JPH0342375Y2 - - Google Patents
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- JPH0342375Y2 JPH0342375Y2 JP11843986U JP11843986U JPH0342375Y2 JP H0342375 Y2 JPH0342375 Y2 JP H0342375Y2 JP 11843986 U JP11843986 U JP 11843986U JP 11843986 U JP11843986 U JP 11843986U JP H0342375 Y2 JPH0342375 Y2 JP H0342375Y2
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- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本考案は試薬供給機構と反応機構を繋ぐライン
中の洗浄効果を上げた化学分析装置に関する。 [従来の技術] 生化学分析装置では通常、1つの検体に対し複
数の項目に就いて分析出来る様に成している。 この様な多項目分析用の生化学分析装置で、例
えば、1チャンネル当り複数の項目を分析する様
に成した装置おいては、ピペツトを試料容器内に
挿入して試料を吸引し、その内所定の量のものを
分析すべき項目に応じた試薬と共に反応系に送
り、該反応系において分析を行なつている。そし
て、該分析後、試薬送液系と反応系を結ぶライン
に洗浄液を流してライン中を洗浄し、該洗浄後、
水を流して該ライン中に残つた洗浄液を排出して
いる。そして、又、所定量の試料を分析すべき項
目に応じた試薬と共に反応系に送る……という上
記一連の動作を繰り返し、全所定項目の分析を行
なつている。 さて、この様な多項目分析用の生化学分析装置
において、洗浄液によるライン中の洗浄過程と、
ライン中に残つた洗浄液を排出する水送液過程に
対して、各々所定の時間が割り当てられており、
通常、この割り当てられた時間において、何れの
分析項目の分析後においてもライン中が或る程度
きれいになる様に、一定濃度で一定量の洗浄液を
ライン中に流して洗浄し、該洗浄後、一定量の水
を同ライン中に流している。 [考案が解決しようとする問題点] 所で、ライン中の洗浄効果を上げるには、洗浄
液の濃度を上げれば良いが、洗浄液の濃度を上げ
ると、洗浄後もライン中に洗浄液が残るので、水
送液を充分行なわねばならない。即ち、具体的に
は、水送液時間を所定の時間より可成長くしなけ
ればならない。 しかし、所定の水送液時間の範囲内なら水送液
時間を伸ばす事が出来るが、その程度の時間延長
では充分洗浄液を洗い流せないので、該所定の時
間を大幅にオーバせざるを得ない。 しかし、これでは、分析全体の時間が大幅に増
え、分析時間のスピード化の妨げとなる。 本発明はこの様な問題を解決する事を目的とし
たものである。 [問題点を解決するための手段] そこで、本考案の化学分析装置は、サンプル供
給機構、分析すべき項目に応じた試薬を選択し、
上記サンプル供給機構からのサンプルと共に該選
択された試薬を反応機構に送液する試薬供給機
構、該試薬供給機構と反応機構を繋ぐライン中に
洗浄液を流す機構、該洗浄液送液後に同ライン中
に水を流す機構を備えた装置において、次に選択
される試薬に応じて洗浄液の量をコントロールす
る機構を設ける様にした。 第1図は1チヤンネル多項目分析用の生化学分
析装置の一例を示したものである。 図中1は試料計量分配用バルブで、ステータ2
とロータ3とから成る。第2図に示す様に、ステ
ータ2の上面の同一半径上には、3個の開口a,
b1,b2,ロータ3と接している面の同一半径上に
は2個の開口a′,b′が開けられており、開口aと
a′が導管Aで繋がつており、開口b1の導管B1とb2
の導管B2が開口b′で夫々交わる。ロータ3のステ
ータ2と接している面の上記半径と同一半径上に
は開口f′が、他の面には開口fが夫々開けられて
おり、これらの開口は導管Fで繋がつている。開
口aには、フレキシブルなチユーブT1、ピペツ
ト5を上下左右に移動させるピペツト駆動機構4
