JPH10322911A - 力率改善方式 - Google Patents
力率改善方式Info
- Publication number
- JPH10322911A JPH10322911A JP9182917A JP18291797A JPH10322911A JP H10322911 A JPH10322911 A JP H10322911A JP 9182917 A JP9182917 A JP 9182917A JP 18291797 A JP18291797 A JP 18291797A JP H10322911 A JPH10322911 A JP H10322911A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transformer
- voltage
- power factor
- current
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Measuring Phase Differences (AREA)
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
- Control Of Electrical Variables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 送配電回路の力率を改善することを目的とす
る。 【構成】 負荷回路の力率を2つの直列の変圧器にタッ
プを設け1つは電流値により他の1つは力率によって夫
々タップを調整し1つのコンデンサにより力率を改善す
る.又送配電ケーブル回路の線間容量を打消すため受電
変圧器に小さな漏洩磁路を設けてそのインダクタンスと
線間容量とが並列共振を生ずるようにして回路の力率を
改善する。
る。 【構成】 負荷回路の力率を2つの直列の変圧器にタッ
プを設け1つは電流値により他の1つは力率によって夫
々タップを調整し1つのコンデンサにより力率を改善す
る.又送配電ケーブル回路の線間容量を打消すため受電
変圧器に小さな漏洩磁路を設けてそのインダクタンスと
線間容量とが並列共振を生ずるようにして回路の力率を
改善する。
Description
【発明の詳細な説明】 この発明は送配電回路の力率を改善するためのものであ
る。請求項1は電圧と電流の相差を計る方式で一般に電
圧は大きく変動しないが電流は負荷によって変動するの
で、電流に比例するCTの出力を電源回路のVT出力と
同一とするように自動的に調整しこの2つの出力の差を
取る時は相差αに対し2sin α/2の電圧として出
力する又この2つの出力の和を取るのによっても測定し
得る。この相差電圧を用いて力率改善のためのコンデン
サの調整を行う。請求項2は力率改善用のコンデンサを
1ヶとし2つの直列変圧器を通じて変圧器2次側にタッ
プを設け、1組は負荷電流の大きさにより又他の1組は
力率によってタップを調整することによりコンデンサの
耐圧は高くなるが変圧器の変圧比によって力率を調整し
得る。この方式によれば変圧比をn倍とすれば耐圧はn
倍となるが容量はnの2乗倍となる利点があり力率改善
上有利である。請求項3はケーブル伝送回路の線間容量
の影響はかなり大きいのでこれを減少させるには回路に
並列にインダクタンスを挿入し並列共振状態とする方法
も考えられるが送電容量が大きい場合はこの方法は不可
能である。この方式は磁気漏洩を増加させるための変圧
器の鉄心に小さな分岐磁路を設けこのインダクタンスと
線間容量とで並列共振をさせようとするものである。こ
れによって線間容量はある程度減少するが伝送電力等が
変動することを考えると磁心に第3巻線を設けてその出
力を位相差により調整するタップを通じて変圧器に接続
し変圧器の2次側に主としてインダクタンスを入れて変
化に対応することも考えられる。いずれにしてもこの方
式は電力伝送上有効な手段である。
る。請求項1は電圧と電流の相差を計る方式で一般に電
圧は大きく変動しないが電流は負荷によって変動するの
で、電流に比例するCTの出力を電源回路のVT出力と
同一とするように自動的に調整しこの2つの出力の差を
取る時は相差αに対し2sin α/2の電圧として出
力する又この2つの出力の和を取るのによっても測定し
得る。この相差電圧を用いて力率改善のためのコンデン
サの調整を行う。請求項2は力率改善用のコンデンサを
1ヶとし2つの直列変圧器を通じて変圧器2次側にタッ
プを設け、1組は負荷電流の大きさにより又他の1組は
力率によってタップを調整することによりコンデンサの
耐圧は高くなるが変圧器の変圧比によって力率を調整し
得る。この方式によれば変圧比をn倍とすれば耐圧はn
倍となるが容量はnの2乗倍となる利点があり力率改善
上有利である。請求項3はケーブル伝送回路の線間容量
の影響はかなり大きいのでこれを減少させるには回路に
並列にインダクタンスを挿入し並列共振状態とする方法
も考えられるが送電容量が大きい場合はこの方法は不可
能である。この方式は磁気漏洩を増加させるための変圧
器の鉄心に小さな分岐磁路を設けこのインダクタンスと
線間容量とで並列共振をさせようとするものである。こ
れによって線間容量はある程度減少するが伝送電力等が
変動することを考えると磁心に第3巻線を設けてその出
力を位相差により調整するタップを通じて変圧器に接続
し変圧器の2次側に主としてインダクタンスを入れて変
化に対応することも考えられる。いずれにしてもこの方
式は電力伝送上有効な手段である。
第1図は力率測定の回路を示し、1はVT,2はCT,
3は電圧調整のスライダック,4は力率を表示するもの
である。5は力率調整用のコンデンサで6は抵抗,7は
インダクタンスを示す。第2図は直列に2ヶの変圧器を
入れて1つのコンデンサによって調整する回路で、8は
電流値によってタップを切換る変圧器,9は力率によっ
てタップを切換る変圧器であり、10はタップを示す.
