむつが嵩張り、保管及び輸送
並びに使用した後の始末が意外と大変である。
又上記の点に関連して、看護人が行う装着
及び脱着作業が大変である。そこで、これら〜
を解決すべく、放尿された尿をおむつの水平方
向のみならず、おむつの面に対して垂直方向へ吸
収すべく、吸水帯を厚くすることが考えられるけ
れども、厚くすると使用前、装着時等の段階で取
扱いが大変である。かつ放尿前から厚手なので、
装着者の違和感が大きくなる等のような不都合が
あるので、おむつの面に対して垂直方向へ吸収さ
せるのにも限界があつた。
本考案は上述の問題点に鑑み、使用前及び装着
後非放尿時においては膨張することなく取扱い易
いと共に装着時に違和感のない所定の薄さに保た
れているも、放尿時においては外方へ容易に膨張
し、放尿された尿をおむつの面に対して垂直方向
へ十分吸収することができる放尿排便時膨張可能
な尿受入部をもつ使い捨ておむつを提供すること
を目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成する為に本考案は次の技術的手
段を有する。即ち実施例に対応する添付図面中の
符号を用いてこれを説明すると、本考案は透水可
能な薄いシートで形成される、一側肌当接面1
と、防水可能な材料を主材とする他側の外側面2
を互いに面状に合わせてシールすることによつ
て、それらの間に吸水空間6が形成され、この吸
水空間6内に吸水紙、粉砕パルプ、高分子吸水材
等の吸水帯7が収容されている使い捨ておむつに
おいて、上記外側面2に凸部9や凹部10を形成
して蛇腹状部分を構成するとともに、上記蛇腹状
部分に吸水帯7を配設し、上記吸水帯7が尿に吸
水される前はやや突出した程度であるものの、上
記尿が吸収された後には、その吸水容量に応じて
膨張し外方へ大きく突出する尿受入部8を設けた
ことを特徴とする放尿排便時膨張可能な尿受入部
をもつ使い捨ておむつである。
〈作用〉 上記構成より成るので、使用前及び装着後にお
ける非放尿時においては、外側面2に一体的に形
成された尿受入部8は通常の平たい態様をなして
いる。ところが、放尿されると、その尿は吸水帯
7中に吸水され、その結果、尿受入部8に溜ま
り、その溜まり量に応じて上記吸水帯7は外方へ
膨張する。この場合、上記尿受入部8が凸部9や
凹部10を有する蛇腹状に形成されているので、
上記吸水帯7の外方への膨張が容易に行われるよ
うになり、上記尿をおむつの面に対して垂直方向
へ十分吸収して保水することができるようにな
る。
〈実施例〉 次に、添付図面に従い本考案の好適な実施例を
詳述する。
図において、1は透水可能な薄いシートで形成
された肌当接面を示し、2は防水可能な外側面を
示している。これら肌当接面1と外側面2は、
各々その平面形状が、左右側面3,4が中央側に
湾状に凹んだ形状を成している。
そして、上記薄いシートで形成された肌当接面
1の材料は透水性であつて、ソフトな感じを成
し、肌への接触性が良いものでありかつ外側面2
となじむ材料であるならばいずれをも選択できる
が、この例では、透水、通気性可能な連続気泡仕
上げの発泡体を用いたものを示している。更に、
外側面2に関しても、防水性、軽量性に富み、肌
当接面1となじみ、かつ後述する尿受入部が形成
できるものならばいずれの材料を用いてもよい
が、この例では独立気泡仕上げの発泡体を主材と
したものを用いてある。
そして、上記肌当接面1と外側面2は互いに面
状に合わされ、周縁5をヒートシールされている
ものであつて、この結果、両者の間に吸水空間6
が形成され、この吸水空間6中に吸水帯7が収容
されているものである。この吸水帯7は、吸水
紙、粉砕パルプ、高分子吸水材等より成るもので
ある。
本考案はこのようなおむつにおいて、首記した
目的を達成する為に、次のようにしたものであ
る。即ち、第4図の断面図に示すように、放尿時
の尿を受け入れて外方へ膨張する尿受入部8を上
記外側面2に形成する。この尿受入部8は外側面
2の略全体にわたつて形成するもので、凸部9や
凹部10を形成することにより全体を蛇腹構造と
する。このような蛇腹構造は、独立気泡仕上げの
発泡体を用いて上記外側面2を成型加工する時
に、凸部9や凹部10が予め形成されるように成
型することにより、容易に形成することができ
る。
なお、上記凸部9や凹部10は、第4図にはそ
れぞれ一個ずつしか示していないが、これらを形
成する数や分布態様によつて尿受入部8の外方へ
の膨張度合いが異なるようになるので、上記凸部
9や凹部10は製品の要求に応じて適宜増減して
製造するようにするのがよい。
このように、本実施例の使い捨ておむつは、放
尿時に外方へ突出した状態となるように膨張する
尿受入部8を一体的に形成しているので、尿は水
平方向に拡散しつつ、外方へ吸収されるようにな
る。即ち、尿を立体的に吸収することができるの
で、おむつ全体を比較的小さくコンパクトにまと
めることができる。この為、運搬や保管時に嵩張
ることもなく、取扱が非常に容易になるととも
に、また使用時に於ける看護人等の取扱いが容易
となる。
このように全体や比較的小さく形成されたおむ
つを老人等の身体に装着する為に、このおむつの
四角A,B,C,Dには取付帯11a,11b,
11c,11dを取り付けている。この取付帯1
1a,11b,11c,11dを取り付けるに
は、先ず加工段階で、第1図に示すように、取付
帯11a,11cが一連につながつたものをおむ
つの角AC間に接着又は縫着により取り付け、他
方の取付帯11bと11dが一連につながつたも
のをおむつの他方の角BD間に接着又は縫着によ
り取り付ける。
次いで、切離線12と13とを切り離す。この
後、第3図に示す如く、この取付帯11a,11
b,11cと11d各々を折り返す。この図の例
では、取付帯11c,11dを身体の胴周りに掛
け回して互いに面フアスナー14で止め、取付帯
11aと11bを各々取付帯11cと11dに対
して面フアスナー15,16で止めるようにした
例を示してある。このような取付帯を用いた場
合、従来のようにおむつカバーを用いることなく
身体に装着できる利点がある。
更に、このおむつの湾状に凹んだ部分3,4に
はゴム17が通され、該部分を収縮せしめてい
る。これにより収縮した部分の間に、このおむつ
を身体に装着した時の通気空間18が区画される
ものである。
次に、上記構成に基づきこのおむつの使用例を
説明する。先ず、取付帯11cと11dを装着者
