JPH034438B2 - - Google Patents

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JPH034438B2
JPH034438B2 JP21919885A JP21919885A JPH034438B2 JP H034438 B2 JPH034438 B2 JP H034438B2 JP 21919885 A JP21919885 A JP 21919885A JP 21919885 A JP21919885 A JP 21919885A JP H034438 B2 JPH034438 B2 JP H034438B2
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ring
planetary
pawl
gear
carrier
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JP21919885A
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Kikuzo Takamya
Masakazu Inaba
Kunitoshi Kosaka
Mitsuo Tanaka
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Bridgestone Cycle Co Ltd
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Bridgestone Cycle Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、内歯ラチエツトに噛合する爪送りに
よつて無段階に変速伝動することができるところ
の、主に自転車の変速装置に適している無段変速
装置に関するものである。
(従来の技術) この種の従来装置としては、例えば特公昭34−
1722号公報に開示されたものがある。
(発明が解決しようとする問題点) 上述の従来装置は、増速比を大きくするためラ
チエツトと爪による増速装置を二段に設けたもの
である。しかしながらこのラチエツトと爪による
伝動装置は増速比を大きくすることが困難である
ため、たとえ二段にしてもなお増速比が不足する
場合がある上に、増速時の駆動域において各爪に
かかる荷重を順次リレーする場合に、駆動ラチエ
ツトと被動爪の歯先間にギヤツプがあると、この
ギヤツプのため被動爪の交代時にシヨツクや騒音
が発生するが、この現象は特にこの伝動装置を二
段にした場合に一層増幅されるという問題点があ
つた。
本発明は上述の問題点を解決するためになされ
たもので、この種の無段変速装置の増速比を大き
くすると共に、増速駆動時におけるリレーシヨツ
クや騒音を減少させることを目的とするものであ
り、またこのリレーシヨツク防止機構を設けた場
合にも自転車特有のペダルの逆回転を各部に無理
を与えることなく許容できるようにしたものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 上述の目的を達成するため本発明においては、
入力側の駆動回転部材の内周に一方向クラツチを
介して複数列の内歯ラチエツトリングを並設し、
前記駆動回転部材の円周複数個所にそれぞれ大径
部と小径部を有する遊星ローラを回転自在に遊嵌
し、フレームに固定した固定リングの内周部に一
方向クラツチを介して外側リングを嵌め込み、こ
の外側リングの内周面に前記遊星ローラの大径部
を圧接すると共に、この遊星ローラの小径部を前
記内歯ラチエツトリングの段部に嵌合した内側リ
ングの外周面に圧接して内側リングをそれぞれ前
記内歯ラチエツトリングと摩擦接合し、この内歯
ラチエツトに噛合する複数列の爪の基部を中心軸
に対して偏心量調整自在な偏心カムに回転自在に
設けたキヤリヤに枢支して無段変速装置を構成
し、前記キヤリヤによつて駆動される歯車を遊星
キヤリヤとして前記中心軸に回転自在に設け、こ
の遊星キヤリヤの片側に遊星歯車を回転自在に設
け、前記駆動回転部材と一体に形成した内歯歯車
に前記遊星歯車を噛合させると共に、この遊星歯
車と噛合する太陽歯車を前記中心軸に回転自在に
設けて遊星歯車式増速装置を構成し、この遊星歯
車式増速装置と前記無段変速装置とを組み合わせ
て、前記太陽歯車より出力を取り出すようにして
無段変速装置を構成する。
(作用) 上述のように本発明においては、ラチエツトと
爪による無段変速装置と、増速比をとり易い遊星
