JPH0343406Y2 - - Google Patents

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JPH0343406Y2
JPH0343406Y2 JP1877585U JP1877585U JPH0343406Y2 JP H0343406 Y2 JPH0343406 Y2 JP H0343406Y2 JP 1877585 U JP1877585 U JP 1877585U JP 1877585 U JP1877585 U JP 1877585U JP H0343406 Y2 JPH0343406 Y2 JP H0343406Y2
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intake
heater
air heating
intake air
heating device
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、吸気加熱装置付き多気筒内燃機関に
係り、特に吸気ポート毎に且吸気ポートに近接し
て設けられた通気構造の板状ヒータを有する、所
謂ポートタイプの吸気加熱装置を備えた多気筒内
燃機関の吸気構造に係る。
従来の技術 デイーゼル機関の冷間始動性と冷間運転性の改
善のために一般にインテークヒータと称されてい
る吸気通路の途中に設けられた吸気加熱装置によ
つて吸気を加熱することが有効であることは従来
より良く知られている。この吸気加熱に用いられ
る吸気加熱装置は、従来より種々の態様にて提案
されており、その一つとして、吸気ポートを横切
る方向に延在して設けられた通気構造の板状ヒー
タを複数個の吸気ポート毎に有する、所謂ポート
タイプの多気筒内燃機関用吸気加熱装置が既に提
案されており、これは実開昭56−127866号、実開
昭57−182253号、特開昭59−25070号、実開昭59
−84253号、実開昭59−84254号、特開昭59−
131959号の各公報に示されている。
考案が解決しようとする問題点 ポートタイプの吸気加熱装置はシリンタベツド
の吸気ポート開口端面と吸気マニホールドのシリ
ンダヘツドに対する接続端面とに挟まれて取付け
られ、吸気加熱装置の板状ヒータが各々吸気ポー
トに近接して吸気ポートを横切って延在すること
により、このポートタイプの吸気加熱装置を取付
けられた多気筒内燃機関に於ては始動前のプレヒ
ートが高い熱利用率をもつて効果的に行われる。
しかし、機関吸気系の寸法を変更しないとする
と、ポートタイプの吸気加熱装置の各ヒータはフ
ランジタイプの吸気加熱装置のヒータより小型に
なり、このためポートタイプの吸気加熱装置を取
付けられた多気筒内燃機関は、吸気マニホールド
の吸気入口部、即ち集合管部にフランジタイプの
吸気加熱装置を取付けられた多気筒内燃機関に比
して吸気圧損が多く、また各気筒の吸気行程にそ
の吸気状態にある気筒の吸気ポートに対応してい
る板状ヒータによつてしか吸気加熱を行われな
い。
本考案は上述の如き問題点を解決する改良され
たポートタイプの吸気加熱装置を備えた多気筒内
燃機関の吸気構造を提供することを目的としてい
る。
問題点を解決するための手段 上述の如き目的は、本考案によれば、吸気ポー
トを横切る方向に延在して設けられた通気構造の
板状ヒータを複数個の吸気ポート毎に有する吸気
加熱装置付き多気筒内燃機関に於て、シリンダヘ
ツドの吸気ポート開口端面と板状ヒータとの間に
互いに隣接する吸気ポートを相互に連通せしめる
空間部が構成されていることを特徴とする吸気加
熱装置付き多気筒内燃機関によつて達成される。
考案の作用及び効果 上述の如き構成によれば、前記空間部によつて
一つの吸気ポートがこれに対応する板状ヒータと
は勿論のことこれに隣接する他の吸気ポートに対
応する板状ヒータとも連通し、吸気ポートには他
の吸気ポートに対応している板状ヒータからも吸
気が供給されるようになり、これにより前記板状
ヒータによる吸気圧損の増大が回避され、また各
気筒の吸気行程時にその吸気行程状態時の気筒の
吸気ポートに対応して設けられている板状ヒータ
によつては勿論のこと該吸気ポートに隣接してい
る吸気ポートに対応して設けられている板状ヒー
タによつても吸気の加熱が効果的に行われ、従来
に比してより一層高い熱利用率、換言すれば熱回
収率をもつて有効に吸気加熱が行われるようにな
る。
実施例 以下に添付の図を参照して本考案を実施例につ
いて詳細に説明する。
第1図は本考案による吸気加熱装置付き多気筒
内燃機関の一つの実施例を示している。図に於
て、1は多気筒デイーゼル機関を示していおり、
