JPH0231423Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

技術分野 本考案は、密封可能なひとまとまりの重合体の
袋に関し、一局面では、該袋の包装および小出し
に使用される感圧接着剤の閉鎖構造を有するひと
まとまりの袋に関する。 背景の技術 添付図面の第１図、第２図、第３図に示すよう
な重合体の袋は、周知であり、封筒を閉じるため
の封筒のフラツプとほぼ同様に袋の開放側部上に
折たたみ可能なフラツプを利用する。該フラツプ
は、袋の本体に付着する露出された感圧接着材料
のストリツプを有する。第１図は、所定の長さの
感圧テープが付着する延長されたフラツプを有す
るほぼ長方形の形状の重合体の袋を示し、該感圧
接着テープの反対側端縁は、袋の本体からシール
ストリツプを開放するように接着ストリツプを持
ち上げるタブを形成するために半透明または不透
明のプラスチツク材料または紙材料のストリツプ
で被われる。第２図に示すような従来技術は、延
長されたフラツプを有するほぼ長方形の形状の重
合体の袋であり、所定の長さの両面接着テープ
は、該フラツプのを横切つて配置される。接着テ
ープの幅は、フラツプの長さよりも狭く、したが
つて、フラツプの接着剤無し部分は、一層容易な
袋の再開放を可能にするように設けられる。両面
接着テープは、閉鎖位置にフラツプを密封する密
封構造を与える。第３図で、袋は、フラツプが封
筒の開口部を越えて折り曲げられ接着剤のストリ
ツプによつて袋の後側パネルに付着されるのを可
能にするように、該開口部の下に塗布される接着
剤の被覆を形成される。 家事用袋または部品の袋として使用するために
箱から１つずつ小出し可能なようにこの性質の袋
を箱内に貯蔵することの教示がない。 ロールに仕上つた従来技術の周知の他の型式の
袋は、孔あけされた熱シール線に沿つて次に続く
袋の頂上および／または底に結合される個々の袋
を有する。ワイヤ結束具、折りたたみフラツプな
いし巻込みフラツプまたはチヤツク式フアスナを
一般に使用するような予成形された袋は、箱内に
積み重ねるか、または折りたたまれて箱に入れら
れる。１つの袋の小出しは、次の袋の小出しを助
けない。 本実用新案登録出願人の米国特許第4502599号
では、ひとまとまりの袋が示され、袋は、フラツ
プの接着剤塗布領域の反対側の隣接する袋のフラ
ツプの面に接触するフラツプの接着剤塗布領域に
より袋の整合によつて一体に保持される。このひ
とまとまりの袋は、袋を開くように引つ張つて、
製品を入れ、ひとまとまりの袋から一つの袋を分
離した後、フラツプを密封することにより、部品
ないし物品の包装を促進する態様で袋を供給する
ように構成される。 前記従来の特許の方法は、１つのテープストリ
ツプの接着剤が次のテープの裏当ての面に付着さ
れ、該面が該テープの巻取りおよび巻戻しと同様
に該構造でのテープの分離を可能にするように低
付着力塗膜を塗布されるため、アグレツシブな接
着剤の使用を可能にする。 したがつて、本考案の目的は、要求次第で使用
するために箱内に貯蔵され所要の際にロールから
小出しできるように、閉鎖可能で再密封可能な重
合体の袋のロールを含むひとまとまりの袋を提供
することである。テープ接着剤および袋を形成す
る材料は、袋に悪影響を与えることなく袋の分離
を可能にするように融和性がある。 考案の開示 本考案は、３つの端縁で結合される前側パネル
および後側パネルと、開放側部を密封するための
感圧接着剤のストリツプとを有する封筒によつて
形成される接着剤で密封可能および／または再密
封可能なひとまとまりの重合体の袋に関する。接
着剤のストリツプは、袋のフラツプが袋の一面に
おいて開放されるとき、露出される。感圧接着剤
のストリツプは、フラツプの自由端縁に１つの端
縁に沿つて付着されて、袋の開口部上にフラツプ
を密封するのに使用するためにテープ面の塗布さ
れる接着剤の一部を露出するようにフラツプを越
えて延びるテープによつて画定されてもよい。開
放状態では、接着剤のストリツプは、露出され、
袋が好適にひとまとめにされなければ、接着剤ス
トリツプは、汚染されるように露出するか、また
は該包装または他の物品に粘着して始末に負えな
くなり得る。したがつて、本考案の目的は、袋が
連続的なバンドに連結されるように、１つの袋の
後側が後続の袋の前側パネルに付着するような態
様で袋の後側の感圧接着剤の露出されたストリツ
プによつて袋をひとまとめにすることである。第
１の袋の接着剤塗布面は、該袋の底に近い後続の
袋の前側パネルに結合される。袋は、好ましくは
各袋の封筒の開放端縁がロールの内方に位置した