歯車式増速装置とを組み合わせたから、増速比の
大きな無段変速装置を得ることができる。
またラチエツトと爪による無段変速装置は、シ
ヨツクや騒音が発生し易く、特に上述した従来装
置のようにこれを二段にすると、そのシヨツクや
騒音が増幅されるおそれがあつたが、本発明によ
れば、一段目の無段変速装置に遊星ローラによる
リレーシヨツク防止機構を設けると共に、二段目
の増速装置を遊星歯車式増速装置にしたため、増
速駆動時におけるリレーシヨツクや騒音を大幅に
減少させることができる。
さらに本発明においては、固定リングの内周部
に一方向クラツチを介して外側リングを嵌め込
み、この外側リングの内周面に遊星ローラの大径
部を圧接するようにしたから、自転車のペダルを
逆転させた場合には前記の一方向クラツチの作用
によつて外側リングは自由に回転する。したがつ
て装置各部に無理がかかるおそれはない。
(実施例) 以下、図面について本発明を自転車用無段変速
装置に適用した実施例を説明する。
図中1は自転車フレームのチエンステー、1a
は後爪、2は後爪1aにロツクナツト3により固
定した後輪ハブ軸、4はベアリング5を介して回
転自在に嵌合した後輪ハブ、6はスポークであ
る。
本実施例においては、第1図における右側の後
輪ハブ軸2のねじ部2aに内先偏心カム7を螺合
して固定し、この内側偏心カム7の外周にウオー
ムホイール8と一体に形成した外側偏心カム9を
回転自在に嵌装する。10はこのウオームホイー
ル8と噛合するウオーム、11aはこのウオーム
8と固着したインナーワイヤ、11bはそのアウ
ターワイヤである。
またフランジ付円筒部12aと歯車12bとを
一体に結合してキヤリヤ12を形成し、このキヤ
リヤ12の円筒部12aをベアリング13を介し
て外側偏心カム9の外周に嵌合する。
また14は皿形状のケースで、このケース14
を内側偏心カム7とロツクナツト3によつて後輪
ハブ軸2に対して固定する。15は後輪用のスプ
ロケツト(入力側の駆動回転部材)で、15aは
このスプロケツト15と一体に形成した円筒部で
あり、このスプロケツト15はベアリング16,
17を介してケース14と後輪ハブ4との間に回
転自在に設けられている。18はチエンである。
またスプロケツト15の円筒部15aの内周面
に一方向クラツチ19を介して複数列(本実施例
では2列)の内歯ラチエツトリング20,21を
並設し、これら各ラチエツトリング20,21の
内周面にそれぞれラチエツト20a,21aを設
けると共に、ラチエツト20a,21aとそれぞ
れ噛合する複列で、かつ各列複数個(本実施例で
は4個)の爪22,23の基部を、前記キヤリヤ
12の円筒部12aの外周部にピン24(第3図
a参照)を介して左右互い違いに配置して枢支す
る。また25は爪22,23の先端を常にラチエ
ツト20a,21aに圧接させるためのばねであ
る。
またキヤリヤ12の歯車12bと噛合する内歯
歯車26を有すると共に、この内歯歯車26と同
一の内歯歯車27を背中合わせに一体に形成した
伝動歯車28をベアリング29を介して内側偏心
カム7と同心に回転自在に設け、内歯歯車27と
噛合する歯車30をベアリング31を介して後輪
ハブ軸2に回転自在に設けて無段変速装置を構成
する。
また第1図および第3図に示すように、入力側
の駆動回転部材であるスプロケツト15の円筒部
15aの円周複数個所(本実施例では円周3等分
位置の3個所)にそれぞれ切欠部15bを設け、
大径部32aと、大径部32aの両側に同心で突
設した小径部32bを有する遊星ローラ32をそ
れぞれ前記切欠部15bに回転自在に遊嵌し、こ
れらの遊星ローラ32の大径部32aに外接する
外側リング33を一方向クラツチ34を介して固
定リング35の内側に嵌め込み、この固定リング
35を第2図に示すように固定板35aを介して
チエンステー1に固定して設ける。
第1図および第3図aに示す一方向クラツチ3
4は、ばね鋼線を外側リング33の外周部に複数
回(本実施例では2回)巻き付けると共に、その
一端部34aを固定リング35に係止して一方向
クラツチばね34bを形成したものである。
このようにすると、第3図aにおいて外側リン
グ33の矢印A方向の回転を阻止し、矢印Aと反
対方向の回転は許容するようになる。
また第3図bに示す一方向クラツチは、外側リ
ング33の外周部にラチエツト33aを形成し、
このラチエツト33aと噛合する爪34cを固定
リング35に枢支し、ばね34dにより爪34c
をラチエツト33aに押し付けるようにしたもの
である。
この場合も外側リング33の矢印A方向の回転
