JPH0343476Y2 - - Google Patents
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- JPH0343476Y2 JPH0343476Y2 JP15495986U JP15495986U JPH0343476Y2 JP H0343476 Y2 JPH0343476 Y2 JP H0343476Y2 JP 15495986 U JP15495986 U JP 15495986U JP 15495986 U JP15495986 U JP 15495986U JP H0343476 Y2 JPH0343476 Y2 JP H0343476Y2
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- JP
- Japan
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- gas chamber
- pressure gas
- outer cylinder
- chamber
- hollow rod
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- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、自動車の懸架装置等に使用されるガ
ススプリングに関する。
ススプリングに関する。
外筒と、この外筒に軸方向に摺動自在に挿入さ
れたロツドとを備え、その内部に油とガスを封入
したガススプリングが知られている。この種のガ
ススプリングは、上記外筒に対してロツドが相対
移動することにより、内部のガスの体積が変動
し、その反発力によつてばね作用が得られるもの
である。
れたロツドとを備え、その内部に油とガスを封入
したガススプリングが知られている。この種のガ
ススプリングは、上記外筒に対してロツドが相対
移動することにより、内部のガスの体積が変動
し、その反発力によつてばね作用が得られるもの
である。
従つてばね特性はガス室容積の大きさに影響さ
れる。従来のガススプリングの一例として、米国
特許明細書第3077345号が知られている。この先
行技術におけるガススプリングは、主筒と副筒に
低圧と高圧の2つのガス室を内蔵しており、ガス
と油を仕切るのにそれぞれフリーピストンが採用
されていた。
れる。従来のガススプリングの一例として、米国
特許明細書第3077345号が知られている。この先
行技術におけるガススプリングは、主筒と副筒に
低圧と高圧の2つのガス室を内蔵しており、ガス
と油を仕切るのにそれぞれフリーピストンが採用
されていた。
上記ガススプリングは、所定のたわみまでは低
圧ガス室のみの体積が変動し、所定のたわみを超
えたときに始めて高圧ガス室が圧縮されるように
構成されていた。すなわち高荷重域では低圧ガス
室と高圧ガス室の体積が働くから、そのばね特性
は、理論的には第5図に示されるように、所定の
たわみX0(荷重F0)を超えたところで、荷重−た
わみ曲線の勾配が小さくなる特性が得られるはず
である。
圧ガス室のみの体積が変動し、所定のたわみを超
えたときに始めて高圧ガス室が圧縮されるように
構成されていた。すなわち高荷重域では低圧ガス
室と高圧ガス室の体積が働くから、そのばね特性
は、理論的には第5図に示されるように、所定の
たわみX0(荷重F0)を超えたところで、荷重−た
わみ曲線の勾配が小さくなる特性が得られるはず
である。
しかしながら上記ガススプリングのように、低
圧ガス室と高圧ガス室を備えているものでは、高
圧ガス室が常時使われているとは限らない。すな
わち、低圧ガス室はロツドの相対移動に伴つて常
に体積変動を繰返すが、高圧ガス室は一定以上の
たわみに達しない限り体積変動を生じない。この
ため、高圧ガス室と油とを仕切つているフリーピ
ストンの動く頻度が著しく少ないことがある。
圧ガス室と高圧ガス室を備えているものでは、高
圧ガス室が常時使われているとは限らない。すな
わち、低圧ガス室はロツドの相対移動に伴つて常
に体積変動を繰返すが、高圧ガス室は一定以上の
たわみに達しない限り体積変動を生じない。この
ため、高圧ガス室と油とを仕切つているフリーピ
