JPH11314680A - 感光性印刷版用包装材 - Google Patents

感光性印刷版用包装材

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JPH11314680A
JPH11314680A JP12618698A JP12618698A JPH11314680A JP H11314680 A JPH11314680 A JP H11314680A JP 12618698 A JP12618698 A JP 12618698A JP 12618698 A JP12618698 A JP 12618698A JP H11314680 A JPH11314680 A JP H11314680A
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JP
Japan
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photosensitive printing
printing plate
packaging material
packaging
bundle
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JP12618698A
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English (en)
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Takayuki Usui
孝之 碓井
Toshiji Sone
敏次 曽根
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 明るい環境下で感光性印刷版を感光性印刷版
供給装置に装填することができる感光性印刷版用包装材
を得る。 【解決手段】 包装紙は、感光性印刷版の束を包装して
遮光する包装紙本体と、包装紙本体に設けられた折り込
み部と、で構成される。感光性印刷版供給装置22の装
着口から、包装紙に包装された感光性印刷版の束を設置
面に設置し、折り込み部を上方に延ばして、感光性印刷
版供給装置22の外部に張り出させ、張出部120とし
て作用させる。スライド扉40を上方にスライドさせて
感光性印刷版を遮光し張出部120を引っ張って、感光
性印刷版の上部が、感光性印刷版供給装置22の内部で
露出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光性印刷版用包
装材に関し、さらに詳しくは、感光性印刷版を包装して
遮光し、感光性印刷版供給装置の内部にセットされると
感光性印刷版供給装置によって感光性印刷版が取り出さ
れて自動製版機等に供給されるようにする感光性印刷版
用包装材に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の電子写真製版法では、製版工程の
自動化を容易にすべく、感光性印刷版が広く用いられて
いる。この感光性印刷版は、例えば、薄いアルミニウム
板上へ電子写真感光層を塗布して形成されており、デジ
タルプレートレコーダ(セッター)等の自動製版機へ装
填されると、自動製版機によって、電子写真感光層へ原
稿画像に基づく露光、現像、定着等の処理が行われて製
版される。
【0003】また、自動製版機には、感光性印刷版の供
給を自動化するために、感光性印刷版供給装置を備えた
ものがある。この感光性印刷版供給装置へ複数枚の感光
性印刷版が積層された感光性印刷版の束を装填すると、
製版工程の開始と共に、感光性印刷版供給装置によって
感光性印刷版の束から感光性印刷版が1枚ずつ取り出さ
れ、製版工程が開始される位置(製版開始位置)へ搬送
される。自動製版機は、製版開始位置へ搬送されてきた
感光性印刷版を所定の製版工程に従って露光部、現像部
等へ順次搬送し、製版が完了した感光性印刷版を自動製
版機の外部へ排出する。
【0004】上記したような感光性印刷版は感光性が高
く、僅かな光によって露光されても感光層に変化が生じ
る。また、空気中の水分を吸収することによっても、感
光層に変化が生じる。このような変化による感光性印刷
版の品質変化を防止するため、感光性印刷版を製造して
から自動製版機の感光性印刷版供給装置に装填するまで
の間、遮光性及び防湿性を有する内装紙によって感光性
印刷版を包装している。内装紙としては、例えば、クラ
フト紙にポリエチレンを溶融塗布してアルミニウム箔を
貼着したアルミクラフト紙や、クラフト紙にブラックカ
ーボンを混合した溶融ポリエチレンを塗布した黒色ポリ
エチレンラミネートクラフト紙等の高い遮光性及び防湿
性を有する紙を使用している。
【0005】また、感光性印刷版を製造してから自動製
版機の感光性印刷版供給装置に装填するまでの運搬工程
や保管工程で、感光性印刷版や内装紙が破損等してしま
うことを防止するため、包装箱を別途製造し、この包装
箱に、内装紙により包装された感光性印刷版を収納して
いる。包装箱としては、例えば、軽量で高い強度を有す
る段ボール箱等を使用している。
【0006】しかし、感光性印刷版を自動製版機の感光
性印刷版供給装置へ装填する際には、内装紙を開封し
て、感光性印刷版を取り出さなければならない。このた
め、感光性印刷版を装填前に不用意に感光させないため
に、装填作業は、暗い環境下で行われており、作業性が
悪いと共に、作業者の負担になっていた。
【0007】また、自動製版機が設置されている部屋全
体を暗くした場合には、この部屋の内部で別の作業を行
うことが困難となり、作業を中断する必要が生じること
もあるため、作業性が低下していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる事実を
考慮し、明るい環境下で感光性印刷版を感光性印刷版供
給装置に装填することができる感光性印刷版用包装材を
得ることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、感光性印刷版を包装して遮光し、外部から所定値以
上の引っ張り力が作用すると包装された感光性印刷版の
少なくとも一部を露出させる包装材本体と、前記包装材
本体に設けられ、前記感光性印刷版を包装した包装材本
体が感光性印刷版供給装置の内部にセットされて遮光さ
れた状態でこの感光性印刷版供給装置から外部に張り出
す張出部と、を有することを特徴とする。
【0010】従って、感光性印刷版は、包装材本体に包
装されて遮光される。このため、感光性印刷版を製造し
てから感光性印刷版供給装置に装填するまでの間に、感
光性印刷版が不用意に露光されてしまうことはない。
【0011】感光性印刷版を包装した包装材本体を感光
性印刷版供給装置の内部に装填して遮光すると、包装材
本体に設けられた張出部が、感光性印刷版供給装置から
外部に張り出す。このため、この張出部を引っ張って、
包装材本体に対し外部から引っ張り力を作用させること
ができる。この引っ張り力が所定値に達すると、包装材
本体は、包装された感光性印刷版の少なくとも一部を露
出させるので、感光性印刷版供給装置は、感光性印刷版
を自動製版機の製版開始位置へ搬送可能となる。しか
も、この状態においても、包装材本体から露出した感光
性印刷版は、感光性印刷版供給装置によって遮光されて
いるので、不用意に露光されてしまうことはない。
【0012】このように、感光性印刷版を包装材本体に
よって遮光した状態で、感光性印刷版供給装置に装填す
るので、明るい環境下で装填でき、暗い環境下で装填作
業を行っていた従来と比較して作業性が良くなり、作業
者の負担が軽減される。
【0013】なお、包装材本体は、引っ張り力によって
感光性印刷版の一部が露出される構成でもよいが、感光
性印刷版の全部が露出される構成でもよい。感光性印刷
版の全部を露出させるためには、例えば、包装材本体の
外面と、感光性印刷版供給装置の包装材本体との接触部
分との摩擦係数が低くなるように、それぞれの材料や構
造を決定し、小さな引っ張り力でも感光性印刷版が露出
されるようにしてもよい。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記包装材本体に、前記張出部から作
用した引っ張り力によって包装材本体を2以上の部分に
分離させる分離部が設けられていることを特徴とする。
【0015】従って、張出部から包装材本体に作用した
