JPH0344183Y2 - - Google Patents

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JPH0344183Y2
JPH0344183Y2 JP1986007933U JP793386U JPH0344183Y2 JP H0344183 Y2 JPH0344183 Y2 JP H0344183Y2 JP 1986007933 U JP1986007933 U JP 1986007933U JP 793386 U JP793386 U JP 793386U JP H0344183 Y2 JPH0344183 Y2 JP H0344183Y2
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seat
assistance vehicle
vehicle
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assistance
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、老人、身体障害者、病人など車椅子
を必要とする身体不自由者がX線検査を受けるに
際して、標準形車椅子等からX線透視撮影台への
移乗を容易かつ安全に行うことができる介助車を
提供する。
(従来の技術) 従来、車椅子使用者のX線検査はX線透視撮影
台への移乗に困難性が多く、受検者はもとより介
助者にも大きな肉体的、精神的負担がかかるとい
う課題があつた。本考案者はこの課題解決手段と
して、先に特開昭62−101227「介助車」において、
ほぼコの字形に併立する支柱と着脱自在の座席部
および背もたれ部を備える介助車を提案した。こ
の発明により身体不自由者は標準形車椅子とX線
透視撮影台に容易かつ安全に移乗することができ
る。
さらに、実開昭58−67428「車椅子のせもたれ」
も知られている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら上記の発明を実施している上で次
の問題がみられた。
(イ) 介助車における座席支柱と背もたれ支柱の間
隔がやや狭くて移乗時に身体不自由者の上体と
腰部が支柱につかえることがあり、とくに肥満
者の場合には身体の通り抜けが困難になる。
(ロ) 座席部は支柱への着脱操作に簡易性を欠き、
不安定である。
(ハ) 後部車輪(キヤスター)間隔がやや狭く、車
上の姿勢が崩れた場合に安定性を欠く。
(ニ) X線造影剤を使用する大腸検出後等の排泄時
に便器への移乗を容易にしたい。
更に、実開昭58−67428「車椅子のせもたれ」で
は、背もたれ部分が着脱するにすぎないため使用
者の寝台等への移動は困難である課題を有した。
本考案は以上の課題を改良することを目的とす
るものである。
(課題を解決するための手段) この考案は、 下部に前部車輪を取り付けられ立設された支柱
と、支柱下部から後方に水平にかつ両者平行とな
るように延設され後端部は自由端部を形成し、後
端には後部車輪を取り付けられる複数の車支柱
と、車支柱よりも上部で支柱から後方に水平にか
つ両者平行となるように延設され後端部は自由端
部を形成する複数の座席支柱と、座席支柱間に着
脱自在に取り付けられた座席部と、下端は支柱に
取り付けられ座席支柱よりも上部で水平にかつ両
者平行となるように延設され後端は自由端部を形
成しかつ立設される複数の肘かけ支柱と、肘かけ
支柱の立設部間に着脱自在に取り付けられる背も
たれシートとからなることを特徴とする介助車。
を提供することで従来の課題を解決する。
(作用) 介助車に使用者を着座させる場合は、座席部
を、座席支柱間に取り付け、背もたれシートを肘
かけ支柱の立設部間に取り付ける。
使用者を介助車から寝台等の被移動箇所へ移動
させる場合は、被移動箇所上に介助車の座席部を
位置させる。このとき、介助車の車支柱、座席支
柱、肘かけ支柱の各後部はおのおの自由端部から
なり、自由端部間は連結されていないため、被移
動箇所の奥まで介助車を入れることが可能であ
る。
ついで、座席部を座席支柱間から取り外し、背
もたれシートを肘かけ支柱の立設部から取り外
す。すると、着座者はそのまま被移動箇所上に移
動される。
(実施例) 本考案を図面に示される実施例について説明す
る。
第1図は本考案の介助車を示す。介助車は側方
から見るとほぼコの字形の支柱1を備える。支柱
1の上部は座席支柱2、下部は車支柱3で、後部
が開放される。肘かけ支柱4と背もたれ5は支柱
1の前部から外側方に曲折し、上起して構成す
る。先端には屈折自在の把手6をもつ。
座席部7は台座8とその両側の管体9で形成さ
れる。この管体に座席支柱2が挿入し、ストツパ
ー10で固定される。背もたれ部11は両側に管
体12を設けた袋状シート13で形成され、保護
ベルト14を備える。この管体12に背もたれ支
柱5が挿入される。
車支柱3はストツパー付きキヤスター、小型車
輪15を備え、外側方に移動し固定できる構成を
もち、後輪の間隔を拡げうる。特に底床に構成す
る。支柱1の前部には外筒16、下部には連結桿
17を設ける。外筒は筒内壁ラセン溝スクリユー
回動により支柱を伸縮し、座席支柱2の高さを変
化する。連結桿17は両端に前輪を備え、足置台
ともなる。
本考案の介助車による標準型車椅子からX線透
視撮影台への身体不自由者移乗方法を第3図につ
き順次説明する。
a あらかじめ介助車の座席部を標準型車椅子の
座席上に配置する。受検者はその車椅子に登乗
してX線室に至り、車体をブレーキ固定する。
b 背あて部を取り除いた介助車(第2図)を標
準型車椅子に挿入する。
c 介助車に背あて部をつけて標準型車椅子から
引き出す(受検者は介助車に移乗する)。