ストンの動く頻度が著しく少ないことがある。
フリーピストンを用いて確実に気密を保つため
には、フリーピストンと相手側の摺動面とのシー
ル面圧を高める必要があるが、シール面圧を高め
ると摺動抵抗が大きくなる。特に上記従来装置の
ように、高圧ガス室を仕切つているフリーピスト
の動く頻度が少ない場合には、フリーピストンの
面圧が高いと、いわゆるステイツク・スリツプと
呼ばれる「ぎくしやくとした」動きを生じる。
には、フリーピストンと相手側の摺動面とのシー
ル面圧を高める必要があるが、シール面圧を高め
ると摺動抵抗が大きくなる。特に上記従来装置の
ように、高圧ガス室を仕切つているフリーピスト
の動く頻度が少ない場合には、フリーピストンの
面圧が高いと、いわゆるステイツク・スリツプと
呼ばれる「ぎくしやくとした」動きを生じる。
こうしたステイツク・スリツプ現象を生じる
と、所定のたわみX0に達しても高圧ガス室が圧
縮されなくなるため、第6図に示されるような荷
重−たわみ特性となり、荷重付加方向と除荷方向
との間で不安定なヒステリシスを生じてその動き
がスムーズでなくなるばかりか、荷重−たわみ特
性に再現性がなくなるといつた問題を生じる。ま
た、フリーピストンの動きをスムーズにするには
シール面圧を下げればよいが、こうするとフリー
ピストンの摺動部からガスが油室に漏れやすくな
るといつた問題がある。
と、所定のたわみX0に達しても高圧ガス室が圧
縮されなくなるため、第6図に示されるような荷
重−たわみ特性となり、荷重付加方向と除荷方向
との間で不安定なヒステリシスを生じてその動き
がスムーズでなくなるばかりか、荷重−たわみ特
性に再現性がなくなるといつた問題を生じる。ま
た、フリーピストンの動きをスムーズにするには
シール面圧を下げればよいが、こうするとフリー
ピストンの摺動部からガスが油室に漏れやすくな
るといつた問題がある。
更に別の問題として、上述した従来のガススプ
リングは低圧ガス室と高圧ガス室とを、別々の筒
(主筒と副筒)に内蔵しており、主筒の外側に副
筒を平行に並べて取付けた構造であるため、ガス
スプリングの取付けに要するスペースが大であ
る。このため、自動車の懸架装置のように狭いス
ペースに取付ける場合に不利なものであつた。
リングは低圧ガス室と高圧ガス室とを、別々の筒
(主筒と副筒)に内蔵しており、主筒の外側に副
筒を平行に並べて取付けた構造であるため、ガス
スプリングの取付けに要するスペースが大であ
る。このため、自動車の懸架装置のように狭いス
ペースに取付ける場合に不利なものであつた。
本考案のガススプリングは、外筒と、この外筒
に軸方向に相対移動自在に挿入された中空ロツド
と、上記外筒ないし中空ロツドの内部に設けられ
た油室と、上記外筒および中空ロツドのいずれか
一方の内部に設けられた低圧ガス室と、他方の内
部に設けられるとともに上記低圧ガス室よりも高
圧のガスが封入されかつ上記油室の圧力が所定値
以上となつた時に圧縮されて体積が変動する高圧
ガス室とを備えている。更に上記低圧ガス室と上
記油室とを、外筒および中空ロツドの軸方向に伸
縮自在な第1のベローズによつて仕切るととも
に、上記高圧ガス室と上記油室とを、外筒および
中空ロツドの軸方向に伸縮自在な第2のベローズ
によつて仕切つたことを特徴とするものである。
上記ベローズは、金属または高分子膜あるいはこ
れらを組合わせた複合材からなる。このガススプ
リングを自動車の懸架装置に利用する場合、上記
外筒および中空ロツドのいずれか一方の端部を車
体側に、また他方を車軸側の部材に連結する。
に軸方向に相対移動自在に挿入された中空ロツド
と、上記外筒ないし中空ロツドの内部に設けられ
た油室と、上記外筒および中空ロツドのいずれか
一方の内部に設けられた低圧ガス室と、他方の内
部に設けられるとともに上記低圧ガス室よりも高
圧のガスが封入されかつ上記油室の圧力が所定値
以上となつた時に圧縮されて体積が変動する高圧
ガス室とを備えている。更に上記低圧ガス室と上
記油室とを、外筒および中空ロツドの軸方向に伸
縮自在な第1のベローズによつて仕切るととも
に、上記高圧ガス室と上記油室とを、外筒および
中空ロツドの軸方向に伸縮自在な第2のベローズ
によつて仕切つたことを特徴とするものである。
上記ベローズは、金属または高分子膜あるいはこ
