JPH0342651B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は積層シートフイルムを包装する遮光性
で引き裂き可能な包装カバー、さらに詳細にはカ
セツトに写真シートフイルムやＸ線シートフイル
ムを装填するシートフイルムカセツト装填装置の
貯蔵容器に挿入される積層シートフイルムを包装
する遮光性で引き裂き可能な包装カバーに関する
ものである。

［従来の技術］ 上述したシートフイルムカセツト装填装置の貯
蔵容器は、包装カバーの引き裂き側と反対側に貯
蔵容器閉鎖後、包装カバーを巻き取つて除去する
除去装置を備えており、また包装カバーの折り返
された閉鎖片が接着テープにより包装カバーの平
面側と接着されている。

このような包装カバーで包装された積層シート
フイルムが市販されている。この包装カバーは、
暗室内で開放して、包装カバーから取り出された
フイルムパツクを貯蔵容器内に挿入しなけばなら
ない。これに対し、包装カバー内に遮光状態で収
納されたフイルムパツクを昼光状態で貯蔵容器内
に挿入し、貯蔵容器を閉じた後、包装カバーを開
放してそれをフイルムパツクから取り除く方法が
研究されている。

［発明が解決しようとする問題点］ この種の貯蔵容器が、例えばドイツ実用新案第
7725804号に記載されている。同装置では、包装
カバーの引き裂き片が、包装カバーの平面側端部
を迷路状に互いに折りたたむことによつて形成さ
れており、この折りたたみ部は巻取装置を回転し
た場合、巻取片に引張力を及ぼすことよつて、互
いに破られた状態にし、巻取装置をさらに回転さ
せるとにより、包装カバーを積層シートフイルム
から除去し、巻き上げるような構成となつてい
る。しかし、このような装置では、巻取装置に及
ぼされる力では実際に引き裂き片を引き裂いた状
態にするには充分でないことがわかつており、こ
のような装置は昼光状態で、すなわち容器を装填
し、再び容器を閉じた後に包装カバーを開放する
ためには使用することができない。

また、ドイツ特許第3405423号には、同様な貯
蔵マガジンが記載されている。同公報に示された
マガジンでは、包装カバーを開放するのにマガジ
ンに使用される装置と一緒に使用されることが前
提となつており、特殊構成の装置においてのみ使
用で、一般的には用いることはできない。また、
同公報に記載された他のマガジンでも、、状況は
上述したドイツ実用新案第7725804号と同様であ
り、異なるところは、包装カバーの折りたたまれ
た引き裂き片を巻取片を巻き取るのではなく、手
で引つ張つて外さなければならないところが相違
するだけであり、同様に折りたたまれた引き裂き
を引き裂く力を得ることができない。

さらに、ドイツ特許公開公報第3543024号には、
容器を閉鎖後、フイルムパツクの包装カバーを引
き裂くのに刃物状、あるいは鋸状の引き裂き片を
備えた貯蔵容器が積層されている。このような構
成は、貯蔵マガジンにさらにコストがかかること
になる。また、このような構成では、昼光の装填
はマガジンをそれに対応して構成した時のみ可能
になり、種々の種類のマガジンに装填するための
フイルムパツク、例えばドイツ実用新案第
7725804号に記載のものを昼光状態で使用しなけ
ればならない。

従つて、本発明の目的は、包装カバーを閉鎖す
る閉鎖部を頑丈なものにし、包装カバー内にある
フイルムパツクのかなりの重量に耐えるととも
に、貯蔵容器を閉じる前は、包装カバーを常に遮
光状態で閉鎖する状態にすることができ、特に容
器の巻取装置に及ぼす力により、閉鎖部を完全に
開放し、包装カバーを積層シートフイルムから除
去することが可能な積層シートフイルムを包装す
る遮光性で引き裂き可能な包装カバーを提供する
ことを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ 本発明においては、この目的を達成するため
に、シートフイルムカセツト装填装置の貯蔵容器
に挿入される積層シートフイルムを包装する遮光
性で引き裂き可能な包装カバーであつて、貯蔵容
器は、包装カバーの引き裂き側と反対側に貯蔵容
器閉鎖後包装カバーを除去する除去装置を備えて
おり、また包装カバーの折り返された閉鎖片が接
着テープにより包装カバーの平面側と接着されて
いる積層シートフイルムを包装する遮光性で引き
裂き可能な包装カバーにおいて、前記接着テープ
７，８ａ，８ｂは、その一方の長手方向端部側７
ａ，８ａが包装カバーの平面側と、また他方の長
手方向端部側７ｂ，８ｂが折り返えされた閉鎖片
とそれぞれ接着されていて、その中間の長手領域
９が引き裂き片９，７ｃを介して引き裂き可能で
あり、前記引き裂き可能な長手領域９の下方部に
引いたとき長手方向と垂直方向に引き裂かれ長手
方向に延びるパーフオレーシヨン１１ａを有した
薄片１１が配置される構成を採用した。

