JPH0342355A - ワイパーブレードゴム - Google Patents

ワイパーブレードゴム

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JPH0342355A
JPH0342355A JP1175271A JP17527189A JPH0342355A JP H0342355 A JPH0342355 A JP H0342355A JP 1175271 A JP1175271 A JP 1175271A JP 17527189 A JP17527189 A JP 17527189A JP H0342355 A JPH0342355 A JP H0342355A
Authority
JP
Japan
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wiper blade
lubricant
lip
blade rubber
rubber
Prior art date
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Pending
Application number
JP1175271A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Narai
成相 修一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DuPont Toray Specialty Materials KK
Original Assignee
Dow Corning Asia Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dow Corning Asia Ltd filed Critical Dow Corning Asia Ltd
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Publication of JPH0342355A publication Critical patent/JPH0342355A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ワイパーブレードゴムに関する。
〔従来技術〕
自動車、電車、航空機等のワイパーに用いられるワイパ
ーブレードゴムとしては、天然ゴムや合成ゴムなど各種
のゴムが使用され、このゴム弾性により窓ガラスについ
た水滴を拭きとっているが、ワイパーブレードゴムと窓
ガラスとの摩擦抵抗は雨の降りはじめの時と、充分窓ガ
ラスが濡れた状態の時とでは大きな差があり、とくに雨
の降りはじめの時の摩擦抵抗を如何に低減させるかが課
題となっている。
このため従来から、ワイパーブレードゴム表面をハロゲ
ン化物で処理するとか、二硫化モリブデン、グラファイ
ト、フッ素樹脂粉末などの滑剤含有被覆層を形成するな
どの対策がとられてきた。
しかしながら、ハロゲン化物で処理した場合はその摩擦
抵抗が充分小さいとはいえず、また、滑剤含有層を被覆
する方法を採用した場合には、ブレード部分すなわち第
1図リップ端部4、すなわち、刃の部分のシャープさが
なくなり、丸味をおびてしまう。その上、とくにリップ
端部4には均一に被覆を形成することがむづかしいなど
の問題点があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、被riImが形成される以前のリップ端部4
のいわゆる刃の部分のシャープさを失うことがないため
払拭性が低下せず、かつ、滑剤含有被覆層による減摩効
果を充分発揮できるワイパーブレードゴムを提供するこ
とを目的とするものである。
〔発明の構成〕
本発明は、ワイパーゴム基体のリップ端部のシャープさ
を生かすため、ワイパーブレードゴム基体のリップ端部
および必要に応じてリップ底面部には滑剤含有被覆層を
設けないことを特徴とするものである。
この構造を採ることにより、リップ端部のシャープさを
生かすと同時に滑剤含有層mlの存在も充分生かすこと
ができることが判った。
このようなワイパーブレードゴムを得るためには、ワイ
パーブレードゴム基体に、塗布、浸漬、スプレーなど任
意の手段により、滑剤含有被覆液を被覆した後、スクレ
ーパーを用いてリップ端部および必要に応じてリップ底
面部の前記滑剤含有被覆液をかき取り、その後、前記滑
剤含有被覆層を硬化させることにより達成することがで
