JPH034310B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH034310B2
JPH034310B2 JP56010247A JP1024781A JPH034310B2 JP H034310 B2 JPH034310 B2 JP H034310B2 JP 56010247 A JP56010247 A JP 56010247A JP 1024781 A JP1024781 A JP 1024781A JP H034310 B2 JPH034310 B2 JP H034310B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
arc
welding
current value
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP56010247A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57124572A (en
Inventor
Kiju Endo
Takeshi Araya
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Via Mechanics Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Seiko Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Seiko Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP1024781A priority Critical patent/JPS57124572A/ja
Publication of JPS57124572A publication Critical patent/JPS57124572A/ja
Publication of JPH034310B2 publication Critical patent/JPH034310B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K9/00Arc welding or cutting
    • B23K9/09Arrangements or circuits for arc welding with pulsed current or voltage
    • B23K9/091Arrangements or circuits for arc welding with pulsed current or voltage characterised by the circuits
    • B23K9/092Arrangements or circuits for arc welding with pulsed current or voltage characterised by the circuits characterised by the shape of the pulses produced

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arc Welding In General (AREA)
  • Arc Welding Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はアーク溶接法に係り、特に、アルゴ
ン、ヘリウムなどの不活性ガスあるいは酸素、炭
酸ガスなどを不活性ガスに混合したガス中で消耗
電極を用いるガスシールドパルスアーク溶接法に
関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、この種の溶接法では、第1図に示すよ
うに溶接ワイヤが溶融して被溶接物へ移行する現
象が、ある電流値を境に不連続的に変化する。こ
の電流値は臨界電流と呼ばれており、臨界電流値
如何では溶滴(ワイヤ先端から落ちる溶融金属の
こと。同図中の粒子数と同数)の大きさがワイヤ
径以上の大塊となつて不規則(すなわち大きく成
長して落ちるタイミングが不規則)に移行する。
しかし、臨界電流値以上になると溶滴が細粒化し
て落下するから、粒子数は増加し比較的安定なス
プレー移行をするようになる。したがつて安定な
溶接を行うためには、臨界電流値以上で溶接する
必要があるが、被溶接物が比較的薄い板厚の場合
には入熱過多になり、満足な溶接物を得ることが
不可能である。
このため、第2図に示すようにパルス電流を直
流電流に重畳させる方法が行われている。この方
法では、ベース電流値IBを臨界電流値以下にし、
ピーク電流値IPを臨界電流値以上にすることによ
つて溶滴の移行をスムーズにし、かつ溶接電流の
平均値Inを低くして被溶接物への入熱量を少なく