れらを組合わせた複合材からなる。このガススプ
リングを自動車の懸架装置に利用する場合、上記
外筒および中空ロツドのいずれか一方の端部を車
体側に、また他方を車軸側の部材に連結する。
上記構成のガススプリングは、外筒に対して中
空ロツドが相対的に軸方向に移動すると、たわみ
が小さいうちは低圧ガス室内のガスのみが体積変
動を生じ、その反発力によつてばね作用が得られ
る。また、大きな荷重が加わり、たわみが一定の
値を超えたところで、高圧ガス室内のガスが圧縮
される。すなわち高荷重域では低圧ガス室と高圧
ガス室が一緒に体積変動を生じるようになるた
め、このたわみの所を境にして、荷重−たわみ曲
線の勾配が小さくなる。従つて、2段階的に変化
するばね特性が得られる。
空ロツドが相対的に軸方向に移動すると、たわみ
が小さいうちは低圧ガス室内のガスのみが体積変
動を生じ、その反発力によつてばね作用が得られ
る。また、大きな荷重が加わり、たわみが一定の
値を超えたところで、高圧ガス室内のガスが圧縮
される。すなわち高荷重域では低圧ガス室と高圧
ガス室が一緒に体積変動を生じるようになるた
め、このたわみの所を境にして、荷重−たわみ曲
線の勾配が小さくなる。従つて、2段階的に変化
するばね特性が得られる。
しかも上記ガススプリングは低圧ガス室と油室
がベローズによつて仕切られており、また高圧ガ
ス室と油室もベローズによつて仕切られているか
ら、高圧ガス室が圧縮される際にステイツク・ス
リツプ現象を生じることなく円滑に動作が行な
え、2段階的に変化するばね特性の再現性に優れ
ている。
がベローズによつて仕切られており、また高圧ガ
ス室と油室もベローズによつて仕切られているか
ら、高圧ガス室が圧縮される際にステイツク・ス
リツプ現象を生じることなく円滑に動作が行な
え、2段階的に変化するばね特性の再現性に優れ
ている。
しかも1つの外筒と中空ロツドの内部に低圧ガ
ス室と高圧ガス室および油室を収容した単筒形で
あるので、ガススプリングの取付けスペースを確
保する上で有利である。
ス室と高圧ガス室および油室を収容した単筒形で
あるので、ガススプリングの取付けスペースを確
保する上で有利である。
第1図に示された実施例において、車両懸架装
置用のガススプリング1は、外筒2と、この外筒
2に対し軸線方向に相対移動自在に挿入された中
空ロツド3を備えている。この外筒2は、外側壁
部5と、この外側壁部5の内側に同心状に配置さ
れた円筒状の内側壁部6とリバウンドラバー7等
を備えて構成されている。この内側壁部6の図示
下端側は開口している。また、外筒2の下端には
車軸側の部材に連結するための取付け部9が設け
られているとともに、外筒2の内部にガスを封入
するためのガス封入口10が設けられている。こ
のガス封入口10は、盲栓11によつて塞がれ
る。また外筒2の上端側には、オイルシール13
とシール押え14、およびベアリング15などが
設けられている。
置用のガススプリング1は、外筒2と、この外筒
2に対し軸線方向に相対移動自在に挿入された中
空ロツド3を備えている。この外筒2は、外側壁
部5と、この外側壁部5の内側に同心状に配置さ
れた円筒状の内側壁部6とリバウンドラバー7等
を備えて構成されている。この内側壁部6の図示
下端側は開口している。また、外筒2の下端には
車軸側の部材に連結するための取付け部9が設け
られているとともに、外筒2の内部にガスを封入
するためのガス封入口10が設けられている。こ
のガス封入口10は、盲栓11によつて塞がれ
る。また外筒2の上端側には、オイルシール13
とシール押え14、およびベアリング15などが
設けられている。
そして上記外側壁部5と内側壁部6との間の空
間部分を利用して、金属製の第1のベローズ17
が収容されている。このベローズ17は、外筒2
および中空ロツド3の軸方向に伸縮自在なもので
あり、このベローズ17によつて外筒2の内部は
油室18と低圧ガス室19とに仕切られている。
なお、上記ベローズ17は金属の代りに合成樹脂
または金属と合成樹脂を組合わせた複合材を用い
てもよい。上記ガス室19には、窒素ガス等の不
活性ガスが所定の圧力で封入されている。また、
油室18には作動油が収容されている。
間部分を利用して、金属製の第1のベローズ17