また、前記によれば、シートフイルムカセツト
装填装置の貯蔵容器に挿入される積層シートフイ
ルムを包装する遮光性で引き裂き可能な包装カバ
ーであつて、貯蔵容器は包装カバーの引き裂き側
と反対側に貯蔵容器閉鎖後、包装カバーを除去す
る除去装置を備えており、また包装カバーの折り
返えされた閉鎖片が接着テープにより包装カバー
の平面側と接着されている積層シートフイルムを
包装する遮光性で引き裂き可能な包装カバーにお
いて、前記接着テープ７，８ａ，８ｂはその一方
の長手方向端部側７ａ，８ａが包装カバーの平面
側と、また他方の長手方向端部側７ｂ，８ｂが折
り返された閉鎖片とそれぞれ接着されていて、そ
の中間の長手領域９において、分離部７ｆにより
分離可能な引き裂き部７ｇを有し、前記分離部７
ｆは狭幅であり、長手方向の垂直に作用する引つ
張り力により引き裂き可能である構成も採用して
いる。

［作 用］ このような構成では、接着テープを部分的に除
去した場合、すなわち折り返された閉鎖片で包装
カバーの平面側の接着されていない中間領域で
は、閉鎖片と包装カバーの平面側を結合する部分
がより弱くなり、その状態では包装カバーはなお
遮光状態で閉じられてはいるが、貯蔵容器を閉鎖
後は巻取装置により包装カバーはわずかの力で引
き裂くことが可能になる。

［実施例］ 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳
細を説明する。

上部が一部開放したボツクス２ａと、摺動カバ
ー２ｂとして構成されたカバーからなる貯蔵容器
（マガジン）２がすでに利用されている。ボツク
ス２ａの挿入開口部２ｃは、容器２をカセツト装
填装置に挿入する方向３側にある端面２ｈに隣接
して配置される。挿入開口部２ｃの大きさは、積
層シートフイルム１、すなわちフイルムパツクを
ボツクス２ａ内に挿入し、そこに位置決めさせる
ことができる大きさで、摺動カバー２ｂを閉じた
場合、容器を遮光状態で閉鎖することができるよ
うな大きさになつている。挿入方向３で見て後ろ
側の容器端面２ｄは、容器２を装填装置に差し込
み、また装填装置から取り出すグリツプ部分とし
て構成されている。マガジンの後ろ側端面２ｄ
は、揺動可能に構成されており、閉じた状態では
容器を遮光状態で閉鎖する壁面となる。この端面
の背後でボツクス２ａ内には、巻取軸６が取り付
けられる。この巻取軸は、新たに挿入された積層
シートフイルム１の包装カバー４の巻取片４ａを
巻取軸に固定させる固定手段を備えている。巻取
軸６は直接、あるいはギアを介して遮光状態でボ
ツクス２ａから外部に導かれている巻取クランク
１０と結合されている。巻取クランクは揺動自在
で、不図示のリンク機構を有しており、図示した
使用位置あるいは後壁２ｄに設けられた凹部２ｅ
に入る非使用位置に揺動することができる。この
使用位置は容器２を装填装置に挿入した場合にと
る位置である。

