JPS591232Y2 - 湿式電子写真現像装置 - Google Patents

湿式電子写真現像装置

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JPS591232Y2
JPS591232Y2 JP10784578U JP10784578U JPS591232Y2 JP S591232 Y2 JPS591232 Y2 JP S591232Y2 JP 10784578 U JP10784578 U JP 10784578U JP 10784578 U JP10784578 U JP 10784578U JP S591232 Y2 JPS591232 Y2 JP S591232Y2
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JP
Japan
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developing
roller
developing electrode
electrode roller
developing device
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JP10784578U
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JPS5526522U (ja
Inventor
啓二 中谷
史郎 鳥海
秀典 鈴木
Original Assignee
ミノルタ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、静電潜像を顕像化するための湿式電子写真現
像装置に関するものである。
従来より、上記湿式現像装置は、反転現像法に適応し得
るものとして、いわゆるリーダプリンタ等の機器におい
て多用されて来ている。
まずここで電子写真における反転現像法について若干の
説明を加えておくことにする。
電子写真における反転現像法は、日刊工業新聞社発行、
吉田洪二著電子写真とその装置(129〜132参照)
に示される如く、光導電性絶縁体層上の静電潜像に、こ
の潜像と同極性のトナーを接近し、潜像電荷部分で反発
させ、電荷のない部分に漏洩電束に従ってトナーを付着
せしめることによりさらには、現像電極を用い感光板表
面の電界を調整することによって連続階調の反転現像を
得ようとするものである。
ここで示される反転現像法は、現像電極に外部バイアス
電源を用いて現像電極に潜像と同極性の電位を付与する
ものであるが、該反転現像法を実用化する上においては
、外部バイアス電源を用いず、後述の如き自己バイアス
現象を利用した反転現像法が用いられている。
この方法原理を第1図に示す。
1は静電潜像担体の底板で、2の部分は絶縁体層でその
上部に金属などの導体で構成されると共に電気絶縁的に
支持された現像電極3を有している。
絶縁層の正電荷4は潜像を示す。この配置に於いて現像
電極3は、絶縁層4の電荷の静電誘導により負電荷5を
生じその結果その負電荷5から離れた現像電極上に正電
荷6が生じ(これを自己バイアス現象と言う)これが前
記したバイアス電源より供給される現像電極電位と同様
の作用をする。
即ち、正電荷6により、絶縁体層2に負電荷7が誘起さ
れ第1図における絶縁体層の一区画における正と負の電
荷の合計が絶縁体層表面の電界を決定しその電界に従っ
て正帯電のトナー8が付着する。
さて、現像電極の効果は、前記の通りであるが、この現
像電極は、アースより電気的に絶縁しておくことが重要
である。
(もしアースに落とされると第1図で示した正電荷6は
、アースに逃げ電極効果は得られない。
)以上に説明した電子写真における反転現像法の原理を
念頭に入れて従来の湿式電子写真現像装置の有していた
不都合点について後述する。
ノーダブリンタ、あるいは電子写真複写機等においては
一般にフィルム、外ワク等機械の主たる構成物は、金属
で構成され、アースされ、現像装置もこれに違わない。
一方液体の現像剤を用いる湿式現像装置については、ロ
ーラ形状の現像電極、即ち現像電極ローラを用いるもの
が広く実用化されている。
この現像電極ローラは、現像液を攪拌し、汲み上げ複写
紙あるいは感光体に供給することを目的としているが、
反転現像の場合は、これをアースより絶縁することによ
り反転現像における現像電極として用いることにより、
前述の如き反転現像を可能ならしめる訳である。
従来の湿式電子写真現像装置においては、現像電極ロー
ラをアースより絶縁するための手段として、現像電極ロ
ーラに金属ローラを用いその軸受部に絶縁部材を用いる
か、又は軸受固定部材自体を絶縁部材にするかの方法が
とられて来た。
しかしいづれの方法にしても現像液の攪拌、汲み上げを
行なう現像電極ローラは、複写紙あるいは感光体との接
触部のみが、濡れるというものではなく、ローラ軸を伝
わり軸受又はその固定部材までをトナーで汚し、時間が
経つと、そのトナーのカーボンで汚された部分は、絶縁
を確保しなければならない部分さえもトナー付着により
形成されたトナー被覆によって導電性を有するようにな
り、しいては、現像電極ローラは、現像電極の役割を果
たさず質の悪い画像を提供する結果となる。
従って、これに対する解決策の一つとして、ローラ軸部
にクリーニング部材を設置する方法が提案されているが
、該方法によっても軸部の摩耗等に伴い、ローラ軸と軸
受との間から軸受固定部材外方に流出する現像液中のト
ナーの付着により遅かれながら前述の如き事態の発生が
見られ、万全を期すためには複数のクリーニング部材を
必要とし、必らずしも最善の策とは言い難い面があった
本考案は、これら従来の湿式現像装置の有していた欠点
に着目してなされたものであり、新規構成からなる現像
電極ローラと、該現像電極ローラ用のクリーナ部材との
組合せによって、I・ナー付着による漏電路形成を防止
し、上記の如き欠点を悉く解決する極めて実用的価値の
高い湿式電子写真現像装置を提供するものである。
以下、添付図面に基づき本考案に係る湿式電子写真現像
装置の一実施例につき説明する。
第2図は、本考案に係る湿式電子写真現像装置の側断面