引っ張り力が所定値に達すると、包装材本体が分離部に
よって分離され、感光性印刷版の一部が露出する。この
ように、包装材の分離部を設けるだけの簡単な構成で、
感光性印刷版の一部を露出させることができる。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記分離部が、略直角に交差する2本
の直線状に設けられていることを特徴とする。
【0017】従って、感光性印刷版が包装された包装材
本体を感光性印刷版供給装置に装填するときに、包装材
本体の方向を考慮する必要がなくなる。また、包装材本
体の、感光性印刷版に対する方向性を考慮する必要も無
くなるので、包装材本体の汎用性が高くなる。
【0018】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記包装材本体が、予め分割された複
数の包装部材で構成され、 前記張出部が、前記包装部
材の少なくとも1つに設けられていることを特徴とす
る。
【0019】このように、複数の包装部材で包装材本体
を構成することで、結果的に包装部材の接触部分が分離
部として作用することになる。すなわち、分離部を設け
る必要がないので、包装材本体の構造が簡単になると共
に、製造が容易になる。
【0020】また、包装部材の少なくとも1つに設けら
れた張出部が、感光性印刷版供給装置の外部に張り出す
ので、この張出部を引っ張ることで包装部材が分離さ
れ、感光性印刷版の一部が露出する。
【0021】請求項5に記載の発明は、請求項2又は請
求項3に記載の発明において、前記分離部に、前記包装
材本体の内部を外部から遮光する遮光手段が設けられて
いることを特徴とする。
【0022】従って、分離部から包装材本体の内部に光
が入らず、包装材本体に包装された感光性印刷版が不用
意に露光されない。
【0023】請求項6に記載の発明は、請求項4又は請
求項5に記載の発明において、前記包装材本体を構成す
る前記複数の包装部材に、これらの包装部材を互いに固
定させる固定手段が取り外し可能に取り付けられている
ことを特徴とする。
【0024】固着手段によって複数の包装部材が固着さ
れているので、包装材本体を運搬や保管等するときに
は、包装部材が不用意に分離することはない。
【0025】固着手段は取り外し可能に包装部材に取り
付けられているので、固着手段を取り外せば、感光性印
刷版供給装置から張り出した張出部を引っ張って包装部
材を分離させ、感光性印刷版の少なくとも一部を感光性
印刷版供給装置内で露出させることができる。
【0026】請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求
項6のいずれかに記載の発明において、前記張出部に、
把持手段が設けられていることを特徴とする。
【0027】作業者は、把持手段を把持することがで
き、これにより、確実に張出部を引っ張って引っ張り力
を作用させることが可能となる。
【0028】請求項8に記載の発明は、請求項1〜請求
項7のいずれかに記載の発明において、前記張出部に、
前記包装材本体をこの張出部においてシールするシール
手段が設けられていることを特徴とする。
【0029】すなわち、張出部に設けられたシール手段
によって、包装材本体が張出部においてシールされ、遮
光性が高められることになる。
【0030】なお、シール手段としては、張出部を接着
剤等によって完全に封着したものであってもよいが、例
えば、張出部の全部又は一部を単に折り曲げただけのも
のであってもよい。
【0031】請求項9に記載の発明は、請求項1〜請求
項8のいずれかに記載の発明において、前記包装材本体
の少なくとも一部に、この包装材本体及び/又は感光性
印刷版に関する情報を表示する表示手段が設けられてい
ることを特徴とする。
【0032】この表示手段には、作業者が直接目で見て
読取可能な表示手段と、感光性印刷版供給装置に設けら
れた読取装置等によって機械的に読取可能な表示手段
(例えば、バーコードや磁気情報、光情報等)の双方が
含まれる。
【0033】表示手段を作業者が直接読み取る場合に
は、例えば、装填作業の作業手順、装填方向、感光性印
刷版の寸法、品種、枚数等を表示することにより、作業
性を高めることができる。表示手段を機械が読み取る場
合には、感光性印刷版の寸法、品種、枚数等を認識する
ことにより、感光性印刷版供給装置や自動製版機等の運
転を自動制御することも可能となる。
【0034】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の第1の実施の
形態である包装紙110と、この包装紙110によって
包装される感光性印刷版10の束12と、が展開状態で
示されている。また、図4には、包装紙110によって
感光性印刷版10の束12を包装した状態が示されてい
る。
【0035】感光性印刷版10は、長方形の板状に形成
された薄いアルミニウム板上に、電子写真感光層を塗布
して形成されている。そして、図1からも分かるよう
に、電子写真感光層を保護する合紙14と、感光性印刷
版10と、を交互に厚み方向に重ね合わせて、感光性印
刷版10の束12が構成されている。
【0036】図1に示すように、包装紙110は、所定
の大きさとされた長方形状の2枚の包装部材112、1
14で構成されており、これらの包装部材112、11
4の長辺112A、114A側の部分が所定の幅W1で
部分的に重ね合わされて、重合部116とされている。
重合部116は粘着テープ118Aによって固定されて
おり、2枚の包装部材112、114が不用意に分離し
ないようになっている。なお、後述するように、この重
合部116によって実質的に、本発明の分離部が構成さ
れている。
【0037】包装部材112、114は、所定の強度を
有する紙(例えばクラフト紙)の少なくとも片面に、ア
ルミニウム箔等の金属薄膜を貼着して形成されており、
包装紙110全体として、所定の遮光性及び防湿性を有
している。なお、包装部材112、114としては、所
定の遮光性及び防湿性を有すれば十分であるが、さら
に、感光性印刷版10と化学反応を起こして感光性印刷
版10の特性(例えば、かぶりや感度変化等)を実質的
に変化させてしまうことのないものが好ましい。このよ
うな条件を全て満たすものとしては、例えば、線状低密
度ポリエチレンをクラフト紙に薄膜状に塗布したもの、
防湿剤をクラフト紙に塗布したもの、防湿剤及び遮光剤
をクラフト紙に塗布したもの、カーボンブラックを3重
量%混合した線状低密度ポリエチレンをクラフト紙に塗
布したもの、線状低密度ポリエチレンを遮光紙又は黒色
紙に塗布したもの、黒色の延伸ポリプロピレン(OP
P)のフィルム、等が挙げられる。
【0038】上記した防湿剤としては、例えば、合成ゴ
ム系ラテックス又は樹脂系ラテックスとワックス系エマ
ルジョンとからなる水性エマルジョン、アクリル系エマ
ルジョンとワックス系エマルジョンとを混合したもの、
等が挙げられる。
【0039】また、遮光剤としては、特に、感光性印刷
版10の電子写真感光層の感光波長と同じ波長域を有す
る光を吸収又は反射できる材料が好ましい。例えば、感
光性印刷版10の電子写真感光層としてジアゾ感光材料
が使用されている場合には、このジアゾ感光材料の感光
波長である250〜500nmの波長域を有する光を選
択的に遮光する顔料(黄鉛やベンジンイエロー等)及び
染料の1つ以上を含む遮光剤を使用することができる。
【0040】遮光紙としては、カーボンブラックを5〜
10%程度内忝すると共に、叩解度を高くすることによ
ってピンホールを少なくし、遮光性を高めた紙が挙げら
れる。もちろん、ピンホールの数、密度や大きさ等との
関係によって、カーボンブラックをこれより増減しても
よい。黒色紙としては、黒色染料を製紙工程において混
合して製紙した黒色クラフト紙や、クラフト紙に黒色印
刷した紙等が挙げられる。なお、黒色染料や黒色インキ
等には、感光性印刷版10と化学反応を起こして感光性
印刷版10の特性を実質的に変化させてしまう物質を含
むものもあるため、このような物質を含まないか、若し
くは含んでいても実質的に感光性印刷版10の化学変化
が問題にならない程度に微量である黒色染料や黒色イン
キを使用することが望まれる。また、遮光紙及び黒色紙
の坪量は、70〜150g/m2程度であることが好ま
しい。
【0041】感光性印刷版10の束12を、2枚の包装
部材112、114によって構成された包装紙110を