して良好な溶接部を得るようにするものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来のパルスアーク溶接法および装置
は、出力電流の制御にサイリスタを用いる方式の
ため、出力電流波形はおのずから制御されてしま
い、最適な溶接電流波形で溶接することが困難で
ある。すなわち、従来の装置はサイリスタ素子に
よる位相制御がほとんどで、そのパルス周波数は
第3図に示すように一次電源周波数に対応し、
50/60Hzまたはその整数倍の周波数しか出力でき
ず、ピーク電流値IPの立ち上がり速度も限定され
てしまう。またピーク電流値を変えるとピーク電
流時間TPも変化してしまうので、非常に限定さ
れた波形しか出力できない。また溶接電流の平均
値Inを変える場合には、ピーク電流値IP(あるい
はピーク電圧)とベース電流値IB(あるいはベー
ス電圧)をそれぞれ個々に調節しなければならな
いといつた実用上の問題点もある。
ところで、トランジスタを制御素子とした溶接
電源を用いて、周波数を任意に変えてアークおよ
び溶滴移行の安定性を確保し、同一入熱量で溶込
み深さを増加させることを目的とする方法があ
る。しかしこの方法では、第4図に示すように、
溶滴がパルス周期と完全に同期できるのは(同
図、直線関係部分)約300Hzまでで、それ以上で
は同期させることが不可能であつた。
本発明は上述の事柄に鑑みなされたもので、不
活性ガスあるいは不活性ガスに酸素、炭酸ガス等
を添加した混合ガスのシールドガス中で、消耗電
極を用いて溶接するガスシールドパルスアーク溶
接法において、非常に低い溶接電流(例えば
50A)から高溶接電流域(例えば600A)までの
広範囲な溶接条件の中で、どの条件でも常に最適
な溶接電流波形を出力して、1パルスで1個の溶
滴を確実に実行させ、しかも素速い応答でアーク
長を一定にできる、パルスアーク溶接法を提供す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は臨界電流値より小さいベース電流値IB
なる直流成分にオン時間がTP、オフ時間がTB
規定されたパルス電流が重畳させ、時間TPに臨
界電流値より大きいピーク電流値IPなる溶接電流
を流し、溶接条件を応じてIP,TPもしくはTB
適宜選定し、平均電流値Inを制御する消耗電極を
用いるガスシールドパルスアーク溶接法におい
て、1パルスで1溶滴移行せしめるIK P(K=1.9〜
2.5)とTPとの積が一定となる条件下でIPとTP
定め、電源の電圧・電流特性を2V/100A〜5V/
100Aとし、かつアーク電圧をフイードバツクし
てTBを調整することによりアーク長を一定に保
つようにしたものである。
〔作用〕
本発明は上記解決手段により、1パルスで1個
の溶滴を確実に移行させることができ、併せてIn
を容易に調整できる。ところが一定の電源外部特
性においてはアーク長が大きい程Inが小さくな
る。このようなアーク長の変化(すなわちアーク
の平均電圧Vnの変化)に応じて、そのアーク電
圧Vnをフイードバツクさせてベース電流時間TB
を調整すれば、例えばTBを短くすればInは上昇
することとなり、Inの上昇に伴いアーク長はもと
の位置に素速く戻ることができる。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を第5図〜第20図により
説明する。
(1パルス1溶滴移行について) 第5図はパルス電流波形の定義図であつて、IP
はピーク電流値、TPはピーク電流時間(オン時
間)、IBはベース電流値、TBはベース電流時間
(オフ時間)、Inは溶接電流の平均値(以下平均電
流という)である。このとき、平均電流Inは次式
で表わすことができる。
In=IP・TP+IB・TB/TP+TB 以下パルス電流因子IP,TP,IB,TBが溶滴移
行、アークの安定性、溶接部の品質におよぼす影
響についてアルミニウム合金の溶接を例に述べ
る。
第6図は平均電流値In及び入熱を一定としてピ
ーク電流値IPの溶接部の結晶粒径におよぼす影響
を示したものである。結晶粒径は中央部3mm位置
(図示A)での一次晶の数より測定したものであ
る。ピーク電流値IPが大きくなるにつれて結晶粒
径は微細化する傾向を示している。また、TP
TBが小さくなるにつれても結晶粒径は微細化す
る。
第7図はこの時の溶接ビード断面マクロ組織を
示したものである。このように溶接時の強度、特
に耐割れ性に重大な影響をおよぼす結晶粒径を微
細化するためには、少なくともピーク電流値IP
350A以上にする必要がある。
第8図は、溶滴が確実に1パルスで移行するた
めのピーク電流値IPとピーク電流時間TPとの関係
を、高速度シネカメラで撮影したアーク現象の観
察から求めたものであり、常用対数による両対数
にて示してある。
第8図において、線分イより下のAの領域では
入熱不足が1パルスで確実に溶滴が移行せず、溶
滴の大きさがワイヤ径の2〜4倍となり、ワイヤ
先端の溶滴がその大きさによつてふらつくからア
