JPH0624171B2 - 単巻変圧器 - Google Patents
単巻変圧器Info
- Publication number
- JPH0624171B2 JPH0624171B2 JP60235257A JP23525785A JPH0624171B2 JP H0624171 B2 JPH0624171 B2 JP H0624171B2 JP 60235257 A JP60235257 A JP 60235257A JP 23525785 A JP23525785 A JP 23525785A JP H0624171 B2 JPH0624171 B2 JP H0624171B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- autotransformer
- brush
- sliding
- shunt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は単巻変圧器のコイル結線法に関し、特にインピ
ーダンス特性の良好な単巻変圧器の実現に好適な技術に
関するものである。
ーダンス特性の良好な単巻変圧器の実現に好適な技術に
関するものである。
第２図，第３図，第４図を用いて従来形単巻変圧器の概
略構造と、解決すべき点について説明する。
略構造と、解決すべき点について説明する。
本発明で対象とする単巻変圧器は、通常ブラシが接触し
て電流を取り出す摺動コイルと並列に分流コイルを有す
るタイプのものである。
て電流を取り出す摺動コイルと並列に分流コイルを有す
るタイプのものである。
第２図において、１は分流コイル、２は摺動コイル、３
はブラシで、このブラシ３を図示しない既知の方法によ
り摺動コイル面上を摺動させ、適当な電圧を取り出す。
４１〜４６は分流コイル１と摺動コイル２の等電位部を
結ぶ短絡線である。
はブラシで、このブラシ３を図示しない既知の方法によ
り摺動コイル面上を摺動させ、適当な電圧を取り出す。
４１〜４６は分流コイル１と摺動コイル２の等電位部を
結ぶ短絡線である。
第３図は第１図のような巻線構造を持つ単巻変圧器のブ
ラシ側（二次側）に換算したインピーダンス特性図で、
入力線が接続されている摺動コイル部にブラシがきた点
で、入力と出力とは直結状態となる等、単巻変圧器のイ
ンピーダンスはほとんど０となる。第４図はこのような
特性を持つ単巻変圧器に一定出力電流負荷を与えながら
ブラシ位置を変化させた時のブラシ位置と出力電圧の関
係を示したものである。直線ｂはインピーダンス特性が
ブラシ位置によつて変化しない理想的な単巻変圧器の場
合のものであり、曲線ａは第３図のようなインピーダン
ス特性を持つ場合のものである。インピーダンス特性の
影響で理想特性ｂと大きくかけはなれた特性ａのような
ものとなる。ａの特性を持つような単巻変圧器を用い
て、たとえばＸ線高電圧装置の管電圧調整器として利用
すると、管電圧の設定値に大きな誤差を生じることとな
り、Ｘ線管装置を破損したり、診断価値の低いＸ線写真
を生成したりすることとなる。
ラシ側（二次側）に換算したインピーダンス特性図で、
入力線が接続されている摺動コイル部にブラシがきた点
で、入力と出力とは直結状態となる等、単巻変圧器のイ
ンピーダンスはほとんど０となる。第４図はこのような
特性を持つ単巻変圧器に一定出力電流負荷を与えながら
ブラシ位置を変化させた時のブラシ位置と出力電圧の関
係を示したものである。直線ｂはインピーダンス特性が
ブラシ位置によつて変化しない理想的な単巻変圧器の場
合のものであり、曲線ａは第３図のようなインピーダン
ス特性を持つ場合のものである。インピーダンス特性の
影響で理想特性ｂと大きくかけはなれた特性ａのような
ものとなる。ａの特性を持つような単巻変圧器を用い
て、たとえばＸ線高電圧装置の管電圧調整器として利用
すると、管電圧の設定値に大きな誤差を生じることとな
り、Ｘ線管装置を破損したり、診断価値の低いＸ線写真
を生成したりすることとなる。
本発明の目的は、前述したような問題点を解決し、ブラ
シ位置に対する出力電圧の直線性の高い単巻変圧器を提
供することにある。
シ位置に対する出力電圧の直線性の高い単巻変圧器を提
供することにある。
本発明は上記した目的を達成するため、入力の供給点を
摺動コイルから分流コイル側に移し、かつ分流コイルと
摺動コイルとの短絡線を入力接続点から適当に離れた位
置に設けることにより、ブラシ位置の入力接続点近傍で
のインピーダンスの変動巾を少なくし、出力電圧のブラ
シ位置に対する直線性を改善したものである。
摺動コイルから分流コイル側に移し、かつ分流コイルと
摺動コイルとの短絡線を入力接続点から適当に離れた位
置に設けることにより、ブラシ位置の入力接続点近傍で
のインピーダンスの変動巾を少なくし、出力電圧のブラ
シ位置に対する直線性を改善したものである。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第１図は本発明の実施例による単巻変圧器のコイル結線
図を示し、第２図と同じものは同一符号を付してある。
第５図，第６図はそれぞれ第１図のような構造による単
巻変圧器のブラシ側に換算したインピーダンス特性図お
よびその出力負荷特性図である。
図を示し、第２図と同じものは同一符号を付してある。
第５図，第６図はそれぞれ第１図のような構造による単
巻変圧器のブラシ側に換算したインピーダンス特性図お
よびその出力負荷特性図である。
第１図において第２図の従来形と異なっている点は、入
力線の接続方法である。第２図においては入力線は摺動
コイル２に接続しているため、接続点にブラシ３がきた
所で先に述べたような問題点を生じた。本発明による単
巻変圧器は、入力線を分流コイル１に接続し、かつ分流
コイル１と摺動コイル２の短絡線４１〜４６を一次入力
線の接続点をさけて接続してある。このためブラシ３が
