JPH0345243Y2 - - Google Patents
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- JPH0345243Y2 JPH0345243Y2 JP1982091212U JP9121282U JPH0345243Y2 JP H0345243 Y2 JPH0345243 Y2 JP H0345243Y2 JP 1982091212 U JP1982091212 U JP 1982091212U JP 9121282 U JP9121282 U JP 9121282U JP H0345243 Y2 JPH0345243 Y2 JP H0345243Y2
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Landscapes
- Wet Developing In Electrophotography (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、静電像を形成した電子写真感光体を
現像する液体現像装置に係り、特にエツチング処
理により平版印刷版を作るのに適した液体現像装
置に関するものである。有機光導電性化合物層を
有する印刷用版材に電子写真法によりトナー画像
を形成し、定着後、トナー画像形成部以外の非画
像部をアルカリ性の水性エツチング液でエツチン
グ除去して得られる平版印刷版は、特公昭37−
17162号、同38−6961号、同41−2426号、同46−
39405号、特開昭50−19509号、同54−19803号、
同54−134632号、同54−145538号、同55−105244
号、同56−146145号等の特許公報に開示され、よ
く知られている。これらの印刷版は次のようにし
て製作される。即ち、バインダーとしてアルカリ
水溶液に可溶であるスチレン・無水マレイン酸共
重合体、酢酸ビニル・クロトン酸共重合体、酢酸
ビニル・マレイン酸共重合体、フエノール樹脂、
酸価を有するアクリル又はメタアクリル樹脂等を
使用し、これらを有機溶媒、有機光導電性化合物
と混合して、アルミニウム板のような導電性金属
基板上に塗布して感光体、即ち印刷用版材とし、
これに電子写真法によつてコロナ帯電、露光、ト
ナー現像、定着を行なつて、印刷用版材上にトナ
ー画像を得る。更に、トナー画像をレジスト層と
し、トナー画像以外の非画像部をアルカリ性の水
性エツチング液でエツチング除去する事により非
画像部は親水性の金属基板が露出し、トナー画像
部がインク受理性の平版印刷版ができる。
現像する液体現像装置に係り、特にエツチング処
理により平版印刷版を作るのに適した液体現像装
置に関するものである。有機光導電性化合物層を
有する印刷用版材に電子写真法によりトナー画像
を形成し、定着後、トナー画像形成部以外の非画
像部をアルカリ性の水性エツチング液でエツチン
グ除去して得られる平版印刷版は、特公昭37−
17162号、同38−6961号、同41−2426号、同46−
39405号、特開昭50−19509号、同54−19803号、
同54−134632号、同54−145538号、同55−105244
号、同56−146145号等の特許公報に開示され、よ
く知られている。これらの印刷版は次のようにし
て製作される。即ち、バインダーとしてアルカリ
水溶液に可溶であるスチレン・無水マレイン酸共
重合体、酢酸ビニル・クロトン酸共重合体、酢酸
ビニル・マレイン酸共重合体、フエノール樹脂、
酸価を有するアクリル又はメタアクリル樹脂等を
使用し、これらを有機溶媒、有機光導電性化合物
と混合して、アルミニウム板のような導電性金属
基板上に塗布して感光体、即ち印刷用版材とし、
これに電子写真法によつてコロナ帯電、露光、ト
ナー現像、定着を行なつて、印刷用版材上にトナ
ー画像を得る。更に、トナー画像をレジスト層と
し、トナー画像以外の非画像部をアルカリ性の水
性エツチング液でエツチング除去する事により非
画像部は親水性の金属基板が露出し、トナー画像
部がインク受理性の平版印刷版ができる。
周知の如く、電子写真感光体の静電潜像面を現
像電極に対面させながら現像液中を搬送して現像
する電子写真用液体現像装置において、該現像電
極と静電潜像の電界強度Eaは、近似的にEa=
Vs/(da+dp/kp)で表わされる(ただし、Vs
は現像電極がないときの該感光体の表面電位、
daは対向する感光層と電極間距離、dpは感光層
の厚さ、kpは同比誘電率である。)。dp/kpが一