ークが不安定となる領域である。線分ロより上の
B領域では入熱過多で1パルスで数個溶滴が移行
したり、溶接ワイヤ先端がアメ状になつてむち打
ち現象に似た洋相を呈してスパツタが多く発生
し、アークが不安定になる領域である。
IP≧800Aでは、IP=800AにおけるTPの適正範
囲が、0.2msから、長くとつても0.5msであ
り、したがつて800A/0.2〜0.5msの非常に速い
立ち上がりが必要でありこれを実現する為には電
源の内部インピーダンスを非常に低くしなければ
ならずその回路構成は複数にせざるを得ず、トラ
ンジスタ使用の溶接機としては実用的構成ではな
い。また、アーク音も強くなつて溶接作業上問題
となる。
また線分イとロの間でかつIP≦300Aの領域で
は1パルスで1溶滴移行する領域であるが溶接部
の結晶粒が大きくなり強度上問題となる。このこ
とを第6図にて更に説明する。第6図はピーク電
流値IPと溶接部の結晶粒径との関係をも示してい
る。結晶粒径はピーク電流が大きくなるようにつ
れて微細化する傾向を示している。結晶粒径と溶
接部の強度(特に耐割れ性)とは密接な関係があ
り、例えば第6図のピーク電流値IP=430A(結晶
粒径約0.18mm)とIP=230A(結晶粒径約0.35mm)
の条件で逆ホールドクラフト性による割れ試験を
行つた場合、IP=430Aの方がIP=230Aよりも約
1.5倍耐割れ性が優れていた。この割れ試験では、
ピーク電流値IPが300A以上でほぼ同様の結果が
得られた。
第1図からIPの上限は800A、第6図からIPの下
限は300Aとなり、このことからピーク電流IP
適正範囲は、本実施例において300A≦IP≦800A
である。またその時1パルスで1溶滴移行するた
めのピーク電流時間TPは、IP=300Aでは1.5ms
≦TP300≦4ms、IP=800Aでは0.2ms≦TP800
≦0.5msとなる。したがつてTPの適正範囲は0.2
ms≦TP≦4msとなり、また図中線分ハおよ
び線分ニで示した適正範囲の下限値および上限値
はIK P×TP=C(但し、k=1.9〜2.5(例えば
SUS304でワイヤ径0.9mmならk=1.9、アルミニ
ウムでワイヤ径1.6mmならk=2.5)、Cはワイヤ
径、ワイヤ材質で決まる定数)で表わすことがで
き、すなわちIK PとTPの積は一定となる。例えば
図中線分イはIP 2.0543×T=184012となり、図中線
分ロはIP 2.12×TP=714114.7となる。
以上をまとめると、溶滴の移行を支配している
のはピーク電流値とピーク電流時間であり、1回
のパルスで溶滴を確実に1つ移行させるにはピー
ク電流IPとピーク電流時間TPをIK P・TP=Cなる関
係になるよう設定することが必要である。換言す
れば、IK PとTPの積が一定となるようなIPとTPの組
合わせならばいずれも1パルスで1溶滴移行を確
実に行わせてスパツタのない安定した溶接を行う
ことができる。
第9図はこの関係に基づき、IP=600A、TP
0.5ms(すなわち第8図の領域C内に位置する)
の条件で溶接を行つた時の電磁オシログラフで記
録した溶接電流I、電圧Vを示す。溶滴が移行す
ると瞬間的にアーク長が長くなり、アーク電圧が
上昇するのでオシロ波形から溶滴が移行した時期
が確認できる。
また第10図はアーク現象観察による溶滴の移
行形態を示したものであるが、実際に確認してみ
ると第9図の結果を裏付けるものとなり、1パル
スで溶滴が確実に1個移行しているのがわかる。
すなわち第9図のホの位置でピークが終つた時点
を第10図のコマ数1の開始とすると、第9図の
ピークへの位置でコマ数11以降の溶滴落下に対応
する。
このように溶滴の以降はピーク電流値IPとピー
ク電流時間TPによつて支配されることが明らか
である。このことから、ペース電流値IBはアーク
を安定に維持できるだけの低い電流値(例えば20
〜50A)に設定することが可能となり平均電流In
を低くして、母材への入熱過多を防ぐことができ
る。
以上述べた結果から、第11図に示すようにピ
ーク電流値IP、ピーク電流時間TP、ベース電流値
IBを変えることにより平均溶接電流Inを調整する
ことが可能であり、いずれの溶接電流でも最適な
パルス波形を得ることができる。
(外部電源特性とアーク長の関係について) ピーク電流値とピーク電流時間との関係は1パ
ルスで確実に溶滴を1個移行させるために常に一
定の関係が確保されなければならないが、これは
電源の外部特性によつて少なからず影響を受け
る。
第12図は電源外部特性と溶接電流、アークの
安定性との関係を示したものである。図中のaは
溶接電流、電圧の平均値を時間軸を遅くして観察
したもので、溶接アークに外乱、例えば半自動溶
接における溶接トーチの手ぶれを想定して、トー
チ高さを20mmから40mmに急激に変化した時の波形
を示している。またbはこの時の1回のパルス電
流波形を示している。
アークの安定性に着目すると、定電流特性(C.