を介してピペツト5が繋がつている。6は試料容
器で本来多数の試料容器が配置されているが、便
宜上1個だけ示した。7は廃液槽である。上記ピ
ペツト駆動機構4は制御装置8の指令により作動
する。開口fには、フレキシブルなチユーブT2
を介してポンプ9が繋がつている。10は、流路
sを、上記ポンプに繋がつた開口pと洗浄液容器
11に繋がつた開口qを結ぶ様に切換えるか、上
記開口pと閉口rを結ぶ様に切換える流路切換器
である。上記ポンプ9は制御装置8からの指令に
より作動するポンプ駆動機構12により作動す
る。上記開口b1とb2は夫々ペアになつており、開
口b1には試薬送液機構13が繋がつており、開口
b2には反応機構14が繋がつている。前記試薬送
液機構は複数用意された試薬の中から制御装置8
からの指令に従つて適宜なものを選択して試薬送
液流路に送込む。該試薬送液機構の試薬送液流路
は流路切換器15の開口gに繋がつている。これ
らの流路切換器は流路を夫々開口gと閉口rを
結ぶ様に切換えるか、該開口gと洗浄液送液用ポ
ンプ16に繋がつた開口hを結ぶ様に切換える
か、該開口gと加圧水供給機構17に繋がった開
口iを結ぶ様に切換えるか、該開口gとエアー供
給機構18に繋がつた開口jを結ぶ様に切換える
か、又は該開口gと大気に繋がつた開口kを結ぶ
様に切換える。上記洗浄液送液用ポンプ16は制
御装置8の指令により作動するポンプ駆動機構1
9により洗浄液容器20からの洗浄液を送液す
る。この際、該制御装置のメモリには分析項目毎
に適宜な洗浄液の量が記憶されている。即ち、次
の分析項目の分析に使用される試薬と洗浄液によ
る洗浄と水洗浄が終了した後にライン中に残つた
洗浄液とが反応した時に該残つた洗浄液がどの程
度迄の量であれば分析に影響がないかを予め調べ
ておき、該調べた量を制御装置8のメモリに記憶
させておき、該量に従つてポンプ駆動機構19を
作動させ、決められた洗浄液による洗浄時間の範
囲内で許容される最大の量の洗浄液をライン中に
流せる様にする。第1表は、分析項目、使用試
薬、及び洗浄液の量をリスト化したものである。
中の洗浄効果を上げた化学分析装置に関する。 [従来の技術] 生化学分析装置では通常、1つの検体に対し複
数の項目に就いて分析出来る様に成している。 この様な多項目分析用の生化学分析装置で、例
えば、1チャンネル当り複数の項目を分析する様
に成した装置おいては、ピペツトを試料容器内に
挿入して試料を吸引し、その内所定の量のものを
分析すべき項目に応じた試薬と共に反応系に送
り、該反応系において分析を行なつている。そし
て、該分析後、試薬送液系と反応系を結ぶライン
に洗浄液を流してライン中を洗浄し、該洗浄後、
水を流して該ライン中に残つた洗浄液を排出して
いる。そして、又、所定量の試料を分析すべき項
目に応じた試薬と共に反応系に送る……という上
記一連の動作を繰り返し、全所定項目の分析を行
なつている。 さて、この様な多項目分析用の生化学分析装置
において、洗浄液によるライン中の洗浄過程と、
ライン中に残つた洗浄液を排出する水送液過程に
対して、各々所定の時間が割り当てられており、
通常、この割り当てられた時間において、何れの
分析項目の分析後においてもライン中が或る程度
きれいになる様に、一定濃度で一定量の洗浄液を
ライン中に流して洗浄し、該洗浄後、一定量の水
を同ライン中に流している。 [考案が解決しようとする問題点] 所で、ライン中の洗浄効果を上げるには、洗浄
液の濃度を上げれば良いが、洗浄液の濃度を上げ
ると、洗浄後もライン中に洗浄液が残るので、水
送液を充分行なわねばならない。即ち、具体的に
は、水送液時間を所定の時間より可成長くしなけ
ればならない。 しかし、所定の水送液時間の範囲内なら水送液
時間を伸ばす事が出来るが、その程度の時間延長
では充分洗浄液を洗い流せないので、該所定の時
間を大幅にオーバせざるを得ない。 しかし、これでは、分析全体の時間が大幅に増
え、分析時間のスピード化の妨げとなる。 本発明はこの様な問題を解決する事を目的とし
たものである。 [問題点を解決するための手段] そこで、本考案の化学分析装置は、サンプル供
給機構、分析すべき項目に応じた試薬を選択し、