定の場合には、dsを極力小さくすることが望まし
い。第3図aは電極が近接している場合の、第3
図bは電極がaよりも離間している場合の電気力
線に係る電界強度の垂直方向成分の分布図であ
り、現像力は図示の電界強度分布に支配され、前
者の場合にはエツヂ効果のきわめて少ない忠実な
画像が再生され、後者の場合にはエツヂ効果と共
に広い面積部分の画像の再生もある程度行なえ
る。本考案は、かかる両特性を組み合せることに
よつて特にエツチング処理用平版印刷版のレジス
ト性の向上に第3図bに係るエツヂ効果が大きく
寄与すること及び後述の構成に伴う相乗効果に着
目してなされたものでありその要旨は下記の如く
である。
像電極に対面させながら現像液中を搬送して現像
する電子写真用液体現像装置において、該現像電
極と静電潜像の電界強度Eaは、近似的にEa=
Vs/(da+dp/kp)で表わされる(ただし、Vs
は現像電極がないときの該感光体の表面電位、
daは対向する感光層と電極間距離、dpは感光層
の厚さ、kpは同比誘電率である。)。dp/kpが一
定の場合には、dsを極力小さくすることが望まし
い。第3図aは電極が近接している場合の、第3
図bは電極がaよりも離間している場合の電気力
線に係る電界強度の垂直方向成分の分布図であ
り、現像力は図示の電界強度分布に支配され、前
者の場合にはエツヂ効果のきわめて少ない忠実な
画像が再生され、後者の場合にはエツヂ効果と共
に広い面積部分の画像の再生もある程度行なえ
る。本考案は、かかる両特性を組み合せることに
よつて特にエツチング処理用平版印刷版のレジス
ト性の向上に第3図bに係るエツヂ効果が大きく
寄与すること及び後述の構成に伴う相乗効果に着
目してなされたものでありその要旨は下記の如く
である。
画像形成に用いるトナーは、いわゆる乾式トナ
ーでもよいが、解像力の優れた印刷物を得る上で
は、液体現像法による湿式トナーがはるかに好ま
しい。また印刷版として用いる為にトナーは疎水
性でインク受容性があり、かつ印刷に耐え得るだ
けの印刷用版材への接着性を必要とし、さらにア
ルカリ性の水性エツチング液でのエツチングの際
にレジスト性がなければならない。
ーでもよいが、解像力の優れた印刷物を得る上で
は、液体現像法による湿式トナーがはるかに好ま
しい。また印刷版として用いる為にトナーは疎水
性でインク受容性があり、かつ印刷に耐え得るだ
けの印刷用版材への接着性を必要とし、さらにア
ルカリ性の水性エツチング液でのエツチングの際
にレジスト性がなければならない。
従つて、上述したような印刷版では、液体現像
法によつて数十ミクロンの細線がレジスト性を有
する程度に良好に再現される必要がある。また、
一般の電子写真感光体の場合と同様に、カブリ、
ハロー、すそびき、エツジ効果等が実際上生じて
はならないことは言うまでもない。また、液体現
像装置の一面からは、ローラ、現像電極、印刷版
等が液体トナーで汚れたり、清掃が困酸であつた
りしないことも必要である。
法によつて数十ミクロンの細線がレジスト性を有
する程度に良好に再現される必要がある。また、
一般の電子写真感光体の場合と同様に、カブリ、
ハロー、すそびき、エツジ効果等が実際上生じて
はならないことは言うまでもない。また、液体現
像装置の一面からは、ローラ、現像電極、印刷版
等が液体トナーで汚れたり、清掃が困酸であつた
りしないことも必要である。
本考案の目的は、上記したような要求を満たす
液体現像装置、とくにエツチング処理用平版印刷
版の現像に適した液体現像装置を提供することで
ある。
液体現像装置、とくにエツチング処理用平版印刷
版の現像に適した液体現像装置を提供することで
ある。
電子写真感光体の静電潜像面を現像電極に対面
させながら現像液中を搬送して現像する本考案の
電子写真用液体現像装置は、ほぼ水平に設けられ
た底板と、これと所定間隔を保つて対向し天板を
なす現像電極と、側板とで形成された水平現像室
が感光体の移送方向に対して前部と後部に区分さ
れ、現像中の現像室前部に於ける現像電極と感光
体の静電潜像面との間隔が現像室後部に於けるそ
れよりも小さくなるように設定されており、現像
室前部と現像室後部の間または現像室後部の現像
室前部に近い部分に現像液の供給路を有し、該供
給路から供給された現像液の一部が現像室前部
に、大部分が現像室後部に流れるようにしたこと
を特徴とする。
させながら現像液中を搬送して現像する本考案の
電子写真用液体現像装置は、ほぼ水平に設けられ
た底板と、これと所定間隔を保つて対向し天板を
なす現像電極と、側板とで形成された水平現像室