C.)ではアークに外乱を与えるとアーク電圧は外
部特性上の任意の点を取りうるのでアーク長は変
化したままになつてしまい、最悪の場合にはアー
ク切れあるいは溶接チツプまでアークがはい上が
るいわゆるバーンバツクを起こしてしまう。
アーク長は一時変化するが比較的はやく元のア
ーク長へ戻るのは定電圧特性(C.P.)から30V/
100A程度の外部特性である。
またbのパルス電流波形を見ると、定電流特性
(C.C.)においては供給電圧が高いために設定し
た波形が再現されている。電流の立ち上がり、立
ち下がり時にスパイク波形が表われているのは回
路定数あるいは回路中のインピーダンスによるも
のである。この場合、回路のインピーダンス例え
ばキヤプタイヤケーブルの長さが変つても波形は
正確に再現される。しかし定電圧特性(C.P.)の
場合には供給電圧がアーク電圧と同一のため、設
定した波形が再現されずに図のように鈍つてしま
う。また回路のインピーダンスが変わると電流値
は大きく変化してしまう。設定したパルス波形が
何とか確保できるのは2V/100Aから定電流特性
(C.C.)の外部特性である。
また溶滴が移行すると瞬間的にアーク電圧が上
昇するが、定電圧特性域ではその特性上、電圧が
少しでも上がると電流が急激に下がるのでアーク
切れを起こし、安定したアークが得られない。ア
ーク切れは起こさずに安定したアークが得られる
のは5V/100Aから定電流特性(C.C.)の外部特
性である。このアーク切れは、低電流域で定電流
特性を有する回路すなわちスーパーポーズ回路を
用いることによつて低減することができる。
以上の結果から、電源外部特性は2V/100A〜
30V/100Aの範囲内に設定しなければならない。
このときの外部特性は、ベース電流側とピーク電
流側とを同じ傾斜にした場合と、ベース電流側を
この外部特性にし、ピーク電流側は定電圧特性か
ら定電流特性まで任意の特性を選んだ場合とにつ
いて、いずれも良好であつた。
これらの外部特性においては、設定パルス波形
に対して出力パルス波形は多少鈍るが、ピーク電
流値は確保できる。この場合、ピーク電流値さえ
確保されれば第13図aのように矩形波でもbの
ような三角波でも1パルスで確実に溶滴が1個移
行する。この場合、ピーク電流時間TPは図に示
すように、ピーク電流値IPの立ち上がり始めから
立ち下がり始めるまでの時間で整理することがで
きる。ピーク電流は前述のように350A以上必要
であるから、この時のピーク電流時間は、ワイヤ
径、ワイヤ材質を考慮すると第8図から4ms必
要である。またピーク電流値IPの最大値は実用上
800A程度であるから、この時のピーク電流時間
TPは0.2msとなり、結局ピーク電流の立ち上が
り開始から立ち下がり始めるまでの時間Tは0.2
ms≦T≦4msの範囲が有効範囲である。
さらにスプレイ領域ではベース電流値IBの時間
が短くなり、所定の電流変化幅ではかなり大きな
アーク音を出す。このときはベース電流値IBの値
を切換えて大きくする。切換えによつて平均電流
値Inは増大し、ベース電流時間TBが長くなつて
アーク音は低減に移行するのでアーク音は小さく
なる。
また溶接アークに外乱が加わつた場合、アーク
長が変化するが、比較的速く元のアーク長へ戻る
のは前述のように電源の外部特性が定電圧特性
(C.P.)から30V/100A程度までであるが、瞬間
的に元のアーク長へもどり、しかもアークが安定
するのは2V/100V〜5V/100Aの定電圧特性に
近い外部特性である。すなわち定電圧特性に近い
領域では電圧変動に対して電流が大きく変動する
電源の自己制御特性が強く働くためである。第1
4図はその一例を示したもので、アーク長が短く
なり、アーク電圧が下がると大きな電流が流れ、
瞬間的にアーク長は元へもどつている様子がわか
る。
この場合2V/100Aよりもさらに定電圧に近い
外部特性では電圧変動があつた場合より大きな電
流が流れすぎ、またわずかな電圧変動に対しても
電流が対応して変動するため、かえつてアークが
不安定になる。
一方、アーク電圧をフイードバツクし、アーク
長が変動した場合ベース電流時間TBを調整する
ことによつて制御することができる。すなわちア
ーク長は平均電流による入熱量とワイヤ送給量と
のバランスによつて決まる。したがつてアーク長
が短くなつた場合(電圧が下がる)には平均電流
を大きくすることによつてアーク長を元にもどす
ことができる。この場合第11図に示すように、
本発明方法ではTBを短くすることによつて平均
電流を増加させることができる。一方アーク長が
長くなつた場合(電圧が上がる)にはTBを長く
することによつて平均電流を減少させてアーク長