使用して包装するには、まず、包装部材112、114
を、アルミ箔貼着面が上になるように置く。そして、図
1に示すように、感光性印刷版10の束12の長手方向
の中央近傍が、包装部材112、114の重合部116
の上方に位置するように、包装紙110上に感光性印刷
版10の束12を載置する。
【0042】次に、図2に示すように、包装紙110の
一方の短辺110A側の部分を束12の上面と重なるよ
うに折り返す。さらに、包装紙110の他方の短辺11
0B側の部分も、束12の上面と重なるように折り返
す。これにより、包装紙110の一方の短辺110A側
の部分と、他方の短辺110B側の部分とが、束12の
上面において所定幅で部分的に重なり、包装紙110が
偏平な略四角筒形状となる。
【0043】次に、図3に示すように、包装部材114
の長辺114B側の部分を束12の上面に折り込む。同
様に、包装部材112の長辺112B側の部分を束12
の上面に折り込む。以上により、図4に示すように、折
り込み部124が構成され、束12は包装紙110によ
って包囲される。このとき、包装部材112、114を
容易に折り込んで折り込み部124を構成することがで
きるできるように、折り目となることが想定される位置
に予め折り目を付けておいてもよい。また、折り込み部
124の先端部分の全部又は一部を折り曲げて包装紙1
10をシールし、本発明のシール手段を構成してもよ
い。このように、折り込み部124の先端部分にシール
手段を構成することで、包装紙110の遮光性を高める
ことができる。なお、シール手段としては、折り込み部
124の先端部分を折り曲げたものだけでなく、例え
ば、折り込み部124の先端部分を、束12の幅方向に
渡って接着剤等でシールしたものでもよい。
【0044】なお、上記したような包装形式は、一般的
にブロック状のキャラメルや板状のガムを個別包装する
場合に採用されている包装形式と実質的に同じであるた
め、以下「キャラメル包装」という。
【0045】さらに、短辺110A側の折り返し部分と
短辺110B側の折り返し部分を粘着テープ118Bで
固定する。同様に、長辺112B側の折り込み部124
と短辺110B側の折り返し部分、長辺114B側の折
り込み部124と短辺114B側の折り返し部分を、そ
れぞれ粘着テープ118C、118Dで固定する。これ
により、各折り込み部124が包装紙110の弾性等に
よって不用意にはね上がってしまうことが防止され、束
12を完全に包囲した状態に維持されると共に、内部の
感光性印刷版10は遮光される。なお、折り込み部12
4の先端を粘着テープ等で封鎖してもよい。上記の作業
は、感光性印刷版10の製造工場内において暗い環境下
で行われ、感光性印刷版10が露光されることはない。
【0046】以上により、感光性印刷版10の束12
が、包装紙110によって装包されて遮光される。ま
た、包装紙110が、感光性印刷版10の束12を包装
して遮光する包装紙本体126と、この包装紙本体12
6に設けられた折り込み部124と、で構成されている
ことになる。
【0047】なお、この包装紙110には、感光性印刷
版10の束12を包装した状態で外面に表れる所定の位
置に、表示部122が設けられている。表示部122に
は、包装紙110についての情報(感光性印刷版10の
束12を後述する感光性印刷版供給装置22に装填する
手順、装填方向、後述する張出部120の引き方向や把
持位置、取り扱い上の注意点等)や、感光性印刷版10
についての情報(包装紙110によって包装される感光
性印刷版10の大きさ、品種、枚数等)が、文字や図、
記号等、作業者によって認識可能な手段で表示されてい
る。これにより、作業者の作業効率を上げることが可能
となる。さらに、これらの情報が、磁気情報や光情報、
バーコード等、後述する感光性印刷版供給装置22によ
り読取可能な手段によっても記録されている。これによ
り、上記した情報に基づいて、感光性印刷版供給装置2
2を自動制御することも可能となる。なお、表示部12
2の数及び位置は、包装紙110が感光性印刷版10の
束12を包装したときの形状等に応じて適宜決定され
る。
【0048】図5に示すように、運搬工程や保管工程で
は、包装紙110によって包装された束12を1又は複
数個、段ボールや樹脂等の所定の剛性を有する材料によ
って形成された外箱16に入れておくこともでき、束1
2が保護される。また、複数の束12を外箱16に入れ
ることで、効率的に運搬や保管ができる。
【0049】このようにして、包装紙110によって包
装された感光性印刷版10を自動製版機20(図6参
照)に供給するには、まず、感光性印刷版10の束12
を外箱16から取り出し、図7に詳細に示す感光性印刷
版供給装置22に装填する。
【0050】図6に示すように、自動製版機20は、感
光性印刷版供給装置22、搬送装置24、露光装置26
及び現像定着装置28を含んで構成されている。搬送装
置24には、吸盤30が、装填された感光性印刷版10
の束12に対して接離可能に、かつ搬送方向(矢印A方
向)に移動可能に取り付けられており、この吸盤30に
よって、感光性印刷版供給装置22から感光性印刷版1
0が一枚ずつ取り出されて、露光装置26に供給される
ようになっている。
【0051】また、感光性印刷版供給装置22には、図
示しないセンサが取り付けられており、吸盤30によっ
て吸着された物が感光性印刷版10であるか合紙14で
あるか、を判別できるようになっている。吸盤30は、
このセンサからの情報に基づき、感光性印刷版10のみ
を露光装置26に供給し、合紙14は感光性印刷版供給
装置22内に設けられた排紙部29へ搬送する。
【0052】さらに、感光性印刷版10の搬送方向下流
側には、摩擦ガイド32が取り付けられている。この摩
擦ガイド32は、吸盤30によって吸着された感光性印
刷版10に合紙14が付着してしまっている場合に、感
光性印刷版10の搬送途中で合紙14に当接し、摩擦に
よって合紙14を感光性印刷版10から引き剥がすこと
ができる。
【0053】図7に詳細に示すように、感光性印刷版供
給装置22は、カセット収納部34と、このカセット収
納部34に着脱可能に装着される感光性印刷版供給カセ
ット36と、を有している。カセット収納部34の側面
には装填口38が形成されると共に、この装填口38を
開閉するスライド扉40がスライド可能に取り付けられ
ている。スライド扉40を下方にスライドさせて装着口
38を全開とすることができ、上方に移動させて装着口
38を全閉とすることができる。図8及び図9に示すよ
うに、装着口38が全閉とされた状態で、スライド扉4
0の上辺がカセット収納部34に圧着され、感光性印刷
版供給装置22が外部から遮光される。またこの状態
で、スライド扉40は図示しないロック装置によってロ
ックされ、下方へ移動しない。このため、装着口38が
不用意に開放されず、感光性印刷版供給装置22の内部
は遮光された状態に維持される。ロック装置によるロッ
クを解除することで、スライド扉40を下方に移動させ
て、装填口38を全開とすることができる。
【0054】なお、感光性印刷版供給カセット36は、
カセット収納部34に対して着脱可能とされている必要
はなく、例えば、感光性印刷版供給カセット36がカセ
ット収納部34と一体で形成されて、カセット収納部3
4に対して脱着不能となっていてもよい。
【0055】図7に示すように、感光性印刷版供給カセ
ット36は、偏平な直方体の箱状に形成されると共に、
上面が開放された装填ケース42と、この装填ケース4
2を装填ケース42の底面が傾斜するように支持する支
持台44と、を有している。また、装填ケース42の底
面は、包装紙110が設置される設置面46とされて
る。
【0056】設置面46には、位置決め板48、50が
取り付けられている。位置決め板48は上下に移動可能
とされており、設置面46に設置された感光性印刷版1
0の束12を上下方向の所定位置で位置決する。また、
左右の位置決め板50は、それぞれ、設置面46の幅方
向(矢印B方向)に移動可能とされており、異なるサイ
ズの感光性印刷版10に対応して、束12を左右方向に
位置決めすることができる。
【0057】図6に示すように、支持台44の底面に
は、ガイドローラ52が取り付けられている。これによ
り、支持台44を感光性印刷版供給装置22の内部に収
容された位置(図6参照)と、感光性印刷版供給装置2
2の外部に完全にせり出した位置と、の間で移動させる