該デイーゼル機関は図には示されていないが、複
数個の気筒を有し、その気筒の各々に個別の吸気
ポート2より吸気を供給されるようになている。
各気筒の吸気ポート2は各々シリンダヘツドの一
側端面3に開口している。前記シリンダヘツドの
一側端面3には吸気加熱装置5を挟んで吸気マニ
ホールド4が取付けられている。
吸気加熱装置5は、ヒータハウジング6と、ヒ
ータハウジング6より支持された複数個の通気構
造のPTCヒータ7とを有し、ヒータハウジング
6を吸気マニホールド4のシリンダヘツドに対す
る接続端部に接続されている。PTCヒータ7は
各々各気筒の吸気ポート2に対応して該吸気ポー
トを横切つて延在している。
吸気加熱装置5のヒータハウジング6と前記シ
リンダヘツドの吸気ポート開口端面3との間には
複数個の吸気ポート2を全て含んでこれを取囲む
枠状のスペーサ部材8が挟まれている。スペーサ
部材8はシリンダヘツドの吸気ポート開口端面3
とヒータハウジング6との間に一つの空間部9を
郭定しており、該空間部は互いに隣接する吸気ポ
ート2はもとより全ての吸気ポート2を相互に連
通せしめている。
吸気ポート2の入口部と吸気加熱装置5との間
に空間部9が吸気ポート2の全てを相互に連通す
べく延在して設けられていることにより、吸気行
程状態にある一つの気筒の吸気ポート2にこの吸
気ポートに対応するPTCヒータ7を通過しては
勿論のこと他の気筒の吸気ポート2に対応する
PTCヒータ7を通過しても吸気が供給され、こ
れによりPTCヒータ7による吸気圧損の増大が
回避され、また同時に各吸気ポート2に対応して
設けられた複数個のPTCヒータ7によつて高い
熱利用率をもつて吸気加熱が効果的に行われる。
第2図は本考案による吸気加熱装置付き多気筒
内燃機関の他の一つの実施例を示している。尚、
第2図に於て第1図に対応する部分は第1図に付
した符号と同一の符号により示されている。第2
図に示された実施例に於ては、空間部9がヒータ
ハウジング6より突出形成された隔壁10によつ
て二つの空間部9aと9bとに分割され、吸気干
渉による悪影響が生じないよう互いに隣接する吸
気ポート2のみが相互に連通している。
第3図乃至第5図は本考案による多気筒内燃機
関の吸気加熱装置として好適なポートタイプの吸
気加熱装置の具体的実施例を示している。第3図
乃至第5図に於て、21はヒータハウジングを示
しており、該ヒータハウジングは、多気筒内燃機
関の気筒配列方向に細長い枠状をなし、その外周
縁部に該外周縁部に沿つて一様な高さの環状の周
壁22を有し、その周壁22によつて囲まれた内
側に細長い吸気通路用開口23を有している。ヒ
ータハウジング21は、四隅に周壁22を貫通し
て設けられたボルト通し孔24を有しており、該
ボルト通し孔に通された図示されていない取付ボ
ルトによつてシリンダヘツド50の吸気ポート5
1の開口端面52に取付けられるようになつてい
る。吸気通路用開口23は、ヒータハウジング2
1が上述の如くシリンダヘツド50に取付けられ
ている時にはシリンダヘツド50に設けられた複
数個の、この実施例の場合、四隅の吸気ポート5
1を全て含むようにその大きさを設定されてい
る。
ヒータハウジング21には耐熱性合成樹脂の如
き耐熱性電気絶縁材料により構成されたインナケ
ース25が複数個の取付ねじ26によつて取付け
られている。インナケース25は、吸気通路用開
口23と同様に細長くて該吸気通路用開口に対応
して取付けられ、吸気ポート51の各々に対応す
る部分に吸気ポート51の通路断面形状と同形状
の、この実施例の場合、四角形の吸気通路用開口
27を有し、吸気ポート間に位置する前記吸気通
路用開口23を吸気通路用開口27間の壁部28
によつて閉じている。インナケース25には吸気
通路用開口27の各々の各辺部に沿つてヒータ保
持壁29と30とが突出形成されており、各吸気
通路用開口27の保持壁29と30との内側に
各々平面形状が四角形状の格子構造のPTCヒー
タ31が嵌込まれている。
PTCヒータ31は、各々、保持壁29及び3
0の内側に嵌込まれて吸気通路用開口27を横切
つて延在し、それぞれ吸気ポート51に対応して
配置されている。PTCヒータ31は所定温度に
て抵抗値が急増するキユーリ点を有するチタン酸
バリウム系の正特性サーミスタにより構成されて
いる。
ヒータハウジング21の周壁22には複数個の
PTCヒータ31毎に絶縁ブツシユ37を介して
周壁22を貫通して設けられたプラス電極端子3
2が周壁22を挟んでこれに螺合した二つのナツ
ト33によつて固定されており、またこのプラス
端子ボルト32とナツト33とによつてプラス電
極板34がヒータハウジング21に対し固定され