を制御する。
ベース電流の外部特性を2V/100A〜5V/
100Aに設定することによつてアーク長を制御す
る方法はベース電流時間が長い場合すなわち平均
電流が低い場合により有効であるが、高い場合に
はベース電流時間が短くなるので低電流ほどはす
ばやくアーク長が元へもどらない。一方ベース電
流時間TBを変えて調整する方法は高電流側でそ
の効果が大きい。したがつて両方を組み合せた方
法を採用することによつて低電流から大電流まで
の広い範囲にわたつて、アーク長を正確に制御す
ることができる。
(ワイヤ送給速度と溶接電流の関係) 以上述べたように、ベース電流時間を変更する
だけで溶接電流を調整できる簡単で効果的な方法
を確立したが、ワイヤ送給速度とベース電流時間
とを関連づけることによつて、さらに容易に溶接
電流を調整することができる。第15図は平均溶
接電流とベース電流時間との関係を求めた本発明
の一実施例を示す。ベース電流値IB=50A、ピー
ク電流値=IP=600A、ピーク電流時間TP=0.5m
sとした。
一方平均溶接電流とワイヤ送給速度との間には
第16図に示すような比例関係があるので、ここ
からワイヤ送給速度とベース電流時間との関係を
求めると第17図のようになる。したがつて、あ
らかじめ第17図のようなワイヤ送給速度とベー
ス電流時間との関係を設定することによつて、ベ
ース電流時間を変更するだけで平均溶接電流が調
整できると同時に、その時の溶接電流に見合つた
最適ワイヤ送給速度を確保でき、調整が非常に簡
単になる。
(電源構成例) 本実施例では、前述の目的達成のため、第18
図のようなトランジスタのアナログ制御による電
源を用いる。第18図において1は父流器、2は
トランジスタ、3はコントローラ、4は信号設定
器、5は電流検出器である。また6はワイヤ、7
は被溶接物、8は送給モータである。このような
構成により溶接ワイヤ6と被溶接物7との間に、
前述のような波形が出力される。
また、前述のピーク電流IPとピーク電流時間TP
の関係が確保することができれば、第19図のよ
うにベース電流出力回路とピーク電流出力回路を
設け、トランジスタ2をスイツチング制御する方
式でも本発明の目的は達成される。第19図にお
いて9はベース電流用整流器、10はベース電流
用コントローラで外部特性を適正値に設定する。
(本発明の施行例) 第20図に従い本発明の施行例を述べる。1.4
mmφの溶接ワイヤを用いて、板厚1.6mmのアルミ
ニウム合金板の突合せ溶接を半自動(ワイヤは自
動的に送給され、トーチは作業者が手持ちとす
る)溶接行つた。このとき溶接条件は平均溶接電
流値In=54A(平均の設定ベース電流時間は70m
sに相当する)、ピーク電流値IP=600A、ピーク
電流時間TP=0.5ms、ベース電流値IB=40Aと
し、このときの電源外部特性は5V/100Aとし
た。この例においては外観のきわめて良いビード
が得られた。
ところでベース電流時間TBはInとの間に第1
5図の如き関係があり、一方アーク長はワイヤ送
給速度を一定とした場合にはIn,Vn(平均電圧)
との間に第20図の如き関係がある。尚、第20
図においてl1,l2は夫々アーク長を示す。
アーク長がl1<l2の場合、In,Vnの関係はアー
ク長に応じて第20図のようになる。一方、第2
0図中、電源の外部特性を示すと第20図中の右
下がりの直線の如くなり、l1,l2夫夫の交点m1
m2が得られる。
一方、アーク長はワイヤ送給速度を一定とした
場合、InとVnの間に第20図のような関係があ
り、アーク長が大きい程、相対的にVnが大きく
なる。ここで電源の外部特性(右下がり直線)
と、l1,l2の交点m1,m2とから、一定の電源外部
特性においてはアーク長が大きい程Inが小さくな
ることがわかる。換言すればアーク長l1が初めに
動作点m1にあつたとして、これが何等かの外乱
によつてアーク長がl2に変化すると、動作点はm2
に移る。従つて平均電流Inは低下することにな
る。
そこで本例のように5V/100Aにすることによ
つてInがm2に低下する。この場合、アーク長の
変化(すなわちアーク電圧Vnの変化)に応じて
そのアーク電圧ΔVn(差分)をフイードバツクさ
せてベース電流時間TBを調整する(この場合は
短くする)。TBを短くすると、第15図に従いIn
は上昇する。Inの上昇に伴い、アーク長は5V/
100Aのラインに沿つてもとのm2にすばやく戻る
ことができる。
尚、本例ではΔVnのフイードバツクを用いた
が、これはVnのフイードバツクの一態様である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によればピーク電
