JPH0345458A - 流体圧倍力装置 - Google Patents

流体圧倍力装置

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Publication number
JPH0345458A
JPH0345458A JP1182038A JP18203889A JPH0345458A JP H0345458 A JPH0345458 A JP H0345458A JP 1182038 A JP1182038 A JP 1182038A JP 18203889 A JP18203889 A JP 18203889A JP H0345458 A JPH0345458 A JP H0345458A
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JP
Japan
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piston
valve
chamber
fluid pressure
boost chamber
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Pending
Application number
JP1182038A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Horiuchi
誠 堀内
Mutsumi Shimizu
清水 睦
Yukitaka Miyagawa
宮川 幸隆
Kazuya Sakurai
一也 桜井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Nissin Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Nissin Kogyo Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP1182038A priority Critical patent/JPH0345458A/ja
Publication of JPH0345458A publication Critical patent/JPH0345458A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A1発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、自動車のブレーキやクラッチ等を操作するマ
スタシリンダを流体圧で倍力作動するための流体圧倍力
装置に関する。
(2)従来の技術 従来、流体圧倍力装置として、ブースタ本体と、このブ
ースタ本体にブースト室を両底するように収容され、該
ブースト室に流体圧が導入されると前進してマスタシリ
ンダを作動するブースタピストンと、このブースタピス
トンに階動可能に収容されると共に操作部材に連結され
る弁ピストンと、この弁ピストンの前、後動にブースタ
ピストンを追従させるべく、この弁ピストンの前、後動
に応じてブースト室と流体圧源及び流体タンクとの各間
の連通、遮断を制御する制御弁とを備えたものは、例え
ば特開昭62−265066号公報に開示されているよ
うに知られている。
(3)発明が解決しようとする課題 上記のような従来の倍力装置では、操作部材に連結した
弁ピストンの動きにブースタピストンを追従させるよう
になっているので、弁ピストンにはブースタピストンと
同等のストロークが必要であり、このため軸方向のコン
パクト化が困難である。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、限られ
たストロークの範囲内で操作部材の動きに応じた流体圧
をマスタシリンダに作動圧として与えることができてコ
ンパクトであり、しかも流体圧源の失陥時でマニュアル
操作が可能な流体圧倍力装置を提供することを目的とす
る。
B0発明の構成 (1)課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、ブースタ本体と
、このブースタ本体に前後動可能に収容され、マスタシ
リンダのマスタピストン後面との間にブースト室を西成
