JPH0343475A - 非粘着性被覆製造用被覆組成物 - Google Patents

非粘着性被覆製造用被覆組成物

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JPH0343475A
JPH0343475A JP2157786A JP15778690A JPH0343475A JP H0343475 A JPH0343475 A JP H0343475A JP 2157786 A JP2157786 A JP 2157786A JP 15778690 A JP15778690 A JP 15778690A JP H0343475 A JPH0343475 A JP H0343475A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は薄層基質に非粘着仕上げを行うための有機ポリ
シロキサンをベースにした材料に関する。
紙または他の基質の表面に有機ポリシロキサンを被覆し
てこれらの表面に粘着性をもった材料がくっつくのを防
ぐ方法は公知である[例えばワインハイム(Weinh
eim)社1968午発行、ヴエー・ノル(W、 No
11)著「シリコーンの化学および技術(C:hemi
e undTechnologie der Si1i
cone)J520〜521頁参照]。
ポリシロキサンの非粘着性被膜を製造する方法およびこ
の方法に使用する材料に対する要求は、最近その緊急さ
を増加している。必要とされる方法および材料は、表面
の化学的および物理的特性とは無関係にすべての基質を
満足に被覆し得るものでなければならない。
最近では、極端に滑らかな表面をもつものおよび極端に
粗い表面をもつものの間でその範囲が非常に広がりつつ
あるので、通常のシリコーン被覆材料はその可能性の限
界に達している。その結果例えば構造的な構成のために
被覆された紙に対しては満足なフィルムを与える被覆系
が、極端に滑らかな表面の被覆に用いた場合には不満足
な結果を与えることがある。これらの被覆系は比較的激
しい應力下においては表面を著しく摩耗し、これは硬化
時間を長くしても或いは硬化温度を高くしても避けるこ
とはできない。逆に極端に滑らかな紙に対して満足な結
果を与える被覆系が、厚い被覆をもつ紙を被覆するのに
用いた場合に失敗することもある。従って現在使用され
ている紙の範囲は、それぞれ特殊な構造をもった数種の
被覆組成物を使用することにより成る程度満足にカバー
されているに過ぎない。
従って本発明の目的は滑らかな表面(プラスチックス表
面を含む)および厚く被覆されたまたは同様な表面の両
方を、摩耗を生じることなく満足に被覆するのに適した
被覆組成物を提供することである。このような被覆系の
利点は、工業的な被覆操作において紙の種類が変わった
ときにも、被覆機の貯蔵容器の中の被覆組成物を取り替
える必要がないことである。
従って本発明は(A)不飽和炭化水素基を含み粘度が5
0−10’mPa、sであるSi結合をもった有機ポリ
シロキサン、(B)少なくとも3個のSi−H単位を含
む有機ポリシロキサン、 (C)貴金属触媒、および (D)室温における付加反応を遅延させる添加剤を含ん
で成り、重合体(A)は若干の三官能性および/または
四官能性分岐点Tnおよび/またはQ、、および不飽和
炭化水素基を含む若干のSi原子x1を含んでおり、 ここでnは0〜10、n′はo−ioであってn+n’
の和は1〜10であり、 また(a) T−含有有機ポリシロキサンの場合にはn
+l≧m≧2、 (b) Q−含有有機ポリシロキサンの場合には(2n
′+1)≧m≧2、 (c) Q−およびT−含有有機ポリシロキサンの場合
には  [[(n+1)+(2n′+1)]−11≧m
≧2′であり、トリ有機シロキシ単位によりつくられる
重合体(A)の末端基は少なくとも1個の不飽和炭化水
素基を含むことを特徴とする薄層基質に非接着性の被膜
をつくるための被覆組成物に関する。
上記要求を満たす重合体の例は下記の構造要素をもつも
のから戊っている。
[CJ・CI(CH3)zsio+ zQ] ! [(
CH3) 5sio+ yxl r [(CHs) t
SiO]zs。[(C’hSiOsztl tまたは [CH!=CH(CH3)25 io+ /!] ! 