きる。
滑剤含有被覆液をかき取る方法としては、ワイパーブレ
ードゴム基体のリップ1のリップ底面部2、リップ側面
部3、リップ端部4の全体を滑剤含有被覆液で被覆し、
第6図(A)に示すように第5図(A)のスクレーパー
を当てて、ワイパーブレードゴム基体のリップ部が圧縮
される程度の圧力をかけてかき取ると、ワイパーブレー
ドゴム基体の弾性によりワイパーブレードゴム基体上の
前記被覆液はリップ底面部2のみならず、リップ側面部
3のリップ底面部よりの部分が巾10〜500μm(第
2図において符号aで示す)にわたって均一にかき取ら
れ、第2図に示すような滑剤含有被覆層5が形成される
また、上記と同様の方法でワイパーブレードゴムリップ
1に滑剤含有被覆液を被覆し、第6図(B)に示すよう
に、第5図(B)のスクレーパーを当てて、ワイパーブ
レードゴム基体のリップ部が圧縮されない程度の圧力を
かけてかき取ると、第3図に示したような被覆層が得ら
れ、ワイパーブレードゴム基体のリップ部が圧縮される
程度の圧力をかけてかき取ると、第4図に示したような
被riINが得られる。
さらには、第1図における基体上の2の部分及び3の部
分でリップ端部からaの長さの内に入る範囲をマスクし
てから滑剤含有被覆液をスプレーすることによっても第
2図に示した被覆層が得られる。ただし、上記の3種類
の方法は本発明のワイパーブレードゴムを得る方法を何
ら限定するものではない。
前記スクレーパーとしては、天然ゴム又は合成ゴムより
なるゴム製スクレーパーが好ましいが、このことはスク
レーパーの材質を何ら限定するものではない。
前記スクレーパーは、そのスクレープ部12が第5図(
A)、(B)にみられるように断面−直線状またはV字
状になるものが好ましく、このスクレープ部12が第6
図(A)、(B)になるようにワイパープレートゴム基
体の滑剤含有被覆面に接触するようにしてかき取る。
ワイパーブレードゴム基体のゴムとしては、天然ゴム又
は合成ゴムのいずれでも使用できるが、合成ゴムとして
は、SBR,NBR,ブタジェンゴム、クロロプレンゴ
ム、イソプレンゴム、エチレン−プロピレンゴム(EP
DM)あるいはこれらの混合物、またはこれらのゴム成
分とPvCの混合物などを使用することができる。
本発明では、滑剤含有被覆液を被覆する前にワイパーブ
レードゴムの表面をあらかじめハロゲン化物、フッ化物
などで前処理しておくこともできる。
滑剤含有被覆層を形成するための成分としては、ワイパ
ーブレードゴム基体と接着性を有するものであればいず
れのものも使用できる。
滑剤としては、通常粒径0.1〜100μmの二硫化モ
リブデン、グラファイト、フッ素樹脂微粉末等を使用す
る。
被覆液には、ワイパーブレードゴム基体と同様、カーボ
ンブラック、酸化亜鉛等の配合剤を添加してもよい。バ
インダーとしては、ウレタン樹脂、フェノール樹脂等の
塗料用バインダーを使用できる。架橋剤を用いる場合は
、架橋可能なイオウ又は有機過酸化物等を適宜加えるが
その量は通常のゴムに添加するより若干多くすると被覆
層の結合強度が高くなり好ましい。しかし、架橋剤を多
くしすぎると被覆層の柔軟性がなくなり好ましくない。
また被覆層が極薄の場合にはワイパーブレードゴム基体
中の架橋剤が被覆液中に移行することもあるため、必ず
しも架橋剤を被覆液中に加える必要はない。
溶剤としては、トルエン、キシレン、メチルエチルケト
ン等を用いることができる。溶媒は、被覆層を均一に形
成保持するものであれば特に制限されないが、ゴム成分
が溶解可能でかつ揮発性のものが好ましい。
なお、被覆液は、溶媒の含有量により、被覆層形成に好
適な粘度に調整しておくことが望ましい。
被覆層の厚さは、硬化後の厚さで約3〜100μm、好
ましくは5〜30μmになるようにする。
〔実施例〕
実施例1 天然ゴムを加硫成形し何ら化学的処理を施していないワ
イパーブレードゴムを5本用意し、これらのワイパーブ
レードゴムの全てに対して、塩素処理*1を施した。次
に表−1に示すような各滑剤含有被覆層重2を形成せし
めた。
(以下余白) 表−1 傘1;密閉容器中に次亜塩素酸を充満させ、常温で40
〜80℃の温度条件のもとで1〜3時間放置してから取
り出し、湯洗を行った。
ネ2;スプレーにより塗布 発明処理の方法は、ワイパーブレードゴム基体のリップ
1のリップ底面部2、リップ側面部3、リップ端部4の
全体を滑剤含有被覆液で被覆し、第6図(A)に示すよ
うに第5図(A)のスクレーパー(ゴム製)を当てて、