し、且つ所定の前進位置でマスタピストンに当接する制
御ピストンと、この制御ピストンに前後動可能に収容さ
れて前面をブースト室に連通させ、且つ所定の前進位置
で制御ピストンに当接する弁ピストンと、同じく制御ピ
ストンに前後動可能に収容されると共に操作部材に連結
され、弁ピストンの後面との間に反力室を画成し、且つ
所定の前進位置で弁ピストンに当接する反力ピストンと
、反力室に蓄圧室を連通させるストロークアキュムレー
タと、ブースト室及び流体圧源間の流路に介入するよう
制御ピストン及び弁ピストン間に構成され、弁ピストン
の後退時に閉弁し前進時に開弁する入口弁と、ブースト
室及び流体タンク間の流路に介入するよう制御ピストン
及び弁ピストン間に構成され、弁ピストンの後退時に開
弁し前進時に閉弁する出口弁と、ブースト室及び流体タ
ンク間を結ぶ流路に介装され、流体圧源の圧力が所定値
以下に低下したときブースト室からの流体の流出を許容
する非常制御弁とを備えたことを特徴とする。
(2)作 用 上記構成において、操作部材により反力ピストンを前進
させれば、その前進に応じて流体圧源の流体圧をブース
ト室に供給し、それによりマスタシリンダを倍力作動さ
せることができる。
即ち、反力ピストンの前進に応じて反力室に発生するス
トロークアキュムレータの流体圧が弁ピストンを前進方
向へ押圧する力と、ブースト室の流体圧が弁ピストンを
後退方向へ押圧する力とが釣合うように弁ピストンが入
口弁及び山口弁を開閉し、ブースト室の圧力を制御する
流体圧源が失陥した場合には、操作部材により反力ヒス
トンを前進させると、反力ピストン、弁ピストン及び制
御ピストンが互いに順次当接し、0者一体となって前進
する。しかも非常制御弁は流体圧源の油圧による閉弁力
を失うので、ブースト室の圧力は非常制御弁を介して流
体タンクに解放される。したがって、制御ピストンは前
進直後マスタピストンに当接してこれを機械的に作動さ
せることができる。即ち、制御ピストン及びマスタピス
トンが直径を異にするも、ブースト室の流体に邪魔され
ずに制御ピストンの動きをマスタピストンに直接伝達す
ることができる。
(3)実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説明する。
第1図において、流体圧倍力装置Bは、自動車のブレー
キ用マスタシリンダMの後部に連結される。
マスタシリンダMのシリンダ本体4は前端を閉したシリ
ンダ孔5を有しており、このシリンダ孔5には、その前
端壁との間に前部油圧室6rを画成する前部マスタピス
トン7fと、この前部マスタピストン7fとの間に後部
油圧室6rを画成する後部マスタピストン7「とが摺動
自在に嵌合される。そして前部油圧室6fには前部マス
タピストン7fを後退方向へ付勢する前部戻しばね8f
が、また後部油圧室6rには後部マスタピストン7rを
後退方向へ付勢する後部戻しばね8rがそれぞれ収容さ
れる。したがって、後部マスタピストン7rを前方へ押
動ずれば、両戻しばね8f。
8rを圧縮しながら前部マスタピストン7fをも前進さ
せ、前、後部油圧室6f、6rの容積を縮小させて、こ
れら油圧室6F、6rの出力ボート9f、9rからの制
動油圧を出力させ、これによって対応する車輪ブレーキ
10a、10bを作動させることができる。
シリンダ本体4の後端部外周には倍力装置Bのブースタ
本体11前端部が嵌合して結着され、このブースタ本体
11のシリンダ孔12には前後−対のスリーブ13.1
4が嵌装される。
これらスリーブ13.14の内周面には制御ピストン1
5が前後方向摺動可能に嵌合され、この制御ピストン1
5及び後部マスタピストン7r間にブースト室16が画
成される。
制御ピストン15の後退限は、該ピストン15の中間部
外周に形成されたフランジ17が、ブースタ本体11の
後端とスリーブ14との間に挟止されたストッパ環18
に当接することより規制される。この制御ピストン15
は、通常、後部マスタピストン7rの後端に小間隙を存
して対向する出力杆15aを前端に備えている。
また制御ピストン15は後端部をブースタ本体11の後
端壁より突出させており、その突出端に係止したりテー
ナ19とブースタ本体11との間には、制御ピストン1
5を後退限に保持するセントばね20が縮設される。
また制御ピストン15のシリンダ孔21には弁ピストン
22及び反力ピストン23が前後に並んで摺動自在に嵌
