JP2878366B2 - 液体現像装置 - Google Patents
液体現像装置Info
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- JP2878366B2 JP2878366B2 JP1514990A JP1514990A JP2878366B2 JP 2878366 B2 JP2878366 B2 JP 2878366B2 JP 1514990 A JP1514990 A JP 1514990A JP 1514990 A JP1514990 A JP 1514990A JP 2878366 B2 JP2878366 B2 JP 2878366B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、導電性を備えた構成体によりスリットを構
成し該スリット内にトナーを含む現像液を充満させ、現
像液の液面と前記構成体の上面とに静電潜像を担持した
シート状記録部材を接触させ静電潜像をトナーで現像す
る液体現像装置に関する。
成し該スリット内にトナーを含む現像液を充満させ、現
像液の液面と前記構成体の上面とに静電潜像を担持した
シート状記録部材を接触させ静電潜像をトナーで現像す
る液体現像装置に関する。
従来の技術 液体現像装置としては従来、例えば第２図に示す如
く、現像ヘッド１に静電記録紙４を接触させ、真空ポン
プ９により現像ヘッド１のスリット３内を真空にして現
像液タンク10から現像液を吸い出し、これをスリット３
内へ充満させ再び現像液タンク10に戻すようにした装置
が提案されている（特公昭44−23792号公報参照）。又
その後にもこの種の液体現像装置を改良すべく諸提案が
なされている（例えば特開昭61−179477号公報、特開平
１−185569号公報参照）。
く、現像ヘッド１に静電記録紙４を接触させ、真空ポン
プ９により現像ヘッド１のスリット３内を真空にして現
像液タンク10から現像液を吸い出し、これをスリット３
内へ充満させ再び現像液タンク10に戻すようにした装置
が提案されている（特公昭44−23792号公報参照）。又
その後にもこの種の液体現像装置を改良すべく諸提案が
なされている（例えば特開昭61−179477号公報、特開平
１−185569号公報参照）。
このような従来の液体現像装置の現像ヘッド１の構成
体２は、第３図に示す如く、金属製で全て接地して使わ
れている。これは、静電記録のされた記録紙では、一般
に画像の形成されていない地肌部の電荷は零ボルトであ
り、静電潜像のある画像部には真電荷が存在するためで
ある。
体２は、第３図に示す如く、金属製で全て接地して使わ
れている。これは、静電記録のされた記録紙では、一般
に画像の形成されていない地肌部の電荷は零ボルトであ
り、静電潜像のある画像部には真電荷が存在するためで
ある。
しかし画像を形成せさる記録手段によっては、地肌部
に僅かなばらつき電位を生ずることがあるほか、記録紙
が搬送過程において摩擦帯電する場合がある。このよう
な場合には、地肌部にも電位を生じトナーが付着して汚
れる、いわゆる地かぶりが発生することになる。
に僅かなばらつき電位を生ずることがあるほか、記録紙
が搬送過程において摩擦帯電する場合がある。このよう
な場合には、地肌部にも電位を生じトナーが付着して汚
れる、いわゆる地かぶりが発生することになる。
これを防止するために、金属製構成体２に地肌部のノ
イズ電圧より僅かに大きいバイアス電圧を印加する方法
がある。この方法によれば、局部的には地汚れを消すこ
とができるが、液状の模様のトナー汚れが生ずる不具合
が発生する。この原因としては、記録紙の地肌部では、
バイアス電圧により記録面と対向する現像ヘッドの金属
面部分2a（第３図）にトナーが泳動して集まり、この部
分にある程度トナーが蓄積されるとこれが記録紙面で擦
り取られ、その結果地汚れが生ずるものと推定される。
従って、スリット現像方式では、地かぶり対策の一般技
術である対向電極にバイアス電圧を印加する方法を用い
ることができない。
イズ電圧より僅かに大きいバイアス電圧を印加する方法
がある。この方法によれば、局部的には地汚れを消すこ
とができるが、液状の模様のトナー汚れが生ずる不具合
が発生する。この原因としては、記録紙の地肌部では、
バイアス電圧により記録面と対向する現像ヘッドの金属
面部分2a（第３図）にトナーが泳動して集まり、この部
分にある程度トナーが蓄積されるとこれが記録紙面で擦
り取られ、その結果地汚れが生ずるものと推定される。
従って、スリット現像方式では、地かぶり対策の一般技
術である対向電極にバイアス電圧を印加する方法を用い
ることができない。
発明が解決しようとする課題 本発明は従来技術に於ける上記問題を解決し、シート
状記録部材の静電潜像の形成されていない非画像部分に
汚れの発生しない液体現像装置を提供することを課題と
する。
状記録部材の静電潜像の形成されていない非画像部分に
汚れの発生しない液体現像装置を提供することを課題と
する。
課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するために、導電性を備えた