流値IP、ピーク電流の立上がり開始かに立下がり
開始までの時間TP、およびこれらの積(IP×TP
を適正な値にすることにより、1パルスで確実に
1個の溶滴を移行せしめることができる。またこ
れと同時に外乱に対してもアーク長を一定に保つ
ことができる。
更に従来不可能に近かつたアルミニウム合金を
太径ワイヤ(1.4mm〜2.0mm)を用いて低電流(40
〜60A)で溶接を行う場合でも非常に安定したア
ークとスムーズな溶滴の移行を行うことができ、
このために高品質の溶接部が得られ、また平均溶
接電流の調整が簡単にできるという副次的効果も
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のガスシールドアーク溶接法の基
本特性図、第2図は同じく従来のピーク電流及び
ベース電流の関係特性図、第3図は従来法による
パルス周波数の特性図、第4図は同じく従来の周
波数と溶接移行回数との関係特性図、第5図は本
発明におけるピーク電流、ベース電流、平均電
流、ピーク電流時間及びベース電流時間の定義
図、第6図はピーク電流の溶接部の結晶粒径にお
よぼす影響を示した特性図、第7図は溶接ビード
断面の金属マクロ組織写真、第8図は本発明のア
ーク溶接法の実施例におけるピーク電流とピーク
電流時間との関係を説明する特性図、第9図は第
6図の実施例において電磁オシログラフで記録し
た結果を示す特性図、第10図は同実施例におけ
るアーク現象観察による溶滴の移行形態を示した
模式図、第11図は同実施例により得られるパル
ス波形の模式図、第12図は電源の外部特性図、
第13図はピーク電流値一定における波形図、第
14図は電源の自己制御特性図、第15図は本発
明の実施例におけるベース電流時間と平均溶接電
流との関係を示す特性図、第16図は同実施例に
おける平均溶接電流とワイヤ送給量との関係を示
す特性図、第17図は同実施例におけるベース電
流時間とワイヤ送給量との関係を示す特性図、第
18図は同実施例に用いた制御回路図、第19図
は他の実施例による制御回路図、第20図は平均
溶接電流と平均アーク電圧との関係を示す特性図
である。 1……整流器、2……トランジスタ、3……コ
ントローラ、4……信号設定器、5……電流検出
器、6……溶接ワイヤ、8……ベース電流用整流
器、9……ベース電流用コントローラ、10……
送給モータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 臨界電流値より小さいベース電流値IBなる直
    流成分にオン時間がTP、オフ時間がTBで規定さ
    れたパルス電流が重畳され、時間TPに臨界電流
    値より大きいピーク電流値IPなる溶接電流を流
    し、溶接条件に応じてIP、TPもしくはTBを適宜
    選定し、平均電流値Inを制御する消耗電極を用い
    るガスシールドパルスアーク溶接法において、1
    パルスで1溶滴移行せしめる、IK P(K=1.9〜2.5)
    とTPとの積が一定となる条件下でIPとTPを定め、
    電源の電圧・電流特性を2V/100A〜5V/100A
    とし、かつアーク電圧をフイードバツクしてTB
    を調整することによりアーク長を一定に保つよう
    にしたことを特徴とするアーク溶接法。
JP1024781A 1981-01-28 1981-01-28 Arc welding method Granted JPS57124572A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1024781A JPS57124572A (en) 1981-01-28 1981-01-28 Arc welding method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1024781A JPS57124572A (en) 1981-01-28 1981-01-28 Arc welding method

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57124572A JPS57124572A (en) 1982-08-03
JPH034310B2 true JPH034310B2 (ja) 1991-01-22

Family

ID=11744972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1024781A Granted JPS57124572A (en) 1981-01-28 1981-01-28 Arc welding method