合され、その反力ピストン23の後端に操作部材たるブ
レーキペダル1がブツシュロッド2を介して連結される
弁ピストン22及び反力ピストン23の対向面には、互
いに摺動自在に嵌合する案内孔24及び案内軸25がそ
れぞれ設けられ、更に案内軸25にはその軸方向に長い
長孔26が設けられるとともに、その長孔26を貫通す
るピン27が弁ピストン22の後端に固着される。そし
て両ピストン22.23間にはそれらを離反方向に付勢
する戻しばね28が縮設される。したがって、両ピスト
ン22.23は、平時、ピン27が長孔26の前端壁に
当接する最大間隔の位置に保持される。
弁ピストン22の前部は細長い輪状の弁部22aになっ
ており、この弁部22aは制御ピストン15の中心部に
固設されたスリーブ状の弁室体29内に嵌装される。弁
ピストン22は制御ピストン15に対し一定ストローク
前進すると、弁ピストン22の肩部22bが弁室体29
の後端に当接するようになっている。
制御ピストン15内には、弁部22aの前端面が臨むば
ね室30が形成され、このばね室30には弁ピストン2
2を後退方向へ付勢する戻しばね31が収納される。こ
の戻しばね31のセット荷重は前記戻しばね28のそれ
よりも弱く設定される。またばね室30は制御ピストン
15の通孔32を介して前記ブースト室16に常時連通
している。
反力ピストン23の後退限は、その後端が制御ピストン
15の後端部に係止されたストッパ環33に当接するこ
とにより規制される。
前記スリーブ14には制御ピストン15の中間部外周に
密接するシール部材34が装着され、このシール部材3
4の前方及び後方でスリーブ1314内周面に密接する
シール部材35.36が制御ピストン15に装着される
。さらにシリンダ本体11の後端壁にも制御ピストン1
5の外周面に密接するシール部材37が装着される。そ
してシール部材34.35間に入口室38が、またシー
ル部材34.36間に出口室39が、さらにシール部材
36.37間に中継室40がそれぞれ画成される。
入口室38は、電動モータ41で駆動される油圧ポンプ
42の吐出側に第1油路り、を介して連通し、第1油路
り、には油圧源アキュムレータ43が接続される。そし
て上記油圧ポンプ42及び油圧源アキュムレータ43に
よって流体圧源54が構成される。
また出口室39は流体タンクとしての油タンク44に第
2油路L2を介して連通し、中継室40は、ストローク
アキュムレータ45の蓄圧室46に第3油路り、を介し
て連通ずる。
また弁ピストン22及び反力ピストン23には、制御ピ
ストン15.の内周面に密接するシール部材47.48
がそれぞれ装着され、この両シール部材47.48間に
反力室49が画成される。この反力室49は通孔50を
介して前記中継室40と連通ずる。
前記弁部22a及び弁室体29間には、前方から順に入
口弁51、出口弁52及び開閉弁53が構成される。
大口弁51は入口室′38とばね室30、したがってブ
ースト室16との間を開閉するもので、弁ピストン22
の後退限で閉じていて、その前進時に開くようになって
いる。
出口弁52は出口室39とばね室30との間を開閉する
もので、弁ピストン22の後退限で開いていて、前進時
に閉じるようになっている。
開閉弁53は出口室39と反力室49との間を開閉する
もので、弁ピストン22の後退限で開いていて、前進時
に閉じるようになっている。
而して、上記三つの弁51,52.53の開閉タイミン
グは、弁ピストン22が後退限から前進するとき、先ず
開閉弁53が閉じ、次いで出目弁52が閉じ、最後に入
口弁51が開くように設定される。
前記ストロークアキュムレータ45は、段付円筒状のア
キュムレーク本体55と、このアキュムレータ本体55
の小径部55a内に摺動自在に嵌合して蓄圧室46を画
成する第1ピストン56と、アキュムレータ本体55の
大径部55bに直列に収容される複数個の第2ピストン
57..57□57nと、各第2ピストン571,57
□、57nをそれぞれ第1ピストン56側へ弾発する複
数個のばね58..58□、58nとからなっており、
第1ピストン56に隣接する第2ピストン57、は第1
ピストン56と一体に連結され、若しくは当接関係に置
かれる。ばね5B、、58□58nは、その順でばね定
数が大きくなるように設定される。
