JPS63181221A - パツフア形ガス遮断器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は電力系統の変電所あるいは開閉所に用いられる
ＳＦ６ガス等を消弧媒体とするパッファ形ガス遮断器に
関するものである。

（従来の技術） パッファ式ガス遮断器は第３図に示す構造を有する。こ
の方式では、接点の開離動作に伴なって。

第３図の場合にはパッファシリンダが動き、パッファピ
ストンとの間の相対運動によってパッファ＝を巳鴫する
。このとき、パッファ＝内に高圧ガスが作られ、このガ
スをノズルを介して吹き出す際に高速ガス流を作り、こ
れをアークに吹き付けて冷却消弧するものである。この
ように、開離動作に伴なうパッファ動作で高圧ガスを作
るため。

二圧式の遮断器のように高圧ガスを貯蔵し、また。

吹き付けをコントロールする必要がなく、構造が簡素化
されるという大きな利点を有する。また。

消弧性ガスとしてＳＦ６ガスを用いるため絶縁性能も優
れ、今日では７２ｋＶ以上の高電圧遮断器の主流となっ
ている。

バッフ１形ガス遮断器にとって厳しい遮断条件の一つは
無負荷の送電線やケーブルの充電電流を遮断する。いわ
ゆる進み小電流遮断である。進み小電流遮断、では電流
値が数１０〜数１００　Ａと小ざいのでパッファ式ガス
遮断器は開極直後の電流零点でも遮断する。遮断器は線
路側に直流電圧が残り。

電源電圧の変化によって、　１−ＣＯ３θの電圧が遮断
器の極間に印加される。したがって、最短では開極後８
〜１０ｍ５で定格電圧の波高直の２倍が印加されること
になる。すなわち、非常にみじコ′・いギｒツブに高い
電圧が印加されるので、絶縁破壊を生じる恐れがある。

絶縁破−が生じると異常電圧を発生することになるので
、高電圧系統ではこのような絶縁破壊、いわゆる再点弧
を発生しないことが条件となっている。

このような再点弧を防ぐために、超高圧系統用の遮断器
では第４図に示すようなダブルモーション方式を採用す
るものもある。再点弧はみじかいギャップに高い電圧が
印加されるために生じるので、開極スピードを増すのが
効果的であるが、バッフ１式では開極スピードを増すと
パッファの反力も大きくなるので、巨大な駆動力を必要
とするようになる。第４図の方式はこのため固定電極を
可動側と反対方向に駆動することにより、相対スピード
をあげようとするものである。

（発明が解決しようとする問題点） ところが、このような方式では固定側もアーク電極と同
時に通電接点も駆動する必要がおる。なぜなら、固定側
はアーク電極だけを駆動するとアーク電極のギャップは
十分に得られるが２通ＮＨ点側のギャップは十分に得ら
れず、結局は通電接点側で再点弧することになるからで
ある。このため、可動部の重量が大きくなり、結果とし
て駆動力を削減できないことになる。

本発明は以上の点にかんがみて、ダブルモーション方式
の駆動力を削減することを目的とする。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段〕 本発明においでは、可動通電接触子８は固定部とともに
絶縁物などを介して容器に固定し、固定アーク接触子７
は固定部に運動自由に支持し、可動側リンク２８を介し
て操作ロッド１６に支持された絶縁棒２９に、固定アー
ク接触子７を接続する固定側リンク３０を、第１図に示
すように往復運動をする構造とし、これによって開極初
期は固定アーク接触子７が可動部と同一方向に動き、そ
の後反対方向に動くようにする。

（作用） 開極指令にしたがって駆動部が開極局動作を行なう。こ
の動作が操作ロッド１６に伝えらり、まず可動通電接触
子８が固定通電接触子５より開離する。この間は絶縁棒
２９およびリンク３０によって固定アーク接触子６は可
動部と同一方向に動いている。リンク３０が反転し固定
アーク接触子７が可動部と反対方向に動くようになると
、固定アーク接触子６は可動アーク接触子７から開離し
アーク２０を生じる。この間、パンフ？シリンダ１３と
バックアビストン１４の相対運動によりパッファ至１５
が圧縮されていて、パッファ至１５のガスはガス通路１
３ａ、１２ａを通ってノズル１１より吹き出しアーク２
０を冷却すし、電流零点でアーク２０が消弧される。こ
の時、既に可動部は相当の開極速度が得られてあり、一
方、固定アーク接触子６は可動部と反対方向に動いてい
るので、相対的な開離速度は極めて大きなものとなる。

（実施例） 本発明の構成を第１図に示した一実施例を基に説明する
。容器内に絶縁物等によって支持された固定部は、シー
ルド９で１才；れた固定通電接触子５を有する。固定ア
ーク接触子６は固定部に運動自由に支持されている。固
定アーク接触子６．及び、固定通電接触子５はそれぞれ
可動アーク接触子７．及び、可動通電接触子８と対向す
る。可動アーク接触子７はパンツアシリンダ１３ととも
に操作ロッド１６に支持される。操作ロッド１６は図示
されていない駆動部に接続される。操作ロッド１６とパ
ッファシリンダ１３との間には絶縁物等に支持されたバ
ッフ１ピストン１４が挿入される。パッファシリンダ１
３の前面には可動アーク接触子７を覆うようにノズル１
１が可動通電接触子８によって固定される。可動アーク
接触子７とノズル１１との間にはガス通路１２ａが構成
され。

