JPH034386A - 光学的文字読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、記録紙に記入された文章から、各文字を読取
る光学的文字読取装置に関する。

（従来の技術） 一般に、光学的文字読取装置において、文章が記入され
た記録紙（帳票）から各文字の読取りを行なう場合には
、処理対象とする帳票に関する各種の情報を予め設定し
た後に文字読取り処理を行っている。予め設定される各
種情報には、帳票に設けられている文章領域（行間によ
って区切られるブロック）の位置、記入される文字の文
字種、文字列方向（縦書きであるか、または横書きであ
るか）等を示すものが含まれている。光学的文字読取装
置は、帳票のイメージ（画像）を検出し、この検出され
た帳票イメージをもとに、予め設定された各種情報を用
いて文字読取り処理を実行する。例えば、帳票イメージ
中のある文章領域における文字列方向が、予め設定され
た情報によって横書きであることが指定されている場合
には、この文章領域からの文字パターン切出しを横方向
に順次行なう。すなわち、文章の文字列方向順に文字パ
ターンの切出しを行ない、切出された文字パターンにつ
いて文字認識処理を実行する。このように、文章の文字
列方向にしたがって文字認識を行なうことによって、文
章の順に文字読取り結果を得る事ができる。

（発明が解決しようとする課題） ところで、予め設定される各種情報は、処理対象とする
帳票に対応するものである。したがって、処理対象とす
る帳票に記入される文章の文字列方向に変更がある場合
には、変更に応じて帳票についての文字列方向に関する
情報を改めて設定し直さなければならず手間がかかると
いう問題があった。

本発明は前記のような点に鑑みてなされたもので、帳票
に記入される文章の文字列方向を予め設定することなく
、文章の文字読取りを行なうことが可能な光学的文字読
取装置を提供することを目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明は、文字読取処理の対象とする文章が記入された
記録紙を光学的に走査することによって得られた画像の
縦方向、及び横方向の射影を求める射影検出手段と、こ
の射影検出手段により検出された縦方向、及び横方向の
射影をもとに、前記記録紙に記入された文章が縦書きで
あるか、または横書きであるかを判別する判別手段とを
備えており、前記判別手段により判別された記録紙への
文章の記入方向に応じて文字読取処理を行なうように構
成するものである。

（作用） このようにして構成される光学的文字読取装置において
は、文章が記入された帳票（記録紙）のイメージをもと
にして文章の文字列方向を検出するために、文字読取り
処理を行なう前まえに文字列方向に関する情報を予め設
定する必要がない。

（実施例） 以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。第
１図は同実施例に関わる光学的文字読取装置の構成を示
すブロック図である。同図に示す光学的文字読取装置を
構成する各部は、図示せぬ制御部によって制御されてい
る。画像入力部１１は、文章が記入された帳票を光学的
に走査することによって帳票のイメージ（画像）を検出
するものである。画像入力部１１には、１帳票分の帳票
イメージを格納するためのシートバッファ１２が接続さ
れている。シートバッファ１２には、帳票イメージをも
とに文章領域を検出する文章領域検出部１３が接続され
ている。文章領域検出部１３には、帳票イメージ中の各
文章領域について縦方向、横方向の射影を検出する射影
検出部１４が接続されている。

射影検出部１４には、同検出部１４によって検出された
射影をもとに帳票に記入された文章の文字列方向を検出
する文字列方向検出部５が接続される。

文字列方向検出部１５には、１文字毎に文字パターンの
切出しを行なう文字切出し部１６が接続されている。文
字検出部１６には、切出された文字パターンについて文
字認識処理を行なう文字認識部１７が接続されている。

文字認識部１７において得られた文字認識結果は、制御
部（図示せず）に転送される。

次に、同実施例の動作を説明する。

まず、同実施例において文字読取り処理の対象とする帳
票について説明する。処理対象とする帳票２０は、第２
図に示すように、４つの文章領域２１〜２４が設けられ
ているものとする。すなわち、各文章領域２１〜２４は
、隣接する文章領域と所定以上の行間、または文字間が
ある、連続した文章によって構成されている。なお、文
章領域２１には、横書きの文章が記入されているものと
する。また、その他の文章領域２２〜２４にも、それぞ
れ縦書き、または横書きの文章が記入されているものと
する。

