JPH0343706Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0343706Y2 JPH0343706Y2 JP1025886U JP1025886U JPH0343706Y2 JP H0343706 Y2 JPH0343706 Y2 JP H0343706Y2 JP 1025886 U JP1025886 U JP 1025886U JP 1025886 U JP1025886 U JP 1025886U JP H0343706 Y2 JPH0343706 Y2 JP H0343706Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- insulating tube
- tube
- insulating
- cylinder
- Prior art date
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- Expired
Links
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- 238000004804 winding Methods 0.000 description 36
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000010292 electrical insulation Methods 0.000 description 2
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- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
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- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
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- 239000007779 soft material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Insulating Of Coils (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、トランスに使用される巻線の絶縁チ
ユーブに関する。
ユーブに関する。
従来、第3図に示すように、巻芯51の両端に
鍔52,53を有するコイルボビン5を用いてト
ランスをつくる場合、巻線4の巻芯51への導入
部を絶縁チユーブ1′で被覆するようにしている。
これは、鍔52と巻線4の巻芯5への巻始め端部
との間に一定距離aを確保して、他の巻線等との
間の電気的絶縁を確保するために行なわれる。な
お、巻線4の巻芯51への導入は、鍔52に設け
られた複数の溝52−1の1つを通して行なわれ
る。鍔52,53は、巻芯51の断面形状(例え
ば円形、四角形)に応じて、円形、四角形(ここ
では四角形)につくられ、周縁には巻線4の巻始
め、巻終りの導入、導出のために、所定深さの複
数の溝が設けられている。斜線部6は絶縁テープ
であり、巻線4はこの絶縁テープ6の端部に沿つ
て巻き始められる。
鍔52,53を有するコイルボビン5を用いてト
ランスをつくる場合、巻線4の巻芯51への導入
部を絶縁チユーブ1′で被覆するようにしている。
これは、鍔52と巻線4の巻芯5への巻始め端部
との間に一定距離aを確保して、他の巻線等との
間の電気的絶縁を確保するために行なわれる。な
お、巻線4の巻芯51への導入は、鍔52に設け
られた複数の溝52−1の1つを通して行なわれ
る。鍔52,53は、巻芯51の断面形状(例え
ば円形、四角形)に応じて、円形、四角形(ここ
では四角形)につくられ、周縁には巻線4の巻始
め、巻終りの導入、導出のために、所定深さの複
数の溝が設けられている。斜線部6は絶縁テープ
であり、巻線4はこの絶縁テープ6の端部に沿つ
て巻き始められる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、従来の絶縁チユーブ1′は比較的柔か
い材質であるため、コイルボビン5に巻線4を施
す際、巻線4を強く引つぱると、第4図の様にチ
ユーブ1′が鍔52に対して斜めに変形してしま
う。このため鍔52と巻線4の巻き始め端部との
間に一定の距離aが確保できず、距離bのように
狭くなつてしまい電気的絶縁特性の悪化につなが
る欠点があるる。
い材質であるため、コイルボビン5に巻線4を施
す際、巻線4を強く引つぱると、第4図の様にチ
ユーブ1′が鍔52に対して斜めに変形してしま
う。このため鍔52と巻線4の巻き始め端部との
間に一定の距離aが確保できず、距離bのように
狭くなつてしまい電気的絶縁特性の悪化につなが
る欠点があるる。
本考案はこのような欠点を解消した絶縁チユー
ブを提供しようとするものである。
ブを提供しようとするものである。
本考案の絶縁チユーブの特徴は、筒状の絶縁チ
ユーブの少なくとも一端側に、絶縁材料よりなる
細長板を、該チユーブの軸方向に突出するように
一体形成したことにある。
ユーブの少なくとも一端側に、絶縁材料よりなる
細長板を、該チユーブの軸方向に突出するように
一体形成したことにある。
この絶縁チユーブは、コイルボビンにおける2
つの鍔に設けられている溝に架け渡すように設け
られ、このことにより細長板が補強部材としての
役目を果たす。
つの鍔に設けられている溝に架け渡すように設け
られ、このことにより細長板が補強部材としての
役目を果たす。
以下、本考案の一実施例を図面を参照しながら
説明する。第1図は、本考案の絶縁チユーブを示