を阻止し、それと反対方向の回転を許容すること
ができる。
また第3図cに示すものは外側リング33と固
定リング35との間に、ゴム等の弾性物製の弾性
リング34eを圧入したものである。この場合弾
性リング34eは完全な一方向クラツチの作用は
しないが、外側リング33の矢印A方向の回転を
その摩擦力によりある程度阻止し、また矢印Aと
反対方向の回転はある程度の抵抗はあるが、許容
することができる。したがつて場合によつては第
3図cのようにしてもよい。
また内側リング36を、前記内歯ラチエツトリ
ング20,21の対向側に設けた段部にそれぞれ
嵌合して摩擦接合すると共に、各内歯リング36
の外周面を前記遊星ローラ32の小径部32bに
圧接し、遊星ローラ32の大径部32aも外側リ
ング33の内周面に圧接してリレーシヨツク防止
装置を構成する。
また第1図に示すように、入力側の回転部材で
あるスプロケツト15の円筒部15aをさらに延
長してその延長円筒部15cの端部に内歯歯車3
7(第6図参照)を形成し、この内歯歯車37と
噛合する複数個(本実施例では4個)の遊星歯車
38を軸39によりそれぞれ前記歯車30を遊星
キヤリヤとしてその片側に回転自在に枢支し、こ
れらの遊星歯車38と噛合する太陽歯車40をベ
アリング41を介して後輪ハブ軸2に回転自在に
設けて遊星歯車式増速装置を構成する。
また第1,7,8図は上述した無段変速装置の
逆入力許容装置であつて、これは円筒状の爪キヤ
リヤ42を前記太陽歯車40と一体に形成し、こ
の爪キヤリヤ42の円筒部に切欠部42aを設
け、この切欠部42a内に爪43をピン44によ
り揺動自在に枢支して設け、この爪43の外方突
出端と自転車の正転時に係合するラチエツト45
aを有するラチエツトリング45を後輪ハブ4に
固着して設け、さらに爪キヤリヤ42の外周面に
設けた環状溝42b内にリング状の爪ばね46を
嵌め込んで爪43の外側端が常に内歯ラチエツト
45aと係合するように付勢する。
また第1図における太陽歯車40の左側の後輪
ハブ軸2に一方向クラツチ47を介して不可逆カ
ム48を嵌合し、この不可逆カム48の外周には
凹陥部48aを設け、この凹陥部48aにほぼL
型のてこ爪49の一端部49aを係合させ、この
てこ爪49を軸50を介して爪キヤリヤ40に枢
支すると共に、てこ爪49の他端部49bを前記
爪43の内側端部の内側に係合させて逆入力許容
装置を構成してある。
つぎに上述のように構成した本発明の実施例の
作用を説明する。まず伝動順序を説明すると、図
示しないクランクペダルを介してクランクギアが
回転し、その回転がチエン18によりスプロケツ
ト15に伝えられる。スプロケツト15の回転は
一方向クラツチ19を介して内歯ラチエツトリン
グ20,21に伝えられ、さらにラチエツト20
a,21aより爪22,23、ピン24を介して
キヤリヤ12に伝えられる。キヤリヤ12が回転
すると、歯12bが回転し、第4図に示すように
これと噛合する内歯歯車26を介して伝動歯車2
8が回転し、さらに第5図に示すように、内歯歯
車27と歯車30の噛合によつて歯車30が後輪
ハブ軸2を中心にして回転する。
第1図〜第5図は外側偏心カム9が最大偏心状
態にある場合を示しているが、インナーワイヤ1
1aを介してウオーム10を回転させることによ
り、これと噛合するウオームホイール8を介して
外側偏心カム9を180゜回転させると、外側偏心カ
ム9の外周面が後輪ハブ軸2と同心になる。外側
偏心カム9が同心になると、駆動回転体であるス
プロケツト15、および各ラチエツトリング2
0,21も後輪ハブ軸2と同心になるから、この
状態で駆動側回転体であるスプロケツト15が第
2図の矢印Bの方向に回転すると、一方向クラツ
チ19を介して各ラチエツトリング20,21お
よび爪22,23が一体的に回転するため、この
場合の変速比は1:1となる。
またインナーワイヤ11aの操作によつて外側
偏心カム9を図に示すように最大偏心状態にする
と、スプロケツト15の矢印B方向の回転が一方
向クラツチ19を介して内歯ラチエツトリング2
0,21に伝わりラチエツトリング20は爪22
を介してキヤリヤ12に回転を伝え、ラチエツト
リング21は爪23を介してキヤリヤ12に回転
を伝える。
そして外側偏心カム9が偏心している場合は、
第3図aの駆動域C(この場合爪が8個あるため
360゜の8等分の角度45゜である。)にある爪による
増速率が最大であるから従動回転体であるキヤリ
ヤ12はこの爪によつて増速回転させられ、他の
爪はラチエツトリング20,21の各ラチエツト
20a,21aに対して矢印Dの方向にすべつて
