JPH0344576A - ３巻線変圧器の温度試験方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、各巻線の容量が異なる３巻線変圧器の温度
試験を行う温度試験方法に関するものである。

〔従来の技術〕

第５図は従来の３巻線変圧器の温度試験方法を示すもの
で、〈１）は−次巻線、（２）は二次巻線、（３）は三
次巻線、（４）は前記二次巻！１（２）を短絡するため
の短絡部、（５）は前記−次巻線〈１）に接続された電
源、（ＴＲ−１）は前記各巻線（１）、（２）。

（３）からなる被試験変圧器である。

前述の被試験変圧器（ＴＲ−１）の温度試験を行う場合
、各巻線（１）、（２）、（３）の内１つの二次巻線（
２）を短絡し、もう１つの一次巻線（１）から、各巻線
（１）、（２）、（３）がそれぞれ発生する銅損失と鉄
損失を、次の式■に基づいた電流を供給する等価負荷法
により行っていた。

但し、 一＝温度試験回路によって発生する銅損失（Ｉ４〉Ｈ，
＝−次巻線の容量に換算された一次巻線の銅損失（１１
１） Ｉｌ１２＝二次巻線の容量に換算された二次巻線の銅損
失（旧 賀、＝三次巻線の容量に換算された三次巻線の銅損失（
Ｉｆ） Ｌ＝鉄損失（−） ■　＝損失Ｗを得るために必要な供給電流（八）である
。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の３巻線変圧器の温度試験方法によると、２つの巻
線で、３つの巻線の損失を供給することになり、巻線の
電流密度が大きくなるため、１００％等価の損失を供給
できない事から、放熱器を一部閉止して１００％等価の
放熱面積を作り、放熱面積の端数については、補正系数
を用いるために定格使用状態を正確に推定する事が困難
であった。

この発明は、以上のような課題を解決するためになされ
たもので、３つの巻線それぞれに対応した容量の電流を
流すことができるとともに、変圧器の温度特性を明確に
知ることができるようにした３巻線変圧器の温度試験方
法を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕 この発明によ３巻線変圧器の温度試験方法は、−次巻線
、二次巻線、三次巻線の容量がそれぞれ異なる３巻線変
圧器の温度試験方法において、電源供給以外の巻線に任
意のインピーダンスを接続して見かけのインピーダンス
を変えることにより、各巻線の′ｇ量に対応した電流を
流すことができるようにした方法である。

〔作　用〕

この発明における３巻線変圧器の温度試験方法において
は、電源供給以外の巻線の一方に、他の変圧器またはり
アクドル等の任意のインピーダンスを接続し、もう一方
の巻線は短絡する事により、３つの巻線に対応した容量
の電流を流すことができ、実使用と同じ状態で温度試験
を行うことができる。

〔実施例〕

以下、この発明による巻線変圧器の温度試験方法の一実
施例を図について説明する９なお、本実施例では、短絡
法（等偏負荷法）で行うものである。第１図において、
ＴＲ−１は前述した第５図の従来例と同し槽底の被試験
変圧器、（１）は電源（５）が接続された一次巻線、（
２〉は二次巻線、（３）は三次巻線、ＴＲ−２は各巻線
（１）、　（２）　、　（３）に対応した電流を流すた
めに、二次巻線（２）に接続された補助変圧器、（４）
はこの補助変圧器（ＴＲ−２）に接続された第１短絡部
、（４＾）は三次巻線（３〉に接続された第２短絡部で
ある。また、この被試験変圧器（ＴＲ−１）の容量は、
−次巻線容量＝二次巻線容量十三次巻線容量であり、各
巻線（１）、（２）、（３）の容量はそれぞれ異なるも
のである。

第２図は、第１図の等価回路を示す。

ここで、 Ｚ□＝−次巻線容量に換算した、−次巻線の％インピー
ダンス。

八−一巻線容量に換算した、二次巻線の％インピーダン
ス。

ＺＬエニー巻線容量に換算した、三次巻線の％インピー
ダンス。

Ｚｘ＝−次巻線容量に換算した、二次巻線に接続する補
助変圧器（ＴＲ−２）の％インピーダンス。

Ｐ、＝−次巻線容量 Ｐ２＝二次巻線容量 Ｐ、＝三次巻線容置 とすると、次式が成り立ち、二次側に接続する補助変圧
器（ＴＲ−２）の％インピーダンス：Ｚ、、が算出でき
る。

Ｐ、＝Ｐ２＋Ｐ３　　　　　　・・・・・・■Ｌ Ｐ２＝Ｚ１°；＋１”□“ｚ、１□′手−°；；１“−
、ｘＰ　富　　　　　　　゛°　　■式■、■より ３ＸＺＬ ｚ、＝　　−７７−ｚ。

なお、上記実施例では、二次側の見かけのインピーダン
スを大きくするために、補助変圧器（ＴＲ−２）のりア
クタンスを利用したが、ＺＸの値が（＝）の場合は、第
３図のように、三次巻線（３）側に補助変圧器（ＴＲ−
２）を接続する。この場合のＺ８１１７）値は次式とな
る。

２ｘＺｘ ２、＝　　　　−−２，・　・　・　・　■Ｐ。

さらに、第４図の様に、二次巻線（２）にインピーダン
ス調整用コンデンサ（Ｃ）を接続して、二次側の見かけ
のインピーダンスを小さくして行ってもよい。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、各巻線の容量に応じ
た電流が流せるため、１００％の損失が供給可能であり
、放熱器を一部閉止して１００％等価の放熱面積を作る
必要がないため、実使用と同じ状態で試験する事ができ
、変圧器の温度特性を明確に知る事ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による３巻線変圧器の温度
試験方法を示すもので、二次側に補助変圧器を接続した
被試験変圧器の回路図、第２図は第１図の等価回路を示
す等価回路図、第３図および第４図は補助変圧器の他の
実施例を示す回路図、第５図は従来の温度試験方法を示
す被試験変圧器の回路図である。 １は一次巻線、２は二次巻線、３は三次巻線、４は第１
短絡部、４＾は第２短絡部、５は電源である。 なお、 各図中、 同一符号は同−又は相当部分を 示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一次巻線、二次巻線、三次巻線の容量がそれぞれ異なる
   ３巻線変圧器の温度試験を短絡法（等価負荷法）で行う
   ３巻線変圧器の温度試験方法において、電源供給以外の
   巻線に任意のインピーダンスを接続して見かけのインピ
   ーダンスを変えることにより、各巻線の容量に対応した
   電流を供給して変圧器の温度試験を行うようにした３巻
   線変圧器の温度試験方法。