また第2ピストン57..57□、57n及びアキュム
レータ本体大径部55bの端壁59の各間には緩衝ゴム
60..60□、6Onが軸方向に遊びを存して介装さ
れる。
前記ブースト室16、油タンク44及び油圧源アキュム
レータ43にそれぞれ連なる第4〜第6油路L4〜L6
に非常制御弁6■が接続される。
この非常制御弁61は、シリンダ状の弁面62と、この
弁面62に摺動自在に嵌合して油室63を画成するピス
トン64と、弁面62に嵌合、固定されてピストン64
との間に油室65を画成する弁座体67とを備え、この
弁座体67の外周に環状の油室66が形成される。そし
て上記油室63.65.66に前記第4.第5及び第6
油路L4、L!l+L6がそれぞれ接続される。
ピストン64には、油室65と連通する弁室68と、こ
の弁室68を油室63間に連通ずる弁孔69とが設けら
れ、弁室68には弁孔69を開閉するリリーフ弁70と
、このリリーフ弁70を閉じ方向へ付勢するリリーフば
ね71とが収容される。
また弁座体67には油室65に連なる弁室72と、この
弁室72と他端の油室66間を連通ずる弁孔73とが設
けられ、弁室72には弁孔73を開閉する遮断弁74と
、受圧子75と、この受圧子75を介してこの遮断弁7
4を閉じ方向へ付勢する弁ばね76とが収容される。
さらにピストン64には、上記受圧子75に当接し得る
押圧子77が固着され、この押圧子77を受圧子75か
ら離間する方向へ付勢する戻しばね78が押圧子77と
弁座体67間に縮設される。
次にこの実施例の作用について説明する。
先ず流体圧源54、即ち油圧ポンプ42及び油圧源アキ
ュムレータ43が正常に機能している場合について説明
する。
ブレーキペダルlの不作動状態では、第1図に示すよう
に制御ピストン15はセットばね20の力により、また
弁ピストン22は戻しばね31の力により、また反力ピ
ストン23は反力ばね28の力によりそれぞれ所定の後
退限に保持されている。弁ピストン22が後退限に位置
するときは、前述のように、入口弁51は閉、出目弁5
2は開、開閉弁53は開の状態になっているので、油圧
源アキュムレータ43の油圧は第1油路り、を介して入
口室38に導入され、そして入口弁51によって謹呈3
8に待機させられる。
ブースト室16は通孔32、ばね室30及び出口弁52
を介して出口室39に、更に第2)油路L2を介して油
タンク44に連通していて、大気圧状態になっているの
で、マスタピストン7f、7rはそれぞれ後退位置を占
めることができる。
またストロークアキュムレータ45の蓄圧室46は、第
3油路L3、中継室40、反力室49及び開閉弁53を
介して出口室39に連通ずるので、これも大気圧状態に
なっている。
一方、非常制御弁61では、油圧源アキュムレータ43
の油圧が第6油路り、を通して油室63に導入され、そ
の油圧によりピストン64が弁座体67側へ押圧され、
押圧子77が受圧子75を介して遮断弁74を閉弁位置
に保持する。而して、油圧ポンプ42の吐出圧が所定値
を超えた場合は、リリーフ弁70が開いて過剰油圧を弁
孔69から油室68に解放する。油室68に解放された
油圧は第5油路り、により第3油路り、に導かれるので
、結局、油タンク44に解放されることになる。
いま、車輪ブレーキIOa、10bを作動させるべく、
ブレーキペダルlを踏込むと、ブツシュロッド2、反力
ピストン23、戻しばね28及び弁ピストン22が一斉
に前進(第1図では左動)し、弁部22aの弁室体29
に対する前進に応じて、先ず開閉弁53が閉じ、次いで
出目弁52が閉し、最後に入口弁51が開く。この入口
弁51の開弁により人口室3日とブースト室16間が連
通され、入口室38に待機していた油圧がブースト室1
6に導入される。その結果、マスタピストン7rはその
背面に油圧を受けて前進作動するので、前述のように出
力ポート9f、9rから油圧が出力して車輪ブレーキ1
0a、10bを作動させる。
また、ブースト室16の導入油圧は制御ピストン15の
前面にも作用するので、その油圧による後方への押圧力
とセットばね20の揮発力とにより制御ピストン15は
当初の後退限に依然保持される。
さらに、ブースト室16の導入油圧は、ばね室30に伝
達して弁部22aの前面にも作用して、弁ピストン22
を後方へ押し戻そうとする反力をも発生する。
そして、ブレーキペダルlの踏込みが進むと反力ピスト