回転することになる。
そして爪が駆動域Cから外れると共に、つぎの
爪が駆動域C内に入ると、今度はその爪を介して
増速駆動され、順次後続の爪へと伝動爪が交代す
る。
この場合の変速比(増速比)は、後輪ハブ軸2
の中心O1を基点とする爪の駆動域である角度θ1
と、外側偏心カム9の中心O2を基点とする爪の
駆動域である角度θ2との比となる。
つぎに遊星ローラ32の作用について説明す
る。
すなわち、入力側の回転部材であるスプロケツ
ト15が第2図の矢印Bの方向に回転すると、そ
れに伴つて遊星ローラ32が第3図の矢印Aの方
向に公転するため、遊星ローラ32の大径部32
aと外側リング33との圧接による摩擦抵抗によ
つて遊星ローラ32が矢印Eの方向に自転する。
この場合外側リング33は一方向クラツチ34の
作用によつて固定リング35に対して固定されて
いる。この遊星ローラ32の公転と自転とが遊星
ローラ32の小径部32bを介して内側リング3
6に伝えられる。この場合の内側リング36の回
転は入力側のスプロケツト15の回転に対して約
1.5倍に増速されるから、この内側リング36と
摩擦接合している内歯ラチエツトリング20,2
1も増速回転する。したがつて被動爪22,23
の伝動リレー時にたとえラチエツト20a,21
aと爪22,23の歯先間にギヤツプがあつて
も、前記した内歯ラチエツトリング20,21の
増速回転によつてラチエツト20a,21aが爪
22,23に直ぐ追いつくため、歯先間のギヤツ
プがなくなる。
なおラチエツト20a,21aと爪22,23
が完全噛合して駆動されている間は、遊星ローラ
32が各接触部材と適度にスリツプして各部材間
の速度差を吸収することになる。
つぎに前記したように遊星キヤリヤである歯車
30が、第5図の矢印Fの方向に回転すると、軸
39を介して各遊星歯車38が第6図の矢印Gの
方向に公転する。この時内歯歯車37もスプロケ
ツト15と一体に矢印Gの公転速度よりもおそい
矢印H方向の回転をしているため、遊星歯車38
は矢印Iの方向に自転する。したがつて太陽歯車
40は遊星歯車38の矢印G方向の公転と、矢印
I方向の自転によつて矢印Jのように増速して回
転する。太陽歯車40が回転すると、これと一体
の爪キヤリヤ42が第7図の矢印Kの方向に回転
するから、ピン44、爪43、内歯ラチエツト4
5a、ラチエツトリング45を介して後輪ハブ4
を同じく矢印Lの方向に回転させることにより自
転車が走行する。
なおこの場合、爪キヤリヤ40が矢印Kの方向
に回転すると、てこ爪49を介して不可逆カム4
8も共に矢印Mの方向に回転するが、この回転は
一方向クラツチ47の作用によつて許容される。
これに対して自転車が後退することにより後輪
ハブ4が第7図の矢印Nの方向に回転すると、す
なわち逆入力が作用した時は、ラチエツトリング
45も矢印Nの方向に回転するから、爪43、ピ
ン44を介して爪キヤリヤ40も矢印Nの方向に
回転しようとする。このためてこ爪49を介して
不可逆カム48が矢印Oの方向へ逆転しようとす
るが、この不可逆カム48は一方向クラツチ47
の作用によつて回転しないから、不可逆カム48
の凹陥部48aと一端部49aが係合しているて
こ爪49が第8図の矢印Pの方向に回転する結
果、てこ爪49の他端部49bが爪43の内側端
部を爪ばね46に抗して押し出すから、爪43の
外側端部が第8図の矢印Qのように回動して内歯
ラチエツト45aから外れる。このため後輪ハブ
4は第8図の矢印Nの方向に自由に回転すること
ができる。したがつて逆入力は増速および変速の
伝動装置には伝わらなくなる。
なお自転車においては、乗員がしばしばペダル
を逆回転させることがあるが、本発明装置では、
固定リング35の内周部に一方向クラツチ34を
介して外側リング33を嵌め込み、この外側リン
グ33の内周面に遊星ローラ32の大径部32a
を圧接してあるから、ペダルを回転させて、スプ
ロケツト15およびその円筒部15aが第2図お
よび第3図の矢印Rの方向に回転しても、外側リ
ング33は一方向クラツチ34の作用によつて矢
印Rの方向の回転は自由であるから、遊星ローラ
32と無理なく連動する。このため本発明装置で
は、たとえペダルを逆転させても、大きな抵抗は
発生せず、装置各部に無理を与えないから、耐久
性も向上する。
(発明の効果) 上述のように本発明においては、ラチエツトと
爪による無段変速装置と、増速比をとり易い遊星
歯車式増速装置とを組み合わせたから、増速比の
大きな無段変速装置を得ることとができるという
すぐれた効果が得られる。
またラチエツトと爪による無段変速装置は、シ