[(C1h ) xsio+ /l] 2 [(CH3
) !SiO]s。。[(CIbSiOszi]*また
は [CHt=CH(CHs) zsio r yt]s 
[(CH3) 5sio+ yx]l[(CHs) x
SiO]1.。[(CHsSiOzzzl*または [CH,・CH(CH3)zsio+z*] s [(
CH3)ssiotz□]i[(cox)2SiO]2
.。[(CHsSiOzzzl r [SiOzl +
または [(CHs)3sio+7g] + [(CH2・CH
(CHs)SiO+z□13[(CH3)2SiO]、
[SiOzl+ ここでXは随時有機溶媒で希釈して直ぐ使用できる重合
体の粘度が20〜3,000mPa、sとなるように選
ばれる。上記重合体を水に分散させたときも同じである
。重合鎖の端は少なくとも1個の不飽和炭化水素基を含
み、残りの不飽和炭化水素基は重合鎖自身の中または分
岐点に存在していなければならない。
上記組成をもった重合体は専門家には公知の方法でつく
ることができる[例えばワインノ飄イム社1968午発
行、ヴ工−・ノル著「シリコーンの化学および技術参照
]。
交叉結合剤、触媒および反応遅延剤の例も文献から公知
であり、専門家にはよく知られている。
上記組成物の利点はこれらの材料が滑らかな表面、並び
に粗い、例えば厚く被覆された紙のような表面の両方に
満足に使用できることである。このような融通性のため
に工業的規模で標準的な組成物を使用してシリコーン被
覆を行うことができ、操作を中断せずに紙の種類を変え
ることができる。
上記混合物は任意の通常の方法、例えば浸漬被覆法、ロ
ール被覆法、噴霧被覆法、刷毛塗り被覆法、注形被覆法
等で被覆することができる。被膜は120〜200°C
で硬化させることが好ましい。
硬化速度は実際的な要求を満たす速度である。
その上限は現存の機械の操作速度だけで決められる。下
記実施例により本発明を例示する。これらの実施例は本
発明を限定するものではない。
下記実施例に使用される重合体は0.25%のエチニル
シクロヘキサノールを含み、これによって8時間よりも
長い貯蔵寿命が得られている。
実施例1(対照例) [CH2”CH(C)!、)SiO+/2]+ [(C
Hi)、SiO] 2.’o [CI。
Si(hzz]zの組成をもつビニル重合体12g。
白金含量が300ppmの上記重合体の白金錯体溶液1
.6g、および [(CHs)ssi0+/zlz[(CHx)HSiO
]−[(CH*)tsio]+7s t(但しX≧ 2
0) 0.5g の混合物を実験室用の被覆ナイフでカレンダー掛けされ
た滑らかな紙[例えばケンメラー(Kemmerer>
AVlooIに被覆する。紙を炉のガス加熱室で160
°Cに加熱する。10秒後に交叉結合が始まり、11秒
後に完了する。交叉結合したフィルムは摩耗耐性をもっ
ていない。即ち指触試験でいわゆるこすり落とされる現
象を示す。
実施例2 [CHz=CH(CL)SiO+7213[(CI(s
)、SiO,、□]3[(CH3)2SiO]2.。[
CH3Si0!/!14の組成をもつビニル重合体12
g。
錯体の形で溶解したPtを300ppm含む上記ビニル
重合体1〜6g5および 実施例Iの交叉結合剤0.5g から戊り粘度が800mm”/秒の混合物を実験室用の
被覆ナイフで実施例1のカレンダー掛けされた滑らかな
紙に被覆し、2μmのフィルムをつくる。このフィルム
を160℃で交叉結合させる。交叉結合は11秒後に完
了する。通常のシリコーン被覆材料が被覆できない厚く
被覆された紙の場合もフィルムは22秒後に交叉結合し
た。両方の紙共満足な被膜が得られ、こすり落とされる
ことはなかった。
50°Oi、: 8いて6%の水を用いて24時間貯蔵
した後も、このシリコーン・フィルムは摩耗性t−示さ
なかった。
実施例3(対照例) [(CHs)xsio+zzl z [(CH3)xs
io] zoo [CH!=CH(CH3)Si11.