の胴周りに掛け回し、次いで面フアスナー14で
止める。次に、面フアスナー15,16を用いて
他方の取付帯11a,11bを取付帯11cと1
1dに取り付ける。これにより、このおむつを身
体の股間に取り付けることができる。
このようにして取り付けた状態において、非放
尿時は、上記尿受入部8は何等外方へ膨張してい
ない。それ故に装着時の違和感は全くない。
ここで、今放尿したとすると、その尿は吸水帯
7中に吸水されていく。かつ吸水された時、吸水
帯中の高分子吸収剤が水分吸収によりその容積を
増す。これにより、尿受入部8が外方へ膨張する
わけであるが、本実施例のおむつは凹部10や凸
部9が形成されている蛇腹構造を有している。こ
のため、尿受入部8が外方へ膨張する際には上記
凹部10や凸部9が外方へ容易に伸び、尿受入部
8は全体として外方へカツプ状に膨らむ。この状
態を示したのが、第6図である。この図から明ら
かなように、尿Wは膨らんだこの尿受入部8内に
主として溜まるものである。
かつこの身体への装着時において、おむつのゴ
ムバンド17が通された部分には、収縮された間
に通気空間18が形成されるので、そこを通つて
空気が出入りするので、おむつ装着時のムノ等が
効果的に防止されるものである。
〈考案の効果〉 以上詳述した如く本考案によれば使用前、及び
装着後非放尿時においては膨張することなく取扱
い易いと共に装着者に違和感のない所定の薄さに
保たれているも、放尿時においては尿受入部8が
外方へ容易に膨張することができる。これによ
り、放尿された尿をおむつの面方向のみならず、
上記おむつの面に対して垂直な方向へも十分に吸
収することができ、その吸水/保水機能を完全に
発揮できるおむつを提供できる。従つて、水平面
的な面積を比較的小さくすることができ、装着者
の不快感も少なく、嵩張ることのない結果、使用
後における看護人等の取扱いも容易なるおむつを
提供できる。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の実施例を示し、第1図は、
バンド切離し前の肌当接面側からみた斜視図、第
2図は、バンド切離し前の外側面からみた斜視
図、第3図は、バンド切離し後の肌当接面側から
みた斜視図、第4図は、第3図A−A′線に沿う
断面図、第5図は、第3図B−B′線に沿う断面
図、第6図は、放尿された尿を吸水/保水して膨
らんだ状態を示した断面図、第7図は、吸水/保
水して膨らんだ状態であつて装着者が立つている
ところの場合の図をしめしている。 図中、1……肌当接面、2……外側面、6……
吸水空間、7……吸水帯、8……尿受入部、9…
…凸部、10……凹部である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 透水可能な薄いシートで形成される、一側肌当
    接面1と、防水可能な材料を主材とする他側の外
    側面2とを互いに面状に合わせてシールすること
    によつて、これらの間に吸水空間6が形成され、
    この吸水空間6内に吸水紙、粉砕パルプ、高分子
    吸水材等の吸水帯7が収容されている使い捨てお
    むつにおいて、 上記外側面2に凸部9や凹部10を形成して蛇
    腹状部分を構成するとともに、上記蛇腹状部分に
    吸水帯7を配設し、 上記吸水帯7に尿が吸水される前はやや突出し
    た程度であるものの、上記尿が吸収された後に
    は、その吸水容量に応じて膨張し外方へ大きく突
    出する尿受入部8を設けたことを特徴とする放尿
    排便時膨張可能な尿受入部をもつ使い捨ておむ
    つ。
JP1986118461U 1986-08-01 1986-08-01 Expired JPH0345703Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986118461U JPH0345703Y2 (ja) 1986-08-01 1986-08-01

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JP1986118461U JPH0345703Y2 (ja) 1986-08-01 1986-08-01

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Publication Number Publication Date
JPS6326319U JPS6326319U (ja) 1988-02-20
JPH0345703Y2 true JPH0345703Y2 (ja) 1991-09-26

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ID=31004934

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JP1986118461U Expired JPH0345703Y2 (ja) 1986-08-01 1986-08-01

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10314227A (ja) * 1997-05-14 1998-12-02 Toyo Eizai Kk 使い捨ておむつ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5925741A (ja) * 1982-07-01 1984-02-09 プロクター アンド ギャンブル ハイゲン アクティーボラーグ 失禁プロテクタまたはおむつ
JPS6120642A (ja) * 1984-07-05 1986-01-29 Washimaiyaa Kk 車輌用軽合金製鍛造ホイ−ルの製造方法

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JPS5925741A (ja) * 1982-07-01 1984-02-09 プロクター アンド ギャンブル ハイゲン アクティーボラーグ 失禁プロテクタまたはおむつ
JPS6120642A (ja) * 1984-07-05 1986-01-29 Washimaiyaa Kk 車輌用軽合金製鍛造ホイ−ルの製造方法

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