容器２に再びシートフイルムを装填する場合、
摺動カバー２ｂを開放することにより挿入開口部
２ｃを開けるとともに、後壁２ｄを開放すること
により、巻取軸６を動作状態にする。続いて、す
でに取り出された積層シートフイルムの巻き取ら
れた包装カバー４を巻取軸６から除去し、空にな
つた積層シートフイルム下方部に設けられた保持
板１２をボツクスから取り出す。この保持板は後
方側に上方に突出するストツパーを有する。保持
板１２はストツパーとともに容器２を閉じた状態
で包装カバー４を積層シートフイルム１から除去
する場合、積層シートフイルム１あるいは個々の
シートフイルムが包装カバー４の除去によつて移
動してしまうのを防止する機能を有している。第
２図および第３図に図示したように、新たな積層
シートフイルム１並びに包装カバー４が挿入開口
部２ｃを介してボツクス２ａに挿入され、巻取片
４ａが巻取軸６の領域に導かれ、巻取軸６に固定
される。続いて後壁２ｄが閉じられる。

その場合、前方がまだ開放しているボツクス２
ａ内の包装カバー４はまだ完全に閉じている。一
方、摺動カバー２ｂを閉じた後は、巻取クランク
１０を回転し、巻取軸６だけで包装カバーを引き
裂くようにし、積層シートフイルム１から取り出
すようにすることができるようにするために、包
装カバー４の閉鎖部は本発明に従つて構成され
る。

開放すべき包装カバーの端部側は、閉鎖片４ｂ
として包装カバーの平面側４ｃに折り曲げられ、
それによつて遮光状態が形成されている。閉鎖片
４ｂは特殊に形成された接着テープ７により包装
カバーの平面側４ｃと接着結合され、この結合に
よつて通常、かなり重い積層シートフイルム１を
包装カバー４に入れて持ち運んでも結合がとれな
いような状態になつている。第１図〜第５図に示
した実施例によれば、接着テープ７は滑らかで一
巡するプラスチツク面、あるいは紙とプラスチツ
クの組み合わせから構成されている。接着テープ
７は互いに分離される２つの接着片８ａ，８ｂを
有し、両端部側７ａ，７ｂに沿つて接着され、一
体となつている。接着片のうち１つの接着片は包
装カバーの平面側４ｃと接着され、また他方の接
着片は閉鎖片４ｂの全幅にわたつて接着されてい
る。２つの接着片８ａ，８ｂ間で長手方向に延び
る領域にはグリツプ９ａを有する引き裂き片９が
取り付けられている。この引き裂き片９の下方部
に、紙から成る薄片１１が設けられており、その
外方端部領域が接着片８ａ，８ｂに固定されてい
る。薄片１１の幅は引き裂き片９の幅よりも大き
いが、接着テープ７の幅よりかなり小さくなつて
いるので、接着テープ７ないし、それに接着され
た接着片８ａ，８ｂ、薄片１１の幅にわたつて充
分な広さで伸びており、閉鎖片４ｂを包装カバー
の平面側４ｃに確実に接着させている。薄片１１
は接着片８ａ，８ｂによつて接着されていない閉
鎖片４ｂと包装カバーの平面側４ｃ間に伸びる縦
長のパーフオレーシヨン１１ａを有している。

積層シートフイルム１，４をボツクス２ａに挿
入し、後壁２ｄを閉じた後、引き裂き片９を有す
る連続した接着片７をその幅にわたつて、また全
体の長さ方向に沿つて第１図、第２図、第４図に
図示したように引き裂く。それによつて閉鎖片４
ｂは薄片１１により、なお全体の包装カバーの幅
にわたつて平面側４ｃと接着されており、従つて
遮光状態で閉鎖されている。ここで摺動カバー２
ｂをボツクス２ａの開口部２ｃ上に移動させ、容
器２を遮光状態で閉鎖する。

紙の薄片１１はパーフオレーシヨン１１ａが形
成されることにより、その長手方向に垂直に軽く
力を作用すると、パーフオレーシヨン１１ａに沿
つて互いに分離するように構成されている。従つ
てマガジン２を閉じた場合、巻取クランク１０、
従つて巻取軸６を回転させるだけで薄片１１のパ
ーフオレーシヨン１１ａを引き裂き、第５図に図
示したように、閉鎖片４ｂを持ち上げることがで
きる。容器２が遮光状態で閉鎖された位置にある
場合、積層シートフイルム１の包装カバー４を開
放し、巻取クランク１０によつて包装カバー４を
積層シートフイルム１から取り除き、巻取軸６で
巻き取ることが可能になる。積層シートフイルム
を交換する場合には、巻き上げられている包装カ
バー４を巻取軸６から除去し、新しい包装カバー
４の巻取片４ａを巻取軸６に固定させる。