が感光体の移送方向に対して前部と後部に区分さ
れ、現像中の現像室前部に於ける現像電極と感光
体の静電潜像面との間隔が現像室後部に於けるそ
れよりも小さくなるように設定されており、現像
室前部と現像室後部の間または現像室後部の現像
室前部に近い部分に現像液の供給路を有し、該供
給路から供給された現像液の一部が現像室前部
に、大部分が現像室後部に流れるようにしたこと
を特徴とする。
本考案による電子写真用液体現像装置の好まし
い態様においては、前記現像室前部の感光体移送
方向の長さが、現像室後部の長さより短く、現像
室前部における現像電極と感光体の潜像面との間
隔が、現像室後部における間隔の1.5分の1乃至
5分の1とされている。
い態様においては、前記現像室前部の感光体移送
方向の長さが、現像室後部の長さより短く、現像
室前部における現像電極と感光体の潜像面との間
隔が、現像室後部における間隔の1.5分の1乃至
5分の1とされている。
本考案による電子写真用液体現像装置の他の好
ましい態様においては、前記現像室上側に現像液
供給槽が設けられ、該供給槽より現像室へ現像液
が重力により供給され、現像室を溢流する現像液
が、現像室下側の液溜め槽に集められ、該液溜め
槽よりポンプで前記供給槽に循環せしめられるよ
うにしてある。
ましい態様においては、前記現像室上側に現像液
供給槽が設けられ、該供給槽より現像室へ現像液
が重力により供給され、現像室を溢流する現像液
が、現像室下側の液溜め槽に集められ、該液溜め
槽よりポンプで前記供給槽に循環せしめられるよ
うにしてある。
以下、本考案の装置を図面に基づいて詳述す
る。第1図は、本考案の装置の一具体例を模式的
に示すものである。この装置は、現像室14、液
溜め槽9、現像液供給槽7及び付属設備よりな
る。
る。第1図は、本考案の装置の一具体例を模式的
に示すものである。この装置は、現像室14、液
溜め槽9、現像液供給槽7及び付属設備よりな
る。
現像室14はほぼ水平に設けられた底板11
と、これと所定間隔を保つて対向し天板をなす現
像電極4,5と、図示せざる側板にて形成されて
いる。図示のように、一方向(図面における左右
方向)の両側面は開放され、左側の開放部には送
りローラ対1が、右側の開放部には絞りローラ対
2が設けてある。電子写真感光体3は、静電潜像
面を上側に向けて送りローラ対1により現像室1
4内に搬入され、底板11に沿つて移送され、絞
りローラ対2で付着する現像液を絞り取つて搬出
される。
と、これと所定間隔を保つて対向し天板をなす現
像電極4,5と、図示せざる側板にて形成されて
いる。図示のように、一方向(図面における左右
方向)の両側面は開放され、左側の開放部には送
りローラ対1が、右側の開放部には絞りローラ対
2が設けてある。電子写真感光体3は、静電潜像
面を上側に向けて送りローラ対1により現像室1
4内に搬入され、底板11に沿つて移送され、絞
りローラ対2で付着する現像液を絞り取つて搬出
される。
現像室14は感光体3の移送方向に対して前部
12と後部13に区分されている。前部12にお
ける現像電極4と移送される感光体3の潜像面の
間隔が、後部13における現像電極5と感光体3
の潜像面の間隔より小となるようにされている。
12と後部13に区分されている。前部12にお
ける現像電極4と移送される感光体3の潜像面の
間隔が、後部13における現像電極5と感光体3
の潜像面の間隔より小となるようにされている。
現像液6は、現像室14の上側の現像液供給槽
7より、前部12と後部13の間に設けられた供
給路8にて現像室14に供給される。供給路8
は、第2図に示すように後部13の前部12に近
い部分に設けてもよい。供給路8により現像室1
4に供給された現像液6は開放された左右の両側
面より溢流することになる。この装置において
は、現像電極4,5と感光体3(または底板1
1)との間隔等を適切に選ぶことにより、現像液
6が前部12の側の側面より僅かにしか溢流せ
ず、殆んどが後部13の側の側面より溢流するよ
うにされている。
7より、前部12と後部13の間に設けられた供
給路8にて現像室14に供給される。供給路8
は、第2図に示すように後部13の前部12に近
い部分に設けてもよい。供給路8により現像室1
4に供給された現像液6は開放された左右の両側
面より溢流することになる。この装置において
は、現像電極4,5と感光体3(または底板1
1)との間隔等を適切に選ぶことにより、現像液
6が前部12の側の側面より僅かにしか溢流せ
ず、殆んどが後部13の側の側面より溢流するよ