どの位置にあつても、入力側と出力側が直結されること
がなくなり、そのインピーダンス特性は第５図に示す如
く、従来形に比しその変動巾は大巾に少なくなつてい
る。この変動巾は、短絡線の位置を適正に選択すること
により、実用的に充分な変動巾になるよう設定すること
ができる。この結果、その負荷特性は第６図ａ′の如く
理想直線ｂに近いものとなり、先にも述べたＸ線装置の
管電圧調整用変圧器などとして用いた場合、その設定精
度を向上させることができる。
力線の接続方法である。第２図においては入力線は摺動
コイル２に接続しているため、接続点にブラシ３がきた
所で先に述べたような問題点を生じた。本発明による単
巻変圧器は、入力線を分流コイル１に接続し、かつ分流
コイル１と摺動コイル２の短絡線４１〜４６を一次入力
線の接続点をさけて接続してある。このためブラシ３が
どの位置にあつても、入力側と出力側が直結されること
がなくなり、そのインピーダンス特性は第５図に示す如
く、従来形に比しその変動巾は大巾に少なくなつてい
る。この変動巾は、短絡線の位置を適正に選択すること
により、実用的に充分な変動巾になるよう設定すること
ができる。この結果、その負荷特性は第６図ａ′の如く
理想直線ｂに近いものとなり、先にも述べたＸ線装置の
管電圧調整用変圧器などとして用いた場合、その設定精
度を向上させることができる。
なお、実施例では、ブラシ側を出力側として説明した
が、ブラシ側を入力側として用いることも可能である。
が、ブラシ側を入力側として用いることも可能である。
以上述べた如く本発明によれば、単巻変圧器のブラシ位
置の変化に対するインピーダンスの変化を少なくするこ
とができる。
置の変化に対するインピーダンスの変化を少なくするこ
とができる。
第１図は本発明の一実施例になる単巻変圧器の回路構成
図、第２図は従来装置の回路構成図、第３図は従来の変
圧器の二次側に換算したブラシ位置に対するインピーダ
ンス特性図、第４図は従来の変圧器に定出力電流負荷を
接続したときのブラシ位置に対する出力電圧特性図、第
５図及び第６図は本発明の変圧器の前記の如きインピー
ダンス特性図及び出力電圧特性図を示す。 １……分流コイル、２……摺動コイル、３……ブラシ、
４１〜４６……短絡線、……インピーダンス、Ｖ０…
…出力電圧。
図、第２図は従来装置の回路構成図、第３図は従来の変
圧器の二次側に換算したブラシ位置に対するインピーダ
ンス特性図、第４図は従来の変圧器に定出力電流負荷を
接続したときのブラシ位置に対する出力電圧特性図、第
５図及び第６図は本発明の変圧器の前記の如きインピー
ダンス特性図及び出力電圧特性図を示す。 １……分流コイル、２……摺動コイル、３……ブラシ、
４１〜４６……短絡線、……インピーダンス、Ｖ０…
…出力電圧。
Claims (1)
- 【請求項１】分流コイルと、摺動コイルと、電流の出力
もしくは入力を行なう摺動ブラシと、分流コイルと摺動
コイル間とを接続する短絡線とを有する単巻変圧器にお
いて、単巻変圧器への、もしくは単巻変圧器からの導入
出力線を分流コイル側に接続し、分流コイルと摺動コイ
ルとを結ぶ短絡線は前記導入出力線の接続点と異なる位
置に設けたことを特徴とする単巻変圧器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60235257A JPH0624171B2 (ja) | 1985-10-23 | 1985-10-23 | 単巻変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60235257A JPH0624171B2 (ja) | 1985-10-23 | 1985-10-23 | 単巻変圧器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6295811A JPS6295811A (ja) | 1987-05-02 |
| JPH0624171B2 true JPH0624171B2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=16983400
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60235257A Expired - Lifetime JPH0624171B2 (ja) | 1985-10-23 | 1985-10-23 | 単巻変圧器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0624171B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4734265B2 (ja) * | 2007-02-02 | 2011-07-27 | 日進工具株式会社 | ラジアスエンドミル |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5630693B2 (ja) * | 1972-11-06 | 1981-07-16 | ||
| JPS5923090B2 (ja) * | 1976-07-06 | 1984-05-30 | 三菱電機株式会社 | タツプ切替え式自動電圧調整器 |
| JPS58188112A (ja) * | 1982-04-28 | 1983-11-02 | Toshiba Corp | 摺動式変圧器 |
-
1985
- 1985-10-23 JP JP60235257A patent/JPH0624171B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6295811A (ja) | 1987-05-02 |
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