JPH0367430A - パッファ形ガス遮断器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、電力系統の変電所あるいは開閉所に用いられ
るバッファ形ガス遮断器に関する。

（従来の技術） バッファ形ガス遮断器は、可動接触子に直結するバッフ
ァシリンダ−と固定のバッファピストンとのガス圧縮作
用により、バッファ室内に圧縮ガスを作りだし、このガ
スをノズルに導いて高速のガス流とし、アークに吹き付
けてアークを冷却消弧するよう構成されている。従って
、高圧のガスをあらかじめ貯蔵したり、吹き付けの時に
弁を開閉したりする必要がないので、構造が簡単になり
信頼性が優れる。また、アークによる自刃昇圧作用によ
り、高い吹き付は圧力が得られるので。

遮断性能も優れている。このような優れた特性によりバ
ッファ形ガス遮断器は７２ｋｖ以上の高電圧遮断器の主
流になっている。

このようなバッファ形ガス遮断器の１遮断点当りの遮断
性能は、技術の進歩により徐々に向上し、近年３００ｋ
ｖに達している。更に１遮断点当りの電圧を高める試み
として、第３図のようなダブルモーション方式の消弧室
が提案されている。すなわち、可動接触子を動かすと同
時に、これと対向する接触子（従来の固定接触子）を動
かして、遮断動作時の絶縁電圧を高める方式である。

第３図において、１は可動接触子部であり、可動アーク
接触子１ａ、可動通電接触子１ｂ、ノズルｌｃ。

により構成される。この可動接触子部ｌはバッファシリ
ンダ−４と共に操作ロッド３に固定されて駆動される。

一方、対向接触子部２は、アーク接触子２ａ、通電接触
子２ｂ、シールド２Ｃによって構成される。この対向接
触子部は、２本の絶縁ロッド１５に直結され、更に、絶
縁ロッドは操作ロッドに連結されるリンク機構部６に連
結される。この機構により、遮断および投入動作時、対
向接触子部は可動接触子部と逆向きの方向に駆動される
。

また第３図において、１６は絶縁筒であり、可動接触子
部および対向接触子部２を図に示してない容器内に絶縁
支持し、１４は管台であり、この部分にリンク機構部６
が、ピン６ａにより支持され、かつバッファピストン５
が固定支持される。また、７．８は対向接触子部からの
電流を引き出すためのしゆう動可能な接触子である。

第３図は遮断器の閉極中の状態を示す。図に示してない
操作機構から開極力が絶縁ロッド９を介してバッファシ
リンダ−４および可動接触子部１に伝えられると、可動
接触子部１およびバッファシリンダ−４は矢印１７の方
向に、一方、対向接触子部２は矢印１８の方向に駆動さ
れる。

従って、バッファシリンダ−内で圧縮ガスが作られ、ノ
ズルｉｂから高速のガス流となって吹き出す。それによ
って、可動アーク接触子と対向接触子部のアーク接触子
部の間に生ずるアークが冷却消弧される。この間極動作
時、前述したように、対向接触子部が可動接触子部と逆
方向に駆動されるので、遮断時のギャップが大きくなり
、高い絶縁性能が得られる。このことが高電圧用として
第３図の消弧室が提案された理由である。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、３００ｉｔｖを越える高電圧用遮断器で
は、その閉極時の高いサージ電圧を抑制するため、遮断
接触子部と並列に抵抗接触子部が設けられるのが普通で
ある。第３図のようなダブルモーションのバッファ形ガ
ス遮断器においては、これまでの方式と異るこの方式に
最適な方式の抵抗接触子部の構成が必要である。

本発明の目的は、バッファ形遮断接触子部に最適な構造
の抵抗接触子部を設け、閉極時のサージ電圧を抑制する
ことができるバッファ形ガス遮断器を提供するものであ
る。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 本発明のバッファ形ガス遮断器は、　ＳＦ、などの消弧
性ガスが充填されている第１の容器と、この第１の容器
と上部および下部で連通して連結された第２の容器と、
前記第１の容器内に接離可能に配置された一対の接触子
、この可動側接触子に駆動機構からの開閉駆動力を伝達
する操作ロッドおよびこの操作ロッドの動きに連動して
消弧性ガスを圧縮して一対の接触子間にガス流を吹きつ
けるバッファ機構を有するバッファ形遮断接触子部と、
前記第２の容器内に接離可能に配置された一対の接触子
およびこの固定側接触子に接位して配置された第１の抵
抗部を有する抵抗接触子部と、前記第１および第２の容
器の上部連結容器内に配置された前記バッファ形遮断接
触子部の固定側接触子と前記第１の抵抗部との間に電気
的に接続された第２の抵抗部と、前記第１および第２の
容器の下部連結容器内の配置され前記遮断接触子部の開
閉駆動力の分力を抵抗接触子部の開閉駆動力として伝達
するリンク機構とから構成されたことを特徴とするもの
である。