が収容されている。このベローズ17は、外筒2
および中空ロツド3の軸方向に伸縮自在なもので
あり、このベローズ17によつて外筒2の内部は
油室18と低圧ガス室19とに仕切られている。
なお、上記ベローズ17は金属の代りに合成樹脂
または金属と合成樹脂を組合わせた複合材を用い
てもよい。上記ガス室19には、窒素ガス等の不
活性ガスが所定の圧力で封入されている。また、
油室18には作動油が収容されている。
一方、中空ロツド3は円筒状の外側壁部21
と、この外側筒部21の内側に同心状に設けられ
た内側壁部22と、上記外側壁部21の上端を塞
いでいる端部材23とを備えて構成されている。
この端部材23には、車体側に連結するための取
付け部25が設けられているとともに、中空ロツ
ド3の内部にガスを封入するためのガス封入口2
6が設けられている。このガス封入口26は、盲
栓27によつて塞がれる。また、この中空ロツド
3の上部にはバンプラバー29が設けられてお
り、かつ中空ロツド3と外筒2との間に伸縮自在
なダストカバー30が設けられている。
と、この外側筒部21の内側に同心状に設けられ
た内側壁部22と、上記外側壁部21の上端を塞
いでいる端部材23とを備えて構成されている。
この端部材23には、車体側に連結するための取
付け部25が設けられているとともに、中空ロツ
ド3の内部にガスを封入するためのガス封入口2
6が設けられている。このガス封入口26は、盲
栓27によつて塞がれる。また、この中空ロツド
3の上部にはバンプラバー29が設けられてお
り、かつ中空ロツド3と外筒2との間に伸縮自在
なダストカバー30が設けられている。
そして上記外側壁部21と内側壁部22との間
の空間部分を利用して、金属製の第2のベローズ
32が収容されている。このベローズ32は、中
空ロツド3の軸方向に伸縮自在なものであり、ベ
ローズ蓋33を有している。そしてこの第2のベ
ローズ32によつて中空ロツド3の内部が油室3
5と高圧ガス室36とに仕切られている。なお、
上記ベローズ32は金属の代りに合成樹脂または
金属と合成樹脂を組合わせた複合材を用いてもよ
い。
の空間部分を利用して、金属製の第2のベローズ
32が収容されている。このベローズ32は、中
空ロツド3の軸方向に伸縮自在なものであり、ベ
ローズ蓋33を有している。そしてこの第2のベ
ローズ32によつて中空ロツド3の内部が油室3
5と高圧ガス室36とに仕切られている。なお、
上記ベローズ32は金属の代りに合成樹脂または
金属と合成樹脂を組合わせた複合材を用いてもよ
い。
上記高圧ガス室36には、前述した低圧ガス室
19のガス封入圧力よりも高い初期ガス封入圧力
で、窒素ガス等の不活性ガスが封入されている。
高圧ガス室36内にガスを封入する際には、ベロ
ーズ蓋33が内側壁部22の開口端22aに突当
たり、ストツパーの役目を果たすことによつてこ
の開口端22aを塞ぎ、高圧ガス室36の体積が
それ以上増大しないようにしてある。こうして、
初期に決定されている体積と圧力が確保される。
19のガス封入圧力よりも高い初期ガス封入圧力
で、窒素ガス等の不活性ガスが封入されている。
高圧ガス室36内にガスを封入する際には、ベロ
ーズ蓋33が内側壁部22の開口端22aに突当
たり、ストツパーの役目を果たすことによつてこ
の開口端22aを塞ぎ、高圧ガス室36の体積が
それ以上増大しないようにしてある。こうして、
初期に決定されている体積と圧力が確保される。
また、中空ロツド3の図示下端側にピストン部
40が設けられている。このピストン部40に
は、周知のプレート弁と同様の構造の減衰力発生
機構41が設けられているとともに、中空ロツド
3の外周側に突出するリバウンドストツパ42が
設けられている。
40が設けられている。このピストン部40に
は、周知のプレート弁と同様の構造の減衰力発生
機構41が設けられているとともに、中空ロツド
3の外周側に突出するリバウンドストツパ42が
設けられている。
次に上記構成のガススプリングの作用につき説
明する。
明する。
外筒2に対して中空ロツド3が軸方向に相対移
動した場合、たわみが小さいうちは第1のベロー
ズ17のみが伸縮し、従つて低圧ガス室19のみ
が体積変動を生じる。すなわち、油室35の圧力
が高圧ガス室36の内圧に打勝つまでは、ベロー