構成体によりスリットを構成し該スリット内にトナーを
含む現像液を充満させ、現像液の液面と前記構成体の上
面とに静電潜像を担持したシート状記録部材を接触させ
静電潜像をトナーで現像する液体現像装置において、前
記構成体から絶縁されていて、前記スリット内で前記構
成体から離間していて静電潜像を担持した側の前記シー
ト状記録部材面に対向する位置に該シート状記録部材面
から所定の間隙をもって配置した導電体片と、前記シー
ト状記録部材の静電潜像部の電位より低く静電潜像の形
成されていない部分の電位より高いバイアス電圧を前記
導電体片に印加する電圧印加手段と、を有することを特
徴とする。
構成体によりスリットを構成し該スリット内にトナーを
含む現像液を充満させ、現像液の液面と前記構成体の上
面とに静電潜像を担持したシート状記録部材を接触させ
静電潜像をトナーで現像する液体現像装置において、前
記構成体から絶縁されていて、前記スリット内で前記構
成体から離間していて静電潜像を担持した側の前記シー
ト状記録部材面に対向する位置に該シート状記録部材面
から所定の間隙をもって配置した導電体片と、前記シー
ト状記録部材の静電潜像部の電位より低く静電潜像の形
成されていない部分の電位より高いバイアス電圧を前記
導電体片に印加する電圧印加手段と、を有することを特
徴とする。
作用 本発明によれば、液体現像装置を上記の如く構成する
ので、電圧印加手段により、静電潜像の電位より低く非
静電潜像部の電位より高い適度なバイアス電圧を導電体
片に印加するので、現像液中のトナーは静電潜像部に付
着し非静電潜像部には付着しないと共に、導電体片の構
成体との中間のトナーは導電性を備えた構成体よりも電
圧を印加された導電体片の方向へ泳動し、構成体とシー
ト状記録部材との間にトナーが蓄積されることがなくな
る。
ので、電圧印加手段により、静電潜像の電位より低く非
静電潜像部の電位より高い適度なバイアス電圧を導電体
片に印加するので、現像液中のトナーは静電潜像部に付
着し非静電潜像部には付着しないと共に、導電体片の構
成体との中間のトナーは導電性を備えた構成体よりも電
圧を印加された導電体片の方向へ泳動し、構成体とシー
ト状記録部材との間にトナーが蓄積されることがなくな
る。
実 施 例 第１図は本発明の実施例の液体現像装置の現像ヘッド
部分の断面図である。
部分の断面図である。
現像ヘッド１の構成体２は導電性のある金属でできて
いて、内部にスリット３を形成している。図示しない静
電ヘッド等により静電潜像を形成されたシート状記録部
材としての記録紙４は、現像ヘッド１の上面に接するよ
うに搬送され、スリット３上を覆う。
いて、内部にスリット３を形成している。図示しない静
電ヘッド等により静電潜像を形成されたシート状記録部
材としての記録紙４は、現像ヘッド１の上面に接するよ
うに搬送され、スリット３上を覆う。
スリット３は図示しない真空ポンプ及び現像液タンク
と導通していて、真空ポンプによりスリット３内に負圧
が形成され、現像液タンク内から現像液が吸い上げられ
てスリット３内に充満されるようになっている。
と導通していて、真空ポンプによりスリット３内に負圧
が形成され、現像液タンク内から現像液が吸い上げられ
てスリット３内に充満されるようになっている。
スリット３のほぼ中央に絶縁体からなる台座５が置か
れ、その上に構成体２とは離間した位置に導電体片６が
設けられている。導電体片６の位置は、記録紙４により
擦られる構成体上面2aより数十乃至数百μｍ下方に、記
録紙４に対向するように設定される。
れ、その上に構成体２とは離間した位置に導電体片６が
設けられている。導電体片６の位置は、記録紙４により
擦られる構成体上面2aより数十乃至数百μｍ下方に、記
録紙４に対向するように設定される。
導電体片６には、静電潜像のある画像部電位と静電潜
像の形成されていない地肌部分の電位との差の1/30乃至
1/3程度の電位が電圧印加手段としてのバイアス電源７
によって印加され、一方、金属製の構成体２は接地され
ている。
像の形成されていない地肌部分の電位との差の1/30乃至
1/3程度の電位が電圧印加手段としてのバイアス電源７
によって印加され、一方、金属製の構成体２は接地され
ている。
このような装置により、地肌部が0V近くであって画像
部には数十乃至数百ボルトの電位で静電潜像が形成され
ている記録紙４は、第１図に示す如く導電層側が導電ブ
ラシ８で接地された状態で現像される。このとき、導電
体片６、記録紙４のアース及びバイアス電源７により構
成される閉回路により、現像液中のトナーは導電体片６
側に泳動されるので、記録紙４の地肌部にはトナーが付
着しない。一方、記録紙４の静電潜像部の電位はバイア
ス電圧より大きいので、画像部にはトナーが泳動し潜像
はトナーにより現像される。そしてこの場合、導電体片
６と構成体２の上面2aとの間のトナーは導電体片６側に
泳動するため、上面2a部分には不要なトナーが蓄積しな
い。その結果、記録紙４の地肌部には全くトナーが存在
しなくなり、綺麗な画像が得られることになる。
部には数十乃至数百ボルトの電位で静電潜像が形成され
