JPH0343922A

JPH0343922A - パッファ形ガス遮断器

Info

Publication number: JPH0343922A
Application number: JP17800789A
Authority: JP
Inventors: Hitoshi Mizoguchi; 均溝口; Katsumi Suzuki; 克巳鈴木; Toshikazu Sato; 佐藤　敏和; Hisatoshi Ikeda; 久利池田
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1989-07-12
Filing date: 1989-07-12
Publication date: 1991-02-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的コ（産業上の利用分野）本発明は、送電系統の変電所および開閉所に用いられる
バッファ形ガス遮断器に関する。

（従来の技術）近年、送電系統の大容量化に伴い、変電所や開閉所に用
いられる遮断器の遮断容量が増大している。そのため、
遮断器には、高い信頼性が要求されている。従って、遮
断器の信頼性を高めるため、部品点数を少なくし、構造
を単純化することが図られている。

例えば、バッファ形ガス遮断器は、可動接触子に直結す
るバッファシリンダと固定のバッファピストンのガス圧
縮作用により、バッファ室内に圧縮ガスを作り出し、こ
のガスをノズルに導いて、高速のガス流を起こし、この
高速ガス流をアークに吹付けてアークを冷却消弧するも
のである。従って、バッファ形ガス遮断器は、高圧ガス
をあらかじめ貯蔵することができ、また、アークに対す
るガス流吹付は時に、弁を開閉する必要がない。

そのため、構造が簡単になり、高い信頼性を有すること
ができる。さらに、バッファ形ガス遮断器は、アークに
よる自刃昇圧作用によって、高い吹付は圧力が得られる
ため、遮断性能も向」ニする。

このようなバッファ形ガス遮断器は、上記にような優れ
た特性により、７２ｋｖ以上の高電圧遮断器の主流にな
っている。

ところで、このようなバッファ形ガス遮断器の１遮断点
当りの遮断性能は、技術の進歩により徐々に向上し、近
年、３００ｋｖに達しているが、さらに、１遮断点当り
の遮断電圧を高める試みとして、特開昭６１−１９３３
２１号に述べられたようなバッファ形ガス遮断器が提案
されている。

このバッファ形ガス遮断器は、一般に、ダブルモーショ
ン方式と呼ばれており、可動接触子を動かすと同時に、
この可動接触子と対向する接触子を動かして、遮断動作
時の絶縁電圧を高めることができる。

すなわち、第３図において、可動接触子部１は、可動ア
ーク接触子１ａ、可動通電接触子１ｂ及びノズル１ｃか
ら構成されている。この可動接触子部１は、バッファシ
リンダ４と共に操作ロッド３に固定されて駆動されるよ
うになっている。

一方、対向接触子部２は、可動接触子部１に対向して配
置されており、アーク接触子２　ａ　％通電接触子２ｂ
及びシールド２Ｃから構成されている。

また、対向接触子部２は、２本の絶縁ロッド１５に直結
されている。更に、この絶縁ロッド１５は、操作ロッド
３に連結されるリンク機構部６に連結される。このリン
ク機構部６はピン６　ａ　％　リンク６ｂ及び継ぎ手６
ｃ、６ｄから構成されており、継ぎ手６Ｃは、操作ロッ
ド３に連結され、リンク６ｂを回転させるようになって
いる。そして、このリンク機構部６により、遮断及び投
入動作時に、対向接触子部２は可動接触子部１と逆方向
に駆動されるように設定されている。さらに、リンク機
構部６には、絶縁棒９が取付けられている。

また、第３図において、絶縁筒１６は、可動接触子部１
及び対向接触子部２を図示していない容器内に絶縁支持
している。さらに、管台１４は、ピン６ａによりリンク
機構部６が支持されており、且つ、バッファピストン５
が固定されている。−方、対向接触子部２の端部には、
接触子７が取付けられており、この接触子７と摺動自在
な接触子８が固定されている。そして、これら接触子７
．８は、対向接触子部２からの電流を引き出すようにな
っている。

ところで、第３図は、遮断器の閉極状態を示している。

図に示していない操作機構から開極力が、絶縁ロッド９
を介してバッファシリンダ４及び可動接触子部１に伝達
されると、バッファシリンダ４及び可動接触子部１は矢
印１７の方向に駆動し、これに対して、リンク機構部６
により、対向接触子部２は、矢印１８の方向に駆動され
る。

従って、バッファシリンダ４内で圧縮ガスが作られ、ノ
ズル１ｂから高速のガス流となって吹き出す。この高速
ガス流によって、可動アーク接触子１ｃとアーク接触子
２ａの間に生ずるアニンが冷却消弧される。このような
開極動作時、前述したように、対向接触子部２が可動接
触子部１と逆方向に駆動されるので、遮断時のギャップ
が大きくなり、高い絶縁性能を得ることができる。