はじめに、画像入力部１１は、第２図に示すような帳票
２０について光学的走査を行ない、帳票イメージを検出
する。画像入力部１１によって検出された帳票イメージ
は、シートバッファ１２に格納される。シートバッファ
１２に１帳票分の帳票イメージが格納されると、文章領
域検出部１３は、シートバッファ１２に格納された帳票
イメージから、予め設定された文章領域の位置を示す情
報をもとに、各文章領域２１〜２４のイメージの切出し
を行なう。はじめに、文章領域検出部１３は、領域２１
についてイメージの切出しを行なう。文章領域検出部３
が文章領域２１のイメージの切出しを行なうと、射影検
出部１４は、切出された文章領域２１のイメージについ
て縦方向、横方向それぞれの射影を検出する。

この射影検出部１４によって検出された文章領域２１の
イメージの射影を、第３図に示している。文章領域２１
には横書きの文章が記入されているため、縦軸（Ｙ軸）
にとった射影は、第３図に示すように、それぞれが分離
し、かつその分布面積が大となっている。また、横軸（
Ｘ軸）にとった射影は、大部分が重なりあっている。こ
のように、各文章領域２１〜２４に記入される文章が縦
書きか、または横書きかによって特徴的な射影が射影検
出部１４によって検出される。つまり、文章が縦書きで
あるか横書きであるかによって行間、文字間の幅の差が
異なるために、検出された射影にその特徴が現れる。文
字列方向検出部１５は、射影検出部１４によって検出さ
れた第３図に示す射影の重なり（分離）、分布、面積等
に基づいて、文章領域２１に記入された文字列方向が、
縦書きであるか、または横書きであるかを判別する。文
字列方向検出部１５は、射影検出部１４によって検出さ
れた射影をもとにして、文章領域２１に記入された文章
が横書きであると判別する。文字列方向検出部１５は、
文字列方向（横書き）を指定していする情報を、文字切
出し部１６に出力する。文字切出し部１６は、文字列方
向検出部１５からの文字列方向を指定する情報に基づい
て、文章領域２１のイメージから１文字毎に文字パター
ンの切出しを行なう。ここで、文字切出し部１６は、横
方向に文字パターンの切出しを行なう。

すなわち、文字切出し部１Ｂは、順に「こ」　「の」「
島」・・・の文字について、文字パターンの切出しを行
なう。文字切出し部６は、切出した文字パターンを順次
文字認識部１７に転送する。文字認識部１７は、文字切
出し部１７から転送された文字パターンについて文字認
識処理を行なう。文字認識部１７は、各文字パターンに
ついての認識結果（文字コード）を制御部に転送する。

制御部は、文字認識部１７からの認識結果に基づいて、
例えば表示器に文字読取り結果を表示する。

同様に、文章領域２２〜２４のイメージから、射影検出
部１４によって射影の検出が行なわれ、さらに文字列方
向検出部１５によって検出された射影に基づいて文字列
方向の判別が行なわれる。そして、各文章領域２２〜２
４の文字列方向に応じて文字切出し処理、文字認識処理
が行なわれる。

［発明の効果コ 以上のように本発明によれば、文字読取り処理対象とす
る帳票（記録紙）を光学的に走査することによって得ら
れた帳票イメージ（画像）から、縦方向、及び横方向の
射影を検出し、この検出された射影をもとにして帳票に
記入された文章が縦書きであるか、または横書きである
かを判別することができるので、予め帳票に記入される
文章の文字列方向を指定する情報を設定することなく文
字読取り処理を行なうことが可能となる。このため、帳
票のフォーマットに変更が在る場合であっても、文章の
文字列方向を指定する情報を再設定する手間等が不要と
なり、帳票から文字読取りを行なう作業を容易にするこ
とが可能となるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例社に係わる光学的文字読取装
置の構成を示すブロック図、第２図は同実施例において
文字読取り処理の対象となる帳票の構成を示す図、第３
図は射影検出部において検出される射影の一例を示す図
である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 文字読取処理の対象とする文章が記入された記録紙を光
   学的に走査することによって文字パターンを含む画像を
   検出し、この検出された画像をもとに文字を読取る光学
   的文字読取装置において、前記画像の縦方向、及び横方
   向の射影を求める射影検出手段と、 前記射影検出手段により検出された縦方向、及び横方向
   の射影をもとに、前記記録紙に記入された文章が縦書き
   であるか、または横書きであるかを判別する判別手段と
   、 を具備し、 前記判別手段により判別された前記記録紙への文章の記
   入方向に応じて文字読取処理を行なうことを特徴とする
   光学的文字読取装置。