ている。またヒータハウジング21には取付ボル
ト35によつてマイナス電極板36が固定されて
いる。
プラス電極板34とマイナス電極板36は、
各々、複数個のPTCヒータ31毎に個別に設け
られており、各々PTCヒータ31の互い対向す
る側縁部に沿つて延在してPTCヒータ31の上
面に対向する押え片部34aと36aを有してい
る。押え片部34aとPTCヒータ31の間には
ばね性電極爪38が、また押え片部36aと
PTCヒータ31との間にはばね性電極爪39が
各々設けられており、ばね性電極爪38はプラス
電極板34とPTCヒータ31との間の電気導通
を、ばね性電極爪39はマイナス電極板36と
PTCヒータ31との電気導通を行い、これらは
同時にPTCヒータ31と押え片部34a或いは
36aとの間に挟まれてばね力によりPTCヒー
タ31を各々ヒータハウジング21へ向けて付勢
している。これによりプラス電極板34とマイナ
ス電極板36は各々ばね性電極爪38と39とを
介してPTCヒータ31をヒータハウジング21
に対し固定している。
四つのPTCヒータ31の各々のプラス端子ボ
ルト32はこれにナツト41によつて固定された
導電連結板42によつて互いに導電接続されてい
る。尚、マイナス電極端子36はヒータハウジン
グ21が導電性金属製であることにより取付ボル
ト35を介してアース接続されるようになつてい
る。
この実施例に於ては、ヒータハウジング21が
シリンダヘツド50の吸気ポート開口端面52に
取付けられると、ヒータハウジング21の吸気通
路用開口23により第1図に示された実施例に於
ける空間部9と同等の空間部がシリンダヘツド5
0とインナケース25との間に設けられ。特別な
スペーサ部材を必要としない。
以上に於ては、本考案を特定の実施例について
詳細に説明したが、本考案は、これらに限定され
るものではなく、本考案の範囲内にて種々の実施
例が可能であることは当業者にとつて明らかであ
ろう。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は各々本考案による吸気加熱
装置付き多気筒内燃機関の実施例を示す概略構成
図、第3図は本考案による吸気加熱装置付き多気
筒内燃機関の吸気加熱装置として好適なポートタ
イプの吸気加熱装置の一つの実施例を示す正面
図、第4図及び第5図は各々第3図の−及び
−に沿う拡大断面図である。 1……多気筒デイーゼル機関、2……吸気ポー
ト、3……一側端面、4……吸気マニホールド、
5……吸気加熱装置、6……ヒータハウジング、
7……PTCヒータ、8……スペーサ部材、9,
9a,9b……空間部、10……隔壁、21……
ヒータハウジング、22……周壁、23……吸気
通路用開口、24……取付ボルト通し孔、25…
…インナケース、26……取付ねじ、27……吸
気通路用開口、28……壁部、29,30……ヒ
ータ保持壁、31……PTCヒータ、32……プ
ラス端子ボルト、33……ナツト、34……プラ
ス電極板、35……取付ボルト、36……マイナ
ス電極板、37……絶縁ブツシユ、38,39…
…ばね性電極爪、41……ナツト、42……導電
連結板、50……シリンダヘツド、51……吸気
ポート、52……開口端面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吸気ポートを横切る方向に延在して設けられた
    通気構造の板状ヒータを複数個の吸気ポート毎に
    有する吸気加熱装置付き多気筒内燃機関に於て、
    シリンダヘツドの吸気ポート開口端面と板状ヒー
    タとの間に互いに隣接する吸気ポートを相互に連
    通せしめる空間部が構成されていることを特徴と
    する吸気加熱装置付き多気筒内燃機関。
JP1877585U 1985-02-13 1985-02-13 Expired JPH0343406Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1877585U JPH0343406Y2 (ja) 1985-02-13 1985-02-13

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JP1877585U JPH0343406Y2 (ja) 1985-02-13 1985-02-13

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JPS61136167U JPS61136167U (ja) 1986-08-25
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