ことができる。
【0058】このような構成とされた感光性印刷版供給
装置22の支持台44を自動製版機20の外部に完全に
せり出した位置まで移動させ、スライド扉40を下方に
移動させて、装着口38を開放する(図7参照)。そし
て、装着口38から、包装紙110によって包装された
感光性印刷版10の束12を、長辺112B、114B
がそれぞれ水平となるように設置面46に設置する(図
7では、長辺114Bが長辺112Bよりも上方に位置
するように設置している)。
【0059】次に、上方に位置した長辺114B側の粘
着テープ118Dと、中央の粘着テープ118B(図1
参照)とを剥がし、折り込み部124を上方に延ばし
て、図7に示すように、感光性印刷版供給装置22の外
部に張り出させる。これにより、折り込み部124は張
出部120として作用する。そして、スライド扉40を
上方にスライドさせ、スライド扉40の上辺とカセット
収納部34との間で、この張出部120を挟みつけ、ス
ライド扉40を図示しないロック装置によって全閉位置
でロックする。これにより、感光性印刷版10は、包装
紙110と、感光性印刷版供給装置22とによって二重
に遮光される。
【0060】次に、張出部120を引っ張って、包装部
材112、114に引っ張り力を作用させる。図10に
示すように、この引っ張り力が所定値に達すると、包装
部材112、114とを固定する粘着テープ118A
(図1参照)の粘着力に抗して包装部材114が包装部
材112から分離されるので、感光性印刷版10の上部
が、感光性印刷版供給装置22の内部で露出される。し
かし、感光性印刷版10は、感光性印刷版供給装置22
によっても遮光されているので、露光されることはな
い。
【0061】この状態で支持台44を移動させ、感光性
印刷版供給装置22の内部に収容すれる。
【0062】次に、感光性印刷版供給装置22は、スラ
イド扉40を下方に移動させて、装填口38を開放す
る。感光性印刷版10の上部が露出されるので、搬送装
置24は、この露出部分を吸盤30を用いて吸着し、一
枚ずつ搬送して露光装置26に供給する。このとき、図
示しないセンサによって、吸盤30に吸着された物が感
光性印刷版10であるか合紙14であるかが判別され、
感光性印刷版10のみが露光装置26に供給される。ま
た、感光性印刷版10に合紙14が付着したまま途中ま
で搬送されることがあっても、搬送途中で合紙14は摩
擦ガイド32に当接して感光性印刷版10から分離さ
れ、排紙部29に落ちる。従って、感光性印刷版10の
みが露光装置26に供給される。
【0063】このように、第1の実施の形態の包装紙1
10では、包装紙110に張出部120を設け、この張
出部120が感光性印刷版供給装置22から張り出すよ
うにしたので、包装紙110によって感光性印刷版10
を包装した状態で感光性印刷版供給装置22に装填し、
装填後に張出部120を引っ張って、感光性印刷版供給
装置22内で感光性印刷版10の一部を露出させること
ができる。このため、明るい環境下で感光性印刷版10
を感光性印刷版供給装置22に装填することができる。
従来のように、暗い環境下で装填する必要がないので、
作業効率が向上し、作業者の負担も軽減される。
【0064】また、自動製版機20が設置されている部
屋全体を暗くする必要も無いので、この部屋の内部で別
の作業を行う場合にも、この作業を中断する必要がな
く、作業性の低下を招かない。
【0065】図11には、本発明の第2の実施の形態の
包装紙130によって感光性印刷版10の束12を包装
した状態が示されている。また、図12には、包装紙1
30が展開状態で示されている。
【0066】この包装紙130は、第1の実施の形態の
包装紙110と同じように、所定の強度を有する紙の少
なくとも片面に、遮光性及び防湿性を有する薄膜を貼着
して形成されて包装部材132、134によって構成さ
れている。
【0067】また、感光性印刷版10の束12を包装材
132、134によって包装する包装形式としても、第
1の実施に形態の包装紙110と同様、「キャラメル包
装」とされている。但し、第1の実施の形態の包装紙1
10と比較して、張出部の構成が異なっている。
【0068】すなわち、図12に示す展開状態からも分
かるように、包装紙130を構成する2枚の包装部材1
32、134のうち、一方の包装部材132の幅L1
が、他方の包装部材134の幅L2と比較して長くなっ
ている。包装部材132、134は、所定幅の重合部1
36によって重ね合わされ、包装紙130が全体として
長方形状になっている。また、包装部材132、134
は粘着テープ118Eによって固定されている。なお、
この第2の実施の形態及びそれ以降の実施の形態におい
ても、第1の実施の形態の包装紙110と同様に、表示
部122が設けられている。
【0069】そして、図12に示すように、まず、包装
部材132、134の長手方向と、束12の長手方向と
が一致するように、束12を包装部材132、134上
に載置する。図13に示すように、包装部材134を束
12の上面に折り返し、次に、図14に二点鎖線で示す
ように、包装部材132を束12の上面に折り返す。さ
らに、この折り返し部分が、包装部材134と所定の幅
で重なるように、反対側に折り返す。これにより、図1
4に実線で示すように、包装部材132の先端側の一部
が、束12よりも外側に張り出す張出部138となる。
最後に、図11に示すように、束12の長手方向両側に
はみ出した部分を束12の上側に折り込む。なお、重合
部136は粘着テープ118Fによって固定する。以上
により、感光性印刷版10の束12が、包装紙130に
よって装包されて遮光される。また、包装紙130が、
感光性印刷版10の束12を包装して遮光する包装紙本
体140と、この包装紙本体140に設けられた張出部
138と、で構成されていることになる。
【0070】従って、感光性印刷版供給装置22(図7
参照)に、包装紙130によって包装された感光性印刷
版10の束12を装填する場合には、スライド扉40を
下げて装填口38を全開とした状態で、張出部138が
上側に位置するように、束12を設置面46に設置す
る。そして、スライド扉40を上方にスライドさせ、ス
ライド扉40の上辺とカセット収納部34との間で、こ
の張出部138を挟みつけ、スライド扉40を図示しな
いロック装置によって全閉位置でロックする。
【0071】次に、張出部138を引っ張って、包装部
材132、134に引っ張り力を作用させると、包装部
材132が粘着テープ118E、118Fの粘着力に抗
して包装部材134から分離されるので、感光性印刷版
10の上部が感光性印刷版供給装置22の内部で露出さ
れる。
【0072】このように、第2の実施の形態の包装紙1
30においても、この包装紙130に張出部138を設
け、張出部138が感光性印刷版供給装置22から張り
出すようにしたので、包装紙130によって感光性印刷
版10の束12を包装した状態で感光性印刷版供給装置
22に装填し、装填後に張出部138を引っ張って、感
光性印刷版供給装置22内で感光性印刷版10の一部を
露出させることができる。このため、明るい環境下で、
感光性印刷版10を感光性印刷版供給装置22に装填す
ることができ、従来と比較して、作業効率が向上し、作
業者の負担も軽減される。
【0073】また、自動製版機20が設置されている部
屋全体を暗くする必要も当然ないので、この部屋の内部
で別の作業を行場合にも、この作業を中断する必要がな
く、作業性の低下を招かない。
【0074】図15には、本発明の第3の実施の形態で
ある包装紙150が示されている。また、図16には、
この包装紙150が展開状態で示されている。
【0075】図15からも分かるように、感光性印刷版
10の束12を包装紙150によって包装する包装形式
は、第1の実施に形態の包装紙110及び第2の実施の
形態の包装材130と同様、「キャラメル包装」とされ
ている。また、この包装紙150は、第1の実施の形態
の包装紙110に設けられた張出部(図7に示す張出部
120)と、第2の実施の形態の包装紙130に設けら
れた張出部(図11に示す張出部138)と、を併せ持
った構成となっている。
【0076】すなわち、図16からも分かるように、こ
の包装紙150は、第1の実施の形態の包装紙110や
第2の実施の形態の包装紙130と異なり、4枚の包装
部材152、154、156、158によって構成され
ている。