状態でロールに巻かれる。 該ロールは、第１の袋の底が箱の一側部のスリ
ツトを通して小出しされるように位置した状態で
箱に入れられる。 本考案は、実施例に関し添付図面を参照して下
記に説明される。 実施例 本考案に使用可能な袋１０は、底端縁３０およ
び側部端縁において後側パネル１２に結合される
前側パネル１１を有する封筒を含む。前側パネル
１１は、後側パネル１２の自由端縁１３の上方へ
延びるフラツプ１４を有する。したがつて、袋１
０は、ほぼ長方形の形状の封筒を形成する。感圧
テープ１５のストリツプは、一端縁に沿つて結合
され、フラツプ１４の延長された端縁に付着され
る。したがつて、テープ１５の接着剤塗布面１６
は、フラツプ１４の端縁の上方に露出される。半
透明または不透明で着色または印刷された重合体
または紙の原料１７の第２ストリツプは、袋が密
封された後に袋の容易な開放のために掴み得る端
縁を与えるタブを提供するようにテープ１５のス
トリツプの反対側の端縁に沿つて付着されてもよ
い。この代りに、テープ１５の端縁は、タブを形
成するようにそれ自体の上に折たたまれてもよ
い。 第２図は、底端縁３０および両側の平行な側部
端縁に沿つて結合される後側パネル２２および前
側パネル２１を有する同様な構造の袋２０を示
す。前側パネルは、後側パネル２２の頂上端縁の
上方へ延びるフラツプ２４を有する。この実施例
では、フラツプ２４は、その後面に付着される両
面接着テープ２５のストリツプを有する。接着テ
ープのストリツプは、袋の再開放を容易にするフ
ラツプを画定するようにフラツプ２４の延長され
た自由端縁に対して離れた関係でフラツプ２４に
沿つて配置される。この実施例では、フラツプ２
４は、封筒の開放側部を被つて閉じられてもよ
く、両面接着テープ２５の露出された接着剤塗布
面２７は、封筒の後側パネル２２に対してフラツ
プを密封する。テープ２５の反対側は、露出面２
７がパネル２２に対して有するよりも大きな付着
力をフラツプ２４に対して有する接着剤塗膜を備
えている。 第３図では、後側パネル２２と、底および平行
な両側の端縁に沿つて後側パネル２２に付着され
る前側パネル２１を有する同様な構造の袋２０
は、後側パネル２２の上方へ延びるフラツプ２４
を有する。この実施例では、フラツプ２４は、付
着されるテープを持たない。両面接着テープ３５
のストリツプは、袋の開口部に隣接するか、また
は間隔を設けられて後側パネル２２の表面に付着
される。接着テープ３５のストリツプは、袋２０
の後側パネル２２に袋の開口部３６を被つてフラ
ツプを密封するように、フラツプ２４の後面に係
合するように設置される。この実施例では、フラ
ツプ２４は、封筒の開放側部３６を被つて閉じら
れてもよく、両面接着テープ３５の露出される接
着剤塗布面は、封筒の後側パネル２２に対してフ
ラツプを密封し、フラツプ２４の一部は、後続の
袋の開放を助けるように接着剤のストリツプを越
えて延びる。 第４図では、第１の袋の後面がその露出した接
着剤塗布ストリツプにより、次の袋の封筒の密封
または結合された底端縁３０の近傍の前側パネル
１１，２１に結合される態様で結合される袋を有
する袋の連続ウエブを形成するように連結され、
第１図、第２図または第３図のいずれかに示され
る形状の袋が示される。この連鎖は、袋のウエブ
を画定するように連続する。次に、該ウエブは、
形成されるロール４５が袋および接着剤の封筒の
内部を汚染から保護するため、第３図に示すよう
にロールの内方に各袋の封筒の開放端縁を位置さ
せるように巻かれる。 第５図に示すように、袋４５のロールは、箱４
６中に置かれる。箱４６は、その内部に袋のロー
ル巻を緩く固定するように形成され、開口部４８
は、袋の幅に相当する長さを有する箱４６の一側
部に形成される。開口部４８は、ロールの軸線に
平行に延び、１つの袋が箱の開口部を通つて部分
的に位置決めされるのを可能にする。開口部を通
して袋を小出しすることが望ましいとき、袋の下
側端縁３０が掴まれ、袋は、次に続く袋の底と共
に開口部を通して引張られた後、小出しされる袋
開口部を通して部分的に引き出された次の袋から
剥ぎ取られる。 代替的に、袋は、その露出した接着剤１６，２
７が次の袋の後側パネル１２，２２に接触した状
態で次々と結合されてロールを形成するようにし
てもよい。 袋を製造するのに有用な材料の例は、ポリエス
テル、0.012mmから0.127mmの厚さ、好ましくは0.5
mmの厚さの低密度ポリエチレン、0.06mmの厚さの
高密度ポリエチレン、２軸方向性ポリプロピレ
ン、エチレンビニールアセテート被覆低密度ポリ