図で、絶縁性樹脂からなる液溜め槽9を有し、該槽中の
現像液10中にその一部が優るよう現像電極ローラ11
が配置され、表面に静電潜像を有する複写紙15は一対
の入口ローラ12.12’によって現像装置に送り込ま
れ、ガイドローラ13.13’によって複写紙15の潜
像面が現像電極ローラ11に近接するよう案内され一対
の出口ローラ14゜14′により搬出される。
これらのローラは軸受を通し図示されぬ本体フレームに
よって支持されている。
また現像液の液溜め槽9内には、現像ローラ11に付着
したトナーを清掃するためのクリーナ16が設けられて
いる。
前述のローラ11、12.12’、 13.13’、
14.14’はいずれも図中矢印方向に駆動され、複写
紙15を図中矢印方向に搬送するものであるが、該ロー
ラ中、特に現像電極ローラ11は複写紙15の搬送速度
よりも多少その周速が高速に設定されている。
また現像電極ローラ11の構成については詳細につき後
述するものとして、各ローラは図面ハツチングにて明示
する様に、弾性ゴム、導電性金属、絶縁性樹脂、吸湿材
等によって各々構成されている。
次に、第4図にて本考案に係る湿式現像装置における現
像電極ローラの構造について説明する前に、第3図を参
照しながら従来の湿式現像装置における現像電極ローラ
の構造について説明しておく。
現像電極ローラ111は、電極効果を得るために絶縁部
材で作られた軸受118で導電材からなるフレーム11
7とは絶縁されている。
この状態で現像液110の一部は図示のごとく、現像電
極ローラ111の回転軸111′等の表面、軸受118
、フレーム117へと伝わる。
この状態で機械が休止され乾燥され、くり返し使用する
と回転軸111′、軸受118フレーム117についた
トナーはトナーの主成分であるカーボンが表面に付着し
て行き、ついには現像電極ローラ111とフレーム11
7間に漏電路を形成するようになる。
このため、現像電極ローラ111はアースされ電極効果
が得られない結果となる。
次に、第4図を参照しながら、本考案に係る現像電極ロ
ーラの構造につき詳述する。
構成的には第3図に示されるものとの共通部分が多いた
め、両者の差異点についてのみ詳述することにする。
現像電極ローラ11は、金属等の導電性部材20、ポリ
アセタール樹脂等の絶縁性部材19、導電性絶縁性を問
わない回転軸11′からなり導電性部材20はフレーム
から絶縁され、電極効果を得られるべく構成されている
また、本構成で絶縁部材19と回転軸11′は、一つの
絶縁性部材化してもかまわない。
導電性部材20、絶縁性部材19、回転軸11′は、接
着圧入、ビス等で固定されるが各接触部は絶縁性材料を
含浸させることが望ましいことは言うまでもない。
一方、第3図、第4図の各構造の差異に基づく効果の特
徴は、第4図、即ち本考案の一実施例においては、電極
効果を得るための導電性部材20と、アースとの絶縁性
部材19との接合部分をクリーナー16が常に圧接し、
クリーニング作用を得、長期間くり返し使用されても、
絶縁部材にカーボンの付着等がなく、例え軸受部におけ
るトナーの付着があったにせよ、常に絶縁性を保つこと
が出来るということである。
以上の説明から明らかな様に、本考案の湿式電子写真現
像装置は、周面が導電材にて形成される一方、該周面が
軸に対して絶縁材を介して電気絶縁的に支持された現像
電極ローラと、該現像電極ローラにおける絶縁材露出部
表面の少なくとも一部をクリーニングするためのクリー
ニング部材とを備え、現像電極ローラ表面に付着するト
ナーによる漏電路形成を防止することを特徴とするので
、現像電極ローラ軸受近傍におけるトナー付着に何ら関
係なく、絶えず、かつ長期に渡って、現像電極ローラ周
面の導電材を電気的に絶縁状態に維持することができ、
良好な現像効果が期待できる。
なお、本考案に係る湿式電子写真現像装置は、反転現像
法を実施するもののみに限定されるものではなく、他の
あらゆる現像法を実施するものをも対象とすることは勿
論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、電子写真における反転現像法の原理説明図、
第2,4図は本考案に係る湿式電子写真現像装置の一実
施例を示す図面、第3図は従来装置を示す図面である。 1・・・・・・静電潜像担体の底板、2・・・・・・絶
縁体層、3・・・・・・現像電極、8・・・・・・正荷
電トナー、10,110・・・・・・現像液、11.1
11・・・・・・現像電極ローラ、11′・・・・・・
現像電極ローラ軸、16・・・・・・クリーナ、19・
・・・・・導電性部材支持用絶縁性部材、20・・・・
・・現像電極ローラ周面の導電性部材、117・・・・
・・導電性フレーム、118・・・・・・絶縁性軸受、

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 10周面が導電材にて形成される一方、該周面が軸に対
    して絶縁材を介して電気絶縁的に支持された現像電極ロ
    ーラと、該現像電極ローラにおける絶縁材露出部表面の
    少なくとも一部をクリーニングするためのクリーニング
    部材とを備え、現像電極ローラ表面に付着するトナーに
    よる漏電路形成を防止することを特徴とする湿式電子写
    真現像装置。 2、前記現像ローラ周面端部に導電材と絶縁材との接合
    部が存在すると共に、前記クリーニング部材が現像電極
    ローラ周面クリーナ部材を兼用することを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の湿式電子写真現像装
    置。
JP10784578U 1978-08-04 1978-08-04 湿式電子写真現像装置 Expired JPS591232Y2 (ja)

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JPS5526522U JPS5526522U (ja) 1980-02-20
JPS591232Y2 true JPS591232Y2 (ja) 1984-01-13

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