ヨツクや騒音が発生し易く、特に上述した従来装
置のようにこれを二段にすると、そのシヨツクや
騒音が増幅されるおそれがあつたが、本発明によ
れば、一段目の無段変速装置に遊星ローラによる
リレーシヨツク防止機構を設けると共に、二段目
の増速装置を遊星歯車式増速装置にしたため、増
速駆動時におけるリレーシヨツクや騒音を大幅に
減少させることができるという効果も得られる。
また本発明装置によれば、自転車のペダルを逆
回転させても、大きな抵抗を発生しない上に、装
置各部に無理を与えないから、装置の耐久性も向
上するという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の横断平面図、第2図は第
1図の一部を−断面で示す側面図、第3図a
は第1図の−断面図、第3図bおよびcは一
方向クラツチの他の実施例を示す部分断面図、第
4図は第1図の−断面図、第5図は第1図の
−断面図、第6図は第1図の−断面図、
第7図は第1図の−断面図、第8図は第7図
の作動説明図である。 1……チエンステー、2……後輪ハブ軸(中心
軸)、3……ロツクナツト、4……後輪ハブ(最
終出力側の回転部材)、7……内側偏心カム、9
……外側偏心カム、12……キヤリヤ、15……
スプロケツト(入力側の駆動回転部材)、18…
…チエン、19……一方向クラツチ、20,21
……内歯ラチエツトリング、22,23……爪、
28……伝動歯車、30……歯車(遊星キヤリ
ヤ)、32……遊星ローラ、32a……大径部、
32b……小径部、33……外側リング、34…
…一方向クラツチ、35……固定リング、36…
…内側リング、37……内歯歯車、38……遊星
歯車、40……太陽歯車、42……爪キヤリヤ、
43……爪、45……ラチエツトリング、46…
…爪ばね、47……一方向クラツチ、48……不
可逆カム、49……てこ爪。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 入力側の駆動回転部材の内周に一方向クラツ
    チを介して複数列の内歯ラチエツトリングを並設
    し、前記駆動回転部材の円周複数個所にそれぞれ
    大径部と小径部を有する遊星ローラを回転自在に
    遊嵌し、フレームに固定した固定リングの内周部
    に一方向クラツチを介して外側リングを嵌め込
    み、この外側リングの内周面に前記遊星ローラの
    大径部を圧接すると共に、この遊星ローラの小径
    部を前記内歯ラチエツトリングの段部に嵌合した
    内側リングの外周面に圧接して内側リングをそれ
    ぞれ前記内歯ラチエツトリングと摩擦接合し、こ
    の内歯ラチエツトに噛合する複数列の爪の基部を
    中心軸に対して偏心量調整自在な偏心カムに回転
    自在に設けたキヤリヤに枢支して無段変速装置を
    構成し、前記キヤリヤによつて駆動される歯車を
    遊星キヤリヤとして前記中心軸に回転自在に設
    け、この遊星キヤリヤの片側に遊星歯車を回転自
    在に設け、前記駆動回転部材と一体に形成した内
    歯歯車に前記遊星歯車を噛合させると共に、この
    遊星歯車と噛合する太陽歯車を前記中心軸に回転
    自在に設けて遊星歯車式増速装置を構成し、この
    遊星歯車式増速装置と前記無段変速装置とを組み
    合わせて、前記太陽歯車より出力を取り出すよう
    にしたことを特徴とする無段変速装置。 2 特許請求の範囲第1項記載の無段変速装置の
    出力側回転部材である太陽歯車と一体に円筒状の
    爪キヤリヤを形成し、この爪キヤリヤの円筒部に
    切欠部を設け、この切欠部内に爪を揺動自在に設
    け、この爪の外方突出端と係合する内歯ラチエツ
    トを最終出力側の回転部材に設け、前記中心軸に
    不可逆カムを一方向クラツチを介して逆転しない
    ように嵌合し、逆入力時この不可逆カムに関連し
    て前記爪と前記内歯ラチエツトの係合を解除する
    ようにしたことを特徴とする無段変速装置。
JP21919885A 1985-06-27 1985-10-03 無段変速装置 Granted JPS6280190A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21919885A JPS6280190A (ja) 1985-10-03 1985-10-03 無段変速装置
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