【0077】4枚の包装部材152、154、156、
158のうち、2枚の包装部材152、154を所定幅
で重ね合わせることによって重合部160が構成され、
同様に、他の2枚の包装部材156、158を所定幅で
重ね合わせることによって重合部162が構成されてい
る。さらに、重ね合わされた2枚の包装部材152、1
54と、同じく重ね合わされた2枚の包装部材156、
158とをそれぞれ所定幅で重ね合わせることによっ
て、重合部164が形成されている。これにより、全体
として略「+」字状の重合部が構成されると共に、包装
紙150全体として長方形状となっている。4枚の包装
部材152、154、156、158は、粘着テープ1
18Gによって互いに固定されている。
【0078】また、4枚の包装部材152、154、1
56、158のうち、2枚の包装部材152、154の
幅L3は、他の2枚の包装部材156、158の幅L4
よりも長くなっている。
【0079】この包装紙150によって感光性印刷版1
0の束12を包装するには、まず、図16に示すよう
に、展開状態の包装紙150の中央と、束12の中央と
が略一致するように、包装紙150上に束12を載置す
る。
【0080】次に、図17に示すように、第2の実施の
形態の包装紙110と同様、包装部材156、158を
束12の上面に折り返し、さらに、図18に二点鎖線で
示すように、包装部材152、154を順に束12の上
面に折り返す。さらに、包装部材152、154の折り
返し部分が、包装部材156、158と所定の幅で重な
るように、反対側に折り返す。これにより、図18に実
線で示すように、包装部材152、154の一部が、束
12よりも外側に張り出す張出部166となる。最後
に、束12の長手方向両側にはみ出した部分を束12の
上側に折り込み、折り込み部168を構成する。以上に
より、束12が包装紙150によって包装されて遮光さ
れる。また、この折り込み部168を、第1の実施の形
態の包装紙110張出部120と同様の張出部170と
して作用させることが可能となる。折り込み部168は
粘着テープ118Hによって包装部材152、154に
固定されている。
【0081】以上により、感光性印刷版10の束12
が、包装紙150によって装包されて遮光される。ま
た、包装紙150が、感光性印刷版10の束12を包装
して遮光する包装紙本体172と、この包装紙本体17
2に設けられた張出部166及び折り込み部168(張
出部170)と、で構成されていることになる。
【0082】この包装紙150によって包装された感光
性印刷版の束12を感光性印刷版供給装置22に装填す
る場合には、第2の実施の形態の包装紙130と同様、
張出部166が上側に位置するように装填することがで
きる。張出部166に所定値以上の引っ張り力を作用さ
せることにより、包装部材152、154が包装部材1
56、158から分離される。
【0083】また、これに加えて、第1の実施の形態の
包装紙110と同様、折り込み部168を上側にして装
填し、粘着テープ118を剥がしたのち、折り込み部1
68を延ばして、感光性印刷版供給装置22の外部に張
り出させ、張出部170として作用させることもでき
る。張出部166に所定値以上の引っ張り力を作用させ
ることにより、包装部材152、156が包装部材15
4、158から分離される。
【0084】このように、包装紙150は、4枚の包装
部材152、154、156、158によって、直交す
る2本の分離部(重合部160、162)が形成されて
いるので、張出部166、170のいずれを引っ張った
場合でも、包装紙150が分離される。これにより、感
光性印刷版10の束12に対する包装紙110の方向を
考慮する必要がなくなり、包装紙110の汎用性が高ま
る。
【0085】なお、重合部160、162は必ずしも直
交している必要はない。すなわち、重合部160、16
2が直交していない場合でも、異なる方向からの引っ張
り力を包装紙150に作用させて、包装紙150を分離
することができ、包装紙150の汎用性が高くなる。
【0086】図19には、本発明の第4の実施の形態の
包装紙180が感光性印刷版10の束12を包装した状
態が示されている。また、図20には、この包装紙18
0が展開状態で示されている。
【0087】この包装紙180では、第2の実施の形態
の包装紙130と同様の折り方によって束12を包装し
ているが、重合部の構成が異なっている。
【0088】すなわち、図21にも詳細に示すように、
2枚の包装部材182、184のそれぞれの長辺182
A、184A側の部分が鋭角的に折り曲げられて、折り
曲げ部186、188が形成されている。そして、この
折り曲げ部186、188を互いに引っかけるようにし
て係合させることにより、重合部190が構成されると
共に、2枚の包装部材182、184が運搬過程や保管
過程において不用意に分離しないようになっている。な
お、粘着テープ118Iによって、包装部材182、1
84はさらに確実に固定されている。
【0089】以上により、感光性印刷版10の束12
が、包装紙180によって装包されて遮光される。ま
た、包装紙180が、感光性印刷版10の束12を包装
して遮光する包装紙本体198と、この包装紙本体19
8に設けられた張出部192と、で構成されていること
になる。
【0090】この包装紙180によって感光性印刷版1
0の束12を包装するには、第2の実施の形態の包装紙
130と同様、包装部材182、184の重合部190
の長手方向と、束12の長手方向とが一致するように、
束12を包装部材182、184上に載置する。そし
て、包装部材184を束12の上面に折り返し、包装部
材182を束12の上面に折り返す。さらに、この折り
返し部分が、包装部材184と所定の幅で重なるよう
に、包装部材182を反対側に折り返す。これにより、
包装部材182の先端側の一部が、束12よりも外側に
張り出す張出部192となる。従って、感光性印刷版供
給装置22(図7参照)への装填後に、張出部192が
感光性印刷版供給装置22の外部に張り出すので、この
張出部192を引っ張ることができる。引っ張り力が所
定値に達すると、折り曲げ部186、188が延ばされ
て係合解除され、包装部材182を包装部材184から
分離させることができる。
【0091】なお、折り曲げ部186、188の係合の
みによって2枚の包装部材182、184の不用意な分
離が防止される場合には、粘着テープ118Iを省略す
ることもでき、部品点数が少なくなると共に、構成が簡
単になる。
【0092】図22には、本発明の第5の実施の形態の
包装紙の重合部194が部分的に拡大して示されてい
る。第5の実施の形態の包装紙の構成は、第4の実施の
形態に係る包装紙180と略同様であるが、重合部の構
成のみが異なっている。
【0093】すなわち、第5の実施の形態の包装紙で
は、折り曲げ部186、188が形成されることなく、
包装部材182、184が単に重ね合わされて、重合部
194が構成されている。重合部194は、接着剤19
6によって接着されている。この接着剤196による接
着力は、運搬過程や保管過程で包装部材112、114
が不用意に分離しないが、包装部材112と包装部材1
14との間の所定値以上の引っ張り力によって包装部材
112、114が分離されるように、所定の接着力とさ
れている。
【0094】このように、第5の実施の形態に係る包装
紙においても、粘着テープを使用することなく、包装部
材182、184を不用意に分離しないようにできるの
で、包装紙110を構成する部品点数が少なくなる。
【0095】重合部196を接着する接着剤196とし
ては、上記した条件を満たすものであれば、特に限定さ
れない。例えば、加熱によって溶融して液状となり、放
冷によって短時間で冷却されて固化するホットメルトで
あってもよいし、常温では液状若しくはゲル状で、乾燥
等によって固化する一般的な糊等の接着剤であってもよ
い。
【0096】また、粘着テープの形状や貼着位置も、必
ずしも図1、図4、図11、図12、図16、図19及
び図20に示した形状や貼着位置でなくてもよい。例え
ば、図23には、第1の実施の形態の包装紙110にお
いて、図4に示すものよりも、束12の幅方向に長い粘
着テープ118Jが示されている。このように、粘着テ
ープを束12の幅方向に長くするだけの簡単な構成で、
粘着テープの粘着力を大きくすることができる。
【0097】また、接着剤によって接着する範囲として