（発明が解決しようとする課題）ところで、３００ｋＶを越える高電圧用遮断器では、そ
の閉極時の高いサージ電圧を抑制するため、通常、遮断
接触子部と電気的に並列に接続された抵抗接触子部が設
けられている。

しかしながら、第３図に示すようなダブルモーション方
式のバッファ形ガス遮断器に、抵抗接触子部を設置する
場合、全体が大形化してしまった。

一方、装置の小形化を進めると、閉極時の高いサージ電
圧を抑制することが困難になってしまった。

以上のように、従来技術においては、閉極時の高いサー
ジ電圧を抑える小形化されたバッファ形ガス遮断器を提
供することは困難だった。本発明は、このような従来技
術の課題を解消し、ダブルモーション方式のバッファ形
ガス遮断器に最適な構造の抵抗接触子部を設け、装置の
小形化に寄与すると共に、閉極時のサージ電圧を確実に
抑制することができる信頼性の高いバッファ形ガス遮断
器を提供することを目的とするものである。

［発明の構成コ（課題を解決するための手段）」１記の目的を達成するため、本発明のバッファ形ガス
遮断器においては、遮断接触子部が収納される容器とほ
ぼ平行方向に連結されるもう１つの容器を設け、この容
器内に、前記遮断接触子部に電気的に並列に接続される
と共に、抵抗と、この抵抗を開閉する抵抗接触子及びこ
の抵抗接触子を移動させるリンクから構成される抵抗接
触子部を設け、一方、前記遮断接触子部に、遮断接触子
部の駆動方向を変える駆動方向変換リンクを設置し、さ
らに、この駆動方向変換リンクに、抵抗接触子部のリン
クを介して、抵抗接触子を連結する連結手段を備えたこ
とを構成上の特徴とするものである。

（作用）上記のような構成を有する本発明において、閉極動作時
、電気的に並列に接続された抵抗接触子部は、遮断接触
子部の閉極に先立って閉極する。

そのため、サージ電圧は抵抗によって振幅が抑制するこ
とができる。

また、本発明では、抵抗接触子部が、遮断接触子部を収
納する容器に接続される別容器の中に収納され、遮断接
触子部に設けられる駆動方向変換リンクに連結されて開
閉される。したがって、遮断接触子部を収納する容器の
直径及び長さを小さくすることができる。

（実施例）以下、本発明の一実施例を第１図及び第２図に従って具
体的に説明する。

なお、従来技術と同様の部材に関しては、同符号を付し
、説明は省略する。

第１図に示すように、本実施例は、消弧性ガスが充填さ
れた２つの容器２３．２４が、平行に連結されている。

容器２３には、遮断接触子部Ａを絶縁支持する絶縁筒１
６が収納されている。

一方、容器２４には、抵抗接触子部Ｂが収納されている
。この抵抗接触子部Ｂは、抵抗１２と接触子部１１が直
列に接続されて構成されており、且つ、接触子部１１の
可動接触子１１ｂは、リンク部１９のリンク１９ｂに連
結されて開閉可能に設定されている。また、抵抗接触子
部Ｂは、導体２１ａ、２１ｂにより、遮断接触子部Ａに
並列に接続固定されている。

さらに、抵抗接触子部Ｂの各要素を詳しく説明すると、
抵抗部１２は、抵抗体１２ｂが絶縁筒１２ａの中に複数
積み重ねられている。また、接触子部１１は、継ぎ手１
９ｃを介して、リンク１９ｂに接続される可動接触子１
１ｂを備え、カバー１１ｃ内に収納され、バネｌｌｅに
より図中下方に押圧される接触子１１ｄが、絶縁筒１］
、ａ内に設置されている。一方、リンク部１つは、前述
のリンク１つｂ１継ぎ手１９ｃ及びリンク１９ｂ１継ぎ
手１９ｃを覆うケース１９ａから構成されている。

また、リンク１９ｂの端部には連結棒２０が設置されて
おり、この連結棒２０は、遮断接触子部Ａに設けられる
駆動方向変換用のリンク２２に接続されている。更に、
このリンク２２は、継ぎ手２６によって、操作ロッド３
に連結されている。

ところで、本実施例の全体構成は、第２図に示すように
、遮断接触子部Ａを収納する容器２３と、抵抗接触子部
Ｂを収納する容器２４及び両接触子部ＡＳＢを開閉駆動
する駆動部２５から構成されている。

進んで、本実施例の作用を説明する。

即ち、閉極状態を示す第１図において、図示していない
操作機構部からの開極力が絶縁棒９及び操作ロッド３を
介して働くと、可動接触子部１及びバッファシリンダ４
は矢印２７方向に駆動する。