エチレン、ナイロン、これらのフイルムの積層
剤、0.025mmから0.05mmまでの紙、金属化フイル
ムおよび箔積層材を含む。 袋が密封された後に袋を再密封するのに好適な
テープは、米国ミネソタ州セントポール市のミネ
ソタ マイニング アンド マニユフアクチヤリ
ング社（Minnesota Mining and
Manufacturing、Company）から入手可能な感
圧テープの「スコツチ」ブランド テープNo.800
である。テープ25として使用するのに好適なテー
プは、ミネソタ州セントポール市のミネソタ マ
イニング アンド マニユフアクチヤリング社か
ら同様に入手可能な「スコツチ」ブランド ダブ
ル、コーテツド テープNo.665または「スコツチ」
ブランド トランスフア、テープNo.969である。 袋の特定の例は、次の通りである。 袋は、Ｊ形折たたみ型の袋の延長フラツプに設
置される「スコツチ」ブランド800テープを使用
する0.04mmの低密度ポリエチレンから作られる。
ASTM−Ｄ−3330による検査では、該テープの
剥離力の値は、31.08ｇ／mmであつた。剥離力を
測定するためにテープの基材として鋼ではなく
0.04mm低密度ポリエチレンフイルムあることを除
くASTM−Ｄ−3330による検査では、該値は、
5.5ｇ／mmであつた。テープ試料の面積が19mm×
12.7mmであり、基材が繊維板の代りに0.04mm低密
度ポリエチレンフイルムであることを除く
ASTM−Ｄ−3654による検査では、該値は、
102.4分であつた。 袋を形成する他の特定のフイルムの例および該
フイルムへの「スコツチ」ブランド800テープの
剥離力の値は、次の通りである。

【表】 エチレンビニールアセテート
袋を閉じるのに使用されるテープの接着剤は、
ミネソタ マイニング アンド マニユフアクチ
ヤリング社の日本国特願昭61−34955号に開示さ
れ特許請求される型式の非粘性着接着剤でもよ
い。この接着剤は、接触に対して非粘着性であ
り、したがつて、上述のテープNo.665、969または
800におけるような接着剤とは異なり、特定の基
材に対して特定の付着特性を有する。 密封可能で再閉鎖可能な重合体の袋をひとまと
めにするこの態様は、袋への容易な近接を与え、
袋の開放端縁上でフラツプを密封するのに使用さ
れる袋の接着剤の汚染を防止する。更に、袋の封
筒に入れられた部品ないし物品が開放端縁まで延
びなければ、袋の折たたみ部は、開放端縁および
接着剤の下に置かれ、任意の位置で袋の後側パネ
ルに対して密封される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に使用するのに形成される袋の
斜視図、第２図は袋の第２実施例の斜視図、第３
図は本考案を実施するのに使用する袋の別の実施
例の部分的な斜視図、第４図は本考案によりウエ
ブに一体結合されロールに巻かれる複数の袋の斜
視図、第５図はロールに巻かれた袋の箱の斜視図
を示す。 図において、１０，２０……袋、１１，２１…
…前側パネル、１２，２２……後側パネル、１５
……感圧テープ、２５，３５……両面接着テー
プ、３０……底端縁。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 各袋が、３つの端縁に沿つて結合されて封筒
   を形成する後側パネルおよび前側パネルと、該
   前側パネルに接続され、かつ該封筒の開放端縁
   上に折りたたまれるように該開放端縁を越えて
   延びるフラツプと、該封筒の前記後側パネルに
   対して該フラツプを密封するように配置された
   接着剤のストリツプとを含む、ひとまとまりの
   重合体の袋において、 一つの袋の前記接着剤のストリツプが次の袋
   の底端縁３０の近傍で該次の袋の前側パネル１
   １，２１および後側パネル１２，２２の一方に
   離脱可能に付着することによつて該一つの袋が
   該次の袋に結合する状態で、前記袋１０，２０
   が一列に結合されていることを特徴とするひと
   まとまりの重合体の袋。 (2) 前記袋が、螺旋状にロールに巻かれているこ
   とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項
   に記載のひとまとまりの重合体の袋。 (3) 前記袋ストリツプが、１つの袋の底端縁が箱
   の一側部の溝穴を通して引き出せるように配置
   された状態で箱に入れられていることを特徴と
   する実用新案登録請求の範囲第１項または第２
   項に記載のひとまとまりの重合体の袋。