ズ蓋33は内側壁部22の開口端22aに密接し
た状態のままであり、高圧ガス室36の体積は変
化しない。
動した場合、たわみが小さいうちは第1のベロー
ズ17のみが伸縮し、従つて低圧ガス室19のみ
が体積変動を生じる。すなわち、油室35の圧力
が高圧ガス室36の内圧に打勝つまでは、ベロー
ズ蓋33は内側壁部22の開口端22aに密接し
た状態のままであり、高圧ガス室36の体積は変
化しない。
中空ロツド3の相対移動に伴い、低圧ガス室1
9の体積が変動すると、油室18と油室35内の
油の一部が交互に減衰力発生機構41を流れるこ
とにより、減衰力が発生するとともに、低圧ガス
室19内のガスの反発力によつてばね作用が発揮
される。
9の体積が変動すると、油室18と油室35内の
油の一部が交互に減衰力発生機構41を流れるこ
とにより、減衰力が発生するとともに、低圧ガス
室19内のガスの反発力によつてばね作用が発揮
される。
また、中空ロツド3に加わる荷重が増大してた
わみが一定の値を超えると、低圧ガス室19の内
圧すなわち油室35の圧力が所定の値を超えるこ
とにより、第2のベローズ32のベローズ蓋33
が内側壁部22の開口端22aから離れ、高圧ガ
ス室36内のガスが圧縮され始める。すなわち所
定の荷重F0を超える高荷重域では、低圧ガス室
19と高圧ガス室36が一緒に体積変動を生じる
ようになるため、第5図に示されるように2段階
的に変化する荷重−たわみ特性が得られる。
わみが一定の値を超えると、低圧ガス室19の内
圧すなわち油室35の圧力が所定の値を超えるこ
とにより、第2のベローズ32のベローズ蓋33
が内側壁部22の開口端22aから離れ、高圧ガ
ス室36内のガスが圧縮され始める。すなわち所
定の荷重F0を超える高荷重域では、低圧ガス室
19と高圧ガス室36が一緒に体積変動を生じる
ようになるため、第5図に示されるように2段階
的に変化する荷重−たわみ特性が得られる。
高圧ガス室36のガス封入圧をP0、中空ロツ
ド3の受圧面積をAとすると、P0=F0/Aであ
る。ここで荷重FがF<F0のとき、低圧ガス室
19と油の圧力はP0未満であり、ガススプリン
グとして作用するのは低圧ガス室19のみであ
る。荷重がF0以上になると、圧力がP0以上とな
り、高圧ガス室36側のガスもガススプリングと
して働くようになり、有効ガス室が拡大するの
で、第5図に示されるような荷重−たわみ特性に
なる。
ド3の受圧面積をAとすると、P0=F0/Aであ
る。ここで荷重FがF<F0のとき、低圧ガス室
19と油の圧力はP0未満であり、ガススプリン
グとして作用するのは低圧ガス室19のみであ
る。荷重がF0以上になると、圧力がP0以上とな
り、高圧ガス室36側のガスもガススプリングと
して働くようになり、有効ガス室が拡大するの
で、第5図に示されるような荷重−たわみ特性に
なる。
上記構成のガススプリング1によれば、油とガ
スをベローズ17,32によつて仕切つているの
で、長期間にわたつて高圧ガス室36が使われな
かつたとしても、ステイツク・スリツプ等のよう
なぎくしやくとした動きを生じることがなく、上
述したばね特性がきわめて円滑に発揮され、荷重
−たわみ特性の再現性に優れている。しかも1つ
の外筒2と中空ロツド3の内部に、低圧ガス室1
9と高圧ガス室36および油室18,35が内蔵
されているから、装置全体がコンパクトであり、
取付けスペースを確保する上で有利である。
スをベローズ17,32によつて仕切つているの
で、長期間にわたつて高圧ガス室36が使われな
かつたとしても、ステイツク・スリツプ等のよう
なぎくしやくとした動きを生じることがなく、上
述したばね特性がきわめて円滑に発揮され、荷重
−たわみ特性の再現性に優れている。しかも1つ
の外筒2と中空ロツド3の内部に、低圧ガス室1
9と高圧ガス室36および油室18,35が内蔵
されているから、装置全体がコンパクトであり、
取付けスペースを確保する上で有利である。
なお、第2図は本考案の他の実施例を示すもの
であり、以下この実施例について説明する。但し
前記実施例と共通の箇所には同一の符号を付し、
説明は省略する。
であり、以下この実施例について説明する。但し
前記実施例と共通の箇所には同一の符号を付し、
説明は省略する。
この第2図の実施例においては、外筒2と中空
