JP2859357B2 - 投入抵抗体付きパッファ形ガス遮断器 - Google Patents

投入抵抗体付きパッファ形ガス遮断器

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、電流遮断時にパッファ室内の消弧ガスを圧
縮して高速ガス流となし、消弧室の電極間に発生したア
ークに吹付け消弧するパッファ形ガス遮断器に係り、特
に420kV系統以上のような大容量の一点切り遮断器とし
て使用される投入抵抗接点及び投入抵抗体を有するパッ
ファ形ガス遮断器に関するものである。
(従来の技術) 近年、送電系統の大容量化に伴い、変電所や開閉所に
用いられる遮断器の遮断容量が増大し、且つ高い信頼性
が要求されている。この様な遮断器の信頼性を高めるた
めには、部品数を少なくし、構造を単純化することが重
要である。そのため、遮断器の遮断点数の減少が図られ
ている。例えば、現在550KV系統では遮断電流が50KAの
2点切り遮断器が実用化されているが、さらにこれを1
点切り化することが要求されている。
一方、550kVのような高電圧系統での気中絶縁は、雷
インパルス電圧より開閉インパルス電圧の方が過酷とな
るため、ガス遮断器には投入抵抗を装備して投入抵抗サ
ージを抑制する必要がある。即ち、この投入抵抗体付き
の遮断器は、遮断器の主接点と並列に投入抵抗体を有す
る投入抵抗接点を設け、投入時には主接点に先立ってこ
の投入抵抗接点が投入され、その投入抵抗により投入過
電圧が抑制された状態で主接点が投入されるものであ
る。この投入抵抗体は、系統が脱調している時に投入で
きなくてはならないために、自ずからその耐電圧責務、
熱責務も過酷なものとなり、ある長さと体積が必要であ
る。
しかし、従来の2点切りガス遮断器の場合には、投入
抵抗体の全長と主接点の消弧室の全長とがほぼ同じか或
いは消弧室の方が長いために、投入抵抗体を消弧室と単
に並列に配置するだけで、特に問題は生じなかった。
(発明が解決しようとする課題) ところが、最近では、主接点第1可動電極と主接点第
2可動電極とを同時に反対方向に駆動するダブルモーシ
ョン方式のパッファ形ガス遮断器や、従来の倍に近い速
度で可動電極を動作させるパッファ形ガス遮断器が提案
され、遮断器の1点切り化が進むと、主接点の消弧室の
全長が短縮されるため、従来の2点切りのように単に投
入抵抗体を消弧室と並列に配置しただけでは、投入抵抗
体の方が消弧室より長くなり、1点切りとして遮断器容
器の小型化を図る意味がなくなってしまう。
本発明は、上記のような従来技術の問題点に鑑み提案
されたもので、その目的は、1点切り遮断器に投入抵抗
体を装備する場合に、投入抵抗体の配置に工夫を凝らす
ことにより、十分な長さと容量を持つ投入抵抗体を使用
しながら、遮断器容器の小型化を可能として、小型で信
頼性の高い大容量1点切り投入抵抗体付きパッファ形ガ
ス遮断器を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本発明の投入抵抗体付
きパッファ形ガス遮断器は、 投入抵抗体が4本の素子に分割され、分割された各投
入抵抗体素子が主接点第1可動電極側と主接点第2可動
電極側とでそれぞれ2本づつ主接点と並行に配置され、 かつ、主接点とこれら2本の投入抵抗体素子とが、各
電極側において、主接点を頂点とする断面三角形配置
で、しかも主接点と2本の投入抵抗体素子に外接する円
が遮断器容器とほぼ同軸となるように配置され、 更に、投入抵抗体の各素子が、主接点第1可動電極側
の2素子と主接点第2可動電極側の2素子の間に投入抵
抗接点が位置するように、電気的に直列に接続されてい
ることを構成上の特徴とするものである。
(作用) 上記のような構成を有する本発明においては、過酷な
責務に耐える長尺な投入抵抗体が、長さの短い個々の素
子に4分割され、しかも各素子が主接点の主接点第1可
動電極側と主接点第2可動電極側とに2本づつ並行に配