（作　用） 本発明においては、バッファ形ガス遮断器の閉極動作の
とき、並列の抵抗接触子部は遮断接触子部の閉極に先だ
って閉極するので、サージ電圧は抵抗によって振幅が抑
制される。本発明では、抵抗接触子部は、遮断接触子部
を収納する容器に接続される別容器の中、および、二つ
の容器の連結部に設けられ、遮断接触子部に設けられる
駆動方向変換用のリンクに連結されて開閉される。

（実施例） 以下本発明を第１図および第２図に示す実施例を参照し
て説明する。第１図において、遮断接触子部Ａ、リンク
機構部６９等は第３図と同じ構成である。第１図におい
て、可動接触子部上は、アーク接触子１ａ、ノズルｌｃ
、通電接触子１ｂによって構成され、バッファシリンダ
−４と共に、操作ロッド３に固定される。またリンク機
構部６は、管台１４にピン６ａによって回転可能に取り
付けられるレバー６ｂ、継ぎ手６ｃ、６ｄによって構成
され、継手６ｃは、操作ロッド３に連結され、レバー６
ｂを回転させる。

このリンク機構部６に２本の絶縁棒１５が取り付けられ
、リンクと反対側の絶縁棒端部には、対向接触子部２が
連結される。この対向接触子部２は。

アーク接触子２ａ、通電接触子２ｂ、およびシールド２
ｃで構成される。また対向接触子部２の端部には、可動
の摺動接触子７が取り付けられ、かつ、それと摺動可能
な固定の接触子８が設けられる。１６は絶縁筒であり遮
断接触子部Ａおよび後述する抵抗接触子部を容器内に絶
縁支持する。これら遮断接触子部Ａは容器２３内に設け
られる。

また第１図において、Ｂは抵抗接触子部であり。

容器２３に連結される容器２４内および二つの容器の連
結部内に設けられる。抵抗接触子部Ｂは、容器２３内お
よび容器の連結部Ｃ内の抵抗部１２および１３と接触子
部１１が直列に接続されて構成され、かつ、接触子部１
１の可動接触子部１１ｂはリンク１７に連結されて開閉
可能にされる。また、抵抗接触子部Ｂは、導体２１ａお
よび２１ｂにより、遮断接触子部に並列に接続固定され
る。

これら抵抗接触子部の要素を更に詳しく説明すれば、抵
抗接触子部Ｂは、抵抗部１２．接触子部１１゜リンク部
１９で構成される。ここで抵抗部１２は、抵抗体１２ｂ
が絶縁筒１２ａの中に複数積み重ねられている。また、
接触子部は、継ぎ手１８を介して、リンク１７に接続さ
れる可動接触子１１ｂとカバー１１ｃ内に収納され、バ
ネＩｌｅによって押される接触子ｌｉｄが絶縁筒１１ａ
内に収納されて構成される。リンク部は前記のリンク１
７．継ぎ手１８．ケース１９ａで構成される。

さらに、抵抗接触子部のリンク１７は、容器の連結部り
内に設けられる連結棒２０を介して、遮断接触子部に設
けられるリンク（駆動方向変換用）に連結され、更に、
このリンクは継ぎ手によりｍ断接触子部の操作ロッド３
に連結される。

次にこのように構成された本発明のバッファ形ガス遮断
器の作用について説明する。第１図は本発明の閉極中の
状態を示す、これに図示してない操作機構部からの開極
力が絶縁棒９を介して働くと、第１図に示すように可動
接触子部ｌおよびバッファシリンダ−４は矢印Ｄｌの方
向に駆動される。一方、対向接触子部２は、これと逆に
Ｄ２方向に駆動される。それらに連動して、抵抗接触子
部Ｂの接触子１１ｂも駆動される。