うにされている。
現像室14の下側には液溜め槽9が設けられ、
現像室14を溢流した現像液6は液溜め槽9に集
められ、ポンプ10により供給槽7へ循環され
る。
現像室14を溢流した現像液6は液溜め槽9に集
められ、ポンプ10により供給槽7へ循環され
る。
次に、この装置の機能について説明する。現像
室14へ搬入された感光体3は、前部12及び後
部13において現像液6に接触し、現像される。
前部12において、感光体3は現像液6の流れ方
向と逆方向(第1図右方)に進行することにな
る。その後、感光体3は、現像電極5に静電潜像
面を対面させながら底板11に沿つて絞りローラ
対2まで送られる。この部分に於いて感光体3は
現像液6の流れ方向と同じ方向に進行することに
なる。現像液供給槽7の現像液6は、その液ヘツ
ドに依存した重力によつて現像液供給路8より現
像室14へ供給されるが、大半量は現像電極5の
方向(現像室後部13)へ流れ、少量が現像電極
4の方向(現像室前部12)へ流れる。この現像
液の流量比は、現像電極4と現像電極5の静電潜
像面との距離(間隔)及び段差の壁8′の角度等
によりほぼ決定される。現像電極4と潜像面との
間隔を現像電極5と潜像面との間隔と等しくした
場合には、広い面積の画像部は十分量のトナーに
よつてレジスト性の問題は生じないが、細線画像
部は不十分な量のトナーでしか現像されず、視覚
的な画像として問題がない場合でもレジスト性が
損われるという重大な欠点を生じる上に、現像電
極4の現像室前部12に於いて「すそびき」が生
じ易くなる危険性が増し、更に送りローラ対1を
汚す欠点がある。もちろん画質は、感光体3の構
成や現像液6の性質(例えばレジスト性)にも左
右されるが、この現像装置を用いることによつて
このような問題が解決される。
室14へ搬入された感光体3は、前部12及び後
部13において現像液6に接触し、現像される。
前部12において、感光体3は現像液6の流れ方
向と逆方向(第1図右方)に進行することにな
る。その後、感光体3は、現像電極5に静電潜像
面を対面させながら底板11に沿つて絞りローラ
対2まで送られる。この部分に於いて感光体3は
現像液6の流れ方向と同じ方向に進行することに
なる。現像液供給槽7の現像液6は、その液ヘツ
ドに依存した重力によつて現像液供給路8より現
像室14へ供給されるが、大半量は現像電極5の
方向(現像室後部13)へ流れ、少量が現像電極
4の方向(現像室前部12)へ流れる。この現像
液の流量比は、現像電極4と現像電極5の静電潜
像面との距離(間隔)及び段差の壁8′の角度等
によりほぼ決定される。現像電極4と潜像面との
間隔を現像電極5と潜像面との間隔と等しくした
場合には、広い面積の画像部は十分量のトナーに
よつてレジスト性の問題は生じないが、細線画像
部は不十分な量のトナーでしか現像されず、視覚
的な画像として問題がない場合でもレジスト性が
損われるという重大な欠点を生じる上に、現像電
極4の現像室前部12に於いて「すそびき」が生
じ易くなる危険性が増し、更に送りローラ対1を
汚す欠点がある。もちろん画質は、感光体3の構
成や現像液6の性質(例えばレジスト性)にも左
右されるが、この現像装置を用いることによつて
このような問題が解決される。
感光体3を現像するのに必要な量の現像液6が
供給路8より供給され、その一部は現像電極4の
方向へ流れる。送りローラ対1により搬送された
感光体3は、先ず現像電極4と潜像面との間隔が
小さい現像室前部12に於いて細線画像を含めた
画像部全体が少量の現像液6によりほぼ等しい濃
度をもつように現像される。現像室前部12は、
現像室後部13よりも短かくすることが好まし
い。現像電極と潜像面との間隔を小さくし、少量
の現像液6と感光体3との接触を短時間だけ増や
し、現像液6が低速で流れる現像室前部12とす
ることによつて、エツジ効果やすそびき等の欠点
がなく、しかも送りローラ対1等の汚れもなくす
ことができる。その後、感光体3は、現像電極5
の現像室後部13に於いて、より十分量の現像液
6と同じ方向に進行し、細線画像を含めた画像全
体に十分な高濃度が与えられる。現像室後部13
に於いては、感光体3と現像液6の相対速度は零
に近い程好ましい。
供給路8より供給され、その一部は現像電極4の
方向へ流れる。送りローラ対1により搬送された
感光体3は、先ず現像電極4と潜像面との間隔が
小さい現像室前部12に於いて細線画像を含めた
画像部全体が少量の現像液6によりほぼ等しい濃
度をもつように現像される。現像室前部12は、