置されているので、投入抵抗体の有効長さは変えること
なく、その外形長さを約1/2とすることが可能となる。
また、主接点の各電極側において、主接点と2本の投
入抵抗体素子とは三角形配置され、しかもこれらが遮断
器容器と同軸になっているので、主接点と各投入抵抗体
素子間、及びこれら接点や投入抵抗体素子と容器間の絶
縁距離を十分確保でき、容器内径を小さくしても最大電
界を許容の範囲に抑えることができる。
(実施例) 以下、本発明の基本的な実施例を第1図乃至第4図に
基づいて具体的に説明する。
第1図において、遮断器容器50内には、主接点第1可
動電極1と主接点第2可動電極20とが対向して配置され
ている。このうち、主接点第1可動電極1は、容器50内
に往復自在に配設されたパッファシリンダ2の先端に一
体に設けられており、このパッファシリンダ2がその背
面に設けられた操作ロッド3及び絶縁ロッド4を介して
操作シリンダ5に連結されている。また、パッファシリ
ンダ2の先端には、前記主接点第1可動電極1を取り囲
むように絶縁ノズル6が固定されている。パッファシリ
ンダ2の内側には、固定のパッファピストン7が摺動自
在に組み込まれ、このパッファピストン7と前記パッフ
ァシリンダ2との空間が消弧ガスを圧縮するパッファ室
8となっており、このパッファ室8が前記ノズル6に連
通している。パッファピストン7は導体9及び絶縁筒10
を介して容器50の操作シリンダ5側に固定されている。
そして、この導体9と前記主接点第1可動電極1とはス
ライドコンタクト11によって電気的に接続され、更にこ
の導体9からは、容器50に設けたブッシング12に対し
て、主接点第1可動電極側の線路が引き出されている。
一方、主接点第2可動電極20側は、その背面に設けられ
た導体21を介して容器50外部に引き出され、線路に接続
されている。
ところで、本実施例において、投入抵抗体は、4分割
された各素子30〜33によって構成されている。このう
ち、第1の投入抵抗体素子30は、前記導体9に導体35を
介して電気的かつ機械的に接続された状態で、主接点第
1可動電極1側に導体9と並行に配置されている。ま
た、第2の投入抵抗体素子31は、第3図平面図及び第4
図の回路図に示すように、第1の投入抵抗体素子30と並
行に主接点第1可動電極1側に配置され、かつ導体36を
介して第1の投入抵抗体素子30と電気的に直列に接続さ
れている。一方、第3の投入抵抗体素子32と第4の投入
抵抗体素子33も、同様にして主接点第2可動電極20側に
おいて、導体37及び38を介して、主接点第2可動電極20
と並行にかつ各素子32,33が直列に接続されるように配
置されている。ここで、各主接点可動電極1,20と、これ
と並行に配置される各投入抵抗体素子30〜33の位置関係
は、第2図の断面図に示す通り、主接点可動電極1,20を
頂点とする三角形配置となっている。しかも、これら主
接点可動電極1,20と各投入抵抗体素子30〜33に外接する
円と、前記容器50とがほぼ同軸になっている。
そして、主接点第1可動電極1側の第2の投入抵抗体
素子31と、主接点第2可動電極20側の投入抵抗体素子33
とはその先端において互いに対向し、その対向部分に、
投入抵抗接点第1可動電極39と投入抵抗接点第2可動電
極40が設けられている。なお、この投入抵抗接点第1可
動電極39と投入抵抗接点第2可動電極40を前記主接点第
1回動電極1と主接点第2可動電極20との投入に先立っ
て投入するための機構は、特に図示しないが、従来公知
の手段、例えば主接点の操作ロッド3にリンク機構を介
して投入抵抗接点第1可動電極39を連動させる手段が採
用できる。
この様な構成を有する本実施例においては、従来では
主接点に並行に設けられていた1本の投入抵抗体の代わ
りに、4分割された投入抵抗体素子が主接点第1可動電
極と主接点第2可動電極側とにそれぞれ2本づつ並行に
設けられるので、同容量の投入抵抗体を使用しながら投