ワイパーブレードゴム基体のリップ部が圧縮される程度
の圧力をかけてかき取り第2図に示すような滑剤含有被
覆層を得た。
評価テスト (1)払拭性テスト(払拭性摩擦力試験機使用)表−2 *;払拭性評価 1〜2 3〜4 5〜6 7〜8 9〜10 はとんど拭けない 非常にスジが多く見にくい。
拭きスジが目に付く。
わずかに拭きスジが残る。
はぼ完全に拭ける。
**;ビビリ性 ワイパー□動時において、ワイパー ブレードゴムと窓ガラスとの間で、ワ イパーブレードゴムに自励起振動が発 生しワイパーの円滑な摺動に障害とな り、場合によっては異音が発生する現 象がビビリ現象とよばれる。ここでは、ビビリ現象を肉
眼で確認、その程度を 判定した。
(2)摩擦力テスト 結果を第8図に示す。第8図(A)、 (B)、(C)、(D)、(E)の表示は、それぞれブ
レードA、 B、 C,D、 Eに対応している。
実施例2 実施例1と同様の方法でワイパーブレードゴムのリップ
1に滑剤含有被覆液を被覆し、第6図(B)に示すよう
に、第5図(B)のスクレーパーを当ててワイパーブレ
ードゴム基体のリップ部が圧縮される程度の圧力をかけ
てかき取り、第4図に示すような滑剤含有被覆層を得た
。第4図中のa、bは実施例1の場合と同様lO〜20
μmになるように調整した。
〔効  果〕
本発明のワイパーブレードゴムは、止水時、散水時のい
ずれの時においても、ビビリ性はなく、またワイパーブ
レードゴム基体のリップ端部のシャープさが生かされて
いるため払拭性において極めてすぐれた性能を発揮する
【図面の簡単な説明】
第1図は滑剤含有被覆層を有しないワイパーブレードゴ
ム基体の断面図、第2〜4図は本発明のワイパーブレー
ドゴムの具体例を示す断面図、第5図(A)、 (B)
は本発明のスクレーパーの構造を示す斜視図、第6図(
A)、(B)はそれぞれ実施例1および2で使用する本
発明方法の態様を示す斜視図、第7図は本発明処理を施
してい々い型のワイパーブレードゴムの断面図を示す。 第8図(A)、(B)、(C)、(0)、(E)は払拭
性摩擦力試験結果を示すグラフであり、第9図(A)は
払拭性摩擦力試験機の平面図、(B)はその断面図であ
る。 1・・・ワイパーブレード基体のリップ2・・・リップ
底面部  3・・・リップ側面部4・・リップ端部  
 5・・・滑剤含有被覆層11・・・スクレーパー  
12・・・スクレープ部21・・・乗用車ウィンドガラ
ス 22・・・ワイパーブレードゴム 23・・・ワイパーブレードゴム押え全県24・・・摩
擦力測定センサ 25・・・レコーダ 〉 第5 図 (A) (B) 第6 図 (A) (B) 第7 図 時 間(秒) (C) 時 間(秒) 時 間(秒) (D)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ワイパーブレードゴム基体とそれを被覆する滑剤含
    有被覆層よりなるワイパーブレードゴムにおいて、リッ
    プ端部には滑剤含有被覆層が存在しないことを特徴とす
    るワイパーブレードゴム 2、請求項1記載のワイパーブレードゴムを製造する方
    法において、ワイパーブレードゴム基体に滑剤含有被覆
    液を被覆した後、スクレーパーを用いてリップ端部の前
    記滑剤含有被覆液をかき取り、その後前記滑剤含有被覆
    層を硬化させることを特徴とする請求項1記載のワイパ
    ーブレードゴムの製法。 3、ワイパーブレードゴム基体上の滑剤含有被覆層をか
    き取るためのスクレープ部の断面が一直線状またはV字
    状を有することを特徴とする請求項2の製法で使用する
    ためのスクレーパー。
JP1175271A 1989-07-06 1989-07-06 ワイパーブレードゴム Pending JPH0342355A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5732436A (en) * 1995-08-21 1998-03-31 Feigenbaum; Jeffery J. Replacement wiper blade
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CN110409026A (zh) * 2019-08-26 2019-11-05 际华三五四二纺织有限公司 一种细纱机主风筒口用的挡板

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