上記サンプル供給機構からのサンプルと共に該選
択された試薬を反応機構に送液する試薬供給機
構、該試薬供給機構と反応機構を繋ぐライン中に
洗浄液を流す機構、該洗浄液送液後に同ライン中
に水を流す機構を備えた装置において、次に選択
される試薬に応じて洗浄液の量をコントロールす
る機構を設ける様にした。 第1図は1チヤンネル多項目分析用の生化学分
析装置の一例を示したものである。 図中1は試料計量分配用バルブで、ステータ2
とロータ3とから成る。第2図に示す様に、ステ
ータ2の上面の同一半径上には、3個の開口a,
b1,b2,ロータ3と接している面の同一半径上に
は2個の開口a′,b′が開けられており、開口aと
a′が導管Aで繋がつており、開口b1の導管B1とb2
の導管B2が開口b′で夫々交わる。ロータ3のステ
ータ2と接している面の上記半径と同一半径上に
は開口f′が、他の面には開口fが夫々開けられて
おり、これらの開口は導管Fで繋がつている。開
口aには、フレキシブルなチユーブT1、ピペツ
ト5を上下左右に移動させるピペツト駆動機構4
を介してピペツト5が繋がつている。6は試料容
器で本来多数の試料容器が配置されているが、便
宜上1個だけ示した。7は廃液槽である。上記ピ
ペツト駆動機構4は制御装置8の指令により作動
する。開口fには、フレキシブルなチユーブT2
を介してポンプ9が繋がつている。10は、流路
sを、上記ポンプに繋がつた開口pと洗浄液容器
11に繋がつた開口qを結ぶ様に切換えるか、上
記開口pと閉口rを結ぶ様に切換える流路切換器
である。上記ポンプ9は制御装置8からの指令に
より作動するポンプ駆動機構12により作動す
る。上記開口b1とb2は夫々ペアになつており、開
口b1には試薬送液機構13が繋がつており、開口
b2には反応機構14が繋がつている。前記試薬送
液機構は複数用意された試薬の中から制御装置8
からの指令に従つて適宜なものを選択して試薬送
液流路に送込む。該試薬送液機構の試薬送液流路
は流路切換器15の開口gに繋がつている。これ
らの流路切換器は流路を夫々開口gと閉口rを
結ぶ様に切換えるか、該開口gと洗浄液送液用ポ
ンプ16に繋がつた開口hを結ぶ様に切換える
か、該開口gと加圧水供給機構17に繋がった開
口iを結ぶ様に切換えるか、該開口gとエアー供
給機構18に繋がつた開口jを結ぶ様に切換える
か、又は該開口gと大気に繋がつた開口kを結ぶ
様に切換える。上記洗浄液送液用ポンプ16は制
御装置8の指令により作動するポンプ駆動機構1
9により洗浄液容器20からの洗浄液を送液す
る。この際、該制御装置のメモリには分析項目毎
に適宜な洗浄液の量が記憶されている。即ち、次
の分析項目の分析に使用される試薬と洗浄液によ
る洗浄と水洗浄が終了した後にライン中に残つた
洗浄液とが反応した時に該残つた洗浄液がどの程
度迄の量であれば分析に影響がないかを予め調べ
ておき、該調べた量を制御装置8のメモリに記憶
させておき、該量に従つてポンプ駆動機構19を
作動させ、決められた洗浄液による洗浄時間の範
囲内で許容される最大の量の洗浄液をライン中に
流せる様にする。第1表は、分析項目、使用試
薬、及び洗浄液の量をリスト化したものである。
【表】
この様な装置において、初め第1図に示す様
に、流路切換器10の流路sは実線で示す様に開
口pと閉口rを結ぶ様に切換わつており、開口
a′とf′が重なる様に試料計量分配用バルブ1のロ
ータ3を回転させる。この状態において、制御装
置8はピペツト駆動機構4にピペツト5を試料容
器6の試料中に挿入させておく指令を送る。そし
て、該制御装置の指令に従つて、ポンプ駆動機構
12の作動によりポンプ9は例えば所定分析項目
の1項目から4項目迄のトータル試料量が導管F
内に、ピペツトの保持容量分がピペツト5、チユ
ーブT1及び導管A内に収容される様に吸引する。 次に、第3図に示す様に、f′が開口b′と重なる
様にロータ3を回転させる。そして、ポンプ9の
吐出作用により、第1項目目に必要な量の試料を
導管B1とB2内に吐出する。 次に、第1図に示す様に、開口f′がa′と重なる
様にロータ3を回転させる。 次に、流路切換器15において、流路が開口