も、図4に示す重合部116の全体に渡っている必要は
なく、重合部116の一部を部分的に接着剤196によ
って接着してもよい。例えば、図23に示す例では、包
装紙110の略中央の一か所のみを、接着剤196によ
って接着している。
【0098】図24には、本発明の第6の実施の形態の
包装紙200が示されている。この包装紙200は、第
1〜第5の実施の形態の包装紙と異なり、1枚のシート
状の包装部材によって構成されている。また、包装部材
の材料としては、所定の加熱によって溶融し、ヒートシ
ールが可能な薄膜状の材料が使用されている。
【0099】この包装紙200では、図24からも分か
るように、1枚の包装部材の幅方向(矢印D方向)両端
側の部分を束12の上面に折り重ね、さらに、包装部材
の長手方向(矢印Dと直交する方向)両端において、包
装部材が重なった部分を所定幅で線状にヒートシールし
て、融着部202が構成されている。また、束12の上
面において重合した部分もヒートシールされ、融着部2
04が構成されている。これにより、包装紙200はい
わゆる「ピロータイプ包装」とされ、感光性印刷版10
の束12を包装して遮光している。この状態で、包装紙
200のうち、融着部202の近傍部分は束12から張
り出しており、包装材200によって包装された感光性
印刷版10の束12を感光性印刷版供給装置22(図7
参照)に装填すると、感光性印刷版供給装置22から張
り出す張出部206となっている。
【0100】また、この包装紙200を構成する包装部
材には、厚さ方向に包装材料を一定間隔で断続的に貫通
する貫通孔によって、ミシン目208が形成されてい
る。ミシン目208は、包装部材が感光性印刷版10の
束12を包装した状態で、束12の長手方向(矢印Dと
直交する方向)の中央を束12の全周に渡って取り巻く
ように、所定の位置に形成されている。ミシン目208
によって、包装部材の引っ張り強度が部分的に弱くなっ
ている。
【0101】さらに、包装部材には、ミシン目208に
沿って包装部材を所定幅で覆う帯状の遮光帯210が貼
着されている。この遮光帯210によって、ミシン目2
08から包装紙200の内部への光の入射が防止され、
包装紙200に包囲された感光性印刷版10が不用意に
露光されないようになっている。
【0102】以上により、感光性印刷版10の束12
が、包装紙200によって装包されて遮光される。ま
た、包装紙200が、感光性印刷版10の束12を包装
して遮光する包装紙本体212と、この包装紙本体21
2に設けられた張出部206と、で構成されていること
になる。
【0103】このような構成の包装紙200によって包
囲された感光性印刷版10の束12を感光性印刷版供給
装置22に装填すると、張出部206を感光性印刷版供
給装置22の外部に張り出させることができる。このた
め、張出部206を引っ張って、感光性印刷版供給装置
22内で感光性印刷版10の一部を露出させることがで
きる。
【0104】このように、第6の実施の形態に係る包装
紙200では、1枚の包装部材によって包装紙200を
構成することができるので、第1〜第5の実施に形態に
係る包装紙と比較して、包装紙を構成する部品点数が少
なくなる。
【0105】なお、融着部202、204は、必ずしも
上記した位置に構成されている必要はなく、要するに、
包装材料によって感光性印刷版10の束12をピロータ
イプ包装し、感光性印刷版10が不用意に露光されない
ようにするものであればよい。例えば、融着部202
が、包装材料の長手方向(矢印Dと直交する方向)端部
ではなく、感光性印刷版10の束12に近い位置に構成
されていてもよい。
【0106】また、図25に示す包装紙212では、図
24に示す包装紙200と比較して、融着部204が省
略されている。すなわち、感光性印刷版10の束12が
確実に遮光される場合には、融着部204を省略しても
よい。
【0107】包装部材の引っ張り強度を部分的に弱くす
るための構成としても、ミシン目208に限られない。
要するに、包装部材が所定値以上の引っ張り力で2以上
に分割されるように脆弱部が設けられていれば十分であ
り、例えば、ミシン目208と同じ位置に、薄肉とされ
た薄肉部や折り目等の脆弱部が設けられていてもよい。
このように、包装部材を貫通しない脆弱部を設けた場合
には、遮光帯210が不要となる。
【0108】図26及び図27には、本発明の第7の実
施の形態の包装材220が示されている。この包装材2
20は、感光性印刷版10の束12が収容される収容箱
222を有している。収容箱222は、偏平な直方体の
箱状に形成されると共に、上面が開放されて開放部22
4とされている。
【0109】収容箱222は、第1〜第6の実施の形態
の包装材と異なり、所定の剛性を有する材料(金属、樹
脂、木材、段ボール、厚紙、紙製複合材(例えばハミカ
ム材、コア材)等)によって形成されており、外力によ
って容易に形状が変化しないようになっている。
【0110】開放部224には、遮光紙226が貼着さ
れており、この遮光紙226によって収容箱222内が
遮光されている。
【0111】遮光紙226は、開放部224と略同じ形
状とされているが、長手方向(矢印E方向)には、収容
箱222よりも長くなっており、収容箱222よりも張
り出している。この張出部分は、収容箱222を感光性
印刷版供給装置22(図7参照)に装填した状態で、感
光性印刷版供給装置22から張り出す張出部228とな
っている。
【0112】また、遮光紙226の長手方向略中央に
は、厚さ方向に遮光紙226を一定間隔で断続的に貫通
するミシン目230が形成されている。さらにミシン目
230に沿って、遮光紙226を覆う遮光帯232が貼
着されており、収容箱222に収容された感光性印刷版
10が、ミシン目230から入射した光によって不用意
に露光されないようになっている。
【0113】以上により、感光性印刷版10の束12
が、収容箱222と遮光紙226によって装包されて遮
光される。また、収容箱222及び遮光紙226によっ
て構成され、感光性印刷版10の束12を包装して遮光
する包装材本体234と、この包装紙本体234に設け
られた張出部228と、で包装材220が構成されてい
ることになる。
【0114】このような構成とされた包装材220に収
容されて遮光された感光性印刷版10の束12を感光性
印刷版供給装置22に装填すると、張出部228を感光
性印刷版供給装置22の外部に張り出させることができ
る。このため、張出部120を引っ張って、感光性印刷
版供給装置22内で感光性印刷版10の一部を露出させ
ることができる。なお、ミシン目230に代えて、遮光
紙226を貫通しない薄肉部や折り目等の脆弱部を設
け、遮光帯232を省略してもよい。
【0115】図28及び図29には、本発明の第8の実
施の形態の包装材240が示されている。この包装材2
40では、第7の実施の形態の収容箱222と略同様の
構成とされた収容箱242を有しているが、第7の実施
の形態の遮光紙226に代えて、遮光板246によって
収容箱242内を遮光する点が異なっている。
【0116】遮光板246は、金属、樹脂、木材、段ボ
ール、厚紙、紙製複合材等の所定の剛性を有する材料
(収容箱242と同じ材料であっても、異なる材料であ
ってもよい)によって、長方形の平板状に形成されてい
る。収容箱242の開放部244の周囲には溝248が
形成されており、この溝248に、遮光板246の幅方
向両端部分が収容されている。遮光板246は、溝24
8に沿って長手方向(矢印E方向)にスライドする。
【0117】遮光板246の長さは、収容箱242より
も長くなっており、収容箱242よりも張り出してい
る。この張出部分は、収容箱242を感光性印刷版供給
装置22(図7参照)に装填すると、感光性印刷版供給
装置22から張り出す張出部250となっている。
【0118】以上により、感光性印刷版10の束12
が、収容箱242と遮光紙246によって装包されて遮
光される。また、収容箱242及び遮光紙246によっ
て構成され、感光性印刷版10の束12を包装して遮光
する包装材本体252と、この包装紙本体252に設け
られた張出部250と、で包装材240が構成されてい
ることになる。
【0119】このような構成とされた包装材240に収
容されて遮光された感光性印刷版10の束12を感光性
印刷版供給装置22に装填すると、張出部250を感光
性印刷版供給装置22の外部に張り出させることができ