第６図に図示した実施例では、丈夫なプラスチ
ツクか成る接着テー７のみが設けられており、閉
鎖片４ｂが包装カバーの平面側４ｃと接着される
ところが、第１図の実施例と異なつている。接着
テープ７は比較的堅固に形成され、間に引き裂き
片７ｃを有する２列のパーフオレーシヨン７ｄ，
７ｅを有している。この引き裂き片７ｃの下方部
にパーフオレーシヨン列７ｄ，７ｅと重なる状態
でパーフオレーシヨンが形成された紙の薄片１１
が配置されている。紙の薄片１１に換え、非常に
薄いパーフオレーシヨン１１ａを形成したプラス
チツクの薄片を用いるようにしてもよい。動作は
第１図〜第５図に図示した実施例と同様であり、
積層シートフイルムを容器２のボツクス２ａに挿
入し、巻取片４ａを巻取軸６に引つかけ、後壁２
ｄを閉じたあと引き裂き片７ｃを包装カバー４
（第６図には図示されていない）の全幅にわたつ
て引き裂く。閉鎖片４ｂと包装カバーの平面側４
ｃにはパーフオレーシヨン付薄片１１によつて遮
光状態でつながつた状態となつている。カバー２
ｂを閉じたあと、巻取軸６を調整するとパーフオ
レーシヨン１１ａが引き裂かれるので、包装カバ
ーを引つ張り巻き上げることが可能になる。

第７図に図示した実施例は、引き裂き片を有す
る接着片８ａ，８ｂ並びにパーフオレーシヨンが
形成された薄片１１を省略することができる点が
第１図および第６図に図示した実施例と異なる。
第７図の実施例では、接着テープ７の接着されな
い領域で閉鎖片４ｂと包装カバーの平面側４ｃ間
の領域の長手方向に沿つて狭い分離部７ｆで互い
に分離されたパーフオレーシヨン状の複数の矩形
部７ｇが設けられている。容器のボツクス２ａに
挿入した後小さな引き裂き片としての役目を持つ
矩形部７ｇが順次引き裂かれる。包装カバー４，
４ｂ，４ｃは狭い分離部７ｆによつて遮光状態で
保持されている。容器２を閉じた後それほど力を
かけることなく巻取軸６を回転させることにより
分離部７ｐを引き裂くことができるので、第５図
と同様な結果となり、閉鎖片４ｂは接着部が引き
裂かれることにより開放され、包装カバー４を取
り除くことが可能になる。

本発明の原理は、包装カバー４の閉鎖片４ｂを
包装カバーの平面側と接着し、フイルムパツクの
重畳を支えるようにし、貯蔵容器２に挿入した後
それを閉じる前に引き裂きによりその結合を完全
になくするのではなく弱めるようにし、続いてな
お存在する弱い結合を容器を閉じたあと包装カバ
ーを引き抜く装置により引き裂き、包装カバーを
除去するようにしたことである。