gと閉口rを結ぶ様に該流路を切換える。この状
態において、制御装置8の指令に従つて、試薬送
液機構13から流路に第1項目の分析に必要な所
定の試薬Aを送液し、導管B1,B2内の試料と共
に反応機構14に送り、該反応機構により第1項
目の分析を行なう。そして、前記流路切換器15
において、流路が開口gと開口hを結ぶ様に該
流路を切換える。前記制御装置8は第1表に示す
様に、次の分析項目(第2項目)に使用される試
薬Bに対して許容される最大量の洗浄液20μが
流路中に送液される様に、ポンプ駆動機構19に
指令を送る。該指令に従つて、ポンプ駆動機構1
9が作動し、洗浄液送液用ポンプ16により、洗
浄液容器20から洗浄液が前記試薬送液流路から
上記反応機構14へのラインに流れ、試薬送液機
構から該反応機構を結ぶラインが洗浄される。次
に、前記流路切換器15において、流路が開口
gと開口iを結ぶ様に該流路を切換える。この切
換えにより、加圧水供給機構17から所定時間内
に所定量の水が前記試薬送液流路から上記反応機
構へのラインに流され、該試薬送液機構から反応
機構を結ぶライン中に存在する洗浄液が外部に排
液される。次に、前記流路切換器15において、
開口gと開口jを結ぶ様に該流路を切換える。こ
の切換えにより、エアー供給機構18からのエア
ーが前記試薬送液流路から上記反応機構へのライ
ンに送込まれ、試薬送液機構から反応機構を結ぶ
ライン中に残つている水溶液が外部に排出され
る。次に、前記流路切換器15において、流路
が開口gと開口kを結ぶ様に該流路を切換える。
この切換えにより、試薬送液機構の流路は大気に
開放され、該試薬送液機構から反応機構を結ぶラ
イン中は大気圧状態となる。そして、この大気圧
状態にある時に、前記の様に、第3図の如く、
f′が開口b′と重なる様にロータ3を回転させ、ポ
ンプ9の吐出作用により、第2項目目に必要な量
の試料を導管B1とB2内に吐出する。以後、前記
と同様の一連の動作が繰返される。但し、第2項
目分析終了後の洗浄には、第3項目の分析に使用
される試薬Cに対して設定された量(30μ)の
洗浄液を流し、第3項目分析終了後の洗浄には、
第4項目の分析に使用される試薬Dに対して設定
された量(25μ)の洗浄液を流し、第4項目分
析終了後の洗浄には、次の項目の分析に使用され
る試薬に対して設定された量(30μ)の洗浄液
を夫々流す。 この様に上記した様に、次の試薬に対して考慮
された量の洗浄液を流すので、今終了した項目に
おいてのラインはきわめて良く綺麗になり、しか
も、該洗浄による洗浄液がライン中に残こり、該
残つた洗浄液と、次に分析項目に使用される試薬
と反応しても分析に何ら影響が無い。 さて、上記の様に各項目の分析毎に、試料を導
管B1,B2内に分配したら、第1図に示す様に、
開口f′がa′と重なる様にロータ3を回転させられ
ており、最後の項目の分析が終了して、洗浄が終
ると、流路切換器10の流路sは開口pとqを結
ぶ様に切換わつている。又、ピペツト5は廃液槽
6内に挿入されている。この状態において、ポン
プ9の作動により、洗浄液容器11の洗浄液が吸
引吐出され、チユーブT2,導管F,A、チユー
ブT1のサンプルラインが洗浄される。そして、
前記の様に、制御装置8の指令により、ピペツト
駆動機構4はピペツト5を前記とは別の試料容器
の試料中に挿入させ、ポンプ駆動機構12の作動
によりポンプ9は分析すべき所定の項目のトータ
ル試料量が導管F内に、ピペツトの保持容量分が
ピペツト5,チユーブT1及び導管A内に収容さ
れる様に吸引する。 [考案の効果] 本案では、次に分析する項目に使用する試薬
と、洗浄液による洗浄後にライン内に残る洗浄液
とが反応しても分析に影響しない最大許容量の洗
浄液をライン内に流してライン内を洗浄している
ので、洗浄液による洗浄後の水送液時間を何ら伸
ばす事なく、ライン内を極めて清浄化出来る。
に、流路切換器10の流路sは実線で示す様に開
口pと閉口rを結ぶ様に切換わつており、開口
a′とf′が重なる様に試料計量分配用バルブ1のロ
ータ3を回転させる。この状態において、制御装
置8はピペツト駆動機構4にピペツト5を試料容
器6の試料中に挿入させておく指令を送る。そし