る。このため、張出部250を引っ張って、感光性印刷
版供給装置22内で感光性印刷版10の一部を露出させ
ることができる。
【0120】なお、上記説明においては、感光性印刷版
10の束12を包装材で包装する包装形式として、キャ
ラメル包装、ピロータイプ包装を挙げ、さらに収容箱2
22、242と遮光紙226又は遮光板246とで包装
するものを挙げたが、包装形式がこれらに限られないこ
とはもちろんであり、要するに、感光性印刷版10の束
12を包装して遮光できればよい。例えば、三方シール
包装や、四方シール包装等であってもよい。また、1枚
の包装部材に、図24又は図25に示すようなミシン目
230を形成すると共に、感光性印刷版10の束12を
キャラメル包装してもよい。さらに、第1の実施の形態
と同様の包装紙110を使用し、感光性印刷版10の束
12をピロータイプ包装してもよい。
【0121】さらに、収容箱222、242の開放部2
24、244を開放する方法としても上記したものだけ
でなく、例えば、遮光板246を収容箱222、242
の一部に蝶番等によって回動可能に取り付け、この遮光
板246を吸盤等で吸着して回動させ、開放部224、
244を開放するようにしてもよい。
【0122】張出部としても、上記したものに限られ
ず、要するに、包装材を感光性印刷版供給装置22の内
部に装填し、スライド扉40によって装填口38を閉塞
した状態で、感光性印刷版供給装置22の外部に張り出
していればよい。
【0123】また、張出部に、紐や把手等の把持部材を
取り付け、この把持部材を把持することで、張出部に容
易に引っ張り力を作用させることができるようにしても
よい。把持部材としては、張出部に包装材の遮光性を遮
光性を損なわない位置に孔を形成し、この孔に指等を入
れて把持することにより、実質的に把持部材が構成され
るようにしてもよい。
【0124】いずれの場合であっても、包装紙の分離部
等から包装紙内部に光が入射するおそれがあるときに
は、第6の実施の形態の遮光帯210と同様の遮光部材
によって光の入射を防ぎ、感光性印刷版10の露光を防
止することができる。
【0125】また、包装紙は必ずしも2つ又はそれ以上
に分離されることで、感光性印刷版10の束12を露出
させる構成に限られず、例えば、張出部が引っ張られる
ことにより、包装紙が全体として感光性印刷版供給装置
22の外部に引き出され、感光性印刷版供給装置22内
部で感光性印刷版10の束12の全体が露出されるよう
になっていてもよい。この場合には、包装紙との摩擦係
数が小さい材料を設置面46に設けることで、より小さ
な引っ張り力で包装紙を感光性印刷版供給装置22の外
部に引き出すことが可能となる。
【0126】
【実施例】次に、本発明を実施例によって、より詳細に
説明する。なお、本発明が以下の実施例に限定されるも
のでないことはもちろんである。
【0127】本実施例では、第1の実施の形態の包装材
110(図1〜図4参照)によって感光性印刷版10の
束12を包装して遮光した。
【0128】感光性印刷版10は、大きさが1030m
m×800mmで厚さが0.3mmのものを用いた。
【0129】合紙14は、晒しパルプから製造した坪量
38g/m2 、密度0.75g/cm3 の紙を使用し
た。そして、これらの感光性印刷版10及び合紙14を
各30枚、交互に重ねて感光性印刷版10の束12を構
成した。
【0130】包装部材112、114としては、坪量8
3g/m2 のクラフト紙に厚さ6μmのアルミ箔を厚さ
10μmの線状低密度ポリエチレンにて貼り付け、これ
を長辺1800mm×短辺900mmの大きさに切断し
たアルミクラフト紙を2枚用意した。これら2枚の包装
部材112、114(アルミクラフト紙)の長辺112
A、114A側の部分を、幅W1=200mm(図1参
照)で重ね合わせて重合部116を構成し、全体とし
て、長辺112B、114Bが1800mm、短辺11
0A、110Bが1600mmの包装紙110を構成し
た。
【0131】このアルミクラフト紙のアルミ箔が上にな
るようにし、長辺112B、114Bと束12の短辺と
が平行になるようにアルミクラフト紙の中央に束12を
載せた。そして、包装部材112、114を、束12の
長辺に沿って折り曲げて、束12上で折り重ね、重なっ
た部分を粘着テープ118Bで固定した。さらに、アル
ミクラフト紙の長辺112B、114B側の部分を、束
12の上面に折り重ね、重なり部分を粘着テープ118
C、118Dで固定した。これにより、束12が包装紙
110によって包装されて遮光された。
【0132】このようにして、包装紙110によって包
装された感光性印刷版10の束12を、図5に示す外箱
16に入れて、目的地まで搬送した。
【0133】目的地では、明室において外箱16を開封
し、包装紙110に包装された感光性印刷版10の束1
2を取り出して、図7に示す感光性印刷版供給装置22
に装填した。図7に示すように、張出部120を感光性
印刷版供給装置22の外部に張り出させ、スライド扉4
0を上方にスライドさせて、感光性印刷版供給装置22
の内部を遮光した。張出部120を作業者が手で引くこ
とにより、アルミクラフト紙によって構成された包装部
材114が包装部材112から分離されて、感光性印刷
版供給装置22内で、感光性印刷版10の一部(上半
分)が露出された。この状態で、支持台44を移動させ
て感光性印刷版供給装置22に収容した。さらに、スラ
イド扉40が下方にスライドして装填口38が開放さ
れ、吸盤30(図6参照)によって、感光性印刷版10
が吸着されて、露光装置26へ搬送された。
【0134】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、感光性印刷
版を包装して遮光し、外部から所定値以上の引っ張り力
が作用すると包装された感光性印刷版の少なくとも一部
を露出させる包装材本体と、前記包装材本体に設けら
れ、前記感光性印刷版を包装した包装材本体が感光性印
刷版供給装置の内部にセットされて遮光された状態でこ
の感光性印刷版供給装置から外部に張り出す張出部と、
を有するので、明るい環境下で感光性印刷版を感光性印
刷版供給装置に装填でき、作業性が良くなると共に、作
業者の負担が軽減される。。請求項2に記載の発明で
は、請求項1に記載の発明において、前記包装材本体
に、前記張出部から作用した引っ張り力によって包装材
本体を2以上の部分に分離させる分離部が設けられてい
るので、簡単な構成で、感光性印刷版の一部を露出させ
ることができる。
【0135】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記分離部が、略直角に交差する2
本の直線状に設けられているので、包装材本体の汎用性
が高くなる。
【0136】請求項4に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記包装材本体が、予め分割された
複数の包装部材で構成され、前記張出部が、前記包装部
材の少なくとも1つに設けられているので、包装材本体
の構造が簡単になると共に、製造が容易になる。
【0137】請求項5に記載の発明は、請求項2又は請
求項3に記載の発明において、前記分離部に、前記包装
材本体の内部を外部から遮光する遮光手段が設けられて
いるので、包装材本体に包装された感光性印刷版が不用
意に露光されない。
【0138】請求項6に記載の発明は、請求項4又は請
求項5に記載の発明において、前記包装材本体を構成す
る前記複数の包装部材に、これらの包装部材を互いに固
定させる固定手段が取り外し可能に取り付けられている
ので、包装材本体を運搬や保管等するときに、包装部材
が不用意に分離しない。
【0139】請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求
項6のいずれかに記載の発明において、前記張出部に、
把持手段が設けられているので、確実に張出部を引っ張
って引っ張り力を作用させることが可能となる。
【0140】請求項8に記載の発明は、請求項1〜請求
項7のいずれかに記載の発明において、前記張出部に、
前記包装材本体をこの張出部においてシールするシール
手段が設けられているので、包装材本体が張出部におい
てシールされ、遮光性が高められる。
【0141】請求項9に記載の発明は、請求項1〜請求
項8のいずれかに記載の発明において、前記包装材本体
の少なくとも一部に、この包装材本体及び/又は感光性