d 介助車の背部を立位透視撮影台に接し、座席
部を足台上に併置し、固定する。
e 介助車の背あて部を取り除き、車体を引き出
すと、受検者は座席部と共に台に残る(受検者
は介助車から透視撮影台に移乗する)。
f 検査終了後はこれまでの順序を逆に行い。受
検者を透視撮影台上から標準型車椅子に容易に
かつ安全に移乗することができる。
なお、透視撮影台には座席部固定具と安全ベル
トを設備する。
第4図において介助車と標準型車椅子の組み合
わせを説明する。
本介助車は、基本的構成において身体不自由者
を標準型車椅子とX線透視撮影台に容易にかつ安
全に移乗しうることは既に述べた。
本考案は、介助車における肘かけ支柱、背もた
れ支柱の一連の上部支柱を支柱1の前部から外側
方へ屈曲し、上起して形成することにより上部支
柱の間隔(横巾)を充分に広く構成した。その巾
は、40乃至45cmで、介助車が標準型車椅子に嵌合
した場合、介助車の肘かけ支柱は標準型車椅子の
肘かけ支柱の上方に配置される。従つて、標準型
車椅子の登乗者は楽に介助車に移乗できる。
介助車の座席部はその管体に座席支柱を挿入、
挿出することにより簡単に着脱する。座席支柱の
高さは床より凡そ40cmであり、これは標準型車椅
子の座席に適合するように構成してある。両者間
における高さの調整は支柱1の外筒16によつて
操作することができる。座席部は板状で取り扱い
易い。
介助車の車支柱は標準型車板の底部空間に挿入
できるように支柱間隔を凡そ35cmに比較的狭く構
成してある。車支柱を外側方に移動しうる構造を
加えて、後輪の間隔を45乃至65cm程度に拡げ固定
して走行できるので、車体の安定性が確保され
る。前輪は50cm前後の間隔で連結桿の両端に取り
付けてある。連結桿を支柱と着脱可能に構成すれ
ば、介助車は支柱を重ねてコンパクトになり、保
管移送が便利になる。
なお、背もたれ部の保護ベルト14は登乗者の
姿勢の崩れを防止して車体の安定性を保つに効果
がある。
本考案の介助車は上述したように身体不自由者
のX線検査において有益であるが、簡易軽量小型
構造の小廻りの効く介助車として他の用途にも効
果的に使用することができる。
本介助車の洋式便器への適用を第5図に示す。
介助車は登乗者を乗せたまま座席部を便器上に挿
入併置することができる。座席部に用便穴を設け
座席板を横手方向に引出形に構成してある。これ
を電動あるいは手動走行方式にすることは既知技
術を加えて容易である。第6図に簡易電動式介助
車を示す。方向操作桿20を連結桿17の中央部
軸受に通して立て、車軸管21に直結してある。
この車軸管21内に、両端に軸受けを介して前輪
車軸を設け、モーターを動力とする駆動機構体2
2と連結させてある。上部にバツテリ24、ハン
ドル部23に動力切換えスイツチ25(正、停、
逆)を備えこれらを結線してある。
介助車は、室内走行として動力に電灯線コンセ
ントからの導線使用も不適でない。また、手動走
行方式にはラチエツト駆動機構をもつ操作桿の適
用が効果的である。
(考案の効果) したがつて、この考案では容易にまた完全に使
用者を被移動箇所上に移動可能な介助車を提供す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る実施例の斜視図、第2図
は本考案に係る実施例の一部を取外した斜視図、
第3図及び第4図は本考案に係る実施例の使用説
明図、第5図及び第6図は本考案の他の実施例を
示す斜視図。 1……支柱、2……座席支柱、3……車支柱、
4……肘かけ支柱、5……背もたれ支柱、6……
把手、7……座席部、8……台座、9……管体
(座席部)、10……ストツパー、11……背もた
れ部、12……管体(背もたれ部)、13……背
もたれシート、14……保護ベルト、15……車
輪、キヤスター、16……外筒、17……連結
桿、18……開口部、19……引出座板、20…
…方向操作桿、21……車軸管、22……駆動機
構体、23……ハンドル部、24……バツテリ
ー、25……切換スイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 下部に前部車輪を取り付けられ立設された支
    柱と、支柱下部から後方に水平にかつ両者平行
    となるように延設され後端部は自由端部を形成
    し、後端には後部車輪を取り付けられる複数の
    車支柱と、車支柱よりも上部で支柱から後方に
    水平にかつ両者平行となるように延設され後端
    部は自由端部を形成する複数の座席支柱と、座
    席支柱間に着脱自在に取り付けられた座席部
    と、下端は支柱に取り付けられ座席支柱よりも
    上部で水平にかつ両者平行となるように延設さ
    れ後端は自由端部を形成しかつ立設される複数
    の肘かけ支柱と、肘かけ支柱の立設部間に着脱
    自在に取り付けられる背もたれシートとからな
    ることを特徴とする介助車。 (2) 後部車輪がそれぞれ車体の外側方に移動可能
    な実用新案登録請求の範囲第1項記載の介助
    車。 (3) 座席部が昇降可能な実用新案登録請求の第1
    項、または第2項記載の介助車。 (4) 座席部を開閉自在とした実用新案登録請求の
    範囲第1項、または第2項または第3項記載の
    介助車。
JP1986007933U 1986-01-23 1986-01-23 Expired JPH0344183Y2 (ja)

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JPS60156459A (ja) * 1983-12-17 1985-08-16 井浦 忠 障害者用の移転車

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