の組成をもつ重合体20g、上記重合体に溶解したpt
含量が300ppn+の白金錯体1.6g、および 実施例1の交叉結合剤0.5g から戒り粘度が1.000mm2/秒の混合物を実験室
用の被覆ナイフで被覆し、160℃で交叉結合させ、実
施例18よび2と比較した。160℃で1.1秒後に滑
らかなカレンダー掛けされた紙の上のフィルムは交叉結
合し、摩耗を示さなかった。
粗い被覆された厚紙の上では16秒後にフィルムは硬化
したが、著しい摩耗を示し、これは24時間貯蔵した間
に増加した。
実施例4 [C1(、・CH(CHs)SiO+z□1□67[(
CH3)3SjO+zzl r、 ss[(CHx:h
sio] 2s。[CH3Si037z]□の組成をも
つ重合体12g。
実施例2の触媒1.6g、および 実施例2の交叉結合剤0.5g から戊る混合物を実験室用の被覆ナイフで上記実施例と
同様に滑らかな紙および粗い紙に被覆し、160℃で交
叉結合させる。シリコーン・フィルムは交叉結合し、滑
らかな紙では15秒後に、粗い紙では21秒後に摩耗耐
性が得られた。
実施例5 実施例1の重合体6g。
実施例2の重合体6g。
実施例2の触媒1.6g、 実施例2の交叉結合剤0.5g の混合物を実験室用の被覆ナイフで上記実施例と同様に
滑らかな紙および粗い紙に被覆し、160°Cで交叉結
合させる。11秒後滑らかな紙の上のフィルムは交叉結
合し、優れた摩耗耐性を示し、これは6%の水で湿らせ
50℃で24時間貯蔵した後も保持された。厚く被覆さ
れた紙の上での硬化時間は17秒であった。この場合に
も生じたシリコーン・フィルムは摩耗耐性をもち、湿っ
た雰囲気中においても貯蔵可能であった。
本発明の主な特徴及び態様は次の通りである。
1、 (A)不飽和炭化水素基を含み粘度が50〜10
’mPa、sであるSi結合をもった有機ポリシロキサ
ン、 (B)少なくとも3111のSi−H単位を含む有機ポ
リシロキサン、 (C)貴金属触媒、および CD)室温における付加反応を遅延させる添加剤を含ん
で戒り、重合体(A)は若干の三官能性および/または
四官能性分岐点Tnおよび/またはQl、および不飽和
炭化水素基を含む若干のSi原子X、を含んでおり、 ここでnは0〜10、n′は0〜IOであってn+n’
の和は1〜10であり、 また(a) T−含有有機ポリシロキサンの場合にはn
+1  ≧ m ≧ 2、 (b) Q−含有有機ポリシロキサンの場合には(2n
′+l)≧m≧2、 (c) Q−およびT−含有有機ポリシロキサンの場合
には  [[(n+1)+(2n’ +1)]−1]≧
m≧2であり、トリ有機シロキシ単位によりつくられる
重合体(A)の末端基は少なくとも1個の不飽和炭化水
素基を含む薄層基質に非接着性の被膜をつくるための被
覆組成物。
2、 nが1〜3である上記第1項記載の被覆組成物。
3、反応に関係しない希釈剤または溶媒および/または
分散剤を含む上記第1項記載の被覆組成物。
4、重合体(A)が [CHI・C0(CHs)zsiO+z□L [(CH
s)xsio+zz] + [(CH3)2SiO]1
.。[(CH3SiOszz] Iまたは [CIb=CH(C)Is) zsio l /!] 
z [(CHs) !5jO1y*]! [(CHI 
) !SiO]s。。[(CH3Si(hzxl xま
たは [CH!・CH(CHs)オSiO+zz] s [(
CH3)zsi(Ttzzl l[(CH3)2SiO
]xa。[(CH3SiOszzl !まI;は [CH,・CB(CHs)2SiO+7xl s [(
CHxhSiO+zzl ! [(CHi)xSin]
 210 [(CHsSiOsztl l[SiO*]
 +または [(CHs)xsiO+z*] +f(CH−CH(C
H3)SiO+z□]3[(CH3)2Sill m 
[SiOzl t であり、ここにXは随時有機溶媒で希釈して直ちに使用
できる重合体の粘度が20〜3,000mPa、sの範
囲に入るように選ばれる上記第1項記載の被覆組成物。
5、薄層の基質を上記第1項記載の基質を組成物で被覆
し該被膜を硬化させる薄層の基質に非粘着性の被膜を被
覆する方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)不飽和炭化水素基を含み粘度が50〜10^
    7mPa.sであるSi結合をもった有機ポリシロキサ
    ン、 (B)少なくとも3個のSi−H単位を含む有機ポリシ
    ロキサン、 (C)貴金属触媒、および (D)室温における付加反応を遅延させる添加剤を含ん
    で成り、重合体(A)は若干の三官能性および/または
    四官能性分岐点T_nおよび/またはQ_n、および不
    飽和炭化水素基を含む若干のSi原子X_mを含んでお
    り、 ここでnは0〜10、n′は0〜10であってn+n′
    の和は1〜10であり、 また(a)T−含有有機ポリシロキサンの場合にはn+
    1≧m≧2、 (b)Q−含有有機ポリシロキサンの場合には(2n′
    +1)≧m≧2、 (c)Q−およびT−含有有機ポリシロキサンの場合に
    は [[(n+1)+(2n′+1)]−1]≧m≧2
    であり、トリ有機シロキシ単位によりつくられる重合体
    (A)の末端基は少なくとも1個の不飽和炭化水素基を
    含むことを特徴とする薄層基質に非接着性の被膜をつく
    るための被覆組成物。 2、薄層の基質を特許請求の範囲第1項記載のを組成物
    で被覆し該被膜を硬化させることを特徴とする薄層の基
    質に非粘着性の被膜を被覆する方法。
JP2157786A 1989-06-21 1990-06-18 非粘着性被覆製造用被覆組成物 Expired - Lifetime JP2894630B2 (ja)

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