印刷版に関する情報を表示する表示手段が設けられてい
るので、装填作業等の作業性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の包装紙とこの包装
紙によって包装される感光性印刷版の束を展開状態で示
す分解斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の包装紙によって感
光性印刷版の束を包装する途中の状態を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施の形態の包装紙によって感
光性印刷版の束を包装する途中の状態を示す斜視図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施の形態の包装紙によって感
光性印刷版の束を包装した状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の包装紙によって包
装された感光性印刷版の束を外箱に収容した状態を示す
斜視図である。
【図6】本発明の包装材によって包装された感光性印刷
版が供給される自動製版機の概略的構成を示す正面図で
ある。
【図7】本発明の包装材によって包装された感光性印刷
版が装填された感光性印刷版供給装置の斜視図である。
【図8】本発明の包装材によって包装された感光性印刷
版が装填された感光性印刷版供給装置の斜視図である。
【図9】本発明の包装材によって包装された感光性印刷
版が装填された感光性印刷版供給装置の一部を拡大して
示す断面図である。
【図10】本発明の包装材によって包装された感光性印
刷版が装填された感光性印刷版供給装置の一部を破断し
て示す斜視図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態の包装紙によって
感光性印刷版の束を包装した状態を示す斜視図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態の包装紙とこの包
装紙によって包装される感光性印刷版の束を展開状態で
示す分解斜視図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態の包装紙によって
感光性印刷版の束を包装する途中の状態を示す斜視図で
ある。
【図14】本発明の第2の実施の形態の包装紙によって
感光性印刷版の束を包装する途中の状態を示す斜視図で
ある。
【図15】本発明の第3の実施の形態の包装紙によって
感光性印刷版の束を包装した状態を示す斜視図である。
【図16】本発明の第3の実施の形態の包装紙によって
感光性印刷版の束を包装する途中の状態を示す斜視図で
ある。
【図17】本発明の第3の実施の形態の包装紙によって
感光性印刷版の束を包装する途中の状態を示す斜視図で
ある。
【図18】本発明の第3の実施の形態の包装紙によって
感光性印刷版の束を包装する途中の状態を示す斜視図で
ある。
【図19】本発明の第4の実施の形態の包装紙によって
感光性印刷版の束を包装した状態を示す斜視図である。
【図20】本発明の第4の実施の形態の包装紙によって
感光性印刷版の束を包装する途中の状態を示す斜視図で
ある。
【図21】本発明の第4の実施の形態の包装紙の重合部
を拡大して示す断面図である。
【図22】本発明の第5の実施の形態の包装紙の重合部
を拡大して示す断面図である。
【図23】本発明の第1の実施の形態の包装紙により、
図4に示すものとは異なる固定手段を使用して感光性印
刷版の束を包装した状態を示す斜視図である。
【図24】本発明の第6の実施の形態の包装紙によって
感光性印刷版の束を包装した状態を示す斜視図である。
【図25】本発明の第6の実施の形態の包装紙によって
感光性印刷版の束を包装した状態を示す斜視図である。
【図26】本発明の第6の実施の形態の包装材が開放部
を閉塞した状態を示す斜視図である。
【図27】本発明の第6の実施の形態の包装材に開放部
を開放した状態を示す斜視図である。
【図28】本発明の第7の実施の形態の包装材が開放部
を閉塞した状態を示す斜視図である。
【図29】本発明の第7の実施の形態の包装材が開放部
を開放した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 感光性印刷版 22 感光性印刷版供給装置 110 包装紙(感光性印刷版用包装材) 112 包装部材 114 包装部材 116 重合部(分離部) 118A、118B、118C 粘着テープ(固定手
段) 118D、118E、118F 粘着テープ(固定手
段) 118G、118H、118I、118J 粘着テー
プ(固定手段) 120 張出部 122 表示部 126 包装材本体 130 包装紙(感光性印刷版用包装材) 132 包装部材 134 包装部材 136 重合部(分離部) 138 張出部 140 包装材本体 150 包装紙(感光性印刷版用包装材) 152 包装部材 154 包装部材 156 包装部材 158 包装部材 160 重合部(分離部) 162 重合部(分離部) 164 重合部(分離部) 166 張出部 170 張出部 172 包装材本体 180 包装紙(感光性印刷版用包装材) 182 包装部材 184 包装部材 190 重合部(分離部) 192 張出部 194 重合部(分離部) 196 接着剤(固定手段) 198 包装材本体 200 包装紙(感光性印刷版用包装材) 208 ミシン目(分離部) 210 遮光帯(遮光手段) 212 包装材本体 220 包装材(感光性印刷版用包装材) 228 張出部 230 ミシン目(分離部) 234 包装材本体 240 包装材(感光性印刷版用包装材) 250 張出部 252 包装材本体

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光性印刷版を包装して遮光し、外部か
    ら所定値以上の引っ張り力が作用すると包装された感光
    性印刷版の少なくとも一部を露出させる包装材本体と、 前記包装材本体に設けられ、前記感光性印刷版を包装し
    た包装材本体が感光性印刷版供給装置の内部にセットさ
    れて遮光された状態でこの感光性印刷版供給装置から外
    部に張り出す張出部と、 を有することを特徴とする感光性印刷版用包装材。
  2. 【請求項2】 前記包装材本体に、前記張出部から作用
    した引っ張り力によって包装材本体を2以上の部分に分
    離させる分離部が設けられていることを特徴とする請求
    項1に記載の感光性印刷版用包装材。
  3. 【請求項3】 前記分離部が、略直角に交差する2本の
    直線状に設けられていることを特徴とする請求項2に記
    載の感光性印刷版用包装材。
  4. 【請求項4】 前記包装材本体が、予め分割された複数
    の包装部材で構成され、 前記張出部が、前記包装部材の少なくとも1つに設けら
    れていることを特徴とする請求項1に記載の感光性印刷
    版用包装材。
  5. 【請求項5】 前記分離部に、前記包装材本体の内部を
    外部から遮光する遮光手段が設けられていることを特徴
    とする請求項2又は請求項3に記載の感光性印刷版用包
    装材。
  6. 【請求項6】 前記包装材本体を構成する前記複数の包
    装部材に、これらの包装部材を互いに固定させる固定手
    段が取り外し可能に取り付けられていることを特徴とす
    る請求項4又は請求項5に記載の感光性印刷版用包装
    材。
  7. 【請求項7】 前記張出部に、把持手段が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記
    載の感光性印刷版用包装材。
  8. 【請求項8】 前記張出部に、前記包装材本体をこの張
    出部においてシールするシール手段が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の
    感光性印刷版用包装材。
  9. 【請求項9】 前記包装材本体の少なくとも一部に、こ
    の包装材本体及び/又は感光性印刷版に関する情報を表
    示する表示手段が設けられていることを特徴とする請求
    項1〜請求項8のいずれかに記載の感光性印刷版用包装
    材。
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