一方、対向接触子部２は、リンク機構部６により、可動
接触子部１とは逆に矢印２８方向に駆動する。

これらの動きに連動して、抵抗接触子部Ｂの可動接触子
１１ｂも駆動を開始する。即ち、操作ロッド３と共に継
ぎ手２６が矢印２７方向に駆動すると、リンク２２が反
時計方向に回転し、連結棒２０が図中左方向に駆動する
。従って、リンク１９ｂが時計方向に回転し、可動接触
子１１ｂは継ぎ手１９ｃを介して矢印２７方向と同方向
に駆動する。この時、バネ１１ｅによって押圧されてい
る接触子１１ｄは、可動接触子１１ｂと連動して動こう
とする。しかし、接触子部１１の空間部Ｃのガスが圧縮
されるので、接触子１１ｄは、可動接触子１１ｂに追従
して動くことができず、やや遅れて動く。そのため、抵
抗接触子部Ｂは遮断接触子部Ａの開極よりも早く開極す
る。従って、遮断電流は遮断接触子部Ａにのみ流れ、抵
抗接触子部Ｂでは、電流を遮断しない。そして、遮断接
触子部Ａが開極するときには、抵抗接触子部Ｂのギャッ
プは十分に大きくされ、抵抗接触子部Ｂで絶縁破壊が発
生する可能性が極めて低い。また、第１図から判るよう
に、リンク２２及び１９ｂは、両者とも、その抵抗接触
子部Ｂ側の腕より、長く設定されているため、抵抗接触
子部Ｂの可動接触子１１ｂの移動長さは、遮断接触子部
Ａの移動長さより大きく、開極時の抵抗接触子部Ｂのギ
ャップは絶縁に必要な十分な大きさにされる。

また、開極の完了時、抵抗接触子部Ｂの接触子ｌｉｄは
バネ１１ｅに押されて、カバー１１′ｃの先端部より突
出する。従って、開極動作時には、抵抗接触子部Ｂの可
動接触子１１ｂは遮断接触子部Ａが投入する以前に固定
側の接触子１１ｄと突当たって接触する。このため、閉
極時のサージ電圧は抵抗１２ｂにより低い値に抑制する
ことができる。

さらに、本実施例によれば、抵抗接触子部Ｂが、遮断接
触子部Ａを収納する容器２３に接続される別の容器２４
に収納されている。そのため、容器２４は必要となるが
、容器２３の直径及び長さを小さくすることができ、総
合的な観点からは、極めて小形化が進み、経済的に有利
になる。

［発明の効果コ以上述べた通り、本発明によれば、遮断接触子部が収納
される容器に連結される別宴器内に抵抗１接触子部を備えると共に、抵抗接触子部に形成される接
触子が遮断接触子部に設置される駆動方向変換用のリン
クにより駆動されるという簡単な構成により、遮断接触
子部を収納する容器の小形化を実現して、装置全体の簡
略化に貢献すると共に、閉極時のサージ電圧を確実に抑
制することができる優れたバッファ形ガス遮断器を提供
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本実施例の断面図、第２図は本実施例の全体構
成図、第３図は従来例の断面図である。１・・・可動接触子部、２・・・対向接触子部、３・・
・操作ロッド、４・・・バッファシリンダ、５・・・バ
ッファピストン、６・・・リンク機構、７．８・・・通
電接触子、９・・・絶縁棒、１１・・・接触子部、１２
・・・レバー　１４・・・管台、１６・・・絶縁筒、１
つ・・・リンク部、２０・・・連結棒、２１・・・導体
、２２・・・、２３．２４・・・容器、２５・・・駆動
部、２６・・・継ぎ手、Ａ・・・遮断接触子部、Ｂ・・
・対向接触子部、Ｃ・・・空間部。２特開平３４３９２２　（５）

Claims

【特許請求の範囲】　消弧性ガスが充填され、ほぼ平行方向に連結される２
つの容器の一方に、接続可能な可動接触子部及びこの可
動接触子部に対向して配置される対向接触子部から構成
される遮断接触子部を収納し、前記可動接触子部に、前
記消弧性ガスを圧縮してガス流を生じさせるシリンダ及
びピストンを設置し、このガス流を導く絶縁性のノズル
部を備え、且つ、前記可動接触子部に直結する操作ロッ
ドに連結するリンク機構及びこのリンク機構に直結する
絶縁ロッドを形成するダブルモーション方式のバッファ
形ガス遮断器において、他方の容器内に、抵抗と、この抵抗開閉用の抵抗接触子
及びこの抵抗接触子を移動させるリンクからなり、前記
遮断接触子部と電気的に並列に接続された抵抗接触子部
を設け、且つ、前記遮断接触子部を駆動する部分に遮断
接触子部の駆動方向を変える駆動方向変換リンクを設置
し、この駆動方向変換リンクと前記抵抗接触子部のリン
クとを、２つの容器の連結部内に設けられる連結手段で
連結することを特徴とするバッファ形ガス遮断器。