現像室後部13よりも短かくすることが好まし
い。現像電極と潜像面との間隔を小さくし、少量
の現像液6と感光体3との接触を短時間だけ増や
し、現像液6が低速で流れる現像室前部12とす
ることによつて、エツジ効果やすそびき等の欠点
がなく、しかも送りローラ対1等の汚れもなくす
ことができる。その後、感光体3は、現像電極5
の現像室後部13に於いて、より十分量の現像液
6と同じ方向に進行し、細線画像を含めた画像全
体に十分な高濃度が与えられる。現像室後部13
に於いては、感光体3と現像液6の相対速度は零
に近い程好ましい。
現像室前部12の長さは、適宜決定されるが現
像室後部13の長さより短かい方が好ましい。現
像電極5と潜像面との間隔は、現像電極4と潜像
面との間隔の1.5乃至5倍程度が好ましいが特に
制限されない。それらの間隔は、通常5mm以下、
好ましくは特に現像室前部12に於ては2mm以下
である。それらの設計変更に伴なわれることがあ
る若干の問題、例えばカブリ等は現像電極4又は
5に印加することができるバイアス電圧の変化に
よつて解決することができる。
像室後部13の長さより短かい方が好ましい。現
像電極5と潜像面との間隔は、現像電極4と潜像
面との間隔の1.5乃至5倍程度が好ましいが特に
制限されない。それらの間隔は、通常5mm以下、
好ましくは特に現像室前部12に於ては2mm以下
である。それらの設計変更に伴なわれることがあ
る若干の問題、例えばカブリ等は現像電極4又は
5に印加することができるバイアス電圧の変化に
よつて解決することができる。
この装置において、現像室前部12から現像液
供給路8を介して現像室後部13へと漸次電極と
潜像面との間隔が広がるようになつていてもよ
い。
供給路8を介して現像室後部13へと漸次電極と
潜像面との間隔が広がるようになつていてもよ
い。
第1図および第2図においては、現像液供給路
8が垂直な場合を示してあるが、これに限られず
望む方向へ傾斜していてもよい。また、前部電極
4と後部電極5との境界に形成される段差8′も
望む方向に傾斜させてもよい。
8が垂直な場合を示してあるが、これに限られず
望む方向へ傾斜していてもよい。また、前部電極
4と後部電極5との境界に形成される段差8′も
望む方向に傾斜させてもよい。
本考案の装置は以上の如く構成され且つ作動す
るので、レジスト性が優れ、繊細な画像を再現す
ることができ、カブリ、ハロー、すそびき、エツ
ジ効果等が発生することがなく送りローラ対等の
汚れもなくすることができる。また、本考案の装
置は、現像室の前部と後部で現像電極と潜像面と
の距離が等しい現像装置に比べて優れた効果を示
すものであることが実験により確認されている。
るので、レジスト性が優れ、繊細な画像を再現す
ることができ、カブリ、ハロー、すそびき、エツ
ジ効果等が発生することがなく送りローラ対等の
汚れもなくすることができる。また、本考案の装
置は、現像室の前部と後部で現像電極と潜像面と
の距離が等しい現像装置に比べて優れた効果を示
すものであることが実験により確認されている。
第1図は、本考案の液体現像装置を模式的に示
す断面例示図で、第2図は本考案の他の実施例を
模式的に示す図であり、さらに第3図aは静電潜
像現像法における電極が近接している場合の、第
3図bは電極がaよりも離間している場合の電気
力線に係る電界強度の垂直方向成分の分布図であ
る。 1……送りローラ対、2……絞りローラ対、3
……感光体、4,5……現像電極、6……現像
液、7……現像液供給槽、8……現像液供給路、
8′……段差、9……液溜め槽、10……ポンプ、
11……底板、12……現像室前部、13……現
像室後部、14……現像室。
す断面例示図で、第2図は本考案の他の実施例を
模式的に示す図であり、さらに第3図aは静電潜
像現像法における電極が近接している場合の、第
3図bは電極がaよりも離間している場合の電気
力線に係る電界強度の垂直方向成分の分布図であ
る。 1……送りローラ対、2……絞りローラ対、3
……感光体、4,5……現像電極、6……現像
液、7……現像液供給槽、8……現像液供給路、
8′……段差、9……液溜め槽、10……ポンプ、
11……底板、12……現像室前部、13……現
像室後部、14……現像室。
Claims (1)
- 電子写真感光体の静電潜像面を現像電極に対面
させながら現像液中を搬送して現像する電子写真
用液体現像装置において、ほぼ水平に設けられた
底板と、これと所定間隔を保つて対向し天板をな
す現像電極と、側板とで形成された水平現像室が