ている記録紙４は、第１図に示す如く導電層側が導電ブ
ラシ８で接地された状態で現像される。このとき、導電
体片６、記録紙４のアース及びバイアス電源７により構
成される閉回路により、現像液中のトナーは導電体片６
側に泳動されるので、記録紙４の地肌部にはトナーが付
着しない。一方、記録紙４の静電潜像部の電位はバイア
ス電圧より大きいので、画像部にはトナーが泳動し潜像
はトナーにより現像される。そしてこの場合、導電体片
６と構成体２の上面2aとの間のトナーは導電体片６側に
泳動するため、上面2a部分には不要なトナーが蓄積しな
い。その結果、記録紙４の地肌部には全くトナーが存在
しなくなり、綺麗な画像が得られることになる。
更に、従来の液体現像装置においては構成体上面2aで
画像部へのトナー付着が行われていたのに対し、導電体
片６を設けることにより、この部分でも画像部へのトナ
ー付着が行われるため、スリットのみの現像ヘッドによ
る現像よりも画像濃度が向上し（実験によれば1.2から
1.4になった）、高品質の画像が得られる。
画像部へのトナー付着が行われていたのに対し、導電体
片６を設けることにより、この部分でも画像部へのトナ
ー付着が行われるため、スリットのみの現像ヘッドによ
る現像よりも画像濃度が向上し（実験によれば1.2から
1.4になった）、高品質の画像が得られる。
効果 以上の如く本発明によれば、構成体とシート状記録部
材との間に不要なトナーが蓄積しなくなるので、地肌部
の地かぶりやノイズが消え、画像濃度も向上し、高品質
の画像を得ることができる。
材との間に不要なトナーが蓄積しなくなるので、地肌部
の地かぶりやノイズが消え、画像濃度も向上し、高品質
の画像を得ることができる。
第１図は実施例の液体現像装置の現像ヘッド部分の断面
図、第２図は従来の液体現像装置の一例を示すシステム
図、第３図はその現像ヘッド部分の断面図である。 ２……構成体 ３……スリット ４……記録紙（シート状記録部材） ６……導電体片 ７……バイアス電源（電圧印加手段）
図、第２図は従来の液体現像装置の一例を示すシステム
図、第３図はその現像ヘッド部分の断面図である。 ２……構成体 ３……スリット ４……記録紙（シート状記録部材） ６……導電体片 ７……バイアス電源（電圧印加手段）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 研一 東京都大田区中馬込１丁目３番６号 株 式会社リコー内 (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G03G 15/10
Claims (1)
- 【請求項１】導電性を備えた構成体によりスリットを構
成し該スリット内にトナーを含む現像液を充満させ、現
像液の液面と前記構成体の上面とに静電潜像を担持した
シート状記録部材を接触させ静電潜像をトナーで現像す
る液体現像装置において、 前記構成体から絶縁されていて、前記スリット内で前記
構成体から離間していて静電潜像を担持した側の前記シ
ート状記録部材面に対向する位置に該シート状記録部材
面から所定の間隙をもって配置した導電体片と、 前記シート状記録部材の静電潜像部の電位より低く静電
潜像の形成されていない部分の電位より高いバイアス電
圧を前記導電体片に印加する電圧印加手段と、 を有することを特徴とする液体現像装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1514990A JP2878366B2 (ja) | 1990-01-26 | 1990-01-26 | 液体現像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1514990A JP2878366B2 (ja) | 1990-01-26 | 1990-01-26 | 液体現像装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03220579A JPH03220579A (ja) | 1991-09-27 |
| JP2878366B2 true JP2878366B2 (ja) | 1999-04-05 |
Family
ID=11880748
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1514990A Expired - Fee Related JP2878366B2 (ja) | 1990-01-26 | 1990-01-26 | 液体現像装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2878366B2 (ja) |
-
1990
- 1990-01-26 JP JP1514990A patent/JP2878366B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03220579A (ja) | 1991-09-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |