JPH0342992Y2 - - Google Patents

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JPH0342992Y2
JPH0342992Y2 JP2716186U JP2716186U JPH0342992Y2 JP H0342992 Y2 JPH0342992 Y2 JP H0342992Y2 JP 2716186 U JP2716186 U JP 2716186U JP 2716186 U JP2716186 U JP 2716186U JP H0342992 Y2 JPH0342992 Y2 JP H0342992Y2
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JP2716186U
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JPS62138008U (ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、金型等のブロツク連結による流路接
続部のシール構造に関し、特に射出成形機あるい
はダイキヤスト成形機等による金型の自動交換時
において、射出成形機又はダイキヤスト成形機の
固定ダイプレートに設けられた流路と金型に設け
られた流路との接続等に利用される。
(従来の技術) 例えば射出成形機においては、そのダイプレー
トに固定される金型を冷却水等により温調する必
要がある。この場合、温度調節装置と金型とをパ
イプで接続し、両者間に冷却水等を循環させるこ
とが行われるが、これでは金型を交換するたびに
前記パイプの脱着を行う必要があり、作業性が非
常に悪い。
そこで、従来からこのような不便を解消する手
段として、ダイプレートと金型とに流路を有する
ブロツクをそれぞれ設けておき、金型をダイプレ
ートに固定した際それらブロツクが連結され、こ
れにより前記両流路が接続されて温度調節装置か
らダイプレートに供給された冷却水が該ブロツク
を介して金型に供給されるようにしたものがあ
る。
ところで、そのようなブロツク同士の連結によ
る流路の接続を行う場合には、該接続部分から冷
却水が漏洩するのを防止すべくシールを行う必要
があるが、従来はいずれか一方のブロツクの流路
の接続側開口端周囲にOリングをブロツクの表面
から突出するように設ける等して該接続部分のシ
ールを行つていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来のように、接続部分の
シールをOリング等により行うものにあつては、
前記金型の取り替えが頻繁に行われると、それに
伴つて両ブロツク同士の脱着回数も当然多くな
り、このためOリングの摩耗や破損、あるいは脱
落等を招き、シール不良による流体の漏洩が起こ
るといつた問題があつた。特に、前記射出成形機
において金型自動交換機が使用される場合、前記
ブロツクの脱着が摺動動作によつて行われるた
め、ブロツク脱着時、一方のブロツクにその表面
から突出するように設けられたOリングが他方の
ブロツクの表面で擦られることとなり、換言すれ
ばOリングに剪断力が加えられることになり、O
リングの摩耗や破損、あるいは脱落等を招き易
く、前記したような問題が顕著であつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、第1ブロツクと第2ブロツクは連結
されるもので、第1ブロツクに設けられた第1流
路と、第2ブロツクに設けられた第2流路との流
路接続部のシール構造であつて、第1ブロツクは
第1流路の前端部に凹陥部が形成され、この凹陥
部内に第1流路と連通する通孔を有するシール部
材が第1流路の軸方向に沿つて摺動可能に嵌め入
れられ、このシール部材の後端面と前記凹陥部の
底面との間に間隙が形成されるようになされ、第
1ブロツクの第1流路と第2ブロツクの第2流路
とを接続して、第1流路から第2流路の方向もし
くは第2流路から第1流路の方向へ媒体を送媒し
た時、該媒体の流体圧によつてシール部材が第2
ブロツク方向の押圧され、該シール部材の前端面
が第2ブロツクの第2流路の後端周縁に押圧され
るようになされたものである。
(作用) 第1流路の前端部に形成された凹陥部に該流路
と連通する通孔を有するシール部材が嵌入された
第1ブロツクと、第2流路が設けられた第2ブロ
ツクとが前記第1と第2の流路が対向するように
連接され、この流路内に水及び油等の媒体の送媒
を行うと、第1ブロツクに嵌入されたシール部材
が媒体の流体圧によつて第2ブロツクの流路周縁
に押圧され、第1ブロツクと第2ブロツクの第1
と第2の流路は確実にシールされて接続する。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を参照して
説明する。
本例は、ブロツク連結による流路接続部のシー
ル構造を、例えば金型自動交換機を備えた射出成
形機に取着された金型と、この金型を温調する温
度調節装置との流路の接続部に用いたものであ
る。
第1図は金型がダイプレートにセツトされる前
の両ブロツクの流路接続部を示し、第2図は金型
がダイプレートにセツトされた後の両ブロツクの
流路接続部を示し、第3図は金型がダイプレート
にセツトされた後の流体の送媒時におけるシール
状態を示す。
この流路の接続は、金型を取り付けるダイプレ
ート(図示省略)に固着された第1流路11を有
する第1ブロツク10と、金型(図示省略)に固
着された第2流路2を有する第2ブロツク1とに
よつて行われ、この第1と第2の両ブロツク1
0,1はそれぞれ金型への流体を供給する供給用
の接続部と、金型からの流体を排出する排出用の
接続部として設けられる。
第2ブロツク1に形成された第2流路2は、金
型の流入口もしくは排出口に配管を介して連通さ
れている。
第1ブロツク10に形成された第1流路11の
一方の開口端(流路11の前端部)には凹陥部1
2が形成され、この凹陥部12内にシール部材2
0が嵌入されている。該シール部材20の前端面
22は、第2ブロツク1と摺接する第1ブロツク
10の摺接面10aと略面一となされ、また、該
シール部材20は流体の圧力につれて軸方向に摺
動できるように凹陥部12の内部に嵌入されてい
る。第1流路11の他方の開口端(流路11の後
端部)は配管を介して温度調節装置に連通されて
いる。
シール部材20は弾性を有する硬質プラスチツ
ク等で形成されたもので、大きさが凹陥部12と
略等しく、厚さが凹陥部12の深さと略等しく形
成されたものである。シール部材20の内部に通
孔21が貫設され、シール部材20が凹陥部12
内に嵌入された時、該通孔21と第1流路11と
が連通されるようになされている。この通孔21
は第2ブロツク1に形成された第2流路2とも連
通させるものである。通孔21はシール部材20
の前端面22側で前方にいくに従つて径大となる
テーパ面21aとなされ、シール部材20の前端
面22は前方にいくに従つて狭窄されたテーパ面
22aに形成している。従つて、シール部材20
の前端面22は断面が漸次先細となされ、優れた
シール効果が上がる形状となされている。また、
シール部材20の外周面23の周方向には溝部2
4が形成され、この溝部24にシール材26が嵌
入され、シール部材20の外周面と凹陥部12の
内周面をシールしている。そして、シール部材2
0の後端面27には凸部28が設けられている。
該凸部28により凹陥部12の底面12aとシー
ル部材20の後端面27との間に適宜な間隙を作
り、送媒時に媒体の流体圧を該後端面27にかけ
ることができるようになされている。この凸部2
8は通孔21の円周の一部を下辺とする扇状に形
成されたもので対向する位置に二つ設けられてい
る。
次に、第1と第2の両ブロツク10,1による
流路の接続について説明する。
金型自動交換機によりダイプレート面を面摺動
してセツトされる金型とともに、金型に固着され
た第2ブロツク1もダイプレートに固着された第
1ブロツク10上を面摺動してセツトされる。そ
して、送媒を開始すると媒体はシール部材20と
凹陥部12との間に形成された間隙内に流れ、シ
ール部材20の後端面27は媒体の流体圧を受け
て第2ブロツク1の方向に押圧される(第3図矢
符参照)。よつて、シール部材20の前端面22
は第2ブロツク1の流路2の周縁に押圧され、第
1と第2の両ブロツク10,1の流路11,2間
はシールされた状態で接続される(第3図参照)。
この時、シール部材20が第2ブロツク1の方向
に押圧する力は、シール部の直径をφd、媒体の
流体圧力を受ける後端面27の直径をφDとする
と、 1/4×(φD2−φd)×π×流体圧力 で作用する。
次に、送媒を停止すると、シール部材20は元
の状態に戻り、シール部材20を破損することな
く第1と第2の両ブロツク10,1の脱着ができ
る。
なお、送媒はどちらの方向から行ねげえも上記
した機能が得られるため特定する必要はない。
第6図はシール部材の他の実施例を示し、この
シール部材40は通孔41がストレートに形成さ
れるとともに、流路接続部をシールするシール部
がOリング等のシール材43を前端面42に嵌入
することで形成されたものである。他の形状は前
記した実施例と同様で同一の符号を符す。このシ
ール部材40は送媒時における媒体の流体圧が低
い場合に用いると有効である。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案によれば、シール部
材に働く負荷は媒体の送媒時のみ発生し、流路接
続部のセツト、リセツト時は無負荷な状態で行わ
れるため、流路接続部の着脱が頻繁に行われる場
合においても、シール部材の摩耗、破損、脱落等
が減少しシール部材の耐久性が向上するととも
に、このシール構造によつて流路接続部の漏洩防
止を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は金型がダイプレートにセツトされる前
の両ブロツクの流路接続部を示す断面図、第2図
は金型がダイプレートにセツトされた後の両ブロ
ツクの流路接続部を示す断面図、第3図は金型が
ダイプレートにセツトされた後の流体の送媒時に
おけるシール状態を示す断面図、第4図はシール
部材の断面図、第5図はシール部材の斜視図、第
6図はシール部材の他の実施例を示す断面図であ
る。 1……第2ブロツク、2……第2流路、10…
…第1ブロツク、11……第1流路、12……凹
陥部、20……シール部材、22……シール部材
の前端面、27……シール部材の後端面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 第1ブロツクと第2ブロツクは連結されるもの
    で、第1ブロツクに設けられた第1流路と、第2
    ブロツクに設けられた第2流路との流路接続部の
    シール構造であつて、 第1ブロツクは第1流路の前端部に凹陥部が形
    成され、この凹陥部内に第1流路と連通する通孔
    を有するシール部材が第1流路の軸方向に沿つて
    摺動可能に嵌め入れられ、このシール部材の後端
    面と前記凹陥部の底面との間に間隙が形成される
    ようになされ、第1ブロツクの第1流路と第2ブ
    ロツクの第2流路とを接続して、第1流路から第
    2流路の方向もしくは第2流路から第1流路の方
    向へ媒体を送媒した時、該媒体の流体圧によつて
    シール部材が第2ブロツク方向に押圧され、該シ
    ール部材の前端面が第2ブロツクの第2流路の後
    端周縁に押圧されるようになされたことを特徴と
    する金型等のブロツク連結による流路接続部のシ
    ール構造。
JP2716186U 1986-02-26 1986-02-26 Expired JPH0342992Y2 (ja)

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JPS62138008U JPS62138008U (ja) 1987-08-31
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