パッファシリンダ１３のガス通路１３ａと繋がってパッ
ファ室１５とノズル１１の開口部とを連絡している。操
作ロッド１６には可動側リンク２８を介して絶縁棒２９
が支持され、更に、絶縁棒２９には固定側リンク３０を
介して固定アーク接触子６が接続される。

不実施例の乍甲について脱毛する。関租指令にしたがっ
て駆動部が＋　ＦＡ動作を行なう。この動作が操作ロッ
ド１６に１云えられ可動通電接触子８゜固定アーク接触
子６．可動アーク接触子７が第２図に示した特性で動く
。まず可動通電接触子８が固定通電接触子５より開離す
る。この時絶縁棒２９は可動側リンク２８によって可動
部とは反対方向に動き、固定アーク接触子７は固定側リ
ンク３０によって可動部と同一方向に動く５次に固定側
リンク３０の固定レバー３０ａが反転すると、固定アー
ク接触子６が可動部と反対方向に動くようになり、可動
アーク接触子７が固定アーク接触子６から開離しアーク
２０を生じる。この間、パンツフシリンダ１３とパッフ
ァピストン１４の相対運動によりパッファ室１５が圧縮
され、パンフッ室１５のガスはガス通路１３ａ、１２ａ
を通ってノズル１１より吹き出しアーク２０を冷却し、
消弧する。接点開離の時は既に可動部は相当の速度で動
いており、固定アーク接触子６の動きと合わせると、相
対的な開局速度は極めて大きくなる。

固定側リンク３０の作甲について脱毛するヨ可動側リン
ク２８の作用によって絶縁棒２９は可動部と反対の方向
に動く。この結果、固定リンク３０の固定レバー３０ａ
は支点３０ｅを中心に回転され、可動レバー３０ｂを介
して固定アーク接触子６を可動部と同一の方向に動かす
。この動作がしばらく継続すると、固定レバー３０ａと
可動レバー３０ｂとの支点が固定レバー３０ａの支点３
０ｅの外側へ移動するので、固定レバー３０ａが反転し
たことになり、その後は固定アーク接触子６を可動部と
反対の方向に動かすことになる。

本実施例の効果について説明する。このようにして、可
動側リンク２８によって可動側から絶縁）奉２９を可動
部と反対の方向に動かして、これに連結される固定側リ
ンク３０の作用で、固定部に運動自由に支持された固定
アーク接触子６を、開極初期は可動部とは反対方向に動
き、固定側リンク３０が反転した後は可動部と同一方向
に動くようにすることにより、固定通電接触子５は容器
に固定したままで動かす必要がないようにすることＬ・
、で８．ダブルモーション方式の駆動力削減に効果的で
、しかも、固定通電接触子５は容器に固定したままで動
かす必要がないので構造も簡単にすることができる。

［発明の効果］ 本発明によれば、可動側リンク２８によって可動側から
絶縁棒２９を可動部、と反対の方向に動かして、これに
連結される固定側リンク３０の作用で、固定部に運動自
由に支持された固定アーク接触子６を、開極初期は可動
部とは反対方向に動き。

固定側リンク３０が反転した後は可動部と同一方向に動
（ようにすることにより、固定通電接触子５は容器に固
定したままで動かす必要がないようにしても接点°開離
後の相対的開極速度を増し、しかも１通電接点測の耐電
圧をアーク接点側より高く保つことができ、ダブルモー
ション方式の駆動力削減に効果的で、しかも、固定通電
接触子５は容器に固定したままで動かす必要がないので
構造も簡単にすることができ、遮断器の小形化、駆動力
削減に効果的である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるバッフ１式ガス遮断器の接点近傍
を示す図、第２図は本弁明の作用を示す図、第３図は従
来形のバッフ１式ガス遮断器の構造を示す図である。 ５・・・固定通電接触子　６・・・固定アーク接触子７
・・・可動アーク接触子　８・・・可動通電接触子９・
・・シールド　　１１・・・ノズル１２ａ、１３ａ・・
・ガス通路 １３・・・バッフ７７シリンダ １４・・・バッフ１ピストン　１５・・・パッファ室１
６・・・操作ロッド　１９・・・絶縁支持２Ｑ・・・・
・・・・・アーク　２８・・・可動側リンク２つ・・・
絶縁棒　　３０・・・固定側リンク３０ａ・・・固定レ
バー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ＳＦ６ガス等の消弧性媒体を封入した容器内に一
   対の接点を有し、可動アーク接触子とパッファシリンダ
   を操作ロッドに接続し、操作ロッドは絶縁物等を介して
   駆動部に接続され、操作ロッドとパッファシリンダとに
   しゆう動するようにパッファピストンが絶縁物等を介し
   て容器に支持されパッファシリンダの前面には可動アー
   ク接触子を覆うようにノズルがとりつけられ、操作ロッ
   ドに具備されたリンクによつて絶縁棒を可動部と反対の
   方向に駆動し、その絶縁棒のリンクと反対側の端部に固
   定側の接触子を支持する、いわゆる、ダブルモーション
   のパッファ形ガス遮断器において、絶縁棒の固定側接触
   子を支持する端部に第２のリンクを具備し、このリンク
   の固定レバーと可動レバーとの組み合せで、可動レバー
   に支持され可動アーク接触子と対向する固定アーク接触
   子を、開極初期は可動部と同一方向に、開極中期以降は
   可動部と反対方向に動くようにし、可動部と同時に移動
   する可動通電接触子と対向する固定通電接触子は絶縁物
   によつて容器に固定したことを特徴とするパッファ形ガ
   ス遮断器。