第3図は伝送用変圧器11に漏洩磁路13を設けて線間
容量12と並列共振を生ずるためのもので、補助手段と
して第3巻線14とこれに接続される変圧器15にタッ
プを設け2次側にインダクタンス16をおく.
3は電圧調整のスライダック,4は力率を表示するもの
である。5は力率調整用のコンデンサで6は抵抗,7は
インダクタンスを示す。第2図は直列に2ヶの変圧器を
入れて1つのコンデンサによって調整する回路で、8は
電流値によってタップを切換る変圧器,9は力率によっ
てタップを切換る変圧器であり、10はタップを示す.
第3図は伝送用変圧器11に漏洩磁路13を設けて線間
容量12と並列共振を生ずるためのもので、補助手段と
して第3巻線14とこれに接続される変圧器15にタッ
プを設け2次側にインダクタンス16をおく.
Claims (3)
- 【請求項1】 交流回路の電圧と電流との相差を計る方
式として、電流計測用変圧器(以下CTという)の出力
を電圧測定用の変圧器(以下UTという)の出力と相等
しくするための電圧調整を行った上、この2つの値を組
合せて相差を計測する方式。 - 【請求項2】 交流回路の力率を改善するに当り負荷回
路の力率を請求項1の方式等により計測すると共に負荷
回路の電流値を計測し、この両者を夫々2つの直列の変
圧器にタップを設けて力率及び電流値に応じたタップを
経て1つのコンデンサに接続し力率を改善する方式. - 【請求項3】 ケーブルによる電力伝送回路における線
間容量による進相電流を減少させる方式として、受電変
圧器の一次側インダクタンスを増加させるため、変圧器
鉄心に小さな漏洩磁路を設け線間容量と並列共振を生ず
るように設定する方式である。ただし細部調整を必要と
するときは変圧器に第3巻線を設けてその出力を別の変
圧器に接続し二次側にはインダクタンス又はコンデンサ
を接続し、一次側にはタップを設けて力率によってタッ
プを調整する方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9182917A JPH10322911A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 力率改善方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9182917A JPH10322911A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 力率改善方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10322911A true JPH10322911A (ja) | 1998-12-04 |
Family
ID=16126651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9182917A Pending JPH10322911A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 力率改善方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10322911A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009177979A (ja) * | 2008-01-25 | 2009-08-06 | West Japan Railway Co | 補償用変圧器 |
JP2012029425A (ja) * | 2010-07-22 | 2012-02-09 | Ns Electronics Co Ltd | 高調波電流抑制装置および高調波電流抑制による省エネシステム |
KR101190515B1 (ko) | 2012-06-11 | 2012-10-16 | (주)드림파워텍 | 자동 역률 조정 장치 및 그 방법 |
-
1997
- 1997-05-21 JP JP9182917A patent/JPH10322911A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009177979A (ja) * | 2008-01-25 | 2009-08-06 | West Japan Railway Co | 補償用変圧器 |
JP2012029425A (ja) * | 2010-07-22 | 2012-02-09 | Ns Electronics Co Ltd | 高調波電流抑制装置および高調波電流抑制による省エネシステム |
KR101190515B1 (ko) | 2012-06-11 | 2012-10-16 | (주)드림파워텍 | 자동 역률 조정 장치 및 그 방법 |
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