て、該制御装置の指令に従つて、ポンプ駆動機構
12の作動によりポンプ9は例えば所定分析項目
の1項目から4項目迄のトータル試料量が導管F
内に、ピペツトの保持容量分がピペツト5、チユ
ーブT1及び導管A内に収容される様に吸引する。 次に、第3図に示す様に、f′が開口b′と重なる
様にロータ3を回転させる。そして、ポンプ9の
吐出作用により、第1項目目に必要な量の試料を
導管B1とB2内に吐出する。 次に、第1図に示す様に、開口f′がa′と重なる
様にロータ3を回転させる。 次に、流路切換器15において、流路が開口
gと閉口rを結ぶ様に該流路を切換える。この状
態において、制御装置8の指令に従つて、試薬送
液機構13から流路に第1項目の分析に必要な所
定の試薬Aを送液し、導管B1,B2内の試料と共
に反応機構14に送り、該反応機構により第1項
目の分析を行なう。そして、前記流路切換器15
において、流路が開口gと開口hを結ぶ様に該
流路を切換える。前記制御装置8は第1表に示す
様に、次の分析項目(第2項目)に使用される試
薬Bに対して許容される最大量の洗浄液20μが
流路中に送液される様に、ポンプ駆動機構19に
指令を送る。該指令に従つて、ポンプ駆動機構1
9が作動し、洗浄液送液用ポンプ16により、洗
浄液容器20から洗浄液が前記試薬送液流路から
上記反応機構14へのラインに流れ、試薬送液機
構から該反応機構を結ぶラインが洗浄される。次
に、前記流路切換器15において、流路が開口
gと開口iを結ぶ様に該流路を切換える。この切
換えにより、加圧水供給機構17から所定時間内
に所定量の水が前記試薬送液流路から上記反応機
構へのラインに流され、該試薬送液機構から反応
機構を結ぶライン中に存在する洗浄液が外部に排
液される。次に、前記流路切換器15において、
開口gと開口jを結ぶ様に該流路を切換える。こ
の切換えにより、エアー供給機構18からのエア
ーが前記試薬送液流路から上記反応機構へのライ
ンに送込まれ、試薬送液機構から反応機構を結ぶ
ライン中に残つている水溶液が外部に排出され
る。次に、前記流路切換器15において、流路
が開口gと開口kを結ぶ様に該流路を切換える。
この切換えにより、試薬送液機構の流路は大気に
開放され、該試薬送液機構から反応機構を結ぶラ
イン中は大気圧状態となる。そして、この大気圧
状態にある時に、前記の様に、第3図の如く、
f′が開口b′と重なる様にロータ3を回転させ、ポ
ンプ9の吐出作用により、第2項目目に必要な量
の試料を導管B1とB2内に吐出する。以後、前記
と同様の一連の動作が繰返される。但し、第2項
目分析終了後の洗浄には、第3項目の分析に使用
される試薬Cに対して設定された量(30μ)の
洗浄液を流し、第3項目分析終了後の洗浄には、
第4項目の分析に使用される試薬Dに対して設定
された量(25μ)の洗浄液を流し、第4項目分
析終了後の洗浄には、次の項目の分析に使用され
る試薬に対して設定された量(30μ)の洗浄液
を夫々流す。 この様に上記した様に、次の試薬に対して考慮
された量の洗浄液を流すので、今終了した項目に
おいてのラインはきわめて良く綺麗になり、しか
も、該洗浄による洗浄液がライン中に残こり、該
残つた洗浄液と、次に分析項目に使用される試薬
と反応しても分析に何ら影響が無い。 さて、上記の様に各項目の分析毎に、試料を導
管B1,B2内に分配したら、第1図に示す様に、
開口f′がa′と重なる様にロータ3を回転させられ
ており、最後の項目の分析が終了して、洗浄が終
ると、流路切換器10の流路sは開口pとqを結
ぶ様に切換わつている。又、ピペツト5は廃液槽
6内に挿入されている。この状態において、ポン
プ9の作動により、洗浄液容器11の洗浄液が吸
引吐出され、チユーブT2,導管F,A、チユー
ブT1のサンプルラインが洗浄される。そして、
前記の様に、制御装置8の指令により、ピペツト
駆動機構4はピペツト5を前記とは別の試料容器
の試料中に挿入させ、ポンプ駆動機構12の作動
によりポンプ9は分析すべき所定の項目のトータ
ル試料量が導管F内に、ピペツトの保持容量分が
ピペツト5,チユーブT1及び導管A内に収容さ
れる様に吸引する。 [考案の効果] 本案では、次に分析する項目に使用する試薬