ロツド3の上下の位置関係が前記実施例とは逆で
あり、外筒2に設けられた取付け部9が車体側の
部材に連結され、中空ロツド3に設けられた取付
け部25が車軸側に連結される。また、ベアリン
グ15の近傍には高圧シール45が設けられてい
る。13は低圧シールである。更に、ベアリング
15の近傍にはドレン溝46が連通しており、こ
のドレン溝46はドレン配管47を通じて油タン
ク48につながつている。
ロツド3の上下の位置関係が前記実施例とは逆で
あり、外筒2に設けられた取付け部9が車体側の
部材に連結され、中空ロツド3に設けられた取付
け部25が車軸側に連結される。また、ベアリン
グ15の近傍には高圧シール45が設けられてい
る。13は低圧シールである。更に、ベアリング
15の近傍にはドレン溝46が連通しており、こ
のドレン溝46はドレン配管47を通じて油タン
ク48につながつている。
また、外筒2の外側壁部5と内側壁部6との間
に油室50が形成されている。この油室50は、
流路51を介して内側の油室52に連通してい
る。上記油室50は、油の出入り口55と配管5
6を通じて、車高上昇用電磁弁57と車高降下用
電磁弁58とに接続されている。そして車高上昇
用電磁弁57は油圧源60に、また車高降下用電
磁弁58は油タンク48に接続されている。
に油室50が形成されている。この油室50は、
流路51を介して内側の油室52に連通してい
る。上記油室50は、油の出入り口55と配管5
6を通じて、車高上昇用電磁弁57と車高降下用
電磁弁58とに接続されている。そして車高上昇
用電磁弁57は油圧源60に、また車高降下用電
磁弁58は油タンク48に接続されている。
また、第2のベローズ32のベローズ蓋33に
は、封入油をシールするための自己シール用Oリ
ング62が設けられている。また、第1のベロー
ズ17にもベローズ蓋63が設けられており、こ
のベローズ蓋63に封入油をシールするための自
己シール用Oリング64が設けられている。
は、封入油をシールするための自己シール用Oリ
ング62が設けられている。また、第1のベロー
ズ17にもベローズ蓋63が設けられており、こ
のベローズ蓋63に封入油をシールするための自
己シール用Oリング64が設けられている。
ピストン部40は中空ロツド3の上端に設けら
れている。このピストン部40には、コンスタン
トオリフイス66と、プレート弁67とを有する
減衰力発生機構41が設けられている。更に詳し
く説明すると、上記プレート弁67は、圧縮側プ
レート69と、伸び側プレート70と、圧縮側流
路71と、伸び側流路72と、伸び側リリーフば
ね73等を備えて構成される。このピストン部4
0の外周部には、ベアリング75が設けられてお
り、中空ロツド3の軸方向の摺動が円滑に案内さ
れるようにしてある。
れている。このピストン部40には、コンスタン
トオリフイス66と、プレート弁67とを有する
減衰力発生機構41が設けられている。更に詳し
く説明すると、上記プレート弁67は、圧縮側プ
レート69と、伸び側プレート70と、圧縮側流
路71と、伸び側流路72と、伸び側リリーフば
ね73等を備えて構成される。このピストン部4
0の外周部には、ベアリング75が設けられてお
り、中空ロツド3の軸方向の摺動が円滑に案内さ
れるようにしてある。
また、外筒2の外側壁部5と内側壁部6との間
に、環状のベローズ固定部材77が設けられてい
て、このベローズ固定部材77に第1のベローズ
17の基部が液密に固定されている。ベローズ固
定部材77には液密を保つためにOリング78,
79が設けられている。
に、環状のベローズ固定部材77が設けられてい
て、このベローズ固定部材77に第1のベローズ
17の基部が液密に固定されている。ベローズ固
定部材77には液密を保つためにOリング78,
79が設けられている。
上記構成のガススプリング1は、前述した実施
例のものと同様に、外筒2に対して中空ロツド3
が軸方向に相対移動した場合、たわみが小さいう
ちは第1のベローズ17のみが伸縮し、従つて低
圧ガス室19のみが体積変動を生じる。そして低
圧ガス室19の体積変動に伴つて、油室18,5
2内の油が減衰力発生機構41を流れることによ
り、減衰力が得られるとともに、低圧ガス室19