ン23は戻しばね28を圧縮すると共に、その前面の反
力室49の容積を収縮させながら前進することになるが
、開閉弁53の閉弁後は、反力室49は密閉状態となる
。このため反力ピストン23の引続く前進により、反力
室49から第3油路り、を通してストロークアキュムレ
ータ45の蓄圧室46に作動油が送られ、その油量に応
じてストロークアキュムレータ45の蓄圧室46に発生
する油圧が反力室49に伝達する。
その結果、弁ピストン22は、ストロークアキュムレー
タ45による反力と戻しばね28の押圧力とを同時に受
けて前方へ進もうとするが、ばね室30ではブースト室
16の油圧が弁ピストン22を後方へ押圧するので、結
局弁ピストン22はその前後の押圧力が釣合うように進
退して大口弁51及び出口弁52を開閉制御する。また
反力ピストン23にもストロークアキュムレータ45に
よる反力と戻しばね28の反発力とが作用するので、ブ
レーキペダル1には、その踏込量が増加するにつれて、
言い換えればブースト室16の油圧の上昇につれてスト
ロークアキュムレータ45及び戻しばね28のばね特性
に応じて増加する反力が作用し、これをブレーキ感とし
て操縦者は感受する。
ところで、ストロークアキュムレータ43において、蓄
圧室46の導入油量の増加に伴い第2ピストン57が蓄
圧室46の容積を拡大させる方向に作動すると、先ずば
ね定数が最小のばね581が第2ピストン57.により
圧縮され、その圧縮が規定量進むと緩衝ゴム60.が圧
縮され、そして第2ピストン57.が次段の第2ピスト
ン572に当接してこれを押動する。以後、同様の作用
によりばね58□、緩衝ゴム60□、ばね58n、緩衝
ゴム60nが順次圧縮されるので、ストロークアキュム
レータ45のばね特性は第2図に示すような特性となる
。即ち第1ピストン56の変位量増加に応じてばね力は
2次曲線的に増加する。
このようなばね特性によれば、ブレーキペダル1の踏込
初期には反力を緩やかに増加させて制動のコントロール
性を高め、踏込後期には反力を滑らかに急増させて、ブ
レーキ感覚を損なうことなく踏込量の増加を抑制するこ
とができる。
尚、このような効果は、複数のばね58..58z、5
8nをどのような順序で配列しても、同様に得られるも
のである。
次に油圧′a54に失陥を生じ、第1油路L1に油圧が
供給されない場合について説明する。
このような場合にブレーキペダル1を踏込むと、先ずブ
ツシュロッド2、反力ピストン23、戻しばね28及び
弁ピストン22が一斉に前進し、弁ピストン22の肩部
22bが弁室体29の後端に当接する。
弁室体29を備えた制御ピストン15は、その外周に装
着されたシール部材35.36及びブースタ本体11に
装着されたシール部材37の摩擦による比較的大きな摺
動抵抗を有し、しかもセットばね20によって後退限へ
付勢されているので、肩部22bの弁室体29への当接
当初には移動しない。
したがって、引続く反力ピストン23の前進によれば、
戻しばね28が圧縮されると共に反力室49が加圧され
、謹呈49の油の一部がストロークアキュムレータ45
へ圧送される。
そして、反力室49の油圧の弁ピストン22に与える前
進力が制御ピストン15の摺動抵抗及びセットばね20
の力に打勝つようになると、制御ピストン15も前進を
始める。
上述のように反力室49からストロークアキュムレータ
45へ油が流れると、戻しばね28の圧縮変形が進み、
遂には反力ピストン23の肩部23aが弁ピストン22
の後端に当接してそれを直接押動するようになる。
かくして、最終的には反力ピストン23、弁ピストン2
2及び制御ピストン15は一体となって前進してブース
ト室16を加圧するが、非常制御弁61では、油圧によ
るピストン64の遮断弁74に対する閉弁力を失ってい
るので、ブースト室16の油は更に第4油路L4、弁孔
73、油室65及び、第5油路り、を通して油タンク4
4へ排出される。それに伴い制御ピストン15の出力杆
15aが後部マスタピストン7rの後端に当接してこれ
を機械的に前進させることができる。したがって、制御
ピストン15が後部マスタピストン7rよりも大径であ
っても、制御ピストン15の動きは、ブースト室16の
油により増速されることなく後部マスタピストン7rに
直接伝達することができる。
また制御ピストン15の前進時には、シール部材36.