このとき抵抗接触子部Ｂでは、接触子１１ｂが図示下方
へ動くと、バネで押される接触子ｌｉｄは、接触子１１
ｂに連れて動こうとする。　しかしながら、このとき、
シリンダーの空間部Ｃ１内のガスが圧縮されるので、接
触子ｌｉｄは、接触子１１ｂに追従して動けず、やや遅
れて動く。このためこれら抵抗接触子部Ｂは遮断接触子
部Ａの開極より早い時間に開極する。従って、遮断電流
は遮断接触子部Ａだけに流れ、抵抗接触子部Ｂでは電流
を遮断しない、遮ｗｉＴ接触子部Ａが開極するときには
、抵抗接触子部Ｂのギャップは十分に大きくされ、抵抗
接触子部Ｂで絶縁破壊が発生する可能性がないようにさ
れる。

また、第１図から判るようにリンク２２ａおよびリンク
１７は、両方共その抵抗接触子部Ｂ側の腕が遮断接触子
部Ａ側の腕より長くされている。従って、抵抗接触子部
の可動接触子１１ｂの移動長さは、遮断接触子部の移動
長さより大きく、開極時の抵抗接触子部のギャップは絶
縁に必要な十分な大きさにされている。

また、開極の完了時、抵抗接触子部Ｂの接触子ｌｉｄは
、バネに押されてカバーの先端部より前に出ている。従
って、閉極動作のときには、抵抗接触子部Ｂの可動接触
子１１ｂは遮断接触子部Ａが投入する前に固定側の接触
子ｌｉｄと付き当って接触する。このため、閉極時のサ
ージ電圧は、抵抗１２ｂおよび１３ｂで低い値に抑制さ
れる。

第２図に本発明の全体構成の外形図を示す。２３は遮断
接触子部Ａが収納される容器、２４は抵抗接触子部Ｂが
収納される容器、２５は固接触子部を開閉駆動する駆動
部である。本発明の特徴は、遮断接触子部Ａが収納され
る容器２３に連結される別容器２４内に抵抗接触子部Ｂ
が収納されること、および抵抗接触子部の接触子は遮断
接触子部Ａに設けられる駆動方向変換用のリンクで駆動
されることである。なお容器２３に収納される遮断接触
子部Ａはダブルモーション式バッファ形ガス遮断器を示
したが、これは単なるバッファ形ガス遮断器の構造のも
のでもよい。

〔発明の効果〕

以上述べてきたように本発明によれば、抵抗接触子の一
部は、遮断接触子部が設けられる容器と別容器に設けら
れるので、遮断接触子部の容器の直径と長さを小さくす
ることができる。また大きな抵抗を収納できる。抵抗接
触子部用の別容器が必要になるが、総合的には、はるか
に小形で経済的になる。従って、投入抵抗付ダブルモー
ション式バッファ形ガス遮断器の製作が容易となり、３
００ｋｖを越える高圧用の■点切りガス遮断器の製作が
可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のバッファ形ガス遮断器の一実施例を示
す断面図、第２図はその全体構成を示す外形図、第３図
は従来のダブルモーション式バッファ形ガス遮断器を示
す断面図である。 Ａ・・・遮断接触子部　　　　Ｂ・・・抵抗接触子部１
・・・可動接触子部　　　　２・・・対向接触子部３・
・・操作ロッド　　　　　４・・・バッファシリンダ５
・・・バッファピストン ７・・・可動摺動接触子 １１・・・接触子部 ２７・・・リンク ６・・・リンク機構部 ８・・・固定接触子 １２、１３・・・抵抗部 ２０・・・連結棒 （８７３３）代理人弁理士　猪 股 祥 晃（ばか１名） 隼　１　回 華 ２ 厘 茅 磨

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ＳＦ＿６などの消弧性ガスが充填されている第１の容器
   と、この第１の容器と上部および下部で連通して連結さ
   れた第２の容器と、前記第１の容器内に接離可能に配置
   された一対の接触子、この可動側接触子に駆動機構から
   の開閉駆動力を伝達する操作ロッドおよびこの操作ロッ
   ドの動きに連動して消弧性ガスを圧縮して一対の接触子
   間にガス流を吹きつけるバッファ機構を有するバッファ
   形遮断接触子部と、前記第２の容器内に接離可能に配置
   された一対の接触子およびこの固定側接触子に接位して
   配置された第１の抵抗部を有する抵抗接触子部と、前記
   第１および第２の容器の上部連結容器内に配置された前
   記バッファ形遮断接触子部の固定側接触子と前記第１の
   抵抗部との間に電気的に接続された第２の抵抗部と、前
   記第１および第２の容器の下部連結容器内の配置され前
   記遮断接触子部の開閉駆動力の分力を抵抗接触子部の開
   閉駆動力として伝達するリンク機構とから構成されたこ
   とを特徴とするバッファ形ガス遮断器。