内のガスの反発力によつてばね作用が発揮され
る。
例のものと同様に、外筒2に対して中空ロツド3
が軸方向に相対移動した場合、たわみが小さいう
ちは第1のベローズ17のみが伸縮し、従つて低
圧ガス室19のみが体積変動を生じる。そして低
圧ガス室19の体積変動に伴つて、油室18,5
2内の油が減衰力発生機構41を流れることによ
り、減衰力が得られるとともに、低圧ガス室19
内のガスの反発力によつてばね作用が発揮され
る。
また、中空ロツド3に加わる荷重が増大してた
わみが一定の値を超えると、低圧ガス室19の内
圧すなわち油室35の圧力が所定の値を超えるこ
とにより、第2のベローズ32のベローズ蓋33
が内側壁部22の開口端22aから離れ、高圧ガ
ス室36内のガスが圧縮され始める。すなわち所
定の荷重F0を超える高荷重域では、低圧ガス室
19と高圧ガス室36が一緒に体積変動を生じる
ようになるため、第5図に示されるように2段階
的に変化する荷重−たわみ特性が得られる。
わみが一定の値を超えると、低圧ガス室19の内
圧すなわち油室35の圧力が所定の値を超えるこ
とにより、第2のベローズ32のベローズ蓋33
が内側壁部22の開口端22aから離れ、高圧ガ
ス室36内のガスが圧縮され始める。すなわち所
定の荷重F0を超える高荷重域では、低圧ガス室
19と高圧ガス室36が一緒に体積変動を生じる
ようになるため、第5図に示されるように2段階
的に変化する荷重−たわみ特性が得られる。
このように構成されたガススプリング1におい
ても、油とガスがベローズ17,32によつて仕
切られているので、ステイツク・スリツプ現象等
を生じることがなく、荷重−たわみ特性の再現性
に優れているし、装置全体がコンパクトであり、
取付けスペースを確保する上で有利である。
ても、油とガスがベローズ17,32によつて仕
切られているので、ステイツク・スリツプ現象等
を生じることがなく、荷重−たわみ特性の再現性
に優れているし、装置全体がコンパクトであり、
取付けスペースを確保する上で有利である。
しかも油の出入り口55を通じて油室50に油
を出し入れし、油室18,35内の油量を変化さ
せることによつて、外筒2に対する中空ロツドの
突出量、すなわち車高を調整することができる。
を出し入れし、油室18,35内の油量を変化さ
せることによつて、外筒2に対する中空ロツドの
突出量、すなわち車高を調整することができる。
なお、第3図に示されるように、ドレン配管4
7をチエツク弁81を介して車高調整用の配管5
6側に接続するようにしてもよい。この場合、高
圧シール45を通じてもれた油を油の出入り口5
5側に戻すことができる。それ以外の構成は第2
図に示された実施例と同様である。
7をチエツク弁81を介して車高調整用の配管5
6側に接続するようにしてもよい。この場合、高
圧シール45を通じてもれた油を油の出入り口5
5側に戻すことができる。それ以外の構成は第2
図に示された実施例と同様である。
また本考案は、第4図に示された実施例のよう
に、車高調整機能を有しないものにも勿論適用で
きる。この場合、ドレン配管47を、チエツク弁
81を介して油の出入り口55に接続している。
また、第1のベローズ17のベローズ蓋63に
は、前記実施例のような自己シール用Oリング6
4を用いない。従つてこの場合、ガス室19にガ
スを封入する際のガス圧がまともにベローズ17
に加わるため、ベローズ17の耐圧性を高める必
要がある。それ以外の構成と作用効果は第2図の
実施例と同様である。
に、車高調整機能を有しないものにも勿論適用で
きる。この場合、ドレン配管47を、チエツク弁
81を介して油の出入り口55に接続している。
また、第1のベローズ17のベローズ蓋63に
は、前記実施例のような自己シール用Oリング6
4を用いない。従つてこの場合、ガス室19にガ
スを封入する際のガス圧がまともにベローズ17
に加わるため、ベローズ17の耐圧性を高める必
要がある。それ以外の構成と作用効果は第2図の
実施例と同様である。
なお上記各実施例では外筒側に低圧ガス室を、
また中空ロツド側に高圧ガス室を設けているが、
これとは逆に、中空ロツド側に低圧ガス室を、ま
た外筒側に高圧ガス室を設けるようにしてもよ
い。
また中空ロツド側に高圧ガス室を設けているが、