と、洗浄液による洗浄後にライン内に残る洗浄液
とが反応しても分析に影響しない最大許容量の洗
浄液をライン内に流してライン内を洗浄している
ので、洗浄液による洗浄後の水送液時間を何ら伸
ばす事なく、ライン内を極めて清浄化出来る。
第1図は本考案の一実施例として示した1チヤ
ンネル多項目分析用の生化学分析装置の流系図、
第2図はその一部要素の詳細図、第3図は本発明
の装置の動作の説明を補足する図である。 1……試料計量分配用バルブ、2……ステー
タ、3……ロータ、a,b1,b2,a′,b′,f′,f,
p,q,g,h,i,j,k……開口、B1,B2,
F……導管、T1,T2……チユーブ、4……ピペ
ツト駆動機構、5……ピペツト、6……試料容
器、7……廃液槽、8……制御装置、9……ポン
プ、s……流路、11……洗浄液容器、r……閉
口、10……流路切換器、12……ポンプ駆動機
構、13……試薬送液機構、14……反応機構、
15……流路切換器、16……洗浄液送液用ポン
プ、17……加圧水供給機構、18……エアー供
給機構、19……ポンプ駆動機構、20……洗浄
液容器。
ンネル多項目分析用の生化学分析装置の流系図、
第2図はその一部要素の詳細図、第3図は本発明
の装置の動作の説明を補足する図である。 1……試料計量分配用バルブ、2……ステー
タ、3……ロータ、a,b1,b2,a′,b′,f′,f,
p,q,g,h,i,j,k……開口、B1,B2,
F……導管、T1,T2……チユーブ、4……ピペ
ツト駆動機構、5……ピペツト、6……試料容
器、7……廃液槽、8……制御装置、9……ポン
プ、s……流路、11……洗浄液容器、r……閉
口、10……流路切換器、12……ポンプ駆動機
構、13……試薬送液機構、14……反応機構、
15……流路切換器、16……洗浄液送液用ポン
プ、17……加圧水供給機構、18……エアー供
給機構、19……ポンプ駆動機構、20……洗浄
液容器。
Claims (1)
- サンプル供給機構、分析すべき項目に応じた試
薬を選択し、上記サンプル供給機構からのサンプ
ルと共に該選択された試薬を反応機構に送液する
試薬供給機構、該試薬供給機構と反応機構を繋ぐ
ライン中に洗浄液を流す機構、該洗浄液送液後に
同ライン中に水を流す機構を備えた装置におい
て、次に選択される試薬に応じて洗浄液の量をコ
ントロールする機構を設けた事を特徴とする化学
分析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11843986U JPH0342375Y2 (ja) | 1986-08-01 | 1986-08-01 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11843986U JPH0342375Y2 (ja) | 1986-08-01 | 1986-08-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6325369U JPS6325369U (ja) | 1988-02-19 |
JPH0342375Y2 true JPH0342375Y2 (ja) | 1991-09-05 |
Family
ID=31004891
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11843986U Expired JPH0342375Y2 (ja) | 1986-08-01 | 1986-08-01 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0342375Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-08-01 JP JP11843986U patent/JPH0342375Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6325369U (ja) | 1988-02-19 |
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