37間の中継室40の容積が拡大されるが、それに伴い
高圧の反力室49から中継室40に油が流れる。
制御ピストン15がさらに前進すると、油路り、を通し
てブースト室16の油が中継室40に吸入される。した
がって中継室40には、制御ピストン15の前進を妨げ
るような負圧は発生しない。
C0発明の効果 以上のように本発明によれば、限られたストロークの範
囲内で操作部材による反力ピストンの前進量に応じた流
体圧をブースト室に発生させることができるので、倍力
装置のコンパクト化を図ることができる。しかも反力室
にはストロークアキュムレータで発生する流体圧力が伝
達するようになっているので、謹呈に大きな反力ばねを
設置する必要がなく、倍力装置の一層のコンパクト化に
寄与し得るのみならず、ストロークアキュムレータの特
性の選定により反力室に発生ずる反力を制御して、操作
部材のストロークを自由に設定することができる。
また流体圧源が失陥した場合には、ブースト室が非常制
御弁を介して流体タンクに解放されるので、操作部材の
操作により反力ピストンを介して制御ピストンを前進さ
せるとき、ブースト室の流体を流体タンクに排出させて
制御ピストンをマスタピストンに当接させ、これをマニ
ュアル作動させることができる。したがって、制御ピス
トン及びマスタピストンが直径を異にしても、ブースト
室の流体に邪魔されることなく制御ピストンの動きをマ
スタピストンに直接伝え、これを比較的軽快に作動させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は流体圧
倍力装置の縦断側面図、第2図はストロークアキュムレ
ータの特性線図である。 B・・・倍力装置、M・・・マスタシリンダト・・操作
部材としてのブレーキペダル、7・・・マヒタピストン
、11・・・ブースタ本体、12・・・シリンダ孔、1
5・・・制御ピストン、16・・・ブースト室、22・
・・弁ピストン、23・・・反力ピストン、38・・・
人口室、39・・・出口室、44・・・流体タンクとし
ての油タンク、45・・・ストロークアキュムレータ、
46・・・蓄圧室、49・・・反力室、51・・・入口
弁、52・・・出口弁、54・・・流体圧源、61・・
・非常制御弁第2図 第1ピストンストローク 平底 2年 月20日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ブースタ本体と、このブースタ本体に前後動可能に収容
    され、マスタシリンダのマスタピストン後面との間にブ
    ースト室を画成し、且つ所定の前進位置でマスタピスト
    ンに当接する制御ピストンと、この制御ピストンに前後
    動可能に収容されて前面をブースト室に連通させ、且つ
    所定の前進位置で制御ピストンに当接する弁ピストンと
    、同じく制御ピストンに前後動可能に収容されると共に
    操作部材に連結され、弁ピストンの後面との間に反力室
    を画成し、且つ所定の前進位置で弁ピストンに当接する
    反力ピストンと、反力室に蓄圧室を連通させるストロー
    クアキュムレータと、ブースト室及び流体圧源間の流路
    に介入するよう制御ピストン及び弁ピストン間に構成さ
    れ、弁ピストンの後退時に閉弁し前進時に開弁する入口
    弁と、ブースト室及び流体タンク間の流路に介入するよ
    う制御ピストン及び弁ピストン間に構成され、弁ピスト
    ンの後退時に開弁し前進時に閉弁する出口弁と、ブース
    ト室及び流体タンク間を結ぶ流路に介装され、流体圧源
    の圧力が所定値以下に低下したときブースト室からの流
    体の流出を許容する非常制御弁とを備えたことを特徴と
    する、流体圧倍力装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002362352A (ja) * 2001-06-12 2002-12-18 Aisin Seiki Co Ltd 車両用ブレーキ液圧発生装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002362352A (ja) * 2001-06-12 2002-12-18 Aisin Seiki Co Ltd 車両用ブレーキ液圧発生装置
JP4701543B2 (ja) * 2001-06-12 2011-06-15 株式会社アドヴィックス 車両用ブレーキ液圧発生装置

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