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS57124572A (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2756036B1 (fr) * 1996-11-20 1999-01-08 Dehon Sa Anciens Etablissement Procede pour re-eprouver un emballage rempli d'un fluide actif et d'un propulseur et appareillage pour la mise en oeuvre du procede
FR2756201B1 (fr) * 1996-11-22 1998-12-24 Soudure Autogene Francaise Procede de soudage a l'arc en courant pulse
JP4704612B2 (ja) * 2001-06-06 2011-06-15 株式会社ダイヘン パルスアーク溶接電源装置の出力制御方法
JP4867095B2 (ja) * 2001-07-24 2012-02-01 株式会社日立製作所 密閉形圧縮機
JP4704632B2 (ja) * 2001-09-27 2011-06-15 株式会社ダイヘン パルスアーク溶接電源装置の出力制御方法
JP4847142B2 (ja) * 2006-01-24 2011-12-28 株式会社ダイヘン 消耗電極パルスアーク溶接の出力制御方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5145642A (en) * 1974-10-16 1976-04-19 Matsushita Electric Industrial Co Ltd Dogokinwaiya omochiita yosetsuhoho

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57124572A (en) 1982-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1509357B1 (en) Control method and system for metal arc welding
US5349159A (en) Consumable-electrode AC gas shield arc welding method and apparatus therefor
US10189107B2 (en) Short arc welding system
EP0043589B1 (en) Pulse arc welding machine
US4877941A (en) Power supply system for consumable electrode arc welding and method of controlling the same
CN111902234B (zh) 气体保护电弧焊接的控制方法以及控制装置
US2997571A (en) Electric arc welding
US4497997A (en) Method and apparatus for metal arc welding with constant currents
JP2009507646A (ja) ミグ/マグ溶接の制御方法およびその方法に用いる溶接装置
JPH034310B2 (ja)
JPWO2019203163A1 (ja) アーク溶接の制御方法
US11247291B2 (en) Welding electrode wires having alkaline earth metals
JPS6250221B2 (ja)
JPH0342997B2 (ja)
JPS6339349B2 (ja)
WO2020075791A1 (ja) アーク溶接制御方法
EP3569343B1 (en) Method of arc welding
JPH0249829B2 (ja)
JPH08229680A (ja) 消耗電極式パルスアーク溶接機の出力制御装置
JP3528715B2 (ja) C02ガスシールドパルスアーク溶接機
JPS5868473A (ja) ア−ク溶接法
JPS58224070A (ja) ア−ク溶接法
JPH0632856B2 (ja) 消耗電極式ア−ク溶接機
JPS58167077A (ja) パルスア−ク溶接法
JPH048143B2 (ja)