これとは逆に、中空ロツド側に低圧ガス室を、ま
た外筒側に高圧ガス室を設けるようにしてもよ
い。
本考案によれば、内部に低圧ガス室と高圧ガス
室を有してばね特性が2段階的に変化するガスス
プリングにおいて、その動きが円滑となり、荷重
−たわみ特性の再現性が向上するとともに、全体
形状がコンパクトなガススプリングが得られる。
室を有してばね特性が2段階的に変化するガスス
プリングにおいて、その動きが円滑となり、荷重
−たわみ特性の再現性が向上するとともに、全体
形状がコンパクトなガススプリングが得られる。
第1図は本考案の一実施例を示すガススプリン
グの縦断面図、第2図は本考案の他の実施例を示
す縦断面図、第3図はドレン配管部分の変形例を
示すガススプリングの一部の断面図、第4図は本
考案の更に別の実施例を示す断面図、第5図は本
考案によつて得られる荷重−たわみ特性図、第6
図は従来のガススプリングの荷重−たわみ特性図
である。 1……ガススプリング、2……外筒、3……中
空ロツド、17……第1のベローズ、18……油
室、19……低圧ガス室、32……第2のベロー
ズ、35……油室、36……高圧ガス室。
グの縦断面図、第2図は本考案の他の実施例を示
す縦断面図、第3図はドレン配管部分の変形例を
示すガススプリングの一部の断面図、第4図は本
考案の更に別の実施例を示す断面図、第5図は本
考案によつて得られる荷重−たわみ特性図、第6
図は従来のガススプリングの荷重−たわみ特性図
である。 1……ガススプリング、2……外筒、3……中
空ロツド、17……第1のベローズ、18……油
室、19……低圧ガス室、32……第2のベロー
ズ、35……油室、36……高圧ガス室。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 外筒と、この外筒に軸方向に相対移動自在に挿
入された中空ロツドと、上記外筒ないし中空ロツ
ドの内部に設けられた油室と、上記外筒および中
空ロツドのいずれか一方の内部に設けられた低圧
ガス室と、他方の内部に設けられるとともに上記
低圧ガス室よりも高圧のガスが封入されかつ上記
油室の圧力が所定値以上となつた時に圧縮されて
体積が変化する高圧ガス室とを備え、 更に上記低圧ガス室と上記油室とを、外筒およ
び中空ロツドの軸方向に伸縮自在な第1のベロー
ズによつて仕切るとともに、上記高圧ガス室と上
記油室とを、外筒および中空ロツドの軸方向に伸
縮自在な第2のベローズによつて仕切つたことを
特徴とするガススプリング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15495986U JPH0343476Y2 (ja) | 1986-10-09 | 1986-10-09 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15495986U JPH0343476Y2 (ja) | 1986-10-09 | 1986-10-09 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6360734U JPS6360734U (ja) | 1988-04-22 |
| JPH0343476Y2 true JPH0343476Y2 (ja) | 1991-09-11 |
Family
ID=31075225
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15495986U Expired JPH0343476Y2 (ja) | 1986-10-09 | 1986-10-09 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0343476Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-10-09 JP JP15495986U patent/JPH0343476Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6360734U (ja) | 1988-04-22 |
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