入抵抗体の外形長さが従来の約1/2程度に縮小される。
しかも、主接点と各投入抵抗体とを遮断器容器50に対し
て同軸配置することにより、十分な絶縁距離を確保しな
がら容器外径を縮小化でき、その点でも遮断器の小型化
が可能となる。
(他の実施例) 本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、
例えば、前記実施例のように4本の投入抵抗体素子30〜
33を遮断器容器の中心線と直交する線を挟んで対称形に
設ける以外に、第5図及び第6図に示すように、各投入
抵抗体素子30〜33を遮断器中心を挟んで回転対称形に配
置することも可能である。
また、第7図及び第8図に示すように、断器容器50内
において、投入抵抗体が容器上部に主接点が容器下部に
来るように三角形配置することもできるし、同様にして
投入抵抗体を主接点の側方に設けることも可能である。
更に、図のように横置きの遮断器以外に、縦置きの投
入抵抗体付きのパッファ形ガス遮断器にも本発明は適用
可能である。
もちろん、主接点の構造やその開閉機構及び投入抵抗
接点の開閉機構については、ダブルモーション方式や高
速開閉方式など、従来から公知のパッファ形ガス遮断器
に使用されているものを適宜採用できる。
[発明の効果] 以上述べた様に、本発明によれば、投入抵抗体を4分
割し、これを主接点第1可動電極側と主接点第2可動電
極側とに2本づつ並行に配置するという簡単な手段にも
拘らず、小型化されしかも十分な投入抵抗体容量を有す
る信頼性の高い、大容量1点切り投入抵抗体付きパッフ
ァ形ガス遮断器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の投入抵抗体付きパッファ形ガス遮断
器を横から見た断面図、第2図は第1図A−A線の断面
図、第3図は第1図B−B線の平面図、第4図は第1図
の遮断器の回路図、第5図は本発明の他の実施例を示す
平面図、第6図は第5図の遮断器の回路図、第7図は本
発明の更に他の実施例を示す平面図、第8図は第7図の
遮断器のC−C線の断面図である。 1……主接点第1可動電極、2……パッファシリンダ、
3……操作ロッド、4……絶縁ロッド、5……操作シリ
ンダ、6……絶縁ノズル、7……パッファピストン、8
……パッファ室、9……導体、10……絶縁筒、11……ス
ライドコンタクト、12……ブッシング、20……主接点第
2可動電極、21……導体、30〜33……分割された投入抵
抗体素子、35〜38……導体、39……投入抵抗接点第1可
動電極、40……投入抵抗接点第2可動電極、50……遮断
器容器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】消弧性ガスを封入した遮断器容器内に、接
    離自在な主接点第1可動電極と主接点第2可動電極が対
    向配置されると共に、これら主接点と並列に投入抵抗体
    を有する投入抵抗接点が設けられ、投入時には主接点に
    先立ってこの投入抵抗接点が投入される投入抵抗体付き
    パッファ形ガス遮断器において、 投入抵抗体が4本の素子に分割され、分割された各投入
    抵抗体素子が主接点第1可動電極側と主接点第2可動電
    極側とでそれぞれ2本づつ主接点と並行に配置され、 かつ、主接点とこれら2本の投入抵抗体素子とが、各電
    極側において、主接点を頂点とする断面三角形配置で、
    しかも主接点と2本の投入抵抗体素子に外接する円が遮
    断器容器とほぼ同軸となるように配置され、 更に、投入抵抗体の各素子が、主接点第1可動電極側の
    2素子と主接点第2可動電極側の2素子の間に投入抵抗
    接点が位置するように、電気的に直列に接続されている
    ことを構成上の特徴とする投入抵抗体付きパッファ形ガ
    ス遮断器。
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