感光体の移送方向に対して前部と後部に区分さ
れ、現像中の現像室前部に於ける現像電極と感光
体の静電潜像面との間隔が現像室後部に於けるそ
れよりも小さくなるように設定されており、現像
室前部と現像室後部の間または現像室後部の現像
室前部に近い部分に現像液の供給路を有し、該供
給路から供給された現像液の一部が現像室前部
に、大部分が現像室後部に流れるようにしたこと
を特徴とする電子写真用液体現像装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9121282U JPS58192657U (ja) | 1982-06-18 | 1982-06-18 | 電子写真用液体現像装置 |
US06/503,602 US4521101A (en) | 1982-06-18 | 1983-06-13 | Liquid developing apparatus for electrophotography |
EP83303486A EP0097492B1 (en) | 1982-06-18 | 1983-06-16 | Liquid developing apparatus for electrophotography |
DE8383303486T DE3369405D1 (en) | 1982-06-18 | 1983-06-16 | Liquid developing apparatus for electrophotography |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9121282U JPS58192657U (ja) | 1982-06-18 | 1982-06-18 | 電子写真用液体現像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58192657U JPS58192657U (ja) | 1983-12-21 |
JPH0345243Y2 true JPH0345243Y2 (ja) | 1991-09-25 |
Family
ID=30099619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9121282U Granted JPS58192657U (ja) | 1982-06-18 | 1982-06-18 | 電子写真用液体現像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58192657U (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5111928A (en) * | 1974-07-18 | 1976-01-30 | Unitika Ltd | Fukugoshino seizohoho |
JPS5236015A (en) * | 1975-09-17 | 1977-03-19 | Sony Corp | Manufacturing method for centrifugal magnetic head |
JPS5351721U (ja) * | 1976-10-06 | 1978-05-02 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6241329Y2 (ja) * | 1980-11-27 | 1987-10-22 |
-
1982
- 1982-06-18 JP JP9121282U patent/JPS58192657U/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5111928A (en) * | 1974-07-18 | 1976-01-30 | Unitika Ltd | Fukugoshino seizohoho |
JPS5236015A (en) * | 1975-09-17 | 1977-03-19 | Sony Corp | Manufacturing method for centrifugal magnetic head |
JPS5351721U (ja) * | 1976-10-06 | 1978-05-02 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58192657U (ja) | 1983-12-21 |
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