従つて、図面では図示しなかつたが、この方法
に従つた種々の実施例が可能になる。例えば第６
図に図示した例でパーフオレーシヨン７ｄを省略
することができ、接着テープ７の安定性を大きく
することができ、その代わりに接着テープ７の開
放部にそれぞれ引き裂き片を設けることが可能に
なる。両引き裂き片を持ち上げることにより引き
裂き片７ｃに対応した細片き薄片１１のパーフオ
レーシヨン１１ａを介して引き裂くことが可能に
なる。また、容器側の引き抜き装置を遮光性のス
リツトから形成し、そのスリツトに巻取片４ａを
さし込み手で引くことにより全体の包装カバー４
を除去するようにすることも可能である。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、貯蔵容器
を閉鎖する前に包装カバーの閉鎖片と平面側を接
着している接着テープを部分的に除去し、閉鎖片
と平面側間の結合状態を弱め、しかも包装カバー
をなお遮光状態に閉鎖しているので、貯蔵容器を
閉鎖した後わずかな力で包装カバーを引き抜くこ
とが可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に関わる包装カバーの一部破断
斜視図、第２図は貯蔵容器に挿入されたフイルム
パツクの斜視図、第３図は未開放状態の包装カバ
ーを有する貯蔵容器の断面図、第４図は包装カバ
ーの閉鎖部を引き裂いた状態の第３図に対応する
断面図、第５図は貯蔵容器を閉鎖後包装カバーを
離した場合の第３図および第４図に対応した断面
図、第６図は包装カバーの他の実施例を示す一部
破断斜視図、第７図は本発明に関わる包装カバー
の他の実施例を示す一部破断斜視図である。 ２……貯蔵容器、２ａ……ボツクス、２ｂ……
摺動カバー、４……包装カバー、６……巻取軸、
７……接着テープ、８ａ，８ｂ……接着片、９…
…引き裂き片、１１…薄片。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ シートフイルムカセツト装填装置の貯蔵容器
   に挿入される積層シートフイルムを包装する遮光
   性で引き裂き可能な包装カバーであつて、貯蔵容
   器は、包装カバーの引き裂き側と反対側に貯蔵容
   器閉鎖後包装カバーを除去する除去装置を備えて
   おり、また包装カバーの折り返された閉鎖片が接
   着テープにより包装カバーの平面側と接着されて
   いる積層シートフイルムを包装する遮光性で引き
   裂き可能な包装カバーにおいて、 前記接着テープ７，８ａ，８ｂは、その一方の
   長手方向端部側７ａ，８ａが包装カバーの平面側
   と、また他方の長手方向端部側７ｂ，８ｂが折り
   返えされた閉鎖片とそれぞれ接着されていて、そ
   の中間の長手領域９が引き裂き片９，７ｃを介し
   て引き裂き可能であり、 前記引き裂き可能な長手領域９の下方部に引い
   たとき長手方向と垂直方向に引き裂かれ長手方向
   に延びるパーフオレーシヨン１１ａを有した薄片
   １１が配置されることを特徴とする積層シートフ
   イルムを包装する遮光性で引き裂き可能な包装カ
   バー。 ２ 前記引き裂き片７ｃは接着テープ７に設けら
   れた二つの平行なパーフオレーシヨン列７ｄ，７
   ｅにより形成される特許請求の範囲第１項に記載
   の包装カバー。 ３ 前記接着テープ７は、引き裂き片９を有する
   接着片８ａ，８ｂと接着されたテープにより形成
   される特許請求の範囲第１項又は第２項に記載の
   包装カバー。 ４ 薄片１１のパーフオレーシヨン１１ａは、引
   き裂き片を引き裂いた後もまだ結合しており、貯
   蔵容器２の巻取装置１０により引き裂かれる特許
   請求の範囲第１項から第３項までのいずれか１項
   に記載の包装カバー。 ５ 前記薄片１１は、引き裂き片７ｃ，９により
   引き裂かれる接着片より幅狭であり、前記薄片１
   １の側端部が接着テープと接着される特許請求の
   範囲第１項から第３項までのいずれか１項に記載
   の包装カバー。 ６ シートフイルムカセツト装填装置の貯蔵容器
   に挿入される積層シートフイルムを包装する遮光
   性で引き裂き可能な包装カバーであつて、貯蔵容
   器は包装カバーの引き裂き側と反対側に貯蔵容器
   閉鎖後、包装カバーを除去する除去装置を備えて
   おり、また包装カバーの折り返えされた閉鎖片が
   接着テープにより包装カバーの平面側と接着され
   ている積層シートフイルムを包装する遮光性で引
   き裂き可能な包装カバーにおいて、 前記接着テープ７，８ａ，８ｂはその一方の長
   手方向端部側７ａ，８ａが包装カバーの平面側
   と、また他方の長手方向端部側７ｂ，８ｂが折り
   返された閉鎖片とそれぞれ接着されていて、その
   中間の長手領域９において、分離部７ｆにより分
   離可能な引き裂き部７ｇを有し、 前記分離部７ｆは狭幅であり、長手方向の垂直
   に作用する引つ張り力により引き裂き可能である
   ことを特徴とする積層シートフイルムを包装する
   遮光性で引き裂き可能な包装カバー。 ７ 薄片１１のパーフオレーシヨン１１ａは、引
   き裂き片を引き裂た後もまだ結合しており、貯蔵
   容器２の巻取装置１０により引き裂かれる特許請
   求の範囲第６項に記載の包装カバー。 ８ 前記薄片１１は、引き裂き片７ｇにより引き
   裂かれる接着片より幅狭であり、前記薄片１１の
   側端部が接着テープと接着される特許請求の範囲
   第６項に記載の包装カバー。