す。絶縁材による円筒2の一端に、この円筒2の
軸方向に突出するように円筒2と同材料の細長い
平板3を一体成形してある。なお、材料として
は、チユーブの長さ方向に直角な方向に対して強
い弾性を呈するように、ある程度の硬さを持つ樹
脂材料が好ましい。平板3は円筒2への巻線の挿
通に支障をきたさないように形成されることは言
うまでも無い。この絶縁チユーブ1は、第2図に
示すように、円筒2に巻線4を通した後、コイル
ボビン5の両端の鍔52,53に設けられた溝5
2−1,53−1にそれぞれ、円筒2、平板3の
先端をはさむようにして架け渡して装着される。
なお、鍔53の溝53−1は、巻線を引き出す溝
であり、前述したようにあらかじめ設けられてい
るものである。その後、巻き始め端が絶縁テープ
6の縁部に沿うようにしてコイルボビン5に巻線
を施す。このような絶縁チユーブを用いることに
より、巻線4にかかる引張力が比較的強くても、
平板3が補強材の役目を果たすので円筒2は鍔5
2に対して斜めに変形しない。したがつて、鍔5
2と巻線4の巻芯51への巻き始め端との間に、
確実に一定距離aを確保することができる。な
お、本考案は実施例の形状に限らず、円筒2の両
端に平板を一体形成するようにしても良い。
説明する。第1図は、本考案の絶縁チユーブを示
す。絶縁材による円筒2の一端に、この円筒2の
軸方向に突出するように円筒2と同材料の細長い
平板3を一体成形してある。なお、材料として
は、チユーブの長さ方向に直角な方向に対して強
い弾性を呈するように、ある程度の硬さを持つ樹
脂材料が好ましい。平板3は円筒2への巻線の挿
通に支障をきたさないように形成されることは言
うまでも無い。この絶縁チユーブ1は、第2図に
示すように、円筒2に巻線4を通した後、コイル
ボビン5の両端の鍔52,53に設けられた溝5
2−1,53−1にそれぞれ、円筒2、平板3の
先端をはさむようにして架け渡して装着される。
なお、鍔53の溝53−1は、巻線を引き出す溝
であり、前述したようにあらかじめ設けられてい
るものである。その後、巻き始め端が絶縁テープ
6の縁部に沿うようにしてコイルボビン5に巻線
を施す。このような絶縁チユーブを用いることに
より、巻線4にかかる引張力が比較的強くても、
平板3が補強材の役目を果たすので円筒2は鍔5
2に対して斜めに変形しない。したがつて、鍔5
2と巻線4の巻芯51への巻き始め端との間に、
確実に一定距離aを確保することができる。な
お、本考案は実施例の形状に限らず、円筒2の両
端に平板を一体形成するようにしても良い。
以上述べてきたように、本考案による絶縁チユ
ーブは、巻線の巻芯への巻き始め端にかかる引張
力が強くても変形しない。したがつて巻線の巻芯
への巻き始め端は鍔より一定の絶縁距離aが確保
でき、巻き始めの位置を一定にすることもできる
ので巻線の作業能率向上に寄与し所定の電気的絶
縁特性を保つことができる。
ーブは、巻線の巻芯への巻き始め端にかかる引張
力が強くても変形しない。したがつて巻線の巻芯
への巻き始め端は鍔より一定の絶縁距離aが確保
でき、巻き始めの位置を一定にすることもできる
ので巻線の作業能率向上に寄与し所定の電気的絶
縁特性を保つことができる。
第1図は本考案の絶縁チユーブの一実施例の斜
視図、第2図は第1図の絶縁チユーブを用いてコ
イルボビンに巻線を巻き始めるときの状態を示し
た側面図である。第3図、第4図はそれぞれ、従
来の絶縁チユーブを用いてコイルボビンに巻線を
巻き始めるときの状態を示した側面図である。 1,1′……絶縁チユーブ、3……平板、4…
…巻線、5……コイルボビン。
視図、第2図は第1図の絶縁チユーブを用いてコ
イルボビンに巻線を巻き始めるときの状態を示し
た側面図である。第3図、第4図はそれぞれ、従
来の絶縁チユーブを用いてコイルボビンに巻線を
巻き始めるときの状態を示した側面図である。 1,1′……絶縁チユーブ、3……平板、4…
…巻線、5……コイルボビン。
Claims (1)
- 筒状の絶縁チユーブの少なくとも一端側に、絶
縁材料よりなる細長板を、該チユーブの軸方向に
突出するように一体形成して成ることを特徴とす
る絶縁チユーブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1025886U JPH0343706Y2 (ja) | 1986-01-29 | 1986-01-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1025886U JPH0343706Y2 (ja) | 1986-01-29 | 1986-01-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62124828U JPS62124828U (ja) | 1987-08-08 |
JPH0343706Y2 true JPH0343706Y2 (ja) | 1991-09-12 |
Family
ID=30796386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1025886U Expired JPH0343706Y2 (ja) | 1986-01-29 | 1986-01-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0343706Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-01-29 JP JP1025886U patent/JPH0343